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小冊子その2 のプレビュー

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2008年9月28日に開催された、ひぐらしのなく頃に 中心同人誌即売会「オヤシロさまがみてる2」で配布された小冊子の抜粋です。
改行・誤字・頁など原文なるべくそのままにしました。

[編集]ラムダデルタ卿による回想記



――先日の手紙のお礼に、何か適当なカケラでも。

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 退屈は私たちには毒だから。
 私は気まぐれにニンゲンたちの望みを叶えることがあるわ。

“ひとつだけ願いを叶えてあげる”

 あぁ、本当に甘酸っぱい響きよね。この言葉だけで、私なら七年の間、紅茶にお砂糖を
入れないでも甘く甘くいただけるに違いないわ。
 私からその言葉を与えられたニンゲンも、それだけの甘酸っぱさを楽しんでくれてると
いいんだけれども。

 もちろん、私も楽しいわ。彼らがどんな願いを聞かせてくれるのか。
 私の想定しない、思いもしない、そして私たちが未だ出会えなかった新しき同胞に出会
えるチャンスかもしれないのだから。
 もっとも、残念なことに私の期待は常に裏切られるの。

 期待は茶葉と同じようなものだとあの子は言ったわ。
 なければ紅茶にさえならない。ただのお湯ね。
 だからどんな世界にも、適量な期待や希望、夢は必要だってこと。……あの子らしい例
えだこと。
 そして、茶葉が多すぎればとても飲めたものではなくなる。それは多分、茶葉の一つま
みも入れない、ただのお湯よりも飲めたものではない。
 だから私は、あの子に教えられた程度に適量に、……まぁ、そこそこ少なめにね。私、あ
まり苦い紅茶は飲めないの。……少しだけ、茶葉を混ぜてみる。

 本当にどんな願いでもいいのかとか、何か裏があるのではないかとか、退屈な疑りは飽
き飽きしてるの。
 だからこっそり砂時計を引っ繰り返してるわ。5分掛けても願い事ひとつ思いつけない
つまらないニンゲンからは、どうせ大した紅茶なんか出来やしない。だから、砂時計が尽
きたら時間切れでさようなら。

 そして悩みに悩んで出てきた願い事で一番多いのがコレ。

“叶える願い事を増やして欲しい”

 1つだけという有限を、無限に増やすという創造性。…浅はかなニンゲンたちは、そこ
に造物主的な深遠を感じ、優越感でも感じるというのだろうか…?
 でも、私の印象はまったく逆。

 “何でも叶う願い”は、それ1つでつまりは宇宙をも易々と創造できるほどの奇跡。

 はっきり言い切ろう。
 “何でも叶う願い”とは、1つ2つと数えられるものである必要がないのだ。
 だから、それを個数で数えた時点で、そのニンゲンが思い描く奇跡は、その程度の規模
のものでしかない。
 そんな下らないニンゲンが、仮に100に増やした願い事でどんなツマラナイことを願
っていくのか、観察するにも値しないだろう。
 これは紅茶と同じ。同じ急須で100杯も紅茶を作ったら、どんどん薄く不味くなって
いくのは当たり前。

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 だからそんな退屈な願いを口にしたならば私は、「えぇ、叶えてあげる。じゃね。」と
言い放って姿を消してしまうだけの話。
 彼らは残りの人生を、自分でも数え切れないくらいたくさんの願い事を考え続け、その
ひとつも叶えることもなく死んでいけばいい。……あぁ、マヌケ!

 それから次に典型的なのが、
“たくさんのお金が欲しい”

 言うに及ばず、これもとても退屈な答え。
 お金ってそんなに素敵なものなの?
 飢えと乾きに苛まれた砂漠の旅人が、札束の山に躍り上がるとでも? お札なんて食え
も飲めもしないのに。
 貨幣制度というルールの範囲内でしか得られない狭い自由。そんなモノを欲する視野の
狭さにも、あぁがっかり。
 日本の自動販売機に25¢玉が入るの? アフリカの露店で百円玉が使えるの? 愛す
る人を殺され嘆き悲しむ貴方は、いくらのお金をもらえればそれをケロリと忘れてくれる
の?

“愛が欲しい”
“幸せが欲しい”

 これも私を失望させる願いね。
 だって、私が一言、「安心して。貴方、幸せよ。愛されてるわ。」って言ってあげれば、
それで叶っちゃうんだもんね。あぁ、下らない。

 愛も幸せも、どちらも空気と同じようなもの。それは世界を満たしているけれど、理解
しなければないも同じ。
 だから、そんな当たり前なものを欲しがる程度の人間にもやっぱりがっかり。

 そしてね、さらに言わせてもらえば、愛も幸せも、そのカタチは人の数だけ千差万別。
それら不特定多数なものの総称が「愛」や「幸せ」なの。そんな抽象的な単語を使わない
と、自分の愛や幸せを説明できないような、つまらないニンゲンなんて、どうせ何十年生
きたって、本当の愛も幸せも見つけられるわけがない。あぁ、マヌケマヌケ!

