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【1:1000】 よろず推理処
1: 名前: ケーナ:2013/11/01 05:11ID:9eSh9WY5
このスレッドは「うみねこ」完結から
長い年月が経過したにもかかわらず
謎として議論を要することについて
真面目に考えていこうとするものです

推理する内容等は問いませんが
一つだけルールを設けさせていただきます。

仮名で構わないから
1人1つのハンドルネームを必ずつけ
発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を
明確にすること

これは「誰が」「どの発言」を
「誰に」しているのかが分からないことで
推理や議論の妨げになることが多いためです


ご理解とご協力をいただける方
このスレッドで
まだまだ終わらない「うみねこ」を楽しみませんか?
66: 名前: ケーナ:2013/12/08 05:28ID:46puRKSw
「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第47回)

「ねぇ、天草。大変よ!」
「どうしたんですか、お嬢。血相を変えて」
「竜騎士07さんが、私にシナリオを担当して欲しいって言うのよ」
「お嬢、落ち着いてください。全然、話が見えてきませんぜ。そもそも、その“竜騎士07”ってのはどちら様で?」
「そうだったわね。先日言ってた『ひぐらしのなく頃に』のシナリオを書いたのが竜騎士07さんよ」
「ああ、あの。ってことは、先方はOKしてくださったということで?」
「OKどころか、07th Expansion……って、これも説明しないといけないわね。竜騎士07さんは07th Expansionというサークル名で『ひぐらしのなく頃に』を発表していたんだけれど、そのサークルの次回作として、六軒島をテーマにした作品を作りたいというのよ」
「ということは、ゲームとして世に出るということですかい?」
「そういうことね。竜騎士07さんは、以前から私の作品をご存知だったらしいのよ。それで“当事者である、あなたがシナリオを担当した方が良いでしょう”って言ってくださったの」
「じゃあ、お嬢が“右代宮縁寿”であることをバラしちまったというわけで?」
「当たり前じゃない。どこの誰とも知れない人間が“右代宮絵羽の日記がある”なんて話を持ち込んだところで、誰が信用するっていうの。……もっとも“寿ゆかり”が女であることには随分驚いてらしたけど…」
「……それはまあ、そうでしょうね…」
「“寿つかさ先生なら、必ず素晴らしいシナリオを書けます”って太鼓判を押してくださったわ。頑張るわよー」
「でも、ゲームとして作るなら、締め切りみたいなものがあるんじゃ?」
「そうね、来年の8月には出したいということだから、その3ヶ月前には入稿して欲しい、って言われたわ」
「お嬢の執筆ペースで間に合います?」
「実はね、一応ベースは書いてあるのよ。ほら、次回作はミステリーに挑戦するって言ってたじゃない。あれを使うわ」
「……別の作品に六軒島のことを入れ込んで大丈夫なんですかい?」
「それがねぇ、そうでもないのよ。……まぁ、そこは出来上がってからのお楽しみ、というところね」
「解りました。それじゃあ俺は、全力でサポートすることにしますぜ。頑張ってくださいよ、寿つかさ先生!」
「ありがとう、頼りにしてるわよ」

※この展開には流石に驚いたのではないでしょうか? 実は僕自身、執筆開始当初はこのような展開にするつもりはありませんでした。2007年8月17日に発表するということは最初から決めていたのですが、あくまで“寿ゆかり”による小説で、という予定でした。おそらく、延々と《今日のゆかり先生》を書いているうちに「現実世界と同じ形でなければならない」と考えるようになったのでしょう。ちなみに「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません」ので誤解なきよう、お願いします。それでもやはり、竜騎士07さんとのやり取りを入れてしまうと、いろいろ問題があると思いますので、その部分は最低限に抑えます。次からようやく各EPの内容に入りますが、基本は『魔女のベアトの物語』と同じ解釈になります。つまり『魔女のベアトの物語』をゆかり先生が書いたと考えれば、手っ取り早いかと思います。ただ、ゆかり先生にとって、第一の読者は天草になりますので、その辺りを念頭において読んでいただければなー、と考えています。
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