EP2名場面集 のプレビュー
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[編集]ベアトリーチェ名言録
「……今日の妾は本当に機嫌がいい。そなたが望むなら願い事を変えて、金蔵に授けた黄金を丸ごとくれてやることにしても良いぞ?くっくっくっく!」
「前回のゲームで。お前は親の死に顔が見れないと嘆いたな?だから残したぞ。しっかり残したッ!!よく拝んでおけ、間違いなく父親たちが殺されたことを!!」
「…………………本当に女心のわからぬヤツよ。…ああいう時は黙って側にいるのが正解だ。…くっくっくっく、だからゆえに貴様は家具なのよ。」
「女の傷付け方は3つある。…特別に妾が教えてやろう。1つは刃物で傷つける。1つは心を傷つける。…そして最後が一番難しく、一番効果的に傷付けられる。なのに意識せずして傷付けられる。わかるか…?」
「期待を裏切る、だ。……女ほど夢見がちな生き物はいない!勝手に夢を見、勝手に傷付く。……お前のような距離の男が一番女を傷つける!わかるまいな、貴様には。どれだけ朱志香を傷付けてきたか、まったく考えが及んでいまい。」
「……家具だからッ!くっくくくくくくくくくくく!」
「この馬鹿がッ!!決まっておろうがッ!!殺したらそなたが歪めるだろうその表情が楽しいからの他に何の理由が必要なのかッ!!儀式に従い、妾は気まぐれに13人を生贄とする。だが、それ以上を殺してはならないとの決まりはない。」
「妾が楽しければ幾人でも殺すッ!!だから殺す!!妾を思いっきり笑わせてみせろよ、家具ゥゥウッ嘉音ンンンンッ?!?!」
「お前にはそれすら出来ぬわ。喋るな、家具が。無口であれ、家具が。身の程を知れ、家具がッ!!」
「わっははははははははは、くっきかかかかかかかかかかかかッ!!笑わせるな家具がッ!!百年を得ようと家具は家具よ!捨てる時に家具のために墓穴を掘る馬鹿がどこにいる?家具は叩き割って薪にして、後には灰しか残らぬわ!!」
「妾の力で鍵を開けて見せろというなら、見せてもよい。……しかしそれではそなたを屈服させたことにはならぬ。」
「そなたが言う"人間での説明"!これを尽き果てさせた時こそが妾の勝利の時なのだ!!さぁさぁ、どう崩してみせる?人間なら、どういうトリックで崩してみせるというのかァ、んん~?」
「はッ!またそれか?情報が足りないから様子見?不確定情報があるから推理不能ォ…?はッ、そなたら人間の思考停止の言い訳はいつもそれよ。人間風情が何を気取るか!」
「ラプラスの悪魔の座に及ばなねば、思考を巡らせることひとつできないというのか、この無能がッ!!……それに貴様は情報不足がまるで自分の不利になるように言っているが、真実は全く逆だぞ?」
「そなたに与えられる情報が増えれば増えるほどに、そなたは苦しむことになる!己を締め付ける圧搾機の力を強めていく結果になるだけよ!くっくくくくくくくくく!!」
「………ほほぉ、そういう論法か。くっくっくっく、甘いな。想定していた一手だぞ。ならば妾も受け手を指そう。……妾は人間風情の推理小説に出てくる"密室"というものを常々馬鹿馬鹿しいと思っている。」
「なぜか?使い方が間違っているからよ。……推理小説に登場する密室を、お前は本当に"密室"だと思っているのかぁ?思ってなどいまい?!
どういうトリックを使えば密室に見せられるか!そう思っている。
つまり、人間どもが積み重ねた百年の密室殺人など、ただの一度も完成されたことはないのだッ!!」
「ふっ!!だが妾は違う。妾は本当の密室を生み出している!そしてそれを立証できるのだ。なぜか?妾は魔女だからよ!!」
「悪魔の証明は悪魔を連れてくれば証明できるのだったな?ならば好都合、魔女にとって悪魔は良き友よ、いくらでも連れてきてやる!!」
「……パーペチュアル!!チェスでは千日手をこう呼ぶ。互いが相手の根拠を否定しあい議論が進まないのも妾たちのゲームでは千日手に同じ。……多くのゲームではこれを引き分けに定めるが、これでは興を削がれること甚だしいッ!!
