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BBS

チェックレス番号名前本文
1ケーナこのスレッドは「うみねこ」完結から
長い年月が経過したにもかかわらず
謎として議論を要することについて
真面目に考えていこうとするものです

推理する内容等は問いませんが
一つだけルールを設けさせていただきます。

仮名で構わないから
1人1つのハンドルネームを必ずつけ
発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を
明確にすること

これは「誰が」「どの発言」を
「誰に」しているのかが分からないことで
推理や議論の妨げになることが多いためです


ご理解とご協力をいただける方
このスレッドで
まだまだ終わらない「うみねこ」を楽しみませんか?
2ケーナとりあえず 新規で作ってみましたが 
これも消えるようなら 
もう見捨てるしかないでしょう 

「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第10回) 

「まぁ、その辺はいろいろ事情があるんでさぁ。……それよりお嬢、俺が島を離れる前に言ったこと、覚えてますか?」
「“大事なことを聞く”って奴?」
「はい」
「それなら大丈夫よ。心の準備は出来ているわ」
「……じゃあ、いきますよ。お嬢は旅に出る前に自分が仰ったことを覚えてますか?」
「真実を知りたい、って言ったこと?」
「いえ、もっと前です」
「それじゃあ……って、回りくどい話はやめるわ。あれでしょ、私が持っている右代宮グループの株を売り払う、って奴」
「そうです」
「それをやめて欲しいってことでしょ?」
「そうです」
「じゃあ、やめるわ」
「……もっと考えてから答えてもらえませんか?」
「ごめん、天草。もう、全部解ってるの」
「と、言いますと?」
「あんたは、霞叔母さんたちがこの島で待ち伏せしていることを事前に知っていた。そして、小此木さんの命令で、連中の仕業に見せかけて私を殺すつもり……。そうでしょう?」
「…………」
「だいたい、準備が良すぎるわ。何よ、あの馬鹿でっかい銃。漫画や映画じゃあるまいし、あんなのそうそう手に入るわけがない。霞叔母さんたちが来るかも、なんて理由だけで用意するとも、出来るとも、到底思えない」
「…………」
3Coin勝手ながら【1:525】 よろず推理処(その4)に関しては、
キャッシュから拾える部分を拾ってスレ立てて転載してみます。

逆にこちらでBotを作って定期的に ageることで維持することも不可能ではありませんが
このWIKIの管理者様に連絡を取るか、
以後の移住先を有志で用意するか
しなければこのままですかね。
現在でも一応サーバー上にはデータ残っていますしキャッシュは拾えるので
何かしらしたい方はお早めになさるのが最良かと思います。

以上
4Coinテスト

--BBS:データ回収用
5Coin……私の回線が不調なのか仕様なのかスレ立て等できません。
>>4 のWiki内リンク先に載せたリンクが使えると思うので
必要な方はどうぞ。

以上でした、後は別の方にお任せします……
6ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第11回) 

「私、本当はね、この島には死ぬつもりで来たの。生き延びて、やりたいことなんて何もなかった。あのビルから飛び降りた時、私は死んでいたのよ。だから、これは私にとって六軒島が終着駅の死出の旅路。だから、あんたたちの企みに気がついても、ここで黙って殺されるつもりだった。でもね、日記を読んで考えが変わったわ。あんた達にとっては冥土の土産のつもりだったのでしょうから、皮肉なものね。私は生きたい、ここで死ぬわけにはいかない。だって、やりたいことが出来たから。だからお願い、天草。私を殺さないで、私を助けて!……もし、駄目だっていうんなら…」
「お、……お止めなさい。笑えませんぜ……」
「霞叔母さんたちの銃をそのままにしておいたのは失敗だったわね。私はあんたを殺してでも生き延びる!」
「お嬢、…………安全装置、外れてませんぜ。」
「えっ? あっ!」
「これはお嬢には過ぎたオモチャですから、預からせてもらいます。ご存じなかったようですが、トカレフには安全装置なんてありゃしません。ましてや、あの状況で安全装置をかけたままの馬鹿がいるわけないでしょう。……お嬢には向いてないんですよ、こういう荒事は。これがもし会長だったなら、事前に射撃練習をしていたでしょうね」
「お願い、天草! 何でもするから……」
7ケーナCoinさん >>3 

ありがとうございます 
ところで(その4)のデータがサーバに残っているのなら 
その他の過去ログも残っているのでしょうか? 
残っているなら発掘してホームページに転載したいのですが…
8タチバナCoinさん、ケーナさん

とりあえずサーバー内のデータを掘り出して、>>4に過去ログ追加しておきました。
キャッシュもいるのかな……? あとはお任せします。
9ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第12回) 

「……お嬢、年頃の娘が“何でもする”なんて、軽々しく言うもんじゃありませんぜ。…お嬢は少し勘違いをしてますね。小此木社長の指示は“お嬢を殺せ”じゃなくて“お嬢の気が変わらないようなら、殺せ”です。そもそも、小此木社長が何故、俺を護衛につけたか解りますか?」
「……歳が近いし、顔見知りだから?」
「いいえ、俺が会長に恩義を感じているからです。俺は会長から返しきれないほどの恩を受けているんでさぁ。ついでに言えば、会長から直々に頼まれてもいるんです。“縁寿のことをよろしく頼む”って。小此木社長はその時、その場で一部始終を見てます。だから、俺を護衛にしたんです」
「よく解らないわ。それじゃあ、小此木さんはあんたが裏切るかもしれないって解ってて、それでも私にあてがったってことじゃない」
「そういうことです。小此木社長はお嬢に助かった欲しかった。だから、俺をお嬢につけた。小此木社長も凄く迷ったんだと思いますぜ。会長の日記と引き替えに例の話を取り消してもらう、って道もあったはずなのに、それをしなかった。きっと、お嬢に会長の想いを受け取ってもらいたかったんでさぁ。そして、それが叶わないのなら、お嬢を殺してでも、会長の想いとグループの連中を守る。一方で、その会長はお嬢の死を望んでいなかった。だから、裏切るかもしれない俺を選んだんでしょうよ、お嬢にも勝ち筋を残すために。……もっとも、俺が裏切れば、全力で殺しにかかるでしょうがね」
「…………」
10ケーナタチバナさん >>8 

ありがとうございます

取りあえずホームページに保存しておきました
http://keena。web。fc2。com/yorozu1。html
http://keena。web。fc2。com/yorozu2。html
http://keena。web。fc2。com/yorozu3。html
http://keena。web。fc2。com/yorozu4。html
http://keena。web。fc2。com/yorozube。html
http://keena。web。fc2。com/zatsudan。html

非常に重く『よろず推理処(その2)』なんかは
表示されるまで1分くらいかかりました 

そこで簡易版も作りました
例えば“yorozu1。html”の“。”の前に
“l(エル=liteの略)”をつけて“yorozu1l。html”にすると 
簡易版になります 

両方ともページをそのまま保存したものですので 
何か不具合が出るかもしれませんが
今のところ僕の環境では問題なく表示できます
11Coin最近、回線が不調なのか思い通りにいかないことも多いですが
出来る限りのことはやっておきたいとおもうCoinです。

>>7 ケーナさんへ
どういたしまして。
このWIKIのその他の過去ログもサーバーに割り当てられた
「このWIKIの容量orこのBBSに割り当てられた容量」まで残っているものと推測されます。

このWIKI事体が何らかのレンタルサーバーのサービスを利用している
ようです。
その契約とWIKIの設定しだいなので基本管理人様しか詳細はわからないかと。

直接URL入力で該当スレッドに割り振られている番号がわかれば、可能です。
分からない場合は外部のヤフーやグーグルなどの検索サイトから
見つけたいBBSの過去ログを検索して入ってみて下さい。
そこで表示されるURLを書き換えれば大体は見れることもあります。
例えば『サーバーのよろず推理処のデータ』のリンクで言えば、
URLの最後の『ls=all』の『all』を
半角英数字の『100』にすれば1と最終記事から遡って99記事が表示されます。
(大半の場合は逆にallなどにします)

ホームページに転載する件に関してはケーナさん以外の記事もあるので
私個人では判断しきれないので申し訳ないです。
また、転載したHTMLファイルが重いようならば
それらを分割したJPGなどの画像ファイルにするのも手です。

>>8 タチバナさんへ

御足労ありがとうございました。
キャッシュに関しては一定時間が経てば新しいもの(現在のもの)
に入れ替わるので
必ず必要な物と云うわけではありませんので大丈夫です。

ちなみに、このWIKIに関しては一部個人サイト・Web魚拓などに
Top記事などのバックアップ?らしきものがあったりしますね。
ただいずれも2011年以前のモノが中心なので……
管理人様の最後の足取りは私が知る限りツイッタ―の12年1月27日の記事ですね。

12ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第13回) 

「まぁ、理想を言えば、お嬢が心変わりしてくれりゃあ、みんな、万々歳ってことで。その為に、日記を俺に預けたわけでしょうし。ですから、お嬢が何をしてでも生きたいってんなら、これで話は終わりです。小此木社長も俺も、お嬢を殺したいなんて、これっぽっちも思っちゃいないんですから。大体、お嬢を殺す気なら、霞たちを撃つ時にまとめて撃ってますぜ」
「……そう、それなら小此木さんの気が変わらないうちに早く戻らなきゃ。今ならまだ、間に合うわよね」
「もちろんでさぁ。万が一の場合は、俺が命に代えてもお嬢をお守りします。ぶっちゃけ、俺以外の連中はまともにドンパチやったことさえありません。案外、あっさり出し抜けるかもしれませんぜ」
「一体、絵羽伯母さんに何をしてもらったんだか……。今度、ゆっくり聞かせてもらうわよ」
「男は秘密の1つや2つ、抱えている方がカッコいいんですがね。まぁ、生きてりゃ話す機会もあるかもしれません。お嬢は“何でもする”んですから、そのムチムチの太ももで膝枕してもらって、耳掃除でもしてもらいながら話すとしますか。取りあえず、今は急ぐとしましょうぜ」 

※以上が、1998年の10月に六軒島で起きた出来事の真実になります(この物語では)。「真里亞の魔導書は霞に破られたのではなかったか?」というツッコミがあるかもしれませんが、(1)あの場面は縁寿による創作(実際にはタコ殴りにされただけだった)。(2)破られなかったページにベアトリーチェの署名があった。(3)破られても風で飛んでいったわけではなかったので回収出来た。以上のうちからお好きなものをお選び下さい。
縁寿創作説の場合、ヤス=幾子説と違い、ヤスしか知り得なかった情報をどうして手に入れることが出来たのか、を考えなければなりません(別に縁寿が勝手に創作したことにしても良いのですが…)。そこで絵羽が1986年に、ヤスが記した日記を手に入れたことにしました。EP7のお茶会が真実だったとして、その場で激怒した親族に殺される可能性もあったわけで、その場合、真実を誰にも伝えられなくなる為、ヤスは日記に記しておいた、と。そして、それを手に入れていた絵羽は、死の間際に自分が書いた日記と共に小此木に託した、と。
この物語では小此木も天草も、日記の中を見てはいません。何故なら、これは縁寿だけが読むべきものだと思っていますし、そもそも、何が書いてあっても2人には関係ないからです。島で何があったか知りたがるのは、縁寿と興味本位のウィッチハンターだけです。絵羽1人が生き残り、何も語らなかった以上、それは2人にとって詮索すべきでないことです。ちなみに六軒島爆発事故と天草との関わり、そして絵羽に恩義を感じている理由、これらは各EPから考えたものです。ということは、読者の皆さんにも現時点で、その答が解るということです。よろしければ推理してみてください。「おそらく、こういうことなんだろう」と思っている人はいるでしょうが、そういう人にも「こう来るか!」と思ってもらえる答を用意したつもりです。
次の場面は縁寿が小此木に右代宮グループを譲り、天草と旅立った後、になります(どうも、ゆかり先生の最終学歴は高校中退のようです)。ゆかり先生のあまりに残念な日々が綴られることになりますが、ゆかり先生はやれば出来る子、今はまだ本気を出していないだけです。どうか、生温かい目で見守ってやってください。ちなみにこの作品では天草が今後も大活躍しますので、天草ファンはご期待下さい(別に僕は天草ファンではありませんが、物語の展開上、そうならざるを得なかった…)。君はあまりにマニアックなゆかり先生についてこれるか!
13ケーナCoinさん >>11

なるほど 勉強になりました 
ホームページへの転載はバックアップと思ってもらったら… 
14ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第14回) 

■1998年11月 瀬戸内海に面した地域のどこか 
「お嬢、起きてください」
「……もう、着いたの?」
「あそこの高台に古ぼけた屋敷があるのが見えますか?」
「ええ、見えるわ」
「先ほど、そこの不動産屋で聞いてみたんですが、今、あの屋敷が売りに出ているそうで、しかも持ち主はその不動産屋なんだそうです。何でも昭和初期に外国人宣教師が建てたもので、10年くらい前までは日本人の老夫婦が住んでいたらしいです。ところがその夫婦が相次いで亡くなり、その夫婦に身寄りがなかったことから競売にかかり、不動産屋が手に入れた、と。ところが買い手がつかず、持て余してるみたいですんで、安く買い叩けそうですぜ」
「古い屋敷ねぇ……私としては新築高層マンションの最上階を独占、みたいなことをしてみたいんだけど……」
「こんな田舎にそんなものあるわけないでしょうが……。大体、お嬢は須磨寺の追っ手から身を隠す必要がありますから、街中で暮らすのはムリです。あの屋敷なら周りに民家もなく、隠遁生活にはピッタリでしょう」
「そう、解ったわ。じゃあ買ってきて」
「値切って安くなった分は、俺の報酬ってことで良いですかい?」
「駄目、9:1よ」
「もちろん、俺が1なんですよね?」
「当たり前でしょ、1000万円値切れば、100万円。文句ある?」
「いえ……では行ってきます」
15ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第15回) 

「話がまとまりました。不動産屋が定期的に手入れをしているらしく、住もうと思えば、数日後には準備出来るそうですが、どうします?」
「そうね、一度見てみたいわね。それから考えましょう」
「解りました。山道が続くそうですので、結構揺れると思います。シートベルトはしっかりお願いしますぜ」
「解ったわ」

「思っていたより凄い道でしたね、お嬢の痔が悪化してしまったんじゃねえかと心配しているんですが…」
「……大丈夫よ、私は痔持ちじゃないわ。あんたこそ大丈夫なの?」
「俺も痔持ちじゃありませんが、ここに通うとなるとヤバいかもしれませんね。業者を呼んで舗装してもらうことにしましょうぜ」
「あんたのお金で?」
「いやいやいや、それはもちろんお嬢が出すべきでしょう」
「だって、私は隠遁生活する以上、あの道を通ることはほとんどないわ。なら、別にあのままでも困ることはないんじゃなくて?」
「そりゃ、そうかもしれませんが……。もしかしてお嬢の世話人って、無茶苦茶大変だったりするんじゃないですかい?」
「そうね、半年保ったら良い方かしら、1日で音を上げる人も珍しくはなかったわ」
「俺、傭兵の方がまだ楽なような気がしてきたんですが、気のせいですか?」
「でも、今あんたに逃げられたら困るから、舗装の件は前向きに検討しておくわ」
「……政治家の答弁みたいなところが気になるんですが、よろしくお願いしますぜ」
「それにしても、高台にあるだけあって見晴らしは良いわね。見て、人がアリかゴミのようだわ」
16ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第16回) 

「……もうちょっと、マシな例えはねぇんですか? でも、確かにここは良いですね。狙撃の心配はないし、人の出入りも考えられない。隠遁生活には最適でしょうね」
「あんたのほうこそ、風情がないじゃない。屋敷の方もとても良い感じね。もっとボロいのを想定していたけど、むしろこの古さが重厚さを醸しだしているわ」
「施工にあたったのは、日本人の大工らしいですが、外国人宣教師とやらが随分細かく注文をつけたらしいです。その時のいざこざは、もはやこの地域の昔話になっているそうですぜ。海外には築何百年の建物も結構ありますからね。こいつも大事に扱えばそれくらい保つでしょうよ」
「中には入れるのかしら」
「鍵を預かってきましたから、大丈夫です」
「よく、そんなの預けてくれたわね」
「なんせ、前金で1000万、現ナマで目の前に積んでやりましたから、多少の無理は聞いてくれるってワケでして」
「あら、あんたも解ってきたじゃない。お金があれば大抵の無理は通る、この世の鉄則よ」
「……お嬢が何でそんなになってしまったか、解るような気がしてきました」
17おいさんうーん久しぶりに来てみたけど、本当に寂しくなってしまいましたね。
どうしたんだろう。
ケーナさん、タチバナさん、Coinさんご苦労様です。ありがとうございました。

ココは何か考察でも書き込むべきなのだろうか・・・。
うーん、でも自分が書くより他の人の考察が読みたくて来てるしなぁ。
あまり書き込む一方というのも・・・・。

まだココに出してない考察というとEP5か、EP6か、親族会議初日に起こったことか・・・。
決心がつかないので一旦抜けます。
書くとしたらEP5についてです。  ではでは。
18おいさん考察あっても2chに行っちゃう人が多いのかな、先日も面白い考察もってそうな人がいたのでちょっと擁護を上げたけれど、多分あの人は戻ってきそうにないな。
やはり、仕事じゃあるまいし楽しいからやっていられるんでしょう。
嫌な思いまでしてはやらないですよね。
うーん、どれだけの人があそこで『うみねこ』に失望したか考えると悲しくなりますね。

それはともかく、EP5です。
時間も無いので、戦人覚醒のところだけ・・・。
少しでも呼び水になって、また前の賑やかさの戻ることを願って・・・・。

まず、貫かれた戦人が覚醒するまでに巡ったことについて。
ここは、書いてある通り考えればいいです。
①ドラノールの言うとおりノックスを杖として過去の事件を遡る。
②戦人がいうとおり、それを基に犯人、犯行、動機を見極める。

ここで前提として重要なのは二つ。
1.EP4でベアトが「私はだあれ」といったシーン。戦人だけが生き残っている状態で彼を殺すのだから、私は爆弾時計のことでしょう。
これは逆に爆弾時計が起動する前に他の人間は死んでいるということ。
つまり、殺人ごっこをしている最中に爆弾が起動したのではなく、それ以前にキチンと惨劇が起きているということ。
2.ワルギリアが言うように「この物語」には「謎」があるということ。

それ踏まえたうえで、①を検証すると・・個別には検証しません。いろんな方がやっていますので・・・わかるのは、赤字でも言われている通り全て人間の力で行えることがわかります。
そしてそのためには各EP、各事件ごとに大勢の共犯者が必要ということ。
そしてこの共犯者たちは最初から共犯者であるものもいれば、途中から犯人側に移るものもいることもわかります。
EP3で霧絵と留弗夫が急に言動を変えたのもそのためです。
EP4ではさらに分かり易いヒントが出ています。途中で寝返った共犯者たちを地下牢に落とすという描写によって、ココからは彼らが牢に入るもの犯罪者であることを示しています。

そして②についてですが犯人、犯行については①によって示されていますので重要なのは「動機」です。
前提1.によって惨劇が実際起きているのであれば悪戯や遊びということは無いでしょう。
となれば、あれほど多くの共犯者を作らせるには「お金」ですが、朱志香や譲治がお金で人を殺す手伝いをするでしょうか。
また他の人たちもしかも大事な人が次々と死んでいく状況でも共犯者でい続けるでしょうか。
中には自分が死ぬことを前提にした惨劇もあります。自分の命に見合うお金とは幾らでしょう。
それに留弗夫や絵羽がお金で殺人を依頼されたとしたら素直に従うでしょうか、金蔵が生きていてその指示ならともかくその他の人間なら掲示したその金を取り上げようとするのではないでしょうか、EP7のクレジットカードのように。
親族会議が始まった以降に寝返りを打診されたとしたらなおさらです。

では「脅し」でしょうか。
それも考えづらい話です。脅しで殺人を続けさせるには被害者たちが自由に動けすぎています。脅されているなら共犯者たちで手を組み反抗できるはず。
全てのEPで共犯者が滞りなく犯行を繰り返す説明になりません。

ならば「動機」は何かわからなくなります。
わからないこと、すなわち『謎』です。
つまりワルギリアの言う『謎』とはこれ、『この物語EP1~EP4の惨劇に動機が存在しない』ということなのです。
彼らは共犯者にされた瞬間から動機が無いまま、計画に沿って犯行を犯し、手伝う様になるのです。自分や家族の命も顧みず。

その為にここで杖とするのはノックスでなくてはならないのです。
お解りの通り十戒には動機に関わる項目がありません。
動機の存在しないEP1~EP4の事件を解くのには動機を問わないノックスが必要だったのです。
ドラノールのキャラ設定が人形をイメージさせる心の判らない存在とされているのもそれを示す大きなヒントなのでしょう。
犯人、犯行、動機を見れば動機こそ心そのものです。ノックス=ドラノールにはそれを規定することができないことをさしているのです。

で、『この物語に動機が存在しない』という『謎』を見つけた戦人がその謎をどのように解いて、どのような答えを得て、何を理解したかですが。
済みません、時間が無くなってしまいました。
後半の考察は後日書き込ませていただきます。

19Coin>>18
おいさん、お久しぶりです。
前に公式時代の過去の推理記事の原本を失くした?ようなことを
おっしゃっていたような気がしますが
Townmemoryさんの所の過去ログのまとめ等にありますね。
http://blog。goo。ne。jp/grandmasterkey/e/7d09d1e7c0307f7de8831cef413865af
(リンク頭にhttp、。を変更)

推理に関しては気になった点に関して返信します。

○「動機」に関して
 動機に関しては、ノックスの十戒でも明言されていませんし
 作中に絶対にこの動機に違いないというものが明確には出ていませんね。
 しかし、悪魔の証明やノックスの十戒等を鑑みるに
 不明or検証不能な部分に関しては「何らかの動機Ⅹ」を仮定してでも
 推理を進めることができるということを示しているのかとも思います。

 その一方で、登場人物を駒と見做した場合の行動のルールを考えること
 そしてウィラードが云った『ホワイダニット』を重視するならば
 該当EPの時点では提示されていない情報や確定していない説が
 個別の犯行ごとの動機になりえるということだと云えます。
 動機が“ない”←愛がなければ視えない ということなのか?

 未来世界のウィッチハンター達は、
 六軒島事件に関わったであろう人物(主に大人達)には
 「頭首・怨恨・借金・会社・社員」等動機になりえる可能性が多岐に渡り
 動機を無視して推理?をしていましたね。
 そして、ウィッチハンター達は解いていません。

 そういう観点から云えば、『この物語には動機が存在しない』
 →『この物語の内部(盤面・下位等)には動機が存在しない』
 →『この物語の外部(メタ・上位・未来・外側等)に動機が存在している』
 ①うみねこのなく頃に=ボトルメール事体の存在が動機を示している
  (No Dine No Knox No fair 中=ボトメだけを視ても動機が無いので成立しない)
 ②うみねこのなく頃にのルールを複数EPから抽出して動機を推測する
  (複数の視点を介して視ることで~)
 ということなのかなと考察しています。

 ドラノ―ルも初登場時は心のない冷酷な魔女の処刑者のように描かれていましたが、
 薔薇庭園で戦人と話すシーンなどでは公私を分けて話してくれました。
 ダイン・ノックス・フェアではないという宣言は、
 それらが0%ということではなく100%ではないということを示していて
 0~99%ならばそれらに完全に該当しないが成立する余地がある
 愚直なまでにそれらの存在を信じ抜いて推理を行うことまでの
 振るい落とし?のようなものなのかと。
 
 以上、返信でした。
20YY
やる夫スレが嫌いでなければ、こちらの考察をおすすめします。
つい最近、フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットの全てが解かれた解答が
投下されました。

【うみねこのなく頃に解】やる夫は六軒島の真相に至ったようです
21ケーナ寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第17回) 

「ここがリビングね、日当たりが良くていい感じ。こうスッカラカンだと、好きなだけ私の色に染められるわね。ここには頭がついた虎の毛皮を10枚くらい敷き詰めましょう」
「……最悪のセンスですね」
「そして真ん中にはコタツを置いて、あの辺に大型テレビを置くことにするわ」
「……もはやシュール過ぎて言葉もありませんぜ」
「キッチンは随分旧式ね。でも、私は電子レンジと電気ポットがあればいいから、別にこのままで構わないわ」
「いいえ、お嬢。ここは全面的に改装しましょう。貧しい食生活は心まで貧しくしてしまいます。豊かな食生活があってこそ、生活にゆとりが生まれるというものです」
「あら、傭兵なんて、ロクなものを食べていない印象があるのだけれど…」
「そりゃあ、戦場では大したものは食べられません。それどころか、食べるものがないことさえあります。だからこそ、平時は豊かな食生活が大事なんですぜ。それに次の戦場では命を落とす可能性だってあるわけですから、食べられるうちに美味いものを食べておきたんでさぁ」
「そう、解ったわ。……道路の舗装費とキッチンの改装費は天草持ち、と」
「やっぱり、道路の舗装をする気はないんじゃないですか! 頼みますよ、全部、お嬢の為を思って言っているんですから」
「冗談よ。でも、そんな本格的なキッチンにしたところで、私は料理なんて出来ないし、するつもりもないわ」
22ケーナおいさんさん >>17 >>18 

僕は上位世界を物語のメインに据えていますので 
ゲーム盤はあくまで魔女のベアトが戦人との勝負の為に用意した 
“ゲーム”なのだと解釈しています 

人の考察を読んでいると 
現実世界の出来事とゲーム盤の出来事が
ごっちゃになっている人が多いです

これはおそらく世界観認識が
きちんと固まっていないからなのだろうと思いますが
特にファンタジー部分をきちんと解釈している人は
まずいないのではないでしょうか?
23ケーナYYさん >>20 

ツイッターで取り上げていた人がいたので 
読んでみましたが 
僕の考察とは“同じトランプを使ったルールの違う別のゲーム”ですね

否定はしませんが肯定もしません
24おいさんなんと翌日に戻ってこれました。でも風邪で頭がぼうっとしています。
そして本日も時間があまり無い。
どこまで書けるか・・・。考察後半・・・の前に。

Coinさん>>
こんにちは、ありがとうございます。
私は、良く分からないが何か動機があったに違いない。という考え方が納得いかなかったのです。
それにここでノックスを持ってきて、EP7でヴァンダインを持ってくる意味。
ドラノールとウィルのキャラ設定の違いなども考えたのです。
「動機が無い」とはどういうことか、後半も読んでいただければ幸いです。

YYさん>>
やる夫さんの考察、読ませていただきました。
EP6の封印の時間差考察面白いですね。
エリカが壁を這い回り窓を封印するのは、描写としてもありますしね。(たしか・・・)
私はEP6をエリカ=嘉音で解いたのですが、こちらの説も納得できました。
そして、6年前からの入れ替わり説、なるほどこれは考え付きませんでした。
いまもって、こういう考察が読めるのはうれしい限りです。
YYさん、教えていただきありがとうございました。

ケーナさん>>
そうですね、根本となる方向が違いますからね。
私は基本全ては現実世界に向かって収束すると考えています、ゲーム盤上の話も何故こうなっているか、何故こんな演出がされたかという見方をしていますので。

いったん落ちます。戻ってこれたら・・後半を書かせていただくつもりです。
25おいさんあまり時間がないけど、来れる時に書かないとまた間空けてしまいそうなので・・。
できるだけ簡潔に。

>>18の続きです。
さてEP1~EP4に動機が存在しないというのはなぜか、それは原作に当たるメッセージボトルや偽書がそう書かれていたからです。
作者である幾子=紗音はミステリーを読みこなしていました。失敗ではなく、わざとそのようなミステリーとしては破綻した物語を書いたのでしょう。
で、その理由ですがEP5を見ると分かります。(というかEP5自体がEP1~EP4の総括として位置づけにあると考えています。)

EP5でエリカが何をしようとしたか、それは「自分も信じていない屁理屈で夏妃を犯人にしようとした」です。(推理に死んでいると分かっている金造を絡ませたのはわざとです。)
そしてベアトは「右代宮家の名誉を守ろうとする夏妃」を守ろうとするのです。

もともと、偽書とは親族会議の2日間に幻想を被せ真相を明らかにさせないために書かれたものです。
幾子にしてみれば、動機が無いことを浮かび上がらせることにことによって、「彼らが惨劇を起こしたはず無いじゃないか」ということを逆に示そうとしたのです。
つまり、エリカの様に難癖で誰かを犯人に仕立て上げようとする人たちから右代宮家をを、死んでしまった人の名誉を、生き残った人の幸せを守ろうとしたのです。
それが、ベアトリーチェの役割でありルールの1つです。

絵羽にもベアトリーチェを名乗れることから、同じ目的を少なくとも正気のうちは持っていたのでしょう。縁寿が見習いと呼ばれているのは、同じ目的を持ちながらそれを自覚していないことを意味しています。

ではゲーム盤上の戦人とは何かというと、十八の中にある戦人のことです。
幾子としてみれば、この偽書の魔法で2日間の真相が隠れ、右代宮家を守りたいという思いはあるのですが同時に戦人に戻って欲しいとも思っています。
しかし、十八が戦人に戻ってしまった場合、その責任感からも全てをうやむやにしようとする幾子たちに賛同するとは思わなかったのでしょう。
それがゲーム盤上の永遠と戦人の帰還を望む、相反するベアトの思いとして描かれているのです。

結局、自殺未遂をしても十八は戦人にならず、人間では無く完全な幻想側の存在として幾子は認めて戦人の帰還をあきらめざるをえなくなったのです。

つまり、EP5で戦人が理解したとされるのは、「この物語は右代宮家を守るためにあるのだ」ということと、「この物語は既に存在した事実にかけられた幻想であり、自分はもう人間として帰ることは無いのだ」ということです。

すみません5時になってしまいました。最後が少し抜けますが考察は大体書き込めたはずです。読み返す時間が無いので読みにくいところはご勘弁を・・。
何か感想などいただければ幸いです。ではでは。
26おいさん帰りにネットカフェによれたので残りを書いてしまいます。

>>25の続きです
つまり、EP1~4を分かり難くさせているのは2つ。
ひとつは、物語としての背景はともかく惨劇への参加動機がわざと抜けているところ。

そしてもうひとつは戦人とベアトの対立のあり方がはっきりしないところ。
コレは何故かというと、実際の処この二人は同じ目的を持っているのです。
つまり、戦人はミステリーで右代宮一族を救おうとし、ベアトはファンタジーで救おうとしているのです。
そして、この二人が何から右代宮一族を救おうとしているかが明示されていないからです。

その本当の敵を明確に示して見せたのがRP5です。
エリカとは右代宮一族を貶めるものの代表として六軒島に現れる。
この敵を明らかにすることによって、実はベアトと戦人が最初から共闘していたことがハッキリするのです。駒の戦人は気づいていなかったでしょうが。

戦人覚醒シーンは、それらのことを理解した戦人はこの物語が、どのような状況で何を目的として創られたか理解したことを示しています。

うーん何か抜けているような記憶がハッキリしない、黄金の真実については以前書いたとおりですし。
こんなところでしょうか。思い出せたらまた・・それでは。
27ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第18回) 


「……隠遁生活である以上、料理人を雇う、というのも難しいですね。解りました、たまに俺が腕を振るうことにします」
「あら、天草。あんた、料理出来るの?」
「俺の数少ない趣味の一つが料理でして…。そこらのレストランのコックにも負けませんぜ」
「そう、期待しているわ」
「でも、お嬢も料理を覚えた方が良いんじゃないですかい? 毎日インスタント食品じゃ、心が荒みますぜ」
「そうね、気が向いたらあんたに教えてもらうことにするわ」
「是非、そうしてください。良いものですよ、料理は」

「トイレとお風呂も旧式ね。ここは全面的に改装しましょう。あら、サウナがあるわ。外国人が住んでいただけのことはあるわね」
「サウナは良いですぜ。疲れが吹き飛びます」
「そうね、自宅にサウナがあるなんて贅沢で良い感じだわ。ここはそのまま残しましょう」
「あとは寝室かしら。リビングに近い方が良いから、リビングの隣の部屋を寝室にするわ」
「……聞いたことがないような配置ですが、お嬢、お1人ならそれでも良いかもしれませんね」
「ここに天蓋付きのベッドを置くの。お姫様みたいで素敵だわ」
「掃除が面倒なだけな気もしますが、ここは言うなればお嬢の城ですからね。お好きになさってください」
「……城、そうね、ここは私の城なんだわ。せっかくだから名前を付けましょう。そもそも、私の新しい名前を考えなくちゃ……。エンジェをエンジェルにして、天使(てんし)。読みを変えて(あまつかい)。これが苗字で、名前は笑魅(えみ)なんてどうかしら?」
「何だか、俺をこき使ってほくそ笑む、というイメージしかないんですが…。それにちょっと恥ずかしい印象がありますね。若い時は良くても、歳を取ったらキツいんじゃねえですかい?」
28ケーナ僕が今書いている「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」は 
EP1~8は縁寿による創作 という解釈です 

EP4における縁寿の“真実を求める旅”が現実世界での出来事であり 
1998年の六軒島で心変わりをした縁寿が 
作家となり EP1~8を書いた とする物語です 
(とんでもないギミックが仕込んであるのですが、それはその時のお楽しみということで…) 

これがヤス=幾子説の場合は1986年の惨劇から生き残った 
ヤスが幾子となり EP1~8を書いた という解釈になろうかと思いますが

執筆者が縁寿にせよ幾子にせよ 
「何故、それを書くのか?」が重要になってきます 
「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」に関しては 
ネタバレになるため書きませんが 

幾子が執筆者であるとするならば 
その動機の設定が難しくなってきます 
というのは『うみねこ』には話の軸が3つあり 
1つ目は魔女のベアトリーチェが幸せになる物語
2つ目は縁寿が改心して強く生きていく物語
3つ目は六軒島の真実の物語です

幾子は何故 誰に向けてこのような物語を書くのか
その説明が非常に難しいわけですが 
ニコニコ動画の『ヤスの一なる真実』は
2つ目を上手く説明出来る内容となっています

しかし 上記3つを完全に説明出来ているかというと 
そういうわけでもありません 

僕は創作説を採るからにはこれをきちんと説明出来るのは 
最低限の条件なのかなと思います
29名無しさんあげ
30ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第19回)

「……確かにそうね。この名前を一生、背負う気にはなれないわ。じゃあ、ありがちだけど、名前の二文字を入れ替えて“寿縁(ことぶきえにし)”……何か、男みたいね」
「じゃあ“ゆかり”はどうですか? “縁”って字は“ゆかり”とも読みますぜ」
「“寿ゆかり”良い感じじゃない。これでいくわ。今日から私は“寿ゆかり”そして、この屋敷は“寿ゆかり城”よ!」
「ネーミングセンスまで最悪ですね。でも、お嬢がそれで良いってんなら、止める気はありませんぜ」
「あ…やっぱりやめておくわ。寿ゆかり城も捨てがたいけど“ミライアン”にする」
「“ミライアン”? どんな字を書くんで」
「過去、未来の“未来”に“いおり”の“あん”で“未来庵”よ。六軒島には“渡来庵”と“九羽鳥庵”があったわけだから、それを踏襲するの。この屋敷は小さめだし、これくらいがちょうど良いわ」
「なるほど、少なくとも“寿ゆかり城”よりかは、遥かに良いと思いますぜ」
「天草、さっそく業者を手配して、この“未来庵”の改装に取り掛かるわよ」
「解りました。工事が終わるまでしばらくの間、観光でもしますか。俺、一度、屋久島に行ってみたいと思っていたんでさぁ。須磨寺もまさか、屋久島まで来ることはないでしょう」
「随分、ジジくさいわね。まあいいわ。どうせすることもないんだし、行ってみましょう」

※実は1週間くらい前まで
“寿ゆかり城”のままだったりして… 
(置換を使うと119件置換されました)
31ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第20回)

■1998年12月 未来庵
「イメージ通りね、素晴らしいわ」
「虎の頭があちこちにあるってのが、何とも落ち着かねぇんですが……。それにこんな使い方をされたんじゃ、虎も気の毒ってモノで」
「カワイくて良いじゃない。それにこれは本物じゃないわよ。本物そっくりのイミテーション。今時の金持ちは自然に優しいのよ。だからほら、頭はクッションになってるの。しかも押さえると舌が出る、と。さらに尻尾は電源コードになっていて、コンセントに繋ぐと電気カーペットになるというスグレモノ」
「……どうも俺とお嬢の感性には、グランドキャニオン並みの谷間がありそうですね。ところでお嬢は作家になるそうですが、これからどうするおつもりですかい?」
「そうね、取りあえず、色んな作品に片っ端から手を出してみるわ。絵羽伯母さんが厳しかったから、私は同世代の人間が当たり前に知っているような作品を、ロクに知らない。コミックもゲームも映画もアニメも……。自分の引き出しを増やす意味でも、カブらないようにする為にも、しばらくの間は徹底的に読んで、遊んで、視まくるわ。天草、あんたはこういうの詳しい?」
「いえ、さっぱりです。ミステリー小説なら結構、詳しいんですが……」
「あら、意外ね。ミステリーが好きなの?」
32名無しさんパチスロ版ではついにEDを増やすと言い出しましたね
大金つぎ込んで検証してくる人はいるのか…
33ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第21回)

「好きというか何というか……。昔、付き合っていた女がとんでもない洞察力の持ち主で“将来は探偵になる!”なんて息巻いてましてね…。そのくせ、たいしてミステリーを読んでもいなかったので、俺の方で片っ端からミステリーを読んで、難しかった作品をそいつが解けるかどうか試していたんでさぁ。その時の習慣が今も続いちまってるワケで…。ですから、オススメのミステリーならいくらでもあげられますぜ」
「……そんな時代があんたにもあったのね。でも、私もミステリーには詳しいのよ。戦人お兄ちゃんの影響で、古典まで含めて大概の有名作品は読んでいるわ。他に娯楽もなかったし…」
「そういうことなら、お嬢のお力にはなれませんが、パソコンでネットが使えるようにしておきますんで、ご自分で情報を集めてみてください。取りあえず一段落したんで、俺は一度、本社に戻って小此木社長に報告してきます。それからは週に一度くらい、買出しやら何やらでこちらに伺います」
「解ったわ、ありがとう。これからも頼りにしてるわよ」
「へぇ。でも、あんまりこき使うのは勘弁願いますぜ」

※本来ならば、これから延々と《今日のゆかり先生》が続くのですが、連載という形式にはそぐわない為、この場で発表する内容からは大幅にカットすることにします。本来の原稿では、こちらの5倍はあると考えてください(本当はもっと作りたかったけど、ネタが…)。何故、そんな大量に《今日のゆかり先生》をブチ込んだのかと言いますと、ゲームやコミックに精通している『うみねこ』の作者と、絵羽に厳しく躾けられたはずの縁寿にギャップがあることが1つ。ゆかり先生にダメダメ感を持たせたかったのが1つ。そして最後の1つは……読んでいってもらえばお解りいただけると思います。
34ケーナ>>32 

PS3あたりに移植されたら遊んでみたいですね
35タチバナというか、ネットで有料会員になれば遊べますよ、パチスロうみねこ。
36ケーナ■1999年 ○月 未来庵 
「私のクリリン、クリリンが……」
「クリリン? 何ですかそれ。それにしても凄い勢いで漫画やら何やら増えてますが、どう見ても俺が頼まれて買ってきた量よりも多いですよね?」
「最近はネットオークションやネット通販って便利なものがあってね。家にいながら色んな買い物が出来るのよ」
「はぁ、そういうものですかい」
《今日のゆかり先生》『DRAGON BALL』

■1999年 ○月 未来庵 
「ねぇ、天草。“伊藤幾九郎〇五七六”って知ってる?」
「何ですか、そのキテレツな名前は? 芸能人ですか?」
「有名なメッセージボトル偽書作家なんだけど、例の日記を読んで思ったの。伊藤幾九郎〇五七六の書いた偽書は、どう考えても、真実を知っている者が書いたとしか思えない、って」
「って、ことは何ですか。実は六軒島爆発事故には会長以外にも生存者がいて、その人物が伊藤幾九郎〇五七六かもしれない、って言うんですか?」
「あくまで可能性としてよ。でも、どうしても気になるの。何とか調べられないかしら」
「うーん、俺もそっちの方はさっぱりでして……。ただ、その筋にツテがありますんで、ちょっとあたってみます」
「よろしく頼むわ」
37ケーナタチバナさん >>35

ダウンロードしたゲームで鍛えて 
店で実戦という感じでしょうか
そういう時代なんですねー 
38ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第23回)

「お嬢、例の伊藤幾九郎〇五七六の事、調べてきましたぜ」
「ありがとう。で、どうだったの?」
「一応、都内の複数のネットカフェから書き込んでいたことまでは解ったんですが、それ以上のことはさっぱりでした」
「そう……。監視カメラの映像はなかったのかしら?」
「そんな立派な店じゃなかったもので…。おそらく、わざとそういう店から書き込みをしたんでしょう。店に張り込んだところで、毎回、店を変えていますし、最後の書き込みは1998年の10月です。それ以降はパッタリ書き込みが途絶えてますんで、まぁ無駄になるでしょうね」
「わかったわ、この件はもう諦めましょう。苦労をかけたわね」
「とんでもありませんぜ。随分、用心深い奴だってことしか解らなかったわけですからね。お役に立てなくて申し訳ございません」

■1999年 ○月 未来庵 
「何よこれ! なんで船の中に落とし穴があるワケ?」
「お嬢好みのシュールな仕掛けですね」
《今日のゆかり先生》『ミシシッピー殺人事件』

■1999年 ○月 未来庵 
「……これって、光学迷彩出来る服があるなら、オープニングで裸になる必要はなかったんじゃない?」
「そこにツッコむのは野暮ってもんじゃねえですか?」
《今日のゆかり先生》『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』
39ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第24回)

■1999年 ○月 未来庵
「お嬢、大分髪が伸びてきましたね」
「言われてみればそうね、こんな生活をしていると美容院にも行けないし…」
「実は美容師の資格を持っているんですが、如何ですかい? お安くしときますぜ」
「あんたが切ってくれるって言うの?」
「ええ、そういうことで」
「腕は確かなんでしょうね?」
「…免許を取ったのは随分前ですし、実際に働いたことがあるわけじゃありませんから、微妙ですね。でも、お嬢が自分で切るよりかはマシかと…。一応、リハビリとしてマネキンの頭を10個ほど買い込んで、カットしてみましたから大丈夫でしょう」
「……その頭はそれからどうしたの?」
「きちんと透明なゴミ袋に入れて、燃えないゴミに出しましたぜ」
「……回収に来た人はビックリするでしょうね。しくじったら、小此木さんに言って給料下げてもらうわよ」
「うまくいったら?」
「1年間は仮採用だから無給よ」
「……」
《今日のゆかり先生》『天空の城ラピュタ』

■1999年 ○月 未来庵 
「お嬢、妙な歌を歌って、何やっているんですか?」
「しょうがないでしょ! そういうゲームなんだから」
《今日のゆかり先生》『たけしの挑戦状』
40ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第25回)

■1999年 ○月 未来庵 
「お嬢、ご無沙汰してました」
「……あら、天草……。……ご苦労様」
「……お嬢、ひでえ顔ですぜ。一体、どれくらい寝てないんですか?」
「……丸二日くらいかしら……。漫画に熱中してしまって…」
「そんなことをしてると身体を壊しますぜ……」
「あんたと違って、若いから平気よ……。あらっ」
「危ねえ! ………………お嬢」
「な、何?」
「一体、どれくらい風呂に入っていないんで? 臭いますぜ」
「…1週間くらいかしら」
「……お嬢」
「…何?」
「自分の足で立ってもらって良いですか? 臭くてたまらんのです」
「……ねぇ、天草」
「何ですかい?」
「ここは、顔をそらせて、す、すみません。そんなつもりじゃあ……とか何とかいう場面じゃないの? それにレディに向かって“臭う”とか“臭い”とかってあんまりじゃない?」
「…お嬢」
「……何?」
「少女漫画の読みすぎじゃねえですか? そんなつもりって、どんなつもりですか。そもそも、今のお嬢はレディ以前に、人として終わってますぜ。俺は単なる世話人ですから、差し出がましいことを言うつもりはなかったんですが、今のお嬢を見たら、会長はどう思うでしょうね」
「…………」
「会長だけじゃありませんぜ。お嬢の両肩には、あの事故で亡くなった皆さんの想いが乗っかってるんじゃありませんか? だからこそ、お嬢は生きたいって思ったんですよね? お嬢は今の自分の生き様を、ご両親に誇れますか?」
「…………」
「これ以上、俺を失望させないで下さい。俺はねぇ、お嬢のことを尊敬してるんですよ。6歳で家族を失い、保護者である会長とは不仲。12年間、孤独に世間の誹謗中傷に晒され、それでも生きようと思えたお嬢の強さ、とても俺には持ち得ないものです。だから、俺はお嬢のこれからを見たいんです。お嬢が立ち直り、作家として立派にやっていく姿を……」
「……ごめん、天草。今日はもう帰って」
「……わかりました。また、一週間後に来ます」
《今日のゆかり先生》『ガラスの仮面』
41ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第26回)

■1999年 ○月 未来庵
「……わざわざお出迎えとは、どういう風の吹き回しで?」
「こないだのことを謝ろうと思って…」
「クビにされるようなことなら、口にした覚えはありますが、謝られることなんて、何もありませんぜ」
「いいえ、そんなことはないわ。ごめんなさい、天草。あんただってあんなこと言いたくなかったでしょうに、私が不甲斐無いばかりに……」
「俺はただ、自分がしたいと思ったことをしただけでさぁ。お嬢が謝る必要なんて、これっぽっちもありはしません」
「そう、ならお礼を言わせて貰うわね。ありがとう、天草。わたしの目を覚まさせてくれて」
「……どうしたんですか? 今日のお嬢はどこかおかしいですぜ。」
「おかしかったのは、今までの私よ。これからは生まれ変わったつもりで頑張るわ」
「お嬢がそういうことを言うと、何だか、背中がムズかゆくなってきますね」
「茶化さないで、私は本気よ。……そこで折り入ってあんたにお願いがあるんだけど、これからは週に3日くらい来て貰うわけには行かないかしら」
「俺は別に構いませんが、何をさせるおつもりで?」
「私のスケジュール管理と、トレーニングに付き合ってもらいたいのよ。作家だからって、ロクに運動もしないようでは駄目だと思うの」
「俺に出来ることなら、喜んでやらせてもらいますが、俺に秘書やマネージャー系のスキルは皆無ですぜ」
「私がきちんとスケジュールを守るか、監督してくれるだけで良いわ。人を鍛えるのは得意でしょう?」
「……軍隊式で良ければ」
「そういう厳しさが欲しいのよ。あと、料理も期待してるわよ」
「なかなかやりがいがありそうじゃないですか。喜んでやらせてもらいますぜ」
42ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第27回)

「ありがとう、うれしいわ。早速だけど、こんな感じでスケジュールを組んでみたんだけど、どうかしら?」
「うーん、この“情報収集”ってのは何ですか?」
「その名の通り執筆に必要な情報を集める時間よ。ゲームをしたり、本を読んだり、映画を見たり…」
「要は遊ぶ時間ってことですよね?」
「失礼ね、私はただ遊んでいるだけじゃないのよ。知識を溜め込んでいるの」
「まあ、今までは“情報収集”が1日中だったわけで、それに比べればマシですし、作家だって、起きてる間、ずっと書いてるわけではないでしょうから、良いとしますか。とりあえず、俺としては健康的で規則正しい生活をして貰えれば、文句はありません。ちなみに、ここ最近、ロクに運動をしてこなかったお嬢の身体のことを考えると、トレーニングは週に1回くらいにして、身体を慣らしていく必要があると思いますぜ。何せ、どう見ても以前より10キロは体重が増えてますからね」
「その辺りの判断はあんたに任せるわ、頼りにしてるわよ。ところで早速だけど、ご飯作ってくれる? お腹がすいたわ」
「へいへい、料理も覚えてくれると助かるんですがね」
「まあ、それはおいおい……。あんたの仕事がなくなっても困るでしょ」
「その時は、専属トレーナーでもやらせてもらうとしますか」

■1999年 ○月 未来庵
「月に代わって……お仕置きよ! お仕置きよ!」
「……お嬢、塩くらい普通に降れないんですかい?」
《今日のゆかり先生》『美少女戦士セーラームーン』
43ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第28回)

■1999年 ○月 未来庵 
「天草、豆よ、豆。豆を買ってきて頂戴」
「豆なんて買ってきてどうするんですか?」
「人間、豆さえ食べていれば生きていけるのよ」
「そんな食生活、楽しいですかね……」
《今日のゆかり先生》『エリア88』

■1999年 ○月 未来庵
「大分、身体が出来てきたみたいですね。お嬢は元々、何かやってたんで? とても素人とは思えないんですが…」
「……あんた、カラリパヤットって知ってる?」
「何ですか? それ」
「私も詳しくは知らないけど、蹴り技が主体となるインドの古武術らしいわ。私は絵羽伯母さんにそれを習いに行かされていたの。私の足が標準よりも若干、ごくわずかに、ふくよかなのは、その為よ」
「……なるほど」
「絵羽伯母さんの蔵書の中に、1つだけボロボロになった漫画があって、それに“蹴りの威力は突きの3倍”って書いてあったわ。きっと身体が大きくて、ボクシングをしている蔵臼伯父さんに勝とうと思ったら、蹴りを極めるしかないって思ったんでしょうね。譲治お兄ちゃんにもテコンドーや空手を習わせていたらしいし、自分はムエタイをやっていたそうよ」
「会長が蹴り技に拘っているのは知っていましたが、そんな事情があったとは……。さらにお嬢までそれに巻き込まれていたとは……」
「実際に使ったことはないから、どれだけ役に立つか微妙だけどね」
「いやいや、こういうのは経験しているとまるで違いますぜ。せっかくですから、実戦で使えるように鍛えてみますか? お嬢の場合は一般人よりもトラブルに巻き込まれる可能性が格段に高いですから、やっておいて損はないでしょう」
「そうね、ジョギングだけっていうのも、飽きてきたところだし、やってみるわ」
「そうこなくっちゃ。お嬢を一流の格闘家に育成してみせますぜ」
「……そこまでは求めてないから」
44ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第29回)

■1999年 ○月 未来庵 
「ふん、あんたのミステリー好きもたいしたことないわね」
「……これは果たしてミステリーなんですかい?」
《今日のゆかり先生》『ポートピア連続殺人事件』

■1999年 ○月 未来庵
「この役者は、この映画まで剣に触ったことさえなかったそうですぜ」
「そんな人に達人役をやらせる、って凄いわね……」
《今日のゆかり先生》『七人の侍』

■2000年 ○月 未来庵 
「ダンボールって何の意味があるのかしら」
「動かなかったら、敵に気付かれないんじゃないですか?」
《今日のゆかり先生》『メタルギア』

■2000年 ○月 未来庵 
「お嬢、大変ですぜ! 八城十八って作家が、会長の日記の公開イベントをやるそうです」
「どういうこと? 絵羽伯母さんの日記なら、私が持っているじゃない」
「今まで黙っていたんですが、実は会長は“秘密の日記”を持っていたんでさぁ」
「秘密の日記? 私が持っているのとは別の日記ってこと?」
「ええ、そうです。頑丈な錠前でガチガチに固められた奴です」
「そんなもの、絵羽伯母さんの遺品の中にはなかったわよ」
「それがどうやら、会長はその日記を病室のベッドの下に隠していたんだそうです。それが会長の死後、病院の関係者によって発見されて、密かにアンダーグラウンドで取引されていた、ということらしいですぜ」
「そんな!……」
45ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第30回)

「しかも、驚くなかれ、その八城十八こそが、例の伊藤幾九郎〇五七六だったって話なんでさぁ。つまり、以前のお嬢の予想は当たっていたわけです。伊藤幾九郎〇五七六は会長の日記を読んで真実を知っていたからこそ、あんな偽書を書けたってわけでしょう」
「天草、そのイベント、何とか出来ないかしら? そもそも、その日記の正当な持ち主は私なわけだし、私には取り返す権利があるんじゃない?」
「……世間的にはお嬢は謎の失踪を遂げた、ということになってますんで……。今、出て行くとこれまでの苦労が水の泡になるでしょう。もし、お嬢の許可がいただけるなら、俺が強硬手段で取り戻してきますぜ」
「……解ったわ。この際、手段は選んでいられない。天草、その日記、何としても公開前に取り戻してきて!」
「承知しました!」

「お嬢、戻りましたぜ」
「ご苦労様。で、どうだったの?」
「いやはや、とんでもないガセネタに振り回されたもので…」
「どういうこと?」
「結論から言えば、会長の日記は偽物、単なる白紙の日記帳でした。八城十八って作家は、変わったところがありましてね。実力は本物なんですが、妙なことばかりするんです。デビューした時も、複数の大手出版社が主催する推理小説大賞に、それぞれ異なる偽名で投稿して、それぞれで大賞を受賞するという快挙を成し遂げたんでさぁ。ところが、実はそれは本当のデビューではなくて、その後も次々に、低くない評価を受けていた無名作家の作品が、八城十八の偽名による過去の作品だと発覚したんです。にも拘らず、本人は決して表に出ず、謎のベールに包まれてきたんですが、ある時、サイン会をすることになりましてね。とうとう、顔が拝めるのか、とマスコミが殺到したんですが、サングラスとマスクで顔を完全に隠した、文字通りの覆面作家がそこにはいた、って塩梅でして…」
46名無しさん>遅くなりましたが、先月いただいていたご指摘への解答を先に!
>先月号のベルンカステルの赤発言のフォントはおそらく誤植です。
>コミックスで直してもらいますね!
by夏海先生ブログ

一応報告
47ケーナ>>46 

あんまりな解答で… 
僕はあれ「読まれるとしたら縁寿が最初に読むけど、最終的には誰にも読まれない」ということで 
あんなフォントなのだと思っていました
48ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第31回)

「……相当な変わり者のようね。つまり、今回のイベントは、八城十八によるイタズラってこと?」
「そういうことで……。一応、素顔を拝んできましたが、何の変哲もない普通の兄ちゃんでした」
「……例えば、右代宮戦人であることはありえない、と?」
「間違いなくありえませんね。確か、戦人さんは結構、ガタイの良い方だったとか…」
「ええ、180センチはあったと思うわ」
「俺が会った八城十八は中肉中背、年齢もせいぜい大学生くらいでした。あの若さであれだけの作品が書けるってのは大したもんですが、あの奇抜な振る舞いも若さ故、ってところでしょうね」
「つまり、天才的な大学生作家、いや、1998年当時は高校生だったかもね……八城十八は自分の力で限りなく真実に近い偽書を書いたのであり、六軒島とは何の縁もゆかりもない、そう考えれば良いのね?」
「そうですね。結構、頭の回る奴でしたが、銃にはビビったみたいで、ペラペラ何でも話してくれましたよ。そもそも“伊藤幾九郎〇五七六”ってのを数字に直すと、11019960576になります。この数字は18の8乗、十八のハチジョウ。……それで、八城十八となる、ってことらしいです。ようは偽書を発表してから2年経っても、誰もそれに気がつかなかったから、それを明かそうと思った、と…。ですから日記の中身を見せるつもりなんて端からなかったわけで……。用意した偽物の日記も中は白紙だった、と」
49ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第32回)

「……何とも、人騒がせな話ね。でも、良かったわ。六軒島の真実が守られて」
「そうですね。六軒島の真実はお嬢のもの。公開する権利を持つのもお嬢だけでしょう」
「……少なくとも、絵羽伯母さんはこんな形で真相が明らかになることを望んでいなかったと思うの。それにしても、真実を隠し続けるというのは辛いものね。絵羽伯母さんの苦悩が今更にして解るというものよ」
「……」
「ところで天草、あんた、やけに八城十八に詳しかったけど、まさか…」
「ええ、実はファンでしてね。サイン会にも行きました。『黒首島奇譚』は最高ですぜ。是非、お嬢も読んでみてください。ほら、ついでに本にサインまでしてもらっちまいました」
「……案外、ミーハーなのね……」

※ちなみにこの“絵羽のもう1冊の日記”の設定を考えてはあるのですが、この物語中では出てこない為、ここで書いておきます。絵羽は2冊の日記を用意していました。1冊は小此木に託した“六軒島の真実”を記した日記。縁寿が六軒島で天草から受け取った方です。もう1冊は“世間向けの六軒島の真実”を記した日記。これは普段から持ち歩くことで、その存在をアピールしておきました。内容は絵羽一家が1986年に親族を皆殺しにして黄金を独占しようとしたが、親族の反撃により、秀吉と譲治は死亡し、絵羽1人が生き残った、というものです。絵羽の目論見では、自分の死後、この日記が発見され、公開されることで“絵羽一家陰謀説”が事故の真相として認識され“六軒島魔女伝説”は収束するはずでした。ところが、何故かその日記が公開されることはなかったという…。
50ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第33回)

■2000年 ○月 未来庵 
「ば、馬鹿な……。コ、コナミコマンドが効かない……だと……」
「コナミコマンド? 何ですか、それ?」
《今日のゆかり先生》『グラディウスⅢ』

■2000年 ○月 未来庵 
「ねえ、天草。機械の身体になって永遠に生きるって、どんな気分なのかしら?」
「退屈なんじゃないですか。体を鍛える楽しみがありませんし、同じものを食べたら同じ味しかしないわけですから、驚きがありませんよね。人間だったら同じものを食べても、その時の気分やら何やらで全然味が変わるでしょう?」
「……こういう時のあんたは良いこと言うわね」
《今日のゆかり先生》『銀河鉄道999』

■2001年 1月 未来庵 
「お嬢、今日が何の日かご存知ですか?」
「さぁ、私にはカレンダーなんて、ゲームやコミックの発売日としてしか意味がないわ」
「そんなこったろうと思ってましたけど、今日は成人の日ですぜ」
「そう。でも、出歩けない私にはやっぱり関係ないわね」
「そんなお嬢のために、プレゼントがあります」
「何これ……振袖? ……高かったんじゃないの?」
「俺の給料なんて、お嬢から出ているようなものですから、たまには還元しないと……。せっかくですから記念撮影をしましょう」
「……気は進まないけど、あんたの顔を立ててあげるわ。着替えてくる」
「その前に髪を結いましょうぜ。この日のために市民講座に通ってきましたんで」
「…どんな市民講座よ、それ」
「“おしゃれでポップな現代風髪結い教室”ってヤツですが?」
「……いろいろツッコミたいけど、我慢しとくわ」
51ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第34回)

「髪はこんなものですが、着付けは大丈夫ですかい? ……何なら手伝いますぜ?」
「……じゃあ、お願いできるかしら」
「……冗談ですって」
「あら、こっちは冗談じゃないわよ」
「…………」
「1人で着付けるのって結構大変なの。手伝ってくれるなら、助かるわね」
「……俺みたいな素人でも……ですかい?」
「えぇ、そんなに難しいことは頼まないわ。じゃあ、準備が出来たら呼ぶから、ちょっと待っててちょうだい」

「こんなものかしら、どう?」
「……ひゅう! 見違えましたぜ」
「……お世辞でも嬉しいわ。それで、どこで撮るの?」
「海をバックに撮るのはどうですかい?」
「そうね。悪くないかも」
「それじゃ、撮りますぜ。はい、チーズ」
「……撮り直しを要求するわ。今のは何だか表情が微妙だった」
「そうですかい、イイ感じだったと思いますけど……まあ、良いでしょう。はい、チーズ」
「待って、今のも頬が引きつっていた感があるわ」
「……実は、こういうのに結構うるさいんですね、お嬢は」
「当然よ。人生の記録に汚点を残すわけにはいかないの」
「解りました。とことんまで付き合いますよ……」

「結局、30分近く撮影してましたね」
「お疲れ様、着替えたらコーヒーを淹れてあげる」
「あれだけ苦労して着たのに、もう、脱いじゃうんですかい?」
「せっかくのプレゼントだもの、汚したら申し訳ないわ」
「……嬉しいことを言ってくれますぜ」
52ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第35回)

「どう、美味しい?」
「……相変わらず濃いですね。もう、慣れちまいましたが……」
「子どもの頃から嫌いでたまらなかった絵羽伯母さんだけど、こういうところは受け継いでしまったわね。薄いコーヒーはコーヒーって気がしないの」
「着付けも会長にしつけられたんですよね? 何だかんだ言って、お嬢は会長の影響を受けてますね」
「そうね、こうして有形無形に絵羽伯母さんの教えが私には残っている……。今となってはうれしいことだわ」
「昔のお嬢からは考えられない感想ですぜ」
「そうね、私が絵羽伯母さんを拒否しなければ、もっと多くのことを教えてもらえたでしょうし、2人でいろんな想い出を作れたと思う。昔に戻れるなら、過去の自分をひっぱたいてやりたいわね」
「……過去を変えることは出来ませんが、未来の可能性は無限大です。どうですか、そろそろ本格的に活動を始めてみては?」
「……あんたの言いたいことは解るけど、もう少し待ってくれる? まだまだ私には蓄積が足りないわ」
「へいへい、気長に待たせてもらいますぜ……」
「……ありがとう、天草」

※「ゆかり先生は一体、いつまでこんな生活を続けるのか?(いつになったら『うみねこ』を書くのか?)」という疑問があるかと思いますが、『うみねこ』の発表日? そんなの知ってるくせに…。本当は時事などもっと色々イベントを盛り込むべきなのだと思いますが、そんなことをしているといつまで経ってもEPに入れませんし、ゆかり先生と天草が盛り上がってしまっても困る為(爆)、今後は跳ばし気味になります。かなりご都合主義な展開になってしまいますが、ご了承下さい。
53ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第36回)

■2001年 ○月 未来庵 
「ちょっと動かないでよ、スクリューパイル決めるんだから!」
「……もはやこれ、対戦じゃないですよね」
《今日のゆかり先生》『ストリートファイターII』

■2002年 ○月 未来庵 
「ねぇ、天草。テレビのリモコン、どこにやったの?」
「へっ? 俺は知りませんぜ。こないだみたいに、お嬢がどっかに持って行って、忘れているんじゃありませんか?」
「あっ、こんなところに…。あなたを犯人です」
「何、言ってんですか?」
《今日のゆかり先生》『月姫』『月姫PLUS-DISC』『歌月十夜』

■2002年 ○月 未来庵
「ねぇ、天草。実は小説を書いてみたんだけど……」
「……いつの間に。相変わらず遊んでばかりかと思っていましたぜ」
「失礼ね、あんたの知らないところで、コツコツ勉強しながら執筆していたのよ。ちょっと読んで感想を聞かせてくれるかしら」
「俺はミステリー以外は空っきしですが、それでも大丈夫ですかい?」
「何だかんだであんたも私に付き合って、結構いろいろな作品に触れてるし、そもそも私とは人生経験が圧倒的に違うわ。だからアドバイスをお願いしたいの」
「解りました、ちょっと読ませてもらいますぜ」
「……ねぇ、そんな速さで本当に読んでるの? 漫画を読むのが速いのには気がついていたけど、小説までそんなに速いなんて」
「漫画は絵だから、むしろ時間がかかるんですよ。小説は文字という記号ですからね。意識して速く読むようにしたら、いつの間にかこうなってました。これでもキチンと読んでますぜ。……終わりました」
「……私が何ヶ月もかけて書いた作品が、たったの数十分で読まれるってショックだわ」
「300ページくらいの文庫本なら、30分もあれば読めてしまいます。今度、お嬢にもコツを伝授しますぜ」
「是非、お願いするわ。……それでどう?」
54ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第37回)

「うーん、専門外なんで何とも表現しづらいんですが“登場人物が平板”に思えました」
「どういうこと?」
「普通、人間ってのは、同じ人物でも、場面や状況によって振る舞いや考え方が変わってきます。ですから、善人でも、時には善人らしくない振る舞いをしてしまうこともあるわけです。何というか、お嬢の作品の登場人物からはそういう“人間の厚み”みたいなものが感じられなかったんでさぁ」
「私の人生経験のなさが、モロに出てしまったという感じかしら?」
「……そういうものでもないと思いますぜ。聞いた話では、かつての会長は良妻賢母だったとか。でも、お嬢にはとてもそうは思えなかったわけですよね。つまり、秀吉さんや譲治さんに見せる顔とお嬢に見せる顔は、また違ったわけです。あるいは、受け手の受け取り方が違う場合もあります。会長としては譲治さんをしつけたのと同じように、愛情を込めてお嬢をしつけたつもりだったのかもしれない。でもお嬢にはそれが悪意から来る嫌がらせにしか思えなかった、そんなこともあったんじゃねえかと思います。要は1人の人物や1つの出来事をどれだけ多面的に捉えられるか、そういう話なんでしょうぜ」
「…なるほど、私の視野が狭かったということね」
「お嬢がこれまで出会ってきた作品も、多面的に捉えれば、また別の姿が見えてくるんじゃねぇですか。別に現実世界でいろいろ経験すれば良いってもんでもないでしょう。どんなに多くの経験をしたところで、一面的にしか捉えられなければ意味がないわけですから」
「……天草、あんた時々良いことを言うわね」
「……別に良いことを言おうとしているつもりもありませんが、お嬢がそう受け取るなら、そうなんでしょうぜ」
「ありがとう、助かったわ。もう一度練り直してみる」
「今日は腕によりをかけて飯を作りますんで、期待しててくださいよ」
55ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第38回)

■2002年 ○月 未来庵
「やられているジェロニモを、ジェロニモが心配している……」
「漫画家って、大変な仕事なんでしょうね……」
《今日のゆかり先生》『キン肉マン』

■2003年 ○月 未来庵
「あら、アニメと話が違うわ」
「どう違うんで?」
「アニメだとロビーの自己犠牲なんだけど、コミックだとパタリロがロビーを見捨てるの」
「アニメのほうはお子様向けということで、自主規制したんじゃないですか?」
《今日のゆかり先生》『パタリロ!』

■2003年 ○月 未来庵
「やったわ、天草! 私の書いた小説がコンテストで最優秀賞に選ばれたの!」
「いつの間にそんなことを…」
「……落ちたら恥ずかしいから、黙ってたのよ」
「おめでとうございます。これでようやく作家“寿ゆかり”誕生ですね」
「そうね、長かったわ……」
「……何せ、遊んでばかりいましたからね」
「ただ、遊んでいたばかりじゃないわよ。その経験がこうやって実を結んだんじゃない!」
「勝てば官軍ってヤツですか……」
「何とでも言いなさい。今日だけは許してあげるわ」
「……今のお嬢には何を言っても無駄みたいですね。解りました、取りあえずケーキを買ってきます。盛大に祝いましょうぜ」
「ありがとう、天草。ここまで来れたのは、あんたのおかげよ」
「……俺は何もしちゃいません。ただ、飯を作って、お嬢を鍛えて、お嬢と一緒に遊んでいただけです。全部、お嬢1人の力ですよ」
「そんなことないわ。あんたがいてくれたから、この日に辿り着くことが出来た……。ねぇ、天草。これからも私を支えてくれる?」
「……そりゃあ、給料を貰ってますからね。その分の働きはしますぜ」
「……期待してるわよ」
56名無しさん今月号のラムダのセリフ、日直云々があくまで
六軒島の住人と航海者の関係性のたとえ、
と強調する形になってますね

やっぱ上位世界のさらに上ってのは徹底して
あれはジョークだで済ませる方向なのかな
57ケーナ>>56 

僕もあれは気になりました 
原作の日直うんぬんは 
単なる例え話としても読めるし 
あるいは実際に明日は日直なのだ
とも読めましたから 

でも ああして書かれてみると 
例え話の方が妥当かなと… 
58ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第39回)

■2003年 ○月 未来庵
「ねぇ、天草。折り入ってお願いがあるんだけど…」
「いやな予感しかしませんが、どういうお願いで?」
「例のコンテストの授賞式に出て欲しいのよ」
「1人じゃ心細いから、付いて来てくれってことですね。お嬢も可愛いところがあるじゃないですか。どうせ俺が車で送っていくことになるんですから、お安い御用ですぜ」
「……そうじゃないの。あんたに“寿ゆかり”として授賞式に出て欲しいのよ」
「は? 意味が解らねぇんですが…」
「私は須磨寺の追っ手から身を隠す立場だから、公の場に顔を出すわけにはいかないわ」
「……ああ、そういうことになってましたね。でも、あれからもう5年ですぜ。流石に大丈夫なんじゃないですか?」
「あんたねぇ、護衛がそんなことでどうするのよ。あんたは私の代わりに敵の銃弾を受け止める立場なんだから、もっと気をつけないと…」
「いえ、お嬢の楯になって死ぬつもりは毛頭ないんですが…。それにあれはもともと、俺と小此木社長がでっち……、いやいや…。……解りました、お嬢の為に一肌脱ぐことにします」
「ありがとう、天草。あんたなら、そういってくれると思ってたわ。早速だけど、これがスピーチの原稿と想定問答集よ、あさってまでに頭に叩き込んでおいて頂戴」
「……あの、どう見ても50枚はありますぜ? …これをあさってまでに覚えろと?」
「だってしょうがないでしょ、時間がないんだから。大丈夫、あんたなら出来るわ」
「…何の根拠があって、そんな自信満々に言い切れるんですか?…」
59ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第40回)

■2003年 ○月 未来庵
「ちょっと、天草。これはどういうことよ!」
「何ですかお嬢、血相を変えて?」
「この週刊誌の記事よ! “最優秀賞受賞者はロリコンオネェ”って…」
「ああ、それですか…。すみません、お嬢。やらかしてしまいました」
「やらかした、って…何をどうやらかせばこうなるのよ!」
「いえね、スピーチはうまくいったと思うんです。でも、その後のインタビューでお嬢の想定問答集になかった質問が飛び出しまして…。あせった俺はとんでもない答をしちまって、あわててとっさにキャラを作ったんです。何せ、昔は劇団にいたものですから、こういうアドリブは得意なんでさぁ」
「劇団とかって初耳なんだけど…“自らがロリコンであることをカミングアウトした瞬間、受賞者の寿ゆかりさんはそれまでの男らしい口調とは打って変わり、オネェ口調で話し出し、これには会場が一時騒然となった…”そもそも、ロリコンであることをカミングアウトって一体、何なの?」
「“受賞作の主人公は、小学生の女の子“真里亞ちゃん”ですが、男性であり、しかも独身の寿ゆかりさんが何故、このような主人公の物語を書こうと思ったのでしょうか?”なんて訊かれましてね。これには想定問答集の通り“子どもが好きなんです”と答えました。そしたら“ということは、まさかロリコンとか?”とツッコまれたんでさぁ。想定問答集にはなかった質問ですから、あせって、とっさに“ハイ”なんて答えちまいまして…。仕方なく、ダメージを少なくする為にキャラを作ってみたわけです」
60ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第41回)

「…普通のロリコンよりも、オネェのロリコンの方がダメージが少ないわけ?」
「毒を喰らわば皿までというか、その時は、そんな気がしたんです」
「はぁ…、開いた口がふさがらない、とはまさにこのことよ。おかげさまで作品そのものよりも、あんたという人物に話題が集中してるじゃない。そもそもアドリブを利かすなら“ロリコンとか?”の時でしょ」
「面目ありません。でも、俺だって大概なんですぜ。親には“そんな風に育てた覚えはない”って電話口で泣かれるし、小此木社長には爆笑されるし…」
「そんなことに。……考えてみれば、あんたは私の為に授賞式に行ってくれたんだったわね。ごめんなさい、天草。私のせいで…」
「いえ、失敗したのは俺ですから、自業自得ですぜ。俺はこの十字架を一生背負って生きていきます」
「……言っていることはカッコ良いけど、背負う十字架のせいで台無しね…」

※「この展開は一体何なのか?」と思われた方もいると思いますが、正直、僕にもよく解りません。天草を授賞式に行かせたら、何故かこうなりました…。僕がこの作品を書いていて感情移入しやすいのは、実はゆかり先生のほうです。というのは天草はカッコ良すぎて、自分と重ねづらいのです。キャラの色づけとしてゆかり先生はダメダメ8割、天草は逆にカッコ良さ8割です。天草をただカッコ良いだけの男にはしたくないので、ダメダメな部分も入れたいのですが、なかなかその機会がなく、その結果、バランス感覚でこのような展開になったのかなーと。
61ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第42回)

■2003年 ○月 未来庵
「4人が8人になり、8人が16人になり、一体どこまで行くのかしら?」
「典型的なジャンプ漫画ですね……」
《今日のゆかり先生》『魁!!男塾』

■2003年 ○月 未来庵
「トリプルクロスカウンターは12倍の威力!」
「そんなの喰らったら、イチコロですぜ……」
《今日のゆかり先生》『あしたのジョー』

■2004年 ○月 未来庵
「ジャンプ漫画なんだから、どうせまた、生きているんでしょ」
「そういう考え方はどうなんでしょうね…」
《今日のゆかり先生》『ジョジョの奇妙な冒険』

■2004年 ○月 未来庵
「どうしても、恋の迷路が抜けられない……」
「コツを掴めば、簡単なんですがね…」
《今日のゆかり先生》『東方紅魔郷 ~the Embodiment of Scarlet Devil』

■2005年 ○月 未来庵
「ねぇ、天草。2作目の小説を書いたんだけど、読んでみてくれるかしら」
「ようやくですか…。出版社からの催促の電話は、俺にかかってくるってことを忘れないでくださいよ。その度にいちいちオネェになるのは面倒なんですから…」
「オネェの件はあんたの自業自得でしょ! 大体、ファンレターだって必ず“とても男性が書いたとは思えない”なんて書いてあるじゃない! “恋愛相談に乗ってください”とか“男性恐怖症だけど、あなたとならうまくやっていけるかもしれません。付き合ってください”とか“僕もオネェになりたいんですが…”とか…。一番ムカつくのがこれね“貴方のような素敵な男性がオネェだなんて、おかしいです。私の愛で治して差し上げますから、結婚してください”。どう考えても、単なる“寿ゆかり”ではなくて“オネェの寿ゆかり”へのファンレターばかりよ!」
62ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第43回)

「でも、1作目から2年も新作を書いていないのに、未だにファンレターが来るのも、出版社から見捨てられないのも、オネェキャラのお陰だと思いますぜ。雑誌のコラムの仕事だって、オネェ作家としての“寿ゆかり”先生に来ているわけですよね?」
「…開き直ったわね。何が悲しくて、女の私がオネェ口調でコラムを書かなくちゃならないのよ! まるであんたのゴーストライターをやっているような気分だわ。あの作品は間違いなくあたしが書いたというのに…」
「その点は申し訳ないと思いますが、こうなった以上は仕方ありませんぜ。お嬢は自分の出来ることをする、ただそれだけでしょう」
「偉そうなことを…。そもそも私の場合、食べていく為に小説を書いているわけじゃないから、焦って書く必要はないのよ。多くの作品を書くよりも、質の高い作品を書くことを重視したいの」
「何だか、有閑マダムの趣味みたいな感じですね」
「聞こえは悪いけど、確かにそうね。その代わり、完成度は高いと思うのよ。どうかしら?」
「……そうですね、前回よりも良い作品だと思いますぜ」
「あっさりしてるわね。変なら変、って言ってくれないと見せた意味がないじゃない」
「うーん、俺は所詮、ミステリー読みですから、こういう作品は基本的に守備範囲外なわけですよ。良い作品だってのは解りますが、ピンと来ねぇんですよね」
「じゃあ、次はミステリーを目指してみようかしら。私が書きたい方向性だとミステリーとは相容れないんだけど……。そこを何とかするのがプロよね。あんたに“凄い”って言われる作品を書くことを、次の目標にするわ」
「楽しみにしてますぜ」
「…“楽しみにしてるわョ”の間違いじゃない?」
「…本当にすみません」
63ケーナ■2005年 ○月 未来庵
「私はお兄ちゃんが帰ってきてくれるなら、どんなお兄ちゃんでも…」
「お嬢……」
「でも、各種能力25%増し、装甲も厚く驚異的な打たれづよさを誇る強化型お兄ちゃんは魅力的ね」
「……お嬢」
《今日のゆかり先生》『OZ -オズ-』

■2005年 ○月 未来庵
「何かこのルート、ヒロインに殺されてばかりね」
「確かに……」
《今日のゆかり先生》『Fate/stay night』

■2006年 9月 未来庵 
「“正解率1%”は伊達じゃないわね。こんな真相、解りっこないわ。でもこれ、ノックス4条に引っ掛かるんじゃないかしら」
「うーん、微妙じゃないですかね。言葉だけで言えば、引っ掛かっていませんが、そもそもノックス4条ってのは“一般的でないギミック”を禁じているわけで、そう考えれば引っ掛かっているとも言えますね」
《今日のゆかり先生》『ひぐらしのなく頃に解』

■2006年 10月6日 未来庵 
「ねぇ、天草。今日であの事故から、ちょうど20年ね」
「もう、そんなになるんですね。俺もお嬢も老けるわけだ」
「あんたはともかく、私は老けてないわよ! 今こそ、大輪の花の如く咲き誇っているんじゃない」
「そうですかい、俺には青い蕾の如く可憐だった……ってお嬢にそんな時代はありませんでしたね」
「余計なお世話よ! 悪かったわね、荒んでて」
「いえ、むしろよくぞここまで更生しましたね。俺の苦労の甲斐もあったというものです」
「そうね、あんたには迷惑を掛けっぱなしだった気がするわ…じゃなくて! もう、話が全然前に進まないじゃない」
「へいへい、真面目に拝聴いたしますぜ」
「……そろそろ、あの事故の真相を世間に公表しても、良いんじゃないかと思うの」
「…………」
64ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第45回)

「もう、興味本位であの事故を追いかける者はいない、今日のワイドショーでだって取り上げられていなかった。あの事故はこのまま忘れ去られていくわ、絵羽伯母さんの陰謀ということでね…」
「…………」
「私は絵羽伯母さんの名誉を回復したい、あの人の苦しみと絶望を理解して欲しい。だって、その原因の一端は私にもあるんだから」
「……俺は会長の日記を読んでいませんから、あの事故の真相は知りません。小此木社長は読んでいたかもしれませんが、もうお亡くなりになってしまったから、知っているのはこの世でお嬢1人だけだ。そのお嬢が会長の名誉を回復する為に真相を明らかにするってんなら、大体の内容は想像出来ます。ってことは、そんなことをしたら、今度はお嬢が傷つくことになるんじゃないですか?」
「あんたが絵羽伯母さんの日記を渡してくれてから、もう8年よ。今更、傷ついたりしない。でも、おそらくあの日記を公表したところで、誰もそれを信じないわ。だって、証拠なんて何一つないんだから。あの日記を渡してくれた時、あんたは私に言ったわよね、ビルから飛び降りたばかりの私にあの日記を見せたところで意味がなかっただろう、って。それと同じことなのよ」
「では、どうなさるおつもりで?」
「日記をそのまま公表するんじゃなくて、物語として世に送り出したらどうかしら?」
「つまり、作家、寿ゆかりの作品としてですか?」
「いいえ、私の名前は出さないわ。日記をある人に託して、その人に物語として書いてもらおうと思うの」
「あの日記を託すとなると、よほど信頼出来る人物でないと駄目でしょう。お嬢の眼鏡に適ったお人がいるんですかい?」
65ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第46回)

「こないだ私がプレイしていた『ひぐらしのなく頃に』って作品を覚えてる?」
「ええ、あの女の子の手がグローブみたいな絵のヤツですね」
「……グローブって大概失礼ね、あれはああいう絵柄なのよ。あの作品の中に、こんな台詞があるの。“戦おうとする意志がこんなにも美しく、神々しくて。運命すら、ねじまげかねない奇跡が起こせる事を知った。だから、私もあなたと共に戦おう。何度でも戦おう。その先の未来に至れるまで、何度でも!”。私はこの台詞に号泣した。こんな素晴らしい文章を書ける人になら、あの日記を託せるわ」
「でも、他人が書く以上、お嬢が思ったような物語に仕上がるとは限りませんぜ。それでも良いんですかい?」
「そこは、相手を信じるしかないでしょうね。でも、きっと大丈夫。あの人に書けないなら、それこそ誰にも書けないわよ」
「お嬢がそれで良いってんなら、俺は反対しません。ただ、それなりの覚悟だけはしておかねぇと……。そもそも、引き受けてくれるかも解らないわけですし。まずは話をしてみないことには…」
「解ってるわよ。早速、明日にでも手紙を書いてみるわ」
66ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第47回)

「ねぇ、天草。大変よ!」
「どうしたんですか、お嬢。血相を変えて」
「竜騎士07さんが、私にシナリオを担当して欲しいって言うのよ」
「お嬢、落ち着いてください。全然、話が見えてきませんぜ。そもそも、その“竜騎士07”ってのはどちら様で?」
「そうだったわね。先日言ってた『ひぐらしのなく頃に』のシナリオを書いたのが竜騎士07さんよ」
「ああ、あの。ってことは、先方はOKしてくださったということで?」
「OKどころか、07th Expansion……って、これも説明しないといけないわね。竜騎士07さんは07th Expansionというサークル名で『ひぐらしのなく頃に』を発表していたんだけれど、そのサークルの次回作として、六軒島をテーマにした作品を作りたいというのよ」
「ということは、ゲームとして世に出るということですかい?」
「そういうことね。竜騎士07さんは、以前から私の作品をご存知だったらしいのよ。それで“当事者である、あなたがシナリオを担当した方が良いでしょう”って言ってくださったの」
「じゃあ、お嬢が“右代宮縁寿”であることをバラしちまったというわけで?」
「当たり前じゃない。どこの誰とも知れない人間が“右代宮絵羽の日記がある”なんて話を持ち込んだところで、誰が信用するっていうの。……もっとも“寿ゆかり”が女であることには随分驚いてらしたけど…」
「……それはまあ、そうでしょうね…」
「“寿つかさ先生なら、必ず素晴らしいシナリオを書けます”って太鼓判を押してくださったわ。頑張るわよー」
「でも、ゲームとして作るなら、締め切りみたいなものがあるんじゃ?」
「そうね、来年の8月には出したいということだから、その3ヶ月前には入稿して欲しい、って言われたわ」
「お嬢の執筆ペースで間に合います?」
「実はね、一応ベースは書いてあるのよ。ほら、次回作はミステリーに挑戦するって言ってたじゃない。あれを使うわ」
「……別の作品に六軒島のことを入れ込んで大丈夫なんですかい?」
「それがねぇ、そうでもないのよ。……まぁ、そこは出来上がってからのお楽しみ、というところね」
「解りました。それじゃあ俺は、全力でサポートすることにしますぜ。頑張ってくださいよ、寿つかさ先生!」
「ありがとう、頼りにしてるわよ」

※この展開には流石に驚いたのではないでしょうか? 実は僕自身、執筆開始当初はこのような展開にするつもりはありませんでした。2007年8月17日に発表するということは最初から決めていたのですが、あくまで“寿ゆかり”による小説で、という予定でした。おそらく、延々と《今日のゆかり先生》を書いているうちに「現実世界と同じ形でなければならない」と考えるようになったのでしょう。ちなみに「この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません」ので誤解なきよう、お願いします。それでもやはり、竜騎士07さんとのやり取りを入れてしまうと、いろいろ問題があると思いますので、その部分は最低限に抑えます。次からようやく各EPの内容に入りますが、基本は『魔女のベアトの物語』と同じ解釈になります。つまり『魔女のベアトの物語』をゆかり先生が書いたと考えれば、手っ取り早いかと思います。ただ、ゆかり先生にとって、第一の読者は天草になりますので、その辺りを念頭において読んでいただければなー、と考えています。
67ケーナ>>66 

何故か“寿つかさ”になっているところが… 
理由は全く不明です
68名無しクンワザとらしくネタに走っておいて「理由は不明」とか何ほざいてんの?
69ケーナ>>68 

書き込んで見直すまで全く気がついていませんでした 
“ことぶきつかさ”さんという漫画家がいて 
僕はこの人の作品を読んだことがあるのが1つ 

そして僕は今『素晴らしき日々』という作品をプレイしていて 
それに“若槻司”という登場人物がいる為 

潜在意識の中でこの2つが 
混ざってしまったんだろうというのが 
現在の見解です
70ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第48回)

■2007年 8月17日 未来庵 Episode1 「Legend of the golden witch」
「天草、良いもの見せてあげようか?」
「……お嬢の“良いもの”が、本当に良いものだった試しはないんですがね…」
「じゃーん! これが『うみねこのなく頃に EP1』よ」
「……どスルーですね。つまり、これがあれですか。お嬢がシナリオを担当したという…」
「そういうこと、今日が発売日なのよ」
「……それなら、もっと前からあったんでは?」
「そうね、マスターアップした時に送られてきたわ」
「……何で今まで仕舞っていたんですか?」
「だって、発売日前にプレイしてしまったら、他のプレイヤーさんに失礼でしょ」
「……お嬢らしからぬ発言を…。ところで、ずっと突き出したままですが、もしかして…」
「そうよ。今からあんたはこれをプレイしなさい」
「……今から飯の支度をしようと思っていたところなんですが、飯はどうするんで?」
「私が作ってあげるわよ。だからあんたはこれをプレイしてなさい」
「……どうしても、俺にやらせるつもりのようですね。料理を覚えても、俺がいるときは絶対に自分では作らないお嬢がそんなことを言うなんて…。何やらイヤな予感がしてきましたぜ」
「ぐふふふふ……、あんたに解けるかしら。楽しみだわ」
71ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第49回)

「どう、進んでる?」
「オープニングのスタッフロールに、お嬢の名前がありませんでしたが…?」
「それは竜騎士07さんとも相談したんだけれど、私の名前は出さないことに決めたの」
「…ということは竜騎士07さんが書いたってことになるわけですか?」
「そういうことね」
「そりゃあ、責任重大ですね。お嬢のミスは竜騎士07さんのミスになるわけだ」
「その代わり、成功した時の手柄も自分のものだって仰ってたわ。ちゃっかりしてるわね」
「そうなってくれると良いんですがね……。ところで、最初の方の場面は例の日記から?」
「そうね、具体的な会話までは解らないけど、大体どんなことがあったかは解るように書いてあったわ」
「ということは人物像なんかが、実際とは違ってしまっている可能性もあるわけですか?」
「……6歳の頃の記憶や週刊誌の内容を頼りに書いている部分もあるから、少しは違ってるかもしれないわね。日記の書き手が見ていない部分は私の創作だし…。あと、あくまで物語だから、あえて実際とは違う内容を書いている部分もあるわ」
「その“日記の書き手”という表現が引っ掛かりますね。でも、ここは流すとしましょうか……あっ!」
「どうかした?」
「“条件の6”が来るはずなのに、それを飛ばして“条件の7”になってますぜ!」
「えっ、本当! 見せて頂戴……本当だわ、どうしよう。もう取り返しがつかない……」
72ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第50回)

「だから言ったじゃないですか。完成したら一度、俺に見せろって」
「ゲームっていうのは、画と演出と音楽が入って、それではじめて完成なのよ。そんな状態の作品を人に見せられるわけがないじゃない」
「それで失敗してちゃあ、元も子もないと思いますがね」
「……言い訳のしようもないわね。ごめんなさい、竜騎士07さん。あとで謝罪の手紙を書かないと…」
「それにしても、竜騎士07さんは当然、これを読んでいるわけですよね。おかしいことに気がつかなかったんですかねぇ?」
「……実は竜騎士07さんはこう仰っていたの“この作品は、寿ゆかり先生にとって、御親族や関係者の方々に送る鎮魂詩のようなものだから、私たちは一切、シナリオの変更や書き直しを求めません”って」
「じゃあ、今回はそれが裏目に出ちまった、ってことですね」
「そうなるわね。ああ、本当に申し訳ないことをしてしまったわ」
「やっちまったことを、とやかく言っても仕方がないでしょう。次からは気をつけることにするしかないでしょうぜ」
「……そうね、そうするしかないわね」

「何気に不思議に思うのは、戦人さんがやけに俺に似てる気がすることなんですが…。本当に戦人さんはこんなお人だったんですかい? 俺が週刊誌で読んだ記事では、紳士的で知的な感じの優等生だった、みたいに元同級生が証言していた気がしますぜ。もっとも、別の記事ではジョーク好きで賑やかだった、なんて証言もありましたんで、あてにはなりませんが…」
「うーん、優しくて、楽しい人だったことは覚えているんだけど……。でも、おっぱい好きだったのは間違いないわ。だって、お兄ちゃんの部屋に残されていたその手の類の本は、みんなソッチ系だったし」
73ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第51回)

「……そういうカタチで自分の趣味を妹に知られるというのはどうなんでしょうね。他人事じゃない気がしてきましたぜ」
「あら、あんたも妹がいるの?」
「妹どころか一人っ子です。ですが、俺に万が一のことがあったら親に俺の持ち物が相続されるわけで…」
「あんた、相変わらず親と仲悪いの?」
「最近は前ほどじゃありませんが、クールに生きてる俺が、あんなものを持ってることを知られたら…」
「……あえてツッコまないでおいてあげるわ。まぁ、そういうわけで、もしかするとあんたの存在が、作品中の戦人お兄ちゃんに反映されている可能性があることは否定しきれないわね。そもそも年齢も戦人お兄ちゃんに近そうだし、体格だって…」
「言われてみればそうですね。戦人さんが生きていたら、俺と同じ年齢のはずです…」
「……」

「ところで、この“福音の家”ってのは本当にあるんで?」
「ええ、今はもう無くなってしまったけどね。週刊誌で証言していた“かつての使用人”というのは、福音の家出身の使用人たちのことよ。いつか再建しようと思って、お金を積み立てているんだけど…」
「なるほど。…1986年当時、六軒島にはどれくらいの数の福音の家出身の使用人がいたんですか?」
「……物語に登場する紗音と嘉音、それ以外には当日非番だった瑠音、眞音、礼音、以上5人ってところかしら?」
「ひゅう、さすが大富豪は違いますね。若いメイドが5人とは!」
「……あら、嘉音は男性よ」
「おっと、そうでした。でも、美少年なんですよね? 何かエロくて良いですね」
「そう? 私には良く解らないけど…」
74ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第52回)

「……お嬢、この“凶器”ってのはどんなものなんですかい?」
「実物がそこに飾ってあるじゃない」
「えっ、本当にあるんですか? ……ちなみにこれの材質は?」
「金属製よ、結構重たいわ」
「物語の中に出てくる“凶器”も、全く同じものと考えて良いんで?」
「そうね、それは元々7本セットなの。あの事故で吹き飛ばされて、残っているのはそれ1つだけなんだけど…」
「なるほど、…ということは、例えばこれを半分に切ったものがあって、それを額に接着剤なんかで貼り付けて、死んだフリをする、なんて真似は不可能ですよね?」
「そんなことをしても重さで傾いてバレバレよ」
「ふーむ…」

「お嬢、この最後に出てくるメッセージボトルってのはやっぱり…」
「そうね、それは実際に発見されたメッセージボトルのことよ」
「俺もあれは週刊誌で読みましたが、こんなに長い内容じゃありませんでしたぜ」
「ちょっと誤解を招く表現になってしまったかしら。ようは真里亞お姉ちゃんが、この事件を自分の主観で記録して、ワインボトルに詰めて流したのがあのメッセージボトルだ、ってつもりなんだけど…」
「…言われてみれば、確かに事件の流れ自体はメッセージボトルと同じですね」
「あら、随分詳しいのね、事件の流れまで覚えているなんて」
「……興味があったんで、いろいろ調べてみたんでさぁ。何せ、俺はミステリー好きですからね。でも、実際にメッセージボトルを書いたのは真里亞さんではなく、別人だったんですよね」
75ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第53回)

「ええ、メッセージボトルを書いたのはベアトリーチェ。そして六軒島であんたから貰った、もう1冊の日記を書いたのも同じ人物よ」
「……ちなみに、この物語はどれくらい現実なんですか?」
「それを教えちゃったら、答を言うのも同然じゃない。さっき、ちょっと説明したのは単なるサービス。物語の根幹に関わる部分についてはノーコメントよ」
「なるほど、そいつはやっかいですね。現実の六軒島を良く知っているからといって、この物語の謎も解けるとは限らない、ってことですか…」
「……1つ大きなヒントをあげるわ。“六軒島に実際にいた人間には、この物語は解けない”」
「どういう意味で?」
「そのままよ。例えば瑠音、眞音、礼音。彼女たちにこの物語は絶対に解けない。だって“六軒島を知っている”から。つまり、解けるとしたら、むしろあんたの方ね」
「……うーん、思ったより厄介ですね。犯人自体は予測がつくんですよ。だってこれ『そして誰もいなくなった』のオマージュですからね」
「あら、メッセージボトルが出てくるってだけで、そんなことを決めつけて良いのかしら」
「へっへっへ、俺を甘く見てもらっちゃ困りますぜ。現時点で、犯人もトリックも大体解りました。ただ、どうもおかしい部分がありますし、動機に至ってはまったく解りませんがね」
「そりゃそうよ。現時点で全てが解るようには書いていないわ。まだまだ続くんだから」
「なるほど、続きモノだから、まだ“謎は全て解けた”って段階じゃないってことですね」
「そういうことね。しかも今回は初回だから、随分手加減しているのよ。次は少し本気を出していくわ」
「楽しみにしてますぜ」
76ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第54回)

「ところで天草、これで全部終わったわけじゃないのよ」
「へっ、どういう意味で?」
「タイトル画面に“Tea party”っていうのが増えているでしょ」
「…ええ、確かに」
「それが本編の続きになるの」
「つまり、まだ最後まで進んでいない、ってことで?」
「そういうことね」
「……これは舞台裏みたいな話ですかい?」
「ノーコメントよ」
「……あの、ベアトリーチェが出てきてますけど…」
「ノーコメント」
「これは本当にミステリーなんですか?」
「…ノーコメント、と言いたいところだけど、私、そもそもこの作品がミステリーだなんて、一度も言ってないわよ」
「あれ、そうでしたっけ? 何だか頭の中がグチャグチャしてきましたぜ」

「まだ続きがあるわよ」
「…今度はこの“????”ってヤツですか?」
「ええ」
「……何ですか、このベルンカステル卿、ラムダデルタ卿とやらは?」
「彼女たちも魔女よ」
「何だかこの、ベルンカステルは見覚えがある気がするんですが?」
「『ひぐらしのなく頃に』に出てきた登場人物をモデルにしてるの」
「……竜騎士07さんの許可は貰っているんでしょうね?」
「それはもちろんよ。大体、絵を描いているのは竜騎士07さんなんだから、許さないんなら描いてくれないでしょう。竜騎士07さんだって『ひぐらしのなく頃に』に『月姫』という同人作品の登場人物をパロディとして出しているから、すんなりOKしてくださったわ」
77ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第55回)

「つまり、この物語はファンタジーなんで?」
「ノーコメントよ」
「……やれやれ、寿ゆかり先生の次回作を楽しみにしてますぜ」
「もちろん、続きも鋭意執筆中よ。次は12月末だから、もうあまり時間がないわ。そろそろスパートをかけないとね」
「今度はへンテコなミスをしないように気をつけないと…」
「解ってるわよ。もう、同じ過ちは繰り返さないわ。それより早く夕食の準備を始めてくれる? お腹がすいたわ」
「へいへい、少々お待ちを…」

※創作説を採るにあたって、留意しておくべき問題があります。その世界のプレイヤーにとって“六軒島爆発事故”は既知の事実であり、また、週刊誌などで本来ならばプレイヤーが知り得ない情報を知っています。つまり、現実世界の我々とは立場がまるで違うのです。そこをどう埋めていくかが創作説では重要になってきます。
ファンタジーの部分で、ベルンカステルは現実世界をカケラとして俯瞰出来る立場にありながら、何故、ベアトのゲームを解けないのか? という疑問があるのですが、そもそも現実世界の出来事や状況がそのままゲーム盤に反映されているとは考えていない、と解釈すれば辻褄が合います。ですから、この『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』においても同じの解釈を適用します。つまり、創作説を採った世界のプレイヤーは、六軒島の様々な情報を持ってはいますが、それと『うみねこのなく頃に』という作品を、別のものとして認識しているのです。
ゆかり先生は天草に情報を与え過ぎたくないため“ノーコメント”を多用しますが、書かれていることの大半は2つの日記を始めとした、ゆかり先生が持つ、様々な資料から得た情報です。但し、ゆかり先生の創作となる部分については、きちんと作品中でゆかり先生が説明するようにします。
『うみねこのなく頃に』という作品の中で、紗音の回想に出てくる戦人、そして数十年後の戦人である十八。これらとゲーム盤の戦人には随分、ギャップがありますが、ゲーム盤の戦人は、紗音が「自分との約束を忘れ、ミステリーにも興味を失った戦人は、こんな風な人間になっているだろうなー」と想定して創作した存在です。実際の18歳の戦人は、もっと落ち着いた感じ、下手をすれば譲治以上に知的でカリスマ性のある、紳士的な人物だったのではないでしょうか(この物語においては、おっぱいエロ本を隠し持っていますが…)。戦人の人物像に関する、ゆかり先生と天草とのやり取りには、そういうニュアンスも含ませてみました。だとしたら6年ぶりに再会した紗音は、その戦人を見てビックリしたことでしょう。
78ドロクロドお久しぶりです。色々変わってしまいましたが、楽しく拝見させて頂いていますよ。
ケーナさんの好きなように書いてくださればいいと思いますが、賛同と少しだけ質問を。

>その世界のプレイヤーにとって“六軒島爆発事故”は既知の事実であり、また、週刊誌などで本来ならばプレイヤーが知り得ない情報を知っています。
>つまり、現実世界の我々とは立場がまるで違うのです。

>ファンタジーの部分で、ベルンカステルは現実世界をカケラとして俯瞰出来る立場にありながら、何故、ベアトのゲームを解けないのか?
>という疑問があるのですが、そもそも現実世界の出来事や状況がそのままゲーム盤に反映されているとは考えていない、と解釈すれば辻褄が合います。

これはその通りですよね。
以前別の話題でも出てきましたが、ベルンやラムダが実在することを認めるファンタジー説に於いても、
作品内現実世界で発表されたボトメや偽書と、私達が読んでいる作品『うみねこ』の各Ep、各ゲーム盤は完全に同一のものではない、と同じ方向性の解釈ですね。

ただし、それはあくまで観測者がいない閉ざされた猫箱の中のことであって、人物像などの猫箱の外のことについては別なのでは?
「当時の島の状況についても非常に詳しく描写されており、右代官家に勤務したことのある元使用人たちは、
間違いなく内部に詳しい人間が書いたに違いない」としか描写されていませんが、常識的に考えれば、戦人や朱志香のクラスメートにも
週刊誌やワイドショーの取材がいっているでしょうから、人物像がそこまで違うということはないと思います。
10年後となると人の記憶も曖昧になるでしょうが、六軒島事件として世間の注目を最初に集めたのは、ボトメの発見と
絵羽による金蔵の蔵書の放出によってですから、事件から2,3年後です。
例えば、戦人の人物像がそこまで違ってしまうと、ではそのボトメや偽書を書いた作者は戦人を知らない人物という情報が
作品内現実世界で広まることでしょうが、そんな描写はありません。「描写がないだけで実際は広まっているんだ」と言うのは、
上記の引用のように内部事情に詳しい人間という情報は提示しているわけですから、無理がある言い訳に聴こえてしまいます。

作品内現実世界に於いても、戦人は作品内作品のように、陽気で少しお調子者でおっぱいソムリエだったのでしょう。
もちろん実際には、読書家でミステリーの知識も豊富で頭脳明晰だったのでしょうが、それを無闇にひけらかさない知性も
あったので、戦人の友人がボトメを読んでも違和感がなかったという解釈でいいのではないでしょうか。


余談ですが、戦人と紗音の約束の件、ケーナさんの説のように2人の思い違いによって果たされなかっただけで、
当時の戦人が約束を一方的に破ったわけではないというのには同感ですが、私としては、作品内現実世界では
戦人は自分の罪がその約束のことだとは結局最後まで思い至らずに2日間を過ごしたと考えています。
(約束を覚えていたかどうかは確証なしで微妙)
Ep5で戦人の至りがベアトの消失に間に合わなかった点、Ep7でベアトの葬儀に間に合わなかった点などからの推測です。
(というかEp7でウィルもそういうようなこと言ってますしね)
ケーナさんも同じ考えなのでしょうが、ケーナさんとこの説明では、過去の戦人が約束を破ったかどうかに焦点が当てられていて
事件当日の戦人については何も触れられていなかったので…。「そんなの当たり前じゃん」ということでしたら、すみませんでした。

余談ついでにもう1つ。
>紗音の回想に出てくる戦人、そして数十年後の戦人である十八。これらとゲーム盤の戦人には随分、ギャップがありますが

数十年も経っていれば、その人が持つ雰囲気が変わることもあるでしょうし、何より記憶を持っているだけの別人ですから
十八はいいとして、紗音の回想の戦人とゲーム盤の戦人ってそんなにギャップありますか?
79ドロクロドあぁごめんなさい。この説ではボトメに対しての評価も作中作内のフィクション部分なんでしたっけ?
ちょうどそこらへんの、縁寿が六鍵島に着いて物語が創作説に切り替わる辺りで、ここがごちゃごちゃとなって
ちゃんと読めてないです。失礼しました。
80ケーナドロクロドさん >>78 >>79

お久しぶりです
こうやって意見をいただけるのは嬉しいですね 
自己満足の為に書いているとはいえ 
人に読まれることを想定しているので…

人物像の話に関して引っ掛かりを感じるのは 
当然のことかと思います 

ところがEP3に以下の内容があります 
“ワイドショーは夫の会社を時に取り上げ、乱暴な経営であったと、その過去の業績を批判し穢している。最愛の一人息子、譲治についても、世間が期待する通りのステレオタイプである“大金持ちのドラ息子”という形に脚色され、…彼が如何に素朴で素直な人格であったかなど、誰も知ろうとはしない。” 

おそらく実際の譲治は物語中で描かれるような人物であったでしょうが 
事故後にはごく一部の悪い部分だけがクローズアップされることで 
違った人物として世間に知られているようです 

実際の戦人の人物像について 
作品中であまり語られることがないのは 
これがこの物語の根幹であるからだと思います 

ミステリーに詳しい 紗音との約束を覚えている 
縁寿の髪飾りも覚えている 

そんな戦人はどんな人物だったのか 
あえて語らないことで
プレイヤーが想像出来る余地を
残しているのではないでしょうか?
(戦人が約束を覚えているかどうかも含めて)

僕自身 ファンタジー説としては 
ゲーム盤の戦人は本来の戦人に 
“紗音との約束を忘れた”“ミステリーへの興味を失った”
というハンディキャップをつけただけの存在だと思います 

同時に疑問も感じていて 
“そこへ俺と来たら。兄貴とは雲泥の差さ。のんびりぼんやりとモラトリアム高校生活を満喫中ってザマだ。将来の夢なんか全然ナシ!(EP1)”

紗音との将来を真剣に考えていて 
これはないんじゃないかと… 

そういうモヤモヤがあったので 
創作説であるこちらでは 
別の可能性を提示してみました 

>私としては、作品内現実世界では戦人は自分の罪がその約束のことだとは
>結局最後まで思い至らずに2日間を過ごしたと考えています。

『右代宮家の物語』の中で描きましたが 
爆発は深夜で脱出は日が出てからです 
随分時間があるわけで 
その間に色々話をしたことでしょう 

“「お前に罪があるなら。それを犯させた俺にも罪がある。……だから、お前の十字架は、俺たち二人で背負おう。」(EP8)”

僕はこの場面は実際に会った場面の幻想修飾だと考えていますので 
話をしたことで戦人はこの結論に至ったのだと思います 

>紗音の回想の戦人とゲーム盤の戦人ってそんなにギャップありますか?7

ゲーム盤の戦人の過去として 
紗音の回想に出てくる戦人を認識するのではなく 

両者を切り離して考えた時 
12歳の戦人が真剣に紗音との将来を考えたのなら 
もっと違う18歳になっていたのでは?
(紗音を迎える為に様々な準備をした)
と思うのです 
上でも触れたように勉強を頑張るとか… 

>この説ではボトメに対しての評価も作中作内のフィクション部分なんでしたっけ?