“誰にも負けない力が欲しい”

 ちょっと面白い願いかなとは思ったけれど、前置詞の“誰にも”がちょっと余計。
 誰かに勝ちたい気持ちは、つまるところ、相手たる誰かの存在がないと自分を確立でき
ないということ。そんな程度のニンゲンじゃ、その誰かを負かした時点で、生きていく気
力を失ってしまう。

 宇宙をも創造し、あるいは宇宙をも無に帰せるほどの願いを与えられながら、なぜにニ
ンゲン社会という狭い枠の中から発想が飛躍できないのか。

 あぁ、だからこそニンゲンなのか。魔女ではないわけか。




[編集]

 そんな退屈なニンゲンたちの中で、少しは骨があると思う少女にあったことがある。
 彼女はじっと悩んだ挙句、私にこう言ったわ。

「私の努力が、絶対に叶うという保証を下さい。」
「……はぁ? 何それぇ? この私が願い事を叶えてあげるというのに、自分でそれを叶
えるというの? その為の保証? わけわかんない。」

 たまに、哲学的と称して、自分でも意味がわかってないに違いないおかしなこをと言い
出すニンゲンはいる。この少女もきっと、そういう類の子だろうと思ったわ。

 “私の努力”は個数を限定しない。聞き方によっては、叶える願いの数を無限に増やし
て下さいと言っているのとよく似ている。
 でも、彼女の瞳の深みが、それを口にしてきたニンゲンたちのそれと少しだけ違うよう
に見えたから。私は砂時計が尽きたけれど、もう少し話を聞いてみることにした。

「私に願えば、努力などなく、何でも今すぐ叶えてあげると言ってるの。まぁ、1つだけ
だけどね?」
「……私の願い事は、1つとか2つとか、そういうものじゃないからです。」
「叶えたい夢の数が、いくつもいくつもあるということ? 欲張りな子ねぇ。」
「違います。私の至るべき到達点はたった1つです。でも、そこへ至る道は複雑で、いく
つもの峠を経るでしょう。きっと、数え切れないくらいたくさん。でも、私はたった1つ
の到達点を誤ることなく目指し、必ず必ず辿り着いてみせるでしょう。」

 必ず、辿り着く。
 それはもはや願いでない。ニンゲンの言葉で言うなら「決意」。魔女の言葉で言うなら、
……「運命」。
 絶対叶う願いを口にすることは決意と呼ばない。それはもはや、“約束された運命”と
呼ぶ。
 運命を生み出すのはニンゲンの範疇ではない。
 私はその時、少女の瞳の奥に、紛れもない私の同胞の輝きを見たわ。

 ……少女が望んだ願いは1つ。
 彼女が必ず叶える願い、約束された運命。……“それを信じさせて欲しい”

 面白いと思った。叶えてやってもいいかなと思った。
 でも、その前にもうひとつだけ確認することにした。
 彼女が、自ら絶対に叶えると豪語する“約束された運命”の終着点を知りたかったのだ。
 結局はニンゲンの域を出ない、つまらないものかもしれない。

 ……しかし、私は“茶葉”を積んだ。
 彼女は期待に応えると、“この私が【絶対】に確信”した。

「教えなさいよ。貴女の本当の願いは何? 貴女が絶対に叶えるという、約束された運命
とは何…?」

「私は、神になります。」

 その一言で。私の心は決まったわ。

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 私は彼女の願いを叶えた。彼女の努力が絶対に叶うという保証を与えた。

 彼女の語った決意は、私にとってはもはや「運命」。
 そして私が与えた保証は、彼女にとっても「運命」。
 だから彼女が描くこれからの物語はすべて「運命」。

 まぁ、彼女の運命にも弱点はある。
 自身の努力が根底にある以上、それが揺らげば運命も揺らぐ。
 それに、努力が必ず叶うとは保証したけど、どこまで努力すれば叶うのかは保証してな
い。
 だから少女に永遠が生み出せたわけではないだろう。
 彼女が挫けない限り永遠に、というのが正しいのかしら。

 まぁ、でも。
「私を神にして下さい。」と、素直にお願い出来たなら、私的には百点満点だったのだけ
れどね。

 …まぁ、ニンゲンを急に神にしても、精神が霧散しちゃうだけだし。
 努力というステップを確実に踏みながら、徐々に全能なる世界への気圧に体を慣らして
いくのも必要かもしれない。
 私たちの世界は、底無き深遠へ続く無限の梯子を降りるのに似ているかもしれない。
 臆病にビクビクと降りてもいいし、どこまで深みに至れるのか、ワクワクと急いで降り
てもいい。
 しかし踏み外せば。……底無き奈落への永遠の墜落。