妾たちに引き分けはない。曰く、そなたが妾を認め屈服するか否かッ!!」
「ならば叫べ、リザインと!!投了者はそう叫びキングを倒すのが慣わしよ。さぁ、降参か?!ならば屈服を宣言せよ、そしてキングを倒すように跪け!!そして妾の靴にキスをするがいいッ!お前のような男に靴を舐めさせるのに勝る悦びはないわぁッ、くっくくくくくくっかかかかかかかかかかかッ!!」
「おいおいおいぉぃ、ガッカリガッカリ、期待はずれだぞォオオォ?右代宮戦人ァアアアァアアァァ…????」
「……どうしたぁ?急に黙り込んだな。安心しろ。屈服は一時の恥よ。後に待つは身を委ねる悦びだけよ…。……くっくくくくくくく!!さぁ投了を叫ぶが良い。………聞こえんぞ。大きい声ではっきりと言えぃ。」
「……親しい者はベアトと呼ぶこともある。ベアトで良い。」
「くっくっくっく。正攻法は欠かぬ。…搦め手は正攻法と同時に進めてこそ意味がある。搦め手のみに堕するは、手段が目的となった時に起こる愚策に過ぎぬぞ。」
「ついでに言おう。そなたは無能だ!くっくくくっくくくくく、ひーっひひっひひひひひひひひひひひひ!!」
「どうしたのだ右代宮戦人ァ?魔女を否定する気で満々だったじゃアない。そんなところで這いつくばって悔し涙を搾り出してどうしたんだイ?」
「あぁそれはとってもステキな方法。妾を笑い転げさせて笑い涙の海で溺れ殺してやろうというのは確かにステキ。実はそうなんだろォ?妾を笑って笑って笑い殺してやろうって手なんだろォ、右代宮戦人ァア???」
「なぁ、戦人ァ?虐めすぎて悪かった。妾側から”チェス板を引っ繰り返してやる”ぞ。お前に代わって、お前側の最善手を教えてやるよ。聞きたいィイイ??」
「ほら、対戦ゲームでもよくあるだろォ?乱入したけど相手があまりに弱くて拍子抜けで、わざと負けて最終ラウンドまで延長させて、最後に本気でフルボッコにすることとかってあるだろうォ?」
「だからこそ妾がいる…!!さぁ右代宮戦人、跪け。そして永遠の忠誠を誓って妾の靴を舐めるがいい…ッ!!妾を認めれば全ての謎に決着がつく。妾の力をもってすればどのような密室も生み出せ、そして打ち破れる!!」
「戦人ァ、力ある者に屈服する悦びに身を委ねたくはないィィ??そなたは妾の一番のお気に入りの家具にしてやるよ。そなたを愛して愛して、灰になるまで妾の玩具にしてやるよ…。」
「くっくくくくくひっひひひひひひひひひひひゃっひゃひゃっはっははははーっははっはっはっはっはっはっはッ!!!」
「マスターキーは5本しかない。マスターキーは5本しかない。くっくっく…、これはどうしたことか。妾がいくら口にしても楼座に届かぬ。どうやら、妾の存在を否定してるヤツがまだイるから聞こえないみたいだなァア?右代宮戦人ァアアァ???」
「言葉だけでは届かぬぞ、態度で示せ。妾の家具になると心から誓え。」
「出来るかァ?服を脱げ、裸になるんだよ、そして両手をついて地に這え。着衣は霊長にのみ認められた証だ。貴様は今から家具になるんだよ、だからその資格を失う、当然のこと!!」
「そして跪けよ、妾の靴に舌を這わせろ。出来るか?出来るンだよなアァアア??そうしたら現れてやるよ赤で言ってやる!マスターキーは5本しかないって、楼座に言ってやるよ!!」
「ああでもわかってる、誇り高きお前がプライドを捨てられるわけがない。それでもいいんだよ充分なんだよ、ちょっとグラァってきただろォ?
靴を舐めてもいいかって一瞬、思っただろォオ?
すぐにそれを否定して自分を恥じただろォオオ??その表情が見れるだけで最ッ高ォオにステキな気分なんだよォ!!」
「ザマァねぇ顔だよ、鏡で見てみろよ、裸になって靴を舐めてる最低なお前が映ってるぜェエエ?