この部分はちょっと捻ろうと思っています 
EP4あたりで書くことになるのかなー 
基本的にEPの方がメインだと考えていますので 
EP前は伏線張りです

というわけで今後ともよろしくお願いします 
自分としてはきちんと書いているつもりが 
説明不足になっている部分や間違っている部分があると思います
(“偽書『Land of the golden witch』”も 
ちびゆかさんに指摘されるまで 
“3日間”の物語になっていました…) 
81ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第56回)

■2007年 12月31日 未来庵 Episode2「Turn of the golden witch」
「天草、とうとうこの日が来たわね…」
「…突然、思わせぶりに振らないでください」
「これよ、これ!」
「ああ、例の…。相変わらず、いつの間にか完成していたんですね」
「今夜は紅白も視ずに、朝まで『うみねこ』よ!」
「本気ですか…」
「当たり前でしょ! 今度のは自信作なんだから」
「…解りました、お付き合いいたしますぜ……」

「……今回は、随分違った方向から攻めてきますね。この最初の方の場面は例の日記から?」
「ノーコメントよ」
「その時点で既に答を言っているも同然なんですがね……。だとするとEP1がどうにも説明つかないですね。まさか、適当書いているわけではありませんよね?」
「そんなわけないでしょ。綿密に計算して組み立てているわ」
「……だとすると、こいつは単なるミステリーじゃなさそうだ」
「ミステリーなのか、そうではないのか。それすらもこの物語の謎の1つよ」
「なるほど…。俺はこの、嘉音がよく解らねえんですよね。EP1はどう考えたって、こいつが犯人だ。南條がこいつとグルで、検死を誤魔化してたら以降のトリックの説明はつきます。ところが動機がまるっきり解らないときてる。その上、秀吉夫婦殺害時のドアチェーンやボイラー室での発言なんかは、あきらかにおかしい。もう一度確認しますけど、ミスじゃないんですよね?」
「ええ、断言するわ。ミスじゃない」
「……まあ、もっと進めてから考えるとしますか」
82ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第57回)

「そうね、他のプレイヤーは自分で考えるしかないんだから、あんただけにヒントを与えるってのはフェアじゃないわ」
「週刊誌で読んだんですが、金蔵さんはとっくの昔に亡くなっていて、蔵臼さんがそれを隠していたんじゃないか、っていう説がありましたよね。それは事実なんで?」
「……それが事実であったとしても、この物語とは関係ないわ。あくまで物語は物語よ」
「そう言えば、前にも同じようなことを言ってましたっけ。現実の出来事を知っているからといって、この物語の謎を解くヒントになるとは限らないってことですね」
「そういうことね。むしろ先入観による思い込みで、混乱することになると思うわ」
「あくまで物語として割り切って読め、そういうことですね。解りましたぜ」
「理解が早くて助かるわね」
「空港の場面の展開がEP1とは違いますけど、これも物語だからって解釈で良いですか?」
「…一応、設定は考えてあるけど、現時点でそこまで踏み込む必要はないと思うわ」

「このベアトリーチェと戦人さんのやり取りは一体何で?」
「EP1の最後からの続きと思ってもらったら良いわ」
「つまり魔女のベアトリーチェと戦人さんが、六軒島の出来事をゲームに見立てて、推理勝負するってトコですか?」
「そうね、そんな感じで良いんじゃないかしら」
「魔女のベアトリーチェと戦人さんがいる上位世界があって、その下位世界としてゲーム盤があって、そっちにも戦人さんがいる。何だか複雑ですね。この2人の戦人さんは別人と考えて良いんですか?」
「ここまで答えちゃっても良いのか迷うけど、取りあえず肯定しておくわ」
83ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」が各EPに入り 
切りが良い為 EP前の部分を 
『続・最終考察 うみねこのなく頃に 考察』に追加しておきました 
色々伏線になっていますので 
各EPを読みながら振り返っていただければ幸いです 
http://keena。web。fc2。com/zokusaikoukou。html#kotobukiyukari
(“。”はピリオドに変換)
84ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第58回)

「……お嬢、ゲーム盤のほうにも、ベアトリーチェが出てきてしまいましたが、これはどう解釈すれば…?」
「あんたの解釈したいようにすれば良いわ。魔女が実際にいると考えても良し、誰かが変装していると考えても良し。あるいは人間としてのベアトリーチェが新たに登場したと考えても良いわね」
「いやいや、魔法を使っている以上、人間ってのはありえないでしょうぜ。……これがミステリーであったとしても、何やら捻りがあるのは間違いありませんね」
「EP1は手加減してたけど、EP2は本気モードよ。ちゃんとついてこれるかしら?」
「せいぜい頑張らせてもらいますぜ。おや、今回も手紙があるんですね」
「そうね、ベアトリーチェには目的がある。その為には手紙が必ず必要なの。ただし、真里亞お姉ちゃんがもらったのが、前回と同じ中身とは限らないわよ。楼座叔母さんももらってるし…」

「……今回は殺される人間が違いますね。もしかするとこの展開は、もう1つのメッセージボトルと同じなんじゃないですか?」
「その通りよ。今回の事件は、六軒島爆発事故当日に警察が発見したメッセージボトルと同じ内容になるわ」
「……あくまで物語だ、と言いつつ、現実世界の出来事も盛り込んであるわけですね。こいつはやっかいだ」
「この物語の1番の目的は、六軒島爆発事故の真実を明らかにして、絵羽伯母さんの名誉を取り戻すことよ。そこを忘れてもらっては困るわ」
「…そうでしたね。ついつい物語としてのめり込んでいたようで…」
「あと、ミステリーマスターを自称する、あんたの鼻を明かす目的もあるけどね」
「……俺、そんなのを自称した覚え、まったくないんですがね…」
85名無しさんうみねこクトゥルフ動画紹介
http://www。nicovideo。jp/mylist/35420065
(“。”はピリオドに変換)
86ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第59回)

「そして、これは私からベアトリーチェに贈る鎮魂詩でもあるわ」
「例の日記を書いたという?」
「ええ、六軒島爆発事故は、右代宮家が積み重ねてきた“すれ違い”の果てに起こった。彼女はその被害者でもあるのよ」
「……いろいろ聞きたいことはありますが、ここはあえてスルーさせてもらいますぜ。ゲームの続きをします」
「そうね、最後まで進めれば、全て解ってもらえると信じているわ」

「この赤字ってのは、ノックスやヴァン・ダインと同じようなものと考えて良いんですよね?」
「飲み込みが早くて助かるわね。そうよ、これはルール。この作品がミステリーだと言うつもりはないけれど、ルールはきちんと守るわ」
「これで、ようやく推理の糸口が掴めたような気がしますぜ。もう、何を信じれば良いのか、まるっきり解らなくなっていましたから」
「そう、良かったわね。でも、逆に混乱することになるかもよ?」
「……うーん、嘉音の死亡が赤字で宣言されちまいましたか…。EP1とは犯人が違うのか、もしくはもっと何か理由があるのか、難しいですね」

「ここまでずっと、ゲーム盤の戦人さんがいる場面は戦人さんの一人称だったのに、ここからは三人称になってますね。これは何か意味があるんで?」
「さぁ、あるかもしれないわね」
「……少なくとも、お嬢のミスではないわけだ」
「……あんたもしつこいわね。前回の失敗で反省したから今度は念入りに確認したわ。赤字で言っても良いわよ、“このEPにミスはない”ってね」
「ふーむ……。何となくルールが見えて気がしますが、まだ確証が持てませんね。…まだ“謎は全て解けた”の段階ではないんですよね?」
「そうね、EP2までの情報では、まだ解けないと思うわ」
「じゃあ、次のEPを待つしかないってことですぜ」
「まあ、そういうことね」
87ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第60回)

「それにしても、EP1の“Tea party”もEP2のこれも、明らかに六軒島爆発事故ですが、俺以外のプレイヤーはどう受け止めるんでしょうね」
「何せ、20年以上も前のことだから、プレイヤーの中にはあの事故を知らない人もいるでしょうね。でも、ネットの力は凄いわよ。知っている誰かが知らない人に教え、やがては誰もが知る事実になるわ」
「この『うみねこのなく頃に』を発表することで、忘れ去られたあの事故を再び蘇らせて、会長の陰謀ということで幕を降ろしたあの事故の真相を、別の真相で塗り替える。それがお嬢の目的って訳だ」
「その通りよ」
「でもね、お嬢。俺なんかはミステリーに詳しいし、六軒島の事情にもある程度精通してますから、おそらくこの物語を通じて六軒島爆発事故の真相に至ることが出来るでしょう。ところが、この物語を通してあの事故のことが広く世間に知られるようになったとしても、誰にも物語が理解されなかったが為に、むしろ寝た子を起こすだけになる、ってことはないんですかね?」
「……そういうこともあるかもしれないわね。でも、それでもかまわないわ。たとえ1000人に1人しか理解出来なかったとしても、その1人がいてくれるなら、私がこの物語を発表した意味があったということよ。だから、天草。あんたには期待しているわ」
「うーん、俺は大体何があったか、解っているつもりなんですけどね」
「でも、確信はしていないんでしょう?」
「そりゃあ、そうですが…」
「だからこそ、私はこの物語を書くのよ」
88名無しさん正直コレがオチなら引っ張るべきではなかったな…
89ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第61回)

「……俺にも日記を見せてもらう、ってワケにはいかないんですかい?」
「駄目に決まってるでしょ、これは私からあんたに出した謎でもあるのよ」
「俺とお嬢の知恵比べ、ってコトですね。解りました、ミステリーマスターを自称した覚えはまったくありませんが、打ち破らせてもらいますぜ」
「その意気ね、こっちだって負けないわよ」
「…ところで、お嬢。明けましておめでとうございます。すっかり遅くなっちまいましたね。そろそろお暇します」
「あら、新年早々、もう帰っちゃうの?」
「1人暮らしの女性の家から男が朝帰りでは、ご近所になんて思われるか。お嬢の評判に傷を付けるわけにもいきませんから…」
「ご近所なんて見渡す限りどこにもないんだけど……、まぁ良いわ。じゃあね天草、今年があんたにとって、良い1年になると良いわね」
「ありがとうございます。でも、それはお嬢しだいなんですがね。…おっと、大事なことを忘れてました。もう若くないんだから夜更かしは厳禁ですぜ」
「余計なお世話よ!」

※ミステリーに詳しい上、六軒島爆発事故を知っている天草になら、簡単に解けるかと思いきや、改めて読み返してみると非常に厳しいことに気がつきました。少なくともEP2までで解くのは不可能です。ゆかり先生がこの作品を書こうと思ったのは、絵羽の名誉を回復する為ですが、この作品には様々な思いが込められています。その内の1つが“紗音の願いを叶えること”です。ゆかり先生は紗音が残した日記を持っていますから、1986年に紗音がやろうとして、そして出来なかったことを知っています。ですから、魔女のベアトと駒戦人の推理バトルは、紗音の願いを仮託し、叶える為のものなのです(この説明が理解出来ない人は「右代宮家の物語」「魔女のベアトの物語」をご覧ください、と宣伝しておきますが、一応この物語の中でも説明するつもりです)。
書いていて、ふと気がつきましたが、どうも警察が発見したメッセージボトルは、ゆかり先生の手には渡っていないようです。何故なら、EP4で漁師が発見したメッセージボトルを持つ大月教授に、筆跡の確認をしているからです。かといって、アンダーグラウンドに流れるわけもなく、警察に証拠品として保管されていると考えるのが妥当です(もしくは絵羽が密かに処分したか…)。それならば何故、その内容が世間に知られているのか不思議なのですが、色々事情があるのでしょう。
90ちびゆか今月のジョーカーの見落とし情報
「右代官縁寿は1998年に必ず死ぬ」赤字

これで魔法エンドが創作、執筆者の私見、内面世界というのが確定かな。
寿ゆかりとして生きるから肉体的には死んでません、なんて屁理屈通用しないよね。
そして魔法エンドの内容を事実と仮定した考察は全て破綻する。

91名無しさん少なくとも漫画単品で見た場合名前や人格をさして赤字で死んだと言って良い
と言うのは断言しているのでそれをもってアンフェアにはならない

また魔法ENDが真実でない証明がベルンカステルのセリフというのも
自己矛盾では

むしろもう完全に上位世界の説明を放棄しているように思える
原作には存在すらしなかった、縁寿が死ぬと宣告する
ベルンカステルの赤字を回避しよう、と頑張りますってのは
もう完全にファンジターバトルとして開き直らなければ成立しない
92名無しさんと、言うより

縁寿が体験していた1998世界もベルンカステルによるループと断言されたからには
ep4終盤などをもってあれは現実で他は違う~という考察が完全に破綻してしまったことになる

完全にベルンカステルやフェzリーヌを架空の存在とするなら
現実との接点など一行もない、事をもはや否定出来ない
93ケーナちびゆかさん >>90

僕は2つの考え方が出来ると思います 

1つは1998年に“右代宮縁寿”は死に“寿ゆかり”として生きる
 
《赤:「ベアトリーチェは、1986年10月に、死亡した。よって、彼女が生み出した黄金郷は、完全に滅び去った。黄金郷に生かされていた、お前の親族たちも全員、滅び去った。お前の父も、母も、そしてもちろん戦人も、二度とお前のところに戻り、お前の名を呼ぶことはない」》 

以上の赤字があるわけですが 
実際には戦人は“十八”として生きていました 

もう1つはあの時点では縁寿が生きるカケラは存在しなかったが 
フェザリーヌが世界を書き換えて縁寿が生きるカケラを生み出してくれた 
94ケーナ>>92 

創作説なら 
自由度が高いので破綻はしません 
あくまでどの部分を 
創作にするかというだけの問題です
95ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第62回)

■2008年 8月16日 未来庵 Episode3「Banquet of the golden witch」
「天草、解ってるわね」
「全然、解ってませんよ。何ですか?」
「あんたが喉から手が出るほど欲しがっていた、これよ」
「ああ……、喉から手は出ませんが、待ちかねましたぜ。早速、やらせてもらいます」
「私は昼食の準備をしてるわね」
「…もうお嬢もそれなりに料理が出来るんですから、こういう時だけでなく普段から自分で作るようにしてくださいよ」
「馬鹿ね、人が自分の為に作ってくれるから美味しいんじゃない」
「……そいつは一本取られましたぜ」

「どう、調子は?」
「何気に気になったんですが、今回も元ネタはあるんで? 今まではメッセージボトルを使ってたんですよね? でも、メッセージボトルは2つ。だとしたらどこから元ネタを引っ張って来たのか疑問なんでさぁ」
「……以前、調べてもらった伊藤幾九郎〇五七六って覚えてる?」
「ああ、例の日記公開騒動の…」
「そう、彼の書いた偽書は、六軒島の真実を知る私の目から見ても、メッセージボトルのルールを守っている。物語の設定として、魔女のベアトリーチェは現実世界からゲーム盤のシナリオを見つけていることにしてるの。だから、ゲーム盤のシナリオには彼の偽書を採用したわ。偽書は4つあるから、これから4回はそれを使う。ただし、今回の偽書は伊藤幾九郎〇五七六自身、まだ真相を理解していなかったのか、ルールから少し外れている部分があるわ。もしかすると、そのことが原因で混乱させることになるかもね」
96ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第63回)

「ただでさえ、前回で頭がぐちゃぐちゃになってるのに、そんなんで理解出来るのか心配になってきましたぜ」
「その点は大丈夫よ。ネットの掲示板なんかで調べてみたんだけど、どうも前回は難し過ぎたみたいで、挫折者が続出してるわ。だから、今回は丁寧にガイドをつけることにしたの」
「おやおや、お嬢らしくもない。油断してると、足元を掬われることになりかねませんぜ」
「……どうかしら。掬えるものなら掬ってみなさい」

「……あの、この最初の展開は一体?」
「あら、さっきまでの威勢はどこに行ったのかしら? ……ノーコメントよ」
「それにしても、この“魔法”の解釈は以前、お嬢が書いた小説にも出てきましたね」
「これは真里亞お姉ちゃんとベアトリーチェ、そして絵羽伯母さんから学んだことなの。私は3人から受け取った魔法の力を広める為に作家になった。だから、この物語も魔法の素晴らしさを伝える内容にするつもりよ」
「…だからお嬢は以前“私が書きたい方向性だとミステリーとは相容れない”なんておっしゃってたんですね」
「……そういうことも言ったかしら。嬉しいわね、そんな何気ない発言を覚えてくれているなんて。人を幸せにする為の魔法と、人の死をゲームの材料として扱うミステリー。私はこの相反する2つを1つの物語に昇華したいと思ってるの」
「成功したら、この世に2つとない物語になりそうですね。期待してますぜ」
「ありがとう、天草。取りあえず、ここまでは順調に来ているつもりよ」
97ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第64回)

「この蔵臼さんと会長と金蔵さんのやり取りは、実際にあったことなんで?」
「そうね、そこは日記から引用した部分よ」
「週刊誌の記事だと金蔵さんは血も涙もない暴君だった、ってことになってましたけど、この内容が本当なら、それは違いそうですね」
「どういうこと?」
「金蔵さんが会長にかけた言葉は、確かに男尊女卑な内容です。しかし、同時に会長に幸せになれ、とも言っていますぜ。もし、金蔵さんが週刊誌の記事通りの人間だったなら、会長の幸せなんて気にせず、自分にとって都合の良い相手と無理やりにでも結婚させたんじゃねえですか?」
「……言われてみればそうね。自分で書いておきながら気がつかなかったわ」
「金蔵さんは会長のことを愛していた。でも、その愛情が会長には伝わらず、会長は金蔵さんの愛情を得る為に必死で努力した。お気の毒な話です。何だか『青い鳥』みたいですね」
「『青い鳥』?」
「ご存知ありませんでしたか? メーテルリンクの『青い鳥』。簡単に説明してしまうと、チルチルとミチルって名前の兄妹が、幸福をもたらす青い鳥を探して旅に出るんですが、見つけられずに家に帰ってきたら、その青い鳥が家にいた、って話です。これは会長とお嬢の関係にも当てはまる気がしますぜ」
「そうね、お祖父ちゃんと絵羽伯母さんに関しては、そうかも。…でも、私はただ、絵羽伯母さんを否定し、傷つけただけ…。お祖父ちゃんと私のせいで、絵羽伯母さんには努力させっぱなしになってしまったわね。右代宮家はこんなすれ違いをずっと繰り返していたのかも…。私は右代宮家最後の生き残りだから、もう、このすれ違いをどうにかすることは出来ないわ。だからこそ、作家になって、まだ手遅れになっていない人の為に魔法の力を伝え、そして広めていきたいのよ」
「そうですね、それが亡くなった皆さんにとって、一番の供養になるでしょうぜ」
「その為にも、もっと精進しなきゃね」
98ちびゆかケーナさん>>93
>僕は2つの考え方が出来ると思います 
>1つは1998年に“右代宮縁寿”は死に
>“寿ゆかり”として生きる

EP6のフェザリーヌの説明の通り、この世界の死とは駒の死、盤外の死の二種類あります。この二種類の死の条件を満たしたものが死なのです。松平元康が徳川家康と名乗っても松平元康が死んだとは言いません。縁寿が寿ゆかりと名前を変えても死んだ事にはならないのです。

>もう1つはあの時点では縁寿が生きるカケラは
>存在しなかったが フェザリーヌが世界を書き換えて
>縁寿が生きるカケラを生み出してくれた 

それが魔法エンドの本質でしょう。そしてそのカケラは世界の執筆者の内面世界にしか存在できない。空想の世界でしかない。だから魔法エンドを現実世界と仮定した説は全て破綻するというわけです。
99ケーナちびゆかさん >>98 

確かに縁寿が寿ゆかりとして生きることで 
《赤:縁寿は死んだ》と言えるかというと厳しい気はします 

しかし同時に 
“肉体の死=赤字による死”ではないわけで… 
縁寿の決意が以前の自分との 
完全な決別を示しているのかもしれません 

EP8において赤字で確定した事実さえ 
覆してみせた縁寿なら 
それくらい出来るのではないでしょうか?

僕は今 創作説の立場から 
「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」を書いていますが 
あくまでこれは「創作説を採るなら」という前提での話で 
僕自身は「『うみねこ』はファンタジーだ」と考えています 

ですからフェザリーヌが世界を書き換えて 
縁寿が生きるカケラを生み出す魔法エンドは 
僕的にOKです

僕が創作説を否定するのは 
魔法エンドを現実世界での出来事だと
説明出来る解釈を思いつかないからです
(『ヤスの一なる真実』でも否定していますし「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」も…)
 
魔法エンドを現実世界の出来事だとする 
創作説も書けなくはないでしょうが 
作品中の描写をかなり否定する必要があり 
完成度は低くなるでしょう
100ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第65回)

「……お嬢、このいとこ組の海岸でのやり取り、実は凄く深い意味があるんじゃないですか?」
「あら、何のことかしら?」
「俺の推測が正しければ、犯人が解りましたぜ」
「それは困ったわ、まだまだ続きはあるのだけれど…」
「ただ、大量殺人や島の爆発とその動機が繋がらねぇんですよね。他にも、まだ解らないことはありますんで、とりあえず、ここは話を先に進めますか」
「……そうしてもらえると助かるわね」

「…相変わらずのファンタジー展開ですね。ここがどうもしっくりこねえんですが…」
「もう少し先まで読めば、なにか解るかもよ」
「そういうもんですかね。……それにしても何だか滑稽な話ですよね。六軒島と全く無関係な現在の我々が、九羽鳥庵という隠れ屋敷の存在を知っているのに、長年、島に住んできた方々がその存在を知らないってのは…」
「そうね、でも全長3㎞って言っても、その大半は未開の森よ。迷信深い漁師はまず近寄らなかったし…。あの事故が無ければ案外、今も九羽鳥庵は誰にも知られずにひっそりと佇んでいたのかも…」
「何ともミステリアスな話ですねぇ。それにしても親族の皆さんは金を積まれれば、何でも言うことを聞きそうだ。ってことは、200億もあれば全員を買収することも可能じゃないんですかね?」
「……どうかしら。ノーコメントよ」
101名無しさん>>94およびちびゆかさん
”うみねこ本文中に「作中現実世界」を指定することない創作説”は
魔法以上に自由度が高いのであってそれは意味ある回答ではないとおもいます
なぜなら今本屋に行って任意のファンタジーを一冊取ってきて
「というお話だっったのさ!」と一言付け加えればどの本でだっていけてしまうからです

基本的に創作説って比較的情報が多いep4こそ現実って前提に立つ方が
多かったのと思うのですが、(アンニュイだってそうでしょう)
そこもループ構造と言い出した今”意味のある”創作説って難しい気がします
102ケーナ>>101

僕はあの説明は「この作品はファンタジーである」という 
竜騎士07さんの表明だと思っています 

霊 妖怪 妖精 精霊 悪魔 神 
死後の世界 輪廻転生 天国 地獄 

僕はこれらを信じませんので 
これらが登場する作品は僕にとってファンタジーです 

ですが信じる人にとって 
それはファンタジーではなく現実です
ですから人によって
“ファンタジーの定義”は揺らぎがあります

それと同時に僕は“物語としてのファンタジー”を否定しません
作り話なのですから
本来は存在しないものが存在しても良いと思いますし
むしろ現実を舞台にしていては
決して味わえない物語と出会うことが出来ます

そもそも本来的にミステリーとファンタジーは対立項ではありません
前にも取り上げたことがありますが『六花の勇者』は 
舞台はファンタジーですが中身はミステリーです

僕が創作説の人に対して不思議に思うのは 
「そんな物語解釈で貴方は楽しいのか?」ということです

縁寿は死んでいる
戦人は死んでいる 
八城幾子なんて人物はいない
魔女世界は単なる創作

僕はそんな物語に魅力を感じません 

僕が「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」を書きはじめた1番の理由は
「創作説でもここまで幸せな物語を描ける」ということを
知らしめたかったからです
(“八城幾子なんて人物はいない”という方向性ですが、そこはきちんと説明がつくように描きます)
103ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第66回)

「魔女の碑文が黄金のありかを示していると考えれば、もし、誰かがそれを解いたなら、そいつは200億の黄金で親族を買収し放題。どうですか?」
「それもノーコメントね」
「ただ、そんなことをして、犯人が何をしたいのか、そこのあたりがさっぱりです。最後には島が爆発しちまうわけですからね。もしかすると、島の爆発は単なる事故、って可能性も出てくるわけで…。それにしても、この戦人さんはまるっきり駄目ですね。ミステリー好きなら、こうはならないと思うんですが……ちなみにお嬢、この“ヘンペルのカラス”の説明が間違っているのはワザとですかい?」
「お兄ちゃんの無知さで遊んでいるだけ、と解釈してもらえると助かるわね。それと、その戦人お兄ちゃんは、本当の戦人お兄ちゃんじゃないわ。それが本当の戦人お兄ちゃんだったら、あんたと同じくらいには謎を解いてるんじゃないかしら」
「あくまでミステリーの登場人物ってことですね。なるほど、納得しましたぜ」
「そのあたりも色々設定を考えてはいるんだけど、まだきちんと形になってないわね。でも、最後まで読めば解るように書くつもり。あと、これは赤字で言っても良いことだけど、あれは事故じゃないわ。誰かが意図的に島を爆発させたのよ」
「その事情がこの物語で解る、ということですか…。それにしても複雑な作品ですね。実在の人物が登場しながら、改変が為されており、さらには六軒島爆発事故の真相が盛り込まれている。果たして理解出来る人間がいるのやら…」
「何せ、直接伝えても伝わらない内容よ。伝わらない人が出るのは仕方がないわ。ただ、1人でも多くの人に伝えたい、それだけね」
「ってことは、せめて、俺くらいは理解しないとマズいってことですかい? そいつはプレッシャーだ」
「あんたなら大丈夫よ。信じてるわ」
「お嬢、そうやってさらにプレッシャーをかけるのはやめてくださいよ。何やら胃がキリキリしてきましたぜ」
「そういう時は濃いコーヒーが一番ね。早速、淹れて来てあげるわ」
「……コーヒーの飲み過ぎで胃に穴が開いた、って話を聞いたことがあるんですがね…」
104ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第67回)

「おまたせ、どこまで進んだ?」
「ありがとうございます。っと、アチチチチッ」
「あら、フーフーしたほうが良いかしら」
「……いい歳こいて勘弁してください。楼座さんの回想の場面まで進んだんですが、これは本当にあったことで?」
「そうみたいね、それも日記に書いてあった内容よ。1986年の10月4日に楼座叔母さんが告白したそうなの。それまでは絵羽伯母さんも知らなかったらしいわ」
「なるほど…。このベアトリーチェが金蔵さんの愛人だったとすると、年齢がおかしいですね。ってことはベアトリーチェの娘ってことになるんでしょうかね?」
「さあ、それに関してはノーコメントよ」
「ちなみにお嬢、ちょっとネットで調べてみましたが、1967年にはまだ、日本の動物園にパンダはいませんぜ」
「うっ……、その世界は現実世界とは違うから、その世界では日本にもうパンダがいるのよ。それかあるいは、楼座叔母さんが言っているのは中国の動物園なのよ」
「……いろいろ苦しい気がしますがね。それと、もう1つ気になることがあるんですが、ロノウェが赤字で“ここは1967年の世界”って言ってしまってますよね。それに戦人さんは、崖から落ちたベアトリーチェの顔を覗き込んでいます。これらはどう解釈すれば良いんですかい?」
「うーん、これは説明してしまっても良いかしら。ようはベアトリーチェは魔女だから、現実世界の過去における出来事を見ることが出来るし、見せることが出来る、って設定よ。だからEP2の最初の方の場面もこれと同じね」
「つまり、あくまでファンタジーってことだ」
「そのあたりはノーコメント」
「1967年に現実世界のベアトリーチェは死んだ。でも、お嬢は1986年のベアトリーチェが残した日記を持っている。ということは、金蔵さんの愛人だったベアトリーチェと九羽鳥庵のベアトリーチェ、それに日記を残したベアトリーチェはそれぞれ別人ってことになりますね。いや、九羽鳥庵のベアトリーチェはそのまま金蔵さんの愛人でも良いワケか…」
「そうかもね」
105たらこなんか久しぶりに考察してしまったので、紅茶の肴にでもしてく下さい。


EP8裏お茶会は戦人との再会の条件・黄金郷復活の儀式

前提
・EP1,2はボトルメール。3~8は全て偽書である。(お茶会、裏お茶会も含めて)
・偽書の作者は幾子と十八である。
・この二人はベアト=ヤスと戦人で、記憶障害、歩行障害は嘘である。
(本人しか知りえない事を偽書に多数書いている、EP8最後で立ち上がっている)

・偽書に書かれている内容で、社会的に大きな出来事は現実に起きているものと考える。
 ○六軒島事故 ○ボトルメールの漂着 ○絵羽の生還、病死 ○縁寿の相続
 ○真実の書の公開ドタキャン ○縁寿から小此木への右代宮グループ移譲   等は事実と考える。

・98年現実の縁寿は、絵羽からの相続後恐らく消息不明となっており、十八達もその行方を知らないと考える。
 
 偽書内でビルから落ちたり、六軒島で殺されたり、船で真実を求め旅立ったり、名を捨てて新しい人生を歩き出したり、
 様々な結末が描かれているがこれは「猫箱」。
 消息不明になった縁寿への世間の憶測で、実際のところは十八達もわからない。


EP8裏お茶会は、縁寿が生きていて過去を吹っ切った(魔法エンドのような)人生を送ってくれる事を願ってのメッセージ。
つまり
「縁寿へ、98年にお前から八城十八に会いたいという連絡は届いているが、今は会うつもりはない。
 もしお前が生きていて、過去の事を吹っ切っていてくれたなら、数十年後、自分は縁寿だということを
 社会に仄めかせてくれ。(寿ゆかり や さくたろうの大冒険のように)
 そうしたら我々はお前に逢いに行く。……ただし幾子と十八として」

という数十年後に宛てたメッセージになる。
さらにもう一歩踏み込むと。

「この裏お茶会をきちんと読み取ってくれたなら、内容どおり以下の条件をそろえなさい。
 ・福音の家の再建 
 ・右代宮家ホールを再建し、ベアトリーチェの肖像画を掲げる
 ・ハロウィンのパーティーを開き、そこに十八達を招く

 右代宮グループの援助があれば不可能ではないだろう。
 条件が揃えば、偽書を正しく受け取ってくれたと理解し、黄金郷復活の儀式とする。
 EP8ラストシーンのように黄金郷が蘇り、十八の演技をやめ、車椅子から立ち上がり、戦人として還ってくる」

となります。
98年にすぐに縁寿に会わなかった理由は、事件が風化するための時間が足りないと判断したから。

その後黄金郷が蘇り、戦人と縁寿が本当に再会できたかどうかは、数十年後の未来の猫箱の中というオチになります。

偽書が縁寿へのメッセージとしたらこれを読む現実の縁寿はどんな状況で、何を受け取るのだろう?と考えたところから考察してみました。
106オプス・デイたらこさん >>105
その考察は根本的な所が抜けています。

それは、家族の事故死を殺人を仄めかす作り話に脚色されたら、関わりたくないし読みたくもない、そう縁寿に思われてしまうんじゃないかという点です。
これは例えるなら、好きという想いを口に出さずに、拳に込めてぶん殴ってるようなものですから。
つまり正しく伝わらない可能性があります。
なので「なぜ偽書の形でしか縁寿にメッセージを送れなかったのか?」その事情や動機回りもセットで解き明かすべきでしょう。
それにより貴方の考察は飛躍的に向上するはずです。

それでは、たらこ様の益々のご発展を祈りつつ、シー・ユー・アゲイン・ハバナイス・デイ。
107ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第68回)

「…なるほど、ようやくファンタジー描写の正体が解りましたぜ。語り手である戦人さんが見ていない場面は嘘の可能性があるってことですね。おかげさまでこれまでの引っ掛かりが解消されました。EP1では実際とは違う場面を見せられた、EP2における三人称の戦人さんは一人称の戦人さんとは違うってことだ」
「……流石はミステリーマスターね。この段階でそこまで解るなんて、脱帽だわ」
「いや、何度も言ってますが、ミステリーマスターを名乗った覚えはまるっきりねぇんですが…」
「でも、あんたはまだ、ベアトリーチェの心臓には至ってないわ」
「ベアトリーチェの心臓?」
「ええ、現実世界の六軒島を知る人間には、絶対に理解出来ない真実。そして、六軒島爆発事故という悲劇を引き起こした原因が、この物語には隠されている。それがベアトリーチェの心臓よ。そして、あんたが理解出来ないという動機も、ベアトリーチェの心臓に至れば、自ずと解るはず」
「…つまり、犯人が解っただけで浮かれてちゃいけないってことですね。解りました、ふんどしを締め直して読んでいきますぜ」
「……そこは、兜の緒を締めて、って言って欲しかったわね」

「ちなみにこれ、誰かが碑文の謎を解いたらどうなるんですか?」
「さぁ、先を読めば解るんじゃない?」
「ってことは誰かが解いてしまうんですかい! あっ、そうか。…誰か、じゃありませんでしたね。会長が1人生き残ったってことは、会長が解いたってわけだ」
「……何度も言ってるけど、これはあくまで物語よ。必ずしも現実世界の実際の出来事がそのまま書かれているとは限らないわ」
108名無しさん>>98

あれ?だとすると、EP3の紗音死亡の赤字をどう解釈してるんでしたっけ。
109ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第69回)

「なるほど、そうでした。ちなみに、お嬢は碑文の解き方をご存知で?」
「ええ、日記に書いてあったから」
「ここで、それならやっぱり会長は碑文の謎を解いていたんだ! というのは早計なんでしょうね。何せ、お嬢は日記を2冊持っている。ちなみに、どっちに書いてあったかはノーコメントで?」
「当たり前でしょ」

「……お嬢、この赤字、おかしくないですか?」
「どうして?」
「六連鎖密室自体を作るのは簡単です。最後の嘉音が窓から礼拝堂に入って、内側から鍵をかければ良い。でも、それだとこの赤字はありえませんぜ」
「どうして?」
「これだと犯人まで死亡してることになる。じゃあ、以後の殺人は誰が行うんで?」
「さぁ、先を読めば解るんじゃない?」
「……またそれですかい。とりあえずミスではない、と?」
「そうね、ミスじゃないわ」
「…これはなかなか面白くなってきましたね。推理を構築しなおす必要がありそうだ」
「ガイドをつけたのは、解かれない自信があるからだってことを、忘れてもらっては困るわよ」
110ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第70回)

「1986年当時、親族の皆さんは碑文の“懐かしき故郷”がどこだかご存知だったワケですよね?」
「そうね、みんな知っていたと思うわ」
「俺が事故当時の週刊誌を調べた限りでは、いろんな説が出ていて、それすら定かではありませんでした。ってことは、この“魔女の碑文”はそれを知る人間にしか解けないってことですぜ。そこから考えると、金蔵さんの意図が見えてきますね」
「どういうこと?」
「金蔵さんが碑文を解かせたい人間はある程度決まっていた、ってことです。…いや、あるいは明確に誰か1人、解かせたい人間がいたんじゃないですかね? 六軒島には福音の家の使用人をはじめ、親族以外の出入りもあったわけです。しかし、そういった連中は碑文を読むことは出来ても、そもそも解く為の鍵を持っていない、と。だから解けるのは鍵を持った限られた人物ってことですぜ」
「……あんたの考えている通りで、間違いないと思うわ。六軒島爆発事故は、右代宮家に関わる人たちの、様々なすれ違いの果てに発生した、不幸な事故なのよ」
「今のところ、俺にはあの事故の起点と終点が見えています。しかし、どうにもその2つが繋がらねぇんですよね。俺は正直、女心に疎い自信があるんですが、そんな俺にもこの物語は理解出来るんですかい?」
「そればかりは何とも言えないわね。少なくとも私には理解出来たし、理解出来るように書くつもりよ」
111ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第71回)

「…ところでお嬢、今更つかぬ事をお伺いしますが、そもそも200億の黄金ってのは実在したんで?」
「日記を読む限りはそうらしいわね」
「……それもどっちの日記か気になるところですが、考えてみれば、むしろ両方に書いてあったと考えた方が自然ですね」
「様々な可能性を検討してみて欲しいわね。その果てにこそ正解があると思うから」

「俺なんかは、会長とご家族の関係を知りませんから、会長がご家族を含めた親族を皆殺しにして生き残った、と言われても“まぁ、そんなこともあるかもしれない”と考えることも出来るんですが、お嬢から見て、それはどうなんですか?」
「私も、6歳当時のことは、あまりよく覚えてはいないわ。私が知る絵羽伯母さんは、あくまで“親戚のイジワルな伯母さん”でしかなかった。親族会議で見せる顔は、あくまで“余所行き”の顔だから、家族だけに見せる顔とはまた違ったと思うの。だからあの一家に最も詳しい人がいたとしたら、それは小此木さんね」
112ケーナツイッターに貼ったのとズレが出てしまったので 
追加 

「小此木社長は会長の陰謀だったとしたら、秀吉さんと譲治さんも一緒でなければおかしい、って言ってましたっけ。そもそもあの事故以降の会長は、ちっとも幸せそうじゃなかったですよね。それじゃあ何の為の陰謀だ、って話で…」
「絵羽伯母さんの日記を読めば、あの人がいかに家族を愛していたか解るけど、陰謀説を信じる人に読ませたところで、無駄でしょうね。きっと、お涙頂戴の嘘八百としか思われないわ。人は自分の見たい真実しか見ようとしないのだから。これをどうすれば引っくり返すことが出来るのか、そもそもそんなことが出来るのかすら…」
「そこを何とかする為に、お嬢はこの物語を書いているわけですぜ。お嬢自身が自分を信じないで、どうするんですか」
「そうね、これは日記を受け取り、そして読んだ私にしか出来ないこと。私がやるしかないんだわ」
「この“黄金の魔女の継承”ってのは、つまり会長は黄金を手に入れたことで、関係者を買収し放題になった。という解釈でよろしいんで?」
「ここからはゲーム盤の話になってくるから、ノーコメントよ。自分で考えてもらうしかないわね」
「…さようで」
「但し、一筋縄ではいかないわよ」
113ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第72回)

「さっきの楼座さんと真里亞さんにしても、この留弗夫さん、霧江さん、秀吉さんにしても、そんなに難しくはないんじゃないですか? ようは会長が窓から部屋を抜け出して暗躍しているんですよね。そして、秀吉さんは会長を庇って撃たれるか、どうにかしたんでしょう。何せ、戦人さんが見ていない以上、どうとでも嘘を書けるわけですからね。ただ、会長が秀吉さんの遺体に杭を突き刺せるか? という疑問もありますが、これはあくまでゲーム盤の話ですから、気にする必要はないでしょう」
「ここまでのところはそうね。でも、これからもそれが通用するかしら?」

「この場面、譲治さんが死んだフリをしてるって解釈はナシで?」
「戦人お兄ちゃんが目撃しているわけだから、そのつもりだけど? 眼球に蝿でも止まらせた方がよかったかしら」
「いえ、それは流石に…。だとしたら厄介ですね。譲治さんのゲストハウスからの脱出自体は、簡単に説明出来ます。戦人さんが言うように、譲治さんが窓から出た後に誰かが閉めれば良いワケだ。でも、譲治さんを殺せる人間なんていないんですよね。あえて言えば会長ですが、会長が譲治さんを殺すわけがないし、自殺だったら凶器はどこに、って話です。それともこれはゲーム盤だから、そういうしがらみは関係ないってことで?」
「さぁ、どうなのかしら」
「そう来ると思いましたぜ…。ところで、この戦人さんとエヴァの戦いはどう解釈すれば良いんですかい?」
「そうねえ…、ようはゲーム盤を眺めていたプレイヤーが、ゲーム盤の駒をつまんで盤の外に出して、プレイヤーにしてしまった、という感じかしら」
「何か無茶苦茶な話ですが、お嬢的にはこんなこともアリ、ってことですね」
「私的に、というより、この作品の設定的にって感じね」
114ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第73回)

「……このエヴァの赤字が有効だってんなら、これはもはやミステリーではありませんぜ」
「私はこの作品がミステリーだと言った憶えはないけれど?」
「……お嬢は言いましたよね。“六軒島に実際にいた人間にはこの物語は解けない”って。そして“あくまで物語だから、あえて実際とは違う内容を書いている部分もある”とも。でも、俺の推理が正しければ、こいつはとんでもない事実なんじゃないですか? こんなことが実際にありえるんですか?」
「……あんたがどんな推理をしているのか知らないけど、現実世界における1986年の六軒島で、信じられないことが起こっていたことは事実よ、それは否定しないわ」
「…なるほど。“ベアトリーチェの心臓”がようやく解りましたぜ。相変わらず、動機は解りませんが…」
「一応、次が“謎は全て解けた”になるから、あせる必要はないわ。……ところで、そこからが面白いのよ、早く読んでみて」

「……まさか、お嬢が出てくるとは……。でも、何か顔がちょっとブサいですね」
「送った写真がマズかったかしら。学生時代の私はしかめっ面ばかりしてたから」
「言われてみればそうでした。そう考えると、あの頃のお嬢が纏っていた陰気な感じが良く現われていますね」
「……複雑な心境だけど、かつての私がこんな人間だったのは間違いないことだわ。私は自分の過去を否定しない、その先に今の私があるのだから…」
「おっ、良いことを言いますぜ」
「……あんたのカッコつけなところがうつったのかも。次のEPは1998年の描写が出てくるわ」
「ってことは、あの六軒島への旅を?」
「そういうことね」
「なら、俺も出てくる?」
「もちろん」
「カッコ良くお願いしますぜ」
「もう、結構書いてしまっているんだけどね。でも、心がけ次第ではあんたの活躍が増えるかも…。取りあえず美味しいご飯を作ってくれるかしら」
「おっと、これは気が抜けませんね」

※“ベアトリーチェの心臓”とは紗音と嘉音が同一人物であることです(少なくともこの物語の解釈の中では)。そして、それは現実の六軒島においても同様であった。「そんな無茶な!」という話ですが、そうでなければ色々説明がつきません。次のEP4は縁寿がビルの屋上から飛び降り、六軒島に旅をしたのが全て現実に起こったことである、という話になります。ただ、霞一派を射殺した後に、この物語の冒頭の出来事が来る、ということです。
115ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第74回)

■2008年 12月29日 未来庵 Episode4 「Alliance of the golden witch」

「天草、大丈夫だったの? 外は凄い雪だったけど…」
「…“どうしても、来い”って言ったのはお嬢じゃねえですか」
「それはそうだけど、限度ってモノがあるでしょう? 事故を起こしたら元も子もないわ」
「まあ、来ちまったものはしょうがないでしょう。……ところで、ご用件は?」
「これよ」
「ついに出来たんですね。早速、やらせてもらいますぜ」
「寒かったでしょう? 温かいコーヒーを淹れてあげるわ」
「助かります」

「どうかしら?」
「へえ、生き返りましたぜ。こういう時は熱いコーヒーに限りますね」
「コーヒーもだけど、ゲームの方は?」
「なかなか良い感じに俺が活躍してて、気分が良いですね。お嬢のご機嫌伺いを重ねた甲斐があったってもんです」
「…実際にあったことをそのまま書いているだけなんだけどね」
「そうでしたっけ? こうしてみると、俺って無茶苦茶カッコ良いですよね。使えるボディーガードって感じで…」
「自分で言ってれば世話ないわ。癪だけど、確かにあんたがカッコ良くなってしまったわね。もしかして美化しちゃったかしら」
「あの時の俺とお嬢は当事者でしたからね。ただ普通に行動していただけですけど、こうして客観的に見ると、また違って見えるものなのかもしれませんぜ」
「そうね、今の私から見ると、この時の自分は絞め殺したくなるほど可愛げがないわ」
「いやいや、今もそんなに変わって…ゲハッ、な、何でもありません…」
「あら、そう…」
116ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第75回)

「ところでお嬢、ちょっと引っ掛かったんですが、この部分“陰謀説は時間と共に忘れられていくだろう。……そして、奇異で印象深い魔女説だけが、迷信的に残り続け、最後には陰謀説を、塗り潰す”。俺は最終的にどの説が一番支持されるようになったか知らねぇんですが、これなら、お嬢がわざわざこの物語を書く必要はなかったんじゃ?」
「……良く気がついたわね。それは私がこの物語に仕込んだ“保険”なの」
「保険?」
「ええ、六軒島爆発事故に関しては様々な説が生まれ、そして消えていった。そして本命に残ったのが“絵羽陰謀説”。おそらくあの事故のことを覚えている人のほとんどは絵羽伯母さんが犯人だと思っているでしょうね。でも、こうやってこの物語の中であたかも別の説が本命であったかのように描かれればどうかしら?」
「なるほど…。まさしく別の真実で真実を塗りつぶすわけですね」
「もちろん、私としてはプレイヤーにこの哀しみに満ちた物語を理解し、六軒島の真実に至って欲しい。でも前にも言ったように、1000人に1人もその真実は伝わらないかもしれない。だから、こうして保険をかけておいたのよ。最悪でも絵羽陰謀説が否定されるように…」
117ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第76回)

「それにしても、真里亞さんは随分、お気の毒ですね」
「……子は親を選べないからね。…ただ、夏妃伯母さん、絵羽伯母さん、私のお母さん。私が知る母親、誰が母であっても、シングルマザーとしてなら真里亞お姉ちゃんのことを持て余したんじゃないかしら」
「真里亞さんは問題児だった、と?」
「問題児というか、かなり特殊な個性の持ち主だったから…。そうね、熊沢さんだったらあるいは…。でもね、逆に真里亞お姉ちゃんは誰が母親でも大丈夫だったと思うの」
「それが魔法の力ってヤツですか?」
「そういうことね。真里亞お姉ちゃんにはどんな現実でも、魔法で幸せな世界に変えることが出来た。実は私、真里亞お姉ちゃんの日記を初めて読んだ時、書いてある内容が単なる現実逃避にしか思えなかった。辛い現実から目を背ける為に、日記の中でだけは幸せな日常を描いているんだ、って。でもね、そうじゃないの。真里亞お姉ちゃんは魔法の力で現実を幸せな世界に変えて、それをそのまま日記に記しただけだったのよ」
「なるほど。ところで、ここに出てくる“森の動物たちの音楽隊”ってのが、そこに並んでる…」
「そうよ、形見として私が貰ったの。1つ欠けていたんだけど、絵羽伯母さんが取り寄せてくれて全部揃っているわ。海外からの輸入品みたいだから、いろいろ大変だったと思うけど、当時の私にはそんなことは解らなかった…」
「…幼かったんだから、しょうがないことでしょうぜ。ところで、しれっと『青い鳥』が出てくるあたり、お嬢らしさが現われていますね」
「……あら、何のことかしら?」
118ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第77回)

「この、真里亞さんとベアトリーチェとワルギリアが出てくる場面は、現実にあったことの幻想修飾と解釈して良いんで?」
「……そうね、真里亞お姉ちゃんの日記に書いてあったことよ」
「ということは、ベアトリーチェが真里亞さんの魔導書にさくたろうを擬人化したイラストを描いた、ってことですね」
「そうよ、何なら見てみる?」
「ええ、是非。……なかなか上手ですね。ベアトリーチェは絵心があった様で…」
「そうね、多分、今の私よりも上手いでしょうね。まぁ、私は家庭科も美術も1だったから、あれなんだけど…」

「……ところでお嬢、本当に悪魔の召喚とか、やってたんで?」
「……そういう部分は創作と思って欲しいわね」
「この“ピンクの珠の頭飾り”ってのが、お嬢が今も身に付けている? ワケありだろうから、今まであえてツッコまなかったんですが…」
「そう、これは戦人お兄ちゃんが私にくれたもの。私が最も戦人おにいちゃんを身近に感じられる宝物よ」
「それにしても意外だったのが、お嬢が物語の中であまり活躍しないことですね。お嬢のことだから“俺TUEEEE!”みたいな展開になるのかと思ったんですが…」
「あのねぇ、そんなことしたら物語が無茶苦茶になるじゃないの。…それでも見せ場は用意したつもりよ」
「俺としては、カラリパヤットで魔女達をギタギタにする場面を期待してますぜ」
「…どんな物語よ、それ」
119ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第78回)

「……名門女子高って本当にこんなものなんですか?」
「そうよ、閉鎖空間だから文字通りの監獄。プライドの高い囚人だらけの女子刑務所って感じかしら」
「読んでて、気の毒で仕方ありませんぜ。俺も地元じゃ有名な進学校に通っていたんですが、要領が良かったこともあって、結構楽しい学校生活でした。もっとも、途中で中退しちまったんですけどね」
「……学生生活をエンジョイするあんたって、なかなか想像しがたいわね」
「俺にも青春時代ってもんがあったんでさぁ。……なるほど“森の動物たちの音楽隊”が1つ欠けちまったのは、こういうワケで…」
「大人は時に子ども以上に残酷ね。歳を重ねると、大切なものを奪われる苦しみに鈍感になってしまうのかしら」
「そうですね、モノをモノとしてしか認識出来なくなっちまうのかもしれません…」
「ところでお嬢、何気に気になったんですが“さくたろう”が引き裂かれたのはお嬢の創作なんで? そこに並べてあるのが“さくたろう”なんですよね? しかも5つもあるし…。お嬢が作ったって事ですか」
「いいえ、創作なんかじゃない。“さくたろう”が楼座叔母さんに引き裂かれたのは間違いない事実。繰り返しになるけど私の家庭科の成績は1よ、針に糸を通すことさえ出来ないわ。……実はあんたも1998年にさくたろうを見ているのよ」
「へっ? まるで記憶にありませんぜ」
「まぁ、これは先を読めば解ると思うわ」
120guうみねこ7,8割くらいわかった気がしました。
「うみねこのなく頃に たまにはね」で検索していただいて
感想いただければこれ幸いです。
121ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第79回)

「……魔法の力で幸せな世界を築く真里亞さんと、この場面の真里亞さんが上手く繋がらないんですが…」
「……魔法には2つの側面があるの。1つは“白い魔法”。辛い現実世界を幸せな世界に変える魔法。そしてもう1つが“黒い魔法”。自らが抱える怒りや苦しさを空想で相手にぶつけることにより、それを解消する魔法。元々、真里亞お姉ちゃんの魔法には白い魔法しかなかった。でも、さくたろうの死と、私がしたあることがきっかけとなって、真里亞お姉ちゃんは黒い魔法に目覚めた。そして、それはそのままベアトリーチェにも伝わり、あの事故の原因の一端になった」
「……それは例え話なんで?」
「いいえ、単なる事実よ」

「お嬢、この九羽鳥庵の地下牢ってのは本当にあるんで?」
「さぁ、私も地下にまでは行ったことがないから解らない。だから、あるかもしれないわね」
「なるほど…貸し金庫のカードと鍵は?」
「そのあたりは実際にあったことよ。私に届いた分がどうなったかは覚えていないけれど、もしかすると絵羽伯母さんが秀吉伯父さんの会社を守る為に使ってしまったのかもね」
「ところで、熊沢さんは碑文の謎を解いたんでしょうか?」
「写真を持っていたところから考えると、おそらく解いたんでしょうね。でも、それが誰の為のものか彼女は知っていたから、単なるなぞなぞ遊びとして解いたんだと思うわ」
122タチバナguさん >>120

さらっと読んでみた限りですが、僕の意見と違うところは多々ありますけど、
明らかに矛盾していると言える箇所もなさそうので、特に文句をつける必要もないかなと思いました。
「どうしてもこの謎が解決できない」というようなことがあれば、疑問として掲示していただければいいかなと思います。
123タチバナ……と言ったものの、EP1の夏妃殺しはアリバイ赤字との矛盾が発生してるかもですね。
【霧江は何も書き残していない】に対する解釈も一応訊いておきたいところです。
本気のツッコミを望むなら他にもいろいろありますけど、とりあえずはこれくらいです。
124ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第80回)

「……あの時、確かにお嬢は川畑船長の店でなにか買っていましたね。あれがさくたろうだったワケだ」
「そう、さくたろうは楼座叔母さんの手作りではなかったの。ただの既製品、しかもぬいぐるみでさえなく、枕だったのよ。マルフク寝具店にあった在庫は5つ。あの時は取りあえず1つだけ買ったけど、あとで残りの4つも買ったの」
「…道理で変な形のぬいぐるみだと思いましたぜ」
「ちなみに、この“556”ってのが…」
「そういうことね。楼座叔母さんが壊したうさぎの人形よ」
「……お嬢、このジャンプネタは解る人間が限られるんじゃ?」
「そこは単なるお遊びだから、解る人に解ればそれで良いわ。ちなみにあんたは全部解った?」
「俺もお嬢に付き合って一通り読んでますからね。“ドラゴンボール”“キン肉マン”“男塾”“ジョジョ”こんなところですかい?」
「流石だわ、あんたも、もはや立派なオタクね」
「…褒められてるのか、貶されてるのか、どっちなんで?」

「この戦人さんはゲーム盤の戦人さんだから、ベアトリーチェには会ったことがないワケですね」
「そうね」
「その戦人さんが目撃しているということは、実際にベアトリーチェがその場にいるワケだ」
「そうね」
「至近距離だと変装が見破られるから、遠くからってワケですよね?」
「……さぁ、ノーコメントよ」
「……お嬢、このベアトリーチェはおかしくないですかい?」
「何が?」
「ベアトリーチェが2人いることは解るんですよ。上位世界のベアトリーチェは魔女で、戦人さんを屈服させ、魔女としての力を取り戻し、黄金郷を開こうとしている。ゲーム盤のベアトリーチェは人間としての駒で、何らかの動機があって連続殺人を起こしている。でも、これだと上位世界のベアトリーチェが、ゲーム盤のベアトリーチェの動機で戦人さんに質問していますぜ」
「痛いところを突いてくるわね。その部分はもっと後の物語で説明することになるわ。取りあえず、今のところはゲーム盤の部分について考えて頂戴」
「なるほど、物語全体の謎とゲーム盤の謎は、また別ってことですね」
「そういうこと。一応、今回のEPで“謎は全て解けた”ってことになるけど、それはあくまでゲーム盤だけについてのことになるのよ」
125ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第81回)

「この戦人さんの出生の話は、週刊誌で読みましたぜ。確か留弗夫さんが病院の関係者を買収して、明日夢さんと霧江さんの子どもを取り替えたんでしたよね」
「そうね、一応ギミックなんだけど、これは仕方がないことかしら」
「あれ、六軒島での出来事に幻想修飾が入っているのは良いとして、最後がちょっと変わっていますね」
「これはあくまで物語だってことを忘れないで頂戴。何もかも現実を書くのなら、物語にする必要はないわ」
「確かに…」

「どうしたの、天草?」
「健気過ぎるお嬢が気の毒で…」
「だからって泣くことないじゃない…。やめてよ、私までもらい泣きしてしまうわ」
「こんな孤独を乗り越えて、お嬢は今、ここにいる。本当に立派ですよ」
「…………」
「あれ、戦人さんはお嬢に髪飾りを取ってあげたことを覚えていないんですかい?」
「……私にとっては宝物でも、そのお兄ちゃんにとっては、ただの安っぽいオモチャに過ぎなかったのかもね」
「それにしても、ベルンカステルは何だか性格が変わっていませんか? 前はもっと戦人さんに親切だった気が…」
「うーん、元々ベルンカステルは単なるスピンオフのつもりだったから、それほど物語に関わらせるつもりはなかったのよ。でも、書いているうちにもっと活躍させたくなって…」
「どうも違和感がありますが、最初の方は気まぐれで親切にしていた、ってことでも良いかもしれませんね。あるいは芝居とか」
「そうね、あまりツッコまないでくれると助かるわ」
126guホントだ、見落としてました。完全に間違ってます。修正しないと。
譲治が書いた、はどうでしょう。霧江を撃ったのが絵羽であるという事実と、紗音が生き返らない現実にショックが大きくて、生きていく気力を無くして自殺したとか。
霧江から暗証番号を伝えられたので、それを絵羽に宛てたとか。

苦しいですか。すいません。ありがとうございます。
127ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第82回)

「俺はベアトの心臓を理解したつもりですから、戦人さんが確認したゲーム盤の状況がどのように作り出されたかは説明出来ます。でも、ここでベアトリーチェが言っている、勝利ってのが何なんだか解らねぇんですよ。だって、EP2で戦人さんはベアトリーチェに屈服してゲームを降りましたよね。ようは魔法を信じたってことだ。これが勝利じゃないってんなら、一体、何が勝利なんで? EP3のことも“あれじゃ、本当の勝ちじゃない”って言ってますし…」
「ベアトリーチェの動機こそが、この物語で最後に解くべき謎よ。そして、それは現実世界にそのまま通じるものでもある。ただ、あんたには、現時点ではそこまで至るのは無理でしょうね」
「俺には?」
「だって、あんたは男だから…。それに、どうしようもなくニブいみたいだし…」
「はぁ、そんなものですか…。それじゃあ、もしかすると、最後まで俺には理解出来ない可能性も?」
「充分にありえるわね。出来たらそうなって欲しくないものだけど…」
「まぁ、それは最後まで行ってから考えますか。まだまだ話は続くんですよね」
「一応、あと2話くらいは考えてるけど、それから先はどうするか未定よ」
128ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第83回)

「なるほど。それじゃ、そろそろお暇しますぜ。随分、遅くなっちまった」
「……ちょっと待って。さっき見てみたけど、外は吹雪よ。とても帰れないわ。今夜は泊まっていきなさい」
「お嬢、軍隊をなめちゃいけませんぜ。雪の中の行軍なんざ、訓練で何度もやってます。車が動かなくても、歩いてだって帰れますし」
「…万が一ってことがあるでしょ。ムリをすることないわ」
「……お嬢。所詮、俺は単なる雇われ人です。主人の家に泊まって寝るなんざ、あってはならんことでさぁ」
「なら、主人として命令するわ。天草、今夜はこの屋敷に泊まっていきなさい」
「……お嬢、それはどういう意味で言っているんで? 俺が帰る、問題なく帰れる、って言ってるにも拘らず、泊まれってことは、そういう意味に受け取れって事ですかい?」
「…………そういう意味って?」
「とぼけなさんなって。なら、はっきり言いましょうか。お嬢は俺に男娼の真似事をしろ、そうおっしゃってるんでしょう?」
「違うわよ! 何てこと言うのよ…」
「そういうことなら、俺は今日限りでこの仕事を辞めさせてもらいます。違うなら、このまま帰らせてもらいます」
「待って、天草! 言い直させて。主人ではなく、1人の女として言うわ。お願い天草、今夜は私と一緒にいて…」
「お嬢、俺にとってお嬢は会長から託された、守るべき大切なお姫様です。それ以外の何者でもありませんぜ。それでは失礼します」
「………………」

※いきなりの急展開ですが、なにせ10年間、こんな生活をしているわけで、積もりに積もった想いが溢れ出したと思ってください。ゆかり先生は恋愛経験値ゼロですから、こういう駆け引きのスキルを持ち合わせていません。その上、あのような性格ですから自分の想いをうまく伝えることが出来ず、ここまで来てしまったのでしょう(本人はアプローチし続けてきたつもりかも)。あるいはそれまでの関係を変えることに、不安があったのかもしれません。天草としては、ゆかり先生が自分に好意を寄せていることには薄々、気がついているのですが、様々な事情により、それを受け入れることは出来ず、はぐらかしてきました。ですから今回、捨て身で踏み込んで来たゆかり先生を突き放す為に、あえてこのような対応をした次第です(クールに振舞っていますが、実は天草自身、一杯一杯。本来の天草なら、もっとうまく流せたでしょう)。次回からいよいよ天草の過去の話になります。あえてこのタイミングでネタバレしますが《赤:ゆかり先生のいる世界に、古戸ヱリカなる人物は存在したことがない》ということでお願いします。
129ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第84回)

■2009年 1月1日 未来庵
「お嬢、明けましておめでとうございます。昨日までと打って変わって今日は晴天。降り積もった雪に日差しが反射して凄くキレイですぜ。童心に帰って雪合戦でもしますか」
「…………天草、先日はごめんなさい。二度とあんなことは言わないから、これからも私の傍にいて…」
「……お嬢、謝るのは俺の方ですぜ。主人に対してあんな失礼なことを言うなんざ、腹でも切るべき暴言です。何なら指を詰めますが?」
「良いわよ、そんなことしなくても。その代わり、お願いがあるの。六軒島であんた、言ったわよね。いつか絵羽伯母さんとのことを話してくれるって。それを今、話してくれるかしら」
「六軒島? もしかして、俺とお嬢が旅をした時の話ですかい? また昔の話を…。解りました、いつかは話そうと思っていたことです。でも、長くなりますから、取りあえず飯にしましょうぜ」
「解ったわ……」

「さて、腹もくちくなったところで昔話を始めますか」
「その前に、ほら。来なさいよ」
「は? 何の話で?」
「あの時、あんた言ったでしょ。“太ももで膝枕してもらって、耳掃除でもしてもらいながら話すとしますか”って」
「へっ、そんなこと言いましたっけ?」
「言ったわよ。だから早く」
「お嬢、言ったとしてもそれは単なる冗談で…」
「約束を破る気?」
「……解りました。でも、お嬢。もちろん人の耳を掃除したことなんてないですよね?」
「当たり前でしょ。何言ってるのよ」
「鼓膜を破ったりとかは、なしでお願いしますぜ…」
130ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第85回)

「それにしても、何から話せば良いものやら…。昔、俺が劇団にいたって話はしましたっけ?」
「ええ、聞いたことがあるわ」
「じゃあ、そこから話しますか。俺は自分で言うのもなんですが、随分出来の良いお子さんで、中学時代の成績は学年トップ、バスケットボールでは全国大会優勝、生徒会長まで務めていました」
「……随分、モテたんでしょうね」
「そりゃあ、もう…って痛たたたたっ…」
「あら、ごめんなさい。大きな耳アカかと思ったら、鼓膜だったみたいね」
「鼓膜を人質に取るのは勘弁願いますぜ…。もちろん、高校も有名な進学校に進学しました。そこでもやっぱり成績は学年トップでした。でもね、俺は人生がつまらなくてしようがなかったんですよ」
「そんな恵まれた生活をしていたのに?」
「厭味かと思われるかもしれませんが、何をやっても人並み以上に出来てしまう。俺が本気で努力すれば誰も俺には敵わない。そりゃあ、日本全国を探せば俺以上の人間もいたでしょうが、少なくとも俺の身の回りにはいなかった…、そういうのが何かイヤだったんですよね」
「確かに厭味以外のナニモノでもないわね」
「それが1年の文化祭で演劇の主役をすることになりましてね。これに何故かハマってしまったんです。すぐに学校を中退して、劇団に入り、アルバイトをしながら生活するようになりました」
「ご両親は反対しなかったの?」
「反対しないわけないじゃないですか。進学校の優等生から、いきなりその日暮らしの、今で言うフリーターにドロップアウトですぜ。だから、家出同然で実家を飛び出したわけです」
「なるほど」
131ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第86回)

「キツいけど、充実した日々がそれから約1年続きました。そんなある日、高校の後輩を名乗る女が俺を訪ねてきたんです。何でも、文化祭で演劇をするのに、学校を中退して劇団に入った先輩がいるのを聞きつけて、指導して欲しくて来た、ってことでした。俺のミステリー好きは、付き合っていた女に読ませるために始まったって話をしましたよね。そいつがその女です」
「探偵になる、って言ってたんだっけ?」
「ええ、大金持ちのお嬢さんで、頭も無茶苦茶良いヤツでした。おそらくあいつが俺と同じ学年だったら、俺は2番だったでしょうね」
「どうして、そんな子が何の将来性もない、貧乏劇団員と付き合おうと思ったのかしら?」
「いや、貧乏だったのは確かですが、将来性まで否定するのはやめてください。あのまま続けていたら、きっと今頃大スターですぜ」
「良いわね、ドリーマーは。夢いっぱいで」
「…正直、俺にも何故あいつが俺なんかを好きになったのか、イマイチ良く解りません。あるいは俺と同じく、優秀であるが故に、人生がつまらなかったのかもしれませんね」
「何か反応が良くないわね、あんたはそんなお嬢様と付き合えてうれしくなかったの?」
「何せ、昔からモテまくっていましたから、俺は女を馬鹿にしていた部分があるんでさぁ。だから正直、初めのうちは気まぐれで纏わりついてくるウザい女、くらいにしか思っていませんでした。それが、いつの間にか隣にあいつがいるのが当たり前になっちまってて…。大金持ちのお嬢様と貧乏劇団員じゃつり合うわけがありませんから、俺とあいつが結ばれるとしたら、あいつが家を出るしかない。そうなった時に今のままで大丈夫か、って不安になりましてね。手に職をつけようと、美容師の資格を取る為に専門学校に通い始めたんです」
「案外、堅実なのね」
132ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第87回)

「将来設計を考えるくらいには、真剣だったって事ですね。ところが劇団員、アルバイト、専門学校、3つを掛け持ちしていると、なかなかあいつの相手が出来なくなっちまったんです。あいつが不機嫌なのには気づいてたんですが、2人の将来の為に、今は我慢してもらおうと、フォローを怠っちまいました」
「きちんと説明してあげれば良かったのに…」
「……そうですね。俺が若すぎたんです。あの時、俺がきちんと対応していれば、俺たちの人生はもっと違うものになったでしょうね。しばらく顔を見せないと思ったら、ある日、手紙が届きましてね。そこにはずらずらと84個もの俺が浮気をしている証拠が並んでいました。部屋の中に自分のものではない髪の毛が落ちていただの、前よりも稽古の回数が増えただの…。これには流石に怒りがこみ上げてきましてね。お前の為に俺は努力しているのに、何を考えているんだ! と以後、あいつから電話がかかってきたら叩き切って、部屋を訪ねてきても追い返しました」
「どちらか言うと、あんたの彼女の方に非があると思うけど?」
「…こういうのは、どっちがより悪いとかそういう問題ではないんでさぁ。そうこうしているうちに、パッタリ連絡が途絶えちまいまして。俺としては取りあえず、美容師の資格を取って、それから事情を説明しようと、何もしなかったんです」
「それで、どうなったの?」
「ようやく美容師の資格を取れて、電話をしましたが、繋がらないんです。手紙を書いても駄目。家を訪ねても留学中とやらで会えず。これはフラれてしまったんだな、と諦めちまいました。なくしてしまってから初めて、その存在の大切さが解るってことがあるんですね。
133ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第88回)

その後、俺はあれほど好きだった演劇にまるっきり興味を持てなくなり、それどころか、何をする気力も沸かなくなりました。そこで劇団を辞め、自衛隊に入りました。命令されるままにがむしゃらに身体を動かしていれば、気が紛れると思ったんです。何せ、それまでの人生で失敗や挫折とは無縁だったので、当時の俺は打たれ弱かったんですよね。……ところでお嬢、そろそろ耳の穴が痛くてしょうがないんで、逆をお願い出来ますか?」
「あっ、言われてみれば、耳かきに…、ううん、何でもないわ」
「とか言いつつ、耳かきを変えるのは何故なんで? 今、チラッと赤いものが見えましたぜ。…もはやこれは罰ゲームなんじゃ?」
「今度は大丈夫よ、大分コツを掴んだから。ほら、引っくり返って。……その後はそのまま絵羽伯母さんの護衛に?」
「いえ、俺が会長の護衛になったのは、ある目的の為なんです。俺は自衛隊では飽きたらず、もっと厳しい環境を求めて傭兵になり、海外を飛び回りました。たまたま休暇で日本に帰ってきたときに時間潰しで週刊誌を買ったら、六軒島爆発事故の特集が組まれていましてね。そこで気になる記事を目にしたんです。お嬢は“エターナルメイドⅡ”ってご存知ですか?」
「偽書に出てくるヤツでしょ? 1986年10月4日に六軒島近海を航行していて転落者が出たとかいう」
「お嬢はあの話、妙だと思いませんか?」
「何が?」
「転落者の氏名が解らない上、転落者が出たってことは、行方不明者が出たって事です。なのに当日の新聞を調べても、そんな記事はどこにもないんです」
「六軒島爆発事故の騒ぎに紛れてしまったんじゃないの?」
「良く考えてみてください。六軒島爆発事故が起きたのは、10月6日0時。新聞の一面を飾ったのは10月7日の朝ですぜ。一方でエターナルメイドⅡの転落事故は10月4日に発生しています。それなら10月5日の新聞に出ているはずで、六軒島爆発事故の騒動に紛れるわけがありません」
134ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第89回)

「…言われてみれば、確かにその通りね」
「実は俺、そのエターナルメイドⅡって名前に聞き覚えがあったんです。あいつはイヤなことがあるとプレジャーボートで海に繰り出して、潮風に当たりながら酒を飲んで憂さを晴らすという、お嬢様らしからぬことをしていたらしんです。そのプレジャーボートの名前がエターナルメイドⅡなんでさぁ」
「それって、どういうことなの?」
「ここからは俺の推測なんですが、こんなことなんじゃねえかと思います。俺が浮気をしている上、それを謝りもしないで邪険にしていると思い込んだあいつは、いつものようにプレジャーボートで海に繰り出して酒を飲んでいた。そしたら、嵐に巻き込まれたせいか、海に転落しちまった。あいつの親はとある財閥の総帥です。娘が飲酒の上、海で溺死となったら、醜聞だ。だからおそらく、その力で事故をもみ消しちまったんです」
「考えられない話ではないわね」
「俺はすぐに新島に飛びましてね、漁師どもに金を握らせて話を聞いて回りました。そしたら当時、確かに警察の捜査とは別に、六軒島近辺を捜索する連中がいたらしいです。しかも、そいつらは右代宮家の関係者ではなかったそうで…」
「内々に事故を処理しようとしたってことかしら」
「おそらく、そうなんでしょう。でも、ボートが存在し、10月4日に出航した事実はある。そしてその後の、捜索活動。これは何かあると考える人間がいてもおかしくありません。だから偽書に取り上げられるようになったんでしょうぜ。そして偽書ではその転落者が六軒島に辿り着いたことになっている。そこで俺は、六軒島爆発事故のことを徹底的に調べてみました。でも、全ての鍵を握っているはずの会長は決して口を開こうとしない。だから、その真相を確かめる為に、右代宮グループの警備部に潜り込んだんでさぁ。なにせ、頭が切れる上に、実戦経験のある有望な若手です。すぐに会長の護衛に抜擢されました」
「自分で言ってれば、世話ないわね」
135ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第90回)

「会長の護衛になってからも、すぐに会長のお気に入りになりましてね。会長に近づく機会が出来たんですが、その時、とんでもないことを知りました。会長は普段から錠前付きの日記帳を肌身離さず持ち歩いていたんです。噂ではそれに六軒島爆発事故の真実が記されているとの事でした。あいつのことが書かれているかもしれないと思うと、いても立ってもいられず、スキを付いて会長の部屋に忍び込みました。日記を手に部屋から出ようとしたところで、会長と鉢合わせしましてね。取り押さえられちまいました」
「ちょっと、あんた。護衛が護衛対象よりも弱くてどうするのよ!」
「いやいや、会長の強さはハンパじゃありませんでしたぜ。実業家にしておくのは惜しいほどでした。おそらく今のお嬢よりも強かったでしょう」
「そんなに…」
「それに俺だって一対一じゃ、遅れは取らなかったでしょうが、一緒にいたのが小此木社長です。あのお人も只者じゃない、あの2人相手では流石の俺もどうしようもなかったわけで」
「五十過ぎの男女に、傭兵上がりの護衛が取り押さえられる光景はどうしようもなくマヌケだけど、相手が悪かった。あんたはこう言いたいのね」
「……まぁ、そうなります。観念した俺は全ての事情を話して、せめて冥土の土産にあいつが六軒島に流れ着いたのかだけでも教えて欲しい、と会長に訴えました。そしたら会長は“右代宮家の名誉にかけて1986年10月4日から6日までの間、六軒島に漂着者が現われた事実はない”と断言してくれました」
「そう……。で、何で殺されなかったの?」
「それは俺にも解りません。ただ、会長はこう言いました。“いつか、私が縁寿を守れなくなる時が来たら、その時は貴方が私の代わりに縁寿を守って欲しい”と」
「…………」
136ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第91回)

「そういうワケで、俺はその後、海外の傭兵部隊を渡り歩き、命の危険がない程度に自分を鍛えながら会長との約束を果たす機会を待ち続けていたんでさぁ。たまに小此木社長に面倒ごとを押し付けられたりしながらね。その後はお嬢もご存知の通りです。だから俺は会長に返しきれない恩があり、お嬢はその会長から託された大切なお姫様なんです」
「……それだけじゃないんでしょ。あんたは今もその彼女のことを引き摺っている…」
「否定はしません。あの時、俺がもう少し気を遣っていれば、今も俺の隣にはあいつがいたかもしれない。そう思うと俺は…」
「もういいわ。ありがとう、天草。話してくれて。あんたが背負っているものは良く解った。でも、私は過去に囚われ続けることの無意味さを、誰よりも知っている女よ。こないだみたいなことをするつもりはもうないけど、このまま終わらせるつもりもないわ」
「…お手柔らかにお願いしますぜ。ところで、さりげなく耳かきを俺から隠すのはどういうワケなんで?」
「あら、何のことかしら?」

※古戸ヱリカとは一体、何者なのか? そして何故『うみねこ』に登場することになるのか? それを僕なりに解釈したのが、この天草の昔話です。これを受けてゆかり先生がEP5を書くことになります。絵羽が天草を見逃したのは、天草に戦人の面影を重ねたからです。自分の死後、この戦人と年恰好の近い、愛した女の最期を知る為だけに命まで賭ける男に、縁寿を託そうと考えました。いくつか伏線を張っておきましたが、解りづらいものを紹介しておきます。天草は恋人の消息の手掛かりを求めて、六軒島爆発事故について調べている為、様々な事情に詳しいのですが、絵羽に恋人が六軒島には辿り着かなかったことを伝えられてからは、もう事故に興味を失っていますので、以後、情報収集はしていません。また、興味があったのは恋人が六軒島に辿り着いたかどうかですから、それに関係のないことは調べません。だから知識がチグハグになるようにしました。ちなみに天草の部屋に髪の毛が落ちていたのは、練習でマネキンの髪をカットしていたからです。
137ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第92回)

■2009年 8月15日 未来庵 Episode5 「End of the golden witch」
「待たせたわね、天草」
「おっ、ついに出来ましたか。あれ? タイトルが変わってますね」
「ええ、前回までは言うなれば出題編、今回からは解答編になるわ。もっとも、そのまま答を書くわけにはいかないけど…」
「書いちまったら、日記をそのまま発表するも同然ですからね」
「そういうことね。今日は暑いからアイスコーヒーを作ってあげるわ。先に始めていて」
「了解しましたぜ」

「おまたせ、どう?」
「ありがとうございます。これも元は伊藤幾九郎〇五七六が書いた偽書なんですよね? 俺は偽書ってモノを読んだことがないから、どういう内容か知らないんですが、メッセージボトルとどう違うんですかい?」
「きちんとルールを守った偽書なら、基本的にはメッセージボトルとほとんど同じよ。ただ、被害者の順番やトリックが違うくらいかしら。ただ、EP3に使った“Banquet of the golden witch”はちょっと異色ね」
「そう言えば、そんな話も聞いたような…。そして、そのメッセージボトルや偽書の内容を魔女ベアトリーチェが幻想修飾して戦人さんに提示している、と」
「そういうことね」

「……あの、この女は何者で?」
「読んでいけば解るわよ」
「なるほど。ところで、やっぱり金蔵さんが亡くなっていたのは事実みたいですね」
「もう、隠す必要もないかしら。その通りよ、1986年にはお祖父ちゃんは亡くなっていたようね」
「じゃあ、ここに書いてあることは…」
138ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第93回)

「そう、日記に書いてあったことを脚色しているわ。もっとも、書き手にとっても伝聞になるから、事実そのものとは限らないけど…」
「何気に気になるんですが、赤字ってのはゲーム盤の外にも通用するんですか?」
「……赤字には種類があるわ。例えば《赤:嘉音は死亡している》みたいな赤字はそのゲーム内でしか通用しない。《赤:六軒島に存在する全ての扉は鍵が通り抜けられる隙間などない》これは全てのゲーム盤に通用するものね。一方で《赤:戦人は明日夢の息子ではない》これはゲーム盤の外にも通用する」
「ケースバイケースって事ですか。ところで、ベルンカステルがノックスを持ち出してますけど、ってことはノックスやヴァン・ダインをそのまま適用して良いんで?」
「…そこはノーコメントね」

「戦人さんのベアトリーチェへの態度がえらく変わってしまいましたが、これはどういった理由ですか?」
「あんたはそういうところがニブいわね。お兄ちゃんはベアトリーチェが自分の全存在をこのゲームに賭けていたことに気がついたのよ。だから、これまでの事は全て棚上げして、ベアトリーチェの心を理解しようとしているの」
「うーん、やっぱり俺にはさっぱりですね。……この夏妃さんをカアサンと呼ぶ男、19年前、つまり1967年に生まれた、ってことですよね。なら、やっぱり…」
「それもノーコメントよ。ちなみに今回はゲームマスターがラムダデルタになることで、随分話が変わることになるわ」
「どう変わるんで?」
「それは自分の目で確かめて頂戴」
「なるほど。ちなみにこの電話は現実世界でも本当にあったんですかい?」
「そこは私の創作よ。今回のEPは日記に書かれていなかった内容が出てくることになる。一応、そういう部分は私の創作ということになるけど、もしかしたら真実かもしれないわね」
「つまり、お嬢が“こうだったんじゃないか”ってことで書いた内容なワケですね」
「そういうことね」
139名無しさん原作で一行も書かれていない偽書拾ってたんスよwwwww
これがありならもう人の子の知恵で考えるだけ無駄すぎるwwwww
140タチバナ>>139
どういう意味だ?
幾子=ヤス説否定の根拠になるだけで、何かの謎の解決にはならない気がするが。
141ケーナ>>139 

確かに僕も「これは反則では…」と思いましたが 
「コミックは原作とは別物」と割り切ることにしました 
竜騎士07さんには何としても伝えたい
理解して欲しい内容があるということでしょう
142ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第94回)

「お嬢、この“古戸ヱリカ”ってヤツはまさか…」
「“エターナルメイドⅡ”の漂着者が出てくる偽書は結構あるからね。私も出してみたの」
「…………」
「この古戸ヱリカの存在は、私からあんたへのメッセージのつもりでもあるわ。心に留めておいて」
「……承知しましたぜ。ちなみに伊藤幾九郎〇五七六の偽書にコイツは出てこないんですよね? それなら、もう元の偽書とは何の関係もなくなるんじゃ?」
「あんた、テーブルトークRPGって知ってる?」
「RPGってのは『ドラゴンクエスト』みたいなヤツのことですよね」
「『ドラゴンクエスト』はコンピュータRPGよ。テーブルトークRPGというのは何人かプレイヤーがいないと出来ないの。それを1人で出来るようにしたのがコンピュータRPGの始まりと言われているわ」
「そのテーブルトークRPGと今の話がどう関係するんで?」
「テーブルトークRPGは手っ取り早く言ってしまうと“観客のいない即興劇”ってところね。ゲームマスターと呼ばれる進行係が用意したシナリオを使って、プレイヤーがキャラクターになりきって遊ぶの。そして、人間が関わってくる以上、ゲームマスターが想定していなかった事態が発生することがある。極端なことを言えば、集まることになっていたメンバーが急遽来れなくなったから、プレイヤーが1人減ってしまうとか。そうなると、ゲームマスターは集まったメンバーで遊べるようにシナリオを変更しなくてはならなくなる…。そうだ、あんた『ラヂオの時間』って映画知ってる?」
「ええ、結構好きな映画ですぜ。確か、千本のっこが“こんなダサい役ヤダ”って言い出したところから、話が変な方向に行くんですよね」
「そう、あの映画では、千本のっこのワガママに合わせて脚本がどんどん変わっていったわけだけど、今回のEP5もあれと同じ感じね。ラムダデルタは元々、伊藤幾九郎〇五七六が書いた偽書を使ったゲーム盤を用意していたけど、そこにベルンカステルが古戸ヱリカを登場させちゃったから、それに合わせてシナリオを変更していく、みたいな感じかしら」
143タチバナケーナさん >>141
いや、アンフェアとされる理由が思いつかないんだけど、何かありますか?
「幾子がボトルメールを拾っていた」としないと解決できない謎があるなら、まあ分かりますけど。羽入の登場と同じようなものかなって。
144タチバナ一応補足。仮に「幾子がボトルメールを拾っていないと解決できない謎がある」としても、推理不可能なこととは思えません。
でも、そういうことなら、反則だと思うのも多少は気持ちは分かるということです。
145名無しさんケーナさんがケーナさんなりに数年かけてワインボトルにはいるサイズはどーのと議論して
オリジナル偽書まで書いちゃったのにさよちゃん辞書か図鑑見たいに分厚い紙束
直渡ししてるンゴ…
海に投げる様と本原稿別に作ってただけンゴ…
146ケーナタチバナさん >>144 >>145 

「『ひぐらし』の真相は寄生虫が原因でした」 
に近い感覚があると思うんですよね 
「確かにそれで説明出来るけど」という
何とも言えない肩すかし感というか… 

これと全く同じことを僕は 
『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』で 
やってしまっているわけですが 
これはあくまで二次創作だからという 
免罪符があるわけで 

ただ 戦人の記憶に苦しむ十八に
根掘り葉掘り尋ねられるか?
という疑問もあり 
「ある意味、妥当な解答かな」という想いもあります 

「偽書は十八が戦人の記憶を取り戻す為のリハビリとして書いた」
という考察がありますが 
おそらく今回の偽書でそれは崩れるでしょう 
まあ もともと
「何でそんなものを世間に公表するのか?」
という疑問があるわけですが 

もしかするとコミックの中で 
十八が幾子に偽書を書くよう
頼む場面が出てくるかもしれませんが
少なくとも幾子は戦人に読ませる為に 
偽書を書いたのではないと思います
147ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第95回)

「なるほど。ところで、客間の人数がおかしくないですか? これは明らかにお嬢のミスでしょう」
「そのツッコミ、来ると思ってたわ。でも、それはミスじゃないのよ」
「じゃあ、俺の推理が間違ってた、ってことですか。そんな馬鹿な…」
「まあ、色々考えてみて頂戴」

「……この、ヱリカって人物はえらくクセがありますね」
「……そうね、でも探偵ってこんなものじゃないかしら」
「…………」
「ちなみに今回は碑文の謎について大分ヒントを出してみたけど、あんたは挑戦してる?」
「いえ、俺はパズルは苦手ですからね」
「そう、残念だわ。ちなみにもう解いちゃった人がいるのよ」
「EP4までで、ですかい?」
「そう、あれには私もビックリしたわ。でもね、面白いことに正解が確かにそこにあるのに関わらず、誰もそれに気がつかず、ネットの海に飲まれてしまったわ」
「どういうことで?」
「その碑文の謎を解いた人は、それを掲示板に書き込んだの。でも、誰もそれに注目せず、そのまま二度と話題に上ることはなかった。だから、その瞬間、確かに碑文の謎は解かれていたのに、未だに解かれていないも同然なのよ」
「…そういうこともあるんですねぇ。あれ、戦人さんが金蔵さんを目撃しているのはおかしくないですか?」
「別におかしくないわ」
「だって、戦人さんの見ていない場面は幻想修飾出来るのでしょうが、戦人さんが見ているモノが幻想修飾されていたらマズいでしょう」
「これまでのゲームではそうだったかもね。でも、今回はこれまでとは違う、どこが違うか考えてみれば解るんじゃないかしら」
「これまでとの違いねぇ、ゲームマスターが違う…、新たに古戸ヱリカが登場した…。でも、コイツは探偵だから、犯人ではないし、物語にも影響は与えない…って、探偵!」
「何か気がついた?」
「ヴァン・ダイン第9則、探偵が複数あることを禁ず。ヱリカが探偵であるってことは、戦人さんは探偵ではない、つまり、これまで戦人さんが幻想修飾を目撃しなかったのは、戦人さんが探偵だったからだったんですね」
「流石はミステリーマスター」
「どうやらこれは推理を修正する必要はなさそうですね。客間の件もこれで説明がつきます」
「……流したわね」
148ケーナ>>147 

読み返してみると“探偵だったからだったんですね”
という文章は“探偵だったからなんですね”です
149タチバナケーナさん >>146

>ただ 戦人の記憶に苦しむ十八に
>根掘り葉掘り尋ねられるか?
>という疑問もあり 
>「ある意味、妥当な解答かな」という想いもあります
説明の意味が分かりません。「根掘り葉掘り尋ねられるか?」というのは知識的な問題なのか心情的な問題なのか。
どちらにせよ、「幾子がボトルメールを拾っていたこと」自体は、なんの解答にもなってない気がします。

いや、別にこだわることじゃないですし、
確かに内容如何によっては、何かの解答になる可能性も無きにしも非ずですが、現段階ではなんとも言えませんよね。
150ケーナタチバナさん >>149 

>「根掘り葉掘り尋ねられるか?」というのは知識的な問題なのか心情的な問題なのか。

心情的な部分で 
ですね 

>「幾子がボトルメールを拾っていたこと」自体は、なんの解答にもなってない気がします。

それは確かに… 

ただ“どこかの誰かが適当に書いた偽書”
である可能性はまずありえませんし 
十八は幾子の筆跡を知っているわけですから 
幾子作というのも考えづらい 
(誰かに代筆してもらった可能性もありますが…) 

となるとヤスが書いたと考えるのが妥当で 
幾子の感想から どうも普通の偽書とは違う内容です 
まあ 来月が楽しみということですね

心配なのは内容によっては猫箱が猫箱でなくなるわけで 
下手をすると物語が崩壊する場合も…
151ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第96回)

「このベアトリーチェの碑文殺人の謎は、俺も未だに理解出来ないんですよね。上位世界のベアトリーチェの目的は戦人さんに自分の存在を認めさせて黄金郷を開くこと、って話でした。でも、EP2で戦人さんが魔女の存在を認めたのに、黄金郷は開かれなかった。EP3ではワザとに戦人さんにサインをさせなかったフシがあります。そしてEP4のベアトリーチェは約束を思い出さなかった戦人さんに失望し、こうなっちまった。この矛盾は一体、何なんですかい?」
「……相変わらず鋭いわね。でも、その答は次のEPで書くつもりだから、取りあえず今はスルーしてもらえるかしら」
「なるほど、承知しましたぜ。…この夏妃さんの好きな季節を当てるのは、簡単な手品ですよね。ようは部屋の中に“春”“夏”“秋”“冬”4枚のカードを仕込んでおいて、夏妃さんの答によって確認させる場所を変えれば良いワケだ」
「そうね」
「……この19年前の赤ん坊が…ってことですか。これも日記に書いてあったことなんで?」
「日記の書き手が直接、見聞きしたことじゃないから、伝聞になるんだけどね」
「ところで、何げに気になるんですが、夏妃さんはその赤ん坊と数日過ごしているわけですよね。そして“19年前の男”に疑問を持っていない。ってことは19年前の赤ん坊は男だったってことだ。でも、ベアトリーチェは女なんですよね」
「……ベアトリーチェは女よ」
「こういうことなんだろうなぁ、というのはあるんですが、ここはスルーしておきますか」
「…………」

「おや、この場面、嘉音が部屋の前にいるってことは、電話をしてきたのは嘉音ではないわけだ」
「ラムダデルタが電話してたじゃない」
「…誰かが電話をしたのを幻想修飾しているか、もしくはそもそも電話自体がなかったか、どっちなんでしょうね?」
「さあね」
152名無しさん>下手をすると物語が崩壊する場合も…
まじめに猫又とオヤシロ様の存在を認めるか(後どうせ書くであろう縁寿がらみ)
以外に現時点で謎って何が残ってますかね

最近の漫画の内容を前提としても
「十八でもわからないんじゃないかと思われることの出処」ってのが
多分結構残った大きなポイントだったわけですけど
事件当日(あれが小学生なら天才少女すぎる)に六法全書わたして
推理議論してたっぽい以上、暗喩的言い回しはしたにしろなんでも伝えられるわけですよ

長らく議論していた日常的に変装していたのか?すら今回カノンの顔を想起してる以上もう否定しようがない
「出来る世界ということで納得しろ」としか言えない
153ケーナ>>152 
偽書の内容によっては猫箱が猫箱ではなくなってしまいます 
それならば そもそも何の為にメッセージボトルを複数用意したのか? 
ということになり 
物語の構造が瓦解します
154ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(特別編第1回) 

※突然ですが、本来の連載を中断して、EP8の内容を書くことにしました。というのは現在のコミックEP8の展開から、今、発表しておかないと非常に書きづらくなるか、もしくはお蔵入りにせざるを得なくなる可能性がある為です。本来ならば結構(あるいは一番)キモになる内容ですし、いろいろすっ飛ばしているので説明不足になることから、僕自身、非常に不本意なのですが、ご了承下さい。

「お嬢、この八城幾子とやらは一体何者で? 八城十八の正体はフェザリーヌだったんじゃ?」
「…取りあえず、黙って先を読みなさい」
「へいへい……、なるほど。この十八と名づけられた人物と八城幾子のペンネームが“八城十八”ってことですか。EP6の時は承諾を得る為に連絡を取ろうとしたんでしたっけ? 結局アレはどうなったんですか?」
「全く無反応よ」
「ということは今回も無許可ですか。しまいには訴えられますぜ」
「クレームは承知の上よ。どんなに大金をし払うことになっても、私には確かめたいことがあるの」
「18歳で右代宮家や六軒島に詳しく、ミステリーに堪能な人物。これはまさか…」
「日記によると、絵羽伯母さんは脱出の寸前まで島を捜索したらしいわ。何故なら、紗音と嘉音と戦人お兄ちゃんの姿がどこにもなかったから」
「紗音はベアトリーチェの扮装をしたまま、地下貴賓室で霧江さんに射殺されたんじゃ?」
「それが、その死体がなかったらしいの。ベッドには彼女が吐いた血痕が残されていたけど、調べてみたら、血に良く似た塗料のようなものだったって」
「撃たれたフリをしたってことですかい? どうしてそんな真似を? そもそもそんな塗料がどこにあったんで?」
「これは私の推測だけど、こんなことじゃないかしら。紗音は地下貴賓室を拠点にしていた。誰も入ってこないから、彼女の計画を実行する上で、これほど都合の良い場所はないわ。だから狂言殺人を行う為の道具も運び込んでいた。彼女は碑文の謎が解かれたことで全てを諦めたつもりだったけど、私のお母さんの計画を聞いて、思ったんじゃないかしら。“もし、この場を生き残ることが出来たなら、助けられる人を助けよう”って」
「自分だって爆発で全員を殺すつもりだったのに、えらく勝手な話ですね」
「そうかもしれないけれど、彼女にとって、あれは自分の全てを捧げた儀式だったのよ。それが失敗した以上、紗音本来の優しさが現われたんじゃないかしら。だからその場にいた人たちの関心が逸れている隙をついて、塗料を口に含んだ」
「随分、分の悪い賭けのような気がしますぜ」
155ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(特別編第2回) 

「他にはどうしようもなかったでしょう。“出来るだけのことはしたい”って感じね。そして絵羽伯母さんが至近距離で発砲されたのに助かったように、紗音も弾が逸れて助かった。でも、絵羽伯母さん同様、その時の衝撃で気を失ってしまった。紗音が意識を取り戻した時、その場には私のお父さんとお母さん、それに絵羽伯母さんの姿がなかった。あわてて屋敷に向かう途中で、礼拝堂に向かう戦人お兄ちゃんに出会って、状況を説明した」
「自分の両親が親族を皆殺しにしようとしているなんて、そんな無茶苦茶な話、信じますかね」
「信じざるを得ない証拠を見せられたんじゃない? 地下貴賓室に戻れば、死体があるわけだし」
「それは確かに…」
「礼拝堂の側で譲治お兄ちゃん、礼拝堂でお父さんの死体を見つけて、他の人を探している最中に、対峙する絵羽伯母さんとお母さんを見つけて、隠れてその会話を聞いた。そして、もう自分たち以外は全員殺されていることを知り、そのまま私のお母さんが殺された。絵羽伯母さんはどう考えても、紗音のことを憎んでいるから、出て行ったら紗音が殺される可能性があった。だからお兄ちゃんは紗音を連れて絵羽伯母さんから逃げることにした。紗音に九羽鳥庵以外にも、潜水艦基地ならば助かる可能性があることを教えられて、2人は潜水艦基地に向かった。するとそこには紗音が蔵臼伯父さんのモーターボートを隠していた」
「えらく都合の良い話ですね。なんで、蔵臼さんのモーターボートがそんなところに?」
156ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(特別編第3回) 