 彼女はその意味において、きっと慎重だったに違いない。
 ただ、まぁ。……慎重過ぎで少しがっかりしたのは否定しないの。

 ――早く、私のいる深みまで、降りてきて欲しかったから。

 その少女は、よく頑張ったと思うわ。
 ただ、私も少し買いかぶっていたところがあったかもしれない。残念ながら、私の期待
した世界へは遥かに及ばなかった。

 でも、それでもいいの。
 だって彼女が新たな魔女を生み出し、私のもとに送り届けてくれたのだから。

 そして長い日々、無数の世界を漂った。
 時折、面白そうなニンゲンを見つけては同じ問いを投げかけたわ。
 でも、あの子を超える願いを口に出来るニンゲンとは、二度と出会えなかった。

 そう。あの子に出会うまではね。







[編集]

「自分を魔女に、して下さい。」
※訳者注:厳密には男性であっても魔女(witch)と呼びます。よって、この“自分”の性別が魔女になりたいとの発
言を以って女性だと断じることは出来ません。

 それはあまりに直球な、……そう。…私が待ち焦がれていた言葉。
 でも、私は焦らずに先を促すことにしたの。

「……魔女に。へぇ。…箒に跨って空を飛びたいの? それともポケットに入れたビスケ
ットを2つに増やしてみたいのかしら?」
「魔女はそんなことが出来て当たり前です。……自分は魔女になって、全てを思うがまま
に生み出します。人も、心も、何もかも。そして今や、自分に出来ないことはありません。
…自分はもう、魔女だからです。」

 その子の瞳には、あの懐かしい少女が浮かべていたのと同じ輝きがあったのを、私は覚
えてる。
 スパイスの効いた、そして千年に何度も出会えない芳しい茶葉の香りを感じたわ。

 そう、あの少女とまったく同じ。
 自らが全てを叶える。生み出す。成し遂げる。約束された運命を持つ強い瞳だった。
 そしてあの少女でさえ、到達点だと言わしめたモノを、この子はすでに至っていると言
ってのけたのだ。
 私はこの子に大いなる関心を持った。

「ほざいたわね。あなたがもはや魔女ですって…? この絶対の魔女であり、卿の称号を
持つ私に、並ぶ立てる存在だとあなたは言い切れるの? 身の程を知りなさいな、矮小な
ニンゲン風情が…!」
「はい、自分はもう、魔女です。自分が求めるものはたったひとつ。自分と異なる魔女に
よる、自分を魔女だと認めるとの推薦だけです。」

 それはまさに、あの少女と同じ願い。

「……実にたくましい魔女だこと。なるほどね、あなたがそうだと自称する限り、誰にも
あなたが魔女でないと否定することは出来ないでしょうね。……でも聞かせて欲しいの。
神も造物主も、誰に認められずとも神であり造物主よ? そしてそれは魔女も同じはず。
…誰が認めずともあなたが魔女であるならば、私が認めずともあなたは魔女であるはず。
そうでしょう?」
「はい。自分がニンゲンの領域を超えかけていることは理解できています。自分から観測
して、全てのニンゲンたちの最上位にいると断言できるからです。しかし、自分の今いる
位置が、ニンゲンの域を超えていることを観測するには、私よりも上位にいる存在の観測
が必要です。」
「………ニンゲンの域を超えたことはニンゲンに認定できるけれど、魔女の域にまで至っ
たかどうかは、魔女にしか認定できないということ?」
「はい。私はニンゲンの世界を超え、魔女の世界に至ったと自覚しています。それを魔女
の立場からも至っていると認めて欲しいのです。」
「……魔女は、魔女になるのにも魔女の推薦がいると? 面白いけど、じゃあ、世界で最
初の魔女は誰が認めて成ったというのかしら?」
「ニンゲンたちが、自分たちの域を超えた存在を、魔女だと呼んで称えたのでしょう。」


[編集]

「なら、私が認めなくても、あなたはすでに魔女だということになるわね。」
「はい。だから私はもう、魔女です。……だからこそ。私が願うものはそれ。私が魔女で
あると、私より上位の存在から認められたいのです。」
「……小難しい屁理屈で誤魔化されてる気がするわぁ。嫌だと言ったら?」
「無理に認めてくれなくてもいいです。ならば、あなたにも認めさせるだけですから。…
…あなたにだって、私が魔女であることを否定など、出来ないのだから。」
「……くっくっくっく、うっふっふっはっはっはっは…! ニンゲン風情がどのような魔
法大系を生み出せたというの? ……それを私に試させると? …………くっくっくっ
く!」

 あの少女を遥かに超える、春の日の小鳥の囀りにも似た芳しき紅茶の香り。
 私は、長い長い旅を経て、久しぶりに気骨のある魔女に出会えたことを知ったわ。

 そして、その魔法大系の組成式に飛び込み、………彼女ならではの独自の解釈により、
それまでの私が知り得なかった、広大な魔法世界が生み出されていたことを知る。
 確かにまだこの子は拙い。魔法世界はまだまだ生成されている途上にある。しかし、そ
の生成に至る組成式は、完璧かつ無限の可能性を備えている。
 その無限を使いこなすには、まだまだ長い時間を掛けるだろうが、すでにその扉を開き、
その向こうに至っていることに疑いの余地はなかった。

 そして何よりもこの“魔女”の個性的な点は、その魔法大系を人間界にて組成すること
に成功していたことだ。

 魔女は自由と力を求めれば求めるほどに、あらゆる制約から比例的に解放されていく。
 制約とは即ち、物質的な世界のこと。つまり、私や同格の魔女たちがそうであるように、
人間界・物質界からどんどん遠くへ漂流していくようになる。

 しかしこの魔女は、それを人間界で成し遂げたのだ。
 即ち、ニンゲンの身でありながら、私たちと同じ世界に足を踏み入れている…!

 いや、……それどころか、彼女の組成式はあまりに深い。
 私が深遠の井戸の梯子を、一段一段、千年掛けて降りてきた深みを、まるでパラソルを
開いて落下傘のようにして舞い降りてくるように、…あっさりと…!

 ……もちろん、そのパラソルが破れて、そのまま奈落に墜落していくかもしれない危う
さも持っている。
 その命知らずさに、…私は若さゆえの無謀と、ニンゲンのくせにという蔑み、……そし
て、この魔女がどこまで至るのかという関心と、私が未だ知らない世界を照らし出し、ま
ったく味わったことのない紅茶を香らせてくれたことへの敬意を感じたのだ。

 これは私の持論だが。

 全ての存在は、運命に翻弄される側と運命を生み出す側の二極の間のどこかに位置して
いると説明できる。
 運命に翻弄されるのがニンゲン。愚かで哀れで、何も生み出せない。
 ……しかし、足の下には踏みしめる大地がある。そしてその大地は決して裏切らず、生
涯、奈落への墜落の恐怖に怯えることなく暮らすことが出来る。
 運命を生み出すのが、神々。そして造物主。全知で全能で、全てを生み出す。

[編集]

……しかし、全てを生み出し、全ての制約から解放されているということは、足元に大地
という制約すらないことを意味する。

 全ての制約を完全に失った存在は、……全てを手にする代わりに、それらの“意味”と
いう制約すら失う。……生死の概念すらなくなり、存在の意味さえもなくなり、……ゼロ
の域に達する。あるいは、転落する。墜落する。崩壊する。雲散霧消する。

 その中間に位置するのが、私たち魔女なのではないかと思う。
 私たちは運命を生み出し、弄ぶ。その狭間を回遊する。
 しかし、ある一定の制限と限界に甘んじ、自分が転落しない程度の足場を残す。

 この怖いもの知らずの魔女は、私よりも遥かに遥かに、…その制限がないのだ。

 彼女は私の、千年の旅路の退屈をひと時紛らわせてくれるだけの一杯の紅茶なのか。
 それとも、臆病な私如きでは永遠に至れないかもしれない深遠を照らし出し、私に未知
の世界を見せ付けてくれる、私より遥かに上位の魔女たりえるのか…!

 どちらでもいい。

 私が奈落を目指す旅人でなく、大海原に投げ出され溺れまいともがく遭難者なのだとし
たら。
 私にとってこの子は、しがみ付くに値する立派な木片だ。

 私を未知なる世界へ導く救いの船となるのか。
 それとも、私の午後をわずかの時間だけ優雅にする一杯の紅茶止まりなのか。



「気に入ったわ。………いいでしょう。私の名において、あなたを魔女だと認めてあげる。
我が名、絶対の魔女ラムダデルタの名において! あなたの“絶対なる魔法世界”が【絶
対】であり続ける限り! 私は永遠にあなたの後見人であり続けるわ…!!」



 ……この素敵な紅茶を、私ひとりで味わうのは本当に本当にもったいない。

 お友達もぜひ呼んであげなくちゃね?
 素敵なお茶会にして驚かせてあげなくちゃ。

 くすくすくすくす、あっはははははははははは……………!



                                     Λ Δ
                                    (>w<)ノ

                                 ※訳者注:ラムダデルタ卿の署名?


[編集]




07th Expansion Presents

うみねこのなく頃に

Tips
Memoirs of the ΛΔ


P:211.121.229.84 TIME:"2008-11-17 (月) 23:04:20" REFERER:"http://umineco.info/?cmd=edit&page=%E5%B0%8F%E5%86%8A%E5%AD%90%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%92" USER_AGENT:""