見えるかよ右代宮戦人ァアアァアアァアァアアアァアッ??」
「なイよなァ?惚れた男から結婚指輪をもらって、初夜を供にしない内に殺されてしまっても、未練なんかないよなァアアアァ???抱かれたかったんだろォオォ?女の悦びを教えてもらいたかったんだろォオ?くっひひひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!ああ紗音ダメダメ、垂れてるぜ?お前の口元から、未練が。だらだら垂れてンのが見えるぜェエエェエ、紗音ンンンンンンゥウゥゥ???ひーッひゃっひゃはっははははははははきゃーっきゃっきゃっきゃっきゃっきゃッ!!!」
「一手及ばなかったのぅ。くっくくくくくくくくく!!死ねッ!」
「………忘れていた。そなたもまた、金蔵の優れた家具だったな。それも、嘉音よりもだいぶ熟成した、……。」
「おやおや紗音ンンンゥ、それを怒っているのかァ?嘉音に会えなくて寂しいなら、妾に頼めよォ、いつだって会わせてやるというのにィイィ!!」
「さぁ、嘉音ォン、姉と遊んでやりなさい。もし痛めつけられたら、思い切り苦闘の表情を浮かべてやるといい。くっくっくくくくくくくくくくくくくく!!」
「ああ楽しいぞ。死が引き裂いた二人を再会させるのはいつだって楽しい。死で引き裂いて一度、会わせて二度、もう一度引き裂いて三度楽しめるのだからなァ」
「ほざくな、弟に殺されろよ、紗音ォンンンゥ、きっといい夢が見られるぜェエエエェエエエエエエエエェエエエェエッ!!!」
「これは…、……驚いたッ!!虫一匹殺せないツラをして、………これだけの力を見せたか!!」
「なるほど、霊鏡がそなたに力を貸しているというのか…。しかしその霊鏡の本当の力を引き出すには、準備も時間足りないな。」
「そのどちらも妾は与えはせぬ。くっくくくっくくくくく!」
「これだから家具は怖い!予期せずして箪笥の角にぶつける足の小指のような気持ちよ。…これだから家具は怖いッ!!家具がッ、家具ッ家具ゥウウウウウゥ!!」
「何ぃ…?ほぉう。……千年の魔女に、百年も至らぬ家具が、今なんと言ったか?」
「……は!奇麗事を詩人のように語るなッ!!
愛は肉欲なんだョ体を重ねてしか計れねェんだよ。男どもはお前の雌の臭いに引かれて群がる蛆蝿どもなんだよォ。そんなことも、その年でまだ理解できねェのかよォオオオォ?」
「お前は失望するぜ、その後ろの眼鏡男のどす黒い欲望を一度でも覗いちまったら、がっかり愕然唖然呆然全然駄目だぜェエ紗音ォオオオンンンンンゥウゥウウゥ??ひぃいはあああっはははははアっはーーッ!!」
「あぁもういいや語るな家具が、この家具家具家具、何様のつもりだよ語りやがって、愛なんて結局はド汚ぇ汚物をどう奇麗に見せようかって欺瞞なんだよ、そいつに気付いてヒトは大人になるンだろォオオオォ死ねよ屑、家具家具スクラップッ、お前を汚らわしい蛆虫に変えてやるよそれでもその眼鏡がお前を愛するか試してやるよッ、そいつはてめぇの
肉だけが目当てだったことを教えてやるよォオオオォオオ、死ねよガラクタがあぁああてめぇが愛を語るんじゃねえええぇぇェエエエェェエェエエエエエ!!」
「なんだよそれ抵抗してるつもりかよォオォオォ?!安っぽいんだよ薄っぺらいんだよ、お前の奇麗事と同じなんだよ、見せ掛けだけの薄っぺら、見たくないものをベールで覆って隠してるだけなんだよまァだわからないのかよだから家具なんだよ家具ゥウウゥ、ほらほらほらほらほら削られてるぜェエェカリカリコリコリガリガリゴリゴリなんて薄くて情けないんだよ、お前のその薄っぺらな抵抗に比べたらパルミジャーノレッジアーノの方がまァだ削るのに苦労がいるぜェエエエェエエエエエェヒィヤッハーッハッハアッ!!」
「おいおイ容疑者はもう一人しかいねぇぜェエエエ、それでもまだカマトトぶんのかよ、右代宮戦人ぁああああぁああア?!」
「………なぜ妾がそなたに肌を見せることを恥じぬかわかるか…?」
「そなたは家具だからだ。家具ゥ。わかるか?家具だよ家具ゥ!家具に体を晒して恥じるものがどこにいよう?だからお前に妾は恥じる必要が無い。…くっくくくくくくくくくく!」
「そなたは家具の分際で、妾に自らボタンを外させるつもりなのか。……立て。そしてこのボタンを外せ。…ひとつずつ、丁寧に。早く。美しく。粗相なく。客人たちを待たせてしまうぞ、早く妾を着替えさせろ。」
「くっくくくくくくくくくっかかかかっはっはっはっはっはっはっはッ!!丁寧に外すのだぞ。そなたの目玉ひとつより高価なボタンであるぞ。…間違って千切るようなことがあったなら、代わりにそなたの目玉を縫い付けてやる…。くっくくくくくくくくくくくくくくくくくく!!」
「せっかくの機会ではないか。この黄金の魔女ベアトリーチェから恩恵を得られるなど。くっくっく!」
「妾の通り名は黄金の魔女。金蔵に与えたように、山成す黄金を与えることは造作もない。……何しろ、人の世の快楽は全てカネで換算できる。即ち、黄金こそが人の世の快楽そのものなのだ。」
「そなたは想像ができるか?生涯をかけても使い切れぬ黄金の山が。」
「……しかし人の世は難しい。どれほど空高く積み上げた黄金であろうとも、満たされぬものがあることを知っている。埋められぬ隙間があることを知っている。妾はそれを蔑ろにしないし、それこそが、魔女である妾にしか与えられぬ褒美であると考えている。」
「そなたのそれを、妾が埋めてやるというのはどうか。なるほど、これはいい。妾にしか与えられぬ物だ。そなたもさぞや喜ぼう。」
「……口にせずとも良い。そなたの心の隙間など、顔に書いてあるからすぐにわかるぞ、くっくっく!」
「飢えは癒してこそ満たされる。飢えそのものをなかったことにしても、誰も感謝しない。日々の飽食に感謝する若者がいないようにな。……わかるか?」
「となれば、……そなたの痛みに報いる悦びがいる。そなたは苦難の過去を誇っていい。苦難を知らぬ者には味わえぬ快楽を知る資格があるからだ。…この快楽を知る者は、同じ悦びを他者にも与えずにはいられなくなる…。くっくっくっく…。」
「食は人の快楽の多くを占める。生涯、生き続ける限り豚のように食い続けなくてはならぬ。」
「一食で足りなければいくらでも。その心の痛みが癒えるまで、美食の宴を続けようではないか。……始めろ、家具ども。」
「お気に召さぬか…?まだまだ料理は続くぞ。留弗夫の顔の皮で包んだスズキのパイ。脳みそを茹でたスープに、肝臓のフォアグラ。デザートにも期待せよ、くっくっくっく!!兄弟だけではないぞ?お前が信頼し、にもかかわらず裏切った人間達をふんだんに調理した。この宴を、そなたの心が満足するまで、永遠に続けようではないか。永遠に。
……嬉しいィだろォ右代宮楼座ァアア?嫌がってるフリなんかするなよ本当は嬉しいってのはわかってるんだぜェ?笑いたくば笑えばいい。ムカつく兄貴や姉貴の悲鳴の生演奏がないとご機嫌になれないってんならいくらでも聞かせてやる。いいんだよ、嫌々で。それがお前の性分なんだろ?
本当は全身が泡立つほどに嬉しいんだよ。なのに、表向きは苦しんでるフリをしてるだけなんだよなァ?
いいんだぜ、ここにはお前が気にする世間体も体面も何もない、存分の大笑いして食い散らかせよ。最ッ高の宴だろォ右代宮楼座ァアアアアアアアアアアアアアァ???」
「こいつを食べればお前は全てから解放される。自由だよ自由ッ!やっと楼座という一人の人間として自由を得るんだよ、嬉しいだろォオオオオォ?嬉しいはずさ、涎が垂れてるぜ鏡を見てみろよォオオオォオオオっひゃっはああはあははははッ!!」
「そしたら、ママに初めて真里亞がいてよかったって思ってもらえるかな。真里亞を食べて、美味しかったって思ってもらえるかな。美味しいよなァアアァアア?感涙に咽べよ娘がここまで言ってるぜェエエエエ?愛娘とリンゴのオーブン焼きなんて、最高のデザート!これだけ美味しい食材に育てられるなんて、あんた、サイコウの母親だぜ右代宮楼ゥ座ァアアアアアアァアアアアア???」
「くっくくくくはっはははははははははっはっはっはっはっは!!ついに認めさせたぞ!!小賢しき戦人はすでに屈服し、黄金卿に招かれながらも妾を否定する愚か者、楼座にも認めさせたッ!!完璧だッ!!イッツパーフェクトッ!!」
「成し遂げたぞ、完璧な勝利をッ!!くっははははははははきゃーっはっはっはっはっはっはッ!!さあ真里亞を連れて行け、楼座に美味なオーブン焼きを振舞ってやれ!!」
「ふ、ふははははははははは、威勢が良い、気に入ったッ!そうでなくてはな!!妾の期待する右代宮戦人とはそうでなくてはならん!!妾を否定してみろ、そしてそれを妾は完膚なきまでに叩き潰す!!何度でも屈服させてやろうぞ、一度靴を舐めたそなたに、何度でも敗北の味を教え込んでやるッ!!」
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