「もしかしたら嵐が来ない可能性もあったし、モーターボートがあったら嵐の中でも脱出しようとする人が出てくるかもしれない。だから、誰も逃げ出せないように、源次さんに頼んで修理に出したことにして、隠していたのよ。迎えの船はあらかじめキャンセルしておいたらしいし、電話線も切断してあった。紗音はもし、嵐が来なくても、誰も島から出られないようにしていたのよ。あんな大きいものを隠せる場所なんて、そうそうあるわけがないから、潜水艦基地は都合が良かった。絵羽伯母さんの日記によると、蔵臼伯父さんのモーターボートは10月4日に“修理に出した”と聞かされたらしいけど、実際には修理になんて出してなかったことが確認出来たって」
「それで2人は脱出したってコトですか。でも、それじゃあ、どうして戦人さん1人に?」
「自分の計画が原因であれだけのことが起きたのよ。普通の人間なら耐えられないわ。ましてや紗音はあの性格だもの、戦人お兄ちゃんだけを逃がして、自分は島に留まったんじゃないかしら」
「戦人さんなら強引に連れ出しそうな気もしますがね…。って、お嬢、何がそんなに嬉しいんですか?」
「いえ、私たちの息はピッタリだと思ってね。…とにかく紗音は1人、島に残ったか、あるいは、強引に戦人お兄ちゃんに連れ出されたものの、途中で自ら命を絶ったか。とにかく戦人お兄ちゃんは1人だけになって、彷徨っているうちに車に撥ねられて、そこを八城幾子に救われた」
157ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(特別編第4回) 

「これはもちろん、お嬢の創作ですよね」
「創作? そうね、これは確かに私の創作。しかし、私が手に入れた情報から推理した真実でもあるわ。戦人お兄ちゃんになら、八城十八の偽書は書ける。それに『Banquet of the golden witch』『Alliance of the golden witch』『End of the golden witch』『Dawn of the golden witch』これらの偽書は明らかに、ある目的を持って書かれているわ」
「と言いますと?」
「“Banquet”は最も主流である絵羽犯人説の立場で書かれた偽書よ。これはワイドショーに取り上げられるほど話題になり“伊藤幾九郎〇五七六”の名を世間に知らしめた。そして、その後に書かれた“Alliance” “End” “Dawn”はいずれも狂言殺人をテーマにしている。ここから読み取れる八城十八の意図は?」
「“Banquet”は客寄せの為の囮であり、本命はそれ以降の偽書。そして、それらは全て狂言殺人をテーマにしている。つまり世論を狂言殺人に誘導しようとしたってことですかい?」
「そういうこと。実際には上手く行かなかったけど、八城十八は偽書を書くことで世間の目を絵羽犯人説から遠ざけようとしていたのよ。何故、八城十八はそんなことをしようとしたのかしら?」
「…底抜けに親切だから?」
「そんなわけないでしょ。世間の目を絵羽犯人説から逸らし、絵羽伯母さんや私を救おうとしてくれた。きっと八城十八は戦人お兄ちゃんなのよ」
158ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(特別編第5回) 

「……もし、戦人さんが生きていたなら、真っ先にお嬢の元に帰ってきたんじゃないですか?」
「そこは何か事情があるんだと思うわ。事故のショックで記憶を失ってしまったとか…」
「会長は偽書の書き手が戦人さんであることに気がつかなかったんですかね?」
「……気がつかなかったかもしれないし、気がついても、何もしなかったのかもしれない。もしかすると、八城十八が影武者を使ったのは絵羽伯母さんの追及を避けるためだったのかもね」
「何だか“八城十八影武者説”が前提になってますけど、そんなことまで考えていたんなら、どうしてお嬢は八城十八の正体を知ろうとしなかったんで? 如何に覆面作家とはいえ、調べようと思えば調べられたんじゃ?」
「“知るから知らぬには、移れない”。知ってしまえば、もう後戻りは出来ないわ。これは私が私にかける魔法。いつか戦人お兄ちゃんと再会出来る、そう信じ続ける為には、真実を知るわけにはいかないのよ」
「…………」

※この物語が順当にEP8まで進めば、以上の内容に多少手を加えて使うことになります。しかし、コミックEP8の展開によっては、大幅に内容を変更することになるでしょう。来月のガンガンJOKERを読むのが不安でもあり、楽しみでもあります。明日から、また普通に連載を続けます。
159名無しさん謎云々以前に
この時点で幾子ヒロイン押し、ベルンは頭撫でられてニーではこっから先の展開原作通りにやったら喜劇なんじゃないかなあというのが心配
160ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第97回)

「この場面でヱリカは遺体の状況を確認しませんでした。つまり、首が斬られた遺体ってのが既に怪しいですぜ」
「戦人お兄ちゃんが遺体の状況を目撃してるのに?」
「ええ、今回のゲームの探偵はヱリカであって戦人さんじゃない。だから、そもそも戦人さんもグルと考えるのが妥当でしょう」
「ということはみんなでヱリカを騙そうとしている、と?」
「そういうことでしょう。いい歳こいた大人まで巻き込んで何やってるんだか、って話ですが、これはヱリカの探偵能力を試す為の右代宮一族による遊びなんですよね?」
「ノーコメントよ」

「何だか、今回の戦人さんはいままでと違ってえらくキレますね。ミステリーにも詳しいですし…」
「その戦人お兄ちゃんは探偵じゃないからね」
「探偵じゃない方が優秀ってのはどうなんですかね…」
「……ベアトリーチェの対戦相手としての戦人お兄ちゃんは、ミステリーに詳しくては駄目なの。だって、彼女が待っていたのは、そういう戦人お兄ちゃんだから…」
「何やら事情があるみたいですね…。取りあえず今はスルーした方が良いんで?」
「そうね、それも次のEPまでお預けよ」
「ところで、今まで流してきましたが、このゲーム盤のベアトリーチェは何者ですか? だって、ベアトリーチェは廃人みたいになっているんですよね」
「…あんたは前にベアトリーチェが2人いるのは解る、って言ってたけど、あれは間違いよ。これが答ってことで良いかしら」
「うーん、解りませんね」
「これも次のEPになれば解るんじゃないかしら、今はまだ解らなくても仕方がないと思うわ」
161ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第98回)

「この“ドラノール・A・ノックス”ってのは“ドナルド・A・ノックス”の逆さ読みですね」
「流石ね、彼女はノックスの十戒を武器とする異端審問官よ」
「なら、ヴァン・ダインの二十則を武器とする異端審問官も出て来るんで?」
「うーん、ヴァン・ダインは色々難しいから、出すとしても二十則を変えるか、一部のみにするしかないだろうけど…」
「俺みたいなカッコ良い男にしましょうぜ」
「…そうね、あんたみたいなキザな男にしようかしら」
「でも、こうしてノックスが通用するってコトは、この物語は正統なミステリーだったってコトですね。そう言えば第5条はどうするんで? まあ、この物語の犯人は中国人ではなさそうですが…」
「あれは欠番にするわ。明らかにおかしいし」

「この“あの“俺”は俺じゃねぇぜ。……ラムダデルタが操ってたんだ”というのは意味が解らねぇんですが…」
「これはさっきちょっと説明した、テーブルトークRPGでの解釈になるわね」
「お嬢は“観客のいない即興劇”って説明してましたっけ。どういうものなんで?」
「うーん、口で説明するよりも、実際に見せた方が早いかしら。ちょっと待ってて、本を持ってくるわ」
「本?」
「お待たせ、これを読んでみなさい」
「『RPGリプレイ ロードス島戦記』? これがテーブルトークRPG?」
「その本はリプレイといって、実際にテーブルトークRPGをプレイしている場面を文章に起こしたものなの。それを読めば大体解ると思うわ」
「……なるほど。本来は架空のキャラクターをプレイヤーが操るところを、この“ベアトのゲーム”では実際の人物をプレイヤーが操っているわけですね。そして、これまでのゲームでは“戦人の駒”のプレイヤーが戦人さんであったのに、今回は違う、と」
「EP3でこんな場面があったのを覚えてる? 薔薇庭園でエヴァが楼座叔母さんと真里亞お姉ちゃんを魔法で弄んでいるのを見て、戦人お兄ちゃんが“止めさせろ”って言ったでしょう。プレイヤーが戦人お兄ちゃんなんだから“戦人の駒”を動かして薔薇庭園に行って自分で止めたら良いだろ、って話なんだけど、テーブルトークRPGではそういう訳にはいかないの」
「どういうことなんで?」
162ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第99回)

「テーブルトークRPGでは、プレイヤーの知識とキャラクターの知識は別のものなの。例えばプレイヤーが何らかの事情でミノタウロスというモンスターのパラメータを知っていたとするわね。でも、キャラクターにとってミノタウロスが未知のモンスターである場合、ミノタウロスとの戦闘中に“これだけダメージを与えれば、HPはあと○○くらいだろうから、ここは魔法を温存しておこう”なんて真似は許されないわ」
「何か結構、微妙な例え話ですが、言いたいことは解りましたぜ。ただ、今みたいな説明なしで他のプレイヤーはコレを理解出来るんでしょうか?」
「ゲームマスターという単語はテーブルトークRPG以外では聞いたことがないから、ネットで他のプレイヤーと情報交換すれば、おそらく誰かが気がついているはずよ。それにこれを理解出来なくても、物語の理解に影響は及ぼさないと思うわ」
「ところで、黄金郷にはベアトリーチェが招いた者しか入れないのに、EP4でお嬢が入れたのには何か理由があるんですかい?」
「それはベアトリーチェの謎の1つよ、だからノーコメント」

「このノックの話は簡単ですよね。これだけ赤字でガチガチに固めるってことは、その中に答えはない。つまり、そもそもノックなど誰もしていない。どうですか?」
「あんたには簡単過ぎたかしら、正解よ」
「うーん、俺はこのEPの真相は全員共犯で狂言の殺人事件を起こしている、だと考えていたんですが、赤字で5人の死亡が確定されましたか。となると、これもEP4と同じパターンですかね」
「さあね、どうかしら」
163ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第100回)

「さっきの5人の時もそうでしたが、秀吉さんも探偵であるヱリカは死体を直接確認していませんぜ。これはいくら何でもあからさま過ぎやしませんか?」
「あんたからすれば、そうかもしれないけど、解らない人間はとことん解らないでしょうね」
「そういうもんですか。…ありゃ、もうおしまい? まだ事件は途中ですぜ」
「ようは犯人当てのゲームだから、探偵が“犯人が解った”と言えば、そこでゲームは終了よ。別に最後まで話を進めなければならないわけではないわ」
「そんな仕組みだったとは…。それにしても総勢38名って凄い数ですよね。元々は何人でしたっけ?」
「右代宮家の親族が12人、使用人が5人に南條先生で18人ね」
「人間よりも魔女連中の方が多いじゃないですか。とんでもない物語ですね、これは」
「そうね、何だかんだで、毎回登場人物が増えているから…。ちなみに次も増える予定よ」
「一体どこまで行くのやら」

「お嬢、この“ヱリカの記憶力は写真並。そして聴力は録音機並”って表現はおかしいんじゃ? 壁の向こうの物音を聴き逃さないことと、聴いた音を忘れないことは、また違いますぜ」
「うっ、言われてみれば確かに…」
「あれ、お嬢。“犯行時刻は、生存確認をした24時から、ラウンジで団欒が始まった午前1時までの1時間の間に限定される”ってのもおかしいんじゃ? だって楼座さんは午前1時に屋敷の親族会議を抜け出して、同時刻にゲストハウスで書庫から出てきたヱリカたちと鉢合わせたんですよね。これはまあ“午前1時くらい”ってことで片付けるとしても、楼座さんがこの時刻に生存を確認されているってことは、犯行時刻はどう考えても午前1時ごろになりますぜ」
164ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第101回)

「しまった、楼座叔母さんのことを忘れていたわ」
「まあ、これは楼座さん以外の人間が殺されたのは24時から午前1時の間で、楼座さんが殺されたのは午前1時ごろってことにしときますか。それにしても、このヱリカってヤツはとんでもない女ですね。こんな探偵がいたら、どうやったって完全犯罪なんて不可能だ」
「ヱリカはある種、ミステリーのパロディね」

「ところで金蔵さんの遺体はどこにあったんで? 屋敷の中にあるのが赤字で確定されているから、屋敷の中にあったんでしょうけど、探偵であるヱリカがくまなく探して見つからないってのは…」
「この時に探しているのは、“生きている金蔵”だから、お祖父ちゃんの遺体は屋敷以外の場所にあっても良いし、あるいはヱリカはお祖父ちゃんの遺体を見つけたものの“これは私が探している金蔵じゃない”ってことでスルーしたのかもね」
「なるほど…。この夏妃さんの告白は実際にあったことなんですか?」
「そこは私の創作ね。日記に書かれていたのは赤ん坊が使用人と共に崖から転落したことだけよ。これこそまさに“愛がなければ視えない”なの」
「と言いますと?」
「実際のお祖父ちゃんと夏妃伯母さんの関係がどんなものだったのか、私には解らない。側で実際に2人を見ていたベアトリーチェには、お祖父ちゃんが夏妃伯母さんを嫌っているように思えたみたいね。でも、それって本当にそうなの? だって、夏妃伯母さんは12年間も子どもが出来なかったのよ。もし、お祖父ちゃんが世間に知られているような暴君だったのなら、とっくに追い出していたんじゃないかしら。ベアトリーチェはお祖父ちゃんのことも夏妃伯母さんのことも、快く思っていなかったわ。そんな彼女の目から見た2人の関係をそのまま信じてしまうのは間違いじゃないかと思うのよ」
165ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第102回)

「日記はあくまで主観的な記録に過ぎないということですね」
「ええ、だからお祖父ちゃんは夏妃伯母さんのことを大切にしていたけれども、自分の威厳を守る為、それを悟られないように振舞っていたのかもしれないし、夏妃伯母さんだって使用人を助けようとして肩を掴もうとしたのに、誤って突き飛ばしてしまっただけなのかもしれない。愛があればそんな真実も視えるように描いてみたわ」
「これは“魔法”の一種でもあるわけだ」
「そういうことね。真実は観測者によって姿を変える、そして“魔法”なら、如何なる真実も幸福な真実に塗り替えることが出来るのよ」
「なるほど、奥が深い世界ですね。この煉獄の七杭がニューヨーク近隣で製造されたってのは?」
「そこも私の創作よ。ただ、右代宮蔵書のことを考えれば、お祖父ちゃんが妙な紛い物を掴まされた可能性は低いわね。もし紛い物だったとしたら、お祖父ちゃんはそれを理解した上で持っていたと思うわ」

「この金字ってのは魔法のことですね」
「そういうことね。信じる力が強ければ、それは赤字による真実をも凌駕する」
「結局、戦人さんが最後に理解したことってのが、未だによく解らねぇんですが、これがベアトリーチェの謎ってことですかい?」
「ベアトリーチェの謎に関しては、次が解答編になるわ」
「なるほど、ところでゲーム盤の犯人はいつもと同じってことで良いんで?」
「そうね、元にしている八城十八の偽書は、きちんとルールを守った偽書よ」
「ってことは、これもEP4と同じパターンですね。狂言殺人と思わせておいて、その裏で協力者を実際に殺していったってワケだ。EP4との違いは、その協力者の中に戦人さんも入ってるってことですか」
「ちなみに偽書に赤字はないからね」
166ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第103回)

「あっ、とそうでした。でも今回は途中で終わってしまったから、何とも言えませんね」
「ルールが解っていれば、偽書なんてどれも同じようなものよ。あまり気にすることはないわ。それより天草、さっきも言ったけど、今回のEPは私からあんたへのメッセージのつもりよ。私はあんたが好き。この10年間、ずっとその想いは変わらない。なのに、あんたは未だに亡くなった恋人のことを想い続けてる。その恋人は本当に、そんなに想われ続ける価値のある女なの? 古戸ヱリカは確かにイヤな女かもしれない。でも、あんたの恋人に彼女の100分の1でも強さがあれば、こんなことにはならなかったんじゃない? 私はそんな弱い女が、20年以上あんたを縛り続けていることが許せない。もういなくなってしまった人間にいつまでも囚われないで、今、ここにいる私を見て!」
「……確かにお嬢のおっしゃるとおり、あいつは弱い女でした。84個もの浮気の証拠を見つけていながら、一度も俺に問い質すことが出来なかった。それで探偵になろうだなんておかしな話ですがね。あいつはね、俺を訪ねてきた時みたいに、とんでもない行動力を見せることもありましたが、普段はとてもおとなしいヤツでした。きっとあいつにとって探偵ってのは、頭脳を駆使して強きを挫き、弱きを助ける正義の味方だったんですよね。消極的な自分ではそんな風になれっこないって解っていたからこそ、探偵に憧れていたんでしょう。そして、そんな弱いヤツだったからこそ、俺はあいつを守ってやりたかったし、守れなかったことを後悔してます。ただね、お嬢は決定的に勘違いしてますぜ。俺がお嬢の想いに応えられないのは、あいつのことを想い続けているからとか、会長に託されたからとか、そんなカッコ良い理由じゃありません」
167ケーナ明日はネットが使えないので
連載を休みます
168名無しさんおつおつ

楽しみにしてます
169ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第104回)

「じゃあ、何だって言うのよ」
「……俺はお嬢を長年騙し続けてきました。須磨寺の追っ手がお嬢を狙ってるって話、あれは俺と小此木社長がデッチあげた嘘なんです。ああ言っておけば、お嬢がしばらくはおとなしくしてくれるだろうと思って、須磨寺とは手打ちになっていたのに、嘘をつきました」
「…………」
「お嬢は成人式に着飾って写真を撮ったのを覚えていますか?」
「ええ、私にとっては何よりも大切な思い出の一つよ」
「あの時のお嬢はそれは美しかった。きっとあのまま街に出れば、十人が十人、お嬢を振り返ったことでしょう。でも、俺はそんなお嬢のもっとも光り輝いていた時代を、こんな屋敷に押し込めて、何の出会いもないままに過ごさせてしまいました。もしかしたら、俺の中にこんな感情があったかもしれません“こうしていれば、お嬢を誰にも奪われずに済む”ってね」
「…………」
「お嬢の立ち居振る舞いは、洗練されています。食事の際のちょっとした動作でさえ、俺なんかでは及びもつかないものです。お嬢の美しさと右代宮という家格を考えれば、本来ならば社交界の華になっていて当然のお人です。それなのに、俺が全てを台無しにしちまった。そんな俺がどうしてお嬢の想いに応えられるって言うんですか」
「……ねぇ、天草。私、知ってたわよ。須磨寺が私を狙っているなんて、嘘だってこと。最初のうちは信じてたけど、考えてみれば、六軒島でのあの手際の良さは須磨寺の協力なくしてありえない。だから、屋敷に篭りっぱなしだったのは私の意思。だって、私はあんただけを見つめていたかったから、あんた以外の誰も、私には必要なかったから」
「…………」
170ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第104回)

「ここに住むようになって、しばらくした頃、あんたに叱られたことがあったわよね。お風呂にも入らず、徹夜で漫画を読んでいたんだっけ。あの頃の私は自暴自棄になってたの。二人きりの時間を過ごすようになっても、あんたは“使用人”という立場を崩さず、私たちの距離はちっとも縮まらなかった。それがとても哀しかったのよね。でもね、あんたがああして叱ってくれたことで、私思ったのよ。“ああ、この人は本気で私のことを心配してくれているんだ”って。だから、私が立ち直って立派な人間になれば、いつかあんたが私のことを見てくれるんじゃないかって、希望を持てた。でも、あれから10年も経ってしまったわ。もう、流石に限界なのよ…」
「……お嬢、俺はあの時にも、お嬢に嘘をついたんです。俺はあの時、お嬢に言いましたよね“臭い”って。…あれ、実は嘘なんです。別に臭わなかったわけではありませんが、少なくとも耐えられないほど臭くはありませんでした。それよりもお嬢の“女の体臭”にクラクラ来ちまって、自分を抑えられなくなりそうだったんです。だから、あんなことを言っちまいました。今更ですが、本当に申し訳ございませんでした」
「…私、あの日は一晩中泣いたわ。好きな人に“臭い”って言われたのよ。情けなくて、哀しくて、どうにかなりそうだった。それなのに、今更そんなことを言うなんて…」
171ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第106回)

「俺にはお嬢が眩し過ぎるんでさぁ。お嬢は名門、右代宮家のご令嬢で、あの事故で全てを無くし、世間の誹謗中傷に晒されながら、それを乗り越え、こうして作家にもなった。それに引き替え俺は、単なる雇われ人で、20年も前に死んだ女のことを未だに引き摺り、自分のエゴでお嬢を籠の鳥にしちまったのに、それを今まで誤魔化してきた。とても釣りあう訳ありませんぜ。それに歳だって、お嬢より12も上だ。お嬢にはもっと相応しい男がいるはずです」
「釣り合うとか、相応しいとか、そんな話じゃないでしょ! お互いがどう想っているかが大事なんじゃないの?」
「……すいません、お嬢。今日はもう帰らせてください」
「…………」 

※一応、構想通りの内容なのですが、実際に書いてみると、思ったよりも天草がカッコ悪いです。EP6でヱリカの昔話が出てきますが、アレはどう考えてもおかしいです。あの昔話のヱリカとゲーム盤のヱリカはどうやっても繋がりません。元々のヱリカは、彼氏の浮気に気がついていても、それを指摘する勇気のない人間だったのでしょう。ですからベルンカステルの駒となったヱリカは“真実の魔女”となり、あんな強い人間になったのです。この物語では、現実世界の出来事をゆかり先生が創作に取り込んだ結果、EP5はあのようになったと解釈しました。そして、上記、天草の発言を受けて、ゆかり先生はEP6を執筆します。そこには当然、ゆかり先生から天草への返答が込められています。そして同時に戦人とベアトリーチェの物語の終焉でもあります。ゆかり先生はEP6を通して天草に何を伝えたいのか、そのあたりを考えながら読んでいただけると幸いです(もはや、ゆかり先生から天草へのラブレターと化しているという…)。
172ケーナ明日もネットが使えないので連載はお休みです
173ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第107回)

■2009年 12月30日 未来庵 Episode6 「Dawn of the golden witch」

「天草、これをプレイしてくれるかしら」
「ああ、そういう時期でしたね」
「私はこの物語にあんたに伝えたいことを全て書いたつもりよ。だから、これ以上はもう、何も言わないわ」
「……承知しましたぜ」

「お嬢、この八城十八は一体…?」
「私、最近思うようになったんだけど、あんたが会ったっていう八城十八って、本当に八城十八なのかしら?」
「へっ? 意味が解りませんぜ」
「例えば“寿ゆかり”という作家は、世間的にはあんた、天草十三だと思われているわ。ゴツい、ロリショタオネェとして認識されている。でも、実際の“寿ゆかり”は美しく聡明かつ、ごく常識的な感性の女性である私」
「お嬢、俺だって実際にはロリショタオネェなワケでは…」
「実際に他者の目の前でパフォーマンスを見せなければならないスポーツ選手などとは違って、作家なんていくらでも影武者を使うことが出来るんじゃないかしら?」
「言われてみればそうですね。以前、芥川賞に史上最年少で中学生が選ばれて“美少女中学生作家”として話題になりましたけど、実際に書いたのは髭面のおっさんでも、バレっこないですもんね。俺、ワイドショーで視ましたけど、横にいた父親ってのがどうも胡散臭いなーって思ってたんですよ」
「あの子が実際に影武者かどうかは知らないけど、八城十八はそうだったんじゃないかしら。もし、私が1998年の時点で伊藤幾九郎〇五七六と八城十八の関係に気がつけていれば、もっと違う未来があったんじゃないか? そんな想いをこの物語に託してみたの」


「なるほど。で、この八城十八が魔女であることにはどんな意味が?」 
「フェザリーヌもベルンカステルやラムダデルタと同じく『ひぐらしのなく頃に』からのスピンオフよ」
「つまり『ひぐらしのなく頃に』に登場するキャラクターがモデルになっていると?」
「そういうことね」
174タチバナスピンオフの使い方がおかしいな。それはスターシステムだ。
175ケーナタチバナさん >>174 

言われてみれば… 

でも“スターシステム”という単語が好きではないので 
表現を変えてみます
176ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第108回)

「このお嬢には、以前の記憶があるんですか?」
「ベルンカステルの駒にされた縁寿を、今度はフェザリーヌが拾い上げたってコト」
「ドラノールが“駒ではあっても、ご本人と変わりありマセン”って言ってますけど、これはどういう意味なんで?」
「…あんた、私が昔プレイしていた『ドラゴンクエストⅣ』って覚えてる?」
「ええ、お嬢が“自分で操作してれば勝てるのに!”って怒り狂ってたヤツですよね」
「そう、ベアトリーチェのゲーム盤はテーブルトークRPGだって説明を前にしたけど、実はそれだけじゃないのよ。ゲーム盤の駒にはAIが搭載されている」
「AIって?」
「確か、人工知能とか、そういう意味じゃなかったかしら。『ドラゴンクエストⅣ』のキャラクターはこのAIで自動的に闘うの」
「ああ、そのAIが馬鹿だから、もし、お嬢が自分で操作していれば勝てる闘いにも勝てなくて、お嬢は怒ってたんですか」
「そういうこと。プレイヤーが宿らない駒はベアトリーチェが設定したAIで自律行動している。だから、もしこれが普通のテーブルトークRPGなら、ゲームマスターであるベアトリーチェが何十人というキャラクターを演じなければならないところだけど、このAIのおかげでベアトリーチェはそれをしなくて済んでいるワケ」
「そして、そのAIは本人を忠実に再現しているってことですね」
「ゲーム盤のシナリオを守りつつ、本人がその場にいればそうするであろう行動を取るわ。但し、ゲームマスターであるベアトリーチェは任意でその駒に干渉し、操作することが出来る」
「これまでのゲーム盤でそんな場面はあったんで?」
「さあね、どうかしら」
177タチバナケーナさん >>175
ただ、「ひぐらしでも魔女は存在するんだ」という主張なら、スピンオフと言えなくもないと思うし、
個人的には「ひぐらしにも魔女はいる」と思う。

でも、そういう考えだとすると、>>173の天草の説明が間違ってることになるから、絶対スピンオフの使い方が違うし、
単純にスターシステムと言ってしまうのも、ちょっと違うと思う。どちらにせよ、一言じゃ説明できないでしょう。
178ケーナタチバナさん >>177 

本人(竜騎士07さん)が書いているわけではありませんから 
トリビュートとかオマージュとかになってくるんでしょうけど 
もっと単純に「借りた」とか「引っぱってきた」とか 
こんな感じでいこうと思います 
179ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第109回)

「このベアトリーチェは何者ですか?」
「ノーコメントよ。先を読めば解るわ」
「どうも、俺が抱いてきた違和感の答が、このベアトリーチェにありそうですね」
「少なくとも、私としてはこの物語で“ベアトリーチェの謎”が解るように書いたつもりよ。そして“ベアトリーチェが何故、こんなゲーム盤を作ったのか?”ってこともね」
「うーん、この戦人さんが生み出した“駒のベアト”を見て、少し解った気もするんですがね。ようは、ゲームマスターは駒を自由に生み出すことが出来るけど、自分の命令通りにしか動かない駒は、1人でぬいぐるみに喋らせて遊んでいるだけなのと違いがないワケですね。だからゲームマスターのベアトリーチェは“駒じゃない戦人さん”つまり、プレイヤーの戦人さんを生み出したわけだ。でも、その戦人さんとゲーム盤で勝負する意味が解らねぇんですよね」
「なかなか良い線、行っていると思うわよ」

「この紗音の“仕事なんか、何もないくせに”って発言はヒントなんで?」
「…ヒントと思う人にはヒントかもしれないわね」
「この“嘉音くんのことなら、私は何でもわかる”ってのも…」
「ヒントかもしれないわね」
「ところで、今回の嘉音はこれまでと随分、雰囲気が違いますね。これには何か意味が?」
「……さぁ、どうなのかしら。1つだけ言えるとしたら、この場面は私の創作。現実世界の嘉音はおそらく、朱志香お姉ちゃんには告白出来なかったと思うわ」
180ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第110回)

「なるほど、ところでEP5にも“カケラ”ってのが出てきてましたけど、このフェザリーヌの書庫にある“カケラ”もそれと同じモノですか?」
「そうね、イメージとしては広大な宇宙空間みたいなところに、これまでのEPがビデオテープで録画されたみたいにカケラとして漂っているの。それをEP5では探し出して覗いていたし、フェザリーヌはそれを本にして自分の書庫に収蔵しているって感じかしら」
「このチーズの話はお嬢が自分で考えたんで?」
「実はその話、私が昔、戦人お兄ちゃんに教えられたことなの。戦人お兄ちゃんは“この本の問題はおかしい”って言っていたわ」
「戦人さんは頭が回るお人だったみたいですね」
「学校の成績もかなり良かったみたいね。お父さんは“流石は俺の子だ”って言ってたけど、それを言ったら私は…」
「頭の良い人間の子どもが皆、頭が良いんなら、世の中もっと単純ですぜ。俺みたいに“鳶が鷹を産んだ”例もありますし」
「最後のがなければ、良い話ね」

「2人のベアトリーチェですか…。これはゲーム盤の2人のベアトリーチェと関係がありそうですね」
「どうかしら」
「このベアトリーチェのイタズラってのは実際にあったことなんで?」
「そうらしいわね」
「どうも、真面目なばかりではなかったようですね」
「…………」
「この譲治さんの告白は?」
「譲治お兄ちゃんは紗音と手紙のやり取りをしていて、譲治お兄ちゃんの部屋には紗音からの手紙が遺されていた。そこから推測した内容よ。故人の手紙を読んで、それをこういう形で公開するのはどうかとも思ったけど、本当の譲治お兄ちゃんの姿を知ってもらうには、それが必要だと思ったの」
「だとしたら、この譲治さんの発言は紗音にとって、とてつもなく重かったでしょね」
「…………」
181ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第111回)

「ちょっと不思議に思ったんですが、お嬢とフェザリーヌはゲーム盤にどういう関わり方をしているんで? 雛ベアトに話しかけているということは、ゲーム盤の中に入ってしまってることになるんですかい?」
「そうね、戦人お兄ちゃんや魔女たちの目を盗んで、雛ベアトにちょっかいを出している感じかしら。だから、ワルギリアと雛ベアト以外はフェザリーヌと縁寿に気がついていないわ」
「なるほど」

「だんだん情報が揃ってきましたね。特にこの雛ベアトが決闘に参加出来るってのは、決定打ですぜ」
「あんたにとってはそうかもね。でも、そこまで至っているプレイヤーが他にどれだけいることか…」
「やっぱり難しいですかね」
「……この調子だと、どれだけEPを重ねても理解出来ないプレイヤーが出てきそうだわ」
「もっと難易度を下げれば良いんじゃ?」
「それも考えたけど、あんたみたいにきちんと付いて来ているプレイヤーもいる訳だし、あんまり簡単にしちゃうと、そういうプレイヤーに失礼な気がするのよ」
「…難しいものですね」
「まったくだわ」

「……お嬢、このヱリカの過去の話、どう考えてもこの恋人は裏切ってますよね…。言っときますけど、俺は浮気なんてしませんぜ」
「あら、それはヱリカの恋人の話であって、あんたの話じゃないわよ」
「そりゃそうですが、どうもこう、悪意が感じられるというか…」
「あんたの被害妄想。そもそも、心にやましいことがなければ、そんなこともないんじゃないの」
「やましいことなんて、これっぽっちもありませんって」
「なら、それで良いんじゃないの」
「……」
182ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第112回)

「この譲治さんと会長とのやり取りは?」
「実際の六軒島であったことではないけれども、譲治お兄ちゃんと紗音との交際を、絵羽伯母さんは快く思っていなくて、何度もやりあったらしいわ」
「会長曰く、譲治さんはそれはお強かったそうで…。一度手合わせ願いたかったですね」
「譲治お兄ちゃんの部屋には、子どもの頃に出場した大会のトロフィーがいくつも置いてあったわ。私の知る譲治お兄ちゃんは、とてもそんな風ではなかったけれど…」
「“能ある鷹は爪を隠す”ってヤツですかね」
「というより、あまりそういうことに興味がなかったんじゃないかしら。譲治お兄ちゃんは格闘技で至れる頂点よりも、もっと違う頂点を目指したかった。私はそう考えているわ」

「明日夢さんは結局、どういうお人だったんで?」
「お母さんは、計算高い策士みたいに思っていたみたいだけど、わたしはそれは違うと思うの。お母さんは自分がそういう人間だったから、明日夢さんに敗れたとき“彼女は自分に勝った。ということは自分よりも狡賢だったのだ”と考えたみたいだけど、それって自分を相手に投影しているだけよね。実際の明日夢さんは包容力のある、天然だったんじゃないかしら」
「実は俺、留弗夫さんの気持ちが解る気がするんですよ。あいつも明日夢さんみたいに、ただ黙って俺の側にいるだけ、みたいなところがあって…。何というか、それまで出会ってきた女みたいに、がっついたところがなかったんですよね。あいつは俺に何も求めようとしなかった。そしたら、いつの間にか俺の方からどんどんあいつのことを構うようになっちまってたんです」
「……計算高い女だわ」
183ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第113回)

「……血は争えませんね。ところで霧江さんもやっぱりお強かったんですか?」
「そうね、何やら怪しげな古武術の免許皆伝だったらしいわ」
「何か、右代宮家ってのはとんでもない一族だったみたいですね」
「そもそもお祖父ちゃんが、持っている武術の段を全て併せると10段を越えるような人だったらしいから…。そんなお祖父ちゃんに折檻されてたから、強くなければ生き残れないみたい、な危機感があったんじゃないの。絵羽伯母さんの話では、迅さだけで言えば楼座叔母さんの方が上だったらしいし。うちのお父さんだけは例外的に全然駄目だったんだけどね。そもそもお母さんと知り合ったのは、女性関係のトラブルが原因で袋叩きにされかけたところを、お母さんに助けられたから、ってことだし」
「そんなことが…。ところで、この楼座さんの話は?」
「楼座叔母さんの借金については週刊誌が調べているわ。それと真里亞お姉ちゃんの日記に書かれていた内容を組み合わせたの」
「楼座さんは社長だったんですよね。1億くらいなんとかならなかったんですかね」
「社長といっても道楽みたいなものだったらしいし…。あまり利益は出ていなかったみたいよ」
「そもそも楼座さんは真里亞さんのことを愛していたのでしょうか?」
「全く愛していなかったわけではないでしょうけど、それ以上に“自分を束縛する存在”として認識していたのでしょうね。真里亞お姉ちゃんの父親を信じられなくなった時点で、楼座叔母さんにとって真里亞お姉ちゃんは“愛の結晶”ではなくなってしまったんだわ。でもね、楼座叔母さんは“自分は裏切られた”と信じていたみたいだけど、それって本当なのかしら?」
「と言いますと?」
184ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第114回)

「真里亞お姉ちゃんの父親のことで判っているのは、海外で消息が途絶えたことだけ。どこにも楼座叔母さんを裏切ったという証拠はないの。私は何かトラブルで亡くなってしまったんじゃないかと思う。楼座叔母さんと真里亞お姉ちゃんを残して死ぬことを無念に思いながら…」
「そうなってくると真里亞さんの存在の意味がまるで変わってきますね」
「“裏切りの証”でなく、愛した人の“忘れ形見”ということになるわ。楼座叔母さんは自分で自分に魔法をかけてしまったのね」
「魔法は良いものばかりではない、ということですか。確か、前にも楼座さんと真里亞さんのことでこんな話をしましたね」
「魔法は間違った使い方をするとむしろ不幸になる。だからこそ、正しい魔法を広めなければならないの。これは“白い魔法”とも“黒い魔法”とも違う“灰色の魔法”といったところかしら」

「姉ベアトは蜘蛛の巣と魔除けが苦手で、雛ベアトは鏡が苦手ですか…。本来のベアトリーチェは全部苦手なんですよね」
「そうね、それが黄金の魔女ベアトリーチェ」
「雛ベアトが人間としてのベアトリーチェなら、これは解る気がします。…あれ、戦人さんの雛ベアトへの態度が随分変わりましたね」
「お祖父ちゃんは九羽鳥庵のベアトリーチェを、ベアトリーチェの娘として見れなかった。だから、せめてこの物語の中では違う姿を描きたかったの」
「雛ベアトの方は戦人さんのことを父親とは見ていないようですが…」
「戦人お兄ちゃんは“雛ベアト”という駒をゲーム盤に置いただけ、実際の父親ではないわ」
「なるほど、ちなみにこれも八城十八が書いた偽書なんですよね。偽書ではここまでの場面はどのように描かれているんで?」
185ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第115回)

「このEP6は八城十八の偽書『Dawn of the golden witch』を元にしてるんだけど、古戸エリカはもちろん、フェザリーヌも雛ベアトも登場しないわ。だから、ここまでの内容は私の創作。ただ、第一の晩の被害者は偽書のままよ」
「“愛がなければ視えない”というのは、そもそも誰の主張になるんですか? 偽書の書き手である八城十八? 物語の登場人物であるフェザリーヌ? それとも、作者であるお嬢?」
「それは難しい質問ね。私は絵羽伯母さんとベアトリーチェの日記から六軒島爆発事故の真実を知った。でも、同じように2つの日記を読んでも、このあまりに哀しい出来事を理解出来る人がどれだけいることか。だから私はこの物語を書き始めた。その意味で言えば、作者である私の主張であることは間違いない。そして、フェザリーヌは私の代弁者。ただ、八城十八はどうなのかしら。私には事故の真実を知ったうえで、それとは別の真実を示そうとしているように思えるわ」
「そもそも、ベアトリーチェは何の為にメッセージボトルを流したんですか?」
「日記に直接的に書かれていたわけではないけど、私は2つの目的があったと考えている。1つは自らの苦悩を伝え、理解してもらう為、彼女の存在証明といったところかしら。もう1つは、猫箱の物語の語り部、つまり偽書作家を生み出す為ね」
「ということは、無数の偽書作家が無責任に偽書を書くことで、会長やお嬢を傷つける状況をベアトリーチェは望んでいた、と?」
186ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第116回)

「あれはベアトリーチェにとっても想定外だったと思うわ。彼女の予定では当日、島にいた全員が爆発事故で死亡するはずだった。絵羽伯母の生還はイレギュラーなのよ。そして、彼女は世間や偽書作家の悪意を甘く見ていた。もちろん、犯人捜し的な偽書が書かれることも予想していたでしょうけど、もっと、多様性のある物語が紡がれることを期待していたんじゃないかしら。その中には現実世界では実現できない、無限の可能性が描かれるはずだった」
「ところが会長の生還、人間の持つ悪意、それらがベアトリーチェの望んでいた未来を狂わせたワケですね」
「私は、そうだったんじゃないかと思っている。それはそうと天草、第一の晩の謎は大丈夫?」
「狂言殺人がテーマだってヒントを貰ってますからね。中の人間が密室を作ったうえで、死んだフリをしているんでしょう?」
「正解」
「それにしても、如何に探偵宣言していないとはいえ、見破りようのない死んだフリなんて出来るモノですかね? 心臓を止めるなんて真似は出来ませんし、死んだら体が冷たくなるワケで…」
「その辺りは探偵宣言と同じくミステリーのパロディね。心臓を一時的に止める薬品を使ったのかもしれないし、直前まで氷で体を冷やしていたのかもしれない。絶対に不可能ではない限り、この物語の中では許されるのよ」
「この“ヱリカの検死時に間違いなく死亡してた”ってのはちょっと気になりますね。赤字でないとはいえ、これが事実なら、第一の晩の犠牲者は自殺したとしか考えられませんぜ」
「まあ、いろいろ考えてみて頂戴」
187名無しさん「保健の教科書を見て外面から判断する限り女性」でいいんだろうか
さすがにこれ以上明確に描写するとR18やろうし
188ケーナ>>187 

「元は男だった」というのを 
直接的に描きたくなかったが為に 
ああいう回りくどい描き方になったのでは? と 

生理がない 
胸がない 

女性がどれだけ大きな“下腹部に大きな裂傷”を負えば 
ここまでになるという疑問があるわけです 

まあ別に 元の性別が男だろうが女だろうが 
女性として自覚を持って生きている以上 
“女性としての肉体機能を持たない女性”という扱いで良いのでしょうが… 
189ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第117回)

「教えられていないことを自ら思い出す“奇跡”。これがベアトリーチェが戦人さんに望んでいたことなんですね。その為、戦人さんに勝負を挑んだワケだ。ところが何度勝負を重ねても戦人さんはその奇跡を起こせなかった。だから、ベアトリーチェは希望を捨て、最後には消えちまった。ところが、ベアトリーチェが消えてから、ようやく、戦人さんは奇跡を起こし、記憶を取り戻した。そして、今度は雛ベアトに自分と同じ奇跡を期待している、と」
「朴念仁のあんたにそこまで解るなんて…。奇跡って、本当にあるのね」
「…そこまで言われるほどのことでもないと思いますがね」

「紗音と嘉音が別々の部屋になってしまいましたね。下手をすれば、あっという間に積んじまいますぜ」
「そこは先を読んでもらってのお楽しみ」
「このいとこ部屋の赤字、“いとこ部屋に所在するのは、蔵臼、朱志香、留弗夫、源次、嘉音、郷田である!”だったら、それで終わりだったのに…」
「…深読みし過ぎた感じかしら」
「この戦人さんの客室の話、ヱリカが客室内を全て調べてからバスルームに入っていれば…」 
「そこで詰み。さっきの赤字の話もそうだけど、今回は裏をかくことが逆に裏目に出る、っていうのをやってみたの。ジャンケンで言えば、最初はグーを出そうと思ったけど、相手がパーを出すと読んで、チョキを出したら、相手はグーで負けてしまった。素直にグーを出せば、負けなかったのに、って感じね」
「なるほど…。おっ、このチェーンロックの修復は見事ですね。ガムテープで修復しても簡単に引きちぎることは出来ますが、そんなことをしたら、チェーンロックを破ったのがバレちまう。この場面ではこれで充分なワケだ。これは思いつきませんでした」
190名無しさんいやいやどう見ても徹底的に男性説を否定してると思いますが

なんぼ何でも保健の教科書横において「ま×こがない」と気づかないのは不可能でしょう
赤ん坊の時に一回手術してその後思春期まで疑問を抱かないような
「ニセま×こ」を作ったというなら南條先生はブラックジャックを通り越してもう魔法使いです

事前に準備する時間もなくぶっつけ本番の状態で連れて来られたはずですし
191名無しさん性器に異常がある人が思春期までそれに気付かずにいるって話は実際にありますよ。
互いに見せ合う機会がある人もそう居ないでしょうし、映像や図解を見ても自分で確認しようとする人ばかりではありません。
高校生になっての整理が来ないので産婦人科で調べたら実は先天的に竿と玉が無いの男性と判ったという本を読んだことがあります。
精巣が無いと第二次性長期に男性的特長が現れないことがあるそうです。
192ケーナ>>190 >>191 

上にも書きましたが 
まず大前提として 
僕は紗音の肉体的性別には関心がありません 
心が女性である以上 女性だと思うからです 

しかし 考察者としては 
紗音男性説を採っています 

理由は二つあり 
一つは体内に2つある卵巣が 
2つとも機能しなくなるような 
大怪我を負った人間が生き延びられるのか? 
という疑問があるからです 

もう一つは崖から落ちなかった紗音 
つまり理御がどう考えても男性にしか思えないからです 
(そもそも、本来的には理御の性別を隠す理由がない!)

品のない話になりますが 
僕の覚えている限りでは保健体育の教科書に 
女性器は具体的に描写されていなかったように思います 
(紗音が保健体育の教科書で気にしていたのは、もっと別のことでしょう)

また 紗音は性交渉の経験がありませんので 
女性器としての形状や機能を持つ必要もなく 
男性器が欠損した状態だけで充分かと… 
193ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第118回)

「嬉しいことを言ってくれるけど、まだまだこんなのは序の口よ。ちなみにあんたならどうやって脱出する?」
「うーん…。ヱリカがバスルームで悪戦苦闘している間に、クローゼットから出て、ベッドの下に隠れる、ってのはどうですか?」
「赤字で“客室内に存在しない”って言い切っているから、それは無理ね」
「あっ、そうか。それならお手上げですね」
「あら、あんたにしては珍しく冴えないわね。でも、そっちの方がこの先の展開を楽しんでもらえるかしら」

「……なるほど。赤字で宣言されたのは、戦人さんが客室内に存在しないってコトだけでしたね。他の人間ならば、いても良いワケか」 
「でも、この場合は駄目なんだけどね」
「霧江さんが本当に死んでいる? それじゃあベルンカステルとラムダデルタのやり取りは正しかったってコトですね。でも、ニンゲンであるヱリカに使える真実ってのはまさか…」
「流石にこれは解らなかったんじゃないかしら?」
「…なるほど、探偵ではない、それはつまりノックス第7条が適用されないってコトで…。これには脱帽ですぜ」
「驚いてもらえたみたいね、感激だわ」
「それにしても、隣部屋もいとこ部屋も封印が維持されているんじゃ、もうどうしようもない気がするんですが、それでも何とかする方法があるんで?」
「あるわよ。そして、それは今のあんたなら解るはず」
「本当ですか、今のところ、サッパリなんですが…」
「考えなさい、そして今度は私を感心させて」

「かつてのベアトリーチェになら解き明かせる…、つまりベアトリーチェの心臓が関わってくるワケですか…。でも、扉が封印されている以上、出られるワケがありませんぜ」
「もう一息、と言ったところね。まあ、先を読めば解ると思うわ」
194名無しさん前名ありで発言したこともあったのですが話題が話題なので名無しで発言したいが

ぶっちゃけ男性説として一番問題なのは
単に男性器切除しただけなら尿道以外穴がないはず
にも関わらずヤスが実際に突っ込まれる側として性交を試みる可能性について
南條がやめろともなんとも言ってない事だと思うんですよ
十年近く同じ屋敷にいて医者ポジなんだから機会を見つけて
何らかの不具を発見したと理屈をつけて性交するなということは可能であるはず
少なくとも譲治がこなかけ出した時点で必須と言って良い

実際今月号でも「子供をうめない」といってるだけで性交できない、するなとはまったく言ってない

赤ん坊の頃に一度手術したきりで偽性器まで形成してそれが現在も
動くというならちょっとそれはブラックジャック先生並じゃないですかね
195ケーナ>>194 

どうしても下世話な内容になるので 
僕としては望ましくない話題なのですが 

紗音は公称16歳ですから 
南條みたいな年寄りからすれば 
「中学を出たばかりの娘が婚前交渉などけしからん!」 
といったところではないでしょうか 

そもそも南條も大概 
枯れ切っていますので 
そこまで気が回らないのです 
(譲治と紗音が付き合っていることにすら気がついていないでしょうし…)

この話題は水掛け論になると思いますので 
もうやめておきましょう 

続ける場合は 
理御方面でお願いします 
196ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第119回)

「あれ、フェザリーヌが八城に戻っていますね。これはどういった展開なんですか?」
「現実世界の私は伊藤幾九郎〇五七六の正体に気がつくことが出来ず、八城十八に会えなかった。でも、この縁寿は伊藤幾九郎〇五七六の謎かけを解き明かし、八城十八と面会出来た。つまり、これはもしかしたら、ありえたかもしれない現実世界での出来事。俗に言う、平行世界ね。そして、EP冒頭の場面は駒の縁寿にその平行世界での出来事を体験させたもの。だから、この場面の縁寿とEP冒頭の駒の縁寿は別人なのよ。もし、駒の縁寿が自分が駒であることに気づき、フェザリーヌの正体を暴かなければ、そのままただの人間として八城十八に偽書を見せられていた。これはそちらの方の展開。ただ、フェザリーヌの力は現実世界にまで影響を及ぼすから、現実世界なのに幻想修飾されている部分があるんだけど…」 
「何やら随分、難しい設定ですが、わざわざそんな風にするからには何か意味があるんですね」
「そういうこと。私はあと2つ、EPを書くことにした。これはその為の布石。だから、今はまだあまり深く考えなくて良いわ」
「なるほど、承知しましたぜ。ところで、このラムダデルタの昔話は…」
「ベルンカステルとラムダデルタは『ひぐらしのなく頃に』の登場人物をモデルにしているという話は前にしたと思うけど、正確に言えば、その人物の思念のようなものが、幻想世界に魔女として転生した姿がベルンカステルとラムダデルタである、という設定なのよ」
197名無しさん>南條みたいな年寄りからすれば 
>「中学を出たばかりの娘が婚前交渉などけしからん!」
留弗夫が使用人お持ち帰りしてたとかセリフがあるしあの一族が下半身クズと言う認識はあると思いますのです
198名無しさんあれ碑文を解いたのは84年だから、当時の紗音はまだ中2じゃないですかね
まあ中学入学あたりで説明しておくべきだとは思いますけど
199ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第120回)

「つまりラムダデルタが話しているのは『ひぐらしのなく頃に』の話である、ってことですか?」
「ちょっと『うみねこのなく頃に』の設定に合わせて説明してしまっている部分もあるけど、そんな感じね。ちなみにラムダデルタが話しているベルンカステルの主というのがフェザリーヌよ。正確には主というより、導き手という感じだったんだけど…」
「『ひぐらしのなく頃に』をあまり良く知らない俺にはサッパリな話なんですが、今から『ひぐらしのなく頃に』をプレイした方が良いんで?」
「このあたりの設定は、それほど意味のあることではないから、そこまですることはないわ。むしろ『ひぐらしのなく頃に』を知らない人でも楽しめるようにしたいから、あんたにはこのまま知らないままでいて欲しいわね。あんたの反応によっては以降のEPで説明することが増えるだろうし」
「何となく興味が湧いてきたんですが、お楽しみは先にとっておきますか」
「私も、もう一度やりたくなってきたわ。この作品が完結したら、今みたいに一緒にプレイしましょう」

「うーん…。窓から出られるんなら、紗音が嘉音になって脱出すればそれで済む話なんでしょうが“隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じる”これがイタいですね。これじゃあ説明のしようがありませんぜ」 
「あんたは大切なことを見落としているわ。“ベアトのゲーム”のルールを良く思い出してみなさい」 
「言われてみれば、どこかで説明してましたよね。どのEPでしたっけ?」 
200名無しさん紗音は厨2(公称14才、実年齢16)でも手を出してる譲治は21のはず
201ケーナ>>200 

「じょ、譲治君は、ちょっと好みの年齢が低すぎると思うな、思うな」 
なのは間違いない
202ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第121回)

「EP4だけど、まあ良いわ。その場面まで進んでもあんたが思い出せなかったら、教えてあげるから、とりあえず話を進めなさい」
「そいつは随分、ご親切なことで。でも、これだけ長い作品なんですから、覚えてろってほうが無茶なんじゃ…」
「あら、早くも言い訳? どうも最近のあんたは冴えないわ」
「いやいや、俺が冴えないってワケじゃなくて、お嬢の方が研ぎ澄まされている、って感じですぜ。だいだいフェザリーヌにも解らないってんじゃ、もうお手上げな気がするんですがね。ところで“二度と使えぬ手”がベアトの心臓の一部ってことは、やっぱりあれですか、爆弾で壁を吹き飛ばすみたいな…」
「やっぱり前言を撤回するわ。冴えてる部分もあるみたいね。これは結構難しいんじゃないかと思ってたんだけど…」
「いや、むしろ正解だってのなら、俺の方が驚きです。適当に冗談を言っただけですから」
「何だ、感心して損したわ」
「どうでも良いですけど、この指輪交換の場面、やたらエロく見えるんですが」
「そう、気のせいじゃない? ただの指輪交換よ」

「この嘉音が消えるのは幻想描写ですよね。紗音が隣の部屋にいるんだから、もともと嘉音は部屋にはいなかったわけだ」
「そういうことね」
「そして嘉音と同じく、人格の一つに過ぎなかった雛ベアトも消える、と。この戦人さんの発言は?」
「日記に書いてあったことよ。もっとも照れ隠しで、本心とは違うことを話したのかもしれないけど…」
「紗音と正反対ですものね。こうして、黄金の魔女ベアトリーチェが誕生したワケだ」
「……」
203ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第122回)

「あっ、そういうことですかい」
「何か解ったの?」
「魔女側の主張は“魔法で行った”で良かったんでしたね。それを“人間による犯行”で説明するのは、探偵側だ。つまり“隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じる”なんて言われたところで、そもそも魔女側に青き真実で説明する義務はないワケですぜ。ヱリカが探偵なのに赤字なんて使うから話がおかしくなってただけ、ですね?」
「ようやくエンジンが温まってきたようね、これからもその調子で頼むわよ」
「この、嘉音の想い出は?」
「日記に書いてあったことよ。とは言っても、日記の書き手は嘉音じゃないから、私が補っている部分もあるけどね」

「この“Xを許す”ってのはうまいですね。何故、嘉音が客室にやって来れたかが、一番大事なのに、そこのところを考えさせないように誘導しているワケだ。しかもエリカには手加減されているように思わせて」
「そういうこと」
「ベッドルームにいないことが赤字で確認されたのは“嘉音”。つまり紗音になってベッドの下にでもいれば、それで問題なし、ですよね?」 
「まあ、そうなるわね。最後の18人と17人は解った?」
「元々、島にいたのは18人ってことでしたが、紗音と嘉音は同一人物。つまり17人しかいなかった。そこにエリカが加わって18人。つまり、エリカは18人目の人間ってワケだ。そして、金蔵さんは既に死亡しているから現在、島にいる人間の数はエリカも含めると17人」
「うっ、あっさりと…」
204ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第123回)

「最後はまた、八城十八との場面になるんですね」
「そこのポイントは八城十八と出会ってから、2~3時間しか経過していないことよ。もし、縁寿が読んだ物語が『Episode6 Dawn of the golden witch』そのものだとしたら、自分が読んでいる物語に自分が出てくるんだから、ツッコミが入って当然だし、読み終わった後、長いこと議論をしていたんだから、もっと時間が経っているはず」
「ということは、どういうことになるんで?」
「つまり、縁寿が八城十八に見せられた原稿は『Episode6 Dawn of the golden witch』ではなくて『Dawn of the golden witch』という偽書だということ」
「偽書はメッセージボトルの模倣だから、ノート片数枚に収まる内容、ってことでしたっけ?」
「そう、だから八城十八が書いた『Dawn of the golden witch』と『Episode6 Dawn of the golden witch』は全くの別物。解釈としては現実世界とは違う世界、“虚無の海”とでも呼ぶべき、無限のカケラが漂う世界において“黄金の魔術師”になった戦人お兄ちゃんが、現実世界に存在する『Dawn of the golden witch』という偽書を元にしたシナリオで、エリカにミステリー勝負を仕掛け、絶体絶命の危機に陥りながらも最終的に勝利を収めた。その勝負が映像として記録されたものが『Episode6 Dawn of the golden witch』だということね」
205タチバナ今更ジョーカーを読んだので、思ったことを箇条書きで書く。ここでは、彼女(あるいは彼)のことを理御と呼ぶ。

EP3の最初のシーンである壺の話が理御と熊沢の話なら、十八がそれを知っているわけがないので、別の作者が存在するという説が補強される。

下腹部に大きな裂傷を負いながら、外傷は確認できないというのは不自然だが、概ね予想通り。

南條が言っているのは、「子供の作れない身体」であって、「子供の産めない身体」ではない。
普通に考えれば、理御は女性だが、男性である可能性も残されている。多分竜ちゃん的にも、どちらかは確定させたくないのだと思う。

理御が黒髪ロリ貧乳だったのも予想通り。だからこそ、戦人の言う金髪ボインに憧れた。

真里亞と会ってるときに紗音の服装だけど、これも予想通り。真里亞には「紗音の身体を借りている」と言えばいいだけ。

予想外なのは、理御も多肢症だったというところくらいだけど、そこは推理させる気もなかったところだと思う。ということで、ほぼ予想通り。
206ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第124回)
「そして、その虚無の海でベアトリーチェと戦人さんが結ばれ、紗音と譲治さんが結ばれ、嘉音と朱志香さんが結ばれ、めでたし、めでたし、と」
「そういうことね」
「そもそも虚無の海における魔女、ベアトリーチェの存在ってのは何なんですか? 現実世界と何か繋がりがあるんですよね?」
「虚無の海は現実世界に生きる者たち、それは別に人間だけに限定されるわけじゃなくて、生きとし生けるもの全てが見る“夢”みたいな感じの世界なの。つまり私たちの想念から生み出された世界ね」
「精神世界である、と?」
「肉体を持たないわけではないから、精神世界とは少し違うけど、精神の強さが全てを決める世界ではあるわ。そして、現実世界に生きる者たちの強い想念が、1つの命として転生する世界。魔女ベアトリーチェは現実世界に生きたベアトリーチェの想念が虚無の海に魔女として転生した存在」
「ということは他の魔女たちも…」
「ベルンカステルとラムダデルタ、それにフェザリーヌも『ひぐらしのなく頃に』の登場人物の想念が虚無の海で魔女化した存在よ」
207ケーナ>>205

参考になるように 
“Confession of the golden witch” 
の画像をアップしておきます
http://keena。web。fc2。com/confession。lzh 
(例によって“。”は“ピリオド”に変換)
208名無しさんいや別にケーナさんが自分の二次創作でどういう扱いにしようと好みなんですが
(幻想部分に)
梨花がベルンカステルに転生したという示唆は大量にあっても
鷹野がラムダになったと取れる部分は全く存在しないと思う
どうみてもひぐらし開始時点ですでにいた扱いに見える
209ケーナ>>208

以前にも誰かと 
同じようなやり取りをした覚えがありますが 
基本的にベルンカステル ラムダデルタ フェザリーヌの設定は 
作品中で矛盾しています 

“ベルンカステル卿の手紙”“ラムダデルタ卿による回想記” 
あたりと本編の描写を比べてみると明らかにおかしいです 

何故こうなったのかというと 
以下の竜騎士07さんの発言に 
その答があるのではないかと考えています 

“本当はベルンカステルもラムダデルタもあそこまで物語に関わる予定はなかったんですよ。そもそもベルンカステルはEP1のような感じで、ちょろっと出てきてヒントを出してくれる隠しキャラ的な扱いだったんです。しかし物語を説明して読者を誘導する上で、ワルギリアよりももう一階層上の存在じゃないと説明できないことがある、ということで出番が増えていきました。”

つまり途中でキャラ設定が変更されているのです 
同じく魔女に関する説明も作品中で矛盾しています 

ですから乱暴な話ですが 
「現実世界で何か強い想いを持ったまま死んだ人間が虚無の海で魔女として転生する」と 
決め付けてしまいました 
そして この解釈が一番 
この物語をきちんと説明出来ます
210ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第125回)

「そして虚無の海から現実世界を見ることが出来る、と?」
「虚無の海には現実世界の様々な可能性、あるいは現実世界に生きる者たちの空想や妄想がカケラとして漂っている。魔女はそのカケラを紡ぐことで現実世界や、ありえたかもしれない平行世界を覗くことが出来るの。というより、私たちの現実世界も虚無の海の中では他の平行世界と等価値、無限の可能性の中の一つでしか過ぎないのかもね。魔女ベアトリーチェはかつて自分が人間であった時に、やろうとして出来なかったこと。自分の全存在を賭けた戦人お兄ちゃんとのミステリー勝負を、魔女の力を使って実現したのよ。その果てに、絶大なる魔女の力をもってしても叶わなかった、自分を愛してくれた戦人お兄ちゃんの復活という奇跡が起きることを願って。そのゲームの為に六軒島爆発事故の関係者が駒として召喚され、勝負の題材として現実世界のベアトーリーチェ自身が書いた2つのメッセージボトルと、八城十八が書いた4つの偽書が使用された、という設定ね。私はこの物語を通じて絵羽伯母さんの名誉を回復させると同時に、ベアトリーチェや右代宮家のみんなが幸せになれる世界を描きたかった。その為に虚無の海という世界を創造したのよ」
211ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第126回)

「でも、この黄金郷にはお嬢がいませんぜ。あの事故で最も苦しんだ、最も不幸なお嬢が幸せになれないのなら、大団円とは言えないんじゃ?」
「そこはこれから先のお楽しみね。このEP6で魔女ベアトリーチェの物語はおしまい。次からは少し違う話になるの。それに私はこれからいくらでも幸せな日々を過ごすことが出来る。でも、私以外のみんなはその可能性を永遠に断ち切られた。確かに私は苦しんだ年月は誰よりも長かったかもしれない。でも、私には未来があるわ。最も不幸だなんて、とんでもない話よ」
「なるほど。ところで、この作品には実在の人物である八城十八が出てくるわけですが、許可とかは貰っているんで?」
「書く前に出版社を通して接触を試みたんだけど、駄目だった。ただ向こうからの返事すらないから、取りあえずは連絡待ちって感じかしら。もっとも、今更連絡を貰ったところで、出してしまった以上、事後承諾にしかならないんだけど…」
「あれ、このお嬢は普通の人間って話でしたよね。どうして偽書には出てこないっていうフェザリーヌの事を?」
「さあね、どうしてかしら。それより電話の内容はどう? あんたと小此木さんの間でこんなやり取りがあったんじゃないか、って思ってるんだけど…」
「うーん、当たらずも遠からずってところでしょうかね。前にも話したと思いますが、小此木社長にとっても、お嬢を手にかけるってのは最悪のシナリオだった、ってことで…」
「あら、残念」 

「このフェザリーヌとベルンカステルのやり取りもやっぱり…?」
212名無しさん>>ケーナ

スクウェア・エニックスで確認したら

「私的使用のための複製」とインターネット上での著作物の複製物の使用について

著作権法は、著作権の制限規定として「私的使用のための複製」(著30条)を定めておりますが、同制限規定により著作物の複製物が合法的に作成された場合であっても、当該複製物を著作権者の許諾なくインターネット上で使用した場合、法令により許される場合を除き、「公衆送信権(自動公衆送信における送信可能化権を含む)」(著23条)の侵害となります。これは、非営利目的である個人のホームページ上における使用であっても例外ではなく、また、ID、パスワードによるアクセス制限を施しても違法性が阻却される訳ではありませんのでご注意ください。

だと。
213タチバナ>法令により許される場合を除き、

この法令とは、おそらく著作権法第32条のこと。
「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。 」

今回の場合、引用元ははっきりしているし、正当な範囲内での引用であるように思う。
214名無しさん>>213
著作権法第32条のことで高裁の判例から以下

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

しかし、著作権法第50条に違反していないことが条件です。

また、著作権法第32条1項で規定されている「引用」の条件には
いくつかありますが今回の場合
 ①名誉声望保持:原著者の意図に反した使用をしないこと等
 ②著作者名の明示:著作者名の明示を行うこと(ケーナ不足)
 ③引用する側が信用毀損及び業務妨害にあたらないこと(業務妨害?)
 ④引用する手段が違法な方法ではないこと(保護されたコンテンツ)
などその他法令に違反してはならないが違反している可能性が高いと思われます。

 引用:ニコニコ大百科 単語記事: 著作権法第32条
     http://dic。nicovideo。jp/a/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E6%B3%95%E7%AC%AC32%E6%9D%A1
    毎日新聞社 ネット著作権について
     http://www。mainichi。co。jp/toiawase/chosakuken205。html

ということから指摘をさせてもらいました。

著作権法第32条には1項で規定されている「引用」の条件があり、
それを満たしていない。
さらに、他の法令に抵触している可能性もあります。

漫画の場合、
 ・「○年○月○日の□□刊~ ~ページ目~コマ目」
 ・該当漫画に関する調べて出てくるであろう範囲の著作権表示
 ・引用先が「主」、引用部分が「従」という主従の関係にある
というのが最低限の引用する際の条件になるものと思われます。

今回の場合、ケーナさんの引用?が原著者の意図に反していない使用であり
引用元や著作権の調べ得る限りの詳細な明示を行い
スクウェア・エニックス様の漫画関連の業務について業務妨害に一切当たらず
(相手先へ事後でも連絡やプライバシーポリシーに従うこと等)
引用する際に漫画雑誌に書かれた著作権表示等を確認し従い
(雑誌にし書かれていない著作権表示や問い合わせ先等が有ります)
正規の公共に認められたツールを用いて
正当な範囲内での引用を果たして行ったのでしょうか?

全てを完璧ではないにしろ遵守していたのならば何も言えませんが
リンク先を拝見させてもらう限りそうではないことと
これ以外の法令に抵触していると考えます。
215ケーナ>>212

「だから何?」としか… 
文句があるなら削除要請してくるでしょう 
それから対応を考えれば良いだけのことです 
この手のことでお縄になったケースは
寡聞にして存じません

こういうのは法律がどうこうという問題ではなく 
権利者がどう考え 
どう行動するかです
216ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第127回)

「ええ、『ひぐらしのなく頃に』の話。但しこれは本編ではなくて、番外編の“賽殺し編”というのから持ってきてるんだけど。…というか、そもそもベルンカステルとフェザリーヌは“賽殺し編”から生まれた魔女、って設定なんだけど、あんたに話しても解らないわね。まあ、『ひぐらしのなく頃に』を知らなくても良いようにはするつもりだから、参考程度にしておいて」
「承知しましたぜ。ところで、会話の内容から察するに、次は答合わせみたいな感じになるわけですね」
「そのものズバリ、犯人を名指しするわけじゃないけどね。私が描きたいのは“誰が犯人か?”“トリックはどうやったか?”なんてことじゃなくて、六軒島爆発事故の真実よ」
「じゃあ、いよいよ1986年の10月4日と5日に六軒島で何が起こったのかが解る、と?」
「そうね、でも、おそらくほとんどのプレイヤーはそれが六軒島爆発事故の真実だとは気付かない。ここまでのEPは一本の木を隠す為の森を育てていたようなもの。そして、もう充分に立派な森が出来上がったわ」
「そして、お嬢が求めるプレイヤーとは、その広大な森の中から、その一本の木を探し出せる人間って事だ。でも、どうすれば、その木を見つけることが出来るんで?」
「簡単なこと。“愛がなければ視えない”この言葉を道標とすれば、必ず辿り着くことが出来る、…筈よ」
「最後、ちょっと弱気ですね」
「…そうね、私自身が愛を信じ切れていないせいかも。誰かさんのお陰で…」
217名無しさんまあ、
考察の好き嫌いはともかくケーナさんのサイトでアウトということはないでしょう
ネット上の考察は歓迎してる作品ですし、基本的には好意側に立ってる

ただまああえて言うなら何巻レベルまでサイテーションあったほうが
考察の上でも読みやすい気がします
218ケーナ僕は基本的に自分が使用している考察の資料は 
公開するようにしています 
抜粋だけですが自分の考察にも 
その抜粋しか使いません 

何故なら 同じように『うみねこ』の考察をしているのに 
自分だけが持っている情報があるのでは 
他の考察者に対してフェアでないからです 

コミックの画像もいずれ考察に使う予定で 
スキャンしてあるのを公開しています 
ただ 整理し切れていないので 
素材のままになっているのですが…
219ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第128回)

「……その話なんですが、この物語に込められたお嬢の想い、確かに受け取りました。でも、お嬢。少し時間をいただけませんか? まだ、自分の中で気持ちの整理がつかないんです」
「かまわないわ。10年も待ったんだから、今更焦ることもないもの。ただ、あんまり待たせちゃイヤよ。高齢出産って色々問題があるみたいだから」

※EP5の後のコメントで“EP6はゆかり先生から天草へのラブレター”と書きましたが、おそらく天草の心変わりの理由が伝わりにくいでしょうから、解説しておきます。EP6には様々な恋愛が登場しますが、特に注目して欲しいのは嘉音とベアトリーチェです。
これまでのEPでは朱志香のことを愛していながら、自分は家具で使用人だから、と自分の想いに素直になれなかった嘉音でしたが、このEPでは人間になる決意をし、朱志香に相応しい男になろうと努力します。その結果、最後には人間となり、朱志香と結ばれることが出来ました。このEPには嘉音の以下の台詞があります“僕には、……眩し過ぎるんだよ、お嬢様が!! 太陽のようで、生き様が眩しすぎて!!”。実は同様の台詞を天草にもEP5の後で言わせています。この天草の発言を受けて、ゆかり先生がEP6で嘉音に同じ事を言わせた、という設定です(実際には逆で、僕がEP6の嘉音の発言から、天草の発言を書いたわけですが…)。つまり「このEPの嘉音のように、あんたも勇気を出して!」ということです。
また、ベアトリーチェは戦人が蘇ると信じ、このゲームを始めました。そして紆余曲折はあったものの、最終的にベアトリーチェは蘇った戦人と結ばれるという奇跡を起こすことが出来ました。これはゆかり先生からの「私もあんたが振り返ってくれるという奇跡を信じて待ち続ける」という天草へのメッセージであった、という解釈です。その他にも絵羽という紗音との恋愛への障害を乗り越えた譲治。明日夢に留弗夫を奪われながら、ずっと諦めなかった霧江。そんな霧江に挑み、上回った朱志香。反面教師としての楼座。いずれもゆかり先生からのメッセージであったと考えることが出来ます。そして、天草はそのメッセージを受け取り、自分の気持ちに素直になることにした、と。
ところでゆかり先生は天草に「何故、偽書には出てこないはずのフェザリーヌを現実世界の縁寿が知っているのか?」と尋ねられて、思わせぶりに「何故だか考えてみなさい」という風に返していますが、実は僕にも解らなかったり。誰か教えて…。ちなみにEP6はこれで終わりではありません。もうちっとだけ続くんじゃ。
220ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第129回)

「…善処します。ところでお嬢、聞きそびれていたんですが、10年ってことは六軒島への旅の辺りからってことですよね? お嬢の心を射止めるようなことって、何かありましたっけ?」
「あんたねぇ、覚えてないの? あんたは六軒島で私から銃を取り上げて言ったわ“お嬢の白魚のような指に、こんな無骨な銃は似合いませんぜ。お嬢に似合うのはこっちです”てね。そして、胸に付けていた赤い薔薇を、私の手にそっと乗せてくれたのよ」
「俺、そんなことしましたっけ? そもそも胸に薔薇なんて付けていた覚えがないんですが…」
「したわよ。そして“命を助けてくれるなら、何でもする”って言った私に、こう答えたのよ“お嬢みたいな可憐な乙女にそんなことを言われちゃあ、この世の男共はみんな狼になっちまいますぜ。もちろん、この俺も例外じゃありません…”。これで心ときめかないとしたら、それはもう女じゃないわ」
「うーん、昔の俺ってそんなにキザでしたかねぇ…。聞いてるだけで恥ずかしくなってきますぜ」
「あの場面は、今でも昨日のことのように思い出せるわ。本当にカッコ良かったもの、あの時のあんた」
「ちなみに今はどうなんで?」
「カッコ良さに渋みが加わって、ますます魅力的になったわね」
「…………」
221ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第130回)

■2010年 8月14日 未来庵  Episode7 「Requiem of the golden witch」
「おはようございます、お嬢。今日も暑いですね」
「あら、天草。ちょうど良かったわ。はい、これ」
「おっ、ついに来ましたか。いよいよ六軒島爆発事故の真相が明らかになるワケですね」
「その前にちょっと確認しておきたいんだけど、あんた、犯人って解ってる?」
「紗音と呼べば良いのか、嘉音と呼べば良いのか解りませんが、とにかく1人でこの2人を使い分けている人物ですよね」
「ちゃんと解っているわね。これまでは“ベアトリーチェ”と呼んで来たけれども、これからは“紗音”と呼ぶことにするわ。“ベアトリーチェ”のままで話を進めるとややこしくなるから」
「ということは“ベアトリーチェの日記”も“紗音の日記”になるわけですね。承知しました。では、始めさせてもらいます」 
「いつものようにコーヒーで良い?」
「あっ、はい。それでお願いします」

「はい、コーヒー。どこまで進んだ?」
「ありがとうございます。今、ウィルが六軒島に来たところです。ついに来ましたね、ヴァン・ダイン使いが。髪の毛の糸ミミズが気になるところですが、なかなかカッコ良いじゃないですか」
「あんたとは正反対で硬派な感じにしておいたわ」
「いやいや、俺がおちゃらけているのはお嬢の前だけ、ですぜ。まるで昔の俺を見ているようです」
「…想像つかないわね、硬派なあんたって」
222ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第131回)

「ところでお嬢、戦人さんが本を手向けた“彼女”ってのは誰のコトなんで?」
「もちろんベアトリーチェよ」
「ベアトリーチェは復活したんじゃなかったでしたっけ?」 
「確かにベアトリーチェは蘇ったわ。でも、ベアトリーチェが消滅したのもまた事実。EP6でフェザリーヌが言っていたでしょう? “あのベアトリーチェが蘇ることは、二度とない。”って。それも赤字で」
「つまり、消えたベアトリーチェと蘇ったベアトリーチェは別人である、と」
「ここは説明が難しいわね。消えたベアトリーチェがいて、蘇ったベアトリーチェもいる。同一人物なんだけど、別人でもあるの。そして戦人お兄ちゃんが本を贈ったのは消えたベアトリーチェ」
「ということは礼拝堂を出れば、蘇ったベアトリーチェがいるワケですね」
「そういうことね」
「ちなみにこの本はEP6ということになるんですか?」
「いいえ、また別の物語。戦人お兄ちゃんが消えたベアトリーチェに用意した、彼女の為だけの物語よ」

「なるほど。それでこの“右代宮理御”というのは何者で?」
「読んでいけば解るわ」
「蔵臼さんの子どもで、朱志香さんが妹。これで解りましたが髪の色が気になるところですぜ」
「アニメやゲームで髪の色を気にしてどうするのよ。ピンクだの、青だの、黄緑だの、現実にはありえない色をしたキャラクターが普通に生活しているじゃない」
「記号的なものだから気にしても仕方がない、と。身も蓋もない話ですぜ。…ここでベルンカステルが登場ですか。どうも今回はこれまでとは毛色の違う内容になりそうですね。そもそも今回は誰のどんな偽書をシナリオに採用してるんですか?」
223名無しさん>「ちなみにこの本はEP6ということになるんですか?」
>「いいえ、また別の物語」

漫画ではっきり「Dawn of the golden witch」って書いてなかったっけか
224ケーナ>>223 

確認してみましたが 
タイトルはありませんでした 

そもそも“この物語は、お前と一緒に、永遠に棺に閉ざされる。だから棺の中のお前以外、誰にも読むことを、許されない。”
ということですからウィルも読んでいるEP6のわけがないのです
225ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第132回)

「このEPにはゲーム盤がないから、シナリオに使う偽書も必要ないのよ。だから完全な私の創作になるわ」
「ウィルが読んだ“物語”ってのは、偽書ではなくEPの方ですよね?」
「そうね。EP1~6をそのまま読んだと考えて頂戴」
「“理御”がいて、嘉音も一緒にいるんじゃ不味くないですかい?」
「ベルンカステルが言っていたでしょう? “ベアトの猫箱より、もっと大きな猫箱で閉ざしただけ”って。可能性によって分岐するはずだった複数の世界が交じり合っているのよ」
「楼座さんの昔話が前に出てきた内容の後のことまで語られていますが…」
「前回の内容は絵羽伯母さんの日記に書かれていた内容よ。そして、このEPで語られているのは紗音の日記に書かれていたこと」
「お嬢の創作ではない、ってことですか。理御と紗音、嘉音が同時に存在出来るのに、紗音と嘉音は同席出来ないんですね」
「世界が重なり合っているだけだから、何でもありってことじゃないのよ」
「ところで、九羽鳥庵のベアトリーチェってのは、金髪だったんですか? 日本人とのハーフに金髪は生まれないって聞いたことがあるんですが…」
「実は、九羽鳥庵のベアトリーチェの髪が何色だったかっていうのは解らないのよ。肖像画のベアトリーチェは金髪だけど、これは母親の方かもしれないし、実際は亜麻色くらいだったのを画家が誇張したのかもしれない。あるいは九羽鳥庵のベアトリーチェの父親はお祖父ちゃんではなかったから、金髪だったのかも」
「どうなればそういう状況になるんで?」
226名無しさん>タイトルはありませんでした

EP7でなくEP8の方
具体的には1巻の168ページあたり はっきり書いてるはず
227ケーナ>>226 

確かに… 

この場合 本文を採るか 
コミックを採るか 
という話になってきますが 
僕は本文を採ります 
(もともと僕はコミックEP8には懐疑的なのです) 
228ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第132回) 

「それに関してはその先の物語を読めば解ると思うわ。私はそもそも九羽鳥庵のベアトリーチェが母親に生き写しだった、という話にも疑問を持っているの。双子じゃないんだから、そんなことあるわけないじゃない」
「似てはいたものの、生き写しってほどではなかったかもしれない、と?」 
「ええ、お祖父ちゃんの妄執がそんな風に見せてしまったんじゃないか、って考えているの」 

「この金蔵さんの話は…」
「紗音の日記に書かれていたことよ。源次さんや南條先生から聞いたみたいね」
「つまり事実であると考えられるワケですね。ベアトリーチェがイタリア人だったとは…。『神曲』のベアトリーチェそのままだったってことですね。なら、お嬢の言う通り、九羽鳥庵のベアトリーチェは金髪だったかもしれません。ビーチェがイタリアにいた頃に結婚していて妊娠したまま潜水艦に乗っていれば良いワケだ」
「そういうことね。私としてはそちらの方が事実だったと信じたいわ。でなきゃ、あまりに哀しいもの」
「ですね。南條先生はビーチェが小田原に引き取られてからのことを知らない、憶測で話しているだけです。なら、実際のところは猫箱の中ってコトですぜ。それにしても、これでいろんなことに合点がいきました。10トンの黄金、島を吹き飛ばすほどの爆弾、そして数キロもの地下通路。そして、金蔵さんが六軒島に屋敷を構えた理由。1つ気になることがあるんですが、どうして金蔵さんは愛してもいない奥さんや子どもたちを捨てなかったんでしょうか? 結婚当時は長老たちの操り人形だったワケですから、そんなこと出来なかったし、そもそも考えようともしなかったでしょうけど、戦後は黄金による財力と自由を得ていたんですから、不思議です」
229ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第134回) 

「操り人形ではなくなったお祖父ちゃんにとって、もう家族はどうでも良い存在ではなくなっていたんじゃないかしら。他者を愛する気持ちを知ったことで、他者からの愛にも気付くことが出来た。だから自分に愛情を向ける家族を無碍にすることは出来なかったのよ。政略結婚だったとは言え、お祖母ちゃんはお祖父ちゃんにぞっこんだったらしいし。何せ、顔が良くて、頭も良くて、高身長、高学歴。そのうえ、物憂げでどこか陰のある男。女からすれば“私がこの人を何とかしてあげたい”って思わずにはいられないわ」
「そういうもんですかね。会長も金蔵さんに認められようと必死だったって話でしたっけ。そう言えば楼座さんは九羽鳥庵のベアトリーチェよりも年下。つまり、ビーチェと知り合ってからも夫婦生活があったわけだ」
「まあ、お祖父ちゃんのことだから、2つの家庭を持つことを単純に楽しんでいた可能性もあるけど…」
「この真里亞さんの話は?」
「真里亞お姉ちゃんの日記に書いてあったことよ」
「なら、楼座さんも真里亞さんが幼い頃は、真里亞さんの父親が帰って来ると考えていたんですね」
「そうみたいね。でも年月を重ねるうちに信じられなくなってしまった」
「そんな楼座さんにとって、真里亞さんが聖書の教えによって自分の存在に納得したのは都合が良かったでしょうね」
「魔法の源は“信じる心”。幼く純粋だった真里亞お姉ちゃんは聖書と出会ったことで、たった1人で世界を生み出すほどの力を持った。もしかすると紗音は真里亞お姉ちゃんと出会わなければ、もっと違う道を歩んだかもしれないわ。普通なら、年上である紗音の影響を真里亞お姉ちゃんが受けるものだけど、この2人に関してはむしろ逆だった」
230ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第135回) 

「真里亞さんに魔法の手ほどきをしたのは紗音ですから、どちらが欠けてもマリアージュ・ソルシエールは生まれなかったでしょう」
「そうかもねしれないわね。何にせよ、真里亞お姉ちゃんと紗音の共鳴によって生まれたマリアージュ・ソルシエールはやがてその道を誤った。そして、その一因は私にもある。私はマリアージュ・ソルシエールを受け継ぐ者として、正しい魔法の姿を伝えていく、それが私に出来る唯一の贖罪なのよ」
「そうですね。お嬢が魔法の素晴らしさを広めることが出来れば、マリアージュ・ソルシエールはその原点ですから、あるべき姿を取り戻すでしょう」
「その為にもまだまだ精進しなきゃね」

「この“ゲームマスターが、駒を動かした”というのは?」
「ゲーム盤のコマがAIで動いているという説明はしたわよね。でも、それは本来ゲームマスターの仕事。だから自分の権限を駒のAIに任せているに過ぎないの。物語が望まない方向に進みそうな場合、ゲームマスターは自ら駒を動かして軌道修正する、ということね」
「もしかして、お嬢が前に言っていた“ベアトリーチェは2人じゃない”ってのはこれのことですか。つまりゲーム盤で戦人さんの相手をしていたのは“駒のベアトリーチェ”であり、ベアトリーチェ本人ではなかった。そして、駒のベアトリーチェの目的は戦人さんに自分を魔女と認めさせ、黄金郷を開くこと。一方でゲームマスターのベアトリーチェの目的は戦人さんに約束を思い出させて、自分を愛した戦人さんを蘇らせること。だから、駒のベアトリーチェが勝ちそうになると自分で駒を動かして妨害していた、と」
「そう言えば、きちんと説明するのを忘れていたかしら。まあ、そういうことね」
231ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第136回) 

「これでようやくベアトリーチェの不可解な言動の正体が解りましたぜ。それにしてもゲームマスターのベアトリーチェは何故、わざわざ駒のベアトリーチェを作ったんでしょう? 他の駒はともかく、自分自身の駒まで作る必要はないんじゃないですか?」
「戦人お兄ちゃんの駒は“紗音との約束を忘れた戦人”として生み出された駒だから、その設定に伴って能力が著しく減退しているの。本当の戦人お兄ちゃんは部屋をミステリー小説で埋め尽くしていたほどだから、ミステリーにはとても詳しい。でも、駒としての戦人お兄ちゃんはまるでミステリーのことを知らないわ。そんな戦人お兄ちゃんの相手を自分がするのはフェアではないと思ったのよ。だから、その相手として駒のベアトリーチェを用意した。それに駒とはいえ、相手は自分が愛する戦人お兄ちゃんだから、手心を加えてしまいかねないと思ったんじゃないかしら。だから、それを避ける意味もあったのかもね」

「お嬢が子どもの頃、体調を崩しやすかった、ってのは事実なんで?」
「ええ、六軒島には2回に1回も行けなかったんじゃないかしら」
「俺はメッセージボトルで不思議に思っていることがあるんですよね。事前に書かれていたはずなのに、お嬢が来ないこと、そして島が台風で閉ざされてしまうことを予見しています。でも、今の話からすると、前者に関してはそれほど難しくはなさそうですね」
232ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第137回) 

「予見したというより、紗音にとってはそれも儀式の一部だったのかもしれないわ。メッセージボトルに書いたのと同じように、私が来なければ、そして台風が来れば、自分の願いが叶う、みたいな感じでね」
「せっかくメッセージボトル通りの展開になったのに、結局はうまくいなかったんですよね。気の毒な話です。ところで、この朱志香さんの喘息の話は?」
「週刊誌に載っていた朱志香お姉ちゃんの同級生の証言よ。朱志香お姉ちゃんから、そう聞いたって。だから、もしかすると紗音はそれを知らずに朱志香お姉ちゃんが本当に喘息だって信じていたかもね。だからゲーム盤の朱志香お姉ちゃんは本当に喘息なの」
「貴賓室の話は紗音の日記から?」
「ええ、紗音が源次さんと熊沢さんに協力してもらったらしいわ。真里亞お姉ちゃんの声は事前に録音しておいたそうよ」
「共犯者が多ければ何でも出来る、ゲーム盤の物語に通じるところがありますね。…おや、理御のいる世界では魔女の碑文がない? これはどうしたワケなんですかい?」
「それは先を読めば解るわ。理御がいる世界では魔女の碑文は必要ないの」
「さようで…。この257万8917分の1の確率、ってのは詭弁ですよね。ベルンカステルが257万8918個目のカケラを覗けば、その世界にも理御はいるかもしれない。そしたら、とたんに確率は2倍だ。分母の数が不明である以上、いくらでも誤魔化しが効きますぜ」
「そうかもね」
233ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第138回) 

「あれ、理御って普通に男性なんじゃ? さっき朱志香さんに言ってなかったでしたっけ“年頃の女性らしい言葉遣い”をするように、って。理御の言葉遣いは男性のものなんですから、自分が女性でこんなことは言わないでしょう」
「解らないわよ。次期当主だから威厳を出す為に男性のように振舞っているのかもしれないし、単に男装が好きなのかもしれないわ」
「そもそも理御の性別が確定することに何か意味があるんですか?」
「紗音と理御はコインの裏表の関係。その違いは崖から落ちたか、落ちなかったか。それなら理御の性別が解れば、紗音の性別も解るってことじゃない」
「嘉音に変装出来る時点で、胸が偽物なのは明白です。貧乳だった? 違うでしょう。元は男性だった。それが崖から落ちたことで女性として生きざるを得なくなった、と考えるのが一番妥当ですよね」 
「私もそう思うからこの物語の中では“理御は男性だ”っていうのを匂わせているけど、実際のところ紗音自身も自分が元は男性だった、ってことを知らなかったんじゃないかしら。日記を読む限りでは紗音の苦悩の中に“自分は本当は男性だった”というものはなかったようよ」
「物心ついたときには既に女性として育てられていたワケですから、そんなモノなのかもしれませんね。一つ気になるのは譲治さんとの関係です。譲治さんは“子どもや孫に囲まれた未来”を望んでいましたよね。紗音はそれを聞いてどう思ったんでしょう? 胸がなくったって“そういう体型だ”“まだ第二次性徴がはじまっていないんだ”って考えることは出来ますから、それほど深刻には考えていなかったんでしょうか?」 
「……そのあたりも先を読めば解るわ」
234ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第139回) 

「ここに出てくる“紗音”ってのは“空想で生み出した理想的な自分”ってトコですね」
「源次さんは紗音を福音の家に預けた当初から、いずれ年齢を偽って六軒島に戻そうと考えていたみたいね。だから、他の院生と接触させないようにした。同世代の友人を作る機会がなかったから、彼女は寂しさを紛らわす為に窓ガラスに映った自分を友達にしていたそうよ」
「何か可哀相な話ですね。ちなみに朱志香さんとの年齢差はいくつになるんですか?」 
「紗音の方が朱志香お姉ちゃんより2歳下よ。もっとも実際の年齢では紗音の方が1つ上なんだけどね」
「朱志香さんは戦人さんと同い年でしたっけ、ということは紗音の方が本当は戦人さんよりも1つ年上、つまり1986年には19歳だったってコトか」 
「そうなるわね」
「紗音自身はそのことを知っていたんで?」
「あんた、自分が3歳だった頃のことって覚えてる?」
「いえ、せいぜい保育園くらいからです」
「私もそんなところ。なら紗音自身、もしかしたら自分の年齢を16歳だと思っていたかもしれないわ」
「ところで他の福音の家の使用人が煉獄の七姉妹と同じ顔をしてますが…」 
「それは竜騎士07さんのアドリブよ。紗音は彼女たちをモデルにして煉獄の七姉妹を生み出した、ってコトで良いんじゃないかしら。実際、紗音だって当時一緒に六軒島で働いていた福音の家出身の使用人の名前が瑠音、眞音、礼音だったから、それと煉獄の七杭を結び付けて“煉獄の七姉妹”を思いついたそうだし」
235ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第140回) 

「“瑠音”がルシファー。“眞音”がマノン。“礼音”がレヴィアタン、ってコトですか。なるほど。…熊沢さんは紗音が九羽鳥庵のベアトリーチェの子どもだってことは知っていたんですか?」 
「源次さん以外にも熊沢さんと南條先生は紗音が六軒島に来た当初から知っていたみたいね」
「だから可愛がられていた、と。そう言えばどのEPだったか忘れましたが、ベアトリーチェが魔女になる前に壷を割ってしまって、先代ベアトリーチェのワルギリアに魔法で助けられた話がありましたが…」
「あれは紗音が使用人だった頃に熊沢さんに助けてもらった話を私が幻想修飾したものよ」
「ああ、やっぱり実際にあったことなんですか。それにしても、もし崖から落ちた紗音が助からなければ、六軒島爆発事故なんて起こらなかったでしょうから、運命ってヤツは残酷なものですね」
「……そうかしら、私は紗音が崖から転落した時に死んでいたとしても、やっぱり1986年に六軒島爆発事故は起こったと思うわ」
「…その顔は先を読めば理由は解る、ってトコですか。この魔女ベアトリーチェとの出会いの話は?」
「実は紗音の日記を読んだ限りでは、紗音が本当に魔女の存在を信じていたのか、それとも、それが自分の空想に過ぎないと理解していたのか、解りかねるのよ」
「お嬢はどっちだったと考えていますか?」
「そうね、自分のやっていることが空想遊びに過ぎないと理解している部分と、その空想を信じようとする部分、両方があったんじゃないかしら。それが複雑に絡み合って場面ごとに違う部分が出てくる、上手く説明出来ないけれども、そんな感じだったんじゃないかと思う」
236ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第141回) 

「なるほど。…ベアトリーチェが蜘蛛の巣を苦手になったのはこういう事情があったんですか。元々、蜘蛛の巣が苦手だったのは悪食島の悪霊でしたよね」
「糸を結び付けて忘れ物をなくす、それをとっさに熊沢さんが蜘蛛の糸と結びつけたのね。だからこの瞬間、魔女ベアトリーチェは蜘蛛の巣が苦手になった」
「それにしても紗音の人生に熊沢さんは随分、影響を与えていますね。まさかミステリー好きなのも熊沢さんから来ているとは意外でした」
「私も紗音の日記を読んで驚いたわ。私の知っている熊沢さんは鯖が好きでお茶目なおばあさん、くらいだったから…」
「そんなワケで熊沢さんをモデルにした先代ベアトリーチェ、ワルギリアが誕生した、と。ということはロノウェのモデルは源次さんなんで?」
「そう。他にも真里亞お姉ちゃんにねだられて、森の音楽隊をモデルにしたシエスタ姉妹なんかを真里亞お姉ちゃんの魔導書に描いたみたいね。ちなみにドラノールは私の創作よ」
「この鍵束は簡単な話ですよね。あらかじめ自分の鍵束から部屋の鍵だけを抜いておいて、それと放り出されていた鍵束をすりかえれば良いワケだ。この“世界を変更”ってのは?」
「その部分は日記に書かれていた内容を元にした私の創作。さっきも説明したけれど、紗音がどこまで本気で魔女や魔法を信じていたのかは解りかねるわ」
237ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第142回) 

「やっぱり、紗音と戦人さんはそういう関係だったんですか。普通はただ会いに来るだけで“白馬に跨って迎えに来る”なんて言いませんものね。それにしても俺が覚えている限り、紗音と戦人さんの関係を匂わせる内容はEP1~4の間であれだけだった気が…、これってアンフェアじゃないですかい?」
「そんなことないわ。6年前、戦人お兄ちゃんが紗音を意識していた、ってことも書いたはず」
「確かそれって、片思い的なニュアンスじゃなかったでしたっけ? なら、むしろミスリードを誘ってますぜ」
「そうかもしれないけど、実際、難しいのよ。本当は白馬の話も入れたくなかったくらい」
「まあ、その気持ち、解らなくもありませんが…。犯人さえ解ってしまえば、トリックなんて芋づる式ですからね。それにしても小学6年生でこんなことを言えてしまう戦人さんは凄いです」
「戦人お兄ちゃんの成績が良かった話はしたと思うけど、あれは紗音との将来を考えてのことだったのかもしれないわね」
「でも、戦人さんはその約束を忘れてしまったんじゃなかったでしたっけ?」
「それは物語の中の戦人お兄ちゃんの話よ。現実の戦人お兄ちゃんが約束を忘れた証拠なんてどこにもない。紗音との約束の場面をもう一度、良く読んでみて。確かに戦人お兄ちゃんは右代宮家から籍を抜くことで“翌年に再会する約束”を破ってしまったわ。でも、戦人お兄ちゃんは“その日まで、ずっと待ってる”って言ってるでしょう。このやり取りは紗音の日記に書いてあったことそのまま。つまり、戦人お兄ちゃんにとって決断し、実行するのは紗音だったのよ。そして、戦人お兄ちゃんはそれを待ち続ける覚悟だった。戦人お兄ちゃんが自分の部屋をミステリー小説で埋め尽くしていたのはあんたも知っているでしょう? そんなに好きなミステリーを通して交流を深めた紗音との約束を、果たして忘れてしまうものかしら?」
238ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第143回) 

「ということは戦人さんが紗音との約束を忘れてしまったというのは、紗音の勘違いだった、と?」
「少なくとも私はそう考えている。戦人お兄ちゃんの部屋に紗音に出そうとして出せなかった手紙が残っていたとか、そんな都合の良い証拠はないわ。でも、私は戦人お兄ちゃんを信じたい。そもそも、約束した当時、戦人お兄ちゃんは小学6年生で紗音は4年生。むしろ戦人お兄ちゃんのほうが、紗音が約束を忘れてしまっても仕方がない、って思っていたんじゃないかしら。それに戦人お兄ちゃんにとってこの約束は、もっと2人が大きくなってから、最低でも紗音が義務教育を終えた頃に果たされるはずなのよ。そして、それが1986年」
「言われてみればそうですね。だとしたら、戦人さんも紗音もすれ違いを抱えたまま互いを待ち続けて、その果てに1986年の10月4日を迎えたワケですぜ。これってとんでもない悲劇なんじゃ?」
「そうね、もしかすると戦人お兄ちゃんは紗音の返事を聞くつもりで、六軒島に行ったのかもしれない。でも、紗音は譲治お兄ちゃんと交際していた。きっとショックだったでしょうね」

「この蔵臼さん夫婦と留弗夫さんのやり取りは?」 
「それも日記に書いてあったこと、3人のやり取りを使用人の1人が盗み聞きしていたらしいわ」
「蔵臼さんと留弗夫さんは仲が悪いと思っていましたので、このやり取りは意外です」 
239ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第144回) 

「物語の中でのやり取りはフィクションだし、メッセージボトルの物語だって紗音の主観が入っているわ。絵羽伯母さんと夏妃伯母さんだって互いの夫の愚痴を言い合う関係だったらしいし、使用人の前では見せない顔もある。時には感情的なやり取りもあったかもしれないけれども、本当に仲が悪かったらそもそも親族会議をしたり、それ以外にも六軒島にやって来たりするかしら?」
「金蔵さんが怒っているのも、可愛い孫に会えなくなるからかもしれませんね」 
「紗音はお祖父ちゃんも夏妃伯母さんも絵羽伯母さんも嫌っていたわ。そんな彼女の主観で描かれたメッセージボトルは、どうしたって偏った内容になってしまうと思うの。だからあれを鵜呑みにしてしまうと本当の姿は見えてこないんじゃないかしら」
「ところで紗音はどれくらい給金を貰っていたんでしょうか?」 
「それがどうも、小学生の頃から他の使用人と同じだけ貰っていたようなの」 
「確か六軒島の使用人の給金は、2~3年働けば、社会に出る準備をするのに充分な金額になる、って話でしたよね。ってことは当時の紗音は既に…」 
「普通の小学生では考えられないくらいの蓄えがあったみたい。戦人お兄ちゃんには遠い将来の約束でも、それは紗音にとって翌年にはその一部が実現する約束。だから、戦人お兄ちゃんと再会した時に全てが始まるはずだった。このすれ違いが悲劇を生んだのかもね」

「この紗音への手紙がなかったのは…」 
「お母さんに書けって言われて書いた手紙だし、あまり大っぴらに出来る付き合いでもないから、書きたくても書けなかったんじゃないかしら。それに“待つ”って約束してしまった以上、戦人お兄ちゃんのほうから何かするのは難しいでしょうね」
240ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第145回) 

「確かに…。俺だってこんな場面で手紙を書くなんて恥ずかしくてとても出来ませんぜ」
「あんたがそんなだから、私が苦労したんじゃない」
「まあまあ、それは済んだ話ということで。それにしてもウィルまで戦人さんが約束を忘れたと考えていますが…」
「ウィルはゲーム盤の戦人お兄ちゃんしか知らない。そして、ゲーム盤の戦人お兄ちゃんは“約束を忘れた戦人”。つまり、ウィルは本当の戦人お兄ちゃんを知らないのよ。ウィルは設定上“最高レベルの探偵”。それが解けるものとして用意された謎なら、犯人が人間なら、ウィルはその心まで理解して必ず解く。でも、必要な情報がなければウィルにもどうしようもない。これが“探偵”という存在の限界なの」
「“後期クイーン問題”ってヤツですね。この恋の芽を紗音からベアトリーチェに移した話や嘉音を生み出した話は?」
「実はそこは日記からそのまま持ってきた部分。だから書き手である私もあんたと立場は同じ、自分なりに解釈するしかないわけだけど、もしかすると日記を書いている時の紗音こそが世界の設定を変更出来る、全てを理解した創造主としての紗音なのかもしれない。だから少なくともこの時点では、ベアトリーチェも紗音も嘉音も、お互いを別の存在だと思っていたんじゃないかしら」 
「それが何かのきっかけで身体を共有していることを知ることになる、と」 
「私は創造主の紗音が紗音と嘉音、それにベアトリーチェの仮想人格みたいなものを生み出して、使い分けることで心の平衡を保っていたんじゃないかと思う。でも、嘉音が朱志香お姉ちゃんに恋をした時に紗音と嘉音が、戦人お兄ちゃんが帰って来ると解った時にベアトリーチェが、それぞれ統合されたんじゃないかしら。そして3つの恋心を1つの身体に引き受けてしまったことで混乱し、もう、どうしようもなくなってしまった」 
「そして苦悩の果てに黄金郷を生み出すことで3つの恋、全てを叶えようとしたワケですね」
「と思っているんだけど、真相は猫箱の中。私にも解らないわ」 
241名無しさんヤスちゃんの変装スキルはルパン級
ジェシカはただの馬鹿

で突っ切る気なのかこれは
242名無しさん・常識的にそんなことあるわけないという盲点
・メイクヤバイマジヤバイ(まあすっぴんが男顔らしいが)
・単純にそこまで朱志香が注視してなかった

ぶっちゃけ「嘉音」のシフト自体大して多くなかっただろうし
可能か不可能かで言えば一応可能じゃないのかね
それこそEP1段階で「手掛りなき推理」に抵触してデスデスされるカウンターはあるが

そもそもconfessionが全部事実という保証もない
EP7ですら修飾曲解塗れだったと判明した今となっては、もあや愛をもって見ろというのが無理難題
むしろ後付で人格トリック捻じ込むために幾子がしれっと改竄してました、とかいう実態だと裏を読む方が納得できる
243ケーナ>>241

これはもともとそういう話だと思いますよ 
だってそうじゃないと 
紗音と嘉音の苦悩が意味不明になりますし 
244ケーナガンガンJoker今月号から 
考察に使おうと思った部分をスキャンしておきました 
(既に読んだ人も何でここをスキャンしたのか考えてもらっても面白いかも)
http://keena。web。fc2。com/comicgazou5。zip 
(例によって“。”はピリオドに変換)
245ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第146回) 

「ようやくベアトリーチェの肖像画と魔女の碑文が登場ですか。……ああ、やっぱり金蔵さんは紗音が九羽鳥庵のベアトリーチェの子どもだってことに気がついていたんですね」 
「ええ、本当は紗音が成人するまで待つつもりだったでしょうけど、おそらく自分の寿命が尽きかけているのを感じたんでしょうね。もうこれ以上待てないと思ったんじゃないかしら」
「そして源次さんは、金蔵さんの意図を読み取り、紗音に碑文の謎を解く為のヒントを与えた」
「そういうことね」
「それにしても金蔵さんの故郷が台湾だったとは…。こんな謎を解いたプレイヤーがいたんですよね、とんでもない話だ」 
「“台湾に旅行中”って話だったけど、それだけで解ける謎ではないわ。確かにとんでもない話ね」
「あれ、ベアトリーチェの口調がいつもと変わってしまいましたね」 
「ここも日記に書いてあったのをそのまま持ってきただけ、私は人格がバトンタッチしたんじゃないかと思っているんだけど。それもただの紗音ではなくて、創造主としての紗音に」 
「“理御”という名前もお嬢の創作ではなく?」 
「ええ、その場面も日記に書いてあったこと、私の創作ではないわ」 
「最後の最後で金蔵さんは救われたんですか。紗音としては複雑でしょうが、あれだけ長い間苦しんできたんですから、もう良いですよね」
「そうね、罰は充分に受けたと思う」
「ここから2年間の物語は…」 
246名無しさん>むしろ後付で人格トリック捻じ込むために幾子がしれっと改竄してました、とかいう実態だと裏を読む方が納得できる

はっきり言って今ジョーカーでやってるような、「一度も原作には出てない偽書から大量の情報を得た奴が執筆者でした」というのはそれを根拠に「推理できるものではなかった」「考えるだけ無駄だった」と断定されても仕方ないレベル

これをブラフやフェイクとして、それも最後発メディアで持ってきたとは考え難い。だって漫画について来てる読者にしたところでもうこれのさらに裏読みとか取り合わんでしょ。原作には書かれていない証拠が大量に出てきた時点でもう推理なんて成立しない
247ケーナ>>246 

確かに紗音の多指病とかは 
原作にはなかった設定ですから 
“至れ”というのは厳しいでしょうが 
これまでのところ“Confession”で書かれた内容は 
基本的に原作から読み取れる内容です 

ご指摘のように“Confession”は 
竜騎士07さんが“解らない人に解らせる為”に 
後付けで創作したものですから 
いろいろツッコみ所はあるでしょうが 
あくまで原作を補完する内容でしかありません 

むしろ我々考察者は竜騎士07さんに 
あれを書かせる決意をさせてしまったことを 
反省しなければならないでしょう
248ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第147回) 

「これまでのEPで断片的に語られたことよ。紗音は譲治お兄ちゃんと交際するようになり、嘉音は朱志香お姉ちゃんに恋するようになった。けれども、嘉音がぐずぐずしているうちに紗音と譲治お兄ちゃんの関係は深まり、婚約寸前にまで至った。それで紗音と嘉音の決着はつくはずだったのに、戦人お兄ちゃんが六軒島にやって来ることになった」 
「それにより、ベアトリーチェに預けられていた恋の芽が紗音に返還された。それがきっかけで3つの仮想人格が統合され、パニックに陥った、と」 
「そんなところでしょうね」 
「戦人さんが帰ってくるのが1年早ければ、紗音と譲治さんの仲はそれほど深いものではなく、嘉音の朱志香さんへの恋心も芽生えていなかった。そして1年遅ければ、紗音と嘉音の決着がつき、紗音は譲治さんと結ばれていた。運命とは本当に皮肉なものです」 
「まったくだわ」 

「ウィルの推理の謎解きはした方が良いですか?」 
「ベアトの心臓を理解しているあんたなら間違えることもないでしょう、必要ないわ」 
「あれ、このまま終わりですか? 六軒島の真実は?」 
「まだ続きがあるでしょう」
「ああ、“Tea party”ですか…。あれ、戦人さんが紗音との約束を忘れてますよ」
「それについては後で説明してあげるから、先に進めなさい」 
「この譲治さんと紗音のやり取りは?」 
「紗音の日記には1986年10月3日までのことしか書かれていない。そして絵羽伯母さんはこの場面を知らないから、絵羽伯母さんの日記に書かれていたわけでもない。だからこれは譲治お兄ちゃんが持っていた紗音からの手紙を元に私が創作したもの」
249246Confessionの内容を推理でなく心で感じ取れというなら出来たかもしれない

でもあれをすべて書いた都合のいい偽書があって拾ってました!ってのはもう完全に推理作品としては終わっている。”どの作者を想定しても知り得ないことが書いてある”ってのはまさに最大の論点でここでもさんざやったでしょう。それをぶん投げてしまった

ケーナさんは悩んだ果てファンタジー説にいってしまったわけですが「原作には書かれていない未知の情報経路X」がありならファンタジーなんて必要ないじゃないですか。そっちでは破綻してもいいからキャラの心情を楽しんでください!ってことでしょう

幾子の異常な若さとベルンの猫又呼ばわりされるほどの長寿はファンタジー要素として残ってますが
250ケーナ>>249

ちょっと誤解しているのではないかと思うのですが 
“Confession”は 
あまりにふがいない考察者の為に 
竜騎士07さんが 
「こう説明すれば流石に理解出来るだろう」ということで 
出してきたものです 

ですから本来ならば存在しないものですし 
必要のないものです 

>>247で書いたことのくり返しになりますが 
大事なことなので二回書きます 
“Confession”に書かれている内容は 
本文の内容から読み取れる内容です 

ですから あれを読んで 
「これが真相かよ!」とか思ったのなら 
それはその人が本文を正しく読めていなかっただけのことです 

また”どの作者を想定しても知り得ないことが書いてある” 
というのが問題になるのはあくまで“創作説”を採った場合です 
そしてコミックEP8が創作説を否定する方向で進んでいる以上 
これはもはや論点にはならないでしょう 

ただ どう描けば創作説を明確に否定出来るのか 
僕にも解りません 

とりあえず偽書のボリュームは 
メッセージボトルに準じており
各EP=偽書ではない 
というのは描いてくるでしょう

僕はそもそもコミックEP8は 
途中で方針転換したように感じました 
最初のうちはある程度ぼかした表現になっていましたが 
EP5の説明辺りからズバリ答を書くようになっています 
おそらく読者の反応のあまりの不味さから 
「これでは駄目だ」と 
より解りやすく明確な説明に切り替えたのではないかと思います 
故に“Confession”も最初の構想では 
存在しなかったのではないかと…
251ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第148回) 

「なるほど…。現実の六軒島では親族が協力して碑文の謎を解いちまったんですね。だから紗音の願いは叶わなかった」
「今までずっと解かれなかったのに、よりによってこの日にね」
「ああ、鎮守の社がなくなったってのは爆弾の伏線だったんですか」 
「伏線というより、実際にあったことよ」
「…何か“魔女”とみなさんのやり取りに違和感を覚えるんですが、この魔女は紗音なんですよね。だったらもっと違うやり取りになるんじゃ?」 
「その説明も後よ」
「……薄々とは解っていたことですが、これじゃあ会長が沈黙を守るのも無理はありませんね」
「六軒島で絵羽伯母さん自身がが犯した罪は過失致死。軽い罪ではないけれど、それほど重い罪でもないわ。でも、こんなことが起こってしまったんでは右代宮家の名誉は無茶苦茶。その上、事情を説明すれば私の両親がしたことを明らかにしなければならない。そうなると私はお金目当てで関係者の皆殺しを企んだ殺人者の子どもであるという事実を背負うことになる。だから絵羽伯母さんは何も話せなかった。世間に責められ、私に責められ、秘密を守り続けた末に、心を病み、身体を病み、それでも何も話さずに死んでいった。どんなに辛かったでしょうね」
「それだけ会長はお嬢を大切にしてくれたって事ですぜ」
「そうね、悔やんでも悔やみきれないけど、生きているうちに絵羽伯母さんと解りあいたかったわ」
252オプス>>249
>でもあれをすべて書いた都合のいい偽書があって拾ってました!ってのはもう完全に推理作品としては終わっている。”どの作者を想定しても知り得ないことが書いてある”ってのはまさに最大の論点でここでもさんざやったでしょう。それをぶん投げてしまった

幾子=ヤスが見破られそうになってたので、慌てて幾子が真相の偽書を拾ってましたという偽装情報を追加で出してきた。
そういう風に読み解くこともできます。
追加描写を疑いもせずに鵜呑みにしたのに、納得いかないと文句だけ言ってぶん投げてしまっているのは貴方自身なのでは?
253タチバナ>>246さんには悪いけど、全く持ってケーナさんの言う通りという気しかしないです。

漫画版EP8に描かれていることのほとんどはちゃんと考えていたなら分かるはずのことで、
一部には「そりゃ分からないだろ」というようなこと(EP1夏妃の銃が空砲だったこと、幾子が「Confession」を拾っていたこと、理御の多肢症など)もあるけど、
それは掲示された謎の解決とは関わりのない情報であるとしか思えません。

多分前にも書き込んでた人なんじゃないかと思うんだけど、もう少し具体的な話をしてもらえないでしょうか?
正直、「なんとなく裏切られたような気がする」という印象だけで語ってるように見えます。
254ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第149回) 

「この会長と霧江さんのやり取りは…」 
「ええ、絵羽伯母さんの日記に書いてあったこと」
「お嬢、霧江さんはこんなことを言っていますが…」
「解っているわ。私は6歳までずっとお母さんと一緒に生きてきた。自分が本当は愛されていなかったのなら、すぐに伝わるわよ。確かにお母さんにとって優先順位の1位はお父さんだった。お父さんの為に必要なら、私を切り捨てることだってしたはず。でも、お父さんの次に私を愛してくれていた。だから絵羽伯母さんにした話は、自分が敗北して私が絵羽伯母さんに引き取られることになった時のための保険。もしくは、お父さんが死んでしまったことで、もう生きる気力を失っていたのかも」
「それなら良いんですが…。ところで戦人さんはどこに行ったんで? 礼拝堂に向かったワケですから、霧江さんがゲストハウスに行った時はもういなかったはずですよね」
「それは次のEPに持ち越しよ」 
「?」
「ところで、ゲームマスターがいない理由は解る?」
「これが現実にあったことだからですよね?」
「違うわ。これは現実の光景ではない、あくまでゲームよ。クレルの存在がヒントね」
「クレルは死体なんですよね。だからゲームマスターのワケがない」 
「そうね、クレルはゲームマスターではない、ベルンカステルも嘘をついているわけではなく、本当にゲームマスターではない。そして、現実の出来事でもない。ということは?」 
「ゲームマスターの干渉なしに駒がAIで行動したゲームって事ですかい」
255ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第150回

「正解よ。ベルンカステルはただゲーム盤を広げ、そこに駒を配置しただけ。駒は本人がその場にいるのと同じ行動をする。だから、現実に起こったこととほぼ同じことがゲーム盤でも起こる」 
「ほぼ同じというのは?」 
「さっき、後で説明するって言ったでしょう。ゲーム盤の駒だからみんなは魔女が紗音であることに気がつかない。そして、戦人お兄ちゃんは紗音との約束を覚えていない。だって、ゲーム盤の戦人お兄ちゃんの駒は“紗音との約束を忘れた戦人”という設定だから」 
「随分解りにくい話ですが、どうしてそんな内容にしたんですか?」 
「直接的に六軒島であったことを書くわけにはいかなかったからよ。もっとも、ここまで深読み出来るプレイヤーがどれだけいるのか解らないけどね」
「また肉塊ですか…。前もそうでしたよね、これにはどういう意味が?」 
「だって200mのビルから飛び降りたら当然そうなるでしょう? 今から思えば、私の運命には2つの分岐点があったと思うの。その1つが、絵羽伯母さんが亡くなった後にビルから飛び降りたこと。私はあの時、転落防止ネットを何層も突き抜けた末、横断幕に何度も受け止められ、無傷で地上に降り立った。でもね、あんなことをもう一度やって、同じ結果になると思う? いいえ、なるわけがない。間違いなく地面に叩き付けられ、肉塊と化すわね。むしろ今、こうして生きていることの方が奇跡だわ。だから私が肉塊になって死ぬというのは、ある意味、当然の結末。本当なら、こうなるはずだったのよ」
「言われてみればそうですね。よくもまあ、あんなことをして助かったものです。ちなみにもう1つの分岐点というのは?」
「六軒島で殺されなかったことよ」
256ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第151回)

「でも、俺はもともとお嬢を殺す気なんて…」
「私はあの六軒島への旅を通じて、様々なことを学んだわ。その中にはあんたが旅の中で私に話してくれたことも含まれる。もし、あんたの話を聞いていなかったら、私はあの時、心変わりすることなく、右代宮グループの株を売り払う、って答えたかもしれない。すると当然、右代宮グループから命を狙われることになったわよね。そんな事態になったら、たとえあんたが守ろうとしてくれたって、おそらく死ぬことになったでしょう。そもそも、小此木さんがつけてくれた護衛があんたじゃなかったらどうなっていたと思う? その人は私に日記を見せることもなく、須磨寺の連中と一緒に始末したかもしれない。だから、私があの旅の果てにこうして生きていられるっていうのも、やっぱり奇跡なのよ」
「まぁ、確かに。あの時は“何とかなるかもしれない”みたいなことを言ったと思いますけど、実際のところ、俺一人ならまだしも、お嬢を連れて右代宮グループの追手から逃げ切るのはかなり厳しかったでしょうぜ。それこそよっぽど運が良くない限り…」
「もし、平行世界というものがあったとしたら、ほとんどの場合で私は2つの分岐点のどちらかで死んでいたでしょう。ところが2つの奇跡が重なって、私は今、こうして生きていられる。その不思議さを物語の中に入れたかったの」
「確かに、もはや奇跡を通り越して、何らかの意思が介在しているとしか思えないような話ですね。もしかすると、亡くなったみなさんの想いがお嬢を救ったのかもしれません」
「あら、案外ロマンチックなことを言うのね」
257otoma済みません。卒業宣言をしましたが、金字の考察が出来たのでもう一度だけ書き込みます。

最近になって漫画うみねこのEP8を読みました。
<金)俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ…ッ>を見て、金字とは攻撃力のある言葉ではないのか。と思いました。
言葉の内容に関係なく、金字の持つ攻撃力で相手を無理やり屈服させる感じがしたのです。
そう思うとEP5の<金)この死体が右代宮金蔵の死体であると保証する…!!>でドラノールが吹っ飛んだのにも納得出来ます。
でも、EP6の<金)そなたが魔法にて、伏せたカップの中に黄金の花びらを生み出した。見事な魔法であったぞ。>では妹ベアトは吹っ飛びませんでした。
(あの後、場面が切り替わりましたが多分、吹っ飛んでないはずです。)
>「…………………。……えぇ。……黄金の真実、有効よ。黄金の真実は、……この世界の領主、……いえ、……ゲームマスターにしか使えないッ!!」(EP5・ラムダデルタ)
しかし、姉ベアトも金字を使えていますが、攻撃力は無い。
そして、ゲームマスター戦人が使う金字には攻撃力がある。
もしかすると攻撃力の無い金字は無価値で、攻撃力のある金字はゲームマスターにしか使えないのでは。と思いました。
なぜゲームマスターが使うと金字に攻撃力が付くのでしょうか?
ゲームマスターは絶対の権力者だから金字に攻撃力が付くのだと思います。
だから滅多に使えないし、使い処を間違えると支持率が低下します。
だとすると金字とはどんな言葉なのでしょうか?
青字によく似た特別な青字、少しレベルアップした青字だと思います。
言葉で表現するのは難しいけど、自分勝手な思い込み、自分に都合の良い解釈、自分だけの真実、強い願望、みたいなものが金字ではないかと思うのです。
だから誰にでも使えるけど他人には意味の無い言葉。
しかし、ゲームマスターが使うとそこに強制力が生じて、攻撃力として相手に伝わるのではないかと思うのです。
使い方の例としては

<青)俺は、右代宮明日夢から生まれた。>(戦人)
<赤)そなたは、右代宮明日夢の息子ではない。>(ベアトリーチェ)
<金)俺は、右代宮明日夢から生まれたッ>(戦人)

この時の戦人が普通の戦人なら金字を使ってもベアトリーチェは吹っ飛びませんが、ゲームマスター戦人なら吹っ飛ばす事が出来ると思います。

では一般の人が金字を使った場合、赤字を超える事は出来ないのでしょうか?
嘘も方便、本音と建て前、と言う言葉もあるので真実だけが正しいとは限りません。
優しい嘘である金字なら残酷な赤字を攻撃力無しで超える事が出来ると思います。

以上です。
殆ど想像であり、自分の中の黄金の真実です。
なぜこんな考察を書き込んだかと言えば、今、漫画うみねこEP8の雑誌の方では包み隠さず一なる真実を公開している様です。
ケーナさんのアップしてくれた画像を見る限りでは自分の説は間違っている印象を受けました。
漫画うみねこEP8を受け入れて推理を修正するか、無視して自説を押し通すかで悩んでいた時に、金字とはこの様な意味ではないかと思ったのです。
我々考察者だって自由に青字や金字を使う事が出来る。
竜騎士先生はやむを得ない事情により一なる真実を公開しましたが、それをを受け入れる事が出来ない考察者はどうか自分の中の黄金の真実でそれを乗り越えて下さい。
ロジックエラーさえ無ければ誰が何と言おうともそれは一なる真実より優れた黄金の真実なのですから。
と言う意味で金字を出して来たのではと思ったからです。
258ケーナotomaさん >>257 

おそらくコミックEP8には“後付けの真実”が含まれます 
本編を書いていた時はそこまで考えていなかったけれども 
解答編を書くにあたって考える必要が出来た為 
解釈した こんなところではないかと思います 

連載が終わったら 
ツッコミの考察を1つ書こうと思っていますが 
取りあえず現状は材料集めです 

今なら僕の他の考察者に対する 
歯がゆさが理解してもらえるのではないでしょうか? 

基本的に現在のコミックEP8で明かされている真実は 
僕が以前から主張してきた内容通りです 
でも 誰もそれを認めようとしなかった 
どんなに説明しても理解されなかった 

僕は一介の考察者ですから 
理解されなくても構わないのですが 
(「あいつらは馬鹿だから理解出来ないんだ」と思っていれば良い)
これは竜騎士07さんにとっては 
どうだったのでしょう? 

僭越ですけど 
せめて僕という理解者がいたことは 
竜騎士07さんにとって 
救いであったろうと思います
259ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第152回)

「この理御が“如何なる奇跡も許されない絶対の運命で、逃れ得ぬ袋小路に、運命の牢獄に囚われている”というのはどういう意味があるんで?」 
「それについても次のEPに持ち越しよ」 
「この“クレルのハラワタ”はどう解釈すれば?」 
「そこはむしろ、私があんたに訊きたいわ。あんたならどう解釈する?」
「うーん、確か金蔵さんの過去の話は“観劇者権限”によって見たものでしたよね。どうも、この力は触れた相手の体験したことをその場にいるかの如く見ることが出来る力のようでした。だから、嘘はないと思います。そして九羽鳥庵のベアトリーチェは金蔵さんのことを呼び捨てにしていました。最後の話は紗音が言いたくても言えなくて、心の中にしまっていたこと。だから前の2つも紗音が源治さんや熊沢さんに聞かされた話を信じないで、“実際はこんなことがあったんじゃないか”って思っていた内容、ってことでどうですか?」 
「素晴らしいわ、模範解答ってところね。紗音は聞かされた話を鵜呑みにはしなかったみたい。だって、紗音にとってお祖父ちゃんは、得体のしれない不気味な主人にしか過ぎなかったし、九羽鳥庵のベアトリーチェに酷いことをしたのも事実で、その結果、紗音の人生は大きく歪んでしまったのだから…。というか、そこまで解るのなら訊く必要ないんじゃないの?」
「いえいえ、やっぱりお嬢の口から正解を聞かされないと、確信が持てませんからね。ところで、最後の下りは次のEPへの繋ぎ、といったところですか?」
「ええ、次のEP8が最後の物語。そして、私が私自身の為に紡ぐ物語よ」
「ということは、ハッピーエンドが期待出来そうですね」
260ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第153回)

「ええ、任せて頂戴。ベルンカステルは“ハッピーエンドは与えない”と宣言したけど、私も赤字で宣言するわ。“この物語にハッピーエンドを与える”ってね。ところで、天草。これからはあんたのことを“十三”と呼んでも良いかしら」
「突然、どうしたんですか?」
「実はもう、EP8の執筆に取り掛かっているんだけど、ちょっとね…」
「何か、こっ恥ずかしいですが、かまいませんぜ。それじゃ、俺はお嬢のことを“ゆかり”と呼ぶようにしますか?」
「あんたはそのままで良いわ。私ね、好きなの。あんたに“お嬢”って呼ばれるの。何か大切にされてるって気がするし、私のことをこう呼ぶのはこの世であんただけ、それが嬉しいのよ。…どうしても、って言うなら“マイハニー”ね」
「……解りましたぜ、マイハニー。今後ともよろしくお願いします」
「ええ、ダーリン。こちらこそ」
「…………」
「…………」
「…やっぱり、やめときますか」
「…そうね、ハードルが高すぎるわ」

※今回は現在連載中のコミックEP8と内容が被ってしまった為、ちょっと困りました。この物語はあくまで原作準拠なので、原作にはなかった情報が開示されると、いろいろ不都合が生じるのです。これは次のEP8でも同様の状況になると思いますが、基本的な方針としては原作準拠を守りつつも、取り入れられる部分は柔軟に取り入れる、ということで行きます。個人的には多指症の話はNGだと思います。じゃあ、あの事故がなければ金蔵は紗音が理御であることに死ぬまで気が付かなかったのか? 高校生の中に小学生が交じって働いていても何の疑問も持たなかったのか? あんまりな話です。
261ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第154回)

■2010年 12月31日 未来庵 Episode8 「Twilight of the golden witch」
「お嬢、そろそろ出してもらえますか?」
「あら、何の話?」
「出来てるんでしょ? 『うみねこのなく頃に』のEP8が」
「…ああ、そうだったわね。すっかり忘れてたわ」
「いえいえ、朝から、そわそわしながら出すタイミングを見計らっているのが見え見えでしたぜ。むしろこっちが堪えられなくなっちまいました」
「気づいてたんなら、もっと早く言いなさいよ。朝から何も手につかなかったんだから…。ほら、これよ」
「せっかくですから、午後のティータイムを楽しみながらにしましょうぜ。紅茶を淹れてきます」
「それは私がやっとくから十三。あんたは先に始めていなさい」 
「へいへい」

「おまたせ」
「ありがとうございます。…ところでお嬢、早速ですがこの鍵は会長の日記の鍵ですよね? 日記に付ける鍵なんてそんな大きなものではないから、首にかけたらそれほど重くない。つまり、大きな鍵なのは幻想修飾されているワケだ」
「…ああ、そうか。絵羽伯母さんが鍵付きの日記を持っていたって話はあんたから聞いたんだっけ」
「ええ、俺が小此木社長から預かって六軒島でお嬢に渡したのとは別の日記です。そう言えばあの日記はどこに行ったんでしょうね?」
「あの話を聞いてから、もう一度絵羽伯母さんの遺品を確認してみたけど、やっぱりそんなものはなかったわよ」
「うーん、体が自由になるうちに処分してしまったんでしょうか?」
「一応、このEPの中では私なりに答を出したつもりだから、楽しみにしておいて」
262ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第155回)

「ということはこのEP8に登場する、と?」
「まあね」
「この戦人さんはEP6の戦人さんと同一人物、という解釈で良いんですか?」
「ええ、EP6において戦人お兄ちゃんは黄金郷でベアトリーチェと結ばれた。そして、今度はその黄金郷に私を招いてくれた、ってこと」

「舞台はやっぱり1986年の六軒島なんですね」
「そりゃそうよ。これにはゲーム盤が1986年の10月4日と5日の六軒島を切り取ったものだから、ってこともあるけど、何と言っても、私自身が行きたかったよ。あの日の六軒島に」
「作者がお嬢だから、もはや何でもありってことですか」
「その辺りは最後なんだから大目に見て頂戴」
「金蔵さんが出てくるのも…」
「このEPで語られる物語は“私が1986年の親族会議に参加出来ていたら”という“if”の世界ですらない。だって、お祖父ちゃんはこの時にはもう亡くなっていたんだから。そして、このEPで描かれるみんなの人物像は“私にとっての理想的なその人”。だから、現実のみんなとは違うはず」
「とは言っても、実際にこんな感じだった可能性もあり得るわけですぜ。右代宮家の皆さんが一族だけの時にどんな顔を見せたのか、知る者はもう、誰もいないんですから」
「そうね、全ては猫箱の中。私たちには知りようのないことだわ」
263ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第156回)

「このお嬢が駒から離れるのは?」
「よく考えてみたら、きちんと説明していなかったことに気が付いたの。だから、プレイヤーがいない時、駒はAIで動くっていうのを説明するために入れたわ」
「つまり、プレイヤーである18歳のお嬢が離れたことで、このお嬢の駒は戦人さんが作った駒、つまりAIで動く6歳の駒に戻った、ってことですね」
「そういうこと」
「このベアトリーチェもEP6のベアトリーチェ、つまり雛ベアトということで良いんですよね? 口調が雛ベアトのものとは違いますが…」
「戦人お兄ちゃんの好みに合わせているのかもしれないし、あるいは2人きりの時は元の口調かもしれないわね。少なくともこのEPでは“黄金の魔女”として振る舞っているのよ」

「お嬢、、ベアトリーチェがお嬢に見せたのは左手、そして飴玉が現れたのは右手。こんなの手品にすらなっていないじゃないですか」
「それが魔法であるか否かは、その人間が信じるかどうかで決まる。どんなに子ども騙しであろうと、信じる者にとってそれは魔法だわ」
「この黄金の返還の話は…」
「もちろん、私の創作だけど、もし、お祖父ちゃんが紗音が黄金を発見した時に亡くなっていなければ、EP7で描いたベアトリーチェの葬儀も、黄金の返還も、実際に為されたかもしれない」
「そう言えば、魔女の碑文の最後にありましたよね。“魔女を永遠の眠りにつかせよう”でしたっけ。金蔵さんは紗音が碑文の謎を解いたら、黄金を紗音に返して、正式に弔うことが出来なかった、2人のベアトリーチェの葬儀を執り行う気だった、ってのはどうですか?」
264ケーナ
「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第157回)

「そう考えることも出来るわね」
「あれ、いつの間にかお嬢が駒じゃなくなってますね」
「あくまで駒のコントロールをAIに任せているだけだから、ゲーム盤での出来事を眺めてはいるのよ。だから、こうして駒に宿って話すことも出来るわけ」
「この『Land』ってのは何のことで?」 
「EP1と2は紗音が流したメッセージボトル。3~6は伊藤幾九郎〇五七六が書いた偽書をゲーム盤のシナリオに採用しているわけだけど、私がオリジナルのシナリオでEPを書くとしたらどんなものを書くか、考えてみたことがあるのよ。それで思いついたのが、探偵不在の上、語り手である戦人お兄ちゃんも含めた全員が共犯者のEP。それが『Land of the golden witch』。もっとも、設定を考えただけだけど」
「お嬢らしさに溢れた、極悪非道な設定ですね。ところで、紗音はそもそも何の為にメッセージボトルを流したんでしょう? 見つかったのは2つだけでしたが、本当はもっとあったんじゃないですか?」
「紗音の日記によると、紗音が用意したメッセージボトルは4つ。それぞれ共犯者は、蔵臼伯父さんと夏妃伯母さん、絵羽伯母さんと秀吉伯父さん、桜座叔母さん、それにうちのお父さんとお母さんだったらしいわ」
「つまり、その4つのうちの2つが実際に発見されたってことですか」
265ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第158回)

「そういうことになるわね。そして、紗音がメッセージボトルを流したのは“猫箱の語り部”を生み出す為よ」
「猫箱の語り部? 何ですかそれは?」
「爆発によって全ての証拠が失われた六軒島は猫箱となる。でも、それが黄金郷に昇華されるには、猫箱の中身を想像して物語にする人間が必要だと紗音は考えたみたいね。何が起こったか全く解らない六軒島爆発事故。でも、その真相を記したと思われるメッセージボトルが複数見つかる。しかも、その中身はそれぞれ違う。すると世間の関心は“どれが真相なのか?”“もっと他にもメッセージボトルがあるんじゃないか?”という方向に進む。やがて、自分なりに真相を考え、新たにメッセージボトルが見つかった、という触れ込みで自分の考えた真相を発表するものが出てくる。それが広がることで無限の真相が生み出され、その中には紗音と戦人お兄ちゃんが、紗音と譲治お兄ちゃんが、嘉音と朱志香お姉ちゃんが、それぞれ結ばれる世界が描かれる。それこそが紗音が望んだ黄金郷なのよ」
「それって、偽書のことですよね。つまり、紗音は後世の人間が偽書を書くきっかけを作る為、メッセージボトルを流したワケですか」
「ええ、ところが絵羽伯母さんという生存者が出たことで、紗音の目論見は外れてしまった。何があったのか沈黙したまま、莫大な遺産を手にし、強引な手口で右代宮グループを大きくした絵羽伯母さんに世間の非難は集中。偽書も絵羽伯母さんの犯罪を暴く内容や、右代宮家のみんなを貶めるものが大半になってしまったわ」
266ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第159回)

「命を懸けた願いすら叶えられないなんて、紗音はどうしようもなく報われない運命ですね」
「でもね、まだこれは終わった話じゃないわ。この『うみねこのなく頃に』という作品を通して、六軒島爆発事故の真相に至り、紗音の想いを汲み取る人が出てくるかもしれない。そして、そんな人たちが偽書を書くようになれば、紗音が思い描いていた未来が実現するるのよ。ちょっと遅くなってしまったけどね」

「それにしても、このEPの中のお嬢と、今のお嬢ではまるっきり別人ですね。特に会長に対する考え方は180度逆じゃないですか?」
「あの時、六軒島であんたから日記を渡されるまで、私はこのEPで描かれている通りのことを考えていた。だから、このEPの中の私も、間違いなく私の一部よ。この延長線上に今の私がいるの」
「人ってのは変わる、いや、変われるものなんですね。俺もあやかりたいものです」
「何、言ってるのよ十三。あんただって以前とはもう別人よ。自分じゃ気が付いていないかもしれないけれど、ずっとそばにいてあんたを見てきた私が言うんだから間違いないわ」
「そういうものですかね。この少年兵の話は?」
「忘れちゃったの? あんたがあの時、してくれた話じゃない。聞いた時は“ウザい奴”って思ったけど、その話を聞いたからこそ、今の私があるのかもしれない」
「それなら、話した甲斐があったってもんです」
「話した本人は覚えてなかったけどね」
267ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第160回)

「この黄金の返還式の場面は泣けてきますね」
「現実の六軒島で何があったか知っている私にとって、これは単なる創作。でもね、物語の中でくらい、こんな幸せな世界があったって良いんじゃないかしら」
「俺はこの場面、凄く気に入りました。たとえ真実でなかったとしても、みなさんが幸せな世界があるなら、歓迎ですぜ」
「物語の中で現実とは違う出来事を描く。私はこれって、単なる現実逃避とは違うと思うの。辛い現実から目を背け、自分にとって都合の良い幻想に浸っているのは事実よ。でもね、そうすることで、また現実世界と向き合う気力を補充出来るなら、充分に価値があると思わない? 人の心には安らぎが必要なのよ」
「なるほど、ところでこのアーモンドの話はどう解釈すれば良いんで?」
「あんたはどう思うの?」
「2つの可能性がありえると思うんですよね。1つは“全てのケーキにアーモンドが入っていた”。つまりこれはお嬢を勝たせる為の出来レースだったってことでさぁ。お嬢以外はみんなカラクリを知っていたから、会長以外の人はアーモンドが入っていても名乗り出ずにそのまま食べてしまったんでしょう。もう1つは単なる手違いでアーモンドを間違って2つ入れてしまった」
「どっちが正解だと思う?」
「それが難しいんですよ。郷田の反応を見る限りでは、郷田はアーモンドを1つしか入れていないような印象です。一方で、誤って2つも入れてしまうようなドジも考え難いですし…」
268ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第161回)

「アーモンドを入れたのが郷田さんとは限らないわよ。手伝いをしていた紗音が入れたのかもしれないし…。でもね、タネをあかしてしまうと、実は考えていないの」
「考えていない?」
「ええ、作者である私が決めたことが、この物語の中では真実になる。なら逆に、私が決めなければ真実は定まらない。“神はサイコロを振らない”って言葉があるけど、神にあらゆることが出来るのなら、サイコロを振る自由だってあるんじゃないかしら」
「全てを知るはずの神が、意図的に猫箱を作るわけですか。確かにそういうのがあっても良いかもしれませんね。ところでこの問題、クイズの本をやたら集めて何をしているのかと思えば…。しかも、出てくるの全部、お嬢が解らなかった奴じゃないですか」
「だって、悔しいじゃない。あんな子ども向けのクイズの答えが解らないなんて。だから同じ思いをプレイヤーにも味わって欲しいと思って…」
「お嬢らしい話で。ちなみにこれ、間違えた場合は違う内容になるんですか?」
「ええ、1つの問題で2つの内容があるから、出来たら両方見てほしいわね」
「じゃあ一旦、セーブしておきますか。…なるほど、間違えた場合はモンティ・ホール問題の解説も入っている、と。でも、どうも解りづらいですね。お嬢、ちゃんと解って書いてます? これ」
269ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第162回)

「失礼ね、本の解答に書いてあった説明通りなんだから間違いないわよ」
「俺だったら、こう説明しますぜ。箱は3つだから、メダルが赤に入っている場合、青に入っている場合、緑に入っている場合、3通り考えられるわけです。赤を開けたときにメダルが手に入るのは、赤に入っている場合の、1通りだけ、これは確率的には約33%。でも、青を開けたときは、青に入っている場合と、緑に入っている場合の2通りでメダルが手に入ります。これは約66%の確率です。だから確率が倍になるわけだ。もし箱が100個あったなら、赤を開けたときにメダルを手に入れられるのは、赤に入っている場合の1通りだけ、つまり1%。ところが、青を開けたときは、残りの99通り、つまり99%でメダルが手に入る、ってね」
「確かにそっちの方が解りやすいかも…。十三、あんたって教えるのもうまいのね」
「学年1位は伊達じゃないってことですぜ。他人に解るように説明出来ないうちは、本当に解ったとは言えないんじゃねえですか」
「なんか腹立たしいけど、正論ね」
「例えばお嬢、円の面積を求める公式は覚えておいでで?」
「馬鹿にしてるの? 半径×半径×3.14でしょ」
「じゃあ、この公式が一体何をしているのかは解りますか? そもそも、この3.14ってのは何ですか?」
「円周率…よね?」
270ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第163回)

「その円周率とは何なのか、って話です」
「…さあ」
「自己流の解釈ですが、俺はこんな風に考えています。半径×半径ってのは、正方形の面積を求める公式です。それに3.14をかける、つまりこれは半径×半径の大きさの正方形3個+0.14個分の大きさが円の面積だってことを表している、ってね」
「……ごめんなさい、よく解らないわ」
「じゃあ、具体的な数字を出して考えてみますか。半径5㎝の円の面積は5×5×3.14=78.5㎠です。そして、一辺が5㎝の正方形の面積は5×5=25㎠。これが3個だと25×3=75㎠。それに0.14個分の25×0.14=3.5㎠を足すと78.5㎠です。つまり半径5㎝の円の面積は、一辺が5㎝の正方形の3.14個分の大きさだってことになります」
「ということは3.14っていうのは比率だって言うの?」
「はい、半径5㎝の円の面積は、一辺が5㎝の正方形の3.14倍の大きさってことです。俺は専門家じゃありませんから、この解釈があっているか知りませんが、俺にとってはそう考えると解りやすいし、他人にも説明しやすい、って話です。回りくどくなっちまいましたが、こういうのが“本当の解る”ってことじゃねえかと思います」
271ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第164回)

「あんた、教師になった方が良かったんじゃない? ああ、でも駄目ね。そうなってたら、今、私の傍にあんたはいなかったでしょうから…」
「そいつは解りませんぜ、お嬢の通っていた学校に教師として採用されていたかもしれませんし」
「だって、聖ルチーア学園は女子高で、間違いがないように教師も女性しかいないもの」
「じゃあ、公園のベンチで赤点の答案用紙を眺めながら嘆息しているお嬢。突然の風が、お嬢の手から答案用紙をもぎ取り、歩いていた俺の足元に。答案用紙を拾った俺が、その点数を見て、お嬢にちょっとしたアドバイスをする。それが縁で関係が深まり…、なんてシチュエーションは? 人生、何があるか解りませんぜ。運命ってのはそんなもんじゃないですか? おっと、脱線してしまいました、ゲームに戻りましょう」
「そうね、十三先生」
「先生はそっちでしょうが、“寿ゆかり先生”。あれ、戦人さんたちはウィルや理御のことを知らないんですね」
「そりゃそうよ。EP7での出来事は、ベルンカステルが勝手にゲーム盤を持ち出して行ったものなんだから」
「そういえば、そういう話でしたっけ。この2人は今、どうしているんで?」
「さあ、ラムダデルタの領地で2人仲良く暮らしているんじゃないかしら。時々、ウィルがお尻をつねられながら」
「その辺りはあまり詰めて考えていない、と。ちなみにこの“ベルンのゲーム”とはどういうものなんで?」
272ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第165回)

「“ベアトのゲーム”はベアトリーチェが作ったものだから、その世界のルールもベアトリーチェが決めたものになるわ。そして、“ベルンのゲーム”は同じようにベルンカステルが独自にルールを定めたもので“ベアトのゲーム”とは違うルールが適用される」
「そのルールを読み解くのもゲームのうちってことですか?」
「いいえ、それは後でベルンカステルが説明してくれるわ」
「ちなみにこの、お嬢の駒が見ている殺人事件の現場というのが…」
「ええ、戦人お兄ちゃんとベルンカステル、2人のゲームマスターがいるせいで、物語が交じってしまっているのね。縁寿の駒が見ているのが、まさにベルンがゲームの為に用意した殺人現場」
「これは覚えておいた方が良いんで?」
「もっと詳しく説明してくれるから大丈夫よ」
「これがルールですか。こんだけ縛りがあるなら楽勝じゃないですか?」
「そう思うのなら、自力で挑戦してみなさい」
「じゃあ、ちょっくらやってみますか。あれ、ベルンカステルはプレイヤーに向かって話しかけているんで?」
「それはちょっとしたお遊びよ、流して頂戴」
「まず、取っ掛かりは“犯人が死ぬことはない”ってルールですね。つまり、確実に死んでいる人間は犯人ではない。ってことは“犯人でない人物は、真実のみを語る”というルールがある以上、その発言は真実ってことになる。そして“殺された”と描写された南條先生、“無残な死体だった”と描写された朱志香さんは犯人ではない。だからその証言は信じられる。こんなところでどうですかい?」
「良い筋、行っているんじゃないかしら」
273ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第166回)

「あとはこの2人の発言から、犯人ではない人間を探していけば良いワケだ。あっ、と。ゲストハウスで南條先生が殺されたのに“ゲストハウス内で南條先生を殺すことは不可能”と発言した譲治さんは嘘をついていることになりますね。ってことは譲治さんは犯人、もしくは犯人の一員ってことか」
「……ごめんなさい、それは私のミスだわ。そこは犯人が特定出来る場面として描写したわけじゃないの」
「また、やらかしですか。じゃあこれは無視して…、犯人候補は絵羽さん、秀吉さん、譲治さんの一家。留弗夫さん、霧江さん、戦人さんの一家にまで絞り込めますね」
「桜座叔母さんと真里亞お姉ちゃんは?」
「マスターキーが使えない以上、犯人は犯行後、内側から鍵をかけて室内にいた、と考えられます。夏妃さんの部屋はその後封印されたことから、犯人はこの部屋に閉じ込められたワケです。その後は真里亞さんが犯行を引き継ぐことになりますが、朱志香さんの紫発言で真里亞さんには南條先生を殺せません。ですから、犯人候補は2組に絞り込まれるわけです」
「そこからは?」
「ここからの絞り込みが難しいんですよね。“犯人の定義とは、殺人者のことである。”がある以上、この2組の混合による共犯はあり得ません。だって被害者が足りませんから。だから、どっちかが犯人ってことになるんですが…あ、そうか。最低一人は殺している必要があるワケだから、譲治さんは犯人になれない。ちなみにこのゲームでも紗音と嘉音は同一人物ってことで良いんですよね?」
「ええ」
「なら、犯人は留弗夫さん、霧江さん、戦人さんの一家で決まりだ」
274ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第167回)

「…私が考えていた解法とは違うけど、正解よ。この留弗夫一家犯人説というのは、あの3人が帰ってこなかった以上、馬鹿げた話なんだけど、実は絵羽犯人説よりも真実に近いというのが皮肉なところね」
「だからといってお嬢が責められる筋合いではないですぜ。子どもが罪を犯したのなら、その親が責任を負う部分も出てくるでしょうが…」
「道義的な責任としてはそうなるわね。でも、私の両親が恐ろしいことを企てたのは事実で、結果的にその咎を絵羽伯母さんに押しつけることになってしまった。本当は“私の両親が犯人なんです”って名乗り出たい。でも、そんなことをしてしまったら、絵羽伯母さんが守ろうとした右代宮家の名誉を汚すことになるし、何より、私の為に絵羽伯母さんが背負った全てを無に帰すことになってしまう。だから私はこの物語を世に送り出すことしか出来ないのよ」
「お嬢はお強いですね、やっぱりとても俺では敵いませんぜ」
「どうかしら、あんたは他者としての視点で私を捉えているから、そんな風に思えるのかもしれないけれど、もし私と立場が入れ替わっていたら、私なんかより、もっと良い人生を送っていたかもしれないわ」
「…だと良いんですがね。何にせよ、今のお嬢はお強い。それは間違いないことで、同時に物足りなさを感じるところですね」
「あら、どうして?」
「男としてはもっと頼りにされたい、と思う部分があるワケでして…」
「何言ってるのよ、あんたがいなきゃ私なんてとっくに野垂れ死ぬか、ブクブクに太った肉の塊に成り果てていたわ。私がどれだけあんたの世話になって、どれだけあんたの気を引く為の努力をしたと思っているの? あんたがいたから今の私がいることを忘れないで」
275ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第168回)

「そういうもんですか。脱線しちまいましたね、そろそろゲームに戻ります。…ようやくヱリカが登場ですか、しかも今度は味方なんで?」
「そうね、味方といえば味方だし、敵といえば敵よ」
「真実の魔女である以上、真実を求める者の味方ってことですか。ってことは、戦人さんとは敵対する、と?」
「それは先を読んでのお楽しみよ」
「エヴァは?」
「エヴァはヱリカとはまた違った意味で縁寿の味方になるわ。このEPでは絵羽伯母さんもいるし、心強いわね」
「ああ、会長とエヴァは別々の存在なんですね。でも、どちらもお嬢の味方である、と。ところでフェザリーヌの“銘”が前より長くなった気がするんですが…」
「ちょっと設定を付け足したのよ。おかげで物語の整合性が少しおかしくなってしまったけど、こっちの方が面白いかと思って…」
「またそんな適当なことを…。なるほど、俺が知っている会長の日記はこういう形で消えて行ってしまった、と」
「実際には、あんたが前に言っていたように処分してしまった可能性もあるんだけどね」
「この、フェザリーヌの“《赤:右代宮絵羽の日記、“一なる真実の書”には、1986年10月4日から5日にかけての、六軒島の真実が記されている。》”という発言は?」
「私が持っている絵羽伯母さんの日記には、六軒島の真実が記されていたわ」
「それが“一なる真実の書”である、と」
「ええ、だからあんたが見たという、鍵付きの日記に何が書かれていたのかは解らないけど、一なる真実の書が実在し、六軒島の真実が書かれているのは赤字で断言出来る、ということね」
276ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第169回)

「この、“未来のカケラ”というのは偽書のことなんで?」
「偽書もそうだけど、そんな本格的なものだけじゃなくて、ネットの掲示板に誰かが書き込んだ“推理”や“考察”なんかも含まれるわ。誰かが猫箱の中を想像し、文字として出力されて共有されたもの全てが、この“未来のカケラ”になる」
「ってことは、とんでもない量になるんじゃ?」
「ええ、それこそ未来永劫生み出され続けるかも」
「そんな連中相手に勝ち目があるとは到底、思えないんですが…」
「さあ、どうなのかしらね」

「なるほど、この作品をミステリーだと認識する山羊に対して、幻想勢は無力。一方でミステリーだと認識していても、正解でなければ勝てないってワケですか。それにしてもこの連中は情けないですね。俺なら一人で幻想勢も天界の連中も蹴散らして見せますぜ」
「あんたなら、それも可能でしょうね。でも、そんな山羊はあんた以外、見たこともないわ」
「まあ、俺の場合はお嬢から色々ヒントを貰ってる、ってのが大きいんでしょうけどね。あれ、八城十八が持っている“一なる真実の書”ってのは何なんですか?」
「絵羽伯母さんがベッドの下に隠していたものよ」
「つまりアンダーグラウンドに流れた日記が巡り巡って、八城十八の元に辿り着いた、と」
「私はあんたの話を聞いて、引っかかったことがあったのよ。あんたは八城十八の日記は白紙だったと言った。でも、それはつまり、中を見てみるまで、あんたにはそれが本物なのか偽物なのか、解らなかったってことよね?」
「はい。でも、それが何か?」
277ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第170回)
「私は、週刊誌なんかに取り上げられた六軒島爆発事故関連の情報をほぼ、網羅しているわ。そして、その中に絵羽伯母さんが鍵付きの日記を持っていた、なんて情報はなかったのよ。ところが八城十八が用意した偽物の日記は鍵付き、しかも実際に実物を見ているあんたが見ても、違和感を持たなかったほどの出来映えだった。これは何を意味しているのかしら?」
「つまり、俺が見た会長の日記は八城十八の元にある、と?」
「そう考えれば、いろいろ説明がつくこともあるんじゃなくて?」
「…言われてみれば確かに。会長の日記の公開騒動の時も、八城十八は日記を読んでいたからあれほどの偽書を書けたんだ、なんて話してましたっけ。あれ、この女性は八城十八じゃないんですか?」
「そこはノーコメントにさせて頂戴」

「ゲーム盤のお嬢はあまりミステリーに詳しくないんですね」
「縁寿があんまり優秀だと、いろいろまずいのよ。だから、そういう設定にしたわ」
「このベアトリーチェとお嬢のやり取り、そして戦人さんとヱリカのやり取りは、今のお嬢とまるっきり反対ですぜ」
「魔法の力の源は“信じる心”よ。猜疑心に凝り固まった人間に、魔法の力は宿らないし、届かない。あの、六軒島への旅は、私が魔法を手にするための通過儀礼だった。もし、あの旅を経ないで絵羽伯母さんの日記を手にしていたら、きっと今、私はここにいないわね」
278ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第171回)

「確かにそうかもしれません。ところで、このラムダデルタはどういう状況なんで?」
「ゲーム盤の駒はプレイヤーがいなくてもAIで自律行動する。でも、ラムダデルタにはAIが用意されていない、だって駒じゃないから。だからプレイヤーが抜けるとキャラクターは動かなくなってしまう。例えるなら、テレビゲームで遊んでいる時にプレイヤーがコントローラーを置きっぱなしにして、どこかに行ってしまったみたいな感じかしら。プレイヤーと駒の関係を補足説明する為に入れてみたの」
「ちなみにこの時、ラムダデルタは駒の操作を放り出して何をしているんですか?」
「さあ、長丁場に備えて夜食を食べに行ったのかもしれないし、あるいはトイレ休憩かもね」
「きちんと詰めていない、と。…このお嬢の転落死がさっきの話ですよね。もし、あの時屋上でお嬢が会長の日記を見せられたとしても、きっとお嬢は飛び降りるのをやめなかった。むしろ飛び降りるのを後押ししたはずだ」
「ええ、間違いないわ」
※この続きの内容は以前“特別編”として5回連載した分になります。結局、コミックの連載が追いつかなかったので、そのまま使おうと思います。本当はせめて4/22まで待ちたかったのですが…。同じ内容を再掲するのも芸がないので飛ばしますが、簡単に説明しておきますと、何故,六軒島で死んだはずの戦人が生きているのか、縁寿が解釈する内容となります。
279ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第172回)

「こうしてミステリー作家、八城十八が誕生した、と。何かこの、八城幾子と十八の関係は、お嬢と俺みたいですね」
「そうね、幾子には十八がいて、私にはあんた、十三がいる。生き別れになった兄と妹が、それぞれ伴侶を得て、同じ作家の道を歩んでいる。とても素敵なことじゃないかしら」
「ちょっと気になるのが、八城幾子がフェザリーヌと同じ顔をしているところですね。これは現実世界での出来事なんですよね? それならこいつは、どう解釈すれば?」
「戦人お兄ちゃんが生きていて、それでも私の前に帰ってこれないのなら、誰か匿っている人間がいる。そこまでは元から考えていたのよ。そして竜騎士07からフェザリーヌのキャラクターデザインが送られてきた時にピンと来たの、これだ!って。だから急遽、フェザリーヌを八城幾子にした。フェザリーヌは元々『ひぐらしのなく頃に』から持ってきたキャラクターだったから、いろいろおかしなことになってしまったけれど、そのあたりの説明は彼女の能力なら、何とでもなるから、まぁ、良いかなって感じかしら」
「“観劇と戯曲と傍観の魔女”でしたっけ?」
「ええ、これから出てくるけど、フェザリーヌの力は神様と同様なのよ」
「魔女は元は人間、って設定でしたよね。となると、フェザリーヌが人間だった時の姿が八城幾子ってことですか?」
「そうね、もしかすると幾子が十八を拾わなかったカケラがあったのかも。そのカケラの幾子は生涯孤独のまま、年老い、そして死んでいった。その無念が虚無の海で魔女化したのがフェザリーヌ、ってところかしら」
280ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第173回)

「この会長とお嬢が和解する場面も凄く良いですね」
「私は結局、六軒島爆発事故が起きてから、最初から最後まで絵羽伯母さんを憎み続けていた。あの人を“お母さん”と呼ぼうと思ったことなんて、一瞬たりともなかった。だからお話の中でだけでも、そう呼びたかったの。私が六軒島で絵羽伯母さんの日記を読んで、お父さんとお母さんが六軒島で企んだことを知っても、それでも生き続ける強さを持てたのは、同時に絵羽伯母さんの想いを受け取ることが出来たから。どれほどあの人が私のことを大切にしてくれていたかを理解出来たから。愛情とは無縁だと思っていた私の人生が、本当はどれだけ深い愛に包まれていたのか、気づかせてもらったからなのよ」
「……皮肉なものですね。信じていた両親の真実の姿を知ることで絶望したお嬢が、憎み続けていた会長の想いで立ち直れた、というのは」
「でもね、今の私には、お母さんの気持ちも解るのよ。何よりも大切なお父さんを守る為なら、どんなことも躊躇わない。ただ、それだけだったんでしょうから。私だって、それは同じよ」
「じゃあ、もし、俺とお嬢が留弗夫さんと霧江さんと入れ替わったら、お嬢も同じ選択をする、と?」
「私に銃は扱えないから、同じことは出来ないでしょうけど、それでもあんたを守る為なら、何だってするわ」
「その点は心配御無用ですぜ。俺なら誰も傷つけず、六軒島を制圧出来たでしょうから」
「絵羽伯母さんと小此木さんに取り押さえられたのに?」
「正直、あの時は見つかった時点でゲームオーバー気分だったんですよね。いろいろ世話になってきた会長や小此木の旦那を傷つけてまで、逃げ延びようとは思わなかったんです」
「その甘さが、あんたの命取りね」
「確かにそうなんですが、こればかりは性分なんで仕方がありませんぜ」
「まあ、私はあんたのそんなところが好きなんだけど」
「……」
281ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第174回)

「その場面、入館証がどうして2つあるか解る?」
「えーっと、お嬢はベルンカステルから入館証を貰ったんでしたよね。で、他に貰ってそうな人物と言えばヱリカとエヴァ。どちらかと言えばエヴァの方が可能性が高いですね。あっ、そう言えばエヴァはベルンカステルにお嬢の死体の始末を頼まれてましたっけ。あの時にこっそりお嬢に渡していたんじゃないですか?」
「流石ね」
「ところで、この図書の都にある“一なる真実の書”はどういうものになるんですか?」
「私が持っている絵羽伯母さんの日記と同じものよ」
「では、日記は2つある、と?」
「厳密に言えば、図書の都にある“一なる真実の書”は私が持っているもののレプリカみたいなものね。ベアトリーチェが現実世界にあるオリジナルを概念化し、虚無の海に持ち込んだものがそれになるわ。だから、材質や文字は虚無の海のものになっている。だからこれはもう“絵羽伯母さんの日記”ではなくて“一なる真実の書”という魔導器に昇華されているのよ」
「よく解りませんが、ようはオリジナルよりもパワーアップしているわけで?」
「まあ、そんな感じの理解で良いんじゃないかしら」
「猫の体が柔らかいから噛めるって、何の話でしたっけ?」
「絵羽伯母さんの口癖よ“ヘソ噛んで死んじゃえば”って言っていたでしょ」
「ああ、言われてみれば…。それにしても、この場面のラムダデルタ、無茶カッコ良いですが、これって死亡ラグなんじゃ…」
「さあ、どうなのかしらね」
「このラムダデルタとベルンカステルの戦いは、どこかで似たようなのを見た気がするんですが…」
282ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第175回)

「これは『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編』で出てきた、校舎上での戦いのオマージュなんだけど…。あっ、あの時、無理やりあんたを引っ張ってきて一緒に見てたわね」
「それでですか。この、ヱリカが戦塔を駆け下りる場面は映像で見たら凄いでしょうね。そう言えばアニメになっていたんでしたっけ?」
「EP1~4はアニメになったんだけど、どうもあんまり評判が良くなかったみたいなのよね。だからこの場面はアニメでは視れないかもしれないわ」
「それは残念です。ラムダデルタとベルンカステルの戦いもド派手なものになりそうですから、期待したいところだったのに…」
「まったくだわ。結構、見せ場が多いのよね、このEP8は」

「ああ、フェザリーヌの頭についてるのは角じゃないんですね」
「正面から見たら、角が生えているみたいに見えるけど、実は輪っかが頭の周りに浮いているのよね」
「その欠けている部分が正面に来ているから角のように見える、と」
「そういうことね」
「…なんかこの展開は『ジョジョ』っぽいですが、結局、フェザリーヌはどういう力を持っているんですか?」
「これはフェザリーヌの“戯曲の魔女”としての能力。フェザリーヌは“世界を書き換える”ことが出来る。しかも、その範囲は虚無の海だけではなく、現実世界にも及ぶ」
「まさしく何でもありですね」
「だからさっき言ったでしょ、フェザリーヌは神様みたいなものだ、って」
「赤字で死亡を宣言されたのに蘇ってくる、ですか。これが黄金の真実であり、魔法の力ってわけだ」
「そう、信じる者にとって、真実なんて何の価値もない。確固たる信念は、真実を凌駕するのよ」
283名無しさん・・・あれ?
他はともかく郷田の首の事情って(このwikiにも丸揚げされてるけど)
はっきり設定あったよね?
284名無しさん>実はホテル側は、派閥抗争が激化した厨房の膿出しをする
>いい機会だと考えていたらしく、自分たちに有用な人材には予め慰留を掛けておき、
>その上でクーデターの発生をわざと見過ごしたのだ。
>俺にはその慰留はなかった。
>………つまり、ホテル側にとっては、ちょうどいいお払い箱だったわけだ。

>……しかしそれでも、“他の職場のクセがかえって邪魔になる”というような理由で、
>若手を優先して採用する可能性もある。
>だから後に、夏妃奥様の鶴の一声で俺に採用が決まったと知った時、
>後光が差して見えたものだ。

JOKER読んでないから詳しくはわからんが、夏妃周りはヤス補正があるだろうしなー
「手記」という形である以上、こっちが嘘とはどうにも考えられん
285ケーナ>>283 

EP2にこんな内容もありましたしね 

“優れた腕を持ちながらも、トラブルに巻き込まれて職を失い、路頭に迷っていた郷田に、夏妃は新しい人生を与えたのだ。……夏妃にとって、それが何気ない求人であったとしても、郷田にとっては運命の転機に感じられたに違いない。…郷田は夏妃に特別の忠誠心を感じていたことは周りからも見てわかった。……だから、死してなお、その気持ちを失いたくないのだろう。”

郷田にも何が罪がないと 
“完全な単なる被害者”になってしまいますから 
急遽 設定を変えたのでしょうが 

これは流石に郷田が可哀想です 
286ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第176回)

「手品か、魔法か、ですか…。取りあえず、明らかに不正解っぽい手品のほうを先に見ておきますか」
「そうね、そのほうが良いかも」
「この“ベアトリーチェの人形”はクイズ大会の賞品ですよね?」
「ええ、よく物語であるじゃない。異世界に行って帰ってきて、夢かと思っていたら、異世界のものを実際に持っていた、っていうのが」 
「……お嬢、いくら何でも、これはないんじゃないですかい? 素人の女子高生に射殺されるボディガードって一体…。そもそもお嬢は俺に教えられるまで、トカレフに安全装置がないことを知らなかったじゃないですか」
「それは“真実の魔女”縁寿だから、普通の女子高生じゃないわよ」
「とは言っても…」
「あんたのファンをこれ以上増やすわけには行かないわ。私が“寿ゆかり”宛てのファンレターを読んで、どんな気分でいるか解る? 良いじゃない、本当のあんたが世界一カッコ良い男だって知ってる女の子が、ここに1人いるんだから。それじゃ、ご不満?」
「……お嬢。いくら何でもその歳で“女の子”を自称するのはあまりに図々し…ガハッ、…不満なんてあるわけないじゃないですか。俺にとってこの世で女はお嬢だけですぜ」
「あら、そう。良かったわ」
「この川畑船長はどう解釈すれば良いんで?」
「川畑船長は私がお金を払おうとした時、受け取ろうとしなかった。そんな人がお金で買収されるかしら?」
「つまり、お嬢の勘違いである、と?」
「これは“真実の魔女”の限界を描いているのよ。真実の魔女にとっての“真実”は、本人にとって都合の良い真実でしかないってことね」
287名無しさん>郷田にも何が罪がないと 
> “完全な単なる被害者”になってしまいますから 
この解釈か、あくまでヤスがヤスの心情、認識について真実を語ったのであって細部の「ニュアンス」まで真実じゃないということか

後はぶっちゃけただのミスかな…
郷田さんの設定なんて関係者一同忘れていたという可能性は無視できません
288ケーナ>>287 

一日経って 
また別の考え方があることに気がつきました 

紗音が仕入れた情報は 
探偵などに調べさせたと考えられます 

探偵が古巣のホテルを訪ねると 
残っているのは郷田が 
クビになる原因となった連中です 

郷田はクーデターに参加したワケですから 
連中は郷田のことを良く思っていません 
その為 あらぬ事実を吹き込んだのではないでしょうか? 

そして 紗音はその情報を信じ 
「郷田は女性問題が原因でホテルをクビになった」と認識していますし 
もともと紗音は郷田が嫌いです 
そんな紗音にとって郷田の夏妃への忠誠心は 
また 違った感情に見えたのではないでしょうか?

『ラムダデルタ卿による回想記』の内容が 
コミックEP8に出てきた以上 
『ある料理人の雑記』もなかったことには 
しないと思うんですよね 

ただ おそらくここまで深読みする必要はない!
289ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第177回)

「それではいよいよ、本命の“魔法”に行ってみます…。あれ、また屋上ですか」
「その場面は私の運命の中で、もっとも大きな分岐点だと思うのよ。私はあの時、飛び降りたけれども、奇跡的に助かった。でも、本当に正しい選択肢は、そんな奇跡に頼らず、そもそも飛び降りないことだったんじゃないかしら」
「そりゃそうですが、この時のお嬢は、会長が六軒島爆発事故の犯人だと信じているんですよね。そして、魔法の力も知らない。そんなお嬢が“飛び降りない”って選択肢を選べるわけがないと思うんですが…」
「もし、その縁寿がこれまでの物語の記憶、特にEP8の記憶を持っているとしたら?」
「でも、あれは“虚無の海”にある“ベアトの領地”での出来事でしょう? 現実世界のお嬢がその記憶を持っているわけありませんぜ」
「世界を書き換えることが出来るフェザリーヌが気を利かせて、駒の縁寿が体験した記憶を現実世界の縁寿に与えてくれたとしたら?」
「…なるほど、つまりこのお嬢は宙に足を伸ばした一瞬に、駒の縁寿の記憶を全て与えられたわけですか」
「そういうことね。だから、自分が何をすれば良いか、全て解っているのよ。もっとも、本人はそれを白昼夢みたいに思っているかもしれないけど」

「10月6日? ということはこれは爆発が起きた次の日ってことですか?」
「爆発が起きたのは10月5日の24時だから、次の日と言えば良いのか、それとも当日と言えば良いのか解らないけど、とにかく爆発が起きてから初めての朝ね」
「このベアトリーチェは紗音ということに?」
290ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第178回)

「なるわね。流石にそのまま書いちゃうとバレバレだから、幻想修飾しておいたわ。でも、ちゃんとヒントは書いてあるのよ。シートを剥がしたり、苦労してエンジンをかけたり。ベアトリーチェが魔女なら、魔法でどうとでも出来るはずよね。でも、このベアトリーチェにそれは出来ない、だってただの人間だから」
「インゴッドを持ってきたのは…」
「入水の際に、重石にする為よ。最初からベアトリーチェは死ぬつもりだった。でも、戦人お兄ちゃんが許すわけがないから、こんな手段を選んだのね」
「もちろんこれは、お嬢の創作ですよね?」
「そうね。もし、お兄ちゃんが生きているならば、ベアトリーチェも共にいるはず。でも、私にはベアトリーチェがあれだけの惨劇を生む原因となっておきながら、のうのうと生きていられるとは思えない。だから、自ら死を選んだと考えた。そして、戦人お兄ちゃんも生きていたなら、真っ先に私の元に帰ってきてくれたはず、それなのに帰ってきていないんだから、記憶を失ったとしか考えれらない。この2つを併せて考えると、これが真相なんじゃないかと思うの」
「そして、海で溺れた戦人さんはどこかに打ち上げられ、さ迷い歩いているうちに車に撥ねられて、倒れているところを八城幾子に拾われた。その後は八城幾子と共に八城十八として生きている、と」
「ええ、多分に私の願望が入っているけど、絶対にありえないとは言えないでしょう。だから、私はこの真実を信じる」
291ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第179回)

「この黄金の薔薇は、さっきフェザリーヌが持ってたヤツですか?」
「本来なら、ベアトリーチェはただ入水して死に、戦人お兄ちゃんはベアトリーチェに追いつけず、溺れただけだった。でも、フェザリーヌが二人の為に世界を書き換えてくれたのね。戦人お兄ちゃんの魂はベアトリーチェに追いつき、二人は海の底の猫箱で結ばれたのよ」

「このお嬢の旅立ちの場面は?」
「実際にあったことを思い出しながら書いたから、大体あっているはずよ。でも、六軒島への旅はなかったことになってるから、私とあんたはしばらく会ってなかったことにした」 
「言われてみれば、こんな会話をした覚えがありますね。もう、あれから10年以上も経っちまったのか…。随分、昔のような気がしますぜ」
「そうね、いろいろあったから…」
「フェザリーヌは誰に向かって喋っているんで?」
「そこは単に思わせぶりに書いただけだから、そんなに気にしなくて良いわ」
「さようで。結局、俺にはベルンカステルはどういうキャラクターなのか、イマイチ掴みきれなかったんですが…」
「私自身、書きながら設定を固めていったから、ちょっと統一性にかけるかも…。一応、気まぐれで残忍な部分もあるけど、優しい心も持っている魔女、ということにしたわ。もともとベルンカステルにとって、フェザリーヌは主人というより、友達と呼ぶべき存在だった。でも、フェザリーヌはベルンカステルより遥かに永い時を過ごしてきたことが原因で、退屈という病に冒され、その結果、自らの存在を見失い、ベルンカステルとの関係も歪んで認識するようになってしまったの。ベルンカステルは自分の巫女、だってね。そんなフェザリーヌの姿にベルンカステルは傷つき、怒り、最終的に袂を分かってしまった。それでもフェザリーヌのことを大切に思っているから、何とかしてやりたい、という気持ちを持ち続けているわ」
292ケーナ今月のコミックEP7とEP8から 
考察に関わる部分を抜粋しておきました 
(以前のと併せたのでファイルサイズが大きくなってしまった…) 
http://keena。web。fc2。com/comicgazou5。zip
293ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第180回)

「お嬢に対してはどういう感情を持っているんで?」
「実は縁寿に対しては徹頭徹尾、優しい心で接しているのよね。イジワルなことをしているように見えるけど、それは縁寿のことを想ってのことなの。EP8で戦人お兄ちゃんは縁寿を真実から遠ざけ、幸せな幻想で誤魔化そうとした。でも、ベルンカステルは縁寿は真実を知るべきだと思ったし、縁寿には真実に耐えうる強さがあると見込んだのよ。だから、自ら悪役を買って出て、あんなことをしたのね。一方でベアトリーチェに対してはずっと敵対している。ベアトリーチェに味方した戦人とも敵対している。理御もベアトリーチェだから、嫌っている。最終的に和解したのはEP8の“ベルンの出題”になるわ」
「それ以降は悪役を演じている、ということですね」
「縁寿の運命は本来、1998年で閉ざされていた。それを変えることが出来るのはフェザリーヌだけ。だから、どうすればフェザリーヌをその気にさせることが出来るか、考えたの。もっとも、フェザリーヌもそんなことはお見通しだったかもしれないけどね」

「数十年後の未来…、ですか。これはお嬢にとって“これだけの期間があれば、心の整理がつく”って、そんな想いの現れですか?」
「そうかもしれないわね。こういうことにしておけば、あと数十年は戦人お兄ちゃんを待ち続けられる」
「それにしても“まったく評価されなかった”ってことはないでしょう。今のお嬢は充分認められていると思いますぜ」
「オネエ作家としてね。大体、作品がドラマ化やアニメ化されないうちは評価されたうちに入らないのよ」
294ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第181回)

「その発言には、大多数の作家が殺意を抱くでしょうぜ。そんなの全体の比率から言えば、ほんの一部なんですから。そもそも『うみねこのなく頃に』はアニメ化されたんでしょう? それなら評価されてるじゃないですか」
「この作品は私の作品じゃなくて、竜騎士07さんの作品よ。私には竜騎士07さんのネームバリューなくして、この作品がここまで売れることはなかったと思うわ。だから、これは私の実力じゃないの。…私ね、次の作品から、オネエ作家を辞めようと思う」
「どういうことで?」
「今、私の作品は世間ではあんたが書いていることになっている、ゴツい大男のオネェ作家が。そのビジュアルとキャラクターから離れて、本当の実力で勝負した時、私の作品はどれだけ受け入れられるのかしら? この数十年後というのは、私の覚悟でもあるの。どんなに売れなくなっても、いつかきっと、必ず自分の力でここまでになって見せる、ってね」
「この作品で“寿ゆかり”は“右代宮縁寿”である、なんて書いちまった上、そこに俺が本当は“寿ゆかり”じゃない、なんて話になったら、お嬢の正体がバレちまいますぜ。そうなったらとんでもない騒ぎになるでしょうし、どれだけバッシングを受けることになるか…」 
「そんなもの、昔の私が受け続けてきた誹謗中傷に比べれば、どうってことないわ。むしろ私には、世間にあんたを晒し続けることのほうが別の意味で心配よ」
「……そこまでの覚悟があるなら、もう何も言いません。いざって時は、俺がお嬢をお守りします」
「頼りにしているわ、十三」 
295ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第182回)

「お嬢、この時、俺はどうしてるんでしょうね」
「さあ、球場へ行く途中、子どもを庇ってトラックに撥ねられ、病院へ搬送されるもそのまま死亡。なんてドラマチックで良いんじゃない?」
「…どこかで聞いたような話ですね」
「じゃあ、子どもを庇ってトラックに撥ねられるも、最後の力を振り絞って虎の覆面を近くの川へ投げ捨ててから死亡?」
「…一体どこからその、虎の覆面とやらは出てきたんで?」
「プレイボーイ気取りで複数の女性と関係を持つも、その内の1人に蹴り殺される」
「…どう考えても、それってお嬢ですよね。大体、どうして“死に方ぐらい自分で選ばせてあげる”的な話になっているんですか!」
「だって、あんた早死にしそうだし…」
「俺は、お嬢を1人残して死んだりなんてしませんぜ」
「そうやって、すぐ死亡フラグを立てるところが心配なのよ。もし、あんたが私の作品の登場人物だったら、あと、せいぜい10ページの命ね。…でもそうね、生き別れの兄と再会する私を気遣って、未来庵で待っていてくれたら嬉しいわ」
「きっと、そうなりますよ」
「儚い希望でも、信じることから全ては始まるのよね」 
「やめてくださいって」
296otomaEP4までで犯人を紗音に断定する方法が解ったので書き込みます。

EP4縁寿の調査により判ったのは、
・犯人は事件前にボトルメールを書いて海に流した人物。
・真里亞の魔道書に「親愛なる見習い魔女へ」から始まる手書きの文書を書いた人物。
・南條輝正と熊沢の息子に1億円が入っている貸し金庫の鍵とカードを送った人物。

この事から、犯人は真里亞の友達で、六軒島の関係者で、大金を持っている人物であると推理出来ます。
犯人は右代宮家当主の指輪を所持していますが、金蔵は事件前に死亡してるので、事件前から所持していたと推理できます。
当主の指輪を所持する事が出来るのは、金蔵の死亡を知っている人物か、碑文の謎を解いた人物です。
金蔵の死亡を知っている人物は2日間の間に金蔵と接している人物です。(EP4親族会議は除く)
蔵臼、夏妃、源次、南条、紗音、嘉音、EP2の楼座が接しています。(熊沢は接してないと思う)
蔵臼、夏妃、楼座は碑文の謎を解いていないので容疑者から外れます。
源次は碑文の謎を知っていたとしても金蔵に絶対の忠誠を誓っているので容疑者から外れます。
犯人は6年前の親族会議で戦人と約束をして6年間すっぽかされた人物です。
だから、1986年の親族会議で戦人と初対面の南条、嘉音は容疑者から外れます。
すると残ったのは紗音だけで、6年前の約束は「また来るぜ、シーユーアゲイン。きっと白馬に跨って迎えに来るぜ。」になります。
あとは紗音を犯人に見立てたニンゲンによるトリックを考えれば良いのです。
EP2の楼座は2日間の途中で共犯になったから金蔵は生きていると嘘の証言をしまた。
ならば、蔵臼、夏妃、源次、南条、嘉音も共犯である可能性がありますし、他の人物も金の力で共犯にする事が可能でしょう。

でも頭の中で可能だとしても実際に行うのは難しいと思います。
2本のボトルメールの内容が違うと言う事はどちらも行われていない可能性があります。
実際は第一の手紙を真里亞に読ませた後、スイッチを入れて時間切れになるのを静かに待っていただけだと思います。
ボトルメールの内容は架空の10月5日に魔女による連続殺人が行われた様に見えた様子を真里亞視点で書いたのだと思います。
本当は4日の24時に爆発させる予定が、台風の影響で5日に延期したのでボトルメールの日付と一致したのだと思います。
現実世界の爆発事件の後、カケラの海で紗音はラムダデルタに出会い、ベアトリーチェになりました。
独立して繰り返される、2日間のカケラ世界の六軒島に生きる、紗音の内面世界に、ベアトリーチェとメタ戦人は囚われて、
そこでリアルタイムに行われるゲーム盤で対戦していると思います。
297otomaラムダデルタはEP4のエヴァ・ベアトリーチェの様にニンゲンの心に語り掛けてニンゲンの行動を操作する事が出来ると思います。
多くのご都合主義の積み重ねは現実世界の六軒島をラムダデルタが時間を掛けて舞台設定したのではと思ったので書き込んでみました。

ヤスの生きている現実世界の六軒島で1986年10月5日24時00分に爆発事故が起きた。
爆発事故を起こした犯人はヤスであるが、魔女ラムダデルタが時間を掛けて準備した舞台の上で仕組まれた事件である。
悪食島と呼ばれる六軒島に日本軍が秘密の潜水艦基地を作ったのも魔女の仕業。
その六軒島に10tの黄金を積んだイタリアの潜水艦が漂着して来たのも魔女の仕業。
都合よく日本軍とイタリア軍が殺し合い、金蔵と初代ベアトだけが生き残ったのも魔女の仕業。
その後、金蔵が上手に立ち回って、日本軍を誤魔化し、黄金を元手に巨万の富を得て、六軒島を買い取る事が出来たのも魔女の仕業。
その過程で初代ベアトが魔女化した為に2代目ベアトに黄金を返還しようと思って碑文の謎を金蔵が作ったのも魔女の仕業。
初代ベアトと2代目ベアトを引き離して、使用人の2代目ベアトが碑文の謎を解いた時に10tの黄金を返還と同時に再会させる。
そうすれば、お互いの死者が蘇り、失った愛も蘇り、魔女を眠りにつかせる事が出来ると考えた。
しかし、初代ベアトが難産の結果、死亡したのも魔女の仕業。
予定通り2代目ベアトは孤児として福音の家から使用人として雇う事にするが、物心付く前の少しの間だけ九羽鳥庵で養う事にする。
でも、2代目ベアトが可愛過ぎて手放せず、ずるずると後戻り出来ない状態になってしまったのも魔女の仕業。
今の状態の2代目ベアトに黄金を返還しても馬鹿息子共に騙し取られるから意味がない。
だから、3代目ベアトを蔵臼夫婦より早く仕込んで、右代宮家次期当主に成る養子として立派に育てようと考えたのも魔女の仕業。
2代目ベアトには「3代目は右代宮家次期当主として育てる為に養子にだした。いずれ再会させるので安心するが良い。」と言った。
しかし、2代目ベアトの体調が回復して直ぐに楼座の手引きで九羽鳥庵から抜け出して、崖から落ちて死亡したのも魔女の仕業。
3代目ベアト(理御)も使用人ごと崖から落ちて子供が産めないぐらいの大怪我をしたのも魔女の仕業。
「おのれ、ベアトリーチェめ。逃がさんぞ。」とベアトリーチェの魂を捕まえるために怪しい研究をしたのも魔女の仕業。
そんな金蔵をみて源次は、理御の生存報告は出来ないと判断して、福音の家で秘密に育てようと決意する。
年齢を誤魔化して使用人ヤスとして働かせれば金蔵の方で気付くから、碑文の謎を公開するだろうと源次が考えたのも魔女の仕業。
留弗夫が霧江と明日夢を同時に出産させて、明日夢を死産させて赤ん坊(戦人)を入れ替えさせたのも魔女の仕業。
ヤスがエアー友人である紗音を作ったり、魔女ベアトリーチェの存在を信じて赤い魔女ベアト(ガァプ)を作ったのも魔女の仕業。
使用人生活に慣れて、推理小説にはまって、それが切っ掛けで後に共通の趣味を持つ戦人を好きになるのも魔女の仕業。
使用人が嫌になったヤスが、自分を内面世界から消して、メタ世界に生きる白い魔女ベアト(クレル)になった。
昼は紗音に成り切り、夜はメタ世界でガァプと遊びながら紗音を観察する白ベアトの2重生活を送るようになった。
1980年に紗音(ヤス)と戦人は恋人同士の約束をするが、戦人が右代宮家を出て行き、6年間戻って来なかったのも魔女の仕業。
1981年に明日夢が死亡して、留弗夫が、縁寿を出産した霧江と再婚して、それを怒った戦人が右代宮家を出て行った。
戦人を待ち続ける紗音人格が魔女化して来たので、ヤスは恋の芽を白ベアトに移すと同時に、外観を戦人好みの姉ベアトに変更した。
そして傷心の紗音人格をサポートするエアー友人として嘉音を作ったのも魔女の仕業。
魔女の存在を信じる真里亞と姉ベアトが親しくなってマリアージュ・ソルシエールを結成したのも魔女の仕業。
二人の間でロノウェ、ワルギリア、ガァプ、煉獄の7姉妹、シエスタ姉妹兵、ドラノール、ウィルが誕生した。
後に源次にロノウェの役を、熊沢にワルギリアの役を演じさせて真里亞を驚かせていた。(南条にガァプの役は無理)
姉ベアトが碑文の謎を解き、本当に黄金の魔女ベアトリーチェに成ったのも魔女の仕業。
金蔵から全てを引き継いだ瞬間に金蔵が大往生したのも魔女の仕業。
蔵臼夫婦が遺産分配を引き延ばす為に金蔵の死亡を源次、熊沢、南条、ヤス以外の人物から隠蔽したのも魔女の仕業。
金蔵の死体を金蔵の書斎に冷凍保存させたのも魔女の仕業。
恋の芽に耐えられなくなった姉ベアトは肖像画そっくりの妹ベアトを作って恋の芽を妹ベアトに移した。
戦人の恋の芽から解放された紗音人格が譲治を好きになり、1986年には譲治から婚約指輪を貰ったのも魔女の仕業。
ヤス自身、自分が女か男か判らなくなり、実際に嘉音に変装し出したのも魔女の仕業。
そんな嘉音を朱志香が好きになってしまったのも魔女の仕業。(朱志香は嘉音はヤスの変装だと気付いている可能性もあり)
1986年に親兄弟達が同時に大金を必要となり、共謀して蔵臼夫婦を追い詰めたのも魔女の仕業。
そんな状態の時に戦人が戻って来るから爆弾で吹き飛ばしてみんなで一緒に黄金郷に旅立つ事をヤスに決意させたのも魔女の仕業。
どうせ10月4日の24時に爆弾で吹き飛ぶのだから架空の10月5日で連続魔法殺人の推理小説風日記を真里亞視点で書いてみるか。
真里亞視点なら殺人現場から魔女の眷族や魔法殺人をイメージした物語が書けるだろう。
何通りかの推理小説風日記を書き上げるとそれをボトルに詰めて海に流したのも魔女の仕業。
偶然台風が来て親族会議が10月4日と5日になったのも魔女の仕業。
何も知らない内に殺されるのはアンフェアだから魔女からの予告手紙を真里亞に読ませて生き延びるチャンスをあげよう。
この様なご都合主義が積み重なってうみねこのゲーム盤となる現実世界の舞台が出来上がり、爆弾で吹き飛ばして猫箱を作りました。
298otoma僕が考えているゲーム盤の仕組みをラムダデルタからの説明で書きこんでみようと思います。

現実世界で起こった一成る真実では10月5日に爆弾のスイッチを入れ直してから24時まで、
ヤスは何もせずにただ時が来るのを静かに待っていました。
南条も熊沢も何も知りません。
手紙を読んだ真里亞もこの後、何が起こるのか知りません。
ただ源次はヤスの雰囲気から察して、静かに覚悟を決めていました。
そして爆弾で全てが吹っ飛んだ時、ヤスはラムダデルタに出会い、ゲームマスターベアトリーチェとしてヤスの内面世界に居ました。
そして驚いた事にまだ目覚めていない戦人の魂もヤスの内面世界に居たのです。
ラムダデルタはベアトリーチェに説明しました。
「貴女が望むのなら何度でも10月4日と5日を繰り返してあげるわ。
その代り貴女はメタ戦人と六軒島を舞台としたゲーム盤で、リアルタイムに闘うのよ。
ルールは人間に可能な殺人トリックで13人の駒を殺して魔女の存在をメタ戦人に認めさせる事。
だから人間による殺人の過程は魔法殺人で修飾してメタ戦人に見せる必要があるわけ。
だから一見不可能そうだけど人間に可能な殺人現場を構築出来るなら、実際に魔法殺人でお手軽に構築してもOKなわけよ。
マリアージュ・ソルシエールで作った幻想キャラクターは私達の少し下の階層、今、メタ戦人が気絶している階層に顕現出来るわ。
内面世界に存在出来る登場人物はゲーム盤にも顕現出来るし魔法も使えるのよ。
逆に言えばゲーム盤のニンゲンの駒も内面世界に顕現させる事が出来るし、魔法を使う事も出来るけどやらない方が良いわね。
例えば煉獄の7姉妹は7杭を依代に顕現させれば空飛ぶ杭の出来上がりよ。
強力な魔法を使えるロノウェは源次に、ワルギリアは熊沢を依代に顕現させればゲーム盤での魔法殺人も可能なわけね。
もちろん、貴女や姉ベアトも紗音を依代に顕現すれば魔法を使いたい放題よ。
だから、魔女ベアトリーチェが犯人だと主張するなら、ゲーム盤上で起こる連続殺人のニンゲンの犯人は紗音の駒と言う事になるわね。
現実世界の貴女(ヤス)は紗音と嘉音と姉ベアトと妹ベアトの人格を状況に応じて使い分けていたわね。
だけど、ここにはヤスの概念が存在しないから4人の人格が同時に存在できる。
でもゲーム盤のニンゲンの駒の数は現実世界の人間の数と等しくないといけないから、16体しか置けないのよね。
だから4人の人格は世間から1番認識されている紗音の駒を共同で使ってもらう事にするからそのつもりで。
役割分担は推理オタクの貴女(妹ベアト)がゲームマスターをして、魔法を使いたい姉ベアトが犯人役。
姉ベアトが顕現している紗音の駒の上に紗音か嘉音が顕現していて、主導権は常に姉ベアトが握っているのがベターだと思うわ。
注意する点は朗読の術で紗音と嘉音を同席させても良いけど、主観を偽れない探偵である駒戦人の前には同席させない事よ。
あと金蔵の人格は金蔵の死亡を知らないニンゲンの前には出さない事。
金蔵の死体は冷凍保存しているから碑文殺人に使っても良いけど死亡時刻がばれない様に必ず燃やす事。
それと、嘉音は肉体が死亡すると紗音の死体になるので、嘉音を殺す場合は死体を出さない様にする事。
あと事情を知っている源次、熊沢、南条は貴女の味方だから最初から共犯者として使えるわ。
それぐらいかしら。今思いつく主なルールは。
それじゃあ勝利条件とか敗北条件も説明するわね。
メタ戦人も探偵である駒戦人を操って現場検証をしたり犯行の妨害をする事が出来るわ。
その過程で臨機応変に殺人トリックを変更しても構わないけどロジックエラーが出たら即、ゲームマスターの負けになるわよ。
勝利条件はメタ戦人を屈服させて魔女の存在を認めさせる事。
ゲームに勝てば戦人の魂を黄金郷に連れて行っても良いわ。
だけどメタ戦人が魔女の存在を認めなかったら引き分けで、次の世界で別のゲーム盤をしてもらうわ。
ゲームマスターに闘う気力が無くなったり、次のゲーム盤を用意出来なくなっても負け。
別のゲームマスターが引き継いでゲームを終了させるわ。
メタ戦人の勝利条件は制限時間内に碑文の謎を解き、爆弾スイッチを解除する事。
もう一つの勝利条件は全ての殺人を人間によるトリックで説明し、魔女の存在を完全に否定する事。
どちらかの勝利条件を満たしたら存在するはずのないヤスの人格が表に現れて、それまでの内面世界が崩壊するのよ。
その瞬間、内面世界に囚われていたメタ戦人の意識はカケラ世界の戦人に移り、カケラ世界の爆弾スイッチを解除出来る。
カケラ世界の爆弾スイッチを解除出来ればそれは現実世界の出来事となって惨劇を回避出来るのよ。
あ、もうすぐ戦人が目覚めるけど準備はいい?」
「急にそんな事言われても無理です。」
「じゃあEP1はチュートリアルと言う事でメタ戦人は駒戦人にリンクした状態で始めるわよ。
大丈夫、現実世界の2日間の記憶は消去してるからメタ戦人が違和感を感じる事はないわ。
何も妨害が無いからゲーム盤の仕組みをよく理解して早く慣れるのよ。」
299ケーナotomaさん >>296 

こんなシンプルに犯人が解るとは… 
おみそれしました 
300ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第183回)

「あれ、このピンクの髪飾りの話は以前にも出ましたよね? 確かあの時、戦人さんは覚えていないって話でしたが…」 
「あの時の戦人お兄ちゃんはベアトリーチェが生み出した“約束を忘れた”戦人お兄ちゃん。そして、この場面の戦人お兄ちゃんは現実世界の、本当の戦人お兄ちゃん。その違いを解ってもらいたくて、この話を入れたのよ。本当の戦人お兄ちゃんはミステリーに詳しくて、きっと紗音との約束も忘れていなかった、ってね」
「これ、途中で“私”が入れ替わっていませんか? “十八の車椅子を押しながら、私たちは廊下を進み”の私は八城幾子ですよね。そのすぐ後に“縁寿は、観音開きの大扉を開いた”ってありますから、お嬢は車椅子を押してませんし。でも、最後の“みんなの顔を、……私は知っている”の“私”は戦人さんのはずです。…もしかして、最後の最後でミスですか?」
「違うわよ、失礼ね。よく映画なんかであるでしょ。最後に新しい謎を提示して終わる作品が。あれと同じよ。これを読んだプレイヤーに“もしかすると幾子は紗音じゃないか?”と思わせたかったの」
「実際のところはどうなんで?」
「あえて答は決めないことにしたわ。幾子は自己紹介通りの人物かもしれないし、あるいは戦人お兄ちゃんと一緒に島を脱出した紗音が生み出した、新たな人格なのかもしれない。それはプレイヤーに自分で決めてもらいましょう」
301ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」(第184回)

「なるほど、これでようやくこの長かった物語もおしまいですね。4年間お疲れ様でした。どうですかお嬢、お祝いにどこか旅行にでも?」
「それも良いわね。……でも、その前に病院に連れて行ってもらえるかしら」
「病院? どこか具合が悪いんで?」
「…具合が悪いと言うか、その、……アレが来ていないのよ」
「アレ?」
「察しが悪いわね、アレと言えば、アレに決まってるでしょ! …生理がここ数ヶ月来てないの」
「……ってことは、まさか! 大変だ、お嬢、すぐに準備をしてください。俺は車を回してきます」
「馬鹿、急患でもないのに大晦日に診察なんてしてくれるわけないでしょ。大丈夫よ、体調が悪いわけでもないし」
「…解りました。これからしばらくは毎日お伺いします。お嬢も今夜は身体を暖かくしてお休み下さい」
「ありがとう十三。それじゃまた明日ね、おやすみなさい」

「お嬢、どうでした?」
「おめでた、だそうよ」
「そうですか、これから忙しくなりますね。籍はいつ入れますか?」
「あら、私1人でも育てるつもりだけど?」
「馬鹿言っちゃいけません。お嬢1人で子育てなんて出来るわけないでしょう。大体、屋敷を出たのだって、ここ10年くらいで初めてなのに…」
「そうね、本音を言えば、あんたがサポートしてくれれば嬉しいわ」
「しかし、そうなると父親が無職ってのも格好がつきませんね。落ち着いたら美容院でも始めますか」
「そんなの駄目よ!」
「何故ですかい? 何気にお嬢の為に色々精進してますから、腕は悪くないと思いますぜ」
「……だって、あんたが私以外の女の髪を触るだなんて耐えられないわ。良いじゃない、専業主夫だって立派な職業よ」
「うーん、俺としては何かヒモみたいで、何とも情けない感じがするんですが…。まあ、しばらくは育児で大変でしょうから、それが一段落してから考えますか。で、男の子、女の子、どっちなんで?」
「それはもっと育たないと解らないらしいわ。お互い勉強することがたくさんありそうね。でも、この子が男の子でも女の子でも、名前はもう決めてあるの。理御、右代宮の血を受け継ぐこの子に、これ以上相応しい名前はないわ」
「となると、俺は入り婿ってことにした方が良さそうですね」
「あんたは確か、一人っ子じゃなかったっけ? ご両親は大丈夫なの?」
「何せ、エリート街道から転落した上、明日の命も知れない傭兵に転職。…その後はロリコンオネェ作家ですからね。孫の顔が拝めるだけでも万々歳ってトコロじゃねえですか」
「そうなってくれると良いんだけど…」
「しかし、それなら旅行はしばらくお預けですね。お嬢はどこか、行きたいところはありましたか?」
「特にはなかったけど、今はこの子に六軒島を見せてやりたいわ。この子が大きくなったら、家族3人で六軒島に行きましょう。随分、様変わりしてしまったでしょうけど、うみねこの鳴き声だけは昔と変わらないと思うの。一族のみんなが聞いたあの声を、この子にも聞かせてあげたい」
「そうですね、今度は3人で行くとしますか。うみねこの鳴くあの島に」

※今回で「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」は最終回です
302名無しさん>>ケーナ
ツイッターの垢持ってないし取るの面倒だからこっちで言うけど

>爆破装置を用意したのは金蔵ではなかった
confession②冒頭で紗音が貴賓室の仕掛け時計で時刻確認してるはず
多分定刻で弾薬庫に遠隔で着火する仕掛けがある、というだけ

>紗音は各親族が抱える問題を知っていた
EP1で蔵臼に言及させてるし、執筆の大前提としてむしろ知らないとおかしい

郷田の件は作者と紗音とホテル側、どこで情報がミスったのかわからんが
303ケーナ朝 書かなかった「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」のコメントを 
※“出来ちゃった婚”に関しては、否定的な意見もあるでしょうが、この2人の場合、何かきっかけがなければ先に進めないかなと、この展開にしました。あと「いつの間にそんな関係に?」というツッコミもあるでしょうが、2人とも年齢が年齢ですし、もともと天草の通い婚同然の生活だったわけで、それほど不自然なことでもないかと…。基本的な考察の内容自体は『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』と同じなのですが、ゆかり先生を書き手とすることで、また違った印象になったのではないでしょうか。僕は考察者としては“創作説”を採ってはいませんが、一応、これで『うみねこのなく頃に』を説明し切れたと思います。
創作説を採る場合、もっとも大切なのが“書き手は何故、この物語を書くのか?”という点です。“縁寿創作説”の場合、「これでもか!」というくらい、それを盛り込めます。まず第1に“絵羽の名誉回復の為”です。夫と息子を含む親族全員を皆殺しにして、右代宮家の財産を独り占めにしたことになっている絵羽。しかし、実際は被害者的側面が強く、真相を打ち明けられなかったのは縁寿の為、という事情がありました。自分の為に絵羽が悪者として認識されていることは、縁寿にとって耐え難く辛いことだったに違いありません。ですから真相を明らかにすることで、絵羽の名誉を回復したかったのです。
第2に“紗音の願いを叶える為”です。絶望のあまり、自分の差し出せるものを全て差し出して“儀式”に臨んだ紗音でしたが、儀式を始めることさえ出来ず、惨劇のきっかけを作っただけ、となってしまいました。そんな紗音がしたかったこと、そして望んだ奇跡を叶えてあげたかったのです。第3に“六軒島爆発事故の被害者の為”です。一夜にして人生の幕を下ろされた15人。彼らの為に、たとえ物語の中とは言え、彼らが幸せに生きる世界を描きたかったのです。第4に“マリアージュ・ソルシエールの魔女として魔法の素晴らしさを広める為”です。その為にゆかり先生は作家になったのですから、これはある意味、当然の話です。そして最後、第5に“自分自身の為”です。自分の想いに気づいてくれない天草に振り返って欲しかった(これはEP5・6限定)。そして、いつかきっと戦人と再会出来るという希望を持ちたかったのです。
創作説が主流になるにしても、どうせならこの“縁寿創作説”に主流になって欲しかったです。だって、凄く良い話じゃないですか(別に「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」を自画自賛しているわけではなく…)。それではまた、何かのなく頃に(別にツイッターからいなくなるわけでも、考察者を辞めるわけでもないけど…)。
304ケーナ>>302 

確かに“金蔵が爆破装置を設置していなかった”とは 
どこにも書いていないのですが 
あの爆破装置を設置したのが金蔵なら 
何らかの言及があるはずで
それがなかった以上 
もともとあった時計に 
紗音が起爆装置を仕込んだと考えるのが妥当です 

正直僕も これだと考察の根底が覆ってしまうので 
金蔵が爆弾を設置していてくれたほうが助かるのですが… 

>紗音は各親族が抱える問題を知っていた 

これはメッセージボトルにどこまでの内容が書いてあるのか? 
という話で 
EP1=メッセージボトルではないのなら 
別に紗音は各親族が抱える問題を知らなくてもかまいませんし 
そもそも どうやってそんなのを調べたんだ? 
という話になってきます
305ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」を 
ホームページにアップしておきました
http://keena。web。fc2。com/zokusaikoukou。html#kotobukiyukari
(“。”は“ピリオド”に変換)
でも実はこれで完成ではありません 
というのは全体を通しての 
校正をしていないのです 

ですから辻褄が合わないことや 
同じ内容を繰り返している部分が多々あるでしょう 
僕はこれをきちんと完成させて本にして 
竜騎士07さんに送ろうと思っています 

完成度を高めるために 
何か気づいた点がありましたら 
ご指摘いただけたら幸いです

あるいは「ここが理解出来ない」「ここはこうした方が」 
というご意見も歓迎します 
あんまり変なものを 
竜騎士07さんに見せるわけにもいかないので… 

極端なことを言えば 
「この句読点の位置はおかしいのでは?」と 
いうようなご意見でもかまいませんので 
よろしくお願いします 
(他人の文章の誤字脱字はすぐ気がつくのに、自分の文章だとなかなか…)
306ミラこれはおそらくケーナ氏に非があるとはいえないのだが
18のフラッシュバックでずいぶん分厚い本を渡しているヤスの姿があるので
ボトルはあくまで抜粋で本原稿は別に存在し、バトラに手渡されたと見るしかないでしょう
307名無しさんEP1≠ボトルメール云々の論争は確定不能で埒開かないから
これ以上突っ込まないけど、紗音が当主として「全てを知る権利」を持つ以上
源次に調べさせれば粗方裏は取れるはずだと思うが
執筆始めたのが夏以降だから会議まで最大4か月はあるし、調査猶予はあるはず

で、金蔵の仕掛け時計は全編通して言及されてるのは以下三つだけ
「EP7茶会」「我らの告白」「漫画EP8」
そのEP8冒頭で金蔵名義の発注があったらしいって話はあるけど
一定の信憑性をもって公然と広まってる以上、直に金蔵が顔出しして
生前に用意したと考えるのが自然じゃないのかね
単に紗音が金蔵の名前だけ使って源次に発注させただけなら
そこまで広まらない気がする

そもそも金蔵や源次から話がなかったからという前提の根拠だけど
逆に紗音が時計の仕掛けを用意させてれば、それこそそういう描写があったはずで
それがないっていうのは単にEP7前提の話だから飛ばされてるって考えるべき
大して重要な話でもないからページ数の都合で描写が省かれてた
と言われてしまえばそれまでだが
308ケーナ>>307 

僕は蔵臼があれだけの情報を集められたのは 
政財界に強いコネクションを持つからだと思うんですよね 
源次が黄金を換金出来るのは 
金蔵が予め手配しておいてくれたからで 
ああいった情報を集めるのはまた話が違うのではないでしょうか? 

そして何より 
魔女のゲームだからこそ 
ああいった人間としての紗音には知りえなかった情報を 
盛り込むことが出来るということで 
僕にとってはファンタジー説の根拠の一つであり 
EP1はメッセージボトルでないことの根拠でもあったのです 

爆弾に関しては 
今月のコミックEP8で 
紗音がそれぞれの罪を挙げながら「死ネ、死ネ」言っていましたが 
金蔵が爆弾の仕掛けを作っていたなら 
どう考えたってその罪に入るわけで 
(もっともその場合、それを使って島を爆破しようとする紗音にとってはブーメランなのですが…) 
あまりに説明不足かなと思いました 
(読者が既に知っているから説明を省いたとも考えられますが…) 

僕の考察の出発点は「真偽を確認出来ない以上、書いてあることは全部信じる」というものですので 
ああして地の文で書かれた内容(金蔵が爆破装置を用意した)が 
創作によるものなら 
もう どうしようもなくなってしまう為 
爆破装置を用意したのは金蔵であってもらわなければ困ります 
竜騎士07さんは一体 何を書こうとしているのでしょう?
309ミラ現状爆破装置の発注元は明記されてない上、
バトラの帰還を聞いてから本格的に準備しだしたわけだから
(ヤス自身が工作の達人でない限り)現実的にヤスが作るのは不可能であって
現状「ただの省略であって金像がつくったことに変わりはない」
でなんら問題ないように思える。むしろなぜそこまで気にするのか理解できない

ヤスがはっきりラムダを幻視しているシーンが本編に組み込まれた事のほうがよっぽど重要

特に七夕ベルンも同様だというならもうファンジター確定
310ケーナミラさん >>309 

そう言えば 
戦人が帰ってくるのを知って行動を開始したわけですから 
随分早くから分かっていたみたいですね 

“「大方、波か何かでさらわれちまったんだろー? 小さい岩だったしな、だいぶ風化で脆くなってたんだろさ。」
「私もそうだと思ってるんだけどよ。なくなっちゃったのはこの夏のことなんだよ。何でもよぅ、」” 

僕は自分の考察に絶対の自信を持っていたのですが 
どうも最近のコミックEP8を読んでいると 
“ズレ”があるように思えるのです 

これが杞憂であれば良いのですが 
希望的観測だけで 
自分の考察にしがみつくのも見苦しい気がして 
モヤモヤします 

僕が一番怖いのは 
自分の考察が外れることではなく 
僕の考察以下の内容を 
「これが答です」と提示されることです 

そうなると僕の考察は 
単なるバブルに過ぎなかったわけで 
かなり気力を削がれます 

「僕の考察は外れたけれど、この答ならしょうがない」 
そう思える解答を期待したいのですが 
イヤな予感しかしません 

ちなみにラムダデルタの登場は 
内面世界の出来事として解釈出来ますので 
ファンタジー認定の根拠にはならないかと… 
(EP7のヤスが初めてベアトリーチェに会った時みたいなもの)
 
311ビリオンんーどうもケーナさんらしくない書き込みだな>そう思える解答を期待したいのですが

たしかケーナさんの最考考で山登りのお話で
「かつてうみねこ山を登った人たちは 頂上に何もなかったから文句を言ったけど
自分はそうは思わなかった」とかってたとえ話をしてたけど
今のケーナさんの書き込みからは失望した人たちと同じ事か
それに近い事を言ってるように見えるのです・・・

あとヤスがラムダを幻視した事については、
作中の世界にひぐらしのなく頃にが登場しているのを見るに、
「あれはヤスが鷹野三四をモデルにしたキャラを作り上げた」
という考え方も通ってしまうため この件を持って即ファンタジー
という事にはならないでしょう

そもそも七夕ベルンからして、ロリ縁寿が絵羽を嫌っていたのを
魔女の仕業と修飾した話にしか見えませんし
312名無しさん基本的に小雑誌はアリ
かつ
時系列的にベルンカステルというキャラクターを最初に想像したのはエンジェ
(今のところヤス&マリアがベルンカステルを想像したと取れるシーンは一切ない)

だったらこれが八城夫妻に伝わってるのはファンジター、ということでは
313ケーナビリオンさん >>311 

今の感覚を山登りに例えると 

麓から見上げた時は凄く高い山に思えたわけです 
でも 実際に登頂してみると 
実は高いと思えたのは目の錯覚に過ぎず 
大したことなかった 

そんなことになるんじゃないかなーという 
不安があるんですよね 

『うみねこ山』の話に当てはめると 
僕が見た景色と竜騎士07さんが見た景色は 
本当に同じものなのか? 
僕が見たのは登山中に食べた野草の毒による 
幻覚なのでは?
そういう疑念を持ちつつあります

例えば「何故、紗音はメッセージボトルを流したか?」 
その答は「罪の懺悔の為」 
つまり『そして誰もいなくなった』と同じです 

となると「八城十八は何の為に偽書を書いたか?」 
その答も「発見されることのなかったメッセージボトルを補完する為」 
になると考えられます 

僕がこれらの答を可能性にすら入れなかったのは 
それではあまりに物語として浅いからです

これが答では 
あれだけ考えた僕の考察は何だったのか? 
虚しさだけが残ります 

あれだけ苦労して登ったのに 
あの苦労は幻だったのでしょうか?
そうでなかったことを信じたいです

僕は以前 富士山に登ったことがあるのですが 
下山してから初めて富士山を見上げ 
(登る前は山のほうを見なかった)
その大きさに圧倒されました 
「僕はこんな山に登ったのか!」と 

『うみねこ』も 
そんな作品であって欲しいと願っています

もっとも 弟子が師を超えるのも 
一つの恩返しの形かなとも思いますので 
実際のうみねこ山が 
僕が思っていたよりも小さいのなら 
僕が土を盛り上げて大きくするまでです 
314ミラいいたかないがミステリーという分野において作者の意図してない
不自然さを見つけてしまって過大に受け取り暴走するのは単に典型的ミスだと思う
315ケーナミラさん >>314 

そういうのとはちょっと違うのですが 
深読みしすぎていたのは確かです 

もともと「おそらくきちんと設定を詰めてはいないだろう」 
とは思っていたのですが 
後付けによる“詰め”が予想外の方向に進んでいますので 
ちゃんと着地出来るのか不安になってきました 

これで失敗したら
「やっぱり竜騎士07は駄目だ」ということになりますし 
“解答”として出している以上 
もはや言い逃れのしようがありません
316otomaラムダデルタが設定したベアトリーチェの勝利条件>>298とヤスの目指している勝利条件にズレがあると思ったので書き込みます。

ゲームを始めた頃は、メタ戦人を屈服させて魔女の存在を認めさせる事を目的に戦っていました。
でもEP3の途中からエヴァ・ベアトリーチェが反面教師になったおかげで、自分の勝利条件が間違っている事に気づきました。
ヤスの勝利条件は6年前の約束を思い出したメタ戦人に負ける事だと思い直したのです。
(現実世界の戦人は6年前の約束を忘れておらず、照れ隠しに忘れたフリをしていた可能性が僅かにあったかもしれない。
もしかしたら、6年前の戦人と推理議論をしていた時の自分は紗音人格ではなく、ヤス人格だったのかもしれない。
妾は真里亞の内面世界内でさくたろうのぬいぐるみを復活させる事が出来なかった。
それと同じ事で、ヤス人格とした約束は、自分の内面世界内では、ヤスの概念ごとメタ戦人の記憶から消去されるのかもしれない。
でも、現実世界の戦人が6年前の約束を強く憶えていたのなら、何かの切っ掛けでメタ戦人が思い出す奇跡が起きるかもしれない。
よし、ゲーム盤内で切っ掛けを与えて確認してみよう。
思い出した結果、妾の内面世界が崩壊してメタ戦人の意識がカケラ世界の戦人に移っても構わない。
戦人と2人でこっそりと爆弾を解除して、自分の行いを懺悔して、戦人から許しを貰えればハッピーエンドじゃないか。)

しかし、EP4で切っ掛けを与えても駒戦人とメタ戦人は6年前の約束を思い出す事が出来ませんでした。
本当に現実世界の戦人は6年前の約束を忘れていたのだと思い知らされて、妹ベアト(ブレザーベアト)は酷く落ち込みました。
もしも、6年前の約束を思い出してくれたのなら、酔った勢いで駒戦人を地下祭具殿に案内して当主継承をしようと思っていたのです。
その様子をメタ空間から眺めていた姉ベアト(普段のベアト)は、
(これでもうゲームに勝つ意味も、負ける意味も無くなった。
引き分けて延々とゲームを繰り返す意味も無いから真里亞の内面世界の黄金郷に逃げ込もう。
あそこはマリアージュソルシエールのメンバーと眷族しか入れないからラムダデルタも追って来れまい。
しかし、妾が居なくなっても代りのゲームマスターがゲームを引き継ぐからメタ戦人を消去しておくか。)
姉ベアトはメタ戦人には言えない赤字、<赤)俺は、右代宮明日夢から生まれた>を無理矢理復唱させてメタ戦人を消滅させました。
ちなみに、<赤)右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた>は誰でも言える赤字だからメタ戦人にも言えたと思います。

姉ベアトは原初の魔女見習いのマリアと一緒に、真里亞の内面世界の黄金郷でお茶を飲んでいました。
そこに縁寿が現れたので驚きました。
縁寿は真里亞の内面世界でさくたろうのぬいぐるみを見事に復活させました。
マリアとベアトはさくたろうのぬいぐるみは世界に一つしかないぬいぐるみだから、もう2度と復活出来ないと思い込んでいたのです。
しかし、縁寿はさくたろうのぬいぐるみが市販品である事を偶然知ったので、真里亞の内面世界内でも復活させる事が出来ました。
マリアが満足して召天して、真里亞の黄金郷は崩壊して、姉ベアトはヤスの内面世界に戻ってしまいました。
そして、縁寿は我が身を呈してメタ戦人を復活させました。
だから、メタ戦人はベアトを殺すつもりで、姉ベアトはメタ戦人に殺されるつもりで最後の推理バトルを開始しました。
しかし、メタ戦人は姉ベアトを殺す事が出来ませんでした。
体中を青き杭で滅多刺しにしたのですが致命傷を負わす事が出来なかったのです。
姉ベアトと妹ベアトの心臓を差出して、殺してくれと姉ベアトは懇願しましたが、妹ベアトの心臓を途中で下げました。
 
とりあえず以上です。
もしかすると妹ベアトは生きているのでは。と思えたので生きている可能性を残しておきました。
EP5の廃人ベアトは実は姉ベアトで、妹ベアトは紗音・嘉音の影に隠れて生き延びていたりして。
で、EP6で妹ベアトは無垢な雛ベアトのフリをしてラムダデルタとベルンカステルをやり過ごしていたら面白いかな。と思いました。
317おそらく317>>312
うみねこの厄介な所は創作説基準で言えば
プレイヤーが見る知る内容や情報が誰を通してかで変わるということ
>ベルンカステルというキャラクター
について小冊子段階のロリ縁寿は『運命』OR『運命の魔女』と思っていた
のに後出しでベルンカステルというキャラクターを当てはめたなら
時系列的に誰がとかはけっこうどうでもいいかも。

運命というどうしようもないものを自覚したのはロリ縁寿
運命の魔女の存在を作ったロリ縁寿に語ったのはヤスorベアトorマリア
ベルンカステルに猫の設定付けたのが八城
由来や属性ごとに考案した人別々だと考えられる。

>>314
ミステリーかあるかないか以前に勝負事で
『相手がミスしている可能性』を念頭に行うことは 正直ひどい……
決定的なミス以外はミスしていない可能性を念頭に置いて
していたとしてもこれが正しいのでは?と指摘できて初めて正解

キチンと設定を詰めていたが故に敢えてああいう風にしたんだろ
と思っていたのだが違うのだろうか……
インタビューをちゃんと読むと竜ちゃんの設定のやり方が
ボトルメール原文?のような作りになっていることがよくわかる。

>>316
大枠としては同意。

補足としては
①ヤス人格とは仮にベアト人格を生み出した人格とすると
 母人格とすると子人各と勝利条件にズレがあるのは当然。
 母ヤス人格の勝利条件
  ……6年前の約束を戦人に思い出してもらうこと(勝敗無関係)
 子ベアト人格の勝利条件
  ……ヤス人格とは無関係に継いだ恋心に何らかの決着を付けること
 創作説基準だと八城夫妻がヤスのために創作して公開した物語含み
 個別の物語としてはベアト優先に見えるが全体としてはヤス優先
 に見えたりしてややこしいこともあったりなかったり

②赤字に関して
 <赤)俺は、右代宮明日夢から生まれた>を言えない
  →確証がない、それが違うということを明白に理解している人物有
   メタ内 人間確証なし赤字不可・縁寿等知識有
   メタ外 実際に違うことをベアト・八城知識有

 <赤)右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた>
  →確証がある、人間社会のルールとしてそういうこと
   メタ内 戦人が誰であるかでなく生まれたもの=戦人の理屈
   メタ外 実際にそうである、複数名同じ名前(故人・生人)
③説として 姉と妹ベアトは
 現象や由来以外には「紗代」「嘉哉」に対応しているとか
 べレザー・ドレスベアト含み
 どちらかが生きていて恋を叶えたかも叶えなかったかも知れない。
 THE猫箱。
こんな感じに考える。
318otoma>>317さん。
>大枠としては同意。
ありがとうございます。
3つの補足については参考になる部分や、使える部分は使わせて頂きます。
赤字の補足についてはまだ完全に理解しきれてませんが、
姉ベアトが<赤:そなたは、右代宮明日夢の息子ではない>を言えた理由を考えてなかった事に気づきましたので書き込みます。

縁寿が黄金郷でさくたろうのぬいぐるみを復活させた場面で、
><赤:楼座が娘の誕生日のために作った、世界でたった一つの>、………あ、………………ぅ、……………あ……、」
とあるので、姉ベアトの知らない真実を姉ベアトは赤で語る事は出来ません。
ゲーム盤上のミステリー赤字以外の赤字は、ヤスが現実世界から仕入れた真実でなければなりません。
多分、留弗夫が戦人の出生の秘密を霧江と戦人に打ち明けた直後に、惨劇か、惨劇に近い出来事が起こり、
ヤスの知る処となったのだと思います。
だから、「現実世界の2日間は何事もなく平穏に過ぎて時間切れ」と言う、自説を修正する必要がでてきました。


赤字の特性について考察

「私が(の)」とか「あなたが(の)」が含まれる赤字は自分や、相手に対してでしか、使えない赤字だと思います。
個人情報の赤字は誰でも使える赤字だと思います。
戦人の出生を例にすると、
①<赤:俺の名は右代宮戦人> 戦人だけが使える赤字
②<赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた> 誰でも使える赤字
③<赤:俺は、右代宮、>(「明日夢から生まれた」が言えない) 戦人には使えない赤字
④<赤:そなたは、右代宮明日夢の息子ではない> 戦人に対してだけ使える赤字
⑤<赤:右代宮戦人は、右代宮霧江から生まれた> 誰でも使える赤字

赤字はメタ空間(内面世界)でしか使えない。
③~⑤の赤字は、メタ空間が<赤:右代宮戦人は、右代宮霧江から生まれた>の赤字を知っている時に限り、発動する。
メタ空間はその場に居る人物から情報を入手して、公平に赤字判定をする。
319ミラ人格って言えば漫画のあれは
結局最初は遊びで最後まで遊びだったのか
最初は遊びだったけど性不具告知やらお家の下から死体がザクザクで本格的に病んで制御不能になったのか
どっちのつもりで書いてるのかいまいち理解できませんね
320317 おそらく320>>318 otomaさん

うみねこをある程度読んでいる人は大枠というか
広い括りの中ではだいたい理解している内容は『通じ合ってる』感じ。
そういう意味ではなんとなく言いたいことはわかるし納得できました。
>3つの補足については参考になる部分や、使える部分は使わせて頂きます。
お好きにどうぞ

・赤字の特性について考察についてレス

個人的な考え方だと赤字にはだいたい2種類だと考えてる。
創作説基準で

A『普遍的な事実』の赤字
 =一般的な誰でもわかるような事実を語る赤字
   ニンゲンでも使用できる、証拠がなくても使える

B『客観的な事実』の赤字
 =他の事実や証拠から導き出される事実を語る赤字
   魔女以外は証拠等がなければ使えない赤字

①<赤:俺の名は右代宮戦人> ⇒A
  主体・一人称が「俺」なので本人しか言えない使えない

②<赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた> ⇒B
  明日夢から生まれた子供の名前を戦人と付けた

③<赤:俺は、右代宮、>(「明日夢から生まれた」が言えない)
  ⇒NotB 戦人以外の知っている事実に反している
    具体的にはボトルメール原文の作者

④<赤:そなたは、右代宮明日夢の息子ではない>⇒B
  ボトメ作者がこれに関しては証明するに足る証拠を有している
  具体的には源次経由

⑤<赤:右代宮戦人は、右代宮霧江から生まれた>⇒B?
  ボトメ作者がこれに関しては証明するに足る証拠を有している

メタ世界にそういう効果があるのか、それが作中で
そういう縛りの元に記述しているのかは違いがあっても
おおよそはそんな感じだと思います。
逆に言えば居る人物に情報がないことはそういう設定でないと言えない。
猫箱の外のことに関しては誰も情報がないので猫箱。

話が逸れますが猫箱は『箱の中身にどちらかの可能性』が生まれる
というよりかは『箱の中身を観測する側にとっての可能性』が
2つ以上に分かれることが重要だったり……コインのあたりであったか
猫箱の中で赤字を与えられることで中身を想像できることが……

>>319
日本語の【遊び】という言葉がとても広範な意味を有するので
回答しにくい。人間を『遊ぶ人』とも表現するし ホモ・~

最初は(ごっこ)遊び ⇒ 人形遊び 腹話術 成り切り
最後は(役割)遊び  ⇒ ロールプレイ 代行 振り分け
こんな感じにも言えるのかな

例えば子供は語彙が少ないので 何かを表現する時に
知っている言語を無理やりにでも組み合わせて言葉を紡ぐ
それが芸術家のような詩的な表現になることもある。

遊びの言葉の意味が広いのでそうとも言えるしそうじゃないとも言える
321otoma>>320 317さん

>>318>メタ空間はその場に居る人物から情報を入手して、公平に赤字判定をする。
について何故そう思ったかの理由を詳しく説明します。
縁寿が黄金郷でさくたろうのぬいぐるみを復活させた場面で、ベアトリーチェが
「魔法のわけがない…!!<赤:ここは妾の黄金郷>!!
<赤:妾以外の魔法は絶対に存在できない世界>!! そして妾の<赤:魔法でさくたろうを蘇らせることは出来なかった>…!!
出来るはずがないのだッ!!<赤:そのぬいぐるみは特別なぬいぐるみ>!
<赤:楼座が娘の誕生日のために作った、世界でたった一つの>、………あ、………………ぅ、……………あ……、」と言ってます。

ベアトリーチェ以外の魔法は絶対に存在できない世界で縁寿が魔法を使えたのなら、ベアトリーチェと同じ魔法を縁寿は使ったのです。
同じ魔法を使ってベアトリーチェにさくたろうを蘇らせる事が出来なくて、縁寿に出来た理由は、
さくたろうのぬいぐるみが市販品である事を縁寿が知っているからです。
つまり、ベアトリーチェの魔法では世界に一つしかない物を蘇らせる事が出来ないのです。
魔法=手品だから、人間に出来る手品は魔法で(修飾)出来るけど、人間に出来ない手品は魔法では(修飾)出来ないのです。
出来るはずのない魔法を縁寿が成し遂げた。
縁寿が来た事で状況が変わった。
何が変わったのかを確認するために赤字で復唱すると、
<赤:楼座が娘の誕生日のために作った、世界でたった一つの特別なぬいぐるみ>を最後まで復唱する事が出来なかったのです。
メタ空間は縁寿から情報を得て、さくたろうのぬいぐるみを魔法で復活可能に、設定を変更したのだと思います。
この事から、メタ空間はその場に居る人物から情報を入手して、公平に赤字判定をする事が出来ると考察しました。
メタ空間が持っている情報をその場にいる人物全員が共有する事が出来ないので赤字判定で状況を確認する方法もある。
でも、赤字判定を使えば推理しなくても犯人を特定出来るのでノックス第2条でそれを禁じているのだと思います。


<赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた>を戦人が復唱出来た理由ですが、漫画EP8の雑誌にある、
「ルールY:場の全員が了承した嘘は現実として描かれる。密室空間であればなお好ましい。」に適用されていると思います。

>④<赤:そなたは、右代宮明日夢の息子ではない>⇒B
  ボトメ作者がこれに関しては証明するに足る証拠を有している
  具体的には源次経由
なぜ源次経由で知ることが出来たのか?で悩みましたが解決しました。
源次が探偵を使って郷田の女性スキャンダルをヤスに知らせたのと同じ経緯で知る事が出来たわけですね。
僕にとってもそのほうが都合が良いので僕もその説で行きたいと思います。
でも郷田が女性問題で前の職場を解雇が信じられません。
ちょっとずるい処があったとしても、接客のプロとしてのプライド持っている郷田がそんな事するとは思えません。
郷田にやましい部分が無いとヤスが、「親族会議当日の使用人メンバーから郷田を外せ。」と源次に命令するかもしれません。
でもそれが出来ないからヤスに嘘の情報を伝えたのだと思いたいです。

思ったのですが、最初から猫箱(メタ空間)の中には全ての赤き真実が出揃っています。
でも、赤字で発言された一部の赤き真実だけが猫箱で有効になり、それ以外は観測者の解釈で自由に設定出来る世界なんだと思いました。
322ケーナ今月のうみねこコミックEP7から 
考察に関わる部分をスキャンしておきました 
いろいろツッコミどころがありますが 
それは連載が終わってから… 

http://keena。web。fc2。com/comicgazou6。zip
(“。”は“ピリオド”に変換)
323名無しさん話の性質上匿名で済ませていただくが
作者さんのブログにて郷田の解雇の事情はすでに設定されていてこれとは違うのではないか?
と聞いたら
存じてますよ(^^)
と返信を頂きました

まあ事実だけ
324317 320 たぶん324>>321 otomaさん
・メタ空間はその場に居る人物から情報を入手して、
 公平に赤字判定をすると思ったかの理由説明について

ベアトリーチェの魔法またはその原理とルールは
マリア-ジュ・ソルシエール関係のマリア(真里亞)とベアト(ヤス)
とロリエンジュ(=縁寿)と例のボトメ拾った人しか知らないとか
それを使える人書ける人という時点で限定されてるのか

赤字設定以前に六軒島での(ベアトの)魔法のルールがあって
赤字なり青字なりもその魔法≒手品の原則からは逸脱できません
結果を伴う手品で有る以上【タネ】も【仕掛け】もなければいけない

【タネ】(ぬいぐるみの代用品)と
【仕掛け】(そのぬいぐるみは既製品である)を用意したので可能と

赤字での犯人特定は
①赤字の定義の際にEP2時点で禁止
②ノックス第2条(超能力による~)で禁止
③第一に真犯人は自力で解いてもらいたい気づいて欲しいので禁止

郷田関係は別の人も指摘してるけど
郷田の解雇の事情はすでに設定されていてこれとは違う
派閥争いだったはず……つまり『相手の良くない噂も流すことがある』

『郷田の解雇は女性関係が原因とする真偽不明の噂があった』…真実
『郷田の解雇は女性関係が原因である』…虚偽
こんな形でも良いのかな、要確認

赤字についてはEP8漫画版であったはずだけど
①島内(ボトメ・下位世界・EP内)限定の赤字
②島外(現実・メタ世界)で有効な赤字
な2種類があるとか

結局、『発言者』『対象』『適用範囲』の三つで大きく変わる
赤字だからと言って無条件に信じる価値があるわけでもないし
信じたいモノを信じうる根拠を見つけて信じるという方向性だった

赤字を無条件で信じるけれどそれ以外信じられなければ魔法は手品
(赤字も魔法みたいなものなのにそれを信じる=島外全て無信用)

赤字を自分なりの根拠を見つけて信じたいモノを信じれば手品は魔法

>>322
有りがたいけどFC2の著作権に関するポリシーで
アメリカの某所に適切な形で著作権侵害してる可能性あると
誰でも良いから正しい形で届け出が郵便ネット問わず送られると
なんの連絡もなしにアカウントとサイト閉じられるとか
そこら辺は気を付けなはれや

>>323
報告thx
存じてるけどそういう風に表現したのを書いたとかそんなんか
325ミラ>存じてる
素直に取れば、赤ボトルは「当時ヤスがこういう認識で事を起こした」
レベルでは真実だけどヤスの主観が客観と一致するかは限らない、事を示そうとした

ということですかね
326ケーナ>>323 

これ(作者)は水野英多さんのことですよね? 

ということは
別に郷田の設定を知らずに 
アレを描いた訳ではない 
ということですが 

アレがそもそも 
水野英多さんの解釈として描かれているのか 
それとも竜騎士07さんの指示によって 
描かれているのかで 
全然話は変わってきます 

おそらく後者なのでしょうが 
やっぱりある程度 
深読みが必要なのかもしれません
327ミラな、夏海先生なんじゃ…
328ケーナミラさん >>327 

失敬 
頭がEP7の方に移行してました… 
夏海ケイさんが描いたEP8の方ですね
329317 320 324 きっと329>>325 ミラさん

>素直に取れば、赤ボトルは「当時ヤスがこういう認識で事を起こした」
>レベルでは真実だけどヤスの主観が客観と一致するかは限らない、事を示そうとした
>ということですかね

私の持論だけど恐らくそういうことに間違いありません。

竜騎士07先生のこれまでの作品・発言を考えれば
最後の告白含め『答えを=の形で直接示すことはしない』。
或る人物が解いて欲しいことを汚すことになる故。

また、夏海先生のうみねこ漫画の描き方に関してはEP1漫画参照。
魅せ方に関してはある程度自由だけど内容は監修受けてるし
重要な部分やどうしても書かなければいけない部分は相談してる。

同じことを >>324 にも書きましたが
『郷田の解雇は女性関係が原因とする真偽不明の噂があった』…真実
『郷田の解雇は女性関係が原因である』…虚偽
これならヤス主観で赤ボトルが書かれていたとしても問題ないはず。

こういう言い方はあまり好きではないけれど
ちゃんと分かっている人は引っかからないが微妙な人は引っかかる
そういう描き方をしてるんじゃないですかね。

解釈なのか指示なのかの二択ならば明らかに指示以外ではなく
なぞなぞブックの解答集を公開してるんじゃなくて
模範解答例その1~くんの場合を公開しているに過ぎない。

“注意しろ”“惑わされるな”“本当に伝えたいことは書いてない”
そういうことなんでしょうかね。
330317 320 324 329 330?徒然書き よく勘違いされるキリスト教関係のこと作中の表現

・作中に出てくるキリスト教的な神への祈り・祈祷は
 『奇跡』や『運命』を願っているのではなく
 自分が努力し尽くしても完璧に0にできない確率を抹殺する
 『絶対』に願っている。
 キリスト教的な祈りに付ける「神の御心のままに」という言葉は
 自分が努力し尽くした上で確率=神の意志をどうか
 自分に有利な方向に神が正しいと思ったならばして下さいの意。

 逆に、作中の祈っている人物や礼拝堂のシーンは
 確率=神の意志に願う前にやるべきことはやり尽くしたの暗喩有。

・作中に出てくるキリスト教的な愛は
 『人類愛』などの概念とは別物であり複数のモノの総体を表す。
 しばしばアガペーなどで比較されるがそもそもが違う概念。
 具体的には『七罪の正反対のモノ7+約4+1』。
 約4には知恵や力(×暴力)、勇気など最後の1が広範の愛の概念。
 約4に相当するものは“主の祈り”にも登場している。

  愛がなければ視えない とは七罪の逆 公平公正な目線に加え
 その人物達への正しい理解や愛故にこれはしないするという
 ことを前提に考えなければ答えは定まらないということなのか。
331ケーナ何げに思うのですが 
夏海ケイさんにしても水野英多さんにしても 
竜騎士07さんに 
「こう描いて下さい」と言われて 
「これって変じゃないですか?」と返すものの 
「これで良いんです」と押し切られている可能性も…

だとしたら「これはおかしい」と指摘されても 
困るわけで… 

僕は昔 五代ゆうさんに 
「『ヴァルキリープロファイル』の下巻はいつ出るんですか?」と
尋ねたことがあったのですが 
返答は「そんなの出版社に聞いてくれ」でした 
多分 本人が一番気にしてたんだろうなー
332タチバナ>僕は昔 五代ゆうさんに 
>「『ヴァルキリープロファイル』の下巻はいつ出るんですか?」と
>尋ねたことがあったのですが 
>返答は「そんなの出版社に聞いてくれ」でした 
そりゃそうだ。
知ってたとしても出版社が発表してないことを答えられるわけないだろ。
333ミラエンジェは八城夫妻のラブコメパートも認識してるのか?
ここまで黄金郷=あの世と言い切ってしまうと「日記を公開されるとダメージが及ぶ」のが直感的に理解できなくなってないか?
(現世で何をやっても干渉不能に見える)

考察というより上の二点がストーリー的に疑問でしたな
334otoma>>324 317さん(バックナンバーを並べると長くなるし、317の方がシエスタ姉妹兵みたいでかっこ良いと思います)
大体において同意して頂いている様なので、特に返信する必要がないと思ったのですが補足程度に返信します。

ベアトリーチェの魔法またはその原理とルールを作ったのは、ヤスと真里亞だと思います。
ヤスが碑文の謎を解いた後で、源次と熊沢を無理矢理仲間に入れて、理解させたのだと思います。(南条は無理)
熊沢はそういう遊びが元々好きだったのですんなり受け入れる事が出来ますが、源次はしんどかったと思います。
縁寿は聖ルチーア学園に入ってから、真里亞の日記を読んでマリアージュソルシエールの魔法を理解しました。
真里亞の日記には真里亞の魂のカケラが宿っていて、それを通じてさくたろうや、煉獄の七姉妹を召喚出来たのだと思います。
戦人はEP5の後半になってからマリアージュソルシエールの魔法を理解したのだと思います。
ラムダデルタも一応理解しているけれども、深く理解したいとは思わない感じでしょうか。

赤字・青字・金字は事件後のメタ世界内で使える能力だからマリアージュソルシエールとは別物だけど関係もあると思います。

赤字:手品を肯定して魔法を否定する文字
   <赤:あんたの言う、飴玉の魔法はただの手品ッ!!>
青字:手品と魔法を肯定する事が出来る文字
   <青:でも、真里亞の時は、本当に魔法だったかもしれないよ…! 手品が存在することが、魔法を否定することにはならないッ。>
金字:手品を否定して魔法を肯定する文字
   <金:そなたが魔法にて、伏せたカップの中に黄金の花びらを生み出した。見事な魔法であったぞ。>

薄々気付いてると思いますが、僕は偽書とか偽書作家の正体等の考察は出来るだけ考えないようにしています。
ボトルメールは事件前にヤスが書いた内容なので推理考察に含めないといけませんが、偽書関係はまだどうでもよいと思っています。
ひぐらしでは偽書とかボトルメールは登場しませんでした。
だから、ひぐらしは純粋に逃げ道なくファンタジーとして推理考察出来たのに、うみねこでは偽書があるのでそれが出来ない。
僕はうみねこをひぐらしの様に推理考察してカケラ世界の奇跡で運命を変えてハッピーエンドに持ち込みたいのです。
それも原作を変更しないで、朗読の術のみでうまい事出来ないかなと悩んでいます。

それとケーナさんの画像アップの件なのですが、そんなに心配する事もないかと思います。
ケーナさんは推理考察に必要な部分だけを選んでアップしてるからそれは全体の中の一部だと思います。
全部なら犯罪だけど、一部ならかえって雑誌の宣伝効果になっているのではと思うのですが。
公共の掲示板でそんな理屈は通らないと思いますが、画像アップのおかげで推理が進んだから同罪と言う事でケーナさんを援護しました。
でも、317さんのおかげで目が覚めたので今度からはEP8を毎月雑誌を買って、EP7は単行本発売まで待とうと思います。

それとケーナさんのアップしてくれたcomicgazou6を見て思ったのですが、ヴァン・ダインの第12則。
<真犯人が複数であることを禁ず。>に違反しないのでしょうか。
335ケーナタチバナさん >>332 

この手の出来事には2つの可能性が考えられます 

1つは作者に原因があるケース 
作者の事情により 
続きが出ない 

2つは出版社に原因があるケース
出版社の事情により 
続きが出ない 

僕はどちらか確認したかったので 
尋ねてみたのですが 

五代ゆうさんの『ヴァルキリープロファイル』の場合は 
後者だったわけです 
五代ゆうさんの手元には完成原稿があるのかもしれません 

『うみねこ』の場合はまだ良く解りませんが 
少なくともミスということはなさそうです 
ただ“誰の意図”なのかが見えづらいので 
解釈が難しい 
336ケーナミラさん >>333 

創作説にしてもファンタジー説にしても 
EP8の黄金郷に流れ着いた時点の縁寿の立ち位置は
一緒だと思うんですよね 
 
EP1~3のカケラをベルンカステルに見せられ 
EP4に駒として参加し 
EP6でフェザリーヌの巫女を務め 
EP7でベルンカステルに六軒島の真実を見せられた 
(ただし縁寿はあの時点ではそれが六軒島の真実だとは認識していない) 
そしてEP8で戦人にゲームに招待された 

縁寿が全体を俯瞰して認識しているのはEP1~3までで 
あとはゲーム盤の駒として認識出来る範囲でしか 
物語を知らないでしょう 
337ケーナ
otomaさん >>334 

擁護いただきありがとうございます 
本来ならば考察の中で使用すべき素材なのですが 
(1)考察を発表するまで時間がかかりそう 
(2)考察に使用しないかもしれない 
上記理由により素材のまま提供しています 
各考察者間で持っている情報に差があるのはアンフェアなので… 

“真犯人の定義”はおそらく 
何らかに事情により 
変更を余儀なくされたのだと思われます

僕はEP3の解釈で何か穴に気がつき 
それを埋めるためなのではないかと考えています
(むしろそれによって別の穴がいくつも開いてしまった気がしますが…)
338タチバナケーナさん >>335

だから、どっちにしても、作家が答えられる話じゃないし、
(ケーナさんの言ってる通りの文面ではないかもしれないけど、)
明らかに、そんなこと質問されて困ってるのに、
それを今、この場で悪びれる様子もなく語る神経が理解できないんだけど。

ちゃんとその場で謝罪した? 作家のやる気を削ぐような真似やめてよね。
339ミラ>あとはゲーム盤の駒として認識出来る範囲でしか 
いやそもそも今回ってエンジェがぶっ倒れてカケラが反応して始まったのが八城夫妻の回想(赤ボトはその中のさらに回想)ですよね?

ちょっとあの表現でエンジェが知らぬ存ぜぬでストーリー進行されてしまうと不自然な気がします
340ケーナミラさん >>339 

“Confession”は作品中に2つ存在します 
1つは現実世界の八城幾子が海岸で拾ったもの 
これは紗音が1986年に書いて海に流したものです 

もう1つは図書の都に所蔵されていたもの 
ミラさんが指摘しているのがこちらです 

現実世界の物語と虚無の海での物語が 
同時並行で進行していますが 
我々読者が見たのは現実世界の“Confession”です 

そして黄金郷に流れ着いた縁寿は 
肉塊になっている間に 
図書の都にあった“Confession”のカケラに触れ 
その内容を知りました 
(この場面は作品中には描写されていません)

また あの時は“一なる真実の書”を読んだ後ですので 
六軒島の真実を知っています 
ですがウィルとは初対面でしょう(理御には会っている)
341otomaケーナさん >>337

実はうみねこの殺人トリックをニンゲンによるミステリーで推理考察した事があまりなかったので、それについて書き込みます。

多くの人が、紗音の肉体がニンゲンの犯人だと決めつけて、そうなる様に全てのトリックを構築していたのだと思います。
自分は深く考えてなかったけど、ケーナさんのアップしてくれたcomicgazou6をみてなんか、イメージが違うなと思いました。
まず、ヴァン・ダインの第11則。<使用人が犯人であることを禁ず。>と、第12則。<真犯人が複数であることを禁ず。>に、
違反していると思いますが、共犯者も殺人可能なら源次や絵羽が殺人に加わっても問題はありません。
紗音と嘉音を偽装死させるために南条は絶対に共犯者にしなくてはいけませんが、書斎で脅せば十分でしょう。
問題は毒薬を南条が理由もなく、所持しているかどうかですが、源次に頼めば事前に用意してくれるので大丈夫です。
EP2とEP4の第一の晩で毒薬による大量殺人を行わなければなりませんが、源次が用意した飲み物で乾杯させれば可能でしょう。

EP3の第二の晩も絵羽である必要はありませんが、それを否定する根拠はありません。
犯人は七杭を持っている人物だからEP3の同士討ちは絶対に間違っていると思いますし、留弗夫は額に杭が刺さっています。
EP3の蔵臼夫婦殺しは、二人をゲストハウスから出した後、戸締りをしないといけないから絵羽が共犯だと思います。
絵羽は杭を持ってないし、一人で二人同時に首を絞めるのは難しいから紗音と一緒に殺害したのだと思います。
でも、予め杭を二本分、分けて貰って、コーヒーに薬物を入れて動きを封じれば、絵羽一人でも殺人可能です。

EP4の第一の晩をニンゲンによるトリックで構築するのは全員が共犯者であったとしても難しいです。
だから、郷田・熊沢・蔵臼・霧江・南条が出て行った後で、源次が用意した飲み物で乾杯させて残り5人を毒殺します。
5人の死亡を確認してからヤスは客室へ移動して、蔵臼・霧江・南条と合流します。
源次は銃で5人の頭を吹き飛ばした後で、園芸倉庫近くに待機します。
頃合いを見てから、郷田・熊沢を園芸倉庫に連れて行かせて、ヤスと源次が協力して2人を吊ります。
偽鍵で密室を構築してから客室に戻り、テストを開始させます。
ヤスは譲治を殺害してから、置手紙で待たせている朱志香の部屋に移動して、朱志香に電話させた途中で朱志香を殺害します。
どうやって銃声を誤魔化したのかは不明です。
その間に源次は蔵臼と南条を騙して、外に連れ出して殺害します。
ヤスは客室に移動して、霧江に電話させた途中で霧江を殺害します。
源次が戻って来てから食堂で、ヤスが源次を殺害します。
ヤスは電話で真里亞を食堂に移動させて、戦人と電話している間に、真里亞が食堂に到着するので、真里亞を毒殺します。
ヤスは戦人と屋敷の玄関で会話した後、礼拝堂に鍵を取りに行かせて、その間に井戸まで移動して自殺します。


EP4をヤス一人で構築するのは不可能じゃないけど、園芸倉庫で郷田と熊沢を吊るのは難しいから源次の協力は必要だと思います。
だからEP4で源次を共犯にさせるために、EP2の南条・熊沢殺しを敢えて源次にさせたのではと思いました。
EP3の蔵臼夫婦殺しは絵羽はヤスの共犯で、楼座親子殺しも犯人はヤスで良いと思うのですが、何故、絵羽に殺害させたのでしょうか?
もしかすると、蔵臼夫婦殺しに絵羽がどこまで使えるかを試すために、楼座親子を絵羽に殺害させたのでは。と思いました。
でも、我々考察者が、そんな事情まで考慮して源次と絵羽を犯人だと断定するのは不可能だと思います。
それと、EP3の同士討ちはどんなにひいき目に見ても、おかしいと思います。
今回、ニンゲンのトリックに毒薬を使いましたが、原作には毒薬の記述は一切無かったと思います。
EP4の真里亞の死体から、毒殺の可能性があるから毒薬は存在すると思って推理しろ。という事でしょうか。
それとも毒薬を使わずに殺害出来るトリックがあるのでしょうか。
342ケーナotomaさん >>341

“共犯者が殺人をしても良い”ことにしたのは 
EP3における絵羽の立場を説明する為だと思います 

これでもうEP3の情報は打ち止めだと思いますが 
得られた情報から一番妥当な物語を考えると 

まず 絵羽が碑文の謎を解き 
地下貴賓室に至ります 
すぐ後に楼座が地下貴賓室にやってきます 

薔薇庭園で絵羽は誤って楼座を殺害してしまい 
そのまま真里亞も手にかけます 

このタイミングで紗音は絵羽と接触したのでしょう 
以後 絵羽と秀吉は共犯者という扱いになります 
(共犯者になる前に殺人していますが…) 

秀吉が留弗夫と霧江を殺したというのは 
絵羽が部屋から出ていないことを示していると思われます 
ですから秀吉たちに杭をさしたのは紗音です 

あとは紗音と絵羽が協力して殺人をしていく 
ただ 疑問なのは譲治が殺された時に 
横に紗音が転がっているわけですが 
普通なら逆上して紗音を殺すと思われます 

EP4の第一の晩は 
ep7will0401。jpgという画像から察するに 
源次と2人がかりで 
不意をついて一気に殲滅したと思われます

EP4の熊沢と郷田は 
ep7will0404。jpgという画像をご覧頂くと 
解ると思いますが 
おそらく首吊りの真似をさせて 
首にロープをかけたところで射殺したと思われます 
(あるいは銃で脅して首にロープをかけさせた) 

共犯者が殺人をしても良いのなら 
幻想描写から現実の犯行を導き出すことは不可能で 
もはやミステリーとして終わっている気もします
343ミラ>『第四のゲーム! 共犯でない複数の犯人が互いを殺し合った末の…』
>「ヴァンダイン第12則 真犯人が複数であることを禁ず」
344ミラ上は押し間違い

>犯人とは殺人者の事である
これが全ゲーム適用の赤であり
>使用人が犯人であることを禁ず
これを守るとしても

>『第四のゲーム! 共犯でない複数の犯人が互いを殺し合った末の…』
>「ヴァンダイン第12則 真犯人が複数であることを禁ず」
この発言は破綻しない

この会話の文脈ならヤギの方から共犯ではない~とアシストしてしまっているので、犯人が複数いても「使用人が含まれておらず」「犯人同士の序列が明らかで真犯人」は一人ならば問題はないはず

むしろ気をつけてみれば「複数の犯人~」に対して「真犯人」と切り返しているのだから逆説的に「ヴァンダイン第12則 犯人が複数であることを禁ず」とはいえないと証明してる
345otomaケーナさん>>342

もしかすると、竜騎士先生は偽りの解答を公開したのかもしれない。と邪推しました。
雑誌EP7では南条殺しの解答をウィルは答えなかったと思います。
つまり、竜騎士先生には南条殺しの解答を公開する意思がないのだと思います。
だとすると、EP3の第二の晩と第四~第八の晩の犯人がヤス(紗音の肉体)だと、南条殺しの犯人がバレバレになってしまいます。
だから偽りの解答(絵羽が犯人。同士討ち)を公開したのでは。と邪推してしまいました。
そんな馬鹿な。と思いたいのですが、竜騎士先生は性格の悪い部分(ミスリードさせる)があるので可能性は十分ある気がします。
でも、そんなメタ推理(作者の心理や都合からの推理)は良くないので本文の記述から理由を考えてみます。

ヤスの内面世界と真里亞の内面世界はマリアージュソルシエールのメタ空間で繋がっていると思います。
もしかすると真里亞の魂もヤスの魂と一緒にループしているのかもしれません。
そして真里亞は、ベアトリーチェは必ず自分を黄金郷に連れて行ってくれると信じています。
でもEP3では都合が悪くなって真里亞を黄金郷に連れて行く事が出来なくなりました。
しかし、今後の付合いもあるので、「ゲームマスターの変更により、絵羽が真里亞を第二の晩にて殺した。これはアクシデントである。」
という事にすれば真里亞も納得するだろう。と思って偽りの真実を真里亞に話したので、それがEP3の真実になったのだと思います。

EP3の第四~第六の晩の犯人ですが、ヤス(紗音の肉体)が三人を殺害したのだと思います。
でも、秀吉を殺害した事がばれたら絵羽は怒って、共犯者として協力してくれなくなります。
だから、「秀吉は勝手に同士討ちして死んでしまった。妾は通りすがりに杭を刺しただけだ。」
と、ヤスはブレザーベアトの姿で偽りの真実を絵羽に話したので、それがEP3の真実になったのだと思います。

今はミステリーの話をしているのに何故、ブレザーベアトが出てくるんだ?とケーナさんは悩んでいると思います。
ミステリーだろうが、ファンタジーだろうが、事件はゲーム盤で起こっているのです。
そして、ゲーム盤はヤスの内面世界の中にあります。
そして、ヤスの内面世界とゲーム盤にヤスの概念はありません。
ゲーム盤の中のヤスは紗音の肉体(ボインな胸もある)で、紗音の肉体は嘉音や、ブレザーベアトにも変身可能です。
魔法で変身するのではなく、心で変身するのです。
ヤスが自分は嘉音だと思い込んだら、周りの駒もヤスを嘉音だと思い込んでしまうのです。
ファンタジーで考えたいのなら、ブレザーベアトが煉獄の7姉妹を召喚して魔法殺人を行ったと解釈すればよいし、
ミステリーで考えたいのなら、ヤスが紗音、嘉音、ブレザーベアトの姿に変身しながら、
共犯者達と一緒に銃と杭を持って、碑文殺人を行っていると解釈すればよいと思います。

EP3では絵羽は碑文の謎を解いたとは思いません。
comicgazou6に「絵羽と秀吉は買収されている」とありますのでブレザーベアトの共犯者です。
だから碑文通りに殺人が行われ、死体に杭が刺さっているのです。
絵羽が碑文の謎を解いて地下貴賓室にたどり着いた事や、後からやってきた楼座等は全部幻想です。
ブレザーベアトの姿をしたヤスが絵羽夫婦を地下貴賓室に連れ込み、共犯者にしたのだと思います。
絵羽夫婦は、地下通路の鉄格子の鍵を渡してくれたら、共犯者になるから、成功したらカードの暗証番号を教えてもらう条件で、
協力したのだと思います。
鉄格子の鍵を絵羽が持っている事を南条は知りませんが、絵羽親子は裏切って地下祭具殿の事を全員に話すかもしれません。
絵羽を裏切らない共犯者にするために、楼座親子を絵羽に殺させたのかもしれないと、今思いました。
だからヤスは碑文殺人が終わったら、第九の晩で譲治と絵羽と南条を殺害する決心をしたのだと思います。

眠たいし、疲れたので、この辺りにしますが、EP4のトリックにスタンガンを使えたら、5人を気絶させた後で、
至近距離からの銃で頭部半壊を行いやすいし、電話の途中で音もなく、気絶させやすいです。
問題はノックス8条に引っ掛るので使用可能かどうかですね。
346ケーナotomaさん >>345 

>>もしかすると、竜騎士先生は偽りの解答を公開したのかもしれない。と邪推しました。 

僕もこれはEP8コミックが始まった頃から思っていました 
竜騎士07さんが意図的にそうしている可能性以外にも 
コミックを描いている作家さんに
自由に描いてもらっている可能性もありえます 

ただ こんなことをしても 
読者が混乱するだけですから 
どういう意図があるのか解りかねますが… 

EP3については 
よく考えてみれば 
幾子が偽書を書く場面が出てくるかもしれませんから 
コミックEP8で何らかの解説が期待出来るかも 

取りあえず 絵羽は部屋から出ていない=杭を刺せない 
ですから杭を刺したのは紗音であることを 
読者に理解させる為に
“秀吉が留弗夫と霧江を殺した”と明示したと思われます 
(それと同時にエヴァ=絵羽ではないことを理解させる意味も…) 

>絵羽夫婦は、地下通路の鉄格子の鍵を渡してくれたら
>共犯者になるから
>成功したらカードの暗証番号を教えてもらう条件で
>協力したのだと思います。

誰も逃がす気のない紗音からすれば 
絵羽たちに鍵を渡してしまうと 
自分を殺して逃げてしまう可能性がありますので 
まず渡せないでしょう 

偽物の鍵を渡すか 
もしくは見つからないところに隠してしまうと思います 

ですから絵羽が島から脱出出来た以上 
絵羽は碑文の謎を解いて 
黄金の魔女を継承したとしか考えられません 

ただ そうなると 
何故 紗音は殺人を続けるのか
解釈不能になってしまいます 

本当にコレ 
きちんと答があるんでしょうか? 

>EP4のトリックにスタンガンを使えたら

このあたりは別に 
キチンと詰める必要はない部分 
なのではないかと思います 

あくまで“計画書”あるいは“物語”ですので 
絶対確実である必要はなく 
「可能であればそれで良い」くらいでしょう 
347otomaケーナさん>>346

>誰も逃がす気のない紗音からすれば 
絵羽たちに鍵を渡してしまうと 
自分を殺して逃げてしまう可能性がありますので 
まず渡せないでしょう

そこまで考えてなかったけど、確かにその様な行動を起こす可能性はありますね。
絵羽は格闘技が強いからその気になれば、銃で武装していても危ないです。
そこまで危険予測をすると、もう鍵を渡せなくなりますから、ならばどうするか?を考えてみました。

「ならば、そなたらを共犯者にするのは諦めよう。ゲストハウスに戻るが良い。」
「見逃してくれるの?」
「そなたらが地下貴賓室から出たら入口を内側から塞ぐ。以後は碑文の謎を解かない限り、入口は開かない。
今日の24時までに碑文の謎を解いて再びこの場所に至れたら、爆弾を解除してやろう。」
「ならば、今ヤルしかない。」
「待て待て。妾をやっつけも地下通路の鍵も地下貴賓室の鍵も持っておらぬぞ。さあどうする?妾の共犯者になるか。碑文を解くか。」
「鍵を渡してくれたら共犯者になるわ。」
「今、この場で鍵を渡すわけには行かん。ならば、間もなく真里亞と楼座がゲストハウスから出てくるから、2人を殺害して見せよ。
それなら、裏切らないと共犯者だと信用して鍵を渡してやろう。碑文殺人が完了すればカードの暗証番号も教えてやろう。」
(地下通路の鍵を渡しても、地下貴賓室の鍵を持ってる限り、妾(相手)がまだ有利だ。)
「南条先生は碑文の謎を知っているの?」
「知っている。しかし、教えたら爆弾を解除しないと脅している。(ばぁか。本当は知らないんだよ。)」
絵羽は思案の結果、その条件で共犯者になる事にしました。

ところが、ヤスも知らなかったのですが、南条も熊沢も、碑文の謎と爆弾の解除方法も知っていたのでした。
ゲームも第六の晩まで進んだ頃に、ふと、(なぜ、EP2で源次は南条と熊沢を本当に殺害したのだろう?
第七の晩と第八の晩は幻想修飾すれば済むのだから、実際には行方不明のままでも問題無かったのに。
まさか、南条も熊沢も、碑文の謎と爆弾の解除方法も知っていたのでは?)と考えました。
念のために譲治をゲストハウスからこっそりと出して、屋敷の客室で殺害しておきました。
絵羽が蔵臼夫婦を殺害して東屋まで運んでくるのを見届けてから、ブレザーベアトは「後で譲治にこっそりと暗証番号を教えておく。」
と言って、屋敷に引き上げました。

ヤスは南条を殺害してから絵羽の様子を観察しました。
戦人を殺害した後、礼拝堂に移動したので、南条が碑文の謎を絵羽に教えたのだと確信しました。
その後、ヤスは絵羽を殺害しようとして、返り討ちに逢い、当主の指輪を盗られて、絵羽は九羽鳥庵に逃れて、生き残りました。


ついでに絵羽が碑文の謎解きを選択した場合のヤスの行動も考えてみました。
メタ空間でベアトリーチェとメタ戦人が推理合戦をするのが本当の目的だから、取りあえず碑文殺人を遂行させないといけません。
絵羽夫婦を共犯者にする事を諦めて、ゲストハウスに返すフリをして、第二の晩で絵羽夫婦を殺害して、楼座親子を共犯者にします。
後は、楼座親子に「食料を調達したい。」と交渉させて、屋敷で留弗夫夫婦と楼座を第四の晩~第六の晩で殺害します。
譲治をゲストハウスからこっそり出して、ヤスは紗音の姿でお願いして共犯者にします。
真里亞か南条に頼んで、内鍵を開けてもらい、ヤスと譲治がゲストハウスに侵入して、蔵臼夫婦を第七~第八の晩で殺害します。
紗音と譲治は屋敷の客室に戻って、ヤスは第九の晩で譲治を殺して、隣で死んだフリをします。
隙を見てヤスは南条を第九の晩で殺害します。
後は第十の晩で全員死亡します。


>このあたりは別に 
キチンと詰める必要はない部分 
なのではないかと思います

この頃のヤスはノックスとかヴァン・ダインを意識してなかったかもしれないので、細かい部分で深く悩む必要はないかもですね。
ただ、黒山羊の連中がバッサバッサと切り倒されたので厳守しなくてはと思い込んでました。
ウィルの推理も、漫画の絵とは違う内容を考えながら喋っているのかもしれないですし。
348ケーナotomaさん >>347 

EP7を読み返して 
以下の記述を見つけました 

“「この地下貴賓室へ至る鍵です。これを使えば、もう仕掛けを使う必要はありません。」
碑文の謎は、彼女以外、誰も答えを知らず、そして唯一の鍵も、彼女の手に委ねられる。” 

取りあえず疑問なのが 
“地下貴賓室へ至る鍵”をどこでどう使うか? です 
入り口は普段隠されているはずですから 
(でなければ金蔵の後をつけた蔵臼に見つかっている) 

もしかすると絵羽が碑文の謎を解いたタイミングが 
作品中で描かれていた場面よりもずっと後なのではないでしょうか? 
そのタイミングとは 
紗音が嘉音として朱志香と一緒にカーテンに隠れた後 

本来はそのまま時間切れになって 
全員が爆発で死亡するはずでしたが 
絵羽は碑文の謎を解き 
地下貴賓室から黄金を持ち出してアピールした為 
紗音は姿を現して鍵を渡した と 

もはや幻想描写がまるで信用出来ないことが判明しましたから 
コレくらいでちょうど良いのかも…

これはotomaさんの説にも応用出来るでしょう 

>ウィルの推理も、漫画の絵とは違う内容を考えながら
>喋っているのかもしれないですし。

これはそうであることを信じたいですが 
まあ 十中八九
アレが“公式解答”でしょう
349otomaケーナさん>>348

>“「この地下貴賓室へ至る鍵です。これを使えば、もう仕掛けを使う必要はありません。」
碑文の謎は、彼女以外、誰も答えを知らず、そして唯一の鍵も、彼女の手に委ねられる。”
しまった。碑文の謎はヤス以外は誰も知らない事を、途中からうっかり忘れていました。
この記述が真実なら、>>347の自説は使えないです。
もし、ヤスが地下貴賓室の鍵を取引材料に使わなかったら、絵羽を共犯者にした後、地下貴賓室に行く用事が無いから、
ヤスが地下貴賓室の鍵を持ち歩く必要もなく、地下通路の鍵を絵羽が手に入れても、絶対に九羽鳥庵にたどり着けないです。
つまり、「我らの告白」では、地下通路の鍵だけで九羽鳥庵にたどり着けると、取引相手に錯覚させた訳ですね。
今回、ケーナさんの指摘を受けて、取引材料に地下貴賓室の鍵も使いましたが、そうしないと気付かないトリックでした。
だとすれば、EP3でどうやって絵羽は九羽鳥庵にたどり着けたのでしょうか?
ケーナさんの言うように、ギリギリになって碑文の謎を解く事に成功したのかな?
この謎については今後も考えてみようと思います。

でも、苦しい言い訳をするなら、礼拝堂のレリーフを掃除してたから、源次は碑文の謎を知っているのではないでしょうか。
碑文の謎を解く以外では、南条から碑文の解答を聞き出さない限り、絶対に九羽鳥庵にたどり着けない気がするのですが。



今まで書き込もうと思って、力尽きて書き込めなかったのですが、地下通路の鍵の存在を原作の記述から推理出来る箇所が分かりました。

>「ここは……?」
「…これは、井戸なのか……? ここはどこなんだ…。」
霧江が井戸から顔を出し、続いて蔵臼も姿を現す。
木立の向こうに屋敷の裏手が見えることに気付き、蔵臼は大体の場所を理解した。
……まさかこんなところにある井戸に、秘密の地下道が隠されていて、隠し屋敷につながっていたとは……。
「ろ、老体にはやはりこれは辛いですな……。……普段は別の場所から、ちゃんと階段で上がれるのです。鍵さえ開けば…。」
(EP4より)
EP7お茶会を読んだ後で、この記述を思い出せば、地下通路には鍵の掛かった鉄格子があるのでは。と推理可能だったのです。
地下貴賓室の入口は内側から施錠、開錠が出来ると思いますので、地下通路の鍵の事を指していると思います。
350ケーナotomaさん >>349 

>碑文の謎はヤス以外は誰も知らない事を、途中からうっかり忘れていました。

僕はこれ 読み落としていました 
つまり源次は
黄金のレリーフが地下貴賓室へ至る鍵であることは知っていましたが 
どう操作すれば良いのかは知らなかったわけです 
熊沢も同様でしょう 

正直 ここまでに明らかにされた情報から考えると 
EP3は大概酷い出来だと思います 
秀吉は殺人なんてとても出来ないような人物として描かれていながら 
留弗夫と霧江を殺していますし 
EP1で単独ゲスト共犯者(デフォルトで共犯者である使用人と真里亞以外の共犯者)であった2人が 
再び単独ゲスト共犯者であるのも解せません 

推理不能&意味不明です 

絵羽が碑文の謎を解いたのが終盤なら 
紗音の殺人は正当化されますが 
絵羽と楼座との地下貴賓室での遭遇以降のやりとりが 
完全に単なる幻想描写になってしまいます

もし いずれ何らかの形で解答が提示されたとしても 
僕はいかなる答でも納得しないでしょう 

『我らの告白』に以下の内容があります 

“「……それで、私たちに何をしろと言うのですか。」(夏妃)
「協力すると言ったが、……おかしな犯罪の片棒は担げんよ。」(蔵臼)
蔵臼たちは疲れ切った様子でそう言った。
「妾は、とある人物を持て成す為に、ある芝居を上演したい。」(ベアト)
「……ある芝居……?」(蔵臼)
「そやつと妾は推理小説を嗜み、互いに議論を交わした仲よ。故に、その6年ぶりの帰りを祝って、極上のミステリーで歓迎してやりたいのだ。」(ベアト)
ベアトはこの台風で閉ざされた島で、何らかの狂言をしたいらしい。その辻褄合わせとして、彼女の用意したシナリオに従うのが役目と言う。つまり、彼女の芝居の登場人物になれということだ……。シナリオに従い、行動し、喋るだけ。それ以上のことは強要しないようだった。” 

共犯者 特に親族に要求出来るのは
せいぜいこのくらいが妥当です 
351otomaケーナさん>>350

EP3でどうやって絵羽は九羽鳥庵にたどり着けたのでしょうか?の解答が解りました。
普通に答えるのは簡単ですけど、朗読の術で答えるのは自分の文章レベルでは難しいですね。
ケーナさんもこの謎に挑んで、ケーナさんの朗読の術(原作をいじらない推理SS)で解答を発表したらどうでしょうか。
352otomaケーナさん>>350

少しヒントと言うか、問題の条件をこちらで設定します。

絵羽は碑文の謎を解く必要はないし、南条から碑文の謎を聞き出す必要もないです。
絵羽は地下通路の鍵を持っているけど、地下貴賓室の鍵を持っていない状態です。
絵羽は地下貴賓室の鍵の鍵穴がどこにあるのか判らない状態です。
ヤスは絵羽に拷問されても絶対に白状しません。

では、健闘をお祈りします。
353ケーナotomaさん >>351 

絵羽は地下貴賓室に一度は行っている 
という前提で大丈夫ですよね? 

紗音を懐柔出来る可能性がありうるのは 
「鍵を渡さなければみんなに全てを打ち明けて儀式をぶち壊す」 
と脅すくらいだと思います 
354otomaケーナさん>>353

戦人が客室で絵羽に殺害された後で、何が起こって、絵羽が九羽鳥庵にたどり着けたのか?を想像(推理ではない)してみて下さい。
客室に居るのは、絵羽と、死んだフリをしているヤスと、カーテンに隠れている失明中の朱志香の3人です。
自分も解ったつもりで、問題を出しましたが、細かい処をどうするかで悩んでいる最中です。
355ケーナotomaさん >>354 

絵羽は紗音が死んだフリをしているのを認識している 
という前提で大丈夫でしょうか? 
(僕は紗音は朱志香と一緒にカーテンに隠れていると思いますが…)

朱志香の助命と引き換えに 
鍵を渡したということだと思いますが 
紗音に人質は通用しないのではないでしょうか? 

それならばむしろ 
このタイミングで絵羽が碑文の謎を解いたと考えた方が 
自然な気がします 
356otomaケーナさん>>355

>絵羽は紗音が死んだフリをしているのを認識している 
という前提で大丈夫でしょうか? 
(僕は紗音は朱志香と一緒にカーテンに隠れていると思いますが…)

僕の考えているうみねこの世界の設定の話をします。
うみねこのゲーム盤とその上位世界のメタ空間は、
独立したカケラ世界の中の六軒島に生きるヤスの内面世界にあると思っています。
ヤスの内面世界にヤスは存在しません。
ヤスは紗音か、嘉音か、ベアトリーチェのどれかになりきってカケラ世界の中の六軒島で生きています。
ヤスが紗音になりきっている時のヤスの内面世界の紗音の身体は、巨乳で健康で出産も出来ます。
ヤスが嘉音になりきっている時のヤスの内面世界の嘉音の身体は、華奢で非力だけど男性器(ヤスイメージ)が付いてます。
ヤスがベアトリーチェになりきっている時のヤスの内面世界のベアトリーチェは、(幻想修飾された)魔法の使える魔女です。
ヤスが嘉音になりきっている時のヤスの内面世界の中の、他の人(例えば夏妃)は、ヤスを嘉音だと認識しています。
ヤスが紗音やベアトリーチェになりきっても、ヤスの内面世界の中の他の人は、ヤスを紗音やベアトリーチェだと認識します。
この脳内変換は、ヤスの内面世界に嘉音が誕生した頃から密かに行われていました。
ヤスが碑文の謎を解き、源次と熊沢の協力を得てからは、実際に嘉音やベアトリーチェに変装してストレス発散していました。
この脳内変換は、ヤスの内面世界の中にあるメタ世界とゲーム盤上では、実際の出来事になってしまいます。
つまり、ヤスが自分を紗音(嘉音)だと思い込めば、ゲーム盤の駒もヤスを紗音(嘉音)だと認識して相手をします。

以上の僕の考えた設定を踏まえてケーナさんの質問に答えると、絵羽は紗音の死んだフリを紗音の死体だと確実に認識しています。
こう考えると、EP1でまだ生きている嘉音の手当てをした朱志香が、途中で嘉音の死亡を認めた事にも納得出来ます。
EP3の連鎖密室で、最初にソファーの上の紗音の死体に触った留弗夫も、その死んだフリに疑問を感じませんでしたし、
絵羽が譲治の死体と並んで床に転がっている紗音の死んだフリを見ても、死体が移動している事に、疑問を感じませんでした。


>朱志香の助命と引き換えに 
鍵を渡したということだと思いますが 
紗音に人質は通用しないのではないでしょうか?

朱志香を救いたい。とヤスが心変わりをすれば、朱志香は人質として通用すると思います。
いや、それ以前に、絵羽はヤスをやっつけて、地下貴賓室の鍵を奪うと思います。
地下貴賓室の鍵の鍵穴を白状させる為に、絵羽は朱志香を人質として利用すると思いますが、
もはやこれまで。と嘉音が諦めるので結局、朱志香は人質として役に立たないと思いますが。


そろそろ、自分の考えた解答を、家の用事を済ませた、土曜日の昼以降に書き込んで、発表しようと思います。
多分、ケーナさんが納得出来ない内容だと思うし、僕もこれで良いのかと、最近自信を無くしている説なので、
あまり、期待しない方が良いです。
357otoma>>356

表現が適切ではなかったので訂正します。

>以上の僕の考えた設定を踏まえてケーナさんの質問に答えると、絵羽は紗音の死んだフリを紗音の死体だと確実に認識しています。
を、
>以上の僕の考えた設定を踏まえてケーナさんの質問に答えると、絵羽は紗音の死んだフリを紗音の死体だと強く思い込んでいます。
に訂正します。
358otomaでは、EP3でどうやって絵羽は九羽鳥庵にたどり着けたのでしょうか?の推理SSを書き込みます。


(今回はこれにて終了。後は24時までの残り時間を疑心暗鬼になりながら過ごすが良い。)
碑文殺人が終り、暗証番号を扉に書き込んだヤスは急に何をする気力もなくなって、客間の譲治の死体の側に寝転がっていました。
間もなくして、戦人、朱志香、絵羽、南条がやって来たので、(妾は紗音の死体、紗音の死体…)と思い込みました。
案の定、4人が客間に入って来ても、死んだフリをしているヤスには無関心でした。
やがて、朱志香と絵羽は口論を始め、取っ組み合いになり、銃の暴発で朱志香の両目は負傷しました。
絵羽はその場から逃げ去り、戦人は絵羽を追い駆けて行き、南条は朱志香を治療するために、使用人室へ連れて行きました。
それまで、無気力に紗音の死体を演じていたヤスは起き上がり、南条と朱志香の後を尾行しました。

この時のヤスは無意識の内に嘉音に変身し、ある考えに囚われていました。
(朱志香お嬢様の目が一生見えなかったら、僕は現実世界でも嘉音として、ずっと側で支えてあげる事が出来る。
それはとても幸せな事だ。だから二人で六軒島から脱出して、何処か遠くの街で静かに暮らそう。)
遅れて、正気に戻ったヤスは、(こら嘉音!勝手に目覚めて体を動かしてはならん!そなた、何をしているのか分かっておるのか。
これは戦人のために用意したゲーム盤。つまり、現実世界ではなく、妾の内面世界での架空の出来事であるぞ。夢と同じなのだ。)
(どうせ覚める夢なら、せめて夢の中だけでも良いから幸せな未来に行きたいんだ。お願いだから邪魔しないでくれ。)
(24時になれば強制的に覚める夢だ。その先の未来へは行けぬぞ。)
(時間内にゲーム盤から脱出出来て、駒が生き残れば世界は続くかもしれない。勿論、お前はその先の未来を見る事は出来ないがな。)
(そうなのか?そういう物なのか…?いや、とにかく、妾の立場も考えてくれ。ゲームマスターの駒がゲーム盤を無茶苦茶にしたら、
後で妾がラムダデルタ卿に怒られてしまう。)
(お前の都合など知った事か。そんなに止めさせたいのなら、実力で阻止すればいいじゃないか。)
(さっきから妾の体の主導権を取り返そうと必死になっているのだが、そなたが邪魔で言う事を聞いてくれぬ。)
(元々一つの人格が三つに別れたんだ。その内の一つの勢力が大きくなれば、残りの二つの勢力は小さくなるのさ。)

嘉音は南条を射殺した後、ベアトリーチェの演技をしました。
「今から南条の死体でたっぷり遊んでやるぞ。それに飽きたら次は朱志香の番だぞ。楽しみに待ってろよぉ。ウヒャヒャヒャ。」
「待て。ベアトリーチェ!そうはさせないぞ。喰らえ。カノンソード!」
「ぎゃぁぁぁぁーっ!やられた…。おのれ、嘉音め。覚えておれよ。」
「チッ。逃げ足だけは速い魔女め。…朱志香お嬢様、大丈夫ですかっ。」
「か、……嘉音くん…?生きてたの…?!」
「あっ…えっと。実はベアトリーチェと名乗る人物から、戦人を引っ掛けるための狂言殺人に協力してくれたら、
隠し黄金の在処を教えてやる。と持ち掛けられまして…。私達、使用人5人は第一の晩の狂言殺人に協力していたのです。
戦人様以外の全員が狂言殺人の参加者側だと聞いていたのですが…。ベアトリーチェは私を殺害するのを忘れていたらしくて、
こっそりと礼拝堂から抜け出して様子を見に来たら、留弗夫様と霧江様と秀吉様の死体を発見して、銃声が聞こえたので…。
それよりお嬢様、ここは危険ですから何処か安全な場所に避難しましょう。手を引いて誘導しますから付いて来て下さい。」

嘉音は朱志香を客間のカーテンの影に隠しました。
「お嬢様。暫く此処で待って頂けますか。ベアトリーチェは地下貴賓室にある黄金を見せた後、
『狂言殺人に協力しなければ、六軒島を爆発させる。爆弾の解除方法は妾しかしらない。それと、そこの地下通路を通って、
隠れ屋敷の九羽鳥庵まで行けば、爆発半径から逃れられるが、地下通路の鍵も妾が持っているので、逆らう事は許さぬぞ。』
と、仰っていました。爆弾は24時に爆発するのでそれまでにベアトリーチェを捕まえて爆弾を解除させるか、
地下通路の鍵を奪って六軒島から脱出するしかありません。今から私はベアトリーチェを探しに行きますが、お嬢様は絶対に、
この場所から離れないで下さい。お嬢様は今、目が見えない状態だから、私以外の誰かが来ても絶対に姿を見せてはいけませんよ。」

嘉音は客間から出る前に、外の気配を扉ごしに伺いました。
(付いてない。すぐそこに戦人様と絵羽様がいるとは。)
嘉音は紗音の死体に変身してやり過ごす事にしました。
戦人と絵羽は朱志香を探しに客間に入りました。
(お嬢様が隠れ続けてくれて助かった。さあ、早く客間から出て行け。いつまでもここに居るんじゃない。)
戦人と絵羽は口論を始め、絵羽は戦人を射殺しました。
(よし、これで絵羽は地下貴賓室の入口付近まで行くだろう。しかし、入口を閉じてるから地下貴賓室には入れない。
後は隙を見つけて絵羽を殺害して、地下通路の鍵とキャッシュカードを取り返せば…。)
「そこに居るのは誰?!」と言って絵羽は朱志香を隠しているカーテンをめくりました。
「朱志香ちゃん!どうしてあんたがここに?」
「な、南条先生が何者かに殺されたので、…隙をみてここまでやって来て、…隠れてたんだぜ…。」
「ベアトリーチェが?それでよく助かってここまでたどり着けたわね。…朱志香ちゃん、叔母さんに何か隠してないかしら?」
「べ、別に、何も。」
「ふーん。…ところで、私はこれから九羽鳥庵と言う隠れ屋敷に行くけど、どう?、一緒に来る?」
「い、いえ、遠慮しておきます。」
「いいからっ、一緒に来なさい!」
「た、助けてっ、助けて、嘉音くん!」
(カーテンが邪魔でよく見えない。接近してヤルしかない。)
嘉音は銃を持ち、音も無く2人に近づきましたが、カーテン越しに蹴り倒されました。
「あら、嘉音君?どういう事?嘉音君がベアトリーチェだったの?それとも共犯者だったのかしら?」
「し、知るもんか。」
絵羽は嘉音をボコボコに痛めつけました。
「ん?この鍵は?…まさか!」
「地下貴賓室の入口は閉じてある。助かりたければ、鍵穴を見つけるか、碑文の謎を解くかのいずれかだ。」

「3人で助かる選択肢は無いの?」
「無い。爆弾で3人とも死ぬか、僕たちが生き残るか、絵羽様だけが生き残るかの3択だ。」
「そして、嘉音君達が生き残る選択を選ばないと、私が生き残る選択肢も無いわけね。…仕方が無いわね。
地下貴賓室の入口が開くのを確認したら、地下貴賓室に侵入するから。…決着はその時に付けましょう。
それじゃあ、私は眠いから礼拝堂の中で少し寝るわ。」
絵羽は礼拝堂に入って内側から鍵を掛けました。
「一応、扉に寄りかかって見張っておくから、嘉音くんはその間に開錠を。」
嘉音は地下貴賓室の入口を開けました。
そして、礼拝堂の窓から抜け出していた絵羽は、地下貴賓室に侵入して、地下通路の鍵で地下通路を内側から塞ぎ、
九羽鳥庵にたどり着きました。


慣れない事をしたので、予想以上に時間が掛かってしまいましたが、何とか出来て良かったです。
疲れたし眠いから、決闘シーンは省略です。
その内に、EP3とEP7お茶会の関係も考察しなくては。と思いました。
359ケーナotomaさん >>357 

>絵羽は紗音の死んだフリを紗音の死体だと強く思い込んでいます。

EP3のあの場面で“死んだフリ”は通用しません 
何故なら 譲治を死に至らしめた凶器がないからです 
胸から血を流して死んでいる以上 
(自殺であったとしても)
何らかの凶器が存在するはずですが 
あの場にそれはありませんでした 

生き残っている人間の所在が明らかになっていることから 
凶器を処分した人間がいるはずで 
あの場面で考えられるのは 
既に死亡したことになっている使用人が実は生きている 
という状況です
その為 すぐ傍にいる紗音は容疑者筆頭となります 

>>358 

嘉音の人格から物語の組み立てを考えるのは 
斬新だと思います 

ただ 幻想修飾される前の物語に
どこまで各人格の存在を当てはめて良いのか悩みどころです 

というのはEP1や2なんかが顕著ですが 
幻想修飾された物語では 
嘉音とベアトは敵対していますが 
される前の物語ではおそらく
淡々と自分の役割をこなしているだけのはずだからです 
(『我らの告白』から考えるに) 

しかもEP3は別の場所で戦人が死んでいる以上 
観測者が存在せず 
さらに幻想描写も
まるで当てにならないことがわかりました
竜騎士07さんにはコミックEP7で 
ああいうことを描いた以上 
きちんとEP3を説明して欲しいものです 

>慣れない事をしたので、予想以上に
>時間が掛かってしまいましたが、何とか出来て良かったです。

お疲れ様です 
僕も連載していた頃は自転車操業で大変でした 

ちなみに朱志香の様子を見に行ったのは 
嘉音の人格が朱志香のことを心配して 
ということで良いと思います 
あとは嘉音が朱志香の助命と引き換えに絵羽に鍵を渡し 
騙まし討ちに遭うか 
もしくは2人一緒に爆発で死ぬことを選んだか
というところでしょうか
360otomaケーナさん>>359

>凶器を処分した人間がいるはずで 
あの場面で考えられるのは 
既に死亡したことになっている使用人が実は生きている 
という状況です
その為 すぐ傍にいる紗音は容疑者筆頭となります

>絵羽は紗音が死んだフリをしているのを認識している 
という前提で大丈夫でしょうか?
の返事を考えている時に>>356の内容が閃いたのですが、
ヤスの思い込みを駒にも同じ様に思い込ませる事が出来るのなら、死んだフリにも使えるんじゃないかと思ったのです。
そう考えると、大胆でハイリスクな死んだフリトリックも、リスク無しで使えるなと思いました。
EP1では朱志香と譲治が看病している途中で嘉音は瀕死のフリから死んだフリまでを行ったのですが、
南条の協力があったとしても、演技力だけで騙すのは、一流の役者でも難しいと思います。
例えば朱志香が悲しみのあまり、嘉音の死体に泣いて縋り付いたらバレますし、南条はそれを止める事は出来ません。
だからこそ初めてうみねこをEP1から読んだ読者は、嘉音が死んだフリをしているなんて、絶対に思うわけがないはずです。
普通、99%バレるような死んだフリトリックをするはずがない。
という事は100%バレない死んだフリトリックがあり、それがヤスの思い込みによる絶対バレない死んだフリだと思います。
でもこれは僕の個人的な考え方であり、無理矢理押し付けるつもりはないです。

メタ空間からゲーム盤を見ているメタ戦人も紗音・嘉音の死んだフリトリックを思い付けなかったと思います。
EP5で廃人ベアトが息絶えた事によって、ヤスの思い込みによる呪縛から解放されたメタ戦人の頭脳が、
ようやく正常に回転して、真実に至ってヤスを思い出したのだと思います。
現実世界のヤスの顔は、ゲーム盤の駒の紗音と嘉音を足して2で割った様な表情をしていると思います。
ゲーム盤のトリックから紗音と嘉音が同一人物である事が推理出来た時に、現実世界の犯人の顔を想像して、
6年前のヤスの顔を思い出すと同時に、6年前の約束も思い出す仕組みになっていると思います。


>嘉音の人格から物語の組み立てを考えるのは 
斬新だと思います 

>ただ 幻想修飾される前の物語に
どこまで各人格の存在を当てはめて良いのか悩みどころです 

僕も紗音・嘉音はベアトリーチェに絶対服従だと思ってたから、絵羽の六軒島脱出トリックを思いついた時、
それまでの自説と矛盾するトリックをどう説明すれば納得させやすいかを考えたら、推理SSで強引に行くしかない。
と思ったけどかなりの文章レベルがないとしんどいな。と感じていました。
代りにケーナさんがやってくれないかなと期待したけど、意外と気付いてもらえず、自分で何とか頑張ってみようと無理をしました。
セリフ一行書くのに数十分を費やす超スローペースで、どうにか完成出来た頃には真っ白に燃え尽きました。
こんな事をケーナさんは毎日よくやるよ。と素直に感心しました。

>しかもEP3は別の場所で戦人が死んでいる以上 観測者が存在せず
これの意味がよく解りませんでした。
今回の推理SSでは漫画EP3を参考にしたのですが、19時5分前に戦人は客間で絵羽に殺害されて、
それを絵羽、ヤス(嘉音)、朱志香(見えないけど聞いている)が観測していると思います。
361ケーナotomaさん >>360

>ヤスの思い込みを
>駒にも同じ様に思い込ませる事が出来るのなら
>死んだフリにも使える

幻想修飾される前の物語と
された後の物語の解釈は
難しいところがあって

“「……始めから、危ういゲームだったな。………もしもあいつが、それでも死に顔を見たいと言って踏み入っていたなら、どうしていた。」(ウィル)
「それが、運命に身を委ねる、ということなのです。」(クレル)
「………お前のルーレットというヤツだな。」(ウィル)” 

これはEP1の園芸倉庫における 
譲治の行動を指しているのですが 
ゲームマスターのシナリオ通りに駒が動くのなら 
こういう問題は起きません 

ですから“ベアトのゲーム盤”において 
駒はある程度 自律行動すると考えられます 

その自律行動の範囲内で
朱志香は「嘉音が死んだ」と思ったわけですが 
これも園芸倉庫と同じく 
朱志香が嘉音にすがり付いて
生きていることを確認する可能性も
ありえたのでしょう

>>しかもEP3は別の場所で戦人が死んでいる以上 観測者が存在せず
>これの意味がよく解りませんでした。 

“観測者=探偵”という認識で良いと思います 
EP1~4ではもちろん戦人になります 

一応 犯人と共犯者以外の人物も
観測者足りえるはずなのですが 
彼らは幻想描写に巻き込まれてしまいますので 
(特に死ぬ前)
絶対的に信用出来るのは戦人だけです 

EP3の最後の状況は戦人が死に 
後は犯人と共犯者しか残っていません
朱志香は目が見えなくなっている為 
観測者足りえません
362otomaケーナさん>>361

>「……始めから、危ういゲームだったな。………もしもあいつが、それでも死に顔を見たいと言って踏み入っていたなら、どうしていた。」(ウィル)
「それが、運命に身を委ねる、ということなのです。」(クレル)

これとよく似た場面としては、EP3で留弗夫夫婦と秀吉が食料を調達するために、屋敷に移動した事です。
霧江が吸殻から何かを推察して、留弗夫の二人で秀吉から、秘密を聞き出そうと思わなければ、第四~第六の晩は起こりませんでした。
多分、透明なガァプ(透明なエヴァ・ベアトリーチェではない)が霧江に何かを囁いて、霧江を操ったのだと思います。
それと同じ方法でEP1の譲治も操ったのでは。と思っています。
この方法で、複数の人物を同時に操る事が出来れば、それでもヤスの死んだフリトリックは可能だと思います。
EP3の透明なガァプとEP4の透明なエヴァ・ベアトリーチェは、同じ目に見えない存在(取りあえず、六軒島の幽霊と呼ぶ)
から出来ていますが、別人格です。
六軒島の幽霊は見える人によって様々な姿かたちを見せるようです。
ヤスが礼拝堂で初めて出会った六軒島の幽霊がガァプの姿をしていたので、
EP3まではガァプとして、六軒島の幽霊を使役して、要所で人物を操っていたと思います。


>EP3の最後の状況は戦人が死に 
後は犯人と共犯者しか残っていません
朱志香は目が見えなくなっている為 
観測者足りえません

そういう意味だったのですね。
EP7漫画雑誌で、戦人が誰もいない何処かで射殺された描写でもあったのかと勘ぐってしまって質問してしまいました。
丁寧に返信してくれてありがとうございます。


申し訳ないのですが、自分の限界を超える、過去最大最速の書き込みを1ケ月以上続けてきたツケが出てきたのでしょうか。
今週はずっと体がだるく、頭がぼんやりして、うみねこ推理を仕事の合間の頭の暇な時に行うと、頭痛になったりします。
ちょっとうみねこの事を忘れてリフレッシュした方が良いと思いましたので、暫く掲示板から離れようと思います。
体調が戻り、また自説を思いついたら、ポツポツと書き込みを再開しようと思うのでその時はまた宜しくお願いします。

さて、暫く掲示板から離れる前に、書き残した事はないか。
と頭の中の自説をチェックすると自分にとって大事なクレームをまだ書き込んでなかったので、それを書き込みます。
ケーナさんがアップしてくれた画像の中で明確に「金蔵はゲーム開始以前に死亡している」とありますがまだ納得出来ません。

>「夏妃です、開けて下さい…!!」
荒々しくノックを繰り返しながら夏妃が叫ぶ。
すぐに、ゴトリゴトリと重い音がして、金蔵の書斎の扉の鍵が開く音がした。
扉を開くと、ぶわっと強く甘い、毒の臭いが溢れ出して来る。
それに顔をしかめるのは、当主様に失礼といつも思いつつも、条件反射的にそうしてしまうことに、夏妃はいつも自己嫌悪していた…。
(EP5より)

>「……忍者映画だと、よくこうするよな。布団がまだ温かい、遠くには行ってないはずだっ、てな。」
留弗夫は布団に手を突っ込んでみるが、何の温もりも感じることは出来なかった。
温もりがないどころか、……完全に冷え切っている。
そして、冷え切っているのは布団だけではない。
……部屋の空気や、……気配と言えばいいのか、…そういう、温もりのようなものが冷え切っているように感じられた。
留弗夫には、金蔵がこの部屋を抜け出したのは、ずいぶん前のように感じられた…。
「……しかし、清掃は行き届いてるぜ。生活の痕跡はある。……………………。」
(EP5より)

>…自分に説得できるだろうか。
夏妃は意を決し、源次に借りた鍵を挿し込んで、扉を開ける…。
細く開いた扉から、むわっと溢れ出して来る脳を蝕むような甘い臭いは、覚悟があっても顔をしかめずにはいられないものだった。
まだ休んでいるかもしれないと思い、夏妃は音をさせないよう静かに入室する…。
(EP1より)

これらの記述から、EP5を信じるなら、金蔵は死亡する直前まで、黒魔術の研究をしており、扉を開くと異臭に顔をしかめていました。
EP5の金蔵の死亡した2年後の親族会議では、書斎に異臭がありません。
EP1の親族会議で扉を開くと、異臭に顔をしかめている事からEP1の親族会議では金蔵がまだ生きている証拠となります。
でも、ヤスの生きる現実世界の書斎の異臭は、書斎の冷凍庫から漏れる金蔵の腐敗臭だったのです。
ではEP5の書斎からの金蔵脱出の攻防は何だったのか?と言う事になります。
EP1~4とEP5はゲームマスターが違うから全くの別物なのでしょうか?
多分、僕が問題提起をしないと誰も気づかないと思うので、書き込みました。

では、暫く安静にしますので、ケーナさんもお体がボロボロなら、少し休まれた方が良いと思います。
363ケーナotomaさん >>362

>霧江が吸殻から何かを推察して
>留弗夫の二人で秀吉から
>秘密を聞き出そうと思わなければ
>第四~第六の晩は起こりませんでした。

紗音は駒が取るであろう行動を予め予測し 
それに対応出来るように
準備をしていたものと思われます 

だから結構 行き当たりばったり 
結果オーライな部分もあるのではないでしょうか? 
少なくともベアトがゲームマスターを務めているゲームにおいては 
駒への干渉は最低限に抑えていると考えています 

otomaさんが指摘しているように 
EP1のゲーム盤では
金蔵の書斎は以下のように描写されています 

“怪しげな薬物の臭いと、脳を溶かすような甘い臭いにはさすがに閉口するしかなかった…。” 

しかしEP5では“臭い”は話題に上りませんでした 

これにはいくつか考え方があると思いますが 
一番可能性が高いと思うのは
“(竜騎士07さんが)描写しなかっただけ”というものです
実際には臭いがあったものの描写する必要性を感じなかった 
あるいは描写し忘れた 

EP5で描写された夏妃が金蔵の書斎に入る場面は 
実際の六軒島であった出来事だと考えられます 
ようは紗音が碑文の謎を解き 
金蔵の書斎で金蔵と面会し 
金蔵が死亡したその翌日の場面だということです 

そして現実世界の1986年の六軒島における 
金蔵の書斎の状態は? 
と言いますと 
おそらく金蔵の在室を演出する為 
臭いは基本的にそのまま 
ただ 金蔵の遺体から発生する臭いを誤魔化す為 
何らかの消臭剤のようなものは使用されていたかもしれません 

>体調が戻り、また自説を思いついたら
>ポツポツと書き込みを再開しようと思うので
>その時はまた宜しくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします 
お大事に 

僕は最近『パチスロ うみねこのなく頃に』を 
暇さえあればやっているので 
そういう意味ではボロボロかも… 
364オプスケーナさんもギャンブルには勝てなかったよ……
365ケーナ「寿ゆかり先生のアンニュイな日常」をオリスクにしました 
http://www。nicovideo。jp/watch/sm24455679 
編集がうまく出来ないんですが 
視るに耐えないほどではないと思います 

オプスさん >>364 
僕がやっていたのは777タウンのですから 
勝っても負けてもどうにもなりません 
実機でも2回やってみましたが 
777タウンのよりも目押しが出来なくて 
勝手が違いました 

ちなみに今はもう引退しています
(ニコニコ動画で“パチスロ うみねこ”を検索すると動画が視れます)
366ケーナうみねこのなく頃に』の二次創作 
“偽書『Land of the golden witch』” を 
ニコニコ動画に投稿しました
http://www。nicovideo。jp/watch/sm24475615 
登場人物が多いので苦労しました…
367otoma漫画EP7のミステリーの解答が納得出来なくて暫くの間、完全にやる気が無くなっていました。
うみねこは推理考察する価値があるのか?の自問に、無い。だからもう忘れよう。とふてくされていました。
でもこのままだと竜騎士先生の一人勝ちみたいで面白くないし、うみねこに関った人々や、右代宮家の人々が可哀想だと思いました。
(本当にうみねこの物語からは竜騎士先生の性格の悪さがにじみ出ている感じで、もうこれ以上は読みたくないのが正直な気持ちです)
竜騎士先生はうみねこを境に落ちぶれた様ですが、多分、多くのファンの心を傷つけた反省をしてないと思うし、
今月の漫画EP8を読んで本当に性格の悪さがにじみ出ているなと再確認しました。
で、またむらむらとうみねこの推理考察がしたくなったので、書き込みます。


うみねこはファンタジーです。
だからミステリーとして真面目に推理してはいけません。
前提として、うみねこで使われる魔法は人間に出来る事しか出来ません。
だから、うみねこの魔法殺人は人間によるトリックでも可能なのです。
いや、人間によるトリックでも可能な事をメタ空間が認識しないと魔法が使えないのです。
つまり、うみねこのミステリーは魔法を使うための手段なのです。
だから、メタ空間にとって(ゲームマスターにとっても)犯人とか殺人動機とかはどうでもよいのです。
ノックスやヴァン・ダインの縛りはメタ空間には関係ありません。
赤字で発言される事柄はメタ空間の中では絶対の真実になりますが、未来について語る赤字はただの赤い文字です。
例えば、EP8の礼拝堂での縁寿VSベアトリーチェで使われてる赤字を見れば納得してくれると思います。
ノックスやヴァン・ダインは未来において、その縛りを破る事を禁じているので、メタ空間では無効なのです。
だから、幻想の登場人物が犯人でも良いし、秘密の通路が現実に在るのならそれを使っても良いし、
トラップXが現実に使用可能ならそれを使っても良いし、推理方法なんか気にしないで自由に推理しても良いのです。
使用人が犯人でも良いし、真犯人が複数いても良いのです。
要するに、六軒島に生存しているアリバイの無い、犯人側のニンゲンに可能なトリックがあるのなら、
ベアトリーチェは魔法殺人を行う事が可能なのです。
だから、可能な限りユルユルで適当なトリックを構築したほうが、魔女を否定する推理バトルでは融通が利くので有利になるのです。

後、現実世界の金蔵はゲーム開始前に死亡しているのに、EP1~4で生存している様に見える件ですが、以下の様に納得しました。
ゲーム盤はヤスの内面世界の中にあり、ヤスの思い込みがニンゲンの駒全員の思い込みになります。
現実世界のヤスは金蔵の生存をリアルに偽装するために、金蔵は今も生きていると強く思い込みながら生活していたと思います。
だから、ヤスの内面世界では金蔵は本当に生きている事になり、書斎の匂いも生前の状態を忠実に再現出来ていると思います。
書斎の中の冷凍庫もヤスの内面世界には存在しないのでEP5ではいくら探しても見つける事が出来なかったと解釈したいです。
EP5の1986年の書斎で匂いの描写が無かったのは物語の都合上、ラムダデルタが匂いを消したのだと解釈したいです。


ノックスやヴァン・ダインは赤字で書かれているし、それを理由に黒山羊を切り裂いていましたから絶対厳守なのだと思ってました。
でも漫画EP7のミステリー解を読んで、そっちが厳守しないのならこっちも厳守する事はないと思い始めました。
ドラノールとウィルはマリアージュソルシエールで主にヤスが作ったキャラだと思いますが、召喚したのはベルンカステルです。
二人を完全否定するつもりはありません。自分もノックスを杖にここまで来たのだから。
でも、それらは可能な限り厳守してるけど絶対厳守じゃないから推理する側もガチガチに気にしなくて良いんだと思いました。
ドラノールとウィルはノックスやヴァン・ダインで戦っている時は精神的にヤラれたと思わせて倒しているんだと思いました。

今回は勢いで書き込みましたが、これからは何か思いつくまで潜伏して、忘れた頃にポツッと書き込む感じです。それでわ。
368名無しさん作中でどんな描写をされようと、それは観測者が好きに解釈したものを見せられているに過ぎないよ。
人間の犯人による犯行を、そうであると知りながら魔法殺人として事件を解釈し、それを戦人に見せ付けるのと同様。
つまり、真実であるかのように示されても、真実であるとは限らない。

「いいや、これで真実は引っ繰り返る」とやるのがこのゲームなんだからさ。
 納得できないなら自分で納得できるよう推理すれば良いだけの話じゃねーの。


 そもそも、ノックスやヴァンダインに違反している解釈を信じさせたんなら、魔女の勝ちだろ。
 それに対してこっちもノックスやヴァンダインを守らなくていいってなったらゲームが後退してんじゃねーか。

 ファンタジーに対して、いや人間にも可能だよ、とするのがアンチファンタジー。
 それに対して魔女側は、新たな赤き真実で切り捨てる。

 現状の赤き真実に反しない青き真実を構築しても、未来において新しい赤き真実で切り捨てられる可能性は否定できない。
 よって、ファンタジーvsアンチファンタジーは、ファンタジー有利。

 それに対し、新しい赤き真実に切り捨てられないように、真実を突き止めようとするのがミステリー。

 でもって、散に入って推理可能であることが赤き真実で示され、ファンタジーは終わり。
 で、ミステリーvsアンチミステリーの始まり。
 アンチミステリーってのは、ヱリカの辿り着いた「並び立つ真実」のこと。

 赤き真実に反しない解釈が示されようとそれが真実とは限らない中で戦っていかなきゃならんのに。
 なんでファンタジーvsアンチファンタジーに戻らにゃならんのよ。

 ま、どんな立場をとろうと個人のかってだからどーでもいいけど。
369名無しさん現実の事件にノックスもヴァンダインも適用できるはずがないし
魔法があることと事件が魔女の犯行であることはイコールにはならない
だからミステリーとしての解を得ることは真実へ至る足がかりこそなれど
真実そのものには決してなりえない

それを踏まえた上でアレを信じてくれますか、ってのが全EP通して言いたいんだろうから
どんな屁理屈だろうと筋道立ててこじつけられればそれで「勝ち」でしょ
それで戦人犯人説やヤス幾子説がのさばるのは正直見るに耐えんけど、完全な反証ができない以上容認する他ない訳で
370名無しさんだが実際、今の漫画版で明かされる真実って
原作でノックスやダインに基づいて導き出せるものなのか?って話がまず出てくるぞ>ファンタジーVSアンチファンタジーへの後退

もし原作から答えを導き出せないようなら到底
ノックス8条に違反していないとは言えないだろう
漫画版を原作とは全く無関係のものと言い切るなら別だろうがね
371名無しさんあともう一つ 竜騎士がファンに大して反省しているかどうかは知らんし
彼の性格が悪いかどうかもわからん(煽り耐性がないってのは確信してるが)

ただ一つ言えるのは、竜騎士はただ単に「うみねこと自分への批判が怖くてそれに向き合えないだけ」
ってのが真実だと思うぞ いつだったかの
「未だに竜騎士07と検索するのは怖くてできない」って発言からすると

反省がどうこう以前に彼はかつての自分がした事や
それに対する評判が怖すぎてそれに対してまともに向き合えていないんだろう
言い方は悪くなるが逃げてしまってるんだよ
竜騎士が本心ではうみねこやファンの事をどう思っているか結論を出すのは
その恐怖が収まるのを待ってからでも遅くはないだろうさ

仮にその結果が今見たいに永遠に逃げ続ける事だったとしても
それはそれで一つの答えかもしれないしな
372リドとりあえず、>>368>>369>> 370-371はここの最低限のルール(名前をつける)くらい守っとこうよ。

otomaさんの落胆もわからないでもないけど、もっと楽に考えておけばよかったんじゃないかな。竜騎士さんの用意していた真相に辿りつけた人はたしかに正解かもしれないけど、>>369の言うとおりそれだけが唯一解かといわれりゃそうでもないだろう。竜騎士さんだって完璧な人間じゃないから、出題ミス的なものもあったはず。出題に適合した「もっといい正解」が出てくることだってあり得た(実際にあったと思うけど)。そんな中で「作者の考えていた真相と自分の推理が合致していた。俺正解」は誇ってもいいだろうけど、「推理として完成していたけど作者の出した真相とは違っていた」場合だってそれはそれでいいんじゃない? 立派なもんだと思うよ?

EP8が出た時、明確な「作者の用意していた真相」が提示されなくて「今まで推理していたのは無駄だった」と騒いだ連中も多かったけど、いざマンガ版で提示してみたら「こんな真相納得できねーよ」と騒がれたんじゃ、竜騎士さんも可哀想。
これまで真相を明かしたくなかったってのも、「推理の末に(作者が考えていた)真相に辿りついた人の名誉を守るため」というより「真相を出しても、矛盾が出たり、もっとレベルの高い真相案が出されたりして、自分の名誉が守られなくなる」からだったんじゃないのかとも思ってるし。竜騎士さんだって普通の人間だってことだと思うけどな。

あと、
> 犯人とか殺人動機とかはどうでもよいのです。
ってところが気に入らないなら、怒るのは筋違い。
「誰が犯人か、動機はなにかとかではなく、『どうしてそんなことになってしまったのか』を考察してください」ってEP1の時に公式サイトで言ってた。製作日記だか何だか忘れたけど。
もっと言うなら「解かせる気が全くない物語です」とも明言してたんだから、「解けると信じてたのに、出題だけじゃ解けなかったじゃん。裏切られた」とか言うのも筋違いかも。
もっとも、その後竜騎士さんってば「出題編だけで解けます」って発言を翻したりもしてたからフォローしきれんけど。

1人で不特定多数の、情報共有や検索が可能なプレイヤー達を相手に頑張ったんだから、ある程度は目をつぶってやるしかないんじゃない? 推理が全て、推理で正解に辿りつくことが全て、だから至高の唯一解に辿りつける道筋がおかしいのは言語道断・・・とかの狭量な考えにならない方がいいと思うよ。
373ケーナotomaさん >>367 

僕もコミックEP7の解答には 
「何じゃそりゃー」と思ったクチですが 
(というかそう思わなかった考察者は一人もいないはず) 

もともとミステリー部分には 
興味がなかったので 
結構どうでもよかったり…  

僕は「戦人は紗音との約束を覚えていた」という 
考察さえ崩れなければそれで良いかなー 
(もし崩れるのなら竜騎士07さんの作家センスを
疑わざるを得ない)
374名無しさん自分の推理が当たってないなら出題者のレベルが低いってかwww
おまえ小学生かwww
375otoma>>368さんと>>369さんと>> 370-371さんと>>372リドさんと>>373ケーナさん。返信ありがとうございます。
むしゃくしゃした状態で書き込んだのですが、怒りながら書き込んだのではありませんので、ご心配おかけして済みませんでした。
今月のEP8漫画を読んで、詳しくは書きませんが、竜騎士先生は人としてどうなんだろう。と思いました。
考え過ぎかもしれませんが、今の竜騎士先生の心の中はファンに対する怒りと憎しみで一杯なのではと思いました。
今は冷静になって少し憐れだと感じますが、自業自得なので同情はしません。
悪かったと反省しているのなら、全員生還のハッピーエンドを展開して下さい。と言いたいです。
まあ、ぐちだけ書き込むのは荒らしみたいなので、少しずつ考えていた自説も書き込みました。
竜騎士先生があんな人だと分かってくるとだんだん推理考察するのが阿保らしく感じてしまうのです。
やっぱり、偉大で尊敬出来る竜騎士先生に立ち向かって行きたいのです。


僕は最初から自分の好みでうみねこをファンタジーだと思い込んで推理考察しています。
「うみねこはミステリーだと思って真剣に推理してたのに裏切られた。うみねこはファンタジーだー。」とは思っていません。
ミステリー派や創作説派だとファンタジー部分は切って捨てなくてはいけないので、勿体ないと感じていました。
最初の切っ掛けは忘れましたけど、これこれこう言う理由でうみねこはファンタジーなんだと強く確信したのでそれで行ってます。
だから基本的な考え方も普通の人とは違います。
まず、魔法殺人を行い、それからミステリーに合うように魔法で殺人現場を改ざんする。
この時ゲームマスターはノックスを厳守しなければならないから、自分もノックスを厳守する。
あっさり殺害すると味気ないのでストーリー性を持たせる意味で幻想修飾をする。という感じです。
ファンタジーに拘ってファンタジーも含めて推理するのなら、各殺人もその様に考えなくてはいけないと思い、そうして来ました。
だから殆どニンゲンによるトリックで推理をした事がないのです。
でも多分、紗音の肉体がこの様にして全ての殺人を行ったんだな。と言うぼんやりとしたイメージはありました。
だから漫画版のニンゲンによるトリックの解を見た時、そんな馬鹿な。と感じて真剣にミステリーで推理してみたのです。
EP3の絵羽が~を殺害した。はまだ納得しにくいけど何とか納得出来ます。
でも、EP2の源次による殺害とかEP3の同士討ちとかEP4の説明が不十分で答えになってない解答とかが納得いかなかったです。
源次による殺害はヴァン・ダインに違反してね?
同士討ちした後、誰が杭を刺したの?留弗夫が撃たれたのは額じゃないの?
6人の顔を半分吹き飛ばすには真横の至近距離じゃないとダメじゃないの?なら先に動きを何らかの方法で止めなきゃダメでしょ。
みたいな感じで当然の疑問が湧いてきたのです。
何とか苦労して自分を納得させる推理をしてみましたが、やっぱり納得しにくい。ノックスとヴァン・ダインは邪魔だと感じました。
ベアトリーチェはノックスとヴァン・ダインを厳守してニンゲンによるトリックを構築しているのか?もしかして無視しているのでは?
ノックスとヴァン・ダインを厳守するとトリックがガチガチになり、自分の首を絞めるのでは?と思うようになりました。
何かノックスとヴァン・ダインを無視しても良い理由が見つかれば無視しても良いのではないのか?と思って推理考察しました。
で、理由を見つけたのでヴァン・ダインは完全に無視する方針で。
ノックスはファンタジー派にとって必要な縛りなので一応厳守するけど、推理に邪魔なら無視する方針にしました。


とりあえず再確認の意味で僕の推理方針とかノックスとヴァン・ダインを無視したい経緯なんかを書き込んでみました。
これからどうしようか。まあ、しんどくない程度にボチボチと推理考察していこうと思います。
とりあえず、漫画の連載終了までまだ間があるから、もう一度EP5,6を読んでみようと思います。
376オプスotomaさんへ>>375
ノックスとヴァンダインを否定する方法をお望みのようなので提供します。
ごくごく簡単な話です。

復唱要求により犯人から導き出されていない赤字発言は無効。

以上、証明終了。
……納得いきませんか?
じゃあこうしましょう。

「復唱要求により犯人から導き出されていない赤字発言は無効。(赤字)」

これで納得ですね。
……まだ納得できませんか?
なんで納得出来ないんですか?

それは「オプスの勝手な発言による赤字だから」ですよね。

私は犯人じゃない。真相なんてさっぱり知らない。だからそんな赤字に説得力なんてないし、納得なんて出来るはずもない。
さて、質問。

真相に挑もうという探偵が、真相を知っているんでしょうか?

真相を知っていながら茶番論争を繰り広げる探偵って、つまり探偵という名の犯人じゃないですか。
そもそも赤字青字議論の正規の手順はこうです。

探偵側「復唱要求『ノックス第3条。秘密の通路の存在を禁ず。(青字)』もしこれが復唱出来ない場合は、全ての密室を秘密の通路Xの存在により打ち崩す」
魔女側「回答しよう。『ノックス第3条。秘密の通路の存在を禁ず。(赤字)』ゆえに犯人は魔法で密室に入ったのである」

これにて事件への保証がされる訳です。
ですが実際に物語内で行われたやりとりはこうです。

探偵側「『ノックス第3条。秘密の通路の存在を禁ず。(赤字)』なぜならこの事件はミステリだから(いや~魔女の魔法って便利だな~)」
魔女側「なんていたいところをついてきたんだーうわーこれはつらいぞー(実は秘密の通路があるんだよ~ん。この誤解を利用すれば偽解答への誘導が楽になるな)」

犯人から赤字で証言を引き出すからこそ価値があるんです。ゆえに重要視すべきは青字の方です。それもはぐらかされて返答の無かった青字こそ価値が高い。
こっちが赤字使って向こうが青字使ったら、もう何がしたいのかすら意味不明です。

ところで一つ聞きたいんですが、この理屈って何か破綻しているんでしょうか?
結構たくさんの人達に言って聞かせたんですが、誰一人何一つとして納得してくれないんですよねえ。「ゲームが成り立たない」とか「信じられる情報が無くなる」とか「自分の考察を通したいがための屁理屈だ」とかなんとか。

あー、説得力が欲しかったなー悔しいなー。なんて愚痴で話を締める。
377名無しさん>>誰も納得してくれない
理屈は破たんしてないけど、「実際に物語内で~」以降が妄想で構成されてるんだもん。
無茶言うな。
378名無しさんケーナはようやくそうでもなくなってきたけど、オプスは途中から説明が説明にならなくなるんだよな。真逆のことを言いだしたり、関連の無いことをあたかも同一で考えるべきだ、みたいに。
考える力はあっても説明する力が欠如していると見向きもされないとなぜ理解できないのか。
そこのほうがミステリーだわ。
379otomaオプスさんへ>>376

最初、ふざけているのかな。と勘違いしましたが、成程、凄い推理考察だと段々感心しました。
感想を書き込む前に、自分は赤字やメタ空間との関係や魔法発動の条件についてこう考えている。のリンクを貼り付けておきます。
>>318>>321>>367

青字によって犯人から引き出されたノックスは信用出来ます。
「<赤:ノックス3条を厳守して密室を構築した。>」と犯人が赤字で答えているから、絶対に秘密の通路は無いと保証出来ます。

犯人「妾は魔法を使って密室より脱出した。」
探偵「復唱要求。ノックス3条を厳守していると誓えるか?」
犯人「復唱を拒否する。」
探偵「<青:犯人は秘密の通路より脱出した。>」
犯人「参った。リザインする。」

これが探偵の行う正しいノックスの使い方なんですね。すごく勉強になります。
犯人はノックス3条を厳守しているはずだから秘密の通路は絶対に無い。だから、秘密の通路を使った推理は認めない。
それが正しい推理方法だと思い込んでいたのに実は間違いだったとは。
屋敷と九羽鳥庵は同時に建てられたのだから書斎に秘密の通路があっても不思議ではありません。
存在する可能性の方が高いのにノックス3条でその可能性を完全に否定してしまうとは。
まさかドラノールにミスリードされた状態で切られまくっていたとは夢にも思わなかったです。

でもベアトリーチェにドラノールをからかう余裕があったのかは疑問です。
<赤:窓が降雨後に開かれたことはない>の赤字を使われていたら完全に詰みになっていた局面でしたから。
隠し扉の可能性を青字で主張して魔法で脱出しようとしたのだから、隠し扉は存在していたと思います。
(魔女は魔法を否定する<赤:この部屋に、存在する隠し扉から脱出した>は使えないと思います)
しかし、ドラノールは<赤:この部屋に、隠し扉が存在することを許しマセン。>の赤字で開きかけた漆黒の門を潰します。
でも、この赤字はただの赤い文字でメタ空間がトリックを否定する強制力にはなりません。
もしかすると赤鍵と呼ばれる赤い太刀がメタ空間から隠し扉の概念を消してしまったのかな。と思いました。


オプスさんの記事を読んでドラノールが使うノックスには注意しないといけないと思いました。
ファンタジー派の場合ノックスの縛りがなくなると魔法で何でもありになってしまうので厳守しなければならないと思っていました。
でもそうじゃない。
ニンゲンに出来ない事は魔法でも出来ない。魔法で出来る事はニンゲンにも出来る。
この事さえしっかりしていたら、ノックスの縛りがなくてもファンタジー込みでも推理は可能だろうと思い直す事にしました。
でも、ノックス2条と6条と7条と9条は守ってもミスリードにはならないと思うので厳守します。
特に7条が裏切られたらもう何も信じられなくなり、推理を諦めるしかありません。

オプスさん、僕も説得力のある文章を書くのに毎回苦労しています。
確かな情報が殆どないうみねこで根拠100%の説得力のある説を書き込むのは不可能です。
それでも根拠0にならないように原文のテキストのコピペを使ったり、多分、分かっているだろう事柄を回りくどく書き込んだり、
前後の辻褄が合う様に足りない部分を推測で補ったりして少しでも根拠を上げる努力をしてたら1日が終わってしまう感じです。
380ペンウッド面白そうなお話なので久しぶりにちょっと参加させてもらいますね
オプスさんの理屈は全く持って問題ないと思いますよ
私も赤字に関しては似たような考えを持ってたことがありますし

私の場合は「クイズの出題者が出すヒント」のようなものと考えていました
出題者側は回答者がクイズの回答を出せないでいるとヒントを出してくれる事がありますけど
こういうヒントって大抵なんの根拠もないのに皆無条件で信じちゃいますよね
(それこそ赤字には何の証拠も根拠もないのにみんな信じるのと同じように)

理由は単純 「出題者は答えを知ってるから」ですね
要するに赤字は答えを知ってる者が言うからこそなわけですな

ただ、ノックスが推理において何の意味もなさないかというと
それも違うと思っています

何故ならばEP5で、バトラは悪魔の証明を捨ててノックスに基づいた推理
もしくはノックスを参考にした推理をした結果真相にたどり着いているわけで
これは即ち「少なくともEP1~5はノックスと密接な関係がある」事を示していると考えられます
仮にEP1~5が完全にノックスに従ったものでなかったとしても、です
(と言っても、あくまで竜騎士さんがそのつもりだったというだけで
現実的にはそうでもない、という事はあり得ますが)
なのでノックスを全く無視していい という意見への反発をオプスさんは受けてしまったのでは?
と予想してみます>みんな納得してくれなかった事について


個人的に眉唾だと思ってるのはノックスではなくむしろダインの方です
ノックスは割と「こんなものは言われるまでもなく守って当然」って内容が多いのですし
作中においてもうみねこ版ノックスがEP5でしっかり全文が登場してますよね

それに比べてダインの方は「本当にこれ全部守って面白いミステリー作れるの?」という感じですし
そもそも全文のうち半分も作中に登場していないという
ダインについてはどこまで真剣に受け取るべきなのでしょうか?
381ペンウッドそうだそうだ 一つ大事な事を聞き忘れていました

オプスさんはつまり「ヱリカやドラノール、ベルンカステルの赤字は当てにならない」
と主張なさってるんですよね?(昔そんな感じの意見を見た覚えがあります 違ってたら失礼)

ではロノウェやワルギリア、EP5のGMであるラムダの出した赤字についてはどう見ますか?
特に気になるのはワルギリアの
「この子は解いてもらうために、解けるように(正確には解けるつもりで)
このゲームを作った」という赤字についてです

私が赤字を信じるのはベアトが出題者側だからというのに加えて
この赤い発言も重視しているからなのですが
オプスさんがこれについてどうお考えなのかもよければ聞いてみたいです
382368>> 370

 ん~、提示された答えとルールが相反している場合、考えられるのは3つ。

 ひとつ、ルールの方が間違っている。
 ふたつ、答えの方が間違っている。
 みっつ、作者のミス。

 ルール違反で勝とうとすれば反則負け。
 それは魔女側だろうと人間側だろうと一緒。
 魔女側がルール守ってなかったら自動的に人間側の勝ちなんだから、魔女側がルールを守っていた場合のことだけ考えていればいいと思うよ。
 あえてゲームなんてどうでもいいと考えるなら選択してもいいけど、その行き着く果ては、答えなんてない、答えはなんでもいい、になるんじゃないかな。
 特にノックス8条がないと致命的。
 手掛かりが必要ないからなんでも言い放題になるから。

 作者のミスは一番最後に考えればいいこと。
 おかしいことは全部作者のせいにすれば、自分の推理は全くおかくないことになるから便利だよね。

 だから答えの方が間違っていると、まずは考えるのが妥当じゃないかな。
 そこから、なんで間違っている答えを提示したのかと、出題者の意図を探るのが正しい道筋だと思うのだけど。


 漫画版で提示されたのって、これが真実ですよって「主張」だよ。
 ノックス9条により、観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される。
 真実を知る出題者は、真実を隠して異なる解釈を提示しても良いんだよ。
 それが幻想描写。
 その幻想が魔法殺人ならファンタジーで、人間による殺人ならアンチミステリーってだけ。
 人間による殺人という真実が複数並び立っているのであれば、魔女側はその内のひとつを提示して、あたかもそれが真実であると主張できる。
 結果が伴った過程の修飾が魔法だからね。

 でもって、解答者にもノックス9条は適応され、出題者が提示した主張に対して、自分で判断し解釈することを許される。
 それがベアトのゲームの一貫した姿勢。
 それがブラウン管裁判。
 原作で答えが明かされなかったのはその為じゃないかな。

 人間側は、魔女側がファンタジーを提示すれば、いやミステリーで解けるよと返し、ならばと魔女側がアンチミステリーを提示したら、いやそれもミステリーで解けるよと返せば良い。

 だから、原作の後に漫画版で何を提示されようと、それをどう判断するかは各人によって違うだろうけど、真実だと決まっているわけじゃないよ。

 真実であるとは限らない。
 つまり、あれは解答であると同時に解答じゃない。
 解答を期待していればあれは解答に見え、謎を期待していればあれは謎に見える。
 出題者がそのように作ったの。


 これが私の判断ね。
 疲れたから私はもう書かんよ。
383オプスotomaさんへ>>379
>オプスさんの記事を読んでドラノールが使うノックスには注意しないといけないと思いました。
ドラノールの使う赤字には言外にこの前提がありますからね。
すなわち「この物語はミステリである(赤字)」と。

うみねこのゲームは、ミステリかファンタジーかの対立が一つの軸になっています。
その観点においてこの行いを見ると、スタートからゴールへ向かうのを、ゴールからスタートへ逆算する形に変えた事になります。

これは一見すると同じ行為のように見えますが、実は全然違います。
何しろそのゴールである「ミステリである」という結論は、あくまで予想であり願望であり、実は間違っているのかも知れませんから。

「ミステリか?ファンタジーか?」という悩みが一つ無くなってすっきりするとても魅力的な提案、誘惑的な近道です。
しかし近道というズルをしたがる輩は、逆に真実から遠ざかる羽目になるものです。

>でもベアトリーチェにドラノールをからかう余裕があったのかは疑問です。
探偵サイドも真実の赤字という魔法を使っているので、私は彼らもまた魔女だと思っています。
要するに魔女VS魔女の茶番なのです。ゆえに感じる焦りや余裕も、また演技。北風と太陽作戦の完全版といった所でしょうか。

ドラノールはうっかり赤字の使い方を間違えたドジっ娘ではなく、明確に意図的に読み手を撹乱させるために登場したのです。
散以降に真実に立ち向かう幻想キャラは、もはやいないのです。
EP4終了時点で真実を掴めなければ、撹乱されてお終いです。

ペンウッドさんへ>> 380-381
>ダインについてはどこまで真剣に受け取るべきなのでしょうか?
元ネタの話をするならば、ノックスはジョークとして十戒を作っていたらしく(そもそもがモーセの十戒のパロディです)一方でヴァン・ダインは結構本気で二十則を作ってたらしいですよ。

それはさておき、十戒も二十則も同じですよ。
ノックスやヴァン・ダインのそれらを赤字で持ち出すっていうのは、ファンタジー側に例えると「空飛ぶ杭で貫いた(赤字)」「魔法で心変わりを引き起こした(赤字)」とか言い切ってるようなものです。
要するにルール違反なんです。
やってるのは議論なんかじゃなく、ミステリ解釈による真実の押し付けです。

>ではロノウェやワルギリア、EP5のGMであるラムダの出した赤字についてはどう見ますか?
下位世界を除く全ての世界はひっくるめて一人のキャラ、八城幾子=ベアトリーチェとして見てます。
要するにベアトリーチェの心理状況こそが、下位を除く全てを形作っていると考えています。
ゆえに優先すべきは「赤字で何を言ったか」より「なぜ赤字なるものを生み出したか」になっています。


ところで赤字青字のゲームって、可能性が無限にあってきりがないよね。
よしんば決着が付いたとしても、それはどっちかのギブアップ宣言になる訳で、客観的に明確にはならない可能性があるよね。
だけど「ひょっとしたら嘘のリザインかも知れない」「別の答えがあって騙されているのかも知れない」なんて悩むことの無い決着の付き方が一つだけある。
それは「反則負け」だ。

魔女は真実の赤字というルールを提唱したその時点ですでに、戦人にどうやってはっきりと負けるかを企んでいたんじゃないかな。
だってそうでしょう?
戦人に勝ったら戦人に永遠に憎まれ続けるんだよ。もし本当に戦人を愛しているのなら、負けて分かり合った方が目的に適うよね。
「試合に負けて勝負に勝つ」って奴だね。

もっとも戦人への愛情が散って、『散』からは計画を変えちゃったみたいだけど。
384ケーナotomaさん >>375 

>今の竜騎士先生の心の中は
>ファンに対する怒りと憎しみで一杯なのではと思いました

それはないと思いますね 
むしろ どうすれば自分が伝えたかった 
『うみねこのなく頃に』を読者に理解させられるのか 
悪戦苦闘しているように感じます 

EP2の源次は共犯者であって犯人ではないから
ヴァン・ダイン“第11則。使用人が犯人であることを禁ず”には抵触しない 
これはかなり無様な理屈ですが 
“源次が犯行を犯さないまでも、協力するだけで何とかなるんですよ。「見て見ぬふりをする」、あるいは「殺人はしなくても死体は運んでいる」とか。” 
この発言を覆してまで 
ああいう解答を出してきたからには 
何らかの意味があると考えた方が良いでしょう 

EP3の 
秀吉一人で留弗夫・霧江ペアを殺そうとしての相討ち 
も同様です(杭を刺したのは紗音だと考えられる)

EP2は紗音に殺せましたし 
EP3だって絵羽を絡めれば 
あんな不自然な展開にはなりません 

おそらくロジックの差し替えを行ったと思うのですが 
ここまで無様な答にしてまで何の為に差し替えたのか 
気になるところです 
385nnc後は源次を家具(=人間扱いしない)として計上するか
ウィルが心臓(紗音)をあまり表出させたくなくて、恣意的にヴァンダインをガン無視した別解を提示したか
少なくともEP1三人殺しの実行犯とか、EP2嘉音、EP3連鎖密室の赤字抜けなんかについて詳細を詰めて来ないのは意図を感じる
386ケーナちなみに 
コミックEP7における“ウィルの推理”は 
“製作者側の事情”からも解釈出来ます 

(1)竜騎士07さんが何からの意図で 
作者の水野英多さんに 
“自分がこうだと思う正解”を書いてもらった 

(2)竜騎士07さんが何からの意図で 
作者の水野英多さんに 
“誤った正解”を書いてもらった 

(3)作者の水野英多さんは 
コミックEP8でバンバン真相が明かされて 
オリジナル展開もてんこ盛り 
EP7とは売り上げも大幅に差がついている(推測) 
状況を快く思っていなくて 
「どうせろくに監修もしていないんだから」と
駄目元で“自分がこうだと思う正解”を書いたら 
何らかの事情で通ってしまった

コミックEP2の紗音が死んでいる場面と 
コミックEP7で紗音が死ぬ場面は 
鏡台の形が変わっていますが 
あれは監修ミスではなくて 
EP2の時点では 
「大きなライフルを紐で鏡台の裏に落とし込むよりは、引き出しを使って隠す方が自然だろう」
と思ったものの 
EP8の時は解りやすさを優先して 
変更したとも考えられます

まあ「いろいろ解釈出来ますよ」と
387ペンウッドオプスさんへ>>383
散からは計画を変えた というのは
ベアトが罪を思い出せないバトラに対して失望して
方針を変えた ということでいいのでしょうか?

その場合結局ワルギリアがバトラに対して使った赤字は
全くのデタラメで ノックスとともに特に意味はないか攪乱である
という考えなのでしょうか

ベアトが当初はバトラに負けるつもりだった というのは
まあその通りでしょうね
でなければ赤字なんて産物は作らないでしょうし
388オプスペンウッドさんへ>>387
そうです、ベアトは方針を変えたと考えています。

もっともベアトは、戦人の罪に対してはある意味でどうでもいいと考えていると思います。「戦人のせいで全滅するが、起こってしまったものは仕方がない」「私にも防げないんだから一方的に責められない」という感じですかね。
しかし覚えていない事に失望した結果、「全員を救う」から「EP3ルート固定でループを終わらせる」に方針を切り替えてしまった。

下位では、無印において(そうとは見えなくとも)惨劇を止める側から、散で惨劇を引き起こす側に転身し、上位では、正体を暴かれて負ける方針から、偽の真実へ誘導する方針になりました。

人数の赤字以外には嘘偽りは無いと考えています。
理由としては、人数以外の嘘を吐く意味が無く、もし嘘を吐いてバレた場合のリスクが非常に高いことです。
これは方針変更後でも同じことが言えます。「真実の赤字」それ自体を疑われないためには、不必要な嘘を吐くべきではありません。
ゆえに人数関連において偽犯人をでっち上げるのが最適となります。
あとは上手いこと表現を取り繕って、真実でも嘘でもない情報を並べて困惑すべきです。

ノックスやヴァンダインはまさにその真実でも嘘でもない情報です。
「六軒島の一件」にこの禁止が適用出来るかどうかをうっかり言及し損ねただけであり、言及せずに話を進めた探偵側のミスであるため魔女は関係が無く、真実の赤字の効果は失われていないと思わせ続ける事が可能です。
そのための探偵幻想キャラ達です。
魔女としては明らかにルール違反な行為でも、探偵サイドがあたかも読者に有利な形で行うことによって、読者を無意識の共犯者に仕立て上げました。
だからもしこの偽りが暴かれたとしても、無意識の罪悪感によって赤字それ自体への言及を強くする事が出来なくさせられる……かも知れない。

なお、ベアトリーチェが真実と勘違いしている事柄を、赤字として宣言している可能性は残っています。
これは赤字に限った話ではありません。
例えば戦時の事など金蔵に直接聞くしかないでしょうが……その、過去話を明らかに盛りそうですよね、金蔵のキャラ的に考えて。
正直彼にはでっち上げの武勇伝を孫に騙るイメージしかないです。
物理的にあり得ないとこから潜水艦がやってきて、それには金銀財宝とお姫様が乗っていて、私はその場の軍隊全てを相手取って姫を守って戦って……みたいな。
それが証拠に九羽鳥庵関連について死ぬまで隠し通したお人ですから、ベアトが聞かされたであろう金蔵エピソードは鵜呑みには出来ません。
当人も疑っていた証拠がクレルのハラワタという形で出てきたので尚更ですね。自らが感じた疑惑をそのまま他者に押し付けて惑わす……魔女のやりそうな事です。
389ペンウッド>>388 オプスさんへ

ここまでのオプスさんの意見を一通り読んで思った事なのですが
つまりオプスさんは展開編以降の情報は真実をかく乱するためのものであって
ノイズが多分に含まれている というもので合ってるでしょうか?

そうなるとオプスさんは主に出題編の情報を元に推理を構築している事になるのでしょうが
(実際にどのような推理を構築したかまでは見たことのない私にはわかりませんが)
現実世界の「六軒島爆発事故」の真犯人及び
ボトルメールを制作してそれを海に流した人物の思惑とかはどのように推理してるのでしょうか?
特に恐らくベアトを完全に失望させるに至ったものが「戦人の6年前の罪」なわけですが
やはりこれに関しては紗音への告白とそれを忘れた事というのは同じでしょうか?
そもそも出題編からはこれ以外の罪に関する複線は見つかりそうにありませんし・・・

後は金蔵さんの隠し黄金についても疑っておいでなのですよね?
私も実際EP7が出るまで「隠し黄金なんてボトルメールや偽書の作り物で現実には存在しないんじゃないか」
って思ってたクチです あまりにも非現実的な存在ですし・・・
なにより1998年世界で実際に存在が確認されたのは3億円だけで
20tの黄金はおろか延べ棒の一本すら確認されませんでしたからね
あげくに脱出したばかりの絵羽はお金に困ってたとか言ってましたし
(これを当時事件が起こった理由の一つとか推理したりしました 懐かしいです)

ただそうなると金蔵はどういう経緯でベアトリーチェなる女性と会ったとお考えでしょうか?
私は金蔵さんが六軒島バトルロワイアルで本当に言っていた通りの行動をしていたかは半信半疑でしたが
少なくともベアトリーチェと出会った経緯まで嘘をつく理由もないだろうし
他にそれらしいお話も浮かばないという理由から
黄金を載せた潜水艦が来たという話だけは信じてたのですが
390オプス>>389 ペンウッドさんへ

下位世界の展開には全EP通じて基本的に嘘偽りは無いと思っています。でないと上位世界の意味がありません。上位世界には切り貼り編集によって印象操作をする意味合いもあると思うので。それゆえ語らない嘘(下位世界編集による削除)はあると思っています。

私は「初めにあったのは災害による事故」というスタンスで考察しています。
・六軒島が昔、悪食島と恐れられ、鎮守の社は建てられても、漁師の拠点は作られなかった事。
・日本軍及び潜水艦で流れ着いたどっかの軍が、金蔵とベアト(と源次)を残して全滅(戦争で言う3割損耗の全滅ではなく、文字通り全滅)している事。
・六軒島爆発事故に色々不明な点がありながら、警察は事故としてあっさり処理した事。
これらの情報から、長いスパンはあるが定期的に大量に人を死に至らしめる災害が発生する島、という解釈をしました。

戦人の6年前の罪は、この災害を一時的にでも食い止めておく装置に関わるものだと考えてます。
例えばベアトは戦人にこの装置の鍵でも貸したとか。勿論、次に島へ来た時に返してもらう約束で。
鍵を渡した理由は……証明とか?修復とか? 正直この辺りは良く見えてきません。情報足りなすぎです。
とりあえず戦人が縁寿に渡していた鍵が怪しいとは睨んでいるのですけどね。この鍵が六軒島由来で真相に関わっていそうなのは濃厚ですから。
「白馬に乗って迎えに来る」と言うのはつまり「お姫様の危機」に颯爽と駆けつけるという意味だったのではないでしょうか。すなわち6年前の戦人は「災害の危機」を知っていたのです。

金蔵の隠し黄金は疑ってるなんてもんじゃありませんね。これ信じるなら徳川埋蔵金発掘に全財産ブチ込む方がマシってレベルで信じてません。
突っ込みどころ多すぎなんですよ。10トンという量の情報を隠せ、ベアトという関係者の名前を隠せ、羽の刻印をちゃんと潰せ、潜水艦の来たルートおかしすぎ、魔女ってなんだよお前が騙したい相手は子供か、マルソー会長から情報漏洩するのお早いですねー、金を担保に金借りるって意味不明だ素直に売れよ、戦時特需は悪魔的な才覚の結果だと言い張りますかそうですか。
総合して推理するに、金蔵が実際に手に入れたのはどう考えても「未来を予測しうる正確な情報」です、ありがとう御座いました。
金蔵は天才的詐欺師、異論は認めない。

潜水艦は来ましたが黄金は乗っていません。出会った経緯は嘘ではないけれど、潜水艦の経緯は嘘です。なぜそこに嘘を混ぜたかというと人種を誤魔化すためです。
黄金とはベアトリーチェそれ自体を指します。政府を揺るがす情報を持った一個人、すなわちスパイなのです(ついでに呂ノ上源次もスパイです)
ちなみにベアトリーチェというのは偽名です。コードネームですらなく、本名は川島芳子です。嘘です。でも作者ならこのくらいは遊び心でやりかねない気もします。少なくともベアト(女スパイ)は東洋人女性でしょう。呂ノ上が西洋人男性で、ついでにベアトの夫です。娘さんの髪や瞳の色には、父親の遺伝子ばかりが影響したようです。
実際の潜水艦のルートは中国辺りからでしょうか、戦争に詳しくないので分かりませんが、これらの説明でそれらしいお話になったでしょうか?
391名無しさん相変わらず、前段の考察は的確なのに、そのあとがあまりに飛躍しすぎ+根拠を示さずに断定しすぎ。
これで「誰にも信じてもらえない」って泣き言を言えるのだから、よほど太い神経をしているのだろうと推察。そうでなければ病気。

突っ込みどころがありすぎて眩暈すらするよ・・・
392ペンウッド>>390 オプスさん

ふ~む 情報不足、ですか まあ実際うみねこという物語は未だに情報不足だと私も思います
(最近は漫画版で緩和されつつはありますが)

そしてやはり情報を出題編だけに絞るとなると余計に情報が不足してしまいますからね
実際のところ私は出題編だけではうみねこという物語は
出題編だけでは到底真実に到達できないと思ってます
(竜騎士さんはどこかでEP4までで真相はわかるとおっしゃってますが
私はこれ結構眉唾だと思ってます 本人が仮に本当の事にそのつもりだったとしても)

ただやはり推理には根拠が伴った方が美しさと説得力は出ると思います
例えば黄金の話があまりにも嘘くさいとか本当に同一説なのか?とかは
設定のありえなさや 各所にちりばめられた伏線から「それは違うよ!」って言っても
共感してくれる人が多いですし 前のオプスさんの赤字に関する意見もそうですね
「ノックス8条なんか別に本当である保障はない!」と言えばそれまでですが
やっぱり「解ける物語」である以上は、ですね ミステリーだろうとそうでなかろうと

潜水艦のお話に関してはそこまで考えるならいっそ「そもそも潜水艦なんてなかった」で十分通ると思いますよ
潜水艦のルートが嘘くせえ!ってのは私も思ってましたし
ただ私もそこから先へは結局いけなかったんですよ
「他にベアトと金蔵の出会う伏線がないから」という理由で
あるいはいっそ金蔵(あるいはそれこそ呂ノ上」と熊沢とかでもいいかもしれないですね
「先代様」ですし
(ところで金蔵さんが大戦時には実際にはそれほど罪を犯したわけではない
というのは私好みの考察です あと黄金とかイタリアからの潜水艦とかねーよ!という部分も)

6年前も同じく 私も正直戦人の告白が真相とは思いたくないんですが
他にそれっぽいのもないからという理由でEP6以前からこれしか思い浮かばなかったのです
なんかいい伏線とかないですかねえ・・・
393ペンウッドあと追記
前にたとえベアトからの赤字だろうと
ベアトが本当に真実と思い込んでる事なら嘘も混じってるかもしれない
というのは所謂「赤字主観説」でしょうか?
もしそうなら懐かしいですね 当時頻出した説ですし
394オプス>> 392-393 ペンウッドさん
>潜水艦のお話に関してはそこまで考えるならいっそ「そもそも潜水艦なんてなかった」で十分通ると思いますよ

いえ、潜水艦の件には嘘は吐けないんです。
軍全滅後には当然、後始末に六軒島へと駆り出され、その惨状を確認した日本兵達がいると思います。つまり事件後しばらくしてではありますが、現場を知る者が金蔵以外にも数多く発生します。
嘘を吐くならまず彼らを日本軍を騙さねばなりません。真実は全て報告した、しかし後に「奴は10トンの金塊の件のみを語らず、着服した」のだと思わせねばなりません。
つまりこの段階で故障した潜水艦の件も報告しておかなければならないのです。
彼らは当然、確認するでしょう。
潜水艦で来た事が嘘ならば、金蔵は日本軍を騙すための潜水艦を用意しなければならないのです。

ちなみに六軒島爆発事故の遺体説明から察するに、おそらく災害時に発生する死体は判別不明で行方不明者も続出な状態になっていたでしょうから、所属組織やら死に方やらには嘘の入り込む余地が十分にあったと思われます。
顔半分が吹っ飛んだり杭が刺さった死体を見て「事故」だなんて警察が言う訳無いですからね。
例えば「島を離れた後で何が起こったかは私は知らない」と金蔵が言い張ればいい訳です。そして報告と確認までに時間が掛かれば遺体の惨状も、野生生物の仕業か何かにすり替えられるでしょう。
あるいは軍には正直に「得体のしれない災害が発生したが、自分だけ偶然助かった」と報告してもいいかも知れませんね。この『事実』は、「金塊強奪のために殺し合わせを企んだ」という『嘘』より、よほどご都合主義で信憑性が薄いですし、上手いこと金を手にしやがってという嫉妬心もくすぐれますから、後から『真実』の書き換えが容易です。

事実は一つだけど真実は人の数だけあります。『赤き真実』とてそれは同じことです。これは「そなたは無能だ(赤字)」が明らかに主観なので、もう結論付いてる話だと思うんですけどねえ。(捻って「無能」を「無能(力者)」と解釈した事のある私が言えた義理でもないですけど)

ま、そんな訳で情報は無いなりに、吐ける嘘と吐けない嘘のライン引きぐらいは一応設けています。
ここいらの領域ではまだ誰とも議論を交わしてないんで、どこかに粗があるかも知れないですけど。
395ケーナ僕は『うみねこのなく頃に』の世界観解釈について 
長らく“ファンタジー説”を推してきたわけですが 
よく考えてみれば 
「何故“創作説”を採らないのか?」を 
きちんと説明していなかったかもしれません 

そこでツイッターに書いたのに手を入れて転載します 

僕が『うみねこのなく頃に』の世界観解釈で 
不思議に思うのは 
“創作説”という妙な説が 
主流になってしまったことです

これは作中の登場人物の誰か(八城十八が圧倒的多数)が 
『うみねこのなく頃に』という物語を書いた 
とする説ですが
 
解りやすく例えるならば これは 
「ハリー・ポッターシリーズを書いたのはハリーか? ロンか? それともハーマイオニーか?」
と言い出すようなものです

普通はそんなこと誰も考えないのに 
何故か『うみねこのなく頃に』に関しては 
それが当たり前のように語られているという

確かに作品中には漁師が発見したものと 
警察が発見したもの 
2つのメッセージボトルが存在すると書かれていますし 
それを模倣して偽書作家が書いた偽書 
(八城幾子が書いた4つの偽書もその中の一部)が 
存在するとも書かれています

でも“EP”を誰かが書いたとは 
まったく書かれていません 

僕が書いた『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』は 
原作テキストと竜騎士07さんの発言からの引用が 
8~9割を占めているわけですが 

その中に“『うみねこのなく頃に』は誰が書いたのか?”という 
トピックはありません 

これは別に僕の考察にとって都合が悪いから 
トピックを立てなかったわけではなく
原作テキストと竜騎士07さんの発言の中に
トピックを立てる根拠となる内容がなかったからです 

つまり“創作説”は 
“『うみねこのなく頃に』は作中登場人物の誰かが書いたのではないか?”という仮説を証明することなく(そもそも出来ない) 
“『うみねこのなく頃に』は作中登場人物の誰かが書いた” 
と断定した上に構築された 
砂上の楼閣に過ぎません 

はたしてこれを“考察”と呼べるのでしょうか?

故に僕は“創作説”を二次創作と 
同レベルで扱っています 
(“創作説”としては充分に“考察”として通用する『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』を「二次創作だ」というのはその為) 
396nncEP1の時点でミステリー解釈に立つためには「最悪な現実主義者」
つまり赤い文字とか魔法とかを、片っ端からありえないファンタジーと断定する必要があるってされてる

現実の事件が100%解答を導出できるように起きてる道理がないんだから
じゃあ前提として“解けるようにできている”この話は、まず「創作(ミステリー)」以外の何物でもないってことでしょ

はっきりEP6で色字・幻想・執筆者全てに明確な解答が出されて
全体としてメタにメタを張った的な入れ子構造的な話だってのも度々言及されてるのに
ボトルメールの枚数っていう原作で語られないような
漫画のビジュアルでしか確認できない材料だけで
原作全体をファンタジーだって言い張るのはちょっと

少なくともフェザリーヌに関しては、造物主(幾子)ありきの
「被造物」だってインタビューではっきり断言してるはず

あとうみねこの比較に、作中で一回も
「この物語は誰かが記述した偽書です」なんて示唆された覚えのない
ハリポタ使うのはズレてると思う
うみねこは「誰が赤字や幻想を語り保証してるのか」を何度も何度も
嫌になるくらい疑問として反復する話だから、比較対象が根本的におかしい
これがダレンシャンならまだ言わんとする処が理解できないでもないが
397ペンウッド>>394 オプスさん

そうでした 確かに六軒島バトルロワイアル(仮)の詳細自体は
金蔵さんによって捻じ曲げられた可能性はあっても
基地や潜水艦、それに大量の死体がある以上結果だけは嘘をつけませんね
これは私の手落ちです すいませんでした
となると潜水艦に関しては実在すると考えるほかないですね

戦人の「無能」って赤字についてはあれですね
私は「作者(もしくはベアト)がバトラをそういう風に作ったからバトラは無能であり、
そしてそれを赤字で事実として宣言できる と考えています
インタビューか何かで竜騎士さんとKEIYAさんが
「バトラが戦人でないから」とかそういう事を言ってましたし

ケーナさんが今ファンタジー説か創作説かの話をしていますが
作中に登場するバトラや戦人の殆どが
本物をモデルとした創造物、もしくは創作キャラである
という点については大体の考察者が一致してると勝手に思っています
故に少なくともその赤字については事実であるし根拠も存在していると
言えるのではないでしょうか 本人にとっては迷惑な話でしょうが(笑)
398ケーナnncさん >>396 

>“解けるようにできている”
>この話は、まず「創作(ミステリー)」
>以外の何物でもないってことでしょ

ミステリーは“解けるようにできている”ものですが 
nncさんの理屈ではミステリーはすべからく 
作中の登場人物が書き手である創作になってしまいます 

ミステリーであることと
それが作中の登場人物の創作であることは
また別の問題です

>ボトルメールの枚数っていう原作で語られないような
>漫画のビジュアルでしか確認できない材料だけで
>原作全体をファンタジーだって言い張るのはちょっと

『うみねこのなく頃に EP1』の 
小説版をご覧になったことはあるでしょうか? 
あれがワインボトルに入る代物とは
とても考えられません

>少なくともフェザリーヌに関しては、造物主(幾子)ありきの
>「被造物」だってインタビューではっきり断言してるはず

これに該当するのは 
以下の内容でしょう 

“(聞き手)『Ep8』の物語全体がフェザリーヌによって書かれた物であるという解釈は可能ですか?
そういう考え方もできますね。フェザリーヌはあの世界における神、世界の執筆者に限りなく近いんです。だからフェザリーヌが登場人物の中で最強に近いのは間違いないですね。それと同時に結構恥ずかしいヤツなんですよね。自分の作品に自分を登場させて「俺、超強ぇ~!」と書いているわけですから(笑)。
(聞き手)そういう目線で見ると、フェザリーヌとラムダデルタの戦いは面白いですね(笑)。
自分がラムダデルタをやっつける展開にする、でもどうやってラムダをやっつけるか分からないから、とりあえず「倒した」だけ書く。このシーンは不思議と『ジョジョ』っぽくなってしまいました(笑)。実際には「誰があの世界をライティングしているのか?」という主観の問題になるんですよね。そこまで考えながら読んでいる人は、少ないと思いますけど。

(聞き手)そもそもフェザリーヌとは、どういう存在なのでしょう?
『Ep6』のTipsで、フェザリーヌが「生き死にを繰り返している」とあったのは、フェザリーヌが駒だった頃、自分たちも誰かにライティングされている登場人物であるという事実を知り、自由意志として信じて疑わなかったことが、誰かにライティングされている物だと気づいたために死んじゃったんですよね。でも彼女は、自らもライターとなって帰ってきた。そして恥も外聞もなく、自分の作品の中に自分を描くことで真の自由意志を得た。彼女は今、リレーマンガのような世界にいるのかもしれないですね。自分のキャラは自分で書くけど、それ以外は複数のライターが書いているような世界に存在しているのかもしれません。”

少なくとも“造物主(幾子)”とは書かれていません

>うみねこは「誰が赤字や幻想を語り保証してるのか」を
>何度も何度も嫌になるくらい疑問として反復する話だから

誰が赤字を保障しているのかは 
作中では語られていません 
ただ ベアトリーチェが 
“「そうだ。だから妾はこれより、《赤:真実を語る時、赤を使うことにする》。」
「《赤:妾が赤で語ることは全て真実》! 疑う必要が何もない!」”
と発言しただけで 
以降 赤字とはどのようなものであるか 
説明されたことはありません 

『ダレンシャン』は一人称による語りですから 
むしろこれを比較対象にすると 
話がおかしくなります
僕は「『うみねこのなく頃に』も『ハリー・ポッター』と同じく、語り手の存在しない物語である」と主張しているのですから
399nncそうじゃなくて、丁度引用したそのインタビューでも言ってること
「誰があの世界をライティングしているのか?」
通常の小説(あなたが言うところのハリーポッターとか)では一切考える必要もないような話を
うみねこは日記の公開時に赤使うとか、EP4須磨寺を七杭が抉ってるとかで
赤とは何なのか、なぜこんな描写が許されるのか、を暗にプレイヤーへ何度も考えるよう要求してる
ファンタジーを拒否するってことは、現実的にそれが許される方法を考えろということ
そうなればミステリー解釈を基盤にする限り、後は各EPが「現実に拡散された創作」だって方向性にしかならない

ダレンシャンを引き合いに出してるのは“作中情報から作中作であることが示されている”という一点が符号しているから
反応見る限りおそらく最終巻までは読了してないだろうし、一応ネタバレだから詳細はぼかすけど
最後の最後で物語全体を「誰か」が記して世に広めた話だってことが明確になる
で、ハリーポッターにはそれがない、視点が一人称か三人称かどうかは関係なく
あれが誰かの手記だとか回顧録だとかいうような情報が“作中のどこからも最後までまったく示唆されない”
うみねこがどうかは周知の通り、幾子やフェザリーヌが散々フラグ立ててるから作中作としてのギミックが成立してる

ミステリーであるかどうかと、作中作であることはそのままイコールじゃないが
うみねこに限っては「推理は可能か?」=「赤字を主張している“作者”を信じられるか?」
という問題のはずだから、そこを軽視すべきじゃないと感じる

そもそもをしてメールボトル≠各EPの仮説からして、EP1の文章量以外に根拠が見出せないけど
以前も言ったとおりそっちを突っ込む気はないから、そこに関してはまぁあなたの自由にすればいいと思う
400ケーナnncさん >>399 

竜騎士07さんの発言は 
「『Ep8』の物語全体がフェザリーヌによって書かれた物であるという解釈は可能ですか?」
という質問への回答ですが 
随分 歯切れの悪い内容です 

「フェザリーヌは世界のライティングに参加出来る立場にある」 
と答えている訳です 
そして「フェザリーヌはあの世界における神、世界の執筆者に限りなく近い」とも 
ぶっちゃけこれは 
「世界をライティングしている者などいない」と遠回しに 
言っているに過ぎません

nncさんが指摘しているように 
意図的に不可解な内容を 
書いているのは間違いありません 

しかし そこから

>ファンタジーを拒否するってことは、
>現実的にそれが許される方法を考えろということ
>そうなればミステリー解釈を基盤にする限り、
>後は各EPが「現実に拡散された創作」だって方向性にしかならない

というのは発想が飛躍し過ぎです 
取りあえずツッコんでおきたいのは 
「竜騎士07さんの考える“ミステリー”と“ファンタジー”の定義は一般的な定義とは違っている」ことです 

手っ取り早く言ってしまうと 
“考えれば解ける”のがミステリー 
“考えても解けない”のがファンタジーです 
しかもそれはプレイヤーの主観的な判断に 
委ねられるものですから 
同じ作品でも
ある人にとっては 
ミステリーであり 
別の人にとっては
ファンタジーだったりします 

>うみねこがどうかは周知の通り、
>幾子やフェザリーヌが散々フラグ立ててるから
>作中作としてのギミックが成立してる

幾子が書いたのは偽書であり 
フェザリーヌも
世界のライティングに
参加出来る立場にあるだけです 

別に“作中作としてのギミックが成立している”
訳ではありません
メッセージボトル及び偽書と 
EPをごっちゃにしてしまっているから
勘違いをしているだけのことです

>うみねこに限っては
>「推理は可能か?」=「赤字を主張している“作者”を信じられるか?」
>という問題のはずだから、そこを軽視すべきじゃないと感じる

これも発想が飛躍しています 
赤字というルールを提示したのはベアトリーチェであり 
作者ではありません

確かに竜騎士07さんは
作品外で赤字について話をしていますが
赤字の解釈が作品内で完結していないのであれば
それはもはやミステリーではありません

>そもそもをしてメールボトル≠各EPの仮説からして、
>EP1の文章量以外に根拠が見出せないけど

“2つのワインボトルの中には、ノート片が何枚もぎっしり詰められていた。それは、右代宮真里亞を名乗る本人以外の何者かによる、事故前日から当日を日記風に記した膨大な手記だった。”

手記は一人称で書かれるものですから 
著者が右代宮真里亞を名乗る以上 
その内容は真里亞による一人称でなければなりません 
しかし EPは真里亞の一人称では書かれていません

ちなみにご指摘の通り 
ダレンシャンは1巻しか読んでいません
401nnc>第1のゲームのラストで、この物語が、メッセージボトルによって
>後世に語り継がれていることが明記されている。誰かが事件を、物語に記した。
>つまりこの物語は全て、メッセージボトルを執筆した人物という観測者によって、
>私見が含まれた世界という事になる。つまり、観測者は神ではない。ニンゲンなのだ。
>よって、その記述の真の意味での公正は保証されていない。
>ミステリーでお約束とされている、本文は神の目線でなければならないとする
>前提が破られていることが、第1のゲームの時点で、もうはっきりと明記されている。
>だからこそ、目撃者と同時に、観測者もまた、疑う事が可能なのだ
>ここまでを疑うことが出来たなら、いくら推理不能に見える魔法演出が登場したとしても、
>それを鵜呑みにし、屈服する必要はなかったのだ。

こうあるんだから、さらに上層(現実)の存在を疑うのは別段突飛でも発想の飛躍でもないし
細かい齟齬に拘泥するより「各EP=ボトル(偽書)」で普通にOKな気はするけども
まあそこは解釈次第でどうとでもとれるから深くは突っ込まない
(EP5の“偽書を書いた作者”がそう主張しているだけ、という可能性も一応はあるし)

>2つのワインボトルの中には、ノート片が何枚もぎっしり詰められていた。
>それは、右代宮真里亞を名乗る本人以外の何者かによる、事故前日から当日を日記風に記した膨大な手記だった。

>「……その、おかしな幻想小説と右代宮蔵書以降のオカルトブーム、
> そして、結局は真相は闇の中という3つが合わさり、六軒島の魔女伝説を生み出したと…?」

>「左様です。このせいで、六軒島ミステリーはさらに面白みが増したのです。
> 2つのボトルの中身は、どちらも事故前日から当日までを記した日記風の手記です」

>週刊誌の推理を待たず、メッセージボトルが本当に日記であるかは大いに疑わしい。
>……何しろ、文章量が膨大だ。
>実際に連続殺人の渦中にあった人物が、冷静にそれらを記せたとは考え難い。
>だとすると、この日記は、事故前日までにゆっくり時間を掛けて執筆されたという方が現実的だろう。

一応、反証要素としては「文章量が“膨大”」「縁寿曰く、おかしな幻想“小説”」
「日記“風”の手記」「事件前日までにゆっくり時間をかけて執筆された」など

文章量が「膨大」なんだから、高々10枚前後のノート片にまとめたって考えはどうにも違和感を覚える
仮にEP1(小説版)をボトルに封入するにしても、ギリギリまで小文字にして行間詰めてから
それを丸めて放りこんで、最後に溶接すればそれで済みそうな気はする
生憎小説は持ってないけど、講談社BOXだし上下巻込みでもあれそこまで厚くなかったと思う

少なくとも漫画EP8の放流シーンみたいなスッカスカのビジュアルで
「ぎっしり詰められていた」って一般から認識されるのはおかしいと思うのだが
まあ結局ここはミステリー解釈とファンタジー解釈の分水嶺だろうから、これ以上触れないでおく
402otoma色々考えて思ったのですが、我々考察者はうみねこを推理考察する時の心構えが間違っていたのではないでしょうか。
竜騎士先生はうみねこの原作者ではなく、ゲームマスターだと考えた方が推理考察しやすいと思います。
我々考察者がプレイヤーで、うみねこの物語そのものがゲーム盤。
物語の登場人物は全て竜騎士先生の駒で、登場人物にもっともらしい事をしゃべらせて、我々プレイヤーをミスリードさせている。
竜騎士先生は物語の外のインタビュー等で、もっともらしい事を話して、我々プレイヤーをミスリードしている。
我々考察者は竜騎士先生を尊敬して、信じて、心のどこかで竜騎士先生の良心にすがって推理してきた気がします。
竜騎士先生は原作者だから、熱心なファンや考察者を裏切る様な真似をするはずがない。自分にとっても得にならないから。
そんな思い込みを逆手にとって我々考察者をミスリードしていると思うようになりました。
もしも、竜騎士先生が漫画EP7で描いている様なミステリーの解答をこの掲示板に書き込んだらどうなっていたでしょうか?
きっとケーナさんが、その推理は間違ってます。竜騎士先生の名前を騙った悪質な悪戯はやめて下さい。と否定していたと思います。
あの解答は漫画で発表されたから辛うじて通用するけど、この掲示板では通用しない解答だったのです。
でも漫画で発表されたから受け入れざるを得ません。原作者の出した公式解答だと思い込んでいるのですから。
我々考察者が一生懸命に自説を出しても原作者の権限で強制的にミスリードされるのなら、もう推理考察する意味がありません。
正しく推理出来たのなら模範解答が得られるはずなのに、原作者の方で模範解答を発表しないのですから。
そう考えるともう前に進めません。まだ行き詰ってないのに。
だから僕は、竜騎士先生を原作者だと思わずに、あらゆる手段を使ってミスリードさせる最悪なゲームマスターだと思う事にしました。
もう何もかも信じる事は出来ないと思って、もっと全てを疑って推理考察した方が良いと思います。
そう考えた方が迷いも無く、かえってすっきりと推理考察出来ると思うのです。

でも、何も信じる事は出来ず、原作者から出された解答も信じられないのなら、推理不可能です。
だから、全体の何割かは嘘情報と嘘解答だけど、本当の情報と本当の解答も発表されていると考えます。
何を真として、何を偽とするかは、それぞれの好みで良いと思います。

とりあえず僕は、うみねこはファンタジーで考察します。竜騎士先生はミステリーで考えて欲しそうだから。
だから魔女も悪魔も存在するし、魔法殺人も可能だと思います。
でも幻想キャラクターと魔法と色付き文字はマリアージュソルシエールの内面世界の中にあるゲーム盤とメタ空間の中でしか使えません。
ゲーム盤はマリアージュソルシエールのメンバーによって構築されており、ラムダデルタの管理するメタ空間によって支配されています。
ゲーム盤は六軒島と黄金郷と1998年の未来世界で構成されており、黄金郷は幻想キャラクターと認められた人物しか入れません。
1998年の未来世界はEP3のゲーム盤のその後に当たるゲーム盤です。
絵羽が生き残った未来のゲーム盤から駒縁寿をメタ空間に連れて来た事で、1998年世界のゲーム盤がメタ空間に繋がったのだと思います。
メタ空間は魔法の発動と赤字の使用に制限を掛けています。>>321
それと、ヤスは黒髪の女の子だと思います。EP1にこの様な記述があったから。
>「あとは、子どもからの脱却願望には、必ず自分の理想像の自己投影が行われ、その願望の姿が別人格として形成されることが少なくない。(以下略)」
漫画EP7の4巻までのロングヘアの目隠しヤスはチビ紗音に置き換えて、ダブル紗音で読み直した方が良いと思います。
それと、理御は幻想キャラです。髪の毛が黒くないから。
それと、ゲーム盤はヤスの内面世界の中にあると考察します。EP2にこの様な記述があったから。
>「僕も、6年前に4人で遊んだことを思い出すよ。紗音はだいぶお姉さん風だったね。」
>「そうだなぁ。今よりしっかりしてた気がするぜ。あはははは!」
>「そ、…それはあの頃はその、……身の程を弁えておりませんでしたもので…。その、色々と失礼いたしました…。」
6年以上昔から譲治、戦人、朱志香、ヤスは親族会議の度に仲良く遊んでいたようです。
でも6年以上昔のヤスはお姉さん風ではなかったので、ヤスの内面世界では、エアー紗音が代りに遊んでいたようです。
それと、ゲーム盤はヤスの内面世界の中にあると言う事は、ゲームの間、ヤスはカケラ世界の中で生きている事になります。
カケラ世界とはひぐらしの様に10月4日と5日を繰り返す平行世界の事だと思って下さい。
今までヤスの内面世界にメタ空間とゲーム盤が存在していたと思い込んでいましたが考えが変わりました。
ヤスの内面世界にはゲーム盤だけが存在していて、別の処からメタ空間はゲーム盤を支配しているのだと思いました。
それと、源次と南条はどのEPでも共犯者です。
熊沢も事情をよく知っている人物ですが、熊沢と郷田はケースバイケースで共犯者だと思います。
全ての犯人は紗音の駒が変身したブレザーベアトであり、魔法殺人を行ってから殺人現場をミステリーに合う様に改ざんした。
碑文殺人終了後に幻想修飾してストーリー性を持たせた。

ついつい僕のお気に入りの推理考察設定を書き込んでしまいました。
この様に自分はこうだと思う設定を決め込んで、そこから推理考察を広げていけば良いと思います。
しかし、赤字と白字と戦人視点の情報は地雷原を進む様に慎重に判断しながら読み進んだ方が良いと思います。
戦人視点の情報も疑って読むと怪しいと感じる部分があります。
これについてはもっと慎重に考察してから書き込みたいと思います。
ノックスとヴァン・ダインは推理を束縛してミスリードさせる仕掛けだから気にしなくて良いでしょう。
多分、EP1~4のベアトリーチェはそんな物を気にしないでハウダニットを考えていたと思います。

でもそんなに苦労して推理考察しても竜騎士先生の出す公式解答と違ってたら無価値なのでは?と思うでしょう。
でもこの掲示板に書き込んで、最終的に皆を納得させる事が出来ればそれは黄金の真実として価値のある解答だと思います。

また文章を書き込むだけで1日が終わってしまいました。
EP5を再プレイして公式解答とは違う推理で解きたいのに。
返信でまた1日を費やすのは勿体ないので後日返信するか、スルーします。それでは。
403ケーナnncさん >>401

>さらに上層(現実)の存在を疑うのは
>別段突飛でも発想の飛躍でもない

メッセージボトルより上層の世界 
それがEP(第一のゲーム)なわけですが 
存在が示唆されているのはそこまでです 
そのままの勢いで現実世界まで上がってしまうのは 
如何なものかと 

>細かい齟齬

ワインボトルに入っていたノート片で 
事件の真相が明らかになりました
ワインボトルに“何枚も”入っていた 
ノート片にはA5版小説にすると 
上下で600ページにもなる内容が書いてありました 

こんなのミステリー以前の話です 

>文章量が「膨大」なんだから、
>高々10枚前後のノート片にまとめたって考えは
>どうにも違和感を覚える

僕が計算した9枚のノート片に
書ける文章量は16000字 
400字詰め原稿用紙で40枚 
充分に“膨大”です 

>少なくとも漫画EP8の放流シーンみたいな
>スッカスカのビジュアルで
>「ぎっしり詰められていた」って
>一般から認識されるのはおかしいと思う

これは“何枚も”という言葉の呪縛だと思います 
この表現を使ってしまった以上 
何十枚も入れるわけにはいかない 
その一方で“ぎっしり詰められていた”
とは矛盾してしまいました 

おそらくこれはEP1を書いた時に 
具体的なビジュアルを
イメージしなかったと思われます 

コミック化の際にどちらかを捨てる必要に迫られ 
「何十枚も詰め込んで“これならEP1も丸々入るかも…”と思われては困るな」と 
“ぎっしり詰められていた”の方を 
捨てたのでしょう 

どちらを捨てたかで 
竜騎士07さんにとって 
より重要だった方が解るわけです 
404名無しさん“何枚も”は“たくさん”という意味だよ。
405nnc……正直、16000文字程度じゃ「あらすじ」にさえならないと思うけども
禁書目録1巻で言えば、インデックスと上条が会話してる場面のあたりまでしかない

わずか40ページの文章量で、親族が島に上陸して、手紙が届いて
第一~第九までの晩をミステリー風味に描いて幻想小説に仕上げろってのが
概略程度でも無理ゲー極まるんじゃないかと
あなた自身そこは微妙だって、自分でフォーマットに則ったものを
実際書いたにも関わらず述べてるはず

その40ページ前後の概略未満でしかないシロモノを
わざわざワイドショーが取り上げて、島の関係者各位へ内容の整合性について
取材して回ってまで連日報道するのかって、それこそ“常識”的に考えて辻褄が合わない
あの世界でメールボトル偽書は、六軒島の存在を世界レベルにまで
知らしめるような起爆剤でさえあったわけだし

文章量は数枚では“多い”どころか“足りない”ぐらいのレベルだと思う
実際にワインボトル用意して、そこにEP1原文を詰め込めばはっきりするんだろうけど

ぶっちゃけプレイヤーにそこまでの考察や検証を要求するほど、これは詰めて考えるべき問題なのかなぁ
個人的には、いつぞやの金蔵の仕掛け時計が作られてない云々に近いものを感じる
406ケーナnncさん >>405 

>わずか40ページの文章量で、親族が島に上陸して、手紙が届いて
>第一~第九までの晩をミステリー風味に描いて
>幻想小説に仕上げろってのが
>概略程度でも無理ゲー極まるんじゃないかと

これは認識に誤りがあります 
まず物語のスタート地点ですが

"この奇妙な日記風手記には、台風で島に釘付けにされた右代宮家の親族たちが、魔女復活の儀式に巻き込まれ、次々に不可解な方法で殺されていく様子が記されていました。そして最後に黄金の魔女ベアトリーチェが蘇り、全てを黄金郷に飲み込む。"

とあることから 
台風の到来以降でかまいません 
上陸の場面などはいらないのです 

また"幻想小説"というのは 
大月教授の話を聞いた縁寿が発言した内容です 
ですから
"最後に黄金の魔女ベアトリーチェが蘇り、全てを黄金郷に飲み込む"
という部分さえ入っていれば 
あとは普通のミステリーで良いのです 

何より重要なのは 
人物紹介や屋敷内の様子の描写などは 
一切必要ないことです 
メッセージボトルのある世界の人々は 
元使用人の証言や
右代宮家のことを良く知る人物から
それらを知ることが出来るのですから 
ですからどこで何があったかさえ
書いてあれば良いのです

僕が書いた"偽書『Land of the golden witch』" は 
原作テキストの情報を元に 
メッセージボトルのフォーマットを再現した偽書ですが 
初稿の段階では必要な情報を全て盛り込んだにも関わらず 
18ページに全然満たなかった為 
無理やり増量してあの形になりました 

>その40ページ前後の概略未満でしかないシロモノを
>わざわざワイドショーが取り上げて、
>島の関係者各位へ内容の整合性について
>取材して回ってまで連日報道するのかって、
>それこそ“常識”的に考えて辻褄が合わない

これも上で書いたのと同じことです 
あの世界には実際に六軒島が存在し 
右代宮家の人間が生きていたのです
そして爆発事故があったのです 
ですからメッセージボトルの内容は 
「どこで何があったか? 誰が何をしたか?」
これらの情報だけで充分なのです 

>ぶっちゃけプレイヤーに
>そこまでの考察や検証を要求するほど、
>これは詰めて考えるべき問題なのかなぁ

そもそもこの話題は 
「ワインボトルにEP1みたいな膨大な文章が入る訳ないよね」
これで済む話です 
ところがこれに納得しない人がいる

『うみねこのなく頃に』はそんな無茶苦茶な話なのでしょうか? 
竜騎士07さんはそんな無茶苦茶な話を書く人なのでしょうか?

その為 
僕はいろいろ説明し 
それでも通用しないから 
"偽書『Land of the golden witch』"を書きましたが… 

僕が驚きなのは 
コミックEP8で
実際にメッセージボトルを流す場面まで描かれたのに 
それでもまだ"メッセージボトル=EP"を
主張する人がいることです 

もはや竜騎士07さんが直接 
「メッセージボトル=EPではありません」
「ワインボトルのノート片は9枚です」
と発言するしかないのでしょうか?
407ペンウッド横から失礼を

>>406 ケーナさん

「物理的に無理があるからあり得ない」というのを徹底するならば
私やオプスさんが言っていたように 潜水艦のルートだとか
我らの告白での「書斎から漏れなかった銃声」という所まで
全て詰めていかなければならない事になってしまいます

私も必ずしもボトルメッセージ=EPとは思っていないのですが
(偽書なら話も変わりますが)
少なくとも「ボトルメールには入らないから」という所に関しては
そこまで偏執的になるべき部分ではないと思いますよ

あとはボトルメッセージの描写についてですが少なくとも
「屋敷内の描写」についてはある程度の記述は必須だと思いますよ
何せ島外にいた使用人がそのあまりの正確さから
「これは関係者が書いたものに間違いない」と認めているわけですし
408ペンウッドそして何より整合性について話すのならば、
私は未だに紗音と嘉音の関係性、そしてそれ以上に
未来の人間たちが完全に嘉音の存在を信じ切っている事に関して
(そうでなければあのボトルメールが信憑性なんて得られるはずもなし)
全く納得できていません
それでも漫画版EPは完全に同一説に基づいている真相を
発表しつづけているわけでして

となると真相は少なくとも
1、かなりのゴリ押しで同一説を通している(源次さん、熊沢、南條先生万能説)
2、そもそも同一説自体が間違っていて、現時点で発表されてる真相はただのミスリード
3、未来や1998年世界に関する描写は全くもって当てにできない情報

これらのうちのどれかとなってしまいます
1である場合は正直、私は「うみねこは無茶苦茶な部分を含んだ内容である」
という感想を拭いきれませんし、
2か3であるならばケーナさんの挙げているボトルメールに関しての推理が
根拠からして懐疑的なものになってしまうわけでして
そういう点からしてもケーナさんが拘っている部分は
そこまでして煮詰めるべきものなのか?とは思います
409ケーナペンウッドさん >>407 >>408

>我らの告白での「書斎から漏れなかった銃声」

『我らの告白』内に以下の内容があるわけですから 
問題ないでしょう
 
“銃声は軽い。……ドラマや映画で聞くような、ドギューンなどという音ではない。せいぜい、シャンパンの栓を抜いたくらいの音だった。”

そもそも屋敷内には 
もう共犯者しか残っていません

>少なくとも「ボトルメールには入らないから」という所に関しては
>そこまで偏執的になるべき部分ではないと思いますよ

ここは非常に重要な部分で 
世界観解釈の根幹となります 
“メッセージボトル=EP”だと 
少なくともEP1と2は
紗音の創作になりますから…

>「屋敷内の描写」についてはある程度の記述は必須だと思いますよ
>何せ島外にいた使用人がそのあまりの正確さから
>「これは関係者が書いたものに間違いない」と認めているわけですし

どんな部屋や施設があって 
家具の配置がどうだとか 
その程度で充分でしょう

園芸倉庫や礼拝堂の存在すら 
島外の人は知らないはずですから 

>それでも漫画版EPは完全に同一説に基づいている真相を
>発表しつづけている

作品の設定上 
紗音は嘉音としても 
六軒島で働いていたわけですから 
これはもはや説ではなくなっています

確かに無理のある話ですが 
化粧で人間が別人に変わるというのは 
まったくありえない話でもありません

これについては「フィクションだから」と
割り切っても良いでしょうし
「確かに化粧すると女性は全然変わるよね」でも
良いと思います 

以前 ネットニュースで読んだのですが 
ドラマの撮影現場で見たことのないおばちゃんが 
スタッフに挨拶して回っていて 
「誰だあれは?」と皆が不思議がっていたら 
メイクしていない高島礼子さんだったそうです 
410ペンウッド>>409 ケーナさん

>これについては「フィクションだから」と
>割り切っても良いでしょうし
>「確かに化粧すると女性は全然変わるよね」でも
>良いと思います

ええ、要するに私が言いたいのもこういう事なんですよね
身も蓋もない話ですが、「同一説みたいな色々と無理のある話が真実であるならば
他の部分にも無理のある場所があってもおかしくないのでは」
という話になってしまうわけですよ(あくまでも同一説を真実と考えるならば、ですが)

そして私は色々と言ってはいますが「結局の所同一説が真実なんだろう」
と思っています しかし同一説を真実と思う事と
同一説に心から納得し心服するかは全く別物なわけでして
となると結局「これはフィクションだから深く考えるな」になってしまうわけです

ケーナさんが挙げた例ですが、そのメイクしてない高島礼子さんが
全く誰かわからなかったのはあくまでもその現場、
もしくはメイクをしていない状態数回程度のお話なわけでして
紗音と嘉音はそれを2年間に渡って、しかも多くの人間(それも一つ屋根の下で暮らす人たち)
を騙し続けなければなりません それも2人別々に存在する事を信じさせつつ、です
源次さんたちの根回しがある事を差し引いても
ケーナさんのお話とは難度にどうしても差がでてしまうでしょう

そしてこれと同じ話はボトルメッセージの方にもできてしまうのでは
というお話になってしまうわけですよ
「同一説みたいに物理的に無理がある話が通るならば
ボトルメールも「こまけえこたぁいいんだよ!」で通る」となってしまうわけです
私が先日のレスで挙げた「1」がこれですね(銃声の話もまさにそういう話です)

勿論、こうした全ての物理的な疑問点や矛盾点に関する
全ての答えを用意できた人を私は見た事がないですし(正直竜騎士さんでもそれは無理ではないかと思ってます)
ある程度そうした事には目をつむって考察してる人が殆どと私は考えてますし
私自身それが悪い事とは思ってません

当然ケーナさんが自分の考察を組み立てる上で
ケーナさんが挙げた要素を基にして推理するというのは全く持って正しい事と思うのですが
それらを元にして他の考察を否定できるかというと
上記の理由から私はそれは違うのでは?と思うわけですよ
411ペンウッド同一説の事を書いていてそれに関連する疑問が一つあったのを思い出したので
ちょっと書いてみます

今まで数度に渡って赤字で「紗音は死亡している」「嘉音は死亡している」
もしくは「2人とも死んでいる」のような赤字が出てくるわけですが
実際にはヤスが2人の死後に動き回って殺人をしていたわけですよね

私はこれらの赤字を「ヤスは多重人格者であり、紗音や嘉音の人格が
実際に死亡している事からこれらを赤字として使用できる」と考えていました
(実際、戦人が赤字で死んでいるのに十八が生きていたのも
十八が事実上人格的に戦人と別人だから と思ってますし)

しかし漫画版を見るにどうも多重人格説は間違っていて
そこに描かれる描写を信じるならば紗音が単に嘉音やベアトのフリをしている
というのが真相であるように見えます

となると、結局赤字における「死亡」ってなんなの?
という疑問が出てきたのです
(少なくとも演じてるフリをしてるだけの存在に対して絶対の真実で「死亡」なんて使っていいのか?と思ってしまいます)

皆さんはこの辺りの赤字について、どう考えてるでしょうか?
412otoma>>411 ペンウッドさん

>となると、結局赤字における「死亡」ってなんなの?
そういえばその辺りはあんまり深く考えてなかったと気づきましたので、自分の世界観で自分の考えを書き込んでみます。

各EPにおけるニンゲンの死亡はゲーム盤上の駒の死亡だと考えています。
紗音と嘉音以外のニンゲンの駒は普通に殺害されてますから、普通に赤字で死亡宣言が出来ます。
紗音と嘉音は特別で、紗音の駒を紗音人格と嘉音人格とブレザーベアト人格の3人で共同に使っています。
ブレザーベアト人格が犯人で、紗音人格と嘉音人格は無理矢理従わさせられてる共犯者の関係です。
紗音の駒が死亡すると、3人の人格も同時に死亡します。
>「……紗音が殺されると同時に、嘉音は永遠に行方不明となるわ。………
<赤:以後、嘉音は殺されたものとして扱う。嘉音のマスターキーも破壊されたものとして扱うわ。>」(ベルン)
「まぁ、無粋だから割愛するけど、紗音が死んだんだから、そういうことになるわよねぇ。」(ラムダ)
「つまり。死体はなくとも、紗音と嘉音は同時に殺された、という解釈で良いのか?」(ベアト)
「そうなるわ。」(ベルン)(EP8ベルンのゲーム盤より)

問題は紗音の駒が生きている状態で紗音人格と嘉音人格が死んだフリをしている時に使える赤字、<赤:紗音と嘉音は死亡している。>ですが、
ルールY「場の全員が了承した嘘は現実として描かれる。密室空間であればなお好ましい。」に該当するので使えるのだと思います。
(ルールYは漫画EP8で出てきます。多分次の単行本で読めると思います。)
<赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。>を戦人が言えたのもルールYに該当しているからだと思います。
つまり、紗音の駒の中で3人の人格が口裏合わせをしたから、ゲームマスターベアトが赤字で言えたのだと思います。
413ケーナペンウッドさん >>410 >>411 

>「同一説みたいな色々と無理のある話が真実であるならば
>他の部分にも無理のある場所があってもおかしくないのでは」
>という話になってしまう

僕はこれ 
“無理度が違う”と思います 

物理的にワインボトルの中に
600ページの文章は入りません 
(入れても浮かない) 

でも化粧で変装して
見分けがつかないかどうかなんて 
我々には判断のしようがありません 
だってそんなのを
実際に見たことがないのですから 
だから“不可能”と
決め付けるのは無理です

>紗音と嘉音はそれを2年間に渡って、
>しかも多くの人間(それも一つ屋根の下で暮らす人たち)
>を騙し続けなければなりません 

一度騙してしまえば 
あとはそれを維持するだけです 
いったん別人と認識すれば 
そうそう同一人物だと考えたりはしないでしょう

>結局赤字における「死亡」ってなんなの?
>いう疑問が出てきたのです

これはシンプルに説明出来ます 
ゲーム盤では
“人格が人として認められる”というルールがあるから
赤字で人格の死を語ることが出来るのです 
現実世界とは違って 
これはゲーム盤の中での設定です
414nnc>>406
>ワインボトルにEP1みたいな膨大な文章が入る訳ないよね

軽くレギュラーワインボトル(750ml)に入りえるA4ルーズリーフの最大枚数を
適当に試算した結果、とりあえず185枚ほどルーズリーフの束が入るということにはなった

原作EP1の文字数が345000文字ぐらいだったと思うので
両面に1000文字ずつ書いても172枚弱
なんか意外に現実的な数字が出て来た件について

ボトルとルーズリーフの体積比取れば誰でも、簡単に同じ結果が導出できると思うけど
一応詳しい計算式も書くべき?


>ワインボトルのノート片は9枚です

ボトルメールに大量のノート片が詰まってる図をふと想像して感じたんだけど
多分だけど、映像媒体故に「明確なボトルメール内のノート片の枚数」を
明示できないんじゃないかと思った

前提としてうみねこは人間と魔女が争い、
孤島で起きた事件を焦点に魔法はあるのか否かを読者に問いかけてくる話

なのに、EP2の時点で魔女が現れて、黄金の蝶が舞って、赤い文字が空中を動き回る
それもゲーム盤ですらない、論戦を行う上位世界でさえこれ
もうこの段階で魔法あるじゃん! 魔女いるじゃん! 物理的におかしい現象起きてるじゃん!
と普通はなる

だから魔法を否定するためには、上位世界そのものを疑う必要がある
でも仮にボトルメールへ、ものっそぎゅうぎゅうに
ノート片が詰められているようなビジュアルがアニメで掲載されたら読者はどう感じるか
「ああ、EP1は丸々ボトルに入ってたんだな。じゃああれもこれも全部ただの文字か」
と、大幅に魔法肯定側が不利になる

監修ミスという可能性を排除するなら、読者側のバランスを取る為には
そうせざるを得なかった、ということかもしれないね


>>408
>未来の人間たちが完全に嘉音の存在を信じ切っている

「嘉音という名の使用人」がいるとするソースの大部分は偽書かボトルで、
外部から嘉音が観測された可能性があるのは朱志香の学園祭ぐらいじゃなかったっけ
関係者が証言で嘉音の存在に直接言及したことあったかな
415nnc>>409
>“メッセージボトル=EP”だと
>少なくともEP1と2は紗音の創作になりますから

多分アニメでEP2の棋譜書かれてたからそれを参考にしたんだと思うけど
ボトルメールは2本とも「事故前日(10/4)」から「事故当日まで(~10/5 24:00)」の
「二日間」を書いてると、しつこいぐらいに繰り返し述べてる
でもEP2は序盤の相当部分を「金蔵存命当時」の紗音嘉音について消費してる
confessionで紗音が楼座を、終盤まで生き残らせる展開にする動機が薄いのも明確に言及されてる

もちろん幾子がボトルを拾って偽書化したとかいう可能性はあるけども


>> 410-411
>結局の所同一説が真実なんだろう

現実的には存在の不確定な嘉音を、創作内の幻想として消去するのが一番の理想だったんだけど
confession(2)で学園祭のパーカー嘉音書かれちゃってんのが痛いな
黒戦人が同類のゲロカス呼ばわりしてるし、ヱリカは島内でしかXは複数名を名乗れない
と言うあたり完全に線が消えたわけでもないんだろうが
意図的にどっちとも取れるように書いてるような気配も微妙に感じる


>結局赤字における「死亡」ってなんなの?

EP7ウィルのこれが多分近いと思う

>「演じた本人にしか、殺せない。
> 即ち、ベアトリーチェを殺したヤツとは、ベアトリーチェを演じたヤツと同義だ」

人格未満の役目だけを殺しているのか、それとも人格を殺しているのかは解釈が分かれるけど

>紗音の服を着ていても、中身が違う人間であれば譲治を殺せますね。
>服や髪型は紗音だったかもしれません。
>でも、譲治に対して何かを問いかけた際に、別の人物だった可能性があります。

>紗音はあの段階で譲治へあることを問いかけたはずなんですよ。
>それに対して譲治は、彼女が期待する答えを出せなかったんだと思います。
>その結果、心中に及んだと考えるのが、私から出る一番シンプルな答えの一つじゃないかと。

自殺密室はおまけで譲治との心中がメインなあたり
結局のところ三人とも共通して自分の躰に絶望しており、根っこが「紗音」に変わりないのは多分正解
でもそれはEP5で死んだベアトとEP6で復活したベアトの関係みたいなもので
確かに似通ってるけど決して同一の存在ではありえない
戦人の記憶に苦しむ十八からすれば、これは「別人」として扱われる

そしてconfessionで明確化してる通り、現実のヤスは所詮ごっこ遊びに過ぎないって自覚がある(だから鏡を嫌う)ので
十八の偽書ではないヤス著のボトルメールだと、人格死なんて概念は下記のEP1会話のように最初から存在しなくなる

>「あとは、子どもからの脱却願望には、必ず自分の理想像の自己投影が行われ、その願望の姿が別人格として形成されることが少なくない。
> 戦人くんだって、家と学校では多少キャラクターが違うということがあるんじゃないかな?
> 多分、家での自分の姿を、クラスの友人たちに見せるのは恥ずかしいはずだよ。学校の自分は、自分のなりたい姿の投影で、家の自分は本来の姿だから。」
>「………つまり、キャラクターの使い分けというか、……人格の多重化はごくごく当り前だと言いたいわけか。」
416ケーナnncさん >>414 

>軽くレギュラーワインボトル(750ml)に
>入りえるA4ルーズリーフの最大枚数を
>適当に試算した結果、とりあえず
>185枚ほどルーズリーフの束が入るということにはなった

実際に入れてみたら全然違う数字が出るはずです 
単なる体積比の問題ではありませんから 

ただ 入る量として 
間違いなく数十枚は入ります 
でも コミックで描かれる時 
9枚で統一されている 
この意味をもう一度考えてみてください

読者に「この枚数ではEPは入らない」と 
気づいてもらわなければならないのです 
『うみねこのなく頃に』という作品の 
世界観解釈はここから始まります

監修ミスはありえないと断言出来ます 
何故ならコミックEP2とEP7では 
化粧台の形状が変わっているからです 
これは誤った情報を発してしまったら 
後のEPで修正するということ 

ならば“9枚”という情報が誤りなら 
コミックEP8までのどこかで 
修正しているはずですから
417nncそこはもう完全に解釈の違いだろうね
多分私がワインボトルの底を切断して
そこに200枚の紙を入れる動画を一部始終アップロードしても
おそらくあなたはその一点を曲げないし
こちらとしてもそれは初めから求めてない、そもそも反証できない

でもEP1を丸ごと封入することが物理的に可能な以上
創作説を考察未満の妄想で片づけるべきじゃないと思うけどね

あなたがそれなりの根拠と裏付けをもって
ファンタジー説を掲げているのと同様に
自分も頭が足りないなりにこういう結論を出したということは
最低限判って欲しい

とりあえずボトルの件は気が向き次第やると思うから
この話はここで一旦終わりということで
長々とお付き合いありがとうございました
418ケーナnncさん >>417

僕にはnncさんが「真相を知りたい」という以上に 
「自分の説を通したい」という想いに 
捉われているように感じます 

最後に『コミックEP8』の竜騎士07さんの 
コメントを贈ります 

“(夏海)先生とは、EP8連載開始のだいぶ前から漫画化に際し色々な御打合せをしました。原作にはないアレンジや、僕が原作で仄めかした部分も、大変わかりやすく、それでいてEP1からしっかり考えて読んでいないとわからないギリギリのニュアンスを描いて頂いています。また、これから先も、この漫画では原作で描かれなかった様々な真相を夏海先生が描いてくれることでしょう。それは、僕が夏海先生の情熱に負け、愛の深さに感動し、それらを明かす決意をしたからです。(中略)何度でも僕は言いたい。うみねこを追いかけて下さった皆さんに言いたいのです。今だけが、最後の答え合わせを楽しめる唯一の機会なのです、と。どうぞあなたの推理や考察が、有意義なものになりますように。ヒントも答えも、全てがここにあります。『愛がなければ視えない』。”

僕は一人でも多くの人に 
“竜騎士07さんの伝えたい真実”が 
伝わることを願っています
419ペンウッド>>413 ケーナさん

無理度の違い、ですか・・・
それを言われてしまっては私としては見解の相違としか言いようがないですね

どのみちEP分の字を書いたりそれをボトルにつめたり
同一人物が同居人を数年にわたって騙し続けるなんて経験した事も
見分した事もない私では結局何とも言えない事ですし

ところで少し話は変わりますが
EP=ボトルメッセージ という事に関しては私もある程度疑っているのですが
ボトルメッセージがケーナさんの言われているような内容でもないと私は思っています
(もちろんこれはケーナさんの書いた偽書を読んだ上での意見です)
その理由が以下のものです

http://fast-uploader。com/file/6969026623266/
(“。”は“ピリオド”に変換)

これはアニメ版に登場したボトルメッセージの現物です
内容を見てもらえれば分かるようにこれは第2のゲームのボトルメッセージと思われます
(因みに第一のゲームのボトルメッセージも描かれていたはずです)

こちらを見ていただければわかるように 明らかに「EP」と呼べるシロモノではありませんし
ケーナさんの偽書とも大幅に異なる書かれ方です
少なくともこの書き方ではケーナさんの偽書を再現すれば
明らかに9枚を超えてしまうものと思われます
(そもそも描写からして異なりますし)

これが実際のボトルメッセージだとするならば各EPの正体は
ファンタジー説ならばボトルメッセージや偽書を元にしてゲームを拡大したものに
創作説ならばボトルメッセージを偽書にして内容を拡大したものであるか
ボトルメッセージを読んだある人間が脳内で拡大解釈したもの
という可能性が高くなります

元々ボトルメッセージ≠EPでない という考察者は一定数存在したのですが
ケーナさんはその中でもかなり9枚という部分に拘っているようなので
この件についての意見を聞いてみたいのです
420ペンウッド>>412 otomaさん

ふむ 現実世界の紗音達がどうかはともかくとして
ゲーム版上の紗音達はキッチリ人格で別れて存在していて
だからキッチリ人格の死を赤字にできる、という事ですか

私自身もそれに関しては同意ですね これが一番自然な回答な気がします

ただ、「右代宮戦人は明日夢から生まれた」の赤字については
ルールYは関係ないと思いますよ 何せ実際に
「右代宮明日夢から生まれた右代宮戦人」が実際に存在していますから
例え死産だったとしても、です

恐らくバトラがあの赤字を最初に難なく口にできたのは
「バトラが全く意図せずに明日夢の戦人の事を述べていたから」と思います

その後にバトラが赤字で唱えられなかったのは「俺は」と言ってしまったからだと思います 
「俺は」では完全に「霧江の戦人」に限定されてしまいますからね

紗音と嘉音に関しても、ゲーム版上では人格として存在するならば
キッチリ人格死した で通るのではないかと思います


>>415 nncさん

ウィルと理御の電話を例えにした会話の部分ですか
その会話は私も強く印象に残ってます

ただ、私はやはりただの「ゴッコ遊び」によってなりきってるだけの人間がいて
なりきりを止めたらそれを赤字で死亡として宣言できる
というのはいささか赤字というものに対するルール違反なのではないか
という感を拭えないのです
仮にルール違反でないとしてもその場合は赤字という概念に対して
色々と信じる気が起きなくなってしまうんですよね
少なくとも赤字で死亡なんて述べるからには「何か取り返しのつかない物の喪失」
でなくてはどうもしっくり来ないからです(私が、ですが)

確かにEP1から既にキャラクターのなりきりに関しての複線は存在していましたが
そんなものを絶対の真実として昇華できてしまうというのは
所謂「俺ルール」が過ぎるのでは というのが私見です

勿論これは私の好みであって竜騎士さんが「こうだ」と言ってしまうなら
それで封殺されてしまう意見ではありますが
421nnc>>418
正直、わざわざ何百枚も紙束買ってきて丸めて直径の実測完了した矢先に
さも実物のボトルメールを見てきたように「実際にやってみないとわかりません」とか言われて
少なからずイラついたのは否定しない
そういう意図はなかったが、文章に何かしらの不快を感じたのであれば謝罪する

この話がミステリーであるならば
ノックス第9条「観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される」
は有効なんだから、その受け取り方も千差万別であり
そしていずれの見解であろうと特定個人から軽々に否定されてはいけないと思っている

もちろんあなたの考え方も否定はしない、でも押し付けがましいのはNG
「これ以外ありえない!」じゃなくて「こういう考えもあるよ!」でいいと思う
竜ちゃん的に言わせれば肩肘張らなくても「ミステリーとはもっと楽しいもの」であるはず
あなたが楽しめるかどうかは重要、しかしその楽しみ方を他者に強要できるかはまた別の話

少なくともEP1茶会周りに関しては、偽書でもボトルでも説明できない点があるから
ファンタジー全否定もそれはそれでまずいと感じる

何も一人だけが真相に到達する必要はなく、みんなで複数の解釈を用意して
その中のどれか一本が当たってればOKだと自分は思う
可能性を共有していけば負けることはありえない


>>420
そう、ただのごっこ遊びなら赤で宣言とかできずにアウト
だからボトルのEP1は人格死がない、赤でも宣言されてない、筆者にすら自覚がある
でもEP2からは違う、EP2以降の観測者(執筆者)にとっては
一般的にならイマジナリーフレンドに過ぎないものを
安易に無駄な妄想とは一概に切り捨てられない事情がある

EP7のアレを冒頭に持ってきたせいで、微妙に誤解があるっぽいのでちょっと整理

>必ず自分の理想像の自己投影が行われ、
>その願望の姿が別人格として形成されることが少なくない。

>学校の自分は、自分のなりたい姿の投影で、家の自分は本来の姿だから。

これがEP1、でもEP6では

>……意味はわかってる。私たちにとって人格が人そのものならば。
>例え同じ肉体を共有していても、異なる人格を指して別人であると言い切れるだろう。
>少なくとも。今の私と、12年前の私は、まったくの別人だろう。

EP1ではごっこ遊びの延長線上なのが、EP6で別個の人間扱いにまで変質してる
そこでEP7ウィルの話になるけど、あそこでウィルが言いたいのは

>「そのベアトリーチェを演じた心優しい誰かを殺したのは誰か? という話なのですか」
>「似てて少し異なる。演じたんじゃない。異なる二人なんだ。
> 真里亞にとって、黒い魔女と母は別人物であるように。
> 真里亞にとってベアトリーチェとそれを演じた人間も別人物になるんだ」

例えば真里亞の眼前で楼座が虐待モードに豹変したとして
楼座本人にとって「別人格」とかいう認識はまったくない
でも真里亞にとってはいつもの心優しいママがいなくなって、黒い魔女に乗っ取られたように映る
そして普段の楼座に戻れば「黒い魔女」は死ぬ
真里亞の中では楼座が魔女を倒した“ということになる”

つまりは演者と観測者の問題
ベアトリーチェの演者にとっては「ごっこ遊び」、でもそれを見せつけられた観測者にとっては「別人」

誰かにとってはただのイマジナリーフレンドでしかなくても
別の誰かにとってはそれが一人分の魂にさえ相当する“何か”に映った可能性がある訳で
即ちそれは、ゲーム盤の観測者が何者なのか
そして赤というものを誰がどのような定義の元に保証しているのか、という問題に繋がってくる

結論として、人格未満の記憶が人格同然の亡霊として観測者の十八を
苛み続けている状態にあるから、ゲームマスターのベアトにはそれが反映されてるんだと思う

>竜騎士さんが「こうだ」と言ってしまうならそれで封殺されてしまう意見ではありますが

ラムダに漫画EP8で「名前変えただけで赤抜けとかないわー」と言わせてるあたり
ある種アンフェアなのは自覚が及んでるだろうけどね
こんなトリックを有効とした自分は、もうファウストのミステリ談義に参加できないとまで言ってた
でもインタビューでトリックの内容ではなく、トリックに至るまでの
思考・動機を考えて欲しいとは言ってたから、恣意的なものじゃないかと思う
422ケーナ>>419 ペンウッドさん 

あれ 僕もこの画像持ってますね 
確か自分でスクリーンショットを撮影したと思うのですが… 

参考までに 
この画像も含めた 
メッセージボトルの現物を…

http://keena。web。fc2。com/comicgazou/anime2。jpg
http://keena。web。fc2。com/comicgazou/anime1。jpg
http://keena。web。fc2。com/comicgazou/cofession25。jpg
http://keena。web。fc2。com/comicgazou/cofession38。jpg
(例によって“。”はピリオドに変換) 

取りあえず 
“魔女の棋譜”が入るのは間違いないと思います 
僕がこれに気がついたのは 
“偽書『Land of the golden witch』”を
書いてからだったのですが 
もともと18ページに満たない内容を水増しして 
18ページにしたことから 
棋譜に2ページ使っても 
その分削れば良いか
と思い そのままにしておきました 
(せっかく水増ししたのをまた削るのも面倒だったので…)

あとこれに 
“魔女の手紙”“魔女の碑文”が入ってきます 

僕が“9枚”を主張する根拠は 
コミックで一貫して
そのように描かれているからですが 

アニメのような感じだと
上記の内容を全部足しても 
9枚いかない気がするんですよね 
それに“膨大”“日記風手記”という描写との矛盾 
それを考えると 
どうなのかなーと思います
423ケーナnncさん >>421 

>何百枚も紙束買ってきて丸めて直径の実測完了

ワインボトルは口が細いですから 
一番広い部分で計算しても駄目です 
上で書かれたように 
一旦 切断して
入れた後にまた繋ぐというのは 
いくらなんでも… 

>文章に何かしらの不快を感じたのであれば謝罪する

特にそのようには感じませんでしたが…

>受け取り方も千差万別であり

僕がやっている考察は 
“唯一解”を求めるものですから 
方向性が違いますね 

いろんな楽しみ方が出来ることは否定しませんが 
考察の王道はこれだと思っています 
そして“正解”を踏まえたうえで 
そういう方向に行くべきだと思います 
(もしくはまったく“正解”を求めないでそっちに行くか)

>少なくともEP1茶会周りに関しては
>偽書でもボトルでも説明できない点があるから
>ファンタジー全否定もそれはそれでまずいと感じる

これはテーブルトークRPG解釈で 
説明出来る部分です 

>みんなで複数の解釈を用意して
>その中のどれか一本が当たってればOKだと自分は思う
>可能性を共有していけば負けることはありえない

僕はもはや 
考察的にそういう段階ではないと思うんですよね 
「答あわせだ」と竜騎士07さんが言っている以上 
あとはその答をどう受け止めるか 
それだけなのではないでしょうか?
424otoma>>420 ペンウッドさん

>ルールYは関係ないと思いますよ 何せ実際に
「右代宮明日夢から生まれた右代宮戦人」が実際に存在していますから
例え死産だったとしても、です

僕は仮死状態で生まれたらしいのですが、仮死状態出産(猫箱状態)→死産なのかな?それなら赤字で言えるのかな?と悩みました。
同意は出来ませんが面白い考え方だと思います。

EP2でゾンビ嘉音が、EP3で幽霊嘉音が登場するのは、赤字で死亡宣告されても嘉音人格が生きているからだと思います。
だから口裏合わせによる偽りの赤字だと思いました。
それと、EP3で絵羽が六軒島から生還出来たのは、第9の晩で嘉音人格が暴走したからだ。>>358
と言う内容の自説も発表してるので、駒が生きている状態での人格死は都合が悪いのも理由の一つです。

まあ、色々な説の中から自分に合った説を取り入れるのが良いと思います。
425ペンウッド>>422 ケーナさん

既に持っていましたか これは失礼しました
せっかくなのでちょっとお聞きしたい事があるのですがいいでしょうか?
(といってもこれはケーナさんに聞くのは少し筋違いな話なのですが)

私は恐らくですが、物語開始当初から今に至るまで
「世界構造」はこのうみねこにおいて最大の謎の一つだと思っています
それこそ同一説に引けを取らないかそれ以上のレベルかもしれません

原作では各EPの謎が実質的に明かされて
(それでもまあEP2の源次さんの殺人に関してはちょっと漫画版のアレはおかしいと思うのですが)

そして本編では伏せられていた一なる真実や現実世界での
ヤス(というかあれはもう実質紗音でしょう)の原作では表面上伏せたお話までも
漫画版でバンバンハッキリと明かされてるわけですが
それでも世界構造に関しては未だに明快な答えが出る気配がないわけですよね

これって一体どうしてなんでしょう?既に同一説も一なる真実も
あそこまで明快に書いておいてなぜそれらと同じくらい気にしてる人が大勢いるはずの
世界構造に関しては徹底的に答えを明言することを避けてるんでしょうか?

考えられる可能性としては第一に「単純に、未だその謎を明かす段階まで来ていない」か
第二に「これに関しては明言は絶対にするつもりはない」かのどちらかだとは思います

後者だとしたらやはり竜騎士さんの狙いは「うみねこの世界に本物の魔法なんてものが存在するか否か」
を徹底的に秘匿したい、つまり未だ真相を明かすよりも二次創作の方を重視したい
もしくはどちらでもとれるようにして、
「魔女やその家具たちが存在しない」と言い切ったり、
「逆に存在するとして魔法を信じるのを絶対に拒む読者の反発を招きたくない」
辺りが理由になるのかなと思いますが

ケーナさんはこの辺りどのように考えてます?
426ケーナペンウッドさん >>425 

まず 竜騎士07さんは「答を明かす」ということで 
コミックEP8をスタートさせました 

「答は明かさない」と言い続けてきたにも関わらず 
ここに来ての方針転換 

ならば その真意は明らかです 
「自分の伝えたかった真実が正しく伝わっていない」 
そういう想いが竜騎士07さんの中にあると考えられます 
そして「自分の伝えたかった真実を正しく理解して欲しい」とも

実際 紗音と嘉音の関係などは 
コミックEP8を読んで初めて
理解した人も多いのではないでしょうか

>世界構造に関しては
>徹底的に答えを明言することを避けてる

これも正しく伝わっていない部分の一つですから 
キッチリ答を出すつもりだと思いますし 
僕自身 そうなることを願っています

ですから

>単純に、未だその謎を明かす段階まで来ていない

ということだと思うのですが… 

竜騎士07さんは「この作品はファンタジーだ」という方向性で 
コミックEP8を描いて(もらって)いるとは思います 
(実際、それを仄めかす描写もある)

ただ これは説明しづらい 
というか説明しても理解されない 
何故かというと
読者は「ファンタジーじゃない」と
既に決めてしまっているからです

どうも最近のコミックEP8は初期に比べて 
描き方がストレートになっています 
これは初期のぼかした描き方だと 
読者の反応が芳しくなく 
「自分の伝えたいことが伝わっていない」ということで 
方針転換したと考えられますが 
上のような事情で 
はたしてどこまで通じるのか? 
疑問に感じています

もう一つ 
決定的な問題があって 
発言を見ていくと
どうも竜騎士07さん自身が 
“ファンタジーの世界設定”を
きちんと固めていない

実際 矛盾なくあの世界を説明出来る 
解釈は構築出来ません 
どこかしら無理が出ます 

実は 創作説を採ろうと 
ファンタジー説を採ろうと 
“ファンタジーの世界設定”は
きちんと説明出来るはずなのです 

創作説ならば
“作者がそういう風に設定した”という話になりますし 
ファンタジー説ならば 
“そういう世界がそこにある”です 

このあたりの詰めの甘さが 
解釈をより難しくしている気がします 
ですから これからコミックEP8の中で 
どう竜騎士07さんが説明していくか 
注目しています 

そういう訳で現時点では取りあえず 
判断保留!

ですが取りあえず
“創作説”を強化する材料は
今のところ見受けられません
427ペンウッド>>426 ケーナさん

創作説が主流となっている現状では、ファンタジー説は正解だと発表しても
同一説の時ほどではないにしろ反発は多いでしょうね。

私自身、反発する人たちの気持ちも結構理解できますし
(実を言うと、私がファンタジー説か創作説かをきっちり決めていないのは
ファンタジー説が心情的に納得いかないからだったりします)

ただ、こう言っては熱心なファンからは怒られてしまうかもしれませんが、
現状でのうみねこを取り巻く評価は正直に言って最低に近いものですし、
どんな真実だったとしてもこれ以上の悪評にはならないだろうと思っています。
EP8の漫画版への評判自体は悪いものではありませんし、
私もこの際世界構造についてのハッキリした答えが明かされる事を願っています。

ところで一つケーナさんの意見で気になっている事があるんです。
nncさんとのやりとりを見てもわかるのですが、
ケーナさんはメッセージボトル≠EP説を主張する際に
「真里亞の日誌風手記」や「ボトルメールに入る枚数」、「数枚=最大で9枚」
といった要素を殊更気にしているようですが、私はこれらは特に重要とは思えないんです。

何故ならこれらは見方次第でどうとでも捉えられると思いますし、
私はこれらよりもっと重大な疑問があるからです。
その理由から、私は「ボトルメッセージはEPではないのではないか」と疑っています。

言ってしまうと「なぜボトルメッセージでは縁寿が欠席しているのか」
「なぜボトルメッセージは台風が記録されているのか」

そして何よりも「なぜ戦人が1986年の親族会議にいきなり来る事がわかったのか」の3点です。

仮にボトルメッセージがEP1,2だったとして、当然そこには原作同様に
縁寿が欠席している事や台風の襲来も描かれているわけですが、
縁寿の欠席については、原作で明確に「急な病で仕方なく」と書かれており、
当然ながら本来ならそれまでのように参加するはずだったわけでして、
それが数日か、せいぜい数週間前にいきなり欠席になったはずです。

戦人の出席もまた、作中の描写を見ると
「1986年の親族会議に、紗音と嘉音が決闘を覚悟したような時期」
に突然決まった事がわかります。
正確な時期はわかりませんが、あの文化祭のイベントの件を考えると
戦人が島に来ることがわかるのはせいぜい1986年の9月くらいになると思います。

そして台風の到来も同様に、どれだけ早く知ることができたとしても
せいぜい1,2週間が限度となるはずです。

当然その間に、10万文字以上あるはずのEP1,EP2、そして少なくとも「land」を用意して
事件前、もしくは最中に海に投げ込まなくてはならない事になります
もしこれらを(仮に頭の中で構想が既にあってそれらを書き写すだけだったとしても)
1、2週間で仕事人の仕事をしながら仕上げなければならないとするなら
これこそまさに「物理的に不可能」な事だと思います。

源次さんたちに手伝わせた、なんて事も考えましたが、
筆跡の件も考えるとほぼ不可能なように思えます。
(源次さんたちに筆跡の複製ができた、なんて伏線は見た事もないですし)
428ペンウッド実際にこれらを現実的に辻褄のあうように考えるなら

1、「紗音は2年前(郷田が来た辺り)から自前で島民を使った
ミステリー小説を書いていて、その中から戦人がやってきて、
縁寿が偶然にも欠席で、台風が襲来したというものだけを選んで海に放った」

2、「実際にはそれぞれのボトルメッセージでは台風の事なんて書かれていなかったし、
縁寿も参加していて、戦人も登場しなかったけれど
事前の連絡や天気予報で急遽一部書き直した」

3、「そもそもボトルメッセージ自体が構想さえあれば
1、2週間で用意できるようなそれほど多大なものではなかった
あるいは急遽書き直しても問題のないようなものだった」

これらのいずれかになると思います。(他に可能性あったらお願いします)

このうち、1は現実的には不可能と思っています。
1を採用すれば事実上時間制限を無視できますし、クレルも
「あらゆるパターンと計画を用意していた」と言っています。

ですが、これだとまず戦人の存在が何よりの障害となってしまいます。
何せ碑文殺人は戦人に約束を思い出してしまうためのものですし、
「1986年に」戦人が来なければ紗音はそもそも大した事はしなかったはずです。

仮に「紗音が最悪のタイミングで戦人が来てしまったらどうするか」
というシミュレートを基に小説を書いていたとしても、
やはり「偶然縁寿が欠席していて台風が来た小説」が3つ以上あるほどに
大量の小説を書いていた、というのは些か無理があると思うからです。

次に2ですが、元から書いていたミステリー小説から
急遽縁寿を削り、戦人や台風を付け加えたものに修正した、という事になりますが、
EP1、2を見る限りではとても修正の可能なものとは思えないのです。

何しろどちらも台風の描写が大量に登場しますし、
あげくの果てに多くのシーンは戦人の主観で描かれています。
なので「戦人が急遽登場するキャラだったなら、一体元は誰の
主観で描かれる物語だったのか」となりますし、

何よりもともと戦人が登場しないならなぜ碑文殺人をベアトは行うのか
という疑問が待っています。
これに関してはむしろ1よりも深刻と言えるはずです。
何故なら「あらかじめ描かれていた小説」と
「戦人が登場することになった小説」とでは作中のベアトの動機と
行動原理がまるで異なるはずですから

総合的に見ると、結局現実的にあり得るのは3だけではないか
と私は思うんです。
そしてそれはつまり、ボトルメッセージはEPではないのではないか
という結果になってしまいます。

なので私はケーナさんの持ち出している理由よりも
これらの方がボトルメッセージ=EPにとっては問題だと思うのです。

それからケーナさんは確か縁寿の欠席や台風はあらかじめ
「紗音がそれらが発生してもおかしくないと想定していたからそう書いた」
というのを理由にしていたと記憶してますが
(違ってたらすいません 少し記憶がおぼろげなので)
戦人の出席の連絡についてはどれくらいの時期に発生したと予想してますか?
429ケーナペンウッドさん >>427 >>428

>私がファンタジー説か創作説かをきっちり決めていないのは
>ファンタジー説が心情的に納得いかないから

僕がファンタジー説を採る理由も 
「創作説が心情的に納得いかないから」だったりします 
だって 誰の創作だとしても
哀しい事情が透けて見えるじゃないですか 
現実がそうではないから創作するんだし
(ベルンやラムダが“誰かの創作”に過ぎないのも寂しい)

>現状でのうみねこを取り巻く評価は
>正直に言って最低に近い

『ひぐらしのなく頃に』の真相だって 
大概酷いものだと思いますけど 
あれが受け入れられて
『うみねこのなく頃に』が受け入れられないのは 
不思議なのですが
竜騎士07さんの姿勢や発言が不快に思われたり 
真相が明かされないという部分に納得出来なかったり 
という事情があるのかもしれません
(あと大団円ではないところも…)

>なぜボトルメッセージでは縁寿が欠席しているのか
>なぜボトルメッセージは台風が記録されているのか
>なぜ戦人が1986年の親族会議にいきなり来る事がわかったのか

『Confession』を読み返してみましたが 
いずれも書かれていませんね 
ということは
これは竜騎士07さんにとっては 
触れられたくない部分 
あるいは詰めていない部分なのでしょう 
少なくとも竜騎士07さんは「物語上重要ではない」
と考えているようです

準備期間に関しては 
もし ヒントがあるとすれば 
EP6に出てきた以下の内容でしょう 

“19。それは、18人しかいないはずの島に、19人目の幻想を見た時、魔女を指して数えた数字。それは、この物語を生み出すのに、かかった月日の数。”

19時間というのは考えられませんし 
(『Confession』で確認出来るワインボトルの数は7本) 
19ヶ月も同様です 
ならば19日というのが妥当なところではないでしょうか

ちなみに僕が縁寿の欠席と台風を
どう解釈しているかと言いますと

登場人物をチェスの駒である“18”にしたかったから 
一番欠席する可能性のある縁寿を欠席にした 

ミステリーのお約束である“クローズドサークル”を
舞台にしたかったから
台風で島が閉ざされることにした 

そして そもそもこれらも“儀式の一環”であり 
縁寿が来ず 台風が来たら 
計画を実行するという 
ルーレットの出目なのかなと…

戦人が来ることは『Confession』で
夏妃から知らされていたと思いますが 
カレンダーがあったかどうかは覚えていません 
でも準備期間が19日と仮定するなら 
戦人が来ることを知ったのは一ヶ月くらい前と 
推測するのが妥当ではないでしょうか
430ペンウッド>>429 ケーナさん

うみねこが批判される理由についてはいくつも思いつきますが
どれも既出のものであって、それをつらつら書いても特に面白くはないですし、
そもそもここでそんな事を書いても仕方がないので
どうしてひぐらしがよくてうみねこだけ批判されるのかについてだけ書いてみます。

真相が受け入れられにくい事についてはひぐらしも大概ですが、
やはり「ひぐらしは1度目でうみねこは2度目」というのが大きかったのではないでしょうか。

やはり「お、今度こそ竜ちゃんは真っ当なミステリーを用意してきたか」
とひぐらしからついてきたユーザーからすれば、真相をハッキリさせずに
猫箱を閉じてしまうのは受け入れがたいものだったのではないでしょうか。
「ああ、またロクな真相を作らなかったのか」と思ってしまう人は少なからずいたようですから。

あとはひぐらしは犯人たちの心情をハッキリ描いたのに対して
うみねこは動機を重視したのに心情をほぼ省いてしまったのも大きいかと。
(仮に詩音や鷹野辺りが同様に心情が省かれたら、まず共感は得られなかったと思いますし)

勿論そういうミステリーも他にありますが、それでも竜騎士さんは
ひぐらしとうみねこの間に真っ当なミステリーを1,2作って
信頼を稼いでからうみねこを用意した方がよかったかもしれません。

さて、本題ですが
私が挙げた3つは竜騎士さんが詰められたくない部分、というお話ですが
これら3つは恐らくボトルメッセージについて考えた読者なら
大体誰でも思いつく疑問だと思いますし、恐らく竜騎士さん自身にもたやすく思い至る事だと思います。
なので竜騎士さんがこれらについて何も考えていないとは私には思えないんです。
そうすると、やはりボトルメッセージには説明されてない要素が
存在していると思います。
それこそ「ボトルメッセージは19日もあれば複数用意できる程度の簡略な内容」
というのが妥当ではないかなと。
(ケーナさんの偽書辺りがギリギリ可能な範囲だと思います)
431ペンウッドあと昨日3つの可能性を挙げましたがもう1つあったのを忘れていました。

即ち「ボトルメッセージは実は事件後に用意されたもの」という可能性ですね。
適当に流したとされるボトルメッセージは実際には適当な漁民あたりに渡して
複数が世間に公開されるのを期待していた、というものです。
これなら台風も縁寿の不在も、戦人の来島も完全に内容に含めて書くことができるはずです。

とはいえこれだと戦人(というか十八)に加えて
必然的にヤスも生き残ったという事にしなければなりませんから
当然ヤス=八城説を取らねばならないですし、
また漫画版の描写とも完全に反する事になるので
以前ならともかく今となってはこの説は無理のあるものになってしまうかもしれませんが、
一応可能性として書いておく事にします。

あと個人的に一つ腑に落ちない事があるのですが、
「ボトルメッセージを書く上でそもそも台風って必要だったのか」という話です。
クローズドサークルを用意するうえで都合がいい、という事ですが
正直な所、紗音なら台風などに頼らなくてもクローズドサークルを成立させられたと思うのです。

例えばEP4などは一晩でほぼ決着がついてしまう構想で
台風なんてあってもなくてもそこまで影響のないものでしたし、
そうでなくてもEP5のように親族ほぼ全員を抱き込んで狂言殺人を行い
その陰で殺人を実行する、とかなら電話線を切断するだけで
十分戦人達を島に閉じ込めるのは可能だったでしょうから。
(モーターボートなんかは動かないように故障、もしくは隠されていた
と親族に言わせれば済む話ですし)

それでもなお来るかどうかもわからない台風を内容に組み込んだかを考えると、
やはり紗音が現実世界に合わせるためにボトルメッセージに組み込んだためで、
つまりボトルメッセージは比較的事前に作れるようなものであったか
もしくは事件後に書かれたものであるかのどちらかだと思うのです。
432ケーナペンウッドさん >>430 >>431

>あとはひぐらしは犯人たちの心情をハッキリ描いたのに対して
>うみねこは動機を重視したのに心情をほぼ省いてしまったのも大きい

『うみねこ』は国語のテストみたいな部分があって 
問題文を読んで読解してから「犯人の心情を述べよ」 
と設問を出されているような作品です 
しかも その答あわせがなかった 
で 作者が「分かるように書いた、分からない人は人を愛したことがない」
と言っているわけですから 
分からない人にとっては屈辱的でしょう

でも そもそも答あわせを求めるということは 
“本当は理解出来ていない”証拠なんですよね 
本当に理解出来ていたなら 
自分の答に自信を持てるから 
そんなの必要ないんです
(自信を持って間違えている人もいるでしょうけど…) 

>竜騎士さんがこれら(メッセージボトル)について
>何も考えていないとは私には思えない 

多分 意図的に伏せている可能性はないんじゃないかなー

竜騎士07さんは説明すべき点を説明しないことがあります 
(おそらく無意識的に)
「分かって当然」と考えているのでしょうが 
どんなつまらない内容でも 
ここは説明して欲しかったですね 

ただ どう考えても“驚愕の事実”は出てきません 
事故前に書かれた以上 
エスパーじゃないんだから 
ごく当たり前の答しか用意できないでしょう 

>ボトルメッセージは実は事件後に用意されたもの

そもそも 何故 事故の数年後に発見された 
メッセージボトルに信憑性があったかと言いますと 
事故直後に警察の捜査で発見されたメッセージボトルと 
筆跡と内容が一致したからなんですよね 

この内容を疑ってしまうと 
もはや何が真実か判らなくなりますから 
考えること自体が無駄という…

>ボトルメッセージを書く上でそもそも台風って必要だったのか

これはあくまで紗音なりの 
ミステリーとしての“様式美”でしょうね 
川畑船長に電話して
「迎えの船は一日延ばして」と言っておけば 
もう 島から出られませんから
台風がなくてもクローズドサークルは完成します 

EP7でベルンカステルの以下の発言があります 

“「ねぇ、見えてる? クレル? ………あなたもまた、この真実を隠したかったのよね? あなたは戯れに、憧れる推理小説のラストのように、メッセージボトルに封じるつもりで、猫箱の物語をいくつも書いていた。それをあなたは、海に投じたわ。この真実を知ったら苦しむだろう者を救うためにね…!!」” 

これはベルンカステルの主観的な解釈なので 
間違っている部分もあるのですが
(こういう発想が出てくるってことは、実のところベルンカステルは結構、良い子ちゃん) 
“憧れる推理小説”の部分は正しいでしょう
433ペンウッド>>432 ケーナさん

別に驚愕の真実とかは求めてないですね(少なくとも私は)
私が欲しいのはやはり世界構造についてのできる限り明確な説明です
一なる真実なんかはおおよその想像はつくものでしたから
そちらは無視してもよかったからあの世界全体の仕組みの方を教えてほしかったですね。
可能ならボトルメッセージの内容の実物が公開されると尚いいのですが

ベルンカステルについては、フェザリーヌが鍵を持っていた事を
把握していなかった事からして全てを知ってるわけではないのは明らかですからね。

そもそも基本的には自分で殺人を実行する予定だった紗音
(私は漫画版を見るまでは爆破以外は狂言殺人以外で済ませるものと思ってたのですが)
に、島外の誰かを庇う名目でボトルメッセージを流した、とは
私には思えないんですよね。
そして誰もいなくなったのオマージュがやりたかったのは間違いないでしょうが
目的に関しては多分違うと思っています。

因みにベルンカステルの性格については、私はあまり気にしてないですね。
いい子でした、でも凄まじいゲスでした、でもどちらでも味があるので
434ケーナペンウッドさん >>433 

>あの世界全体の仕組みの方を教えてほしかったですね。
>可能ならボトルメッセージの内容の実物が公開されると尚いい

2つのメッセージボトルのうち 
1つは大月教授が持っているわけですが 
(漁師の拾ったやつ) 
もう1つは警察にあるか 
絵羽が処分してしまったか
どちらかですから
コミックEP8に出てくることは
ないかもしれません

でも 偽書の方は期待出来ると思います 
『Confession』は八城幾子が書く 
偽書への伏線も兼ねているはずですから

>島外の誰かを庇う名目でボトルメッセージを流した、とは
>私には思えない

これは『confession』に出てきましたし 
タイムリーに今月のコミックEP8でも出てきました

http://keena。web。fc2。com/comicgazou/cofession41。jpg
http://keena。web。fc2。com/comicgazou/ep8ougonkyou1。jpg

>漫画版を見るまでは爆破以外は
>狂言殺人以外で済ませるものと思ってた

これは僕も同じです 
だって“黄金を暴けたなら、私は全てをお返しするでしょう”
ですから 

もしかすると紗音の覚悟を重くする為に
差し替えたかもしれません
435名無しさん実際は狂言どまりだった
という伏線は原作でも結構ばら撒かれてる

まずEP6で戦人がわざわざ誰も殺人を犯さないゲームを用意したわけだが
実のところ完全に“誰も死なない”っていうのは
【ヴァンダイン第7則。死体なき事件であることを禁ず】があるので
ベアトリーチェのゲーム盤である限りどうあがこうが不可能だったりする
開始から終了までの間に、最低1名は新規に死者が発生しないといけない

そうなるとヱリカの首斬り検死が戦人の想定していたシナリオに
含まれてたかって問題になるけど
そもそもあれは戦人が真相へ至った証明なんだから
本来はEP1時点での登場人物で構築されるべきと考えられる

あと漫画ではベアトへの献本がEP6だったと確定してる
ベアト以外の何者も読めない話だって言ってるから
最低でも初期設定がヱリカのいたEP6と異なるのは間違いない

厳密に言えば島ごと雲散霧消するのに“死体”が残るのかという問題は残るが
11則に源次が含まれないのを見る感じ、原義が優先っぽい


もう一つはEP2ベアトの【妾は約束を守る】

>契約終了時に、ベアトリーチェは黄金と利子を回収する権利を持つ。
>ただし、隠された契約の黄金を暴いた者が現れた時、
>ベアトリーチェはこの権利を全て永遠に放棄しなければならない。
>利子の回収はこれより行いますが、もし皆様の内の誰か一人でも特別条項を満たせたなら、
>すでに回収した分も含めて全てお返しいたします。

碑文が解かれれば狂言をばらしておしまいだとはっきりさせているが
ゲーム盤のベアトは躊躇なく殺しているので“返却”が行えない
つまりこの赤はゲーム盤の駒ベアト以外を示すもの
漫画でなら“人物像の赤”だから、殊更疑う余地のない事実として機能する

ゲーム盤ではダイン7則の制約から絶対に死人が出て
なおかつゲームじゃないベアトは約束を守る人物となる以上
残るのは定刻の爆破据え置きで動く狂言殺人でしたー、って可能性ぐらいだと思う

少なくともconfession見る限り、爆破で消極的に道連れにする方はともかく
能動的に殺して回れる程、紗音の覚悟は決まってないようにしか見えないんだよなぁ
436nnc名前入れ忘れてた
まあ毎回意味もなくsageてるからわかるとは思うけど
437ペンウッド返信する前に 具体的な事にはあえて触れませんが
竜騎士さんはもう表に出て何らかのコメントをするのは控えた方がいいんじゃないでしょうか・・・

>>434 ケーナさん

むむ、情報提供ありがとうございます
漫画版EP8は一部読めなかったものもあるので私の中で情報がいくらか
抜け落ちてしまっているので お恥ずかしい所をお見せしてしまいました

紗音の覚悟や殺意に関しては、実の所私は狂言殺人だけだろうと
爆破だろうと、1人1人殺して回ろうと計画していたとしても
「実際に」それを実行できたとは思えないんですよね

第一に最近のドラマで出てきた台詞に
「殺そうと思う事と本当に殺してしまう事とは圧倒的に違う」
という台詞がありましたが(12人の怒れるアメリカ人でも似たようなのがありましたっけ)
実際私もその通りだと思っていて、紗音が本当に実行に踏み切れるかというと
私は結構疑わしいと思ってます(これは紗音の事をバカにしてるわけでなくて、むしろ逆です)

第二に、そもそも紗音の計画していた通りに物事が運ぶとは思えないんですよね

紗音は原作の描写を見る限り、花壇の肥料を運ぶくらいの体力はあるみたいですが
それでも紗音に屈強な人揃いの右代宮家全員をどうにかできるかというと・・・
銃で1,2人は殺せるかもしれませんがそれ以上は物理的に無理なのではないでしょうか

仮に源次たちの協力があるとして、
そもそも私は源次や熊沢、南條が紗音の言うとおりに動くとはとても思えません。

ボトルメッセージの中の計画での源次たちは完全に紗音の駒のように動いていて
源次さんに至っては殺人までやってのけていますが
もし現実の源次さんたちが紗音がここまでやろうとしてると知ったら
まず間違いなく妨害工作に走ると思います。
(実際、源次は道徳的な観点から主であった金蔵に対して
理御の件で完全な背信行為をやってのけていましたし)

こういった事から、紗音が殺意を持っていたとしても、
もろもろの理由で紗音には大した事なんてできないんじゃないかなと思います。
まあ、実際に犯行を行ったのは留弗夫の霧江なわけですから
これに関しては完全に推論にしかならないのですが
438ケーナnncさん >>435 

>開始から終了までの間に、最低1名は
>新規に死者が発生しないといけない

死体があれば良いわけですから 
別に2年前に死んだ金蔵で良いのではないでしょうか

>漫画ではベアトへの献本がEP6だったと確定してる

何げに今更気がついたのですが 
コミックEP8に描いてあるのは 
“Dawn of the golden witch”であって 
“Episode6 「Dawn of the golden witch」”ではありません 
つまり戦人が棺に入れたのはEP6ではないのです 

>碑文が解かれれば狂言をばらしておしまいだとはっきりさせている

もしかすると“魔女の手紙”は
もっと別の解釈が出来るのかもしれません
“右代宮家の全て”と書いてありますが  
そこに“右代宮家に関わる人間の命”が入るとは
書いていないからです
439ケーナペンウッドさん >>437

>紗音の覚悟や殺意に関しては、実の所私は狂言殺人だけだろうと
>爆破だろうと、1人1人殺して回ろうと計画していたとしても
>「実際に」それを実行できたとは思えないんですよね

僕も『Confession』を読むまでは
そう思っていたのですが 
読んだ後は考え方が変わりました 
紗音はいざ 計画を実行する時
本当に殺人を行ったと思います 
紗音の覚悟や想いが 
そこまでのものだからこそ 
奇跡という出目もありえるのだ と
440ケーナ『うみねこのなく頃に』がファンタジーであることを 
証明するのは非常に難しいと思います 

例えば 現在連載中の 
コミックEP8で
竜騎士07さんが取り得る手段といえば 

ハロウィンパーティで戦人が縁寿に 
持たせていたプレゼント 
あれを現実世界で
ビルの屋上に立った縁寿に持たせる 
というのがあります 
(夢と思っていた世界で貰ったものを現実世界でも持っている)

また ビルの屋上で足を踏み出しかけた 
縁寿の脳裏に 
ゲーム盤での出来事がザーッと流れ込む 
というのあります
(縁寿が飛び降りを踏みとどまったのはその記憶を得たから) 

でも“創作説”にかかれば 
「創作だからそんなことがあるんでしょ」で
終わってしまいます
441nnc>>438
>死体があれば良いわけですから別に2年前に死んだ金蔵で良い
確かにEP7だけを見ればそう受け取れないこともないけど、問題はEP8の方

>『……これは全て狂言殺人で、誰も死亡していない……。
> だから密室は全て、自称犠牲者によって構築された……』
>「ヴァンダイン第7則。死体なき事件であることを禁ず。
> 大ノックスも、狂言殺人までは封じ損ねたな?」
>「殺人以外のミステリーも、立派なミステリーデス」

これを見る限り、死体の存在、及びそれが他殺でなければならないことの制約になる
原義の方も要するに「死体を出して殺人事件と明示しないと読者の興味を惹けない」って内容だし

>つまり戦人が棺に入れたのはEP6ではない
いやEP6そのものを入れたんじゃなく、本来想定していたけど
ヱリカのせいで未遂に終わった「Dawn」シナリオの原本を入れたんじゃないかって言ってる
本編とは別の内容の献本を行ったのが間違いないにせよ
それがわざわざEP6と同じ題名を冠っていることに意味を見出すならそう解釈せざるを得ない

>“魔女の手紙”はもっと別の解釈が出来る
その具体的なXを示してください…
「書いてない」ことを根拠にするなら、最低限それを基にした説ぐらいは併記して欲しい

>ハロウィンパーティで戦人が縁寿に持たせていたプレゼント
手品エンドの例もあるから、むしろそんな非現実的な描写しても創作説に拍車がかかるだけの気がする

>創作だからそんなことがあるんでしょ
何度も言うように、そこは完全に“見解の相違”
あなたは「実際には事件なんてなかった。よってこの物語はハッピーエンド」と言いたい
対して創作説は「どうしようもないことは起きた、でも終わりまではバッドエンドにする必要はない」という説
だからその一点に関しては永劫相容れないと思う

でもあなたの説を取るにしても、紗音が人を殺してでも譲治や戦人と結ばれたかったか
愛する人が殺人者と結ばれることを良しとしたのかは、人道的にどうなのって思う
ハッピーエンドを主張するなら、そこからも悪性を撤廃して愛のある推理を構築してほしいと感じる
442ケーナnncさん >>441 

>『……これは全て狂言殺人で、誰も死亡していない……。
>だから密室は全て、自称犠牲者によって構築された……』
>「ヴァンダイン第7則。死体なき事件であることを禁ず。
> 大ノックスも、狂言殺人までは封じ損ねたな?」
>「殺人以外のミステリーも、立派なミステリーデス」

>これを見る限り、死体の存在、及びそれが
>他殺でなければならないことの制約になる

この解釈は誤読していると思います 
ウィルの発言は
山羊の「誰も死亡していない」に対する反論ですから
「誰かが死んでいなくてはならない」という意味でしょう 
ですから“他殺でなければならない”とは 
どこにも書いていないのです 

>ヱリカのせいで未遂に終わった
>「Dawn」シナリオの原本を入れたんじゃないかって言ってる

nncさんが指摘するように 
“この物語は、お前と一緒に、永遠に棺に閉ざされる。だから棺の中のお前以外、誰にも読むことを、許されない”
はずなのに“Episode6 「Dawn of the golden witch」”を 
ウィルは読んでいます 
だから 戦人が棺に入れたのは 
“Episode6 「Dawn of the golden witch」”ではない 

そもそも“Dawn of the golden witch”ってのは 
八城幾子が書いた偽書のはずですが 
これは偽書として発表されるものだから 
誰でも読むことが出来る(そもそも縁寿が読んだ) 
だから 八城幾子の書いた偽書でもない 

となると あの“Dawn of the golden witch”は 
題名が上記2つと同じではあるものの 
第3の“Dawn of the golden witch”ということになります 

僕の解釈は“ノート片18ページに収まる八城幾子の偽書を、戦人がベアトの為に朗読したもの”です 

>>“魔女の手紙”はもっと別の解釈が出来る
>その具体的なXを示してください…

ズバリ 蔵臼たちが 
自分で築いた会社などの資産です 

せっかく頑張って築き上げたのに 
父である金蔵が
ベアトリーチェから黄金を貸与されていたせいで 
没収されてしまう 
それを指してベアトリーチェは 
“皆様は金蔵さまのことを何と無慈悲なのかとお嘆きにもなられるでしょう”
と言っている訳です 

>>ハロウィンパーティで戦人が縁寿に持たせていたプレゼント
>手品エンドの例もあるから、むしろそんな非現実的な描写しても
>創作説に拍車がかかるだけの気がする

そうなんですよね 
ファンタジー描写をいくら重ねても 
むしろ「こんなことは現実にはありえないからこれは創作だ」と 
ますます創作説が強化されてしまうという 

>実際には事件なんてなかった

事件はあったでしょう 
絵羽が夏妃を 秀吉が蔵臼を殺したのまでは事故ですが 
後は全て 故意による殺人です 

>創作説は「どうしようもないことは起きた、でも終わりまではバッドエンドにする必要はない」という説

創作説は無限にバリエーションがありえるので 
一概には言えないのですが 
取りあえず 一から十まで事実というのはありえません 
そんなものを創作しても意味がないからです 
また 物語の最後の場面は1998年の数十年後の未来 
つまり 今 我々のいる2014年よりも先ですから 
事実のはずがない
 
ではどこからが創作なのか 
区切りのヒントは一切ないので 
考察者が自分で決めるしかありません 
これではあまりにフリーダムです 

>紗音が人を殺してでも譲治や戦人と結ばれたかったか
>愛する人が殺人者と結ばれることを良しとしたのか

このあたりは『Confession』が
答になっていると思います
(やべっ、なんか無茶長くなった…)
443ケーナ>>442

読み返してみると 
我ながらおかしなことを書いていますが 
文脈を優先して解釈していることに気がつきました 

文脈から判断するに
ドラノールの言う 
“殺人”は厳密には誤用だと思います

どういう誤用かと言いますと 

殺人=人が殺されることですが 
“誰に”という主体の話になりますと 
物語の中で誰かが死ぬ=作者によって殺される 

こういう使われ方をしていると思うのです
444nnc>アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました。
>現在、images.del.icio.us では、悪意のあるユーザーがご利用のパソコンに危険なプログラム
>(写真、パスワード、メッセージ、クレジット カード番号などを盗み取るか削除するプログラム)
>をインストールしようとしている可能性があります。

なんかアクセスするとこう出るんだけど
もしかしてこのサイト全体がウィルスか何かに感染してる?
正直怖いし様子見たいからしばらく消えるけど、とりあえずこれだけは返信しとく

>>442
>物語の中で誰かが死ぬ=作者によって殺される
山羊との論戦中で、山羊に対して放たれたはずのミステリーの楔が
唐突に出題するGM側へ言及を向けられるってのがどうにも納得いかないけど
言いたいことは一応なんとなくわかったしその解釈もありだろうとは思う

>Dawn of the golden witch
あなたの説だと、まず幾子の偽書(18ページ分)があって
そこを詳細に語ってるのがEP6で、さらに幾子の偽書を朗読してるのが戦人

こっちは創作説(偽書=EP6)で献本がゲーム盤のプロットだから
そりゃあ話が噛みあわない、これ以上は例の話の蒸し返しだから藪蛇だね

>蔵臼たちが自分で築いた会社などの資産
その論と(狂言)殺人を行うまでの因果関係が正直まったく見いだせない
碑文を解ければ全てお返しします、というけどじゃあ各人の資産をどう奪うのかという話
そして奪っても相手が死んでれば返還もできない
なら手紙に意味なんて微塵もないか、狂言で進める気だったかの2択しかない
前者だとわざわざEP2の赤を現実にさえ有効なものにしていることをまるで説明できない
445nnc>このあたりは『Confession』が答になっている
そのconfessionで、まず当初は妄想に酔いながら創作上で親族を殺しまくってたけど
いざ譲治たちを殺す記述をするところでそれがどうしてもできなくて

>こんな恐ろしいこと…本当に……?? (背景に親族全員の死体)
>大好きな人を道連れにして、大好きな人の家族を道連れにして

>大好きな人達には生きていてほしい
>私だって本当は叶うなら生きて幸せになりたい

こう心中で独白してから、爆破と碑文解読、ルーレットの話に移ってる
直接的に惨殺することを相当に躊躇ってる上、全員を「道連れ」にする前提で話している

>碑文の謎を解いた者はこの部屋に至り、爆弾のスイッチを切れる
>私もその賭けに乗るのだ

>そして殺人を止め全ての罪を告白しよう

確かに親族を殺さないとまでは言ってないけど
「その賭け」と「殺人」は明らかに爆破を指してる

紗音が原動力にしているのは「こんな体で生きていたくない」ことで
なによりまず全ての前提にあったのが爆破心中によるあの世での恋の成就
そこから発展して、どうせみんな死ぬんだからとこれを内心正当化して
帰還する戦人に極上のミステリーを披露しよう、という鬱屈した狂気に繋がってる

あくまで
「爆破で全員死ぬから、じゃあミステリーの被害者になってもいいよね。
 そういえばこいつら後ろ暗いところも恨みも山ほどあったし、
 ならみんな一緒に死ねば苦しまずに済むじゃない」
という発想

つまり、実際に親族をミステリーの過程で殺害するかどうかは
当初からの想定しているようなポイントではない
あくまで心中の副産物として、犯行過程を装飾する中で生まれた案


>物語の最後の場面は1998年の数十年後の未来
86年から数十年ってことじゃないの?

>一から十まで事実というのはありえません
むしろそこは真逆、創作説は大部分が偽書の記述だって発想
当日島が吹っ飛んだことだけは確定
猫箱状態のそこを補う形で、様々な説がWeb上を偽書として氾濫してるという解釈

>どこからが創作なのか区切りのヒントは一切ない
単純に、十八の登場している箇所以外は全部偽書じゃないかと思う
そこ以外はおしなべて色字や幻想の見られる階層だから、現実とみなすにはあまりに不可解
例えば日記公開シーンで赤宣言するとかもう完全にありえない

しかもこれは、そう作中で書いておいてながらも
どこまでが現実かは考えて欲しい、とまでインタビューで言ってる
明言も避けてる、明らかに解消すべき明確な謎として提示しておきなら
それについてプレイヤーが思考し、何かしらの結論を出すことを要求している

そして十八(戦人)の生存を書くと、六軒島事件は鎮静化するどころか
黒戦人みたいなゲロカスが公然と語られるようになってまず収拾がつかなくなる
最低でも確実に幾子達へ捜査の手が及ぶはずだし、何よりそんなことを偽書で書くメリットがない
誰を犯人と仮定しても、「八城十八が生存した右代宮戦人である」という可能性は
どのような手段を使おうが、絶対に示唆すべきではない致命的な火薬庫になる
では十八が登場している場面は“何”なのか? 結局そこしか考慮すべきポイントはない

あなたはそこの疑問にファンタジーを見い出して
私はそこに偽書の記述と現実の関係を見てる、要はそういうこと


そんなわけで書くこと書いたので
サイトが正常化するまでしばらくいなくなります
またいずれ
446ケーナnncさん >>444 >>445

僕はWindowsXPを使っていますが 
日常的に変なポップアップ広告や 
本来とは別のサイトに繋がります 
どういう仕組みなのかよく解りませんが 
1回 リンク先をクリックして変なページに繋がっても 
そのページを消してもう1度クリックすると 
本来のリンク先に繋がります 
 
ちなみにグーグルクロムでは
日常的に左右にポップアップ広告が出る為 
普段はインターネットエクスプローラーを使っています 

>物語の中で誰かが死ぬ=作者によって殺される

ようはドラノールの言う 
“殺人以外のミステリー”とは 
“人が死なないミステリー”
のことなのだと思います
厳密に言うとこの両者には違いがあるわけですが 
竜騎士07さんはこの手の間違いを他にもしています 

僕がここに拘るのは 
EP6の元となる八城幾子の偽書 
(僕はEP1~6は現実世界に存在するメッセージボトルと偽書をシナリオに採用したテーブルトークRPGだと解釈している) 
では誰も死なないと考えているからです 
(偽書にミステリーのルールを守る義務があるのか解りませんが…) 

ぶっちゃけてしまうと 
“全てをお返しします”と 
爆破以外に実際に殺人を犯すつもりだったことの矛盾が
僕には理解出来ません 

魔女の手紙の内容は
EP1と2でまったく同じですから 
現実世界のメッセージボトルにも
同じ内容が書いてあったと思います 

僕がコミックEP8で(7も)気に入らないのは 
こういう説明のつかない解答が出てくることです 
明らかに筋の通る別解があるのに 
矛盾のある正解を出す 
これにどういう意図があるのか 
正直 計りかねています

『Confession』も単独なら 
それで理解出来るのですが 
魔女の手紙との矛盾が出てくることで 
理解不能になります

正直「こいつ、ちゃんと原作読んでんの?」という感じです 
ですから僕にとってコミックEP8は(7も) 
正解が明かされる楽しさと 
出来の悪い正解による不快感が同居しています

『Confession』ってのは言ってしまえば“後付の正解”
本来は竜騎士07さんがきちんと詰めていなかった部分を 
詰めてきたことによって 
竜騎士07さんの『うみねこ』に対する理解のなさが 
露呈してしまったというのが
真相なのではないかと考えています

>>物語の最後の場面は1998年の数十年後の未来
>86年から数十年ってことじゃないの?

この解釈はありえないでしょう

>創作説は大部分が偽書の記述だって発想
>当日島が吹っ飛んだことだけは確定

創作説の最大の問題点はここにあります 
どこが真実でどこが創作なのか 
どうやって切り分けるのか? 
全て考察者の手に委ねられてしまいます 
これでは“一なる真実”など存在出来ません 

その名称から誤解を招きがちなのですが 
ファンタジー説は“書いてあることは全て信じる”考察です 

魔女はいる 
魔法もある 
虚無の海という異世界もある 
現実世界もある 

“一なる真実”が本当にあると仮定するならば 
こう考えるしかないでしょう

>例えば日記公開シーンで赤宣言するとかもう完全にありえない

確かにありえない 
僕はああいう余計な場面が 
この作品の解釈を難しくしていると思います 

>「八城十八が生存した右代宮戦人である」という可能性は
>どのような手段を使おうが、絶対に示唆すべきではない
>致命的な火薬庫になる

nncさんは八城十八創作説だと思いますが 
そもそも何の為に
八城十八はこんな物語を書くのか考えていますか?

僕は創作説を否定する立場ですが 
『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』は 
創作説の立場から書いた二次創作です 

創作説を採るなら 
作者は縁寿しかありえないというのが 
僕の解釈ですこと

>そんなわけで書くこと書いたので
>サイトが正常化するまでしばらくいなくなります
>またいずれ

気長に待っています
(相変わらず長くなってしまった)
447名無しさん随分前、もういなくなってしまった人たちが熱心に言い合っていたが、「創作説の最大の問題」は
マトモに考察しているつもりで「魔法以上の全能」に頼っていることだと思う

ファンタジーでもSFでも「出来る範囲」が厳格かつ事前に提示されているのならば
ミステリーにすらなれるだろうが「創作故になんでもあり」というのは実際何でもありであってそれは考察の意味が無い
448きっと448>>447
本来というか昔は創作説でも~創作説とかいろいろ分けてたんだよね…
どこぞかの~症候群並みに“便利なワード”として使われている
創作で有ればそれさえわかればOKという謎の風潮
創作説自体、創作だとするスタート地点なだけだという

 気付いている人は気付いているけど『うみねこ』には“結論がない”
 のではなく“結論を求めているわけではない”

 ただ黒幕に相当すると自白している人物を“魔女”と認めるか
 その人物が何を言いたいか何を守るために“偽書”を書いたのか
 それを理解というか知った視えた上でどう“対応”するか
(※ただし、相手方としては魔女と認めてほしくて
  偽書を書いた心情を知って欲しくて花でも捧げてほしい)
 
 『解答』はないけど『回答』はあって
 それの一つが“魔女ベアトリーチェの墓前に偽書でもブン投げる”
 ということぐらい
(※どこに何をどう捧げるかは書いてある)

純粋に物語を楽しんだ人は墓前に花を供えて去っていた
ミステリーの解答を求めてる人はEP7で終ったとかEP8……

本当に自信があればキチンと偽書のルールと精神を守って
竜騎士07かサークルに正しい形で送りつければ何カ月後かには
反応があるのにいったいどうすれば納得するんすかね

『Confession』を“これは違う” 意図的に間違えさせてる
それを正しく指摘して切り捨てることができなくてどうするのか
創作にしろ一人が一グループが作者という時点で思い込みで……
449きっと449推理が間違っていても努力賞あげていい
みっともない悪あがきや見下しはカッコ悪い
自分の意見に責任を持て
450otomaさて、EP5の推理考察が出来たので書き込みます。
漫画EP8のヱリカのEP5推理には読者全員が納得出来たと思います。
僕も納得出来て、この掲示板に来て初めて書き込んだ自分のEP5推理は間違っていたと素直に認めました。
でも、竜騎士先生が原作者ではなく、ゲームマスターだと思い始めたら、ヱリカの推理もミスリードの様な気がしてきたのです。
だからもう一度昔の自説を貫き通してみようと思って再考察してみました。
初めに断わっておきますと、僕の推理は「EP5のヤスは碑文の謎を解く事が出来なかったので、爆発事件は起きなかった。」です。
この前提を受け入れる事が出来ない方はこれ以上を読んでも時間の無駄ですからスルーした方が良いと思います。






では最初に、「EP5のヤスは碑文の謎を解くことが出来なかった」と言える根拠を示したいと思います。
10月5日の午前0時の時報と共に現れるベアトリーチェの手紙の内容を見て下さい。

>「読むぞ。………コングラッチュレイションズ…。戦人さまが碑文の謎を見事に解かれ、黄金郷に辿り着きましたことを認めます。
………黄金は全て、戦人さまのものです。そして、右代宮家の新しき当主も戦人さまです。
……その証として、…………金蔵さまよりお預かりしている…、当主の指輪をお送りします…。
……どうぞ戦人さま、指輪をされて、新しい黄金の主となり、どうか右代宮家をお導き下さい。
……新しき当主のご活躍を、心よりお祈りいたしております…………。」

EP5では第一の手紙が真里亞に渡されず、碑文の謎が解かれた後にベアトリーチェと名乗る誰かが姿も見せずに置手紙をします。
第一の手紙が発表された後なら文面は「金蔵さまより回収した当主の指輪をお返しします。」になるはずなのです。
手紙の内容に間違った記述はないのですが、EP1~4と比較するとおかしいと感じます。
ベアトリーチェが真里亞に手紙を渡すタイミングでヱリカに先を越されて、手紙を渡せないまま碑文が解かれた可能性もあります。
しかし、ヤスが手紙を誰もいない玄関ホールに落としておくとか、いくらでも読ませる方法はあったと思います。
別の考え方としては、碑文の謎が解かれても爆発事件を起こすつもりだった。だから第一の手紙は最初から必要なかった。です。
でもそれなら当主の指輪を戦人に渡して当主継承する意味もないのでそれも考えにくいと思うのです。
ラムダデルタはノックと手紙について赤字で詳細に説明していますから、誰が置いたのか?を推理してほしいのだと思います
だから、扉のノックが聞こえてから、後から来た源次も指輪を確認するまでの場面が実際にあったと考えるのが一番自然だと思います。
手紙を置いた人物は右代宮家の今後の発展を祈願していた。だから爆発事件は起きない。だからヤスは碑文の謎を解いてないのです。

でも手紙の内容だけでは根拠が薄すぎると昔、否定されてしまいましたのでさらに根拠を示します。
EP5は紗音と嘉音が二人で行動する場面が多く、二人合わせてヤスと読んでも全く違和感がありません。
譲治が紗音に婚約指輪を渡す場面がないのは恋人の関係にまで発展しておらず、朱志香と嘉音もお互いを意識してないと思います。
これはヤスが碑文の謎を解いてないから、後ろ向きな気持ちのまま、何も起こらなかったのだと思います。
EP5のベアトリーチェは夏妃に仕えており、碑文殺人を行う様子が全くありませんでした。
碑文殺人を行うつもりなら夏妃への忠誠心との板挟みで心の葛藤があるはずなのです。
多分、ヱリカが碑文の謎が解けずに10月5日を迎えてもベアトリーチェによる魔法殺人の描写なしで狂言殺人が行われたと思います。
つまり、碑文の謎が解けなかったヤスは譲治や朱志香との間に何も起こらず、(ベアトリーチェ人格が)戦人だけをひたすら思い続けた。
嘉音人格は傷心の紗音人格を支えるためだけに存在しているのでEP5では影の薄い空気みたいな存在です。
ヤスは自分の出生の秘密も知らず、金蔵の死亡隠蔽の共犯者として(ベアトリーチェ人格が)夏妃を応援していたと思います。
EP7で語られなかった空白の2年間をEP5で描写しているのに動機が伝わらないのはヤスが碑文の謎を解いてないからだと思います。

うみねこはヤスの内面世界から覗いた1人称視点で記述されているからヤスの思い込みによって、物事が幻想修飾されて見えていました。
3人称視点でもゲームマスターによる朗読の術によって、物事が幻想修飾されて見えていました。
(ヤスが紗音や嘉音に見えたり、金蔵が生きている様に見えたり、魔法描写や、共犯者グループによる幻想修飾等)
EP5ではヱリカが探偵役なのでヱリカ視点ではヤスが紗音や嘉音に見えたりしていますが、ヱリカ視点の記述が全くありません。
共犯者である戦人視点や、朗読の術によって、紗音と嘉音が同時に存在している幻想修飾を見せ付けられますが実際はヤス一人です。
EP1~4の現実世界の10月5日のヤスは地下貴賓室に引きこもって碑文殺人の妄想で遊びながら最後の時を迎えたのだと思います。
でもEP5の10月5日のヤスは普通に使用人の仕事をしており、10月5日に実際にあった出来事を幻想修飾したのだと思います。
EP5のベアトリーチェや金蔵や幻想キャラクターはヤスの思い込みとゲームマスターの朗読の術による幻想であり、
現実世界の夏妃にはそのような幻想キャラクターは見えていないし、関わってもいません。

うみねこは幻想修飾された記述により、赤字に頼った推理を強要されましたが、それではミスリードされるので推理は不可能です。
だから赤字に頼らずに真実と幻想を見極める方法を考えてみました。
殆どの人間は何かの目的や理由があって嘘をつくのだと思うし、右代宮家の人々も例外ではないと思います。
だから事件毎に犯人・共犯者・探偵に分けて、探偵グループがいる場面は真実が記述されてると判断します。

・犯人:事件の首謀者・殺人者の事です。事件を隠蔽するために嘘をつきます。
・共犯者:犯人の協力者です。事件を隠蔽するために嘘をつきます。
・探偵:犯人・共犯者以外の人物です。事件を隠蔽する必要がないので嘘はつきません。
・犯人と共犯者だけが存在する場面では犯罪者グループによる幻想修飾が出来ます。
・犯罪者グループの中に一人だけ探偵がいても、犯罪者グループによる幻想修飾が出来ます。
・二人以上探偵がおり、二人以上探偵が生き残ったら、その場面は真実です。

EP5には3つの事件が存在し、それぞれに犯人・共犯者・探偵がいます。


碑文の謎解き~ノックと手紙事件
・犯人:熊沢(碑文の謎が解かれたら顧問錬金術師ベアトリーチェになって当主継承を行う役)
・共犯者:源次・南条
・探偵:それ以外のニンゲン

ノックをしてから手紙を置いて立ち去ったのは熊沢です。
ヱリカは熊沢がゲストハウスの使用人控え室に入ったのを確認してから直ぐに扉を封印します。
でも窓の封印はヱリカが地下貴賓室から戻って来てからです。
だから入室して直ぐに窓から抜け出したらアリバイが無い状態になるので手紙を置く事が可能です。
共犯者を源次・南条にしたのは金蔵の死亡を知っている二人にもアリバイがなければ可能だからです。
夏妃・蔵臼が当主の座を退く行為をするはずがないから探偵です。ヤスも今回は碑文の謎を解いてない前提だから探偵です。
源次は時報が鳴った時、2人の探偵に監視されていたし、南条もヱリカに監視されてたから犯人ではありません。
金蔵の死亡を知らない人物は絶対に犯人や共犯者にはなれませんから、探偵達と同室しているヤスはこの件に関っていません。
重要なのはノックから源次が客間に入室するまでの場面が真実である事。これが後に源次に関する赤字を抜ける手がかりになります。
これらの事を踏まえて赤字をチェックすると<赤:屋敷以外の全員は、親族会議開始後、屋敷内にて何を行なうことも不可能なり。>
だけがヱリカがベルンカステルに復唱要求させて得た赤字の可能性がある事。
それ以外の赤字はルールYでは抜けられない真実の赤字である事が分かると思います。
後、0時の時報が鳴った時刻は0:05~0:10ぐらいの間だと思います。

関係ないけど熊沢と金蔵はどの様にして知り合ったのかの想像を書き込みます。
日本軍とイタリア軍が同士討ちをした後、10tの金塊を横領しようと計画した金蔵はまず、初代ベアトを南条に預けます。
また六軒島に戻って今度は金塊を煉瓦等で覆って資材置き場に偽装します。それから事件当日に金蔵がいた痕跡を消してから出かけます。
軍の命令により、お使いをしていた事にするのですが、行の道中で病気をして2日程熊沢家に厄介になったとアリバイ工作します。
本当のお使いもこなして、予定より2日遅れて戻ったらえらい事になっていた。と軍の上層部に報告します。
上手く誤魔化して10tの金塊を島ごと手に入れた金蔵は初代ベアトを九羽鳥庵で世話させると同時に、
使用人の2代目ベアトを初代ベアトに導く重要な役割が出来るのは熊沢しかいないと判断したのだと思います。
だから碑文にある「第九の晩に魔女は蘇り~」は熊沢の事を指しているのではないかと思うのです。


金蔵の死亡隠蔽事件
・犯人:夏妃
・事件前日の共犯者:蔵臼・源次・熊沢・ヤス・南条
・事件当日の共犯者:戦人・郷田・朱志香
・探偵:絵羽・秀吉・留弗夫・霧江・楼座・譲治・真里亞・ヱリカ

金蔵の死亡隠蔽を思い付いたのは夏妃ですから犯人は夏妃です。
事件前日の共犯者は全EP共通で問題ないと思います。
戦人と郷田は夏妃のピンチに夏妃側に付いたので当日の共犯者です。朱志香も多分当日の共犯者だと思います。
なぜ、金蔵の死体を冷凍保存にしたのか?その辺りの理由がまだ解らないけどコミックスを読めば解るでしょう。


碑文狂言殺人事件
・犯人:霧江
・事件前日の共犯者:絵羽・秀吉・留弗夫・楼座・譲治
・事件当日の共犯者:戦人・朱志香・真里亞・源次・熊沢・ヤス・郷田・南条
・探偵:夏妃・蔵臼・ヱリカ

こんな怖ろしい計画を立てたのは霧江だと思います。EP1~4では留弗夫の会社がピンチである事も知らなかったようですし。
最初の計画では以下のように狂言殺人が行われたと思います。
譲治が19年前の男のふりをして親族会議前に復讐予告をする。
10月4日の親族会議は早めに切り上げる。
戦人を探偵役にするために、家族会議があるからと言って戦人を朝まで留弗夫夫婦部屋に留めておく。
譲治は戦人を引っかける目的の狂言殺人を計画していると話して、朱志香・真里亞を当日の共犯者にする。
源次・熊沢・ヤス・郷田・南条も夏妃・蔵臼にバレないように内線電話で当日の共犯者にしておく。
夜中に譲治が19年前の男のふりをして夏妃に電話をかけて、夏妃の夜中のアリバイを消失させる。
源次は教会に移動。
楼座・譲治・朱志香・真里亞も第一の晩の殺人現場を偽装したら教会に移動。
譲治は途中で教会を抜け出して蔵臼を拉致監禁する。譲治は外との連絡係・食料調達係のふりをして何度も教会を抜け出す。
熊沢・ヤス・郷田は使用人控え室で大騒ぎをする。
絵羽・秀吉・留弗夫・霧江・南条は屋敷に移動。戦人は少し遅れて移動。戦人には源次の死体を見せない。
ゲストハウスの従妹部屋へ様子を見に行ったヤスは内線電話で楼座・譲治・朱志香・真里亞が死亡している事を報告。
絵羽・秀吉・留弗夫・霧江・南条はゲストハウスに移動。戦人は少し遅れて移動。戦人には4人の死体を見せない。
後は本編と同じ展開です。ただ、ヱリカの代わりに戦人が探偵役をして霧江がサポート役をしながら夏妃を追い詰めるのが違います。
霧江の計画では夏妃を追い詰めて金蔵の死亡隠蔽を白状させたら蔵臼を解放して誰も殺害せずに狂言殺人を終了させる予定です。

しかし、予想しなかったヱリカの乱入により計画を見直す必要が出てきました。
ヱリカと戦人が碑文の謎解きをしている間に、事前の共犯者達は作戦会議をします。
ヱリカの方が探偵役に向いているのでヱリカを引っかける目的で狂言殺人を行う。
従兄部屋を偽装している間は南条にヱリカを引き留めてもらって、当日の共犯者にした戦人を第一発見者にする。
内線電話で源次・ヤス・郷田・南条を当日の共犯者に、熊沢は電話に出ないので明日、当日の共犯者にする事にしました。
しかし、ヱリカが碑文の謎を解き、戦人を当主と認める手紙と指輪まで出て来たのでどうでも良くなりました。
もう少し早く手紙が来てたら、狂言殺人を中止する事も出来たのですが、始まってしまったから仕方が無い。
2時頃に親族会議を終了させて蔵臼が自室に戻った処を中で待ち伏せしていた譲治に(マスターキーは先に屋敷を出た源次に借りた)
襲撃させて、別室の椅子に拘束しました。その後、譲治は赤い塗料で蔵臼の部屋と使用人控室を偽装します。
ヱリカが全ての部屋を捜索する場合は、事前の共犯者が蔵臼を監禁している部屋を先に捜索してヱリカに異常が無い事を報告します。
後は本編と同じ展開です。


後、メタ戦人が最初からゲームに参加していた場合どうなっていたのかも推理考察してみます。
今回ベアトリーチェは魔法殺人を行わないので、絶対に碑文の謎を10月4日以内に解く必要があります。
だから駒戦人をサポートするベルンカステルの駒として、どちらにしてもヱリカをゲーム盤に投入します。
ヱリカは碑文の謎を解き、ベアトリーチェは夏妃をサポートして、人間に不可能な魔法殺人は起こりません。
魔女を否定する目的を見失ったメタ戦人がポカーンとしている間に夏妃は追い詰められてチェックメイト。
幻想法廷でメタ戦人とベアトリーチェは死亡してゲーム終了の予定だったと思います。

しかし、メタ戦人は全てを理解して奇跡の復活。終わりかけたゲーム盤は続行されます。
メタ戦人に操縦権が移った駒戦人は「駄目だな。全然駄目だぜ。」の後に狂言殺人をぶちこわして夏妃側に付きます。
その後、当主権限で全員を客間に集めてから正座をさせて、何故こうなったのかをしつこく問い詰めました。
やがて、全てを知っている源次、熊沢、南条が何もかも白状しました。
金蔵がすでに死亡している事、10tの黄金の経緯、九羽鳥庵の事や、2代目ベアトや、3代目ベアトの事も。
19年前の男の事は「昔、誰かに問い詰められて嘘を付いて誤魔化したのが独り歩きしたのでしょうな。」と南条が推測しました。
「3代目ベアトは生きているのか?それは誰だ?教えてくれ。10tの黄金はその人に返したい。」
源次・熊沢・南条は俯いたまま黙り込んでしまいました。
その時、6年前の罪を思い出したメタ戦人の記憶が駒戦人に流れ込んできて…。(未完)



最後の余計な文章は変な妄想です。
その後どの様に決着つけたら良いのか分らないから未完です。
譲治・朱志香の恋のライバルがいない状態だからヤスと戦人は結ばれるでしょう。
ラムダデルタはカケラ世界を使って設定を変更したのだから、ついでにヤスを子供を産める体にしてくれないかなと思います。

今回はEP5を再読する前にしっかりと推理考察して、自説が正しいかを確認する目的で読み進みました。
準備なしにEP5を読むと必ず幻想法廷の偽りの赤字でミスリードされて訳分からん状態になるからです。
でも犯人・共犯者・探偵を正しく見極めると真実の赤字と偽りの赤字の区別が出来るようになってきます。
この推理考察を読んでからもう一度EP5をプレイしてもらえれば納得してくれると思います。
もちろん、この自説が正しい訳ではありません。自分で自分の説を否定する事が出来るからです。
だからこれでもいいじゃないか思う方だけが信じてくれれば良いと思っています。

終わった。やっと終わりました。もう疲れました。
取りあえず原作をいじらないで推理のみでハッピーエンドにする目的を達成出来たのではないかと思います。
まだ未解決の謎がある気もしますがもう十分だろう。
後は気になるあなたが謎を見つけてあなたが解いてくれたら良いと思います。
漫画連載終了後にまだ何かあるのなら復活するかもしれませんが、今は別の事をしてリフレッシュしたいです。
451いくらep8も十八の偽書なのだろう?

ラスト未来での縁寿との再会は、こういうシチュエーションを用意すれば会いに行くよっていう十八(戦人)から縁寿へのメッセージなのでは。
452名無しさん文字どおりの創作説って「世界はループしていない」から「(各EPに書かれた)複数存在する六軒島の二日間は創作」という主張以上ではないんだよなあ。

実際のところ、現在、多数が正解と考えているだろう説を「八城十八創作説」と呼んでも差し支えないと思うんだが、
これに対して異議のあるひとって存在するのか?
453山羊13マンガで戦人が霧江の子供と言うことが1998年では周知の事実なのとエリカのEP5の推理を見て思い至った考察なんですが、筋は通ってると思うので書き込みます。分かり難かったり変な所があったら教えてください。


ざっくりまとめると

・霧江がEP3と6で語った嫉妬の魔法は戦人が思ってたことで使える。

・戦人はヤスの計画は知らず、殺人を犯してない。

・戦人は事件が起こったとき留弗夫と霧江をどさくさに紛れて殺そうとしたが絵羽に先を越された。(これが霧江の嫉妬の魔法と繋がる)

・ヤス=幾子で島から一緒に脱出して暮らしていた。戦人が記憶喪失になったのは1986年では無く自殺未遂をしたとき。

・記憶喪失は一時的なものだった。

・ひぐらしは十八と幾子が偽書を書く前に書いていたものだったが、十八が記憶喪失になったためゴールが分からなくなった。

・偽書には戦人の告白的な面もある。

・絵羽の日記は存在していて幾子たちが手に入れていた。

・ボトルメッセージにはプロット的なものが入ってて、EP1、2はヤスの書いたそのプロットを元に幾子が書き起こしたもの。(ただconfessionを見てこの説は自信が無くなってきた。て言うかワインボトル大きくないか?)

こんな感じです。詳しくは後日書き込みます。
454山羊13フェザリーヌ=羽入とマンガで示唆されているのでひぐらしも含めて考察してます。あそこまでで分からない所があったら教えてください(・ω・)ノ
あと間違って2ヶ所で投稿しててすみません。
455名無しさん根拠なしだが、十八(戦人)は記憶喪失ではないと思っている。
1998年に縁寿の死を「知」り、そのことに責任を感じた戦人が
自殺を図った。
戦人は一命はとりとめたものの、後遺症で車いす生活になったが、
寿ゆかりと再会した際に、そのことを正直にいえば、逆に責任を
感じさせることになってしまうので、記憶喪失だと嘘をついた
のではないかと。
456山羊13縁寿は偽書で1998年に死ぬと言われ続けてるんですよね。十八と幾子からのメッセージなのか1998年に本当に自殺しているのか…。
455さんの考えでは偽書は姿を消した縁寿へのメッセージと捉えていいのでしょうか?
457ケープ。偽書の書き手(十八)側から見れば、縁寿の死亡も猫箱になってますね。
・飛び降り自殺
・六軒島で死亡
・船で旅に出て、消息不明
・縁寿として死んで、寿ゆかりとして生きる。
458山羊13確かに猫箱になってますね!自分が殺されたり死んだりするのを書かれた縁寿の気持ちって…。戦人が善人と思えない理由の一つですね。
EP8の現実描写が何処からかで縁寿が寿ゆかりになる前なのか後なのか意見が分かれそうですね。私は基本的には幻想描写が書かれているのは偽書である証拠と思ってるので縁寿が寿ゆかりになるルートが現実に起きたことだと思うのですが、ただそうなると十八が最後に見た黄金郷とマンガのinterludeで黄金郷の東屋が描かれてるので十八だけは別扱いして考えないといけないのかなと思ってます。戦人=十八で生きてることがわかると困る筈ですし。
459ケープ。私はep8は丸ごと全部十八の偽書だと思ってます。
裏お茶会も、ラストの黄金郷描写や「数十年後の未来」と時代表記を曖昧にしている(猫箱状態にしている)のを根拠に偽書内の描写だと考えています。
460山羊13十八たちは十八=戦人で生きていたことが世間に知られてしまうのも覚悟の上で偽書を書いたと言うことでしょうか?
461ケープ。そうですね。
読ませたい対象は縁寿(が生きていることに賭けて)です。

世間に知られるリスクはありますが、縁寿以外にはフィクションだと言い逃れは効くと思います。
462山羊13成る程です。全部偽書でもスッキリするんですよね。。縁寿と十八たちが数十年後に会っているシーンは十八が縁寿に会っても良いよと表してると考えられますね。ケープ。さんは十八は本当に記憶喪失だったと思いますか?私は幾子=ヤスで戦人の記憶喪失は自殺未遂のときだと思ってるのですが。
463名無しさん山羊13さん
私も 幾子=ヤスだとは思うのですが、根拠が薄いので断言できない感じです。

十八の記憶喪失は、足の不随とともに詐病だと思っています。
記憶があるのに戦人の実感が死んだというのは都合が良すぎると思うし、足に至っては最後に立ち上がっていますから。
464ケープ。すみません。
463はケープ。でした。
465山羊13私が幾子=ヤスだと思うのは偽書で戦人が籍を抜けていて知らないはずの親族の細かい情報が書いてあるからです。confessionを拾ったからと言って幻想の住人達の設定などかなり詳しく偽書で書くには不十分だと思いますので。
私も足は嘘だと思いますね。記憶喪失の信憑性を高めるためだと思います。

後日考察を書き込みたいと思っているのでその際に意見を下さると嬉しいです。
466ケーナ2015年『うみねこのなく頃に コミックEP8』展開予想 
(1)連載が終了する 
(2)手品エンドはカットもしくは単行本書き下ろし 
(3)パーティの後で戦人が縁寿に渡したプレゼントの中身は万年筆 
屋上で縁寿はこれを見て 作家になる決意をする
(4)寿ゆかりと八城十八の出会いの場面で 
偽書を執筆した理由が明かされる 
 
1つでも外したら笑ってもらって結構です
467ケーナ新年早々 
他のうみねこ考察者に 
挑戦状を叩きつけます 

何故かというと 
“Confession”が発表されて尚 
誰にも『うみねこ』が理解されておらず 
おそらくコミックEP8の連載が終わっても 
同様だと思われるからです 

鬼の首でも取ったかのように 
喧伝するのは如何なものかと思ったので 
黙っていましたが 

“Confession”の前に 
“現実の六軒島においても紗音は嘉音として働いていた”という 
考察を発表していたのは 
知りうる限り 
僕以外 誰もいませんでした 
(http://keena。web。fc2。com/saikoukou。pdf P61“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?”参照) 

これが何を意味するかと言いますと 
あなた方の中の誰一人として 
『うみねこのなく頃に』という作品を 
理解出来ていなかったのです 
そして 今も尚 そのままでしょう 

何故 作品の根幹に関わる部分なのに 
あなた方には解らなかったのか? 
それは『うみねこ』の世界構造を間違って解釈しているからです 

建築物で例えるなら 
土台となる基礎の部分がおかしい為 
その上に何を積み上げたところで 
まともな考察は出てこないのです 

間違った世界構造解釈ゆえに 
あなた方が誤解している部分を2つ 
指摘しておきます(他にもいくらでもありますが…) 
(1)“『うみねこのなく頃に』は作品中の登場人物の誰かによる創作”という解釈は間違い 
(2)EP7で語られた金蔵とビーチェのロマンスは真実 
何故 僕がこんなことを断言出来るのか 
あなた方にはその根拠が解らないと思います 

僕からすれば世界構造解釈は 
“考察の入り口”にしか過ぎません 
ところが その入り口にすら 
僕以外の誰も辿り着いていないというのが現状なのです  
「コミックEP8は答え合わせ?」 
問題文を正しく理解してさえいないのに? 
468名無しさんひぐらしにおける「祟殺し編」がなぜ「最悪の難易度」であるのかに気付いていればわかることなのですが、
「六軒島連続殺人に関して、現実の六軒島で何が起こったのか」というのは出題範囲外ですよ。
祟殺し編で多くの人が頭を悩ませた問題、「なぜ雛見沢大災害が起こったのか」は出題範囲外です。
実物を確認していませんが、「祟殺し編」初出時の難易度が暇潰し編で変更されたうえで、
「なぜ雛見沢大災害が起こったのか」という問題を暇潰し編で改めて出題したことから、祟殺し編では出題範囲外だったことが浮き彫りになるのですけどね。

469ネム468さん、すみません、出題範囲外の理由がよく分からないのですが(´・_・`)
うみねこはヤスが事件を起こした動機を考えるものなので現実の六軒島は範囲外という事ですか?
現実の六軒島で何が起きたのか考えないと偽書が書かれた理由やヤスが入水自殺をした理由を推測する事が出来なくなると思うんですが。
470ケーナ「……パーペチュアルッ!! チェスでは千日手をこう呼ぶ。互いが相手の根拠を否定しあい議論が進まないのも妾たちのゲームでは千日手に同じ。……多くのゲームではこれを引き分けに定めるが、これでは興を削がれること甚だしいッ!! 妾たちに引き分けはない。曰く、そなたが妾を認め屈服するか否かッ!!」
「それについてだけは同感だぜ!! お前のお望み通り、決着はきっちりつける!!」
「くっくっくっく! その心意気や良し!
 ………そこで妾は考えた。
妾とそなたのゲームに新しいルールを追加しようと思う。」
「新しいルールぅ?! …どうせお前が有利になるルールなんだろう?!」
「まさかまさか。そなたらが求めて止まなかったものを与えようというのだ。貴様ら無能どもがいつも嘆いてみせる思考停止の理由、“情報不足”! そして、それに対し情報を与えると今度はその情報の真偽を疑う“根拠否定”!」
「便利よのぅ? 無能を棚上げする実に小気味良い言葉よ。この便利な言い訳を妾は取り去ってやろうというのだ。感謝するが良い、くっくっく!」
「扉から入ったというお前に対し、俺はそんなはずはないと否定した。……その否定が逃げ口上だと言いたいのか。」
「そうだ。だから妾はこれより、
《赤:真実を語る時、赤を使うことにする》。」
「ど、どういうことだ……?! 説明を続けろ!」
「妾がどのような魔法の一手を仕掛けようとも、そなたには常に“情報不足”や“根拠否定”を繰り返すことで延々と逃げ続けることができる。」
「…これでは最終的に妾が勝つことが変わらぬとしても、あまりに退屈を極める。……その為、妾はそなたが望む“情報”と“根拠”を与えてやろうと思う。」
「しかし、そなたは妾の言葉ひとつひとつを疑って掛かるだろう。それ自体は悪いことではない。妾もそなたを屈服させるためにあらゆる手を指す。互いに最善手を探りあうその姿勢は嫌いではない。」
「……しかしそれではゲームにもならぬ。だからこのルールを設けた。」
「《赤:妾が赤で語ることは全て真実》! 疑う必要が何もない!」
「それを信じろというのか…!」
「妾はそなたとゲームをしている。ゲームのルールは神聖!! それを軽んじる者に参加の資格はないッ!!」
471ケーナせっかくなので 
“八城十八が偽書を書いた理由”も予想しておきます 
これは原作の時点では難解な謎でしたが 
“Confession”が出てきたことで 
ほぼ固まったと思います 

まず十八が戦人の記憶を思い出し 
倒れてしまったタイミングですが 
これは絵羽が財産を独占する為に 
一族を皆殺しにした大悪党として 
世間から糾弾されていた時期だと考えられます 

十八は戦人という存在に飲み込まれることを恐れると同時に 
絵羽以外で唯一 六軒島爆発事故の真相を知る者として 
絵羽の窮状を何とかしたいと考えます 
しかし 戦人としての記憶は十八の心身を蝕み 
十八はとてつもない苦しみを味わうこととなります 

それを見かねた幾子は十八に言います 
「この件は私が何とかします。ですからあなたはもう、戦人の記憶と向き合うことはお止めなさい」と 
そして幾子は十八の代わりに絵羽を救う為 
4つの偽書を発表していくのです 
ただし 全てを発表する前に 
絵羽が死んでしまう為 
以後は遺された縁寿の為になります 

“Confession”が出てきてしまったことで 
絵羽の日記が宙に浮いてしまう部分があるので 
絵羽の日記と鍵の扱いは 
コミックの展開を楽しみにしようと思います 

ただ 僕ならば 
偽書と偽書の発表の間(あるいは全て発表した後)に 
絵羽の日記とその鍵を 
別々に手に入れたとするでしょう 
(鍵は絵羽から直々に贈られた) 
472ケーナ>>471 

『うみねこのなく頃に コミックEP8』の 
“八城十八が偽書を執筆した理由”について 
重要な要素を忘れていました 
十八の自殺未遂が 
そのきっかけだったと思います 

十八が自殺をしようとしたことにより 
幾子は偽書を書く決意をしたのでしょう
473468ネムさん

>ヤスが事件を起こした動機を考える
実際にヤスが事件を起こしたという前提の話であるようですが、それなら出題範囲外ですね。
そもそもヤスが実際にどんな事件を起こしたと考えているのですか?

>偽書が書かれた理由
あえて意図を汲まないで回答すれば、多くの偽書作家は、単純に面白いから偽書をかいたのだと思いますよ。

意図を汲んで、八城十八が偽書を書いた理由がなぜかという話になれば、それははわかりません。
そもそも、戦人は本当に「現実の六軒島で何が起きたのか」について知っているのですか?

>ヤスが入水自殺をした理由
これも出題範囲外ですね。
そもそも実際にヤスが入水自殺をしたと考えているのですか?
474ネム468さん
すみません、正確に言うとヤスが碑文に沿って事件を起こそうとした理由です。ヤスが碑文殺人を起こす前に碑文が解かれているので未遂ですね。
468さんの言う出題範囲とはどこの部分ですか?とても興味深いので468さんの考察を詳しく書いて欲しいです。
475ケーナそもそも“出題範囲外”という考えが 
既に間違っています 
竜騎士07さんは以下のように発言していますから 

“当初から「解くべき問題は犯人やトリックだけとは限らない。あらゆることが考察の対象になりうる」ということは宣言させてもらっているので、いろいろと考えて真相を探ってほしいと思います。ちなみに私は二重に隠すことが大好きです。人間は1つの真相にたどりつくと、それで満足して考えなくなる癖がありますよね。まさかその真相のさらに先に、本当の真相があるなんて思わないでしょうし。”

“出題範囲”なる単語を持ち出す時点で 
考察者失格です 

476468>>475
うみねこに対する私のアプローチというのは、
「出題範囲内の話でも、興味なんてないことの正解なんて求める気はないし、
明確に出題範囲外であっても関心があればあえて考察する」
というものです。

そうですね、おまけ小冊子の「天使17歳」に出てきたワルギリアの正体なんて、明確に出題範囲外ですが非常に気になりましたね。
1998年、少なくとも熊沢さんの死後(のはずですよね?)に出てきたワルギリアって一体何者なんだ!?
ああ、私なりに考えたワルギリアの正体に関する回答だと「EP3~ゲーム盤のワルギリア」=「天使17歳のワルギリア」≠「マリアージュ・ソルシエールのワルギリア」=「熊沢」になるんですが、誰も同意しないでしょう。

出題範囲外の部分に対する考察の結果は、あくまで「作者の意図の忖度」に過ぎない。
このことに無頓着な論に対して、私には全く価値を見出せない。それだけの話です。
477ネム気になると言えば僕はラムダデルタのモデルが気になります。ベルンカステルのモデルは幾子たちが飼っている黒猫ですがラムダデルタのモデルは何ですかね?黄金夢想曲で黒戦人がラムダに人形と言っていたんですがうみねこに出てきた人形ってさくたろう位ですよね?まさかひぐらしのあの人形?
478ケーナ468さん >>476 

作者が「あらゆることが考察の対象になりうる」と言っている以上 
あなたの主張する“出題範囲”は 
あなた自身の主観であなたが規定したものに過ぎません 
それを他者に対して「これは出題範囲内、あれは出題範囲外」と 
説明したところで無意味です 
その人にはその人の“出題範囲”があるでしょうから

どうしても“出題範囲”という単語を使いたいなら 
「これは僕にとって出題範囲外です」 
(《訳》これは僕には解りませんorこれに僕は興味がありません) 
とすべきです 

僕の考察スタイルは“読解”ですから 
“作者が書いていないこと”は解りません 
しかし“類推”することは出来ますから 
この作品を理解するうえで大切な部分は 
読解を用いて類推しています 

何故 八城十八は偽書を書いたのか? 
その答は明確には示されていませんが 
当時の状況 八城十八の心情 
そして八城十八が偽書を発表した結果 起こったこと 
これらから類推することが出来ます 

もし 僕の考察が外れるとしても 
その場合は「こんなショボい理由かよ!」という 
内容になるでしょう 

ネムさん >>477 

コミックにおいて 
ベルンカステルの前身は 
『ひぐらしのなく頃に』の 
“古手梨花”として描かれています 
http://keena。web。fc2。com/comicgazou/ep6rika1。jpg
http://keena。web。fc2。com/comicgazou/ep6rika2。jpg
(“。”は“ピリオド”に置換)

ベルンカステルはフェザリーヌの巫女であり 
梨花は羽入の巫女のような存在ですから 
羽入=フェザリーヌということになるのかもしれません 

“「ラムダデルタ卿も、………かつて、どこかの大魔女のゲーム盤で、駒と弄ばれ、無間地獄に閉じ込められた経験がおありとか…。」

 ヱリカはまるで、相手の恥ずかしい思い出を穿り出したかのような、いやらしい勝ち誇りの表情を見せる。

 しかし、一方のラムダデルタはうろたえもせず、……しかし、相槌さえも打たず、バルコニーより眼下を見下ろしていた。
「………あるわ。
……私は何年閉じ込められたかしら。……ベルンみたいに、私も律儀に数えていればよかったかしら…。………うぅん、多分、数えなくて正解だったわ。数えてしまったから、………ベルンは壊れてしまったのよ。」
「我が主も、………ロジックエラーの地獄に落ちたことがあるというのですか…?」
「あるわ。ロジックエラーを起こしたのはあの子ではないけれど。」
「……主がゲームマスターではない…?」

「そうよ。……当時、あの子はまだ、自覚さえしていない小さな駒だったわ。ロジックエラーを起こしたのは、ベルンの主であるゲームマスターだった。」
「……我が主も、……魔女の駒だったのですか。」

「えぇ。………あの子の主、……これがまた酷いヤツでねぇ。……自分で作ったゲームのはずなのに、途中でゴールがわからなくなっちゃって。……スタートとゴールがつながった、ドーナツみたいな、壊れたすごろくを作ってしまったのよ。」

「ゴールをなくしたとは……?」

「ロジックエラーってことね。……どうやれば自分の望むゴールに辿り着けるか、そいつは自分のすごろくを、ロジックを描けなかった。だからいつまでも、すごろくは壊れたままで、ゴールがなかった。」
「……ならば自分一人で、静かにそれを悩んで考え出せばいいのに。……そいつはあろうことか、その考えることさえも、駒であるベルンに任せっきりにしたのよ。………“無限の猿の定理”って、知ってる?」

「……猿が、無限の時間の中でデタラメにタイプライターを打ち続ければ。……いつか偶然にも文字列が、ハムレットとまったく同じ文章になるかもしれないという理論、いえ、暴論ですね。」
「………ひどい地獄よね。………ベルンは、無限の時間の間、意味もわからずデタラメにタイプライターを叩かせられて。………ゲームマスターは、自分さえ思いつかないゴールを、彼女に作らせようとしたのよ。」”

この関係性も『ひぐらしのなく頃に』の 
梨花と羽入であることを示唆しているように思えます 
ただ ラムダデルタの説明と『ひぐらしのなく頃に』の内容には 
決定的に食い違う部分があることも事実で 
ここは考えても仕方がない部分なのかなと思います 

そして現実世界の八城幾子は 
ベルンという黒猫を飼っています 

フェザリーヌは八城幾子に変身し 
ベルンカステルは黒猫に変身します 

この関係性が「『うみねこのなく頃に』を書いたのは八城幾子=フェザリーヌ」とする 
八城十八創作説に繋がってしまったのは 
竜騎士07さんの『うみねこのなく頃に』における 
最大の失敗だったと思います 
(思いつきで適当なことを書くから…) 
479ネム戦人犯人・黒幕説の根拠にもなってますがEP3が発表されたのは絵羽が生きてるときなんですかね?EP4は絵羽の死後として書かれているので死んでるんでしょうがEP3では絵羽が死ぬ前に縁寿は屋上から飛び降りてるので絵羽の生死は不明な気がします。
480468私が話しているのは、
「すべてが考察対象である」ことと、「考察対象たりうるすべてに対して解けるように物語が描かれている」事との間には明確に違いがあるという話なのですが。
実例を挙げて、私の関心の有無と、「解けるように物語が描かれている」かの判別との間に関連がないことは示したはずなのですが、

476で書いた内容を改めて書き直すと、下記の通りでして、あなたの読解した内容はこちらが行った話と正反対なんですよ。

私は、「天使17歳のワルギリア」の正体は出題範囲外だと判断していますが、興味があり、考察の結果下記の通りと言う回答を用意(理解)できました。
「EP3~ゲーム盤のワルギリア」=「天使17歳のワルギリア」≠「マリアージュ・ソルシエールのワルギリア」=「熊沢」

>(《訳》これは僕には解りませんorこれに僕は興味がありません) 
という訳になるのか理解できません。
もちろん、476における私の書き込みで、読解上、誤解を招く部分があったというのならば、指摘いただければ改善するよう努力します。
481名無しさん>羽入=フェザリーヌということになるのかもしれません
ケーナさんですら単行本まではおっていないようだが
ep6最終巻のあとがきに竜騎士がフェザリーヌの巫女ということで縁寿に羽入の服を着せる予定があった
かえって混乱するとの意見を受け取りやめた。漫画で復活させてはどうか?という案があったが割愛した
それを受けておまけ漫画で縁寿が(胸元を大きく開けた)羽生コス・・・というものがあります

シルエットなどでなくはっきり名前を出して「羽入」と言ったのは知る限り初めてだと思う
流石に「フェザリーヌは羽入」とはいってないが
482ネムフェザリーヌの説明に過去に馬蹄状の記憶装置に傷が付き人格変容を起こしたとありますのでフェザリーヌ=作家八城十八(幾子と十八)だと思います。幾子=フェザリーヌでは無いと思います。羽入はフェザリーヌの人格が変容した姿でしょう。なのでフェザリーヌは羽入とはっきり言えないのではないでしょうか。ベルンの手紙でフェザリーヌとベルンが仲がよく分からなくなりますね。ある意味仲が良いように書くことで皮肉ってるとも取れますが難しいですね。
483ケーナネムさん >>479 >>482

取りあえず 
偽書とEPは分けて考えなければなりませんが 
その説明をすると長くなるので省略 

気になる人は 
(http://keena。web。fc2。com/saikoukou。pdf P91“■メッセージボトルとはどのようなもの?”参照) 

僕が「偽書『Banquet of the golden witch』は絵羽生存時に書かれた」 
と考える根拠は 
八城幾子が絵羽の日記の鍵を持っていたことです 

鍵と日記がセットでベッドの下に隠されていたのなら 
当然 解錠されて中を読まれていたはずで 
日記が見つかった時 鍵は既になかったと思われます 

では 何故 鍵がなかったのか? 
絵羽が存命中に伊藤幾九郎〇五七六こと 
八城十八に贈ったからです 

絵羽は伊藤幾九郎〇五七六の偽書を読んで 
「この人物に六軒島の真実を託そう」と考えたはずなので 
絵羽は偽書『Banquet of the golden witch』を 
読んでいなければなりません 

“ベルンの手紙”の受け取り手は 
羽入と重なりますが 
どうもフェザリーヌとは重なりません 
このあたりも解釈を難しくしていますね 
(思いつきで適当なことを書くから…) 


>>480 

この話の論点は“出題範囲”なるものが 
個人の主観で定義されることです 

“挑めばミステリー。屈せばファンタジー。” 
この作品のキャッチコピーですが 
Aさんが「この謎は解ける、これが根拠だ!」と思えば 
その謎はAさんにとって“出題範囲内”となります 

一方でBさんが「この謎は解けない、Aさんの根拠は間違っている」と思ったなら 
その謎はBさんにとって“出題範囲外”となります 

このように“出題範囲”が全ての人に共有出来るものではない以上 
「それは出題範囲内(外)」と主張したところで意味はありません 
「あんたにとってはそうなんでしょうよ」というだけの話です 

>>481 

僕もあの文章は読みましたが 
あれはごくシンプルに 
「巫女だから巫女服」という話だと思います 
羽入を引き合いに出したのは 
一般的な巫女服である梨花とは違い 
エロティックなデザインだったからでしょう 

確かに穿って読めば 
あなたの主張する読み方も出来なくはないですが… 
484ネム>ケーナさん
ケーナさんのサイトでPDFを開こうとするのですが、iPhoneからだと開けません(>_<)
過去の掲示板をざっと見た感じ(間違っていたらすみません)ケーナさんの考えではEPは朗読者を挟んでるのでメタ世界がある。偽書にはメタ世界がない(ベルンの出題のようなもの)と思っていいですか?
485ケーナネムさん >>484 

そんな感じですね

単純に説明してしまうと 
偽書が「新たなメッセージボトルが発見された」と 
思わせる為のものなら 
文章量も 
本物のメッセージボトルと同程度でなければなりません 

そして本物のメッセージボトルは 
ノート片9枚程度に収まる内容 

一方で各EPは小説にすると 
600ページを超えます 

ならば偽書がEPと同じ内容であるわけがなく 
魔女も赤字も偽書には出てこないだろう 
というのが僕の認識です 
486ネム僕もメッセージボトルの内容はベルンの出題のような感じだと思います。幻想描写もせいぜいEP1のようにメタ世界を含まない形だったと思ってます。ボトルに入っている紙の量はマンガで見ると結構少ないですし。ふと思ったのですが警察に回収されたメッセージボトルが世間に流布してるのは不思議ですよね。
487468ケーナさん:
話の食い違い部分を私なりに把握しました。
では、私は下記を理由として、「六軒島連続殺人に関して、現実の六軒島で何が起こったのか」は“出題範囲外”であることを主張するので、論破願います。
「六軒島連続殺人に関して、現実の六軒島で何が起こったのか」
に関するいかなる仮説もブラウン管に関するワルギリアの主張を突破できない。

488名無しさん>絵羽が存命中に伊藤幾九郎〇五七六こと 
>八城十八に贈ったからです 
これと
>ならば偽書がEPと同じ内容であるわけがなく 
>魔女も赤字も偽書には出てこないだろう 
>というのが僕の認識です
これは

自己矛盾をきたしていると思います
なぜなら、ある程度の分量なしのプロットのみで
「こいつは確実に関係者」と絵羽に思わせるのが著しく難しいからです
絵羽が老い先短い以上コンタクトを取りたいなら悠長な謎かけなどやっていられません
エヴァがミステリ好きと言う情報もない以上、読み飛ばされかねない微妙な一文に紛れさせるってのも論外です
つまり絵羽以外にとっては謎でも絵羽が見れば一発で「こいつは確実にヤスを知っている」とわかることを、目立つシーンで、書くはずです

これに最も合致するのはエヴァの南條クイズにほかなりません
489ケーナネムさん >>486 

メッセージボトルに関しては 
“Confession”でその一部が描かれてますからね 
別に異常に小さい字で書かれているわけではありませんし 
とんでもない枚数が入っているわけでもありません 

確かに警察のメッセージボトルの件は不思議です 
捜査の為に記者発表などで資料を公開するのか? 
もしくは週刊誌などにリークするのか? 

>>487 

『うみねこのなく頃に』という作品は 
「何かを信じる」ことによって 
考察の指針を定めなければ 
何も考察など出来ません 

極端なことを言えば 
作品に書かれている内容全てが誰かの創作 
と捉えることも出来るからです 

この捉え方だと当然 
“いかなる仮説もブラウン管に関するワルギリアの主張を突破できない”ことになります 

ですから 
お互いが何をどこまで信じているかで 
論破の可否が決まります 
同じ領域(世界観解釈)に立っていなければ 
論破どころか会話も成立しません

ちなみに僕は「書いてあることは全部信じる」というスタンスです

>>488

>ある程度の分量なしのプロットのみで
>「こいつは確実に関係者」と絵羽に思わせるのが著しく難しいからです
>絵羽が老い先短い以上コンタクトを取りたいなら悠長な謎かけなどやっていられません

これは前提が間違っています 
八城幾子がしようとしたことは 
偽書を発表することで 
世論を陰謀説から事故説に誘導することです 

絵羽とのコンタクトを意図してはいなかった為 
絵羽からの鍵の贈呈は 
青天の霹靂だったでしょう 

鍵と共に手紙が付いていたか 
あるいはその時点では 
何の鍵なのかすら解らなかったか 

とにかく その後 
幾子は絵羽の日記も手に入れ 
公開イベントを行いましたが 
これはたまたま日記と鍵を手に入れたから 
そうなっただけのことです
490名無しさん>世論を陰謀説から事故説に誘導することです 
あまりに無茶苦茶と思います
それなら発表一発目がエヴァ犯人説であるはずがありません
491ネムEP1、2はヤスのメッセージボトルを元に幾子が書き起こしたものじゃないかと思ってます。だからメタ世界があるしワインボトルに入らない量の話になる。私は幾子=ヤスと思っているので警察が回収したメッセージボトルの件も2個目のメッセージボトルが発見されたとき、警察が1個目と同じ理由を説明する際に題名について触れたとすればメッセージボトルの内容が公開されてなくても幾子=ヤスなので書けたと思います。EP1、2の話の繋がりも説明できるかと。
492468>>489
>ちなみに僕は「書いてあることは全部信じる」というスタンスです
ということは、縁寿は、1998年に飛び降り自殺で死亡し、なおかつ寿ゆかりという名前の作家となり、(最低でも2006年以降に)賞を受賞して八城十八にあったということでしょうか?
考察者失格にならないためにはそのように解釈できないとダメなのですね。
そうであれば、拝して考察者失格であることを受け入れさせていただきます。
493ネムうみねこはEP5のエリカと戦人のように真実が並びたちますのでファンタジー説も作家八城十八創作説もそれ以外の説も筋が通っていたら誰も否定出来ないません。なので468さんは考察者失格と言うことはないですよ。
494オプス久しぶりに来たら何か賑わっているので一言

EP4で熊沢死んでない時点ですでにワルギリア出てて、おかしいなと思ったんだよ
そのワルギリアはEP3の時と違って、生真面目ドジっ子的萌え要素あったんだよね
私はこれ見て「あれ、これって夏妃っぽくね?」か~ら~の~「幻想キャラって外見と中の人がEP飛び越えてまで一致してるとは限らなくね?」という発想に辿り着いた訳なんだ

要するに『このワルギリア≠あのワルギリア』は普通にあり得ると思うんだわさ
495名無しさんまあ私の一方的な区分けですがファンタジー説と言っても3つ程度派閥があるようにに見えて

A弱いファンタジー説:ベルンカステルとフェザリーヌのみ”本当の魔女”である
A'ラムダデルタも認める

B強いファンタジー説:死後の右代宮ズの交流も認める

Cファンジター説:天界やら何やらまで認める

書いてることをすべて信じると言ってもBCはありえない気がするのです
本当に死語生があるなら全編のテーマが破綻します
大体彼ら自信が虚飾の存在と自認するシーンが多い

Aはwhen they cryとして通し番号が振られている以上アンフェアではない!
というなかなか否定しがたい考察をされてる方も当時は結構いたように思います
496468話は前後しますが、481は、少し気になる話題ですね。

EP6の縁寿は「現実の縁寿」ではない事が示唆されているので、巫女服を着せたほうが、却ってその点がわかりやすくなると思いませんか?

ただ、フェザリーヌの巫女である縁寿が羽入(非実態バージョン)の服を実際に着てしまった場合、
羽入はフェザリーヌ本人でなく、その巫女にすぎないという見方もできてしまいます。

フェザリーヌ=羽入すなわちオヤシロさまであれば、その巫女としての服は梨花の服じゃないといけないはずですよね?

だからこそ「かえって混乱する」というのは納得がいくのですが、
じゃあ漫画版で復活させようとする際にも(梨花の服ではなく)羽入の服にしようとしたのはなぜなのでしょう? わたし気になります。

単純に羽入の服のほうがエロいからという説は、正解だとしても作者の考えの浅さに悲しくなるので却下したいです。
497468496での話はそれ以前に「468」としてしてきた話の流れを断ち切った上での話であることはご了承ください。
今までの話の文脈を強引につなげて変な話をはじめられてもおそらく対応できないので。
498ネムフェザリーヌと羽入の関連付けをしたかったからとかどうですか?関連付けをしたいけど縁寿に羽入の服を着せると混乱するのでエリカとラムダの会話などに羽入の絵を入れたりしてフェザリーヌ=羽入を印象付けたと。
499468思いつきの単発話に同一性持たせても仕方ないとも思うのですが、
一応468のハンドルを継続します。

>>494
最初の???でベルンカステルは「魔女はルールの擬人化」だと言ってたはず(うろおぼえ)なので、
ワルギリアは何のルールを擬人化したもので、
EP3の熊沢とEP4の夏妃はどういった理由で該当するのか知りたいです。
ベルンカステルの見込み(と、私が判断しただけですが)が誤りなら、また違った魔女を担当する中の人の割り当てルールがあるのだと思いますが……。
500496>>498
その考え方だと、羽入の服を着るのは縁寿ではなく、フェザリーヌ本人じゃないとおかしくありません?
501ネムうみねこでは人格が違えば別カウントなのでフェザリーヌ=羽入ではなくフェザリーヌ'=,羽入かなと。嘉音と紗音の服装が違う感じですね。
502ネムうみねこでは人格が違えば別カウントなのでフェザリーヌ=羽入ではなくフェザリーヌ'=,羽入かなと。嘉音と紗音の服装が違う感じですね。
503ケーナ>>490

>発表一発目がエヴァ犯人説であるはずがありません

これはむしろ逆です 
世論を誘導する為には 
まず 自分の偽書を宣伝する必要があります 
その為 最初の偽書には 
世論がもっとも興味を持つ 
「絵羽がどのようにして生き残ったか?」を書いています 

その証拠に以下のような構成になっています
「Alliance」=絵羽が犯人 
「Banquet」=戦人以外全員共犯 
「End」=戦人も含めて全員共犯 
「Dawn」=戦人も含めて全員共犯&狂言


ネムさん >>491 

僕も“創作説”を採るなら 
メッセージボトル=EP1、2 
ではなく 
EP1、2は殺人事件の部分に 
メッセージボトルの展開を取り入れた内容とします 

ただ 創作者は縁寿を想定しています 
幾子=ヤスでは縁寿の出てくるパートは 
説明がつかないし 
誰に向けてどんな意図で書くのか 
動機がよく解りませんから 


>>492

紗音が崖から落とされず 
理御として成長したカケラがあったのと同じことです 

“考察者失格”なのは 
以下で説明されているような 
あなた自身のアンチミステリーな姿勢です 

“(聞き手)竜騎士07さんにとってのアンチミステリーとは、どういうものでしょう?(真相8)
抽象的ですが、まず「考えると解くことが可能であるもの」がミステリーなんです。これの対義語で「挑んでも解けない、だから挑まない」というのが私の定義するアンチミステリーですね。(中略)書き手が「ここまでで答えが出ているから、答えが分かります」といっても、読み手が「情報が足りないから、解けるわけがない」と感じてしまったら、それはアンチミステリーなんです。”


>>495

天界と言っても 
我々が一般にイメージする天界とは別の存在でしょう 

ちなみにEP8に出てくる 
右代宮家の面々は 
ベアトの領地にしか存在できない 
“ゲーム盤の駒”ですから 
死者とはまた違います
504ネム>ケーナさん
縁寿が出てくるパートが説明つかないとはどういう事でしょうか?
偽書は縁寿とベアトリーチェのために作家八城十八(幾子と十八)が書いたものだと思います。ベアトリーチェには贖罪のために、縁寿には真実を追うのをやめ幸せになってもらうために十八(戦人)が原案をそれを元に幾子が書き起こしたのがEP3〜8だと思ってます。
505468何度も言いますが、私のスタンスは、
「挑んでも解けない、だから挑まない」ではありません。
あえてその言葉に合わせて言うならば、「挑んでも解けない、だからこそ最も美しい答えに挑む」
というスタンスです。
私はケーナさんに「読解で誤解を招く部分があれば改善するとも言いmした」
何度言えば正しく読解してくれるのでしょうか?
506ネムうみねこは解答が明かされていないので挑んで自分の解答を用意しても答え合わせが出来ない。が468さんの言う"挑んでも解けない"で、解答が明かされてないので自分が一番納得できる解答を考えるが"最も美しい答えに挑む"と言う事でいいですか?違ってたらすみません。
468さんもせっかくですのでハンドルネームつけて見たらどうですか?
507468ただでさえ誤読した絡み方をされるのに、複数の話題で一貫した名前を使ったら、
変にレッテル貼りされるのが目に見えて予想できるので勘弁願いたいですね。
以前、散々いやな思いをしたので。

>自分が一番納得できる解答
そのように丸めることもできますが、私はなんちゃって理系の人間なので
「最も美しい答え」というのは、「できる限りシンプルで矛盾のない回答」
と理解してもらいたいです。
なんちゃって理系の悲しさ、実際の思考の方向性はそちらに向いていない部分が多々ありますが。
508ネム色々あったんですね(;_;)
うみねこは真実が猫箱の中ですから色んな回答があって当然です。戦人犯人説や絵羽犯人説なども矛盾なく考察しようと思えば出来ますし。というよりこれこそベアトリーチェの無限の魔法です。なので自分の考察を通すために人を不快な思いにさせるのは悲しい事です。私なんかは皆さんの考察を見るのが新しい発見もあり楽しいのですが。
509ケーナネムさん >>504 

EP4で縁寿が六軒島に行く話がありますよね 
あんなの八城幾子と十八には知りようのない話ですから 
創作ということになります 
縁寿はそんなものを読んでどう思うでしょう?
 
縁寿とベアトリーチェの為だというなら 
何故 それを世間一般に公開するのでしょう? 
単に手紙を書けば良いのではないでしょうか?

八城十八が六軒島から生還した戦人であることが世間に知られれば 
大騒ぎになります 
自らそんなことをするでしょうか? 

EP8で縁寿は右代宮グループを小此木に譲って 
寿ゆかりとして生きていく決意をしますが 
あれは縁寿に対して作家になれと言っているのでしょうか?

最後のパートは 
数十年後の未来ですが 
あれは縁寿にそれだけ待てということでしょうか? 

思いついたのをざっと挙げてみましたが 
もっとあると思います 

僕が知りうる限り 
ヤス=幾子創作説できちんと詰めた考察は
見たことがありません



>>505

「挑んでも解けない」これはあなたの主観です 
あなたはそれを“出題範囲外”と表現しました 
その意味するところは
“自分の主観の他者への押し付け”であり 
“作者の意図の勝手な忖度”です 

無自覚なのでしょうが 
“出題範囲外”こんな言葉を使う時点で 
あなたの「自分は絶対的に正しい」という 
歪んだ自負心が透けて見えます 

そして 作者が発しているメッセージは 
「諦めたら、そこでゲームセット」です 
最初から諦めているあなたは 
既にゲームセットなのです

そしてゲームセットな自分の価値観を 
他者に押し付けようとしている 

“誤解を招く部分を改善”というのなら 
あなたの人間性の改善を求めるということになりますが 
そこまで踏み込むつもりはありません
510ネムEP8の十八が出てくるシーンと数十年後のシーンは作中現実だと私は思ってます。なのでその部分は偽書には書かれていないのです。また偽書が書かれたのは縁寿が小此木に会社を譲った後だと思います。数十年後のパートで縁寿が八城十八に会いに行ったが無名だったので会わせてもらえなかったと言っているので十八たちが右代宮縁寿が作家になっているのはわかってたと思います。なのでEP8で縁寿は作家になると言っているのです。ただ寿ゆかりと言う名前までは知らなかったので会うのに数十年掛かったのでしょう。
手紙は十八たちは縁寿の居場所を知りませんし六軒島事件の騒動を鎮火させる目的もあってインターネットに流したんだと思います。
511ネムEP8の十八が出てくるシーンと数十年後のシーンは作中現実だと私は思ってます。なのでその部分は偽書には書かれていないのです。また偽書が書かれたのは縁寿が小此木に会社を譲った後だと思います。数十年後のパートで縁寿が八城十八に会いに行ったが無名だったので会わせてもらえなかったと言っているので十八たちが右代宮縁寿が作家になっているのはわかってたと思います。なのでEP8で縁寿は作家になると言っているのです。ただ寿ゆかりと言う名前までは知らなかったので会うのに数十年掛かったのでしょう。
手紙は十八たちは縁寿の居場所を知りませんし六軒島事件の騒動を鎮火させる目的もあってインターネットに流したんだと思います。
512468>>509
私の「挑んでも解けない、だからこそ挑む」という言葉は
EP1で金蔵の言った魔法の原理を重ねている部分があるので、
「諦める」と読解されるのは残念ですね。

まあどうでもいいです。
ケーナさんの説は、冗長すぎるか抽象的すぎるかで、逃げ道を用意して解けた解けたと言ってるだけとしか思っていないので。

私は、「天使17歳」を、『現実世界での出来事に関する「戯書」』だと捉えています。
といっても意味不明だと思いますので、天使17歳の内容を踏まえて別の言い方で言うと、
『現実世界の縁寿は「ワルギリアの正体たる人物X」とコミケに出たことがある』
ということになります。

もし興味があるのなら、人物Xとは誰か、何故彼女がワルギリアたりえるのか、私の用意した回答を予測してみてください。
513ケーナネムさん >>510 

>EP8の十八が出てくるシーンと数十年後のシーンは作中現実

とのことですが 
「これらの場面は八城十八が世間に発表した偽書の中には描写されていない」 
という認識で良いでしょうか? 
それならば他にも(EP1~8の中で)EPには書かれてはいるけれども 
偽書には書かれていない場面もあるとお考えですか?

>EP1、2はヤスのメッセージボトルを元に幾子が書き起こしたもの

という話でしたが 
ということはEP1、2も偽書として発表されている?

>偽書が書かれたのは縁寿が小此木に会社を譲った後

以前 以下のように説明されていましたが 

>縁寿には真実を追うのをやめ幸せになってもらうために十八(戦人)が原案をそれを元に幾子が書き起こしたのがEP3〜8

“縁寿は「真実を追うのをやめ、幸せになる」為に小此木に会社を譲った”
のではないでしょうか?
 
それならば偽書を読んで十八のメッセージを受け取ったことで
“縁寿は「真実を追うのをやめ、幸せになる」為に小此木に会社を譲った” 
となると思います 

>手紙は十八たちは縁寿の居場所を知りません

少なくとも1998年までは 
縁寿は右代宮グループ会長の娘であり 
失踪前までは後継者でした 
それならば偽書を発表していた時期には 
縁寿の居所はわかっていたわけです 

>六軒島事件の騒動を鎮火させる目的もあってインターネットに流した

これは同意見です


>>512

>もし興味があるのなら

申し訳ないのですが
興味がないです
514ネム(山羊13)後日書き込むと言った考察に関わるのでハンドルネーム付け足しときますね。EP8の「十八様が起きられました」と言う会話の部分も描写されていないと思ってます。作家八城十八が二人組だとわかる描写の部分は書いてないでしょう。作中現実はEP8に書かれているだけだと思います。
EP1、2は偽書としては発表してないです。あくまでもメッセージボトルの内容としてインターネットに流したはずです。このEP1、2は縁寿を読者に想定していないと考えています。おそらく十八を読者に想定してます。
時系列はこんな感じかと。
1998年 絵羽が死に、縁寿が小此木に会社を譲り真実を追う旅に出る→この事を十八が知り偽書を書く→縁寿が作家八城十八に会いに行ったが断られる(ここで十八は縁寿が作家になっているのを知る)→縁寿EP8まで偽書を読み真実を追うのをやめる→数十年後に再開
手紙に関しては縁寿が姿を消した後に偽書を書き始めたので送れなかったのです。1998年に縁寿は必ず死ぬと言われているのは縁寿が姿を消した事が変えようのない事実だからだと思います。
515跡部千恵里推理好きの皆さんに朗報です
ニコニコ動画に『超幻想郷級のダンガンロンパ』シリーズっていう東方二次創作同人作品があって、今なら第一章の読者への挑戦に参加出来るよ
東方もダンガンロンパも知らないって人でも楽しめるように丁寧に作ってあるし、当たったら答え合わせ動画に名前が載るらしいし、気分転換にここで使ってる名前で参加してみるのもいいんじゃないかな?
自分の頭脳に自信があるならの話だけどね、うぷぷぷぷ
516新月東方もダンガンロンパも関係ないこの掲示板で
その動画を宣伝する意味がわからないんだが・・・
うみねこと全く関係のない内容だぞあれは
もしマルチポストしたいだけのアンチとかだったら他でやれよ

そうじゃないならお前こそその名前で参加したらどうだ
正解してるかどうか見てやるよ
517468まあケーナさんの回答は予想の範囲内でした。
>「諦めたら、そこでゲームセット」です 
>最初から諦めているあなたは 
>既にゲームセットなのです
「天使17歳」についての考察も「諦めたら、そこでゲームセット」ですよね?
いつかケーナさんなりの「天使17歳」についての考察を拝見する日を楽しみにしてます。
518512実はケーナさんに向けたものじゃなかった書き込みで、
読み返してみるとケーナさん向けに語った話題に見えたので少し再編集して皆さん向けに話題提起をしてみます。

主張:「天使17歳」という話は、『現実世界の縁寿が「ワルギリアの正体たる人物X」とコミケに出た時の話』
を魔法の幻想描写で飾った物語だと考えます。

上記の説に対し、問題あるいは疑問点がないか意見をお伺いしたいと思います。

まず予測される疑問点「人物Xって誰?」というのは、私なりに回答を用意してます。
用意してますが、自分で言うよりもほかの方が私の答えをあててくれる法が嬉しいという理由で、まだ答えは言いません。

人物Xに関しては以下、反応があれば応じます。
1:俺が答えをあててやるぜ
→ズバリ、「人物X」の予想を答えてください
2:20の質問形式でヒントをくれれば「人物X」をあててやんよ!
→Yes/Noで回答可能な質問をおねがいします
3:もったいぶらないで「人物X」が誰か答えろよ。どうせ解けた解けた詐欺だろ
→この反応があり、1・2の方がいないなら「人物X」が誰か答えます。

「人物Xが誰か」以外の問題・疑問に対してもできる限り誠実に回答していきたいと考えています。
(あまりに粗が多すぎればリザインですが・・・)
519468私は、主観的には相手の主張を誤読なしに理解したうえで反応を行っているつもりです。
別のいいかたでいえば、単なる相手の主張の忖度でなく、きちんと読解して、不足部分の忖度については確認したうえで話をしているつもりです。

しかしながら、客観的に見ても、きちんとできているかについては自信がないので、誤読・曲解と見えた部分があれば都度指摘をお願いします。

また、ケーナさんの話については誤読なしに理解できる自信がないので、
これまで行ってきたような、私の発言に対するケーナさんの誤読について指摘する状況が再度現れた場合を除いて、
以後、ケーナさんに対して話をすることはないと思います。
520名無しさんあの段階で生存してて、かつ既出のネームド人物って時点でかなり限られる
そして男がホモ絵かきという可能性はかなり少ない
真面目にやるなら幾子しかない
どうやら漫画版で幾子は挿絵もつけてると取れるシーンがあるので
かけないのではないかと言う心配はない
521ケーナネム(山羊13)さん >>514 

僕が「書いてあることは全て信じる」のは 
EPに書かれている内容のうち 
現実世界の出来事と創作部分の切り分けが出来ないからですが 
そこからさらに 
書かれている部分と書かれていない部分まで切り分けるとなると 
読み手の主観で解釈する部分が大きくなりすぎ 
もはや一なる真実が一なる真実ではなくなってしまいます 

>EP1、2は偽書としては発表してないです。
>あくまでもメッセージボトルの内容としてインターネットに流したはずです。
>このEP1、2は縁寿を読者に想定していないと考えています。おそらく十八を読者に想定してます。

文章量的にEP1、2をメッセージボトルの内容として 
発表するのは無理があるのではないかと… 
また 十八はすぐ傍にいるわけで 
わざわざネットに流す必要もないのではないかと…

僕が最大限に譲歩して考えられる時系列は以下の通りです 

1986~1998年  八城十八 偽書「Alliance」「Banquet」「End」発表 
1998年 10月5日 絵羽 死亡 
      10月6日 縁寿 ビルから飛び降りるも無傷 
      10月某日 縁寿 六軒島の真実を求める旅に出発 
      10月某日 縁寿 八城十八に面会を求めるも会ってもらえず 
      10月某日 縁寿 六軒島に到着し旅が終了 
1998~       八城十八 偽書「Dawn」「Requiem」「Twilight」発表 
            縁寿 右代宮グループを小此木に譲り、寿ゆかりとして生きる決意をする 
数十年後の未来     縁寿 十八となった戦人と再会 

縁寿の旅のパートは偽書には書いていないことにしても良いでしょうし 
面会を求められたことで
縁寿の旅のことを知った八城十八が
探偵を雇って尾行させた為 
書けたとしても良いでしょう 
522ネム偽書に書かれているかどうかの区別の方法は幻想描写があるかないかです。正確に言うと幻想の住人と会話しているかどうかです。EP4の縁寿は煉獄の七姉妹やマリアが見え、会話までしてるのですべて偽書に書かれていると考えられます。EP6なども同様です。作中の現実世界=偽書に書かれていない、それ以外=偽書に書かれているとなります。
じゃあ十八が最後に見た黄金郷は何なんだとなります(マンガではinteludeにも黄金郷の東屋が出てきてますね)が十八は思い浮かべただけで会話はしてません。最後の黄金郷でベアトリーチェと話してるのは戦人です。あれは十八が心の中で思ったことでしょう。
ケーナさんもEP8の数十年後のパートは実際にあったと考えてますよね。つまり偽書に描かれていないと。そのパートで作家八城十八が一人の女性作家であると世間では思われているのがわかります。なので作家八城十八が幾子と十八、二人組の作家である事がわかる描写は偽書に描かれていないと推察出来ます。うみねこにおいて作中現実が書かれているのはEP8だけだと思いますね。

実際のメッセージボトルの文章量を世間の人が知らない可能性は十分に考えられます。(そもそも警察が持っているメッセージボトルの内容を何故世間の人が知っているのかと言うのかという問題もありますし)メッセージボトルの内容がわかるより前に世間で偽書が作成されたという考え方も出来ます。

私は幾子=ヤスで考えてます。EP1、2は幾子が十八に見せるためにメッセージボトルを元に書き、それを後に十八と幾子がインターネットに流したのでEP1、2の最初に想定していた読者は十八だと思っています。
523チャッコ>>468

>主張:「天使17歳」という話は、『現実世界の縁寿が「ワルギリアの正体たる人物X」
>とコミケに出た時の話』を魔法の幻想描写で飾った物語だと考えます。

大方、その解釈で問題ありません。「天使17歳」は真相(ep8)以後の
幸福な未来の一頁を示す「黄金の真実」であると思われます。

「マリアージュ・ソルシエールのワルギリア」という人物は、使用人達に
作り話の手管を伝授した人間=黄金の真実の創始者である「熊沢」で正解です。
「悪食島の悪霊」なんて最たる「黄金の真実」ですからね。
「ワルギリア」は「家具」ですから、実際のところ、黄金の真実の要件さえ
満たせば、誰でも彼女になれますけれど。光の波長と反射などなくても、
大気を青く染めてしまえば、空は青いと主張できるのが「魔法」です。

仰る「天使17歳のワルギリア」については、「縁寿・ベアトリーチェ」
を軸に考察、皆殺し事件を生き残ったベアトリーチェ、要は魔女縁寿にとって
の「先代ベアトリーチェ」という黄金の真実と考えられます。

赤字『ワルギリアは妾の魔法の師匠であるぞ。それ以上でも以下でもないわ』

あのヘタレならこんな台詞になるのやら。本作では「演劇作家」を、魔女と
いう黄金の真実の構築に用いています(典型例が作中の「ゲームマスター」
ですね。音楽モードで物語を人形劇に例えた演出があることにも注目です。)
ので、作家寿ゆかりの先達という観点から、「八城幾子」であると思われます。
著名なクリエイターが同人で弾けてた…現実でも見受けられるシーンですよね。
誰とは言いませんけど。

回答:人物Xは八城幾子です。

ただし、上位世界のワルギリアが彼女とは考えません。ワルギリアという「家具」
には、「ベアトリーチェの魔法の師匠でなくともなれます」ので。
また、右代宮縁寿という人物が本当に作中の少女時代を生き延びていたかは疑問
です。事後創作上にいるep1の金蔵が、ベアトに「全てを返す」と宣言した後、
惨劇が起こっています。この表現を作者が使った「意図」が問題なのです。

なので、僭越ながら、逆にこちらから出題させてください。あなたがどういう意図で
あなたの回答に至ったを検討する指針にしたいので。


設問:「天使17歳」という話は、「現実世界の八城幾子が
『右代宮縁寿たる人物Y』とコミケに出た時の話」を描いた「黄金の真実」である。

「人物Y」とは誰だと思われますか?


物語の真相は書いてある以上のものにはならない。誰かにとってその程度の真実が、
彼女にとって人生で二度とない幸運であることもある。


>>520
あなたの勝ちです。斜め上過ぎる。が、嫌いじゃない。
524名無しさん気になったので「天使17歳」を再読してびっくりしました。
理御が男性として描かれている。
多分、ミスリードさせるつもりだったと思います。
525跡部千恵里>>516
リアルタイム読者参加型推理ゲームという点でうみねこと一致してるので、一緒に楽しめたらなーと思って誘っただけなんですけどね
それに実際に何か謎を解いてみせれば、誰の目にも貴方のその読解力及び推理力が明らかになるというものですよ
この素晴らしい機会は数カ月後かに回答編が出たら失われてしまうのですよ、参加するなら今をおいて他にありません

作者のNOHさんも「正解率はさほど高くないのですが、しっかり推理してくださってる人は手堅く正解してる感じですねー。深読みしすぎて外しちゃってる人も結構いますが・・・。
ちなみにほぼ完璧な推理だった方が一人だけいらっしゃいます。恐るべし。」とか言ってましたし、ひぐらしの『正解率1%』を彷彿とさせますよね

勿論私はこの名前ですでに参加済みなので、完璧な一人は私かもね、うぷぷぷぷ
526518520も518への回答でしょうか?
だとすると、520さんとチャッコさんの2名が回答し、八城幾子という回答で一致ということですね?

結論を言うと、私の答えとは違いましたが、私が考えたものよりも、妥当な気もします。

確かに、ヤス=八城幾子であれば、元ベアトリーチェなので、そのままワルギリアと成立しますし、
縁寿が八城十八の愛読者というのも示されているので、作家としての師匠だから「お師匠様=ワルギリア」でも成立していそうですね。

私の回答は、縁寿創作説よりの立場で非常にかたよった読み方。
しかも、ひぐらし(特に礼)のネタばれ+妄想成分大量混入でした。

「ワルギリアの正体X」とは、元・「賽を無限に振り続ける魔女」
にして、「無限の賽を殺し、有限の人生を選んだベルンカステル」
こと「賽殺し世界から元の世界に戻らなかった古手梨花」でした。

古手梨花なんて出てこないだろという方がほとんどだと思いますが、
EP1から「ひぐらしの古手梨花そっくりの魔女・ベルンカステル」
が出てきています。

古手梨花が聖ルチーア学園に通っていたから、縁寿と知り合い、
kの女の影響で真里亞の魔法を受け入れて創作者への道を志し、
梨花と縁寿とでコミケにでることもあった。

そうでもなければ「魔女ベルンカステル」があそこまで
「ひぐらしの古手梨花」に似ているわけがないじゃありませんか。

当然、問題点もたくさんあります。
古手梨花が聖ルチーア学園に通うには、賽殺し世界で母殺しを選ばなかった結果、
真詩音の伝手で聖ルチーア学園に通うようになるという強引な仮定が必要です。

ですが、EP3を八城十八の偽書をダシに、
GM兼ベアトリーチェ役を果たす縁寿と、
ベルンカステル兼ワルギリア役の古手梨花、
無理やり戦人役をやらされている天草十三、
たまたま顔を出した絵羽おばさんがエヴァトの役を
ノリノリでやって自称千歳の小娘をババア呼ばわりしている
風景として見ると、非常に幸せな世界に見えませんか?
527ケーナネムさん >>522

>うみねこにおいて作中現実が書かれているのはEP8だけ

ということですが

>幻想の住人と会話しているかどうか

この基準で切り分けるなら

EP2 譲治と紗音の沖縄デート 鎮守の祠の鏡割り 朱志香の文化祭 
EP3 楼座と九羽鳥庵のベアトリーチェの邂逅 
EP4 真里亞と楼座の話
EP7 金蔵とビーチェのロマンス 

この辺りは現実世界での出来事であり 
偽書には書かれていないという解釈で良いと思うのですが 
さらに言えば

>最後の黄金郷でベアトリーチェと話してるのは戦人です。
>あれは十八が心の中で思ったことでしょう。

“心の中で思ったこと”がありなら 
EP4 縁寿の真実を求める旅
EP5 金蔵の死を隠蔽する夏妃の奮闘 
これらも現実世界の出来事で良いのではないでしょうか?

ちなみに僕は1986年の10月4日と5日以外の出来事は 
全て現実世界での出来事だと考えています 

>ケーナさんもEP8の数十年後のパートは実際にあったと考えてますよね。
>つまり偽書に描かれていないと

僕は偽書の文章量はメッセージボトルに準じる 
つまりノート片9枚程度と考えていますから… 

>実際のメッセージボトルの文章量を世間の人が知らない可能性

2つのメッセージボトルのうち 
1つは式根島の漁師が拾ったという話ですから 
こちらは週刊誌に掲載されていてもおかしくないでしょう
“そのノート片はマスコミによって、もちろん絵羽にも見せられたが、彼女が沈黙を破ることはついになかった” 
という話ですし 
528ケーナ>>524 

「紗音は男だ」と何度言ったら… 
紗音が男なら理御だって当然男です 
2人の違いは崖から落ちたか落ちなかったか 
なのですから
529ネム私は偽書は9枚程ではないと思っています。確かに偽書はメッセージボトルを模して書かれていますが枚数はさほど気にして書かれてないと思います。
EP1、2がメッセージボトルを元に幾子が書き起こしたのではないかと以前書きましたが、EP1、2はヤスのメッセージボトルが原案なので伊藤幾九郎の書いたものとして出しても偽書と言う形で発表してないと思います。十八が原案を担当したものを偽書としていたと思います。
自分の考察を文章にするのは難しいですね。ケーナさんはちゃんと纏めてらして凄いですね。
ケーナさんの上げられたEP2〜EP7は作中作現実に当たります。その部分は偽書の内容の流れで書かれていることがわかります。メタ世界とリンクしていますし。
530名無しさん>>527

初めて見た。ケーナくんの完全論破。
幻想の住人と会話しているかどうかでの切り分けを否定された以上
切り分けをしているのは個人の価値観、恣意的、と言わざるをえない。
どんな説も恣意的な判断は入るけど、その度合いは吟味する必要はある。
なんでもアリになっちゃうから。

この論戦はケーナくんに一票。

531ネムケーナさんの上げられた部分はゲーム盤に書かれている作中作現実だという認識だったの偽書に書かれているかいないか考えていませんでした。EP5の夏妃のシーンやEP2の沖縄旅行、祠の破壊などはゲームの前提、説明の意味合いがあります。ベアトがその部分について話していたり、メタ世界の戦人、ベルン達が眺めているますので作中現実に当たらないと考えます。

現実世界 私たちがいる世界

作中現実 EP8の幾子と十八が出てくる、数十年後の部分

作中作現実 EP4、6、8に出てくる旅をしている縁寿、八城幾子が出てくる所
↓↑
メタ世界 戦人とベアトが戦っている所

ゲーム盤の世界 各EPの前提、説明的な部分も含む

こんな感じかと思ってます

ケーナさんの考える世界構造はどんな感じですか?
532ケーナネムさん >>529 >>530

>自分の考察を文章にするのは難しいですね

部分部分で思いついたことを寄せ集めても 
体系的な考察にはなりませんからね 

僕は「○○なのではないか?」と思った事柄に対しては 
全文を読み返してチェックしましたが 
これを他の人にまで求めるつもりはありません 

その代わり僕を論破しようと思ったら 
それくらいしないと無理でしょう 

あと きちんとまとめておかないと 
掲示板に書いたきりでは 
“公式考察者”と同じになってしまいますから… 

>EP2?EP7は作中作現実に当たります。
>その部分は偽書の内容の流れで書かれていることがわかります。
>メタ世界とリンクしていますし。

これは考慮していませんでした 
ウィルがベルンに見せてもらったという“これまでのゲーム”に 
文化祭の話があったように 
ゲーム盤及び上位世界で言及されている内容は 
書かれているということですね

僕の考えている『うみねこ』世界構造は単純です 

“虚無の海”と呼ばれる幻想世界→無数のカケラ(現実世界1…縁寿が十八と出会えた世界)(現実世界2…縁寿がビルから飛び降りて死んだ世界)(現実世界3…縁寿が六軒島で天草に射殺された世界)(現実世界4…縁寿が八城幾子に出会えた世界)(現実世界5…紗音が理御として成長した世界)(ベアトの領地)(天界)(図書の都)(ベアトのゲームのカケラEP1)(ベアトのゲームのカケラEP2)(ベアトのゲームのカケラEP3)(ベアトのゲームのカケラEP4)(ベアトのゲームのカケラEP5)(ベアトのゲームのカケラEP6)(ベアトのゲームのカケラEP7)(ベアトのゲームのカケラEP8)  

便宜上番号を振りましたが 
現実世界は“虚無の海”に漂うカケラの中の1つに過ぎず 
可能性によって様々な現実世界のカケラがあります 
(最低でも257万8917個はある)
そしてベアトのゲームが行われているベアトの領地も 
現実世界のカケラとは少し違いますが
やはり“虚無の海”に漂う存在で 
天界大法院や図書の都も同じようなものです 
ベアトのゲームもカケラとして虚無の海を漂っています

ちなみにこれは僕が自分で考えたわけではなく 
作品中と竜騎士07さんの発言に書いてある内容を 
まとめた上で不足部分を解釈しただけです
533ネムケーナさんの考察の姿勢には頭が下がります。きちっと纏めていらしゃって本当に凄いです。ケーナさんのおかげで曖昧だったり、分かり難かったりした部分が纏められました。もう少しだけ私の考察に協力下さいませんか?

EP3、6で霧江が魔法の話しをしてますが不思議に思ってたんですよね。霧江は全EPを通して現実主義者に書かれてます。その霧江が何故現実の反対にある魔法を語っているのか。でもマンガで1998年では戦人が霧江の実子なのが周知の事実と知って思ったんですが、霧江がEP3、6で語った嫉妬の魔法はベアトの魔法のリスクの考えが金蔵の魔法思想と同じなように戦人の思っていた事と同じなんじゃないかと。
金蔵がEP5で戦人が黄金を見つけたとき「あの戦人が〜、〜私は賭けに勝った」とヤスの気持ちを代弁しているように霧江も戦人の気持ちを代弁してるんだと思います。
偽書では金蔵=ヤス+金蔵で霧江=戦人+霧江となってるわけです。

534518>>523

チャッコさん
>設問:「天使17歳」という話は、「現実世界の八城幾子が
>『右代宮縁寿たる人物Y』とコミケに出た時の話」を描いた「黄金の真実」である。

>「人物Y」とは誰だと思われますか?

率直にいうと設問中の文意が取れないです。
答案1:もっとも単純に回答すれば、右代宮縁寿たる人物Y=「寿ゆかり」(あるいは右代宮縁寿本人)で、
余計なことを考える必要なんてないというトラップでしょうか。

以下、「右代宮縁寿たる人物Y」が右代宮縁寿あるいは寿ゆかりではないのだという仮定のもとに設問の分析をしつつ回答考えました。j邪推・妄想成分が多いので良い解答ができた自信はないです。

答案2:最大公約数的な説だと「黄金の真実」は口裏合わせなので、その前提から設問を分析してみますと、
「実際には八城幾子がコミケに出たわけではない」ということになります。
そうであれば、「人物Y」=絵羽で、絵羽の日記を発表する際に、入手した理由をでっち上げたフィクション(絵羽の死後なので死人に口無し、です)。

とりあえず「黄金の真実」が何を意味するかは考えずに「右代宮縁寿」が何を象徴するかだけで人物Yを考えれば、
さらにほかの答えもあり得ると思います。
答案3:「右代宮縁寿」を単なる真相を求めるウィッチハンター一般ととらえることもできます。
この場合「人物Y」は不定ですが、その中で一番面白そうなのは「読者」こと「私(たとえば518であり、チャッコさんであり、ここを見ている『誰か』)」になりますね、
答案4:「右代宮縁寿」を「右代宮の人間」ととらえれば「人物Y」=右代宮戦人(八城十八)でしょうか。

以上、下手な鉄砲数うちゃ当たる的な回答ご容赦ください。
535ケーナネムさん >>533 

僕は霧江は“合理主義者”であると認識しています 
合理主義が良く解る例を挙げると 
中国の政治家に鄧小平という人がいたのですが 
この人の発言に「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」
というのがあります
「使えるものは使う」「目的を達成出来るなら手段は何でも良い」これが合理主義です

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが 
合理主義者の場合 究極的にこの“人事”には 
呪詛 祈祷 願掛け 犯罪 何でもありです 

ですから霧江が魔法や奇跡を語ることに 
僕は疑問は持ちません 

ゲーム盤での駒の発言や行動については 
解釈しかねる部分もあるのですが 
『天使17歳』が参考になるでしょう 

駒はゲームマスターによる干渉を受けます 
ゲーム盤の戦人を見れば解るのですが 
それは個別の発言や行動だけでなく
記憶や人格にまで及びます 

このあたりは 
創作説だと「何故、こう書いたか?」
という話になってくるでしょうが
僕は創作説で考えたとしても 
“「駒ではあっても、ご本人と変わりありマセン」”
という作品内での設定を尊重すべきかなと思います

つまり“書き手”は金蔵や霧江を「ああいう人間だ」と 
考えているのです
536ネム確かに合理主義の方がしっくりきますね!これからは合理主義を使わせていただきます(・ω・)
十八と幾子が書き手である以上駒が話していることは十八たちが縁寿に伝えたい事を言っていると思います。「駒であっても、ご本人と変わりありマセン」と言うのは実際の性格や能力から掛け離れた描写をする事は出来ないという制約みたいな物かと。EP8の金蔵☆みたいに実際の金蔵と掛け離れた描写をすると物語としての設定が成り立たないというか破綻するというか。造物主、ゲームマスター側の制約ですね。

偽書で霧江=霧江+戦人だとEP6で霧江が言っていた18年もこう考えることが出来ます。
18年=霧江の明日夢が死ぬまでの12年+戦人の霧江と留弗夫が死ぬまでの6年
霧江の語った18年が12年の間違いでない以上何らかの意味があるはずです。
(私は十八の記憶障害は嘘だと思ってます。それを前提に考察してます)
霧江の"戦人くんを見てると明日夢さんを思い出す"、"自分が手を汚す前に死んでくれたことが奇跡"が戦人の思っていたことの代弁なら十八(戦人)が縁寿に会いたくなかった理由の説明になるかと思います。

537ケーナネムさん >>536 

霧江の“18年”の理由は 
EP3に書いてあります 

“明日夢さんなんか死んでしまえ。そして私と再婚してほしいって、ずっとずっと嫉妬して呪って、そしてやっと明日夢さんが死んだ。私は確信したわ。私には魔法の力があって、それが呪いとなって明日夢さんを殺したんだって確信したわ。でも、私の嫉妬の炎は治まらない。内緒よ? 戦人くんを見る度にね、あの女を思い出しちゃうの。そして戦人くんを見る度にね。…もし私の子が生まれていたら、同じ歳だっただろうなって思ってしまうの。私は今でも彼女を嫉妬し、苛まれてる。今も、これからも。未来、永劫にね。”

明日夢が死んでも戦人がいる限り 
霧江の嫉妬は続くのです 
ですから戦人のこれまでの人生である18年になるわけです

じゃあEP6の話は何なのかと言いますと 
この“18年の嫉妬”が“明日夢が死んだ時”に 
すり替わってしまったのだと思います
僕自身 この話題で初めて気がつきました

そもそもEP3で「未来永劫」って言っているのに 
EP6では「終わった」って言っていますからね 
ですからこれは確認不足による書き間違いでしょう
538ネム私も最初は12年の間違いで訂正されると思ってましたが、PS版やマンガでも18年となっているのでおそらく意図的に18年としてると思います。
戦人に対する18年だとすると「18年で終わった」説明がつきません。
18年で終わる場合戦人が死ぬか、戦人が自分の子だと留弗夫から知らされたかしないと成立しません。ですがEP6を見る限りその様な描写はありません。
明日夢に対する18年としても前後の内容から成立しません。
個人的には霧江の嫉妬について書かれているのが八城十八の最初の偽書であるEP3と戦人がゲームマスターであるEP6というのにも意味があるのかなと思っちゃったりします。
もし18年が意図的に書かれていたとして、ケーナさんならどういった考察をしますか?
539名無しさんEP6の戦人は有能だったのか無能だったのか結局どっちなんだろう?
漫画でエリカにEP5で上手く引っかかってくれたと言ってたから戦人はEP5の時点で紗音嘉音が同一人物とわかったとみていいのか?
540ペンウッド>>539
該当のシーンはEP8のヱリカとバトラの戦いのシーンの事でしょうか?
それについてはいくつか予想ができます

①バトラが真相に気づいたのはEP5の終盤だけど、
同一説に関してはEP5開始した辺りから既に予想していた
(EP4で最初から金蔵死亡説を想定していたように)

②バトラはお茶会のその時まで同一説に気づいていなかった
しかし駒の世界の戦人は、この世界において共犯者であり
最初から同一人物である事に気づいて行動していた
(当然、バトラは戦人とリンクしていないため全く知識を
共有していないから何も知らない)
ヱリカへの例の発言は、駒戦人とヱリカの関係を皮肉っての発言

③その両方

このいずれかではないかと思います。
個人的には③押しですかね 何だかんだでEP5内で真相に気づいたわけですから
EP5開始時点である程度真相に近づけるくらいの推理は
既にできていたのではないかと


EP6のバトラについては有能か無能かどうかはわかりませんが
少なくともEP5の駒戦人よりは無能なのではないかと
バトラの方は赤字で無能と断言されてしまってますし
541ケーナネムさん >>538 

EP1の“「……条件に7を付けて貰おう。私以外の兄弟が黄金を発見した場合、速やかに私に引き渡すこと」(蔵臼)”
※条件の6をすっ飛ばしている 

これすらPS3版でも修正されていませんから… 
ただ これは小説版では修正されていたので 
EP6の小説版では何らかの修正が為されているかもしれません 

ちなみにEP5の“楼座の死ぬ暇がない問題”は 
小説版でも修正されていませんでした 

文脈から考えれば 
あきらかに確認不足によるミスなのですが 
あえて意図的に書かれていると考えるならば 

(1)創作者が違うことを暗示している 
(2)ゲームマスターが違うと駒の設定も変わることを暗示している 

こんなところでしょうか
542ケーナ僕の「戦人は紗音との約束を覚えていた」という考察の根拠は 
EP4の戦人は縁寿の髪飾りのことを覚えていないのに 
EP8の戦人(十八)は覚えている 
ということなのですが 

これが単なるミスだったら… 

でも これは以下のやり取りがあるので 
大丈夫だと思います 

“彼(戦人)はその罪を全然覚えてないんですよね。
(聞き手)なぜ戦人は覚えていないんですか?
なんででしょうね。戦人が戦人じゃないからですか?
(聞き手)やっぱりそうなんですか。
EP2でもその伏線は出てきているんですよ。「あなたが右代宮戦人だと証明できますか?」って。”
543ネム結構間違いがあるので意図的なのか、単なる間違いなのか困りますね。

私も戦人は約束を覚えていたと思います。ヤスの中では紗音とベアト人格が別人扱いでも、戦人からしたらヤスはヤス。紗音と譲治が恋人になっていたから空気を読んで約束について触れなかっただけかと。
544名無しさんペンウッドさんの②の駒戦人について納得。言われるまで駒戦人について全く考えてなかった。どこまで駒戦人とバトラが記憶、知識を共有してるのか、どうやって共有出来るのかEP8の縁寿をみてもよく分からんがEP5の駒戦人は同一人物と知ってないとおかしいもんな。
545名無しさん>>538
単純に考えると、偽書作家・八城十八の認識の中で
どうだったのかの差じゃないでしょうか。
EP6の、八城十八が縁寿に会おうと思う世界だと「18年で終わった」つまり、
霧江が事件の年に戦人が実子であると知ったのだと
・・・・・・・・
八城十八が考えたのでしょう。

EP3の時点で実際に発表された偽書で「未来、永劫に」苛まれてると書いているのは、 
「戦人は明日夢の子で霧江の実子ではない」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・
とその時の八城十八が思い込んでいたからと考えれば何もおかしくはない気がします。
546ネムEP6で霧江が戦人が実子だと知った描写がないのでこの線は薄いと考えてましたが八城十八の認識の違いというのはありそうですね。EP6は戦人がハッピーエンドとして作ったので18年で終わったとしたのかもしれませんね。
545さん、新しい見地をありがとうございます。八城十八側の認識の違いでも考察してみようと思います。
547ケーナネムさん >>543 

僕は1986年の親族会議に 
戦人は紗音の返事を聞きに行ったんじゃないかと思うんですよね 
そしたら紗音は譲治と恋仲に…

“過ちとすれ違いの積み重ね”と 
コミックEP8で表現されていましたが
戦人と紗音の間でも 
この“すれ違い”があったのではないかと
548ネム譲治と付き合ってるのに約束について言われてもEP4みたいに何の話だってなりますよね。6年間待たせたのは戦人が悪いけど。
ベアトの恋が成就した場合ベアトリーチェ人格はどうなるんですかね?
ベアトリーチェ人格で統合されるのか、恋の芽を紗音(ヤス?)人格に戻してベアト人格をなくしてしまうのか。
私はベアト人格は戦人が約束を覚えていて成就しても消されてしまうと思ってます。ベアトが幸せになるにはEP6のように黄金郷しかないと思います。
考察投稿抜粋でも言われてましたがヤスは約束を覚えていないこと前提でなんでも進めてるんですよね。
549ケーナネムさん >>548 

>6年間待たせたのは戦人が悪いけど 

実は“待っている”のは戦人のほうもなんですよね 

“「そ、……その日は、いつ来るんでしょう…。」
「紗音ちゃんさえ決心したなら、すぐにさ。」
「え、……………っ…。」
心臓が、きゅぅと絞り上げられる…。甘いのに、苦しい……。
「俺はいつだっていいんだぜ。紗音ちゃんの人生さ。よく考えてから、決心するといい。……俺はその決心がいつであっても、それを尊重するぜ。」
「は、……はい……。」
「その日まで、ずっと待ってるぜ。」”

人格の話は 
正直 どこまで真に受けたら良いのか 
解りかねる部分があって 

“Confession”で“私の愛する誰か”と表現されていますから 
「嘉音もベアトも自分なんだ」という自覚があります 
550ネム戦人も待ってますね!戦人はずっと紗音の答えを待ってたんですね。
紗音が使用人を辞めるときに迎えに来るならヤスはまだ使用人のままだから戦人は振られたと思ったかもしれませんね。

人格って言うより成り切ってる感じがしますね。
私は偽書の目的の一つに同じ肉体でも人格が違えば別人という考えを縁寿に理解させる目的もあったと思ってます。縁寿が八城十八に会いに行っても断られたのはその事をまだ理解してなかったからだと思います。あの段階の縁寿では十八を受け入れることは出来なかったでしょう。
551名無しさん>>550
>私は偽書の目的の一つに同じ肉体でも人格が違えば別人という考えを縁寿に理解させる目的もあったと思ってます。
>縁寿が八城十八に会いに行っても断られたのはその事をまだ理解してなかったからだと思います。

EP4を見る限り、真里亞の魔法に関する考えを理解していなかったために事件の
前年の親族会議でに真里亞と縁寿は絶交し、事件のせいで仲直りできなかったことを悔いていました。
ルチーア学園で縁寿が真里亞の魔法書を大切にしているのは、真里亞の考えを理解したからだと思いますが、
その時に同じ肉体でも人格が違えば別人という考えについても理解できたのではないでしょうか?
これについて、ネムさんは
1.縁寿は真里亞の魔法については理解したが、ヤスの「同じ肉体でも人格が違えば別人という考え」は理解できなかった。
2.ルチーア学園での縁寿は八城十八による創作であり、実際の縁寿はヤスの同じ肉体でも人格が違えば別人という考えは理解できなかった。

いずれとお考えでしょうか? あるいはその他の意見でしょうか?
552ネム551さん
2の八城十八の創作、作中作現実と思ってます。
ちょっと前にEP内の縁寿の扱いについてケーナさんとやり取りしてたのでそこを見ていただくと分かり易いかと。
553ケーナネムさん >>550 

そもそも当時 紗音は公称10歳小学4年生です 
「使用人を辞めるとしても、中学校を出てから」 
と考えるのが普通でしょうから 
戦人はそれを待っていたのかもしれません 

一方で紗音は次の年に答を伝えるつもりで 
戦人を待っていたわけですが 
戦人は来ず 
待ち続けることに耐え切れなくなって 
譲治を愛するようになりました

つまり二人は互いを待ち続けて 
壮絶にすれ違っていた可能性があるわけです
554ネム譲治が手紙を隠したという説についてどう思いますか?
真里亞や縁寿にあって、ミステリーについて語り合っていた紗音にないのはちょっと変だとは思うんですが。
555名無しさん自分ではおってないんですが漫画で明確に否定されたとか風のうわさで
ケーナさんが詳しいかも
556ネム555さん
手紙の説否定されたんですか!単行本派なんで出てる所までしかわからないんですよね(>_<)
557ケーナネムさん >>554 

僕はそもそも戦人は 
紗音への手紙を書いていないと思います 

霧江にに言われて書いた手紙ですし 
右代宮家の使用人である紗音の立場を考えると 
ああいう形では接触しないでしょう 

そして 譲治がそのような 
卑怯でみっともない真似をする男とも思えません 

コミックで否定されていたかは覚えていません 
そもそも興味を持っていなかったので 
書いてあったとしても見落としたかスルーしてるかも
558551>>552

531より引用しますが、
>EP5の夏妃のシーンやEP2の沖縄旅行、祠の破壊などはゲームの前提、説明の意味合いがあります。
が、EP4・ルチーアの縁寿には当てはまらないということですか……。
559ネムEP4などの縁寿はゲーム盤の世界に関わりがありませんので別と考えてます。
縁寿が真里亞に認められてマリアージュソルシエールに入っていたのは確かです。ただベアトリーチェには会っていないと思います。会っていればヤス=ベアトリーチェと知っているので犯人がヤスで何かやらかしたと分かったはずです。また魔法と人格が違えば別人という考えはべつ扱いかなと思ってます。
560ネムケーナさん
紗音に手紙を書いたら紗音が夏妃に怒られるかもしれませんね。そこは考えてませんでした。譲治が戦人にコンプレックスを持っていたという話を十八は何処から知ったのか不思議ですね。confessionに書いてありませんし。
confessionを見て思ったんですが金蔵がイタリア人の黄金を奪おうとしたと言うのは真相は分からないけどヤスがそう思っていると考えていいんでしょうか?
561551,558>>559
>縁寿が真里亞に認められてマリアージュソルシエールに入っていた
のはいつの話ですか? 
すでに死亡している真里亞に何かを「認める」事はできませんが、
真里亞と縁寿が喧嘩別れする1985年以前のことでよいですか?

>犯人がヤスで何かやらかしたと分かったはず
それを縁寿が知っていて何の問題があるのでしょうか?

最近気づいたことなのですが、
EP8の「縁寿が飛び降り自殺するような真相」というのが、
『縁寿がマリアージュ・ソルシエールを破門されるようなことを言ったせいでヤスがやらかした』
というEP4で語られたことだとして、特に問題はないのように思うのですが。
562551,558561補足します。
EP4では「ヤスがやらかした」とは書いていませんが、「縁寿がマリアージュ・ソルシエールを破門されるようなことを言った」
という、ヤスがやらかす原因はEP4で語られていた、ということです。
563551なんだか、551の書き方が悪かったようなので書き直したうえでお伺いします。
>2.ルチーア学園での縁寿は八城十八による創作であり、実際の縁寿はヤスの同じ肉体でも人格が違えば別人という考えは理解できなかった。
は、こちらの意図としては下記だったのですが、それでもこの解釈という理解でよいでしょうか?
2.ルチーア学園での縁寿は八城十八による創作であり、
実際の縁寿は真里亞の魔法について理解しておらず、
当然、ヤスの同じ肉体でも人格が違えば別人という考えも理解できなかった。

どうやら、552で「2」を選択したときには「八城十八による創作でるか否か」しか論点として見ていなかったようなので。
564ネム1985年以前の事だと思います。戦人がそれを縁寿か霧江から聞かされていた可能性は高いです。縁寿の髪飾りなど戦人など親しい人しか知らない情報が書かれていたため縁寿は伊藤幾九郎の偽書を読んでいたので実際にあったことと考えていいと思います。ただ、551さんの言うように子供の頃入っていたという設定にしたとも考えられます。

ヤスが犯人と知っていたら縁寿が真実を追う理由が無くなります。縁寿は誰が犯人かわからなかったので生き残った絵羽を犯人と思い憎んでいました。
一なる真実はEP7のお茶会とマンガで明かされましたし、真実を知った後の縁寿の台詞から両親が犯人だったことを十八は知られたくなかった推察出来ます。ヤスは元々縁寿をマリアージュソルシエールに入れる事を拒んでいたので縁寿がいなくなった所で然程気にしていなかったと思います。
565ネム551さん
書き直しすみません(>_<)書き直して頂いた方の2です。EP3、4で魔法、EP6、7で人格について詳しく書いていると思います。
真里亞が黒い魔女になった決定打は楼座がさくたろうを壊した事なので縁寿がマリアージュソルシエールを破門されていなくてもあまり変わらなかったと思います。それに事件を起こす切っ掛けは1986年に戦人が帰ってきた事なので縁寿は事件を起こす原因に深く関係していないと思ってます。
566551,558>ヤスが犯人と知っていたら縁寿が真実を追う理由が無くなります。
>縁寿は誰が犯人かわからなかったので生き残った絵羽を犯人と思い憎んでいました。
これは八城十八による創作じゃなくて事実なのでしょうか?
567ネム絵羽と縁寿の生活はマスコミによってだだ漏れだったので縁寿と絵羽の仲が悪かったのは事実だと思います。真実を偽書のように追っていたかについては無いと考えてます。ただ、数十年後の会話から八城十八に会いに行ったと言っていたので事件の真相を知りたがっていたとは思いますね。
十八は縁寿が事件を引きずり世間で言われている説で辛い思いをしていると思って偽書を書いてるので実際の縁寿の気持ちは推測する事しか出来ないと思います。
縁寿がヤス=ベアトリーチェと知っていたかどうかを戦人(十八)が知っていたかの方が重要だと思います。十八は各EPを見る限り縁寿がヤス=ベアトリーチェと知らない事を前提で書いてます。

568ケーナネムさん >>560 

>譲治が戦人にコンプレックスを持っていたという話を
>十八は何処から知ったのか不思議

譲治が紗音との付き合いの中で 
打ち明けていたということで良いのではないでしょうか? 

>金蔵がイタリア人の黄金を奪おうとしたと言うのは
>真相は分からないけどヤスがそう思っていると考えていいんでしょうか?

僕は3つの“クレルのハラワタ”というのは 
“紗音が心の中に抱え込んでいた想い”だと解釈しています 

金蔵は戦時中に六軒島でどんなことがあったのか 
紗音に伝えることなく死んでしまいましたので 
他の人から聞く他ないわけですが 
金蔵がその人たちに話していない限り 
真相は闇の中です 

そして源次は紗音に出来事の概要を説明しましたが 
何故 遺骨が埋葬されていないのか 
説明出来ませんでした 
源次も知らないからです 

僕はそもそも“遺骨が放置されている”というのは 
金蔵の事情ではなく竜騎士07さんの事情なのではないかと思っています 
紗音に金蔵への不信感を持たせ 
「本当は金蔵が殺したのではないか?」と考えさせる為の
569ネム紗音の金蔵に対するイメージは最悪に近いんでしょうね。竜騎士さん側の事情納得です。遺骨を外の人に話したら黄金の事もばれてしまうけれど埋める位は出来たと思ってたので不思議だったんですよね。海に捨てれば良いかと思ったけど金蔵が六軒島付近の海流について知ってたら流しませんね。

ケーナさんは十八たちが現実の縁寿についてどれ位知っていたと思いますか?
絵羽を憎んでいたことはマスコミから知ることは出来たと思うのですが…。


570天使71説基本アイディア

A:時系列的に最も未来の情報が正しい、とのルールにより天使17歳が最後発であり最も正しい
-なぜ最後発といえるかというと、ホモネタを書いて有明で売りさばけるくらい完全に「克服」しているから。これは他の縁寿の精神状態とはまるで違う。実際には二人共すでに相当BBAであろう

B:ワルギリア=幾子、議論の骨子は上記意見を採用。これにより「誰も知るはずがない情報問題」がほぼ皆無になるメリットが有る

C:我々が見ている偽書は天使17歳が、商業か有明かはともかく、流したものであり、1998年前後にだされた(もう少し真面目な内容だった)八城夫妻作のものとは違う

-1998をもって何も発表されていないのだとすると、縁寿が完全に克服(数十年経過)してなお有明にうみねこの同人市場が存在が残っているのは考え難い。またいくらなんでも遺族が生存している故人のヤオイが許されるほど甘くはない。我々の見ている偽書=オリジナルが商業出版されており、それが遺族自身が書いたものだと保証されている事を強く示唆する。

-多くの創造説で、「これが1998に書かれたのであるとすると、相当遺族に悪意があるのではないか」と言う問題が生じていたが、天使71説では問題にならない。
十分に時間が経過してる上、遺族は自分たちしか残っておらず、ホモネタ書いて売りさばける鋼鉄の精神を有してる71のばあさんに怖いものなど何もない。
仮に本当に71だとすれば第二次大戦の感染を美少女にして弄んでも許されるほどの時間経過なのだ。
571551,558>>567
そもそもの違和感として、
EP4の過去縁寿パートでは「真里亞を不幸だったと決めつけるな」という主張をしておいて、
その偽書を書いた動機は、八城十八が「縁寿と絵羽とが不仲だと決めつけていたため」だというのは、ちぐはぐだとおもっています。

人間なんてそんなもんだともいえますが、個人的には、そのちぐはぐさを問題なく解決できればなお良いと思います。
572ネムEP4から「真里亞を不幸と決めつけるな」という主張は感じなかったのですが…。真里亞が幸せだったとしたいなら真里亞を黒い魔女にせず、楼座に「生まなければよかった」等の発言はさせないと思いますよ。
EP8で真里亞は白い魔法も黒い魔法も伝えたと言ってます。これはEP4の事だと思われます。EP4で真里亞を通して魔法を理解して貰いたかったんだと思います。
生き残った絵羽は疑惑の女王としてマスコミによってその生活を報道されていたので縁寿と絵羽の不仲、縁寿が聖ルチーアに入学した事、絵羽が縁寿に会社等の財産を相続させたことは事実と見ていいと思います。もしこれらの情報が十八の創作だった場合、十八の偽書が高い評価を受けることはなく、縁寿に見向きすらされなかったでしょう。

573ケーナネムさん >>569

金蔵の価値観が掴めないので 
遺骨を放置していた件に関しては 
さまざまな可能性が考えられます 

(1)アレで埋葬しているつもりだった 
(2)死人には興味がない 
(3)インテリな金蔵は他の日本兵と折り合いが悪く“戦友”という意識がなかった 
(4)何かの儀式に使えるかもしれないので保管しておいた
(5)連中が黄金に目が眩んで事件を起こしたせいでビーチェが傷ついたことに怒っている
(6)あの場所にあれば絶対に発覚しない
(7)“田島くん”のような一部の兵士はきちんと埋葬している(もしくは逆)

金蔵は敵に対しては容赦ない人ですから 
別に極悪人でなくても 
いくらでも理由は出てきますが 

紗音の多指症と同じく 
「こう説明したほうが理解しやすいだろう」という 
配慮の可能性のほうが高いでしょう 

>十八たちが現実の縁寿についてどれ位知っていた

6歳の縁寿のことは十八が覚えているでしょうし
八城幾子が六軒島爆発事故に興味を持って調べていましたから 
ウィッチハンターが知っている程度のことは知っていたと思います
574ネム3はありそうですね。EP7でも見下してましたし。田島くんは埋葬されてて欲しいですね。

ケーナさんは絵羽の日記があると考えてますか?
575ケーナネムさん >>574 

>絵羽の日記があると考えてますか?

僕は“書いてあることは全て信じる”という立場ですから 
1つ1つの事柄について 
「これは真実か? 否か?」という考え方はしていません 
「何を根拠に切り分けるのか?」 
「その根拠は万人に通じるのか?」 
こういう問題点があるからです
576ネム私も絵羽の日記はあると思ってます。ベルンカステルがすべて真実と言ってましたが"すべて"とは会話や殺し方も含むと思いますか?
絵羽の日記には絵羽が見聞きした事しか書けません。十八も同じで戦人が見聞きした事しか知りません。霧江と留弗夫の会話などが事実だとすると誰がそれを見聞きしたのかという疑問が出てきます。絵羽は省いて、ヤス、戦人となりますがヤスだと生き残らせる訳にはいかないのですぐ殺されると思います。戦人はEP7でも詳しく行動が書かれてないので可能性はありますがその場合、留弗夫に説得された事になります。
何処まで事実に基づいているのか悩みます。
577551,558>「真里亞を不幸と決めつけるな」という主張は感じなかった
楼座に「生まなければよかった」等の発言をさせる→黒い魔法
真里亞は幸せだった→白い魔法
で、白い魔法を信じろという主張であれば「真里亞は幸せだったと決めつけろ」という話になると思います。
黒い魔法も白い魔法もあるという話で、どちらかだと決めつけるなという話は
「『真里亞を不幸と決めつけるな』という主張」であると思います。
もちろんそれがすべての主張ではないですが。

……話の本筋から外れるのであまり言いたくなかったのですが、EP4は全般的に主張がちぐはぐなので、
複数人のばらばらな意向が反映されているんじゃないかと考えました。
その結果として偽書とゲーム盤(あるいはエピソード)の作者は別なのではないかという推察に至っておるのですが、
その方向性の考察は全般的に関心をひかれないように感じています。
イオナズンのコピペじゃないですが、
「偽書とゲーム盤の作者が違うことは、六軒島の真相を知るうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
と、考える人が多いんだと考えています。

>EP4で真里亞を通して魔法を理解して貰いたかったんだと思います。
十八にとって、魔法を理解して貰いたかった動機は何なのでしょう?
意地の悪い面接官のような訊き方をすれば、
「魔法を理解することは、縁寿が生きる上で何のメリットがあるとお考えですか?」
という疑問が付いて回る話だと思います。
578ケーナネムさん >>576 

僕はEP7のお茶会は 
“ゲームマスターのいないゲーム盤”と解釈しています 
何故かというと 
以下の内容があるからです 
“……そっかー。紗音ちゃん、譲治の兄貴と付き合ってるのかー。…………………………。何だよ、俺。ひょっとして、妬いてる? 今さら気付くけど、……当時の俺と紗音ちゃんのあれってやっぱ、俺の初恋だったんだろうなー。ま、再会するまで、ケロリと忘れてた俺には、妬く資格なんてありゃしねぇな。”

僕は“戦人は紗音との約束を覚えていた”と考えているわけですが 
この内容で「この考察を投げ捨てようか?」と思いました 
しかし ゲーム盤の戦人の駒は
“紗音との約束を忘れた戦人”として設定されている 
と考えるならば この問題をクリア出来ます 

一方でゲーム盤の駒については 
以下のように説明されています 
“「駒ではあっても、ご本人と変わりありマセン。」”

ゲーム盤の駒が 
本人がその場にいるのとまったく変わらない行動をとり 
そこにゲームマスターの干渉もないのなら 
ゲーム盤の駒は現実にあった行動を忠実に再現することとなります 
僕はそれがEP7のお茶会だと考えています 
ただし 戦人は設定により“紗音との約束を忘れている”と

紗音と戦人は絵羽から逃れるために 
九羽鳥庵ではなく日本軍の基地跡に行ったと考えられますが 
(戦人の性格から考えれば、他の生存者がいる可能性があるなら、探しに行くはず) 
それならば 逃げる必然性があったはずで 
2人は霧江と絵羽の決闘を全部ではないにしても 
隠れて目撃しているのではないかと思います 

おそらく この辺りは 
コミックEP8の縁寿と再会した十八によって 
語られることでしょう
579ネムケーナさん
戦人は生存者を探してないんですよね。私は殺されると分かってて見捨てたと思うんですよね。EP5、6で戦人はヤスとエリカに殺されるの分かってて見逃してますので実際もそうだったと思います。
あと個人的に戦人は留弗夫に説得されたと思ってます。そこで霧江と留弗夫の会話や銃の使い方など色々と聞いたんだと思います。EP1で戦人は銃を普通にリロードして撃ってますし、EP3では留弗夫から使い方を教わってますのでありえるかと。
580ケーナネムさん >>579

>EP5、6で戦人はヤスとエリカに殺されるの分かってて見逃してます

EP5の戦人は紗音に騙されていると考えられます 
『コミックEP8』においてEP5は 
“夏妃への復讐のゲームだった”と説明されていて 
その内幕も明かされています 

大雑把に説明してしまうと 
紗音は親族に「夏妃は金蔵の死を隠蔽している。それを暴く為に一芝居うって欲しい」
その他の連中には「古戸ヱリカへの悪戯をしたい」と持ちかけて 
夏妃とヱリカ以外を全員共犯化しています 

そして狂言殺人と見せかけたその陰で 
共犯者を殺していっているのです 
この構造的はEP4とほぼ同じと考えられます 

EP6は狂言殺人のはずだったのに 
ヱリカが殺人者になってしまっただけです 

>戦人は留弗夫に説得されたと思ってます。
>そこで霧江と留弗夫の会話や銃の使い方など色々と聞いたんだと思います。

もし 留弗夫チームが3人になっていたら 
絵羽は六軒島から生還出来なかったと思います

留弗夫と霧江のベア 
そして紗音と戦人のペアは 
別々の意図で行動し 
その結果 留弗夫と霧江は死に 
戦人は生き残ったのでしょう

まあ この辺りは 
『コミックEP8』で解答が示されなかったときに 
改めて考えればよい部分かなと思います
581ネム戦人は狂言殺人の共犯者でしたね(>_<)

EP6はEP8でゲームマスターに知覚出来ない事はないと言ってるのでエリカが霧江達を殺すのを見逃してると思います。ロジックエラー後も紗音嘉音の決闘が続いているのでベアトを蘇らせる為にわざとロジックエラーを起こしたと思ってます。

霧江も留弗夫も絵羽が生きてることは知りませんでした。留弗夫たちの中では戦人を呼び出した段階ではもう全員死んだ状態です。絵羽が生きていたことは
大きな誤算だったと思います。

以前霧江の嫉妬の魔法について書き込んだとき、霧江の嫉妬の魔法は戦人の思ってたいたことを代弁してると書きました。「殺そうと武器も用意した」「自分の手を汚さずに死んだのが奇跡」これは霧江と留弗夫の事だと私は思ってます。説得に応じたふりをして隙を見て殺そうと思っていたら絵羽が霧江たちを殺した。戦人が絵羽を殺す理由は特にないのでその後はヤスと何処かで合流し逃げたのでしょう。
絵羽の真実とヤス、戦人の真実を上手く繋げて戦人の行動をわからなくしたのがEP7のお茶会です。

解答描いてくれるかなぁ。描くとしても十八は脱出時の記憶が曖昧と言う設定をどうするんでしょうね。設定変えるのかな。


582ネム551さん

EP4の主張がちぐはぐとはどういうことでしょうか。考えた事がないので詳しく書いて下さると嬉しいです。

EP8で戦人が「ゲームの末に縁寿が幸せを見据えて生きてくれる事が願いだ」と言っています。十八が魔法を理解して欲しい動機はこれです。

十八が伝えたい事はEP8の内容で選んで欲しい選択は魔法ENDです。
縁寿は絵羽を犯人と憎み真実を知りたがっていました(数十年後の会話で真実を知っているのではと八城十八に面会を申し込んだと言っています)があの日島にいなかった縁寿に真実を知ることは出来ません。
戦人は縁寿にとって辛い真実ではなく爆発まで親族は仲良く過ごしていたと言う魔法幻想を選んで貰いたいと思っています。しかしそれには縁寿が魔法を理解し認める事が重要なのです。魔法は本人が認めなければ成立しないのです。

縁寿が魔法を理解し認めれば六軒島の事件を乗り越え真里亞の白い魔法で幸せを見つけて未来を生きていけるのです。魔法を認めなければ事件に縛りつけられて生きていく事になるのです。

数十年後のシーンで縁寿は「兄からのメッセージをちゃんと受け取れていたはずだ」と言っているので実際に伊藤幾九郎の偽書を読み六軒島の事件を乗り越えたんだと思います。
583ケーナネムさん >>581 

>EP6はEP8でゲームマスターに知覚出来ない事はないと言ってる

EP6の戦人は勝負をフェアにする為に 
ゲームマスターの権限を
制限して戦っているのではないでしょうか? 
ロジックエラー密室が芝居だったとはとても思えません 

>十八は脱出時の記憶が曖昧と言う設定をどうするんでしょうね。設定変えるのかな。 

“「私はあの日、……地下道に逃れました。」
「それは九羽鳥庵に続く?」
「島の反対側の隠し屋敷に続く地下道だと教えられました。……しかし、私たちは九羽鳥庵ではなく、潜水艦基地の方へ逃れたのです。」
兄があの日、どういう経緯で地下道に入り込んだのかはわからない。とにかく、地下道に入り、そこから絵羽伯母さんとは違い、潜水艦基地の方へ逃れた。そこで爆発を逃れ、生き延びたのだ……。
「そこから、私はモーターボートで脱出しました。……ですがその途中で、……恐らく、転覆してしまったのでしょう。」”

“海で溺れた前後の記憶が曖昧”という話で 
潜水艦基地に逃れたあたりまでの説明はきちんとしていますから 
問題ないでしょう 

設定変更という話では 
“Confession”も設定変更です 
あんなものを流していたら 
メッセージボトルを流した意味がなくなりますから 

問題は“私”と“私たち”です 
脱出したのは戦人1人だったのか? 
それとも2人だったのか? 

紗音が霧江の銃弾で重傷を負っていて 
脱出前に死んでしまった可能性もあるんですよね 
フェザリーヌの黄金の薔薇は 
そのことを暗示しているのかもしれません
584ネム絵羽のときの様に銃弾が外れたのかどうかですね。ただモーターボートに乗ったのは"私"だけなんですよね。ヤスが海に飛び込んだので私たちと言わなかったのか。どちらにしても縁寿には脱出する前のことは話せないので回想と言う形でしか描けないと思います。縁寿に話しちゃったら今まで必死に真実を隠してたのは何だったんだよってなりますし。
マンガ版では縁寿が読んでいる偽書にEP7のお茶会が真実とはっきりわかるように書いてあるのかどうかという疑問が出てきますね。ゲーム版みたいに伏せてあるとは思うんですが…。
585ペンウッド
>EP6はEP8でゲームマスターに知覚出来ない事はないと言ってる

個人的な意見ですが、EP6までのゲームとEP8のゲームとでは
根本的にゲームのルールが違うのではないでしょうか?
恐らくEP6のロジックエラーはガチでバトラを嵌めるためのものだったと思います。
(十八がベアトを復活させるという話の都合上、わざとロジックエラーを
発生させた、というのはあり得ると思いますが)

EP1から6までのゲームは全て「トリックを人間で説明できるか、魔女に屈服するか」
「バトラが自力で真相にたどり着けるかどうか」を目的にしています。
なのでこれらのゲームは必然的にGM側が謎を作成、提示して
プレイヤー側がそれにチャレンジする必要があるわけでして

対してEP8のゲームはそもそも推理ゲームなどではなく、
縁寿に自立心を与える事が目的のゲームでした。
(少なくともバトラはそのつもりだったようですし)
そのためこのゲームはその性質上、説くべき謎は存在する必要がない事になります。

推理ゲームと教育のためのゲームとでは、やはりルールにも
何らかの違いが出てくるのではないかと思います。


あるいは、エンジェはゲームの途中で縁寿の自由行動の権利を
自ら放棄しているシーンが存在します。少なくともベルンカステルが縁寿を誘導するまでは
エンジェが縁寿に復帰した描写はありませんでしたし、
バトラは「縁寿の駒はエンジェが戻ってくるまで自分の想定外の動きをする事はないだろう」
と考え、知覚がどうこう という話をしたとも思っています。

なので私としては、「単純にEP6までとEP8とでは根本的にゲームのルールが異なる」
「エンジェが途中ゲームを放棄していたため」のどちらかが
バトラが例の発言をした理由でないかと思います。
586ネムペンウッドさん
竜騎士さんにゲームマスターの権限がどんなものかはっきりと示して欲しかったですね。
EP6でのゲームマスターの戦人はバトラの用意した駒じゃないかと思ってます。
tipsでもあらゆる者より最上位とあるのは十八を仄めかしてると思います。
587名無しさんなぜかあまり言われないがep6最大の謎として用意されてるのは十八=戦人であって、入れ替わりトリックですら釣餌でしょう
うみねこで唯一、読み返せばとけて当然レベルのほのめかしがちゃんとあって、かつ当時誰にも気づかれてない、とうみねこの中でもナンバーワンにうまい謎


とすれば基本的にGMバトラ=十八の言動は全て演技と見るべきかなと思います
588577個人的には、「話の本筋から外れるのであまり言いたくなかった」とあえて前置きしている部分に触れるのは、話をずらしにきているとしか思わないのですが、。

>EP4の主張がちぐはぐとはどういうことでしょうか。考えた事がないので詳しく書いて下さると嬉しいです。
「考えた事がない」のはEP4(という偽書)の主張について「考えた事がない」という理解で良いのでしょうか? 
それだとネムさんは自分がEP6で八城十八の言った「考えぬ豚」だということを自慢したいのかと、回答する気が非常に萎えます。 

また「ちぐはぐ」という表現が正しい自信もありません。
「ちぐはぐ」というのは個人の印象で、きちんと読んだ結果、整合性のある理解ができる可能性っ否定しません。

とりあえず、整合性のある理解ができた読者と想定して書かせていただきますが、
EP4を読んだ時点の知識では、1998年の縁寿について実際には何が起こったと主張したいのかちぐはぐと思いましたね。
飛び降り→生還して六軒島へ→須磨寺霞と鉢合わせして天草による暗殺を支持(指示したと言わないまでも見過ご)した
→エンドロールでのテロップでは「1998年に死亡」
幻想パートではラムダデルタとの約束に違反して挽肉(転落死の示唆か?)
結局1998年の縁寿はどうなったと主張したかったんでしょうか。

以上でこちらから「ちぐはぐ」の件について話すのは終わりにします。
整合性のある理解ができた読者の意見は聞きたいですが、それ以外の場合の質問・疑問等へ回答する気はありません。
閑話休題。

>「ゲームの末に縁寿が幸せを見据えて生きてくれる事が願いだ」と言っています。十八が魔法を理解して欲しい動機はこれです。

「十八が魔法を理解して欲しい」として偽書を執筆したという主張に関する私の疑問点は2つあります。
・八城十八は、縁寿についての事実を集めることができても、縁寿の心の中にある真実は理解できないのではないか。(Ep4の真里亞に関する記述/ノックス第2条:探偵方法に超自然能力を用いてはならない)
・「魔法」というのは金蔵なりの考えもあり(EP1)、絵羽も絵羽なりの考え方で「魔法」を使っている(EP8)
なぜ八城十八の理解してほしい「魔法」だけが正しいのか。
589ケーナネムさん >>584 

>絵羽のときの様に銃弾が外れたのかどうか

“ 発砲音の残響が収まると、……魔女は口からどろりと血を零し、そのままベッドに倒れた。”
ですからね 
この血は本物なのか? 
それとも狂言用に用意した偽物なのか?

>モーターボートに乗ったのは"私"だけ

実はこれは必ずしも 
そうとは言い切れない部分です 

“「私はあの日、……地下道に逃れました。」
「それは九羽鳥庵に続く?」
「島の反対側の隠し屋敷に続く地下道だと教えられました。……しかし、私たちは九羽鳥庵ではなく、潜水艦基地の方へ逃れたのです。」
兄があの日、どういう経緯で地下道に入り込んだのかはわからない。とにかく、地下道に入り、そこから絵羽伯母さんとは違い、潜水艦基地の方へ逃れた。そこで爆発を逃れ、生き延びたのだ……。
「そこから、私はモーターボートで脱出しました。……ですがその途中で、……恐らく、転覆してしまったのでしょう。」”

最初の“私”は 
実際には“私たち”です 
これはあくまで“自分はどうしたか” 
ということを説明したものですから 
主語は自分だけになっています 

最後の“私”もこれと同様の可能性があるのです
590ネムケーナさん
ちょっとした疑問なんですが六軒島が爆発した際の爆風ってどれ位なんでしょう?モーターボートが爆風で転覆、若しくは爆風でヤスが海に落ちたとか考えられませんかね?あの規模ならかなりの爆風があると思うんですが…。
591ネム577さん

ちぐはぐと感じなかったので気になっただけですよ。あまり人を不快にさせる発言はしない方がいいと思いますよ。

1998年の縁寿というのは現実の縁寿ではなく、偽書内の縁寿でいいのですか?偽書の縁寿の場合、過程はどうあれ縁寿は死んだという事だけだと思います。死んだという結果までの過程を魔法で修飾しているだけです。
ビルの屋上でベルンが縁寿に"旅路の末に魔法のすべてを理解した"と言っています。これは、ベルンが縁寿に魔法を理解させ魔女にする為に旅をさせていたと推測出来ます。
屋上でベルンに出会い、メタ世界と旅をする現実と行き来し魔法を理解し(現実の縁寿六軒島で死亡)、屋上でベルンに魔女と認められ、ベアトの黄金郷に行き、メタ世界で死亡という流れだと思ってます。
メタ世界で挽き肉になったのは577さんの言うとおり転落死を示唆していると思います。約束を破った為、屋上から飛び降りて転落死という結果に戻されたんだと思います。

現実の縁寿の場合、縁寿と大月教授の会話からEP4はメッセージボトルでなく、誰かが書いたEPとわかります。そこから現実の縁寿もEPのように世間的か本当かは未確定ですが死んだ状態だろうと推測出来ます。メタ世界と現実は繋がっていますが両方で死亡しているので縁寿が死んだ事を強調していると思ってます。

EP4の縁寿はEP8の最後に出てきた黄金郷にいます。偽書で死亡が示された縁寿はEP4の縁寿しかいないので黄金郷に居たのはEP4の縁寿だとわかります。黄金郷は死者しか行けないので偽書内で死亡させ、偽書の中ですが黄金郷で家族に会わせてあげたのでしょう。また、縁寿は名前を捨てて世間から姿を消しているのでこの事を示唆しているんだと思います。

現実世界にはノックスも赤字(マンガで現実にも適用される赤字もあると描かれましたが)もありません。それが適用されるのはメッセージボトルと偽書内だけです。
十八は6歳の縁寿とマスコミの報道等から縁寿が苦しんでいると推測しています。ノックスに抵触しないと思いますよ。

十八の魔法だけが正しいとは主張されていません。
金蔵のリスクの魔法はベアトの魔法、ヤスの計画に深く関わっています。エヴァの魔法は縁寿を守っていました。
592577591さん
>ちぐはぐと感じなかったので気になっただけですよ。あまり人を不快にさせる発言はしない方がいいと思いますよ。
こちらとしてはすでにあなたが私を不快にさせた上での発言だったわけですが、伝わっていなかったようですね。

私はEP4発表当時・リアルタイムの感想の話をしているので、すべてが終わった後で、いろいろな考察に触れた人間の感想とはかみ合わないんですよ。
だから触れたくなかったし、触れる時もあえて「話の本筋から外れるのであまり言いたくなかった」とあえて前置きしていたんです。
593ネム私の発言が577さんを不快にさせていたなら謝ります。すみませんでした。
594551ネムさん、本当にすまないのですが、591がなにを言っているのかわかりません。
>現実世界にはノックスも赤字(マンガで現実にも適用される赤字もあると描かれましたが)もありません。
私が提示したノックス第二条は現実における常識でもあると思いますが。
もし、(うみねこ作中の)現実世界は超自然能力を用いて探偵行為ができる世界だというファンタジー説を採用しているのであれば、
この場合、私の立場からは貴方とかみ合う話ができる自信がありません。


縁寿が「屋上から飛び降りて転落死という結果」を迎えた前提で書かれた偽書は絶対に縁寿には届かないはず。
(仮令、死者が何かを理解するとして、それは現実の人間には知覚しえないことですよね?)

なので、私の考えでは、
仮にEP4の偽書が縁寿のために書かれたものであり、なおかつ、縁寿が「屋上から飛び降りて転落死という結果」を迎えた前提で書かれたものあるならば、
その動機は自分の書いた偽書によって縁寿を自殺に追い込んだという十八の贖罪でなければおかしい。
「屋上から飛び降りて転落死という結果」のあと、幸せに生きるなんてことは魔法でも使わないとあり得ないとはおもいませんか?

私は「六軒島の真相を知っている縁寿」が偽書を元ネタにEPを書いているとかんがえているので、
「屋上から飛び降りて転落死という結果」は縁寿が寿ゆかりになるために絵羽(もしくは縁寿本人)の使った「魔法」であって、
名前が違えば別人という魔法を1998年の縁寿は既に使いこなしている事になります。
もしこの1998年に縁寿が戸籍ごと「寿ゆかり」に変えていたのであれば「福音の家」で戸籍を与えられるという話もその示唆となりますし、いろいろ説明できる部分は広がります。
595551>>593
話が本筋からずれていき、結果徒労に終わるパターンを警戒しすぎで過敏な反応となり、失礼をしてしまいました。 こちらこそすみませんでした。

失礼、ノックス2条の順守に関してはこちらが根拠というわけですね。
>>591
>十八は6歳の縁寿とマスコミの報道等から縁寿が苦しんでいると推測しています。ノックスに抵触しないと思いますよ。
個々のメディアには例外もあるでしょうが、
一般論としては、マスコミの報道は真実性よりもゴシップ・話題性重視・イメージ重視な傾向にあります。
マスコミの報道から世間ではおしどり夫婦だと思われていた芸能人に突然離婚騒動が吹きあがってみたり、
逆に、メディアで不仲説が出ていても実際はそんなことはなかったりという話はよく聞きます。
(当然、芸能人に知り合いがいるわけじゃないので実情はわからないのですが・・・・)
マスコミの報道等から縁寿が苦しんでいると推測するのは早計だと思うんですよね。

この報道が、縁寿を守っていた絵羽の「魔法」によるものだと考える余地もあるわけですし。
そうだとすると、右代宮から長く離れていた十八が「魔法」を理解していないから縁寿が苦しんでいると推測してしまったともいえるのですね。

EP8のラストを信じるならば、絵羽没後の寿ゆかりは小此木らにそれなりの支援を受けて自由な生活ができていたように見えますし、
それは縁寿の才覚故というよりも絵羽の遺志を守っていたからとするほうが自然に思います。
596ケーナネムさん >>590

>モーターボートが爆風で転覆

これは脱出の場面を見ると 
考慮する必要がないことが解ります 

“ 戦人がベアトに習った通りに操作すると、ボートはゆっくりと滑り出す……。薄暗い岩窟を抜けると、急に眩しく太陽が照りつけ、真っ白なうみねこの群れが迎えた。”

爆発は10月5日の24時 
そして脱出したのは10月6日の日の出以降です 

10月5日の24時前後はまだ 
台風によって海が荒れていたでしょうし 
真夜中ですから爆風以前に脱出は自殺行為なのです
597ネムケーナさん
見返して気づきました(>_<)爆風関係ないですね。
よく爆発で地下が崩れませんでしたよね。

うみねこではよく日記が出て来ますがEP8の数十年後などのシーンが十八若しくは幾子の日記の可能性ってないですかね。日記なので執筆者の主観で幻想シーンがあると。


598ネム551さん

EP4では縁寿は転落死したという設定にしているだけで、現実の縁寿は生きていると考えています。
私は偽書が書かれたのは縁寿が名前を捨て世間から姿を消した後だと考えてます。"1998年に縁寿は死ぬ"とベルンが赤字で言っています。赤字は不確定である未来には使えないので縁寿が姿を消した後だと思われます。偽書で飛び降りて転落死というのは縁寿が名前を捨て姿を消した事の示唆だと思います。

十八が偽書を書いた理由の一つは縁寿の為ですが、十八の推測が外れ縁寿がすでに事件を乗り越え幸せならそれはそれで十八は良かったと思います。ただ、EP8の数十年後の場面で"八城十八に会いに行ったが断られた事がある"、"兄からのメッセージを受け取れたはず"、"また事件に縛り付けられてしまう"など縁寿が言っているので十八の推測は当たっていたと思います。
縁寿が作家八城十八に会いに来たので推測が確信に変わったのだと思います。

EP8は数十年後の場面と十八が出てくる場面以外はすべて偽書の内容だと私は思ってます。EP8のラストも偽書に含むか悩んでいましたがベルンの"右代宮縁寿は1998年に必ず死ぬ"という赤字でラストも偽書に含まれると考えました。縁寿が小此木に会社を譲り、支援を受けて姿を消したという事実に基づいて偽書に書いているのだと思います。戦人のゲームの末、魔法を選んだ縁寿は魔法を理解し認めているので絵羽を憎んでいませんし未来に希望も持っています。

絵羽の魔法は真実を伝えず自分が犯人と縁寿に思わせ憎ませる事で縁寿が真実を知らないようにする事でした。しかし、絵羽が死んでしまった為、絵羽の魔法は消えて絵羽犯人説から次男一家犯人説に世間の考えが変わってしまったと思います。
EP8での私は私のやり方であの子を12年守ったと言うのはその事だと思います。
599551>>598失礼ながら、「すべて偽書の内容」だという主張を「すべて事実を反映していない妄想だ」という意味で使っていませんか?
それだけだと、六軒島で起こった事実について考える意味がないことになってしまうので、
「『すべて偽書の内容』なのに六軒島で起こった事実について考える意義」について一度考えてみたほうがよいと思います。

>偽書で飛び降りて転落死というのは縁寿が名前を捨て姿を消した事の示唆だと思います。
つまり、世間では縁寿は謎の失踪を遂げただけで、十八が「飛び降りて転落死」という設定にしたという理解でよいでしょうか。

>"右代宮縁寿は1998年に必ず死ぬ"
これは「名前が違えば別人ルール」に従って普通に真実だといえると理解しているのですが、ネムさんの考えでは違うと?

>絵羽の魔法は消えて絵羽犯人説から次男一家犯人説に世間の考えが変わってしまったと思います。
絵羽が犯人然としていたことで次男一家犯人説が拡がらなかったということですか。
それって、邪推すれば、八城十八を始めとする偽書作家が次男一家犯人説に世間の考えを誘導したことになりませんか?
基本的な話として、公的には六軒島で起こったことの真相は「事件性のない単なる爆発事故」だったはずです。
600ネム使ってないですよ。全部妄想だったら考察出来ません。
偽書には真実がばら撒かれてます。EP3なんか良い例ですね。

十八がそう言う設定にしたと考えてます。

名前を捨てて世間から姿を消す事は世間的に死んだと言っていいでしょう。1998年に縁寿は姿を消したので偽書で赤字で"右代宮縁寿は1998年に必ず死ぬ"とベルンに言わせてると思います。

絵羽が死んだので標的が縁寿に変わったんだと思います。警察すら陰謀説で捜査していたので事件性については微妙な所だと思います。

601551>>600
>十八がそう言う(転落死した)設定にしたと考えてます。
なぜ「十八」がそういう設定にしたのか考えた上での話でしょうか?
・縁寿が謎の失踪をして、ウィッチハンターは行方を追いかけようと思わなかったのか? 
思ったのなら、何故彼らに縁寿は見つからなかったのか。
→絵羽(これは縁寿本人でもいいですが、縁寿独力では難しいように思います)が転落死(の偽装)を演出したのなら、
実際には名前を変えただけなのに行方を追わない(諦める)理由になると思いますが、
一人の偽書作家が「転落死したんだ」と主張したからといって、それをウィッチハンターが素直に事実と信じるとは考えにくいです。
・十八はどこから転落死という死因を考えたのか。

のちの発言
>絵羽が死んだので標的が縁寿に変わった
を考えれば、マスコミも謎の失踪をした縁寿の行方を追おうとするように思います。
ウィッチハンターに加えてマスコミも縁寿を探したのなら、なおさら見つからないのは難しいですよね?
寿ゆかりとしてファンタジー作家になっているので、で気付こうと思えばいくらでも伝手がありそうです。

>警察すら陰謀説で捜査していたので事件性については微妙な所だと思います。
警察の態度としては、陰謀論が大きく騒がれたせいで、仕方なく捜査していたという程度だったと記憶していますが記憶違いだったでしょうか。
仕方なく捜査していた程度に見えるのは偽書の上だけで、実際の警察は絵羽を恐れていただけで、
絵羽の死後に真剣に捜査してルドルフ夫妻が犯人だと突き止めたとか言われると、
もはや何も言えませんが……。
602551>>600
>十八がそう言う(転落死した)設定にしたと考えてます。
なぜ「十八」がそういう設定にしたのか考えた上での話でしょうか?
・縁寿が謎の失踪をして、ウィッチハンターは行方を追いかけようと思わなかったのか? 
思ったのなら、何故彼らに縁寿は見つからなかったのか。
→絵羽(これは縁寿本人でもいいですが、縁寿独力では難しいように思います)が転落死(の偽装)を演出したのなら、
実際には名前を変えただけなのに行方を追わない(諦める)理由になると思いますが、
一人の偽書作家が「転落死したんだ」と主張したからといって、それをウィッチハンターが素直に事実と信じるとは考えにくいです。
・十八はどこから転落死という死因を考えたのか。

のちの発言
>絵羽が死んだので標的が縁寿に変わった
を考えれば、マスコミも謎の失踪をした縁寿の行方を追おうとするように思います。
ウィッチハンターに加えてマスコミも縁寿を探したのなら、なおさら見つからないのは難しいですよね?
寿ゆかりとしてファンタジー作家になっているので、で気付こうと思えばいくらでも伝手がありそうです。

>警察すら陰謀説で捜査していたので事件性については微妙な所だと思います。
警察の態度としては、陰謀論が大きく騒がれたせいで、仕方なく捜査していたという程度だったと記憶していますが記憶違いだったでしょうか。
仕方なく捜査していた程度に見えるのは偽書の上だけで、実際の警察は絵羽を恐れていただけで、
絵羽の死後に真剣に捜査してルドルフ夫妻が犯人だと突き止めたとか言われると、
もはや何も言えませんが……。
603551601-602で二重投稿になってしまいました。
「書き込む」ボタンを連打してしまったためで、2つの投稿内容に差異はありません。
失礼しました。
604ケーナネムさん >>597

>EP8の数十年後などのシーンが十八若しくは幾子の日記の可能性

日記と創作の違いは 
事実か? 事実でないか? 
なワケですが 
日記に幻想描写が入ってくると 
それはもはや日記とは呼べないでしょう 

日記を創作と読み替えた場合 
1998年の数十年後なワケですから 
現在である2015年より先の未来です 
むしろ創作と考えないと… 

僕がファンタジー説なのは 
このあたりも関係します
605ネム日記の幻想描写は福音の家のシーンなら
"ゆかりさんに招待された福音の家で戦人が漸く黄金郷に辿り着きベアトリーチェたちに迎えられたと感じた"と、思ったこと、感想をそういう風に書いているだけで事実であるのには変わらないと思います。
真里亞が日記に今日、ベアトリーチェが魔法で飴をくれたと書いても良いのと同じだと思うのですよ。

うみねこの現実で数十年過ぎて縁寿と再開した事を日記に書いたとしたら問題ないと思うのですが。
606ネム551さん

偽書で何度か屋上から飛び降りようとする描写があるので現実の縁寿が飛び降り未遂をした可能性は高いと思います。それを元ネタにしているのだと思います。偽書は縁寿に読んでもらう想定で書いているので事実に基づいた設定にする事で縁寿が感情移入し易いようにしているんだと思われます。

EP4で縁寿を現実でもメタ世界でも死亡させたのは黄金郷に招くためだと思います。EP8の福音の家での黄金郷に縁寿がいますがEP4以外の縁寿は死亡していませんのであれはEP4の縁寿でしょう。

姿を消した人物を見つけるのはとても難しいことです。縁寿が名前を変え、姿を消したのは須磨寺から身を守るためだったとEP8で言っているので小此木の支援も大きかったでしょう。また、日記騒動で不謹慎というムードが出来たので追おうとする人もいなくなっていったんだと思います。寿ゆかりが有名になったのは数十年後ですので事件も風化し、容姿も変わり、気づく人物は縁寿の事を詳しく知っている人物に限られると思います。

縁寿が姿を消したのは絵羽の死後です。十八は転落死を事実にしようとは思ってないでしょう。

書き方が悪かったですね。すみません。いくら世論が陰謀説を押したからと言って何度も捜査するとは思えません。絵羽の事故時の行動を怪しいと思っていたから何度も捜査したんだと思います。これは個人的な感覚の差によるものだと思いますが、何度も捜査したが証拠は発見出来なかった、それでも世間は陰謀説を唱えていたというのには然程関係ないと思います。

551さんは実際の縁寿は絵羽を憎んでいなくて事件について苦しんでおらず、真実を知りたがっていないと考えてますか?
607ケーナネムさん >>605 

>真里亞が日記に今日、ベアトリーチェが魔法で飴をくれたと書いても良いのと同じ

真里亞の場合 
小学生ですから 
さくたろうの入ったリュックを背負って 
買い物に行ったのを 
“さくたろうと一緒に買い物に行った”と書いても 
許容範囲ですが 

いい歳こいた幾子がやると… 

また 真里亞は“そういうキャラクター”として 
描かれている為 
“さくたろうと一緒に買い物に行った”のが 
どういう状況なのか 
プレイヤーに理解出来ますが 

ほとんど出番のない幾子に 
いきなりそういうことをされると 
もはや“解答不能”レベルです 

>うみねこの現実で数十年過ぎて縁寿と再開した事を日記に書いたとしたら問題ない

“創作説”の強みは 
現実的にありえないことを「これらは全て創作内での描写」と解釈することで 
物語の整合性を保てることです 

その上で「最後だけ作品世界内での現実の出来事」だとするのは 
“良いとこ取り”過ぎる気がします 
608ケーナツイッターで知ったのですが 
竜騎士07さんのこんな発言があるそうです 

「うみねこのなく頃に」の安田 紗代が面白いです。紗代の作成にどう思うですか? さらに、「うみねこ」の漫画に紗代の拡張にどう思うですか?

●紗代のキャラクターの秘密は、「うみねこのなく頃に」という物語の中核を為すものでした。なので、その内面や生い立ちは、慎重かつ複雑にデザインしました。
原作版では、読者に謎解きや想像の余地を残す為、敢えて紗代の秘密を詳しく描かないことを選びました。(もちろん、読み取ることは出来ますが、万人にわかるようには描きませんでした)
漫画版の「うみねこ」は、「うみねこ世界」のピリオドとなる作品になると思っていました。
なので、漫画家の夏海先生とのお打ち合わせの際に、全ての秘密を誰にでもわかる形で描いて欲しいとお願いさせていただきました。
なので、漫画版のEP8に登場する紗代のエピソードは全て、「うみねこ世界」の正式な回答になります。
決して、漫画版独自の解釈ではありません。正式な、竜騎士07からの回答です。

下記参照
http://apgnation。com/articles/2015/01/29/13689/say-red-interview-ryukishi07
(“。”はピリオドに変換)
609ネムケーナさん
幾子と十八は偽書の作者として登場します。幾子は特にフェザリーヌとして偽書に書かれていますし、二人はうみねこでの魔法を理解しています。なので福音の家での黄金郷が十八若しくは幾子の日記に書かれていたとしてプレイヤーである私達は十八が戦人から解放されたなど状況がわかると思います。

うみねこに現実描写はあるかないかはずっと議論されてましたね。
色んな説があって私もよく分からないのですが、八城十八創作説は偽書(メタ世界等含めて)は作家八城十八(十八と幾子)がうみねこの現実世界で書いたものという考察の事であってますか?その中でも数十年後のシーンや十八のシーンも偽書に書かれているかいないかで分かれていると。

紗代のエピソードってconfessionの事ですよね。ルールと動機の正式な回答という事ですね。Twitterとかやってないので助かります(^ ^)
610名無しさん漫画の一巻には夏海先生の発案でこの内容になったと…
611551ネムさん
>>606
>551さんは実際の縁寿は絵羽を憎んでいなくて事件について苦しんでおらず、真実を知りたがっていないと考えてますか?
いつの縁寿なのかが問題になりますね。
EP8ラストの寿ゆかりは「絵羽への憎しみは弱まり、事件についての苦みを乗り越え、真実を見つけている」と考えているので、
それを「絵羽を憎んでいなくて事件について苦しんでおらず、真実を知りたがっていない」と言いかえても差し支えないと考えます。

論点のそれぞれの要素について考えてみますと、
絵羽に引きとられた当初の縁寿は、滅多に合わない親戚のおばさんに引き取られたわけで、
最初から円満な関係というのは中々あり得ないでしょう。
(絵羽のほうも、それくらいは、戦人と霧江の関係を見ていれば覚悟できてしかるべきです。)
そんな中で絵羽犯人説に飛びついて絵羽を憎むというのは、自然なことと思います。
しかし、絵羽を憎んでいることは、偏見を生み出し、真実を知る上では障害になります。
事件について苦しんでいるかといえば、次男一家犯人説や戦人犯人説を持ち出す人間がいないなら、
「事件について」の苦しみとはいえないでしょう。

以上から、時系列に沿って下記のように変わっていったのではないかと考えています。
引き取られた当初は、不仲であり、絵羽犯人説もあって「絵羽を恨む」
→(たとえば、ルチーアなどでの悪口で)次男一家犯人説を知る
→次男一家犯人説を知って「事件について苦し」み、「真実を求める」ようになる
→絵羽をより冷静な立場で見るようになり、「絵羽への恨みが弱まる」
→世間的には不仲なままだが、真実を知るために絵羽の話を聞こうとする(ここで天草十三が活躍?)
→絵羽の話その他から「福音の家」を作れる程度には当時の六軒島について知る(「真実に近づき」、「苦しみを乗り越える」)
→絵羽死亡と前後して寿ゆかりに名を改める
(寿ゆかりに名を改めた頃には、絵羽への憎しみは弱まり、事件についての苦みを乗り越え、真実を見つけている)
612551NGワード認定のせいで十分に書き込めないのですが
創作説の場合、(作中世界での)作者による記述は下記のいづれかになるはずです。
・周知の事実。
・何らかの理由で作者が事実だと信じていること。
・作者が、何らかの理由で読者に信じさせたいこと。
・そのほか
613551私ができているかはともかく、
・周知の事実。
→根拠不要だが、複数の事実に矛盾があってはならない。
・何らかの理由で作者が事実だと信じていること。
→信じる理由や根拠が必要。
・作者が、何らかの理由で読者に信じさせたいこと。
→理由もしくは期待する効果が必要。
・そのほか
→「そのほか」を多様すると何でもありになってしまうので要注意
614ケーナネムさん >>609 

>プレイヤーである私達は十八が戦人から解放されたなど状況がわかる

確かに状況は解るのですが 
それが何の説明もなしに幻想描写として書かれている以上 
この部分だけ日記という解釈に繋げるのは 
強引かなと思います 

ちなみに僕は 
あの場面は十八が戦人という存在を受け入れ 
十八の中に戦人が蘇ったと解釈しています 

あの場面にはもう一個
解釈があって 

“十八の車椅子を押しながら、私たちは廊下を進み、突き当たりの大扉に辿り着く。その向こうから、子供たちの楽しそうな声が溢れ出して来る。今夜のパーティー会場は、どうやらここらしかった。折り紙で切り抜かれた、ジャックオーランタンがいくつも張られている。今夜は、福音の家の、ハロウィンパーティーなのだ。
「十八先生、これを。」
「なるほど、トリックオアトリートというわけですね。」
キャンディーの詰まった袋を手渡す。施設の先生が小声で忠告する。子供たちが、どどどっと押し寄せますから注意して下さいねっ、と。
「……子供か。もう何年も触れ合っていません。」
「どうか子供たちに、夢を語ってあげて下さい。みんな、お客様を歓迎しますよ……。」
「これは困った…。何を語ってあげればいいやら。」
「“原稿の持ち込みは、よく出版社を選びましょう”?」
「“読者アンケートなんて気にしない”。」
「くすくすくすくす。それでは開けますよ。子供たちが待ってますよ。」
縁寿は、観音開きの大扉を開いた……。
「ここ……は………………………。」
そのホールの光景に、……十八は、絶句して目を大きく見開く。”

“待ちくたびれた客人を、ようやく迎えられるという、彼らの満面の笑顔が、私を包み込む。子供たちの笑顔と瞳が、………私を、歓迎する。あぁ、………知ってる。……みんなの顔を、……私は知っている………。遅かったな、遅かったですね、……ようやく来たよ、やっと来た……。”

この“私”は幾子ではないか? 
と考えることが出来ます 

何故なら“縁寿は、観音開きの大扉を開いた……。”のところが 
縁寿が“私”なら 
“私は、観音開きの大扉を開いた……。”となるはずですし 
車椅子に座っている十八とそれを押している“私”の為に 
縁寿は扉を開ける訳です 

幾子は記憶を失った紗音で 
この時 紗音の記憶を取り戻した と 

僕は考察者として“創作説”を否定しているので 
ヤス=幾子説(=八城十八創作説)について 
深く掘り下げたことはないのですが
一般的にはこんな感じじゃないかなと思います 
「EP1~8は十八と幾子が書いたものである。これらに本人にしか知りえない内容が書かれているのは、2人が戦人と紗音だからである。故に幾子は六軒島から脱出してきた紗音である。1998年の数十年後の場面が書かれているのは、これが創作だからである」
615ケーナ>>610 

別にコミック1巻の内容と矛盾しません 

もともと竜騎士07さんは 
プレイヤーの至り具合に不満を持っていた 
というより大多数の考察者が誤った考察をしている状況を 
残念に思っていた 

そこに夏海ケイさんから 
「真相を知りたい、真相を描きたい」と提案があった 
その熱意に後押しされたこともあり 
真相を明かす決意をした 

但し 中途半端に描いて 
余計に読者を混乱させることになっては元も子もないので 
「(せっかく真相を明かすのだから)全ての秘密を誰にでもわかる形で描いて欲しい」とお願いした 
616ネムconfessionがあったからと言ってあそこまで詳しく書けないでしょうし、十八保護時の幾子の様子などから幾子=ヤスだと思ってます。

数十年後のシーンが創作という事は偽書に書かれているということですか?
幾子がヤスでなくても十八=戦人である以上、十八の存在は世間に隠したいことです。偽書に書くとは思えません。EP8はうみねこの現実世界の人が読んでいる偽書+私達プレイヤーに向けての情報としての数十年後、十八のシーンが合わさっているんだと思います。現実世界の情報から十八が偽書を書いた理由と実際の縁寿について考察して下さいみたいな。
617天使71説そこら辺の矛盾を無効化するための天使71説=我々が見てる偽書は第3ver説なのです
618名無しさん>>617
>我々が見てる偽書は第3ver説
第3verというのが何を指してるかわからないので明言できませんが、
その説はEP6時点で既出かもしれません。
619天使71説この説は全エピソード終了後の天使17歳の存在がキーなので既出というのはありえないと思います

要するに、誰が書いたと想定するにせよ、1998年時点で我々が見るバージョンの偽書が存在するとなると
*悪ふざけが過ぎ執筆者の悪意が感じられる
*誰を想定するにせよ情報の欠如が生じる
という問題があります

それを克服するために
すっかり乗り越えた縁寿と幾子がペアになって「面白おかしく」したバージョンを出した、
と考えるのです
620ネム551さん
福音の家が作れるというのは縁寿が福音の家を復興させた所のことですか?

偽書内の縁寿の様子(絵羽と不仲、真実を知りたがっている等)→周知の事実
白い魔法等→作者が信じさせたいこと

で言いと思います。
621551ネムさん
>>620
私の>> 612-613が説明不足だったのがわるいのですが、偽書の内容をすべて1~4に分類して再構成することでしか現実で起こったことを再構築できないというスタンスで、

>偽書内の縁寿の様子(絵羽と不仲、真実を知りたがっている等)→周知の事実
>白い魔法等→作者が信じさせたいこと
こういう抽象的な分類をしてほしかったわけではありません。
ただ、こちらの意図を理解したうえで、偽書などにある幸せな部分はすべて嘘っぱちだと主張する意図であったのなら、それはそれで興味深いとは思います。
あと、612を見ただけなのか、613も見てなのかが解らないのでハンドルだけでなく、なんの話題かもう少し明確にしていただけないでしょうか。

>> 614
ケーナさんの主張ではないことを前提に反応します。
八城幾子=ヤスは作者氏に否定されているとのことなので強引に「私」≠「八城幾子」で解釈してみます。
(最終的に名前が違うから別人というオチで決着しそうな予感もありますが……)

EP8最後の部分の「私」が八城幾子だから八城幾子=ヤスというのを否定する解釈を。
EP8のハロウィンパーティは???に出てきた「福音の家」で再現された黄金郷のハロウィンパーティだと考えた場合、
それまでとかけ離れた「金蔵」は「福音の家で再現された金蔵」で、
当たり入りケーキのゲームは「縁寿」役を決めるためのゲームと解釈できます。

この場合「私」=八城幾子と解釈する必要はなくなり、
「私」は寿ゆかりで「縁寿」は「福音の家で再現された黄金郷の縁寿役」と言う解釈が成立します。
622551全くの個人的な話なのですが、
ファンタジー説の場合「ベアトリーチェの領地の外」に存在する1986年10月以降の六軒島があり得るのか? という疑問があります。
EP7のベルンカステルが言った可能性は、何分の1だったか忘れましたが、素因数分解してみた限り現実的でない目の数がある「かけら」を想定しないとあり得ない確率だったように記憶しています。

この原因を「ベアトリーチェの領地の外」に行ってしまうためベルンカステルには辿れないかけらがあるせいではないか? と考えると、
各EPの世界は魔法使いの選択で「ベアトリーチェの領地」ことバッドエンドを選んだだけで、
選択されなかった世界をたどればハッピーエンドの世界は無数にある疑いが晴れません。
623551ひとつ忘れていました。
ネムさん
>>620
>福音の家が作れるというのは縁寿が福音の家を復興させた所のことですか?
これは、縁寿が復興させた福音の家に当時の六軒島を再現できたことですね。
624551>偽書内の縁寿の様子(絵羽と不仲、真実を知りたがっている等)→周知の事実
「作中設定としての事実」というと「偽書の設定としての事実」と紛らわしいので「周知の事実」
と書きましたが、言い方が悪かったかもしれません。
「周知であっても本当に事実とは限らない」ことは2の「作者が事実だと信じていること」になります。

たとえば、「絵羽と不仲」というのは、私の分類では2の「偽書作家が週刊誌などの情報から信じていること」でです。
不仲を演じることにメリットがある(絵羽犯人説のもとで縁寿が被害者でいられる)状況ですし、
EP3の絵羽と縁寿の会話は不仲であれば言えない性質の冗談を言っています(不仲だから本気で言ってるとも読めるかもしれませんが……)。
625ネム551さん 621、623、624

すみません(>_<)掲示板を利用するのは初めてで書き方などあまり分からなくて( ; ; )

551さんの考察を一度詳しく書いていただけませんか?よく理解出来なくて551さんにトンチンカンな質問をしてしまいそうです。
626ネム551さん 621

偽書にある幸せな部分とはEP8のハロウィンパーティーの所ですか?後はEP6のベアトの結婚式位しかパッと思いつかないのですが、偽書に書かれている内容は十八と数十年後のシーン、駒の設定を除いて創作(嘘と言い換えても差し支えないです)と思っています。

縁寿の場合、絵羽を憎んでいた、真実を知りたがっている等が駒の設定にあたります。
627ケーナネムさん >>616 

>confessionがあったからと言ってあそこまで詳しく書けないでしょうし
>十八保護時の幾子の様子などから幾子=ヤスだと思ってます

僕はそもそも 
EP8にあたる偽書は存在しないと思っています 
作品中に出てきたのはEP6の偽書まででしたし 

ちなみに“Confession”が事実である必要もないんですよね 
創作者が創作してしまえば良い話ですし 

そして十八保護時の幾子の様子から考えれば 
むしろ幾子=ヤスの線は消えます 

“傘を広げ、運転手らしき人影が、私に近付いてくるのが見える…。
「………ここはそなたの庭か?」
人影は問い掛ける。無論、私には返事をすることも出来ない…。
「……そなたの庭ならば、私は謝らなければならないな。なるほど、このような良き天気の日には、昼寝と洒落込みたくなるような素晴らしき庭だ。……しかし、私の記憶が確かなら。」
人影がしゃがみ込み、私の顔を覗く。………女だった。
「ここは天下の公道だ。そなたは挽き肉になりたいのか? ……あるいはすでに挽き肉なのか。どちらなのか教えて欲しい。」
私は、……下腹に力を込める。何かの返事を返し、意思を疎通させなければならないと思った。だからようやく、……うぅ、という短い唸り声を発することが出来た。
「……なるほど。まだ挽き肉ではなかったようだな。」
それが私と、………幾子との出会いだった。”

幾子が紗音だったなら 
戦人と一緒に島から脱出しているはずで 
こんな状況にはなりえませんし 
この場面が島から脱出してからしばらく後(数日後以降) 
だったなら 
幾子の対応があまりに不自然です 

>数十年後のシーンが創作という事は偽書に書かれているということですか?

基本 創作説は各EPがまるごと創作という考え方です 
ですから創作説の場合 
EPに出てくる内容は全て偽書に書いてあります

>十八の存在は世間に隠したいことです。偽書に書くとは思えません

僕が創作説を採る場合 
“縁寿創作説”なのは 
これも理由の1つです 

『うみねこ』の現実世界に幾子と十八が存在するなら 
こんな偽書を発表してしまうと大騒ぎになってしまいます 
幾子と十八はそんな犠牲を払ってまでこんな偽書を発表することに 
何の価値を見出しているのでしょう

そして この部分が創作だったなら 
じゃあ事実は何なのか? 
こんな創作を発表することに何の意味があるのか?
ということになってしまいます 

>現実世界の情報から十八が偽書を書いた理由と実際の縁寿について考察して下さいみたいな

これはもはや解答不能ゲーでしょう 
どこからどこまでが現実の情報なのか 
我々には区別がつかないのですから
628551>>626
ええと、ネムさんは「偽書作家の作った設定」について語る気しかなくて、
実際の出来事には関心がないということでよいですかね。
こちらは、実際の出来事に関して考えて、何とか答えを出そうという取り組みをしていたのですが。
629くうなす>基本 創作説は各EPがまるごと創作という考え方です 
>ですから創作説の場合 
>EPに出てくる内容は全て偽書に書いてあります
EP6の時点で、私は偽書とゲーム盤(EP)は別個の創作物じゃないかと主張しましたが、
なかなか理解してもらえませんでしたね。

EP6時点では偽書の内容+縁寿の調査結果と考えて欠如する情報はなかったようにも記憶しています。
主張自体が理解されなかっただけという手ごたえだったので、
ほかの方の検証を経て「縁寿の知識で欠如する情報」がないという確認はできていなかったのですが……
630ネム551さん 628

私は十八と幾子が縁寿に読んで欲しくて偽書を書いていると思っているので551さんとは考察の仕方が違うと思います。なので一度詳しく書いて欲しいのです。十八と幾子、数十年後のシーンの扱い、魔法についてなど551さんの考えが分からないと質問が食い違ってしまいます。
631名無しさん
>十八と幾子
これは当人の言っていることなので嘘をつくべき理由があれば嘘もつくだろうし、
必要もなく嘘をつくことはないだろうと考えています。
>数十年後のシーンの扱い、

>魔法について
632ネムケーナさん 627

EP8は縁寿の為のゲームなのでEP8まで偽書はあると思います。作品中に出てきたというのはEP6の場面ですか?EP6時点ではEP6までの偽書しか書いていないのでEP7、8が出てこなくても不思議はないと思うのですが。

confessionはマスコミ対策の気もしますね。絵羽の日記とconfessionがあったから真実に至り偽書を書けたとする為の。

幾子と十八の出会いのシーンは幾子がヤスでなくてもやや不自然です。人が轢かれて大怪我をしているのに冷静に話し掛けていますし。幾子はそういう性格と取るべきなのか…。

十八の事故は1986年以降だと思っています。interludeを見る限り十八と幾子が十年近く過ごしていた印象は受けないんですよね。幾子がパソコンを使用している様子から1995年前後ではないかと考えてます。
幾子は医者にお金を払ってまで十八の事を内密にしています。事故と記憶障害があるのに警察も呼んでいません。これは十八=戦人と知らなければ不自然な行動です。

数十年後の場面から作家八城十八=幾子と世間ではなっています。十八の存在は隠されてました。なので偽書に十八のシーンなどはないと考えられます。竜騎士さんが"どこまでが現実であるか"と偽書と現実について考察に含めているコメントがあるので現実描写はあると思います。






633ネムケーナさん

うみねこの現実と偽書の分け方について以前議論しあったと思うのですが…。
私はあの様に現実と偽書を分けて考察しています。赤字で1998年について言われているので1998年以降のゲーム内での描写は現実と言う分け方もあると思います。

631さんは551さんでしょうか?
634551631はクリックミスで「書き込む」ボタンを押したものです。
>>630
基本的、551での話は、十八と幾子が縁寿に読んで欲しくて偽書を書いている前提で、
彼らの持つ情報・事実認識・スタンスの一貫性がどうなのかと問うている段階です。

こちらのスタンスを提示して、それに沿ったうえでそちらから疑問点を出せるのなら私の考えは必要ですが、
当面は、私がネムさんの主張を理解できているかだけ気にしていれば問題ないと思います。

しかしながら、私の原則を申し上げますと、

>十八と幾子
これは当人の言っていることなので嘘をつくべき理由があれば嘘もつくだろうし、
必要もなく嘘をつくことはないだろうと考えています。

>数十年後のシーンの扱い、
このシーンは書き方に「抑揚をつけている」部分があると思いますが、大まかには嘘ではないと考えています。
最後の最後で嘘だったら、話が収束しないので。

こちらは原則論で答えにくく、考えにを押しだしていた部分もあったので考えを述べます。
>魔法について
「魔法」を始めたのは金蔵なので、大なり小なり右代宮の人間は「魔法」を理解しているはずです。
その「魔法」とヤスや真里亞の「魔法」は必ずしも一致しませんが、
その差異が大きければ大きいほど、
戦人にヤスや真里亞の「魔法」を理解するだけの時間があったとは考えにくいです。
なぜかというと、真里亞や紗音と二人きりになったシーンは無いか、せいぜいごく短い時間であり、
また、戦人自信もほかのいとこを差し置いて二人から魔法について聞くというのが不自然な状況であることが示唆されています。
(真里亞の年齢と家出年数を考えると、マリアージュ・ソルシエールの本格的な成立は戦人の家出後だと思われます)

マリアージュ・ソルシエールに対する大人たちの態度が実際にどうだったのかは明らかになっていない部分なので、
絵羽が戦人以上にヤスや真里亞の「魔法」を理解しているかは不明です。
(絵羽にヤスや真里亞の「魔法」を理解する意欲がなければ時間の多少は意味を持ちません)
635ネム551さん 624、634

スタンスは偽書は創作。偽書は現実の事実に基づいて書かれているがそれは1986年とそれ以前の年の十八とヤスが知り得た情報、1998年に縁寿が失踪するまでの事実である。偽書だけだとヤスの動機と計画、真実についてがわかり、うみねこ世界の現実と偽書を合わせて偽書作成の動機が考察できると言う感じでしょうか。後はヤス=幾子で考察している位です。

>魔法について
金蔵と真里亞への態度から親族は魔法については理解していないと思います。真里亞の夢を壊さない為に飴が魔法で出てきたなど嘘をついていても魔法ではなく思いやりという認識だったと思います。戦人=十八が魔法を理解しているのはヤス≠幾子の場合メッセージボトルを読んだからです。ヤス=幾子の場合は理解していて当然です。
エヴァの魔法はマスコミの報道と絵羽の日記から絵羽が縁寿に真実を隠していた事を知りそれを十八達が偽書で魔法と表現していると思います。

>絵羽との仲
絵羽の日記を見た上で偽書で不仲と書いているので絵羽と縁寿の関係が悪かったのは本当だったと思います。
636otoma漫画EP8の第33話「反魂」を読んで黄金の真実が理解出来たので書き込みます。

黄金の真実とはルールYの事だと思います。
>ルールY:場の全員が了承した嘘は現実として描かれる。密室空間であればなお好ましい。

真実を隠すための口裏合わせの金字は赤字に劣ります。
真実を受け入れた上で場の全員が認めて共有した総意の金字は赤字に勝ります。
どちらにしても(真実を知った上で)自分、又は自分達だけの真実を主張する場合に使う事が出来ます。

ゲームマスターが放つ黄金の真実は、それを認める事が出来ない幻想キャラクターにダメージを与えて消滅させる事が出来ます。>>257

縁寿は戦人からゲームマスターを継承して、黄金の真実を放ったから、認める事が出来ないベルンカステルは消滅したのだと思います。
637551>>635
>エヴァの魔法はマスコミの報道と絵羽の日記から絵羽が縁寿に真実を
隠していた事を知りそれを十八達が偽書で魔法と表現していると思います。
正直、ネムさんