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考察投稿抜粋/平行世界説考察:創作説との折衷 のプレビュー

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  • 投稿時の発売済み作品:EP1/EP2

[編集]平行世界説考察:創作説との折衷

974 名前:藪の中説を元にした事件の推理[sage] 投稿日:2008/03/19(水) 22:02:28 ID:HbSHVN/k
1.犯人とは
EP1が戦人、EP2が真理亞によって記述されたのならば、彼らと共に生き残った犯人は
それぞれを殺さない理由があるはずだ。単純に考えれば家族である。
戦人の場合は最初の夜に家族会議があった(詳細は不明だが実際あったと考える)ことからして
留弗夫か霧江あるいはその共謀であろう。この二人は顔なし死体となっているので入れ替われる。
だが、事前に替え玉死体を用意すると、死亡推定時刻でばれてしまう危険がある。
留弗夫の死体は金蔵で代用できる。霧江の遺体は19人目のベアトリーチェで代用できるが、
魔女の導入はさておき、説明が楽な留弗夫単独を考えよう。

EP2は真理亞の家族である以上楼座しかあり得ない。ここで問題なのは、楼座が戦人・真理亞と
ほぼ常に行動を共にしていることである。南條らと譲治らの殺害については完全なアリバイがあるのだ。

2.動機とは
次に動機を考えると、留弗夫も楼座も動機は遺産しかない。留弗夫は会社を作っては潰して生きてきた実業家、今度潰すと負債が自分に来る。
楼座は連帯保証の借金に追われているが会社の経営は思わしくない。今後投資の成果を回収したい蔵臼夫妻や、
順調に成長している企業を抱えた秀吉夫妻に比べ、まとまった金を手にして高飛びする動機は充分にある。
高飛びである以上、遺産相続等という面倒なことは出来ない。「黄金」を手にして高飛びするしかないのだ。

そして、だからこそこれらの犯人に「皆殺しをする動機はない」のだ。
留弗夫や楼座が確実に殺しているのは黄金争奪の競争相手、第一の夜に死ぬ兄弟達である。
他の事件については犯人像の検討とも合わせて複数の犯人を考えるべきだし、動機がない以上共犯関係にもない。


975 名前:藪の中説を元にした事件の推理2[sage] 投稿日:2008/03/19(水) 22:03:16 ID:HbSHVN/k
3.偶然の犯人(EP2)
犯人は複数、例えば南條らと譲治らの殺害については楼座の意志とは無関係に偶然的に生じているのだ。
南條らを殺害したのは郷田、包丁を手にした描写があったが、
楼座に使用人犯人説を吹き込まれ、お互いを犯人とした疑心暗鬼のあげく
熊沢を殺し、止めようとした南條も殺したのであろう。源次と紗音が郷田を落ち着かせ、その場は収まる。
この後、郷田が別人のように良識的な行動を取るのは、落ち着かせる際に源次に何か諭されたからであろう。

譲治たちが夏妃の部屋に行った理由は不明だが、郷田はここで疑心暗鬼に駆られる。紗音が譲治に真相を言えば、
夜明けと共に自分は警察に突き出されかねない。ならこの場で二人を殺して逃げた方がいい。郷田は紗音及び譲治と
相打ちになる。郷田は自分で施錠をして息絶える。その意図はダイイングメッセージであり、
死ぬ間際に犯人がこの場にいない源次ではないことを明らかにして自分を諭してくれた源次をかばおうとしたものである。

赤字は全て真実と考える。以上の経緯は赤字に矛盾しないと判断。

4.留弗夫の狙い(EP1)
EP1は生き残った兄弟が多い分だけ留弗夫が手を下した事件は多い。第一の夜で絵羽夫妻と夏妃を逃がしたのは、
「金蔵」の死体を手に入れるためとお互いに疑心暗鬼を起こさせるためである。絵羽夫妻殺害の方法として自然なのは、
室内に潜むことである。風呂場に注意が向いた隙に部屋から脱出できるはずだ。秀吉の死体は地下で焼き、
目撃した嘉音は殺害する。戦人はこれを追跡しているが、この時点で親子が共犯かどうかは不明である(共犯の方が自然)。
源次、熊沢、南條の死は謎が多い。一番ありそうなのは疑心暗鬼のあげくの相互の殺し合いである。
真理亞が夏妃にそれを告げないのは「藪の中」説における真理亞解釈からして自然である。彼らをかばうために犯人を
悪い魔女にしたのである。


977 名前:藪の中説を元にした事件の推理3[sage] 投稿日:2008/03/19(水) 22:03:47 ID:HbSHVN/k
5.碑文とは
だが、留弗夫あるいは楼座は、自らあるいは偶然によって邪魔な人間が死んだあと、死体に細工をして回る。
これは「碑文に従って黄金を見つけるためではない」のだ。人を儀式通り殺して出現する黄金など魔法以外あり得ない。
碑文に従った殺人が行われたと偽装をして捜査を混乱させるためである。
留弗夫あるいは楼座が黄金を手に入れられたかどうかは明らかではない。
だが黄金の実体は重い黄金ではなく持ち運びできるものであると、留弗夫あるいは楼座は想定したからこそ、
殺人と高飛びの計画を立案したのだ。例えば一山の宝石である。これならかさばる黄金より隠しやすいであろう。
EP2で登場したインゴットは楼座が偽装のために持ち込んだ偽物である。

6.魔女の復活
EP1及びEP2とも第九の夜は同様である。玄関ホールで残る全員の死体がミンチにされる。誰も生き残ることは出来ない。
これは状況を見ていた留弗夫あるいは楼座にとって、高飛びする良い方法として残る全員をバラバラにすることで、
自分と子供が生きて逃げたことをごまかせると言うことである。殺害方法が一致しているのは恐らく偶然。

7.まとめ
以上、藪の中説は平行世界/ループ説の一つという立場です。ただし、平行世界あるいはループを
自在に移動する魔女たちは推理に影響しないと考えます(足音を妄想と見たときの羽入と同様)。
留弗夫犯人説や金蔵と秀吉の死体再利用説などは既にこのスレで議論されてきたものであることをお断り申し上げます。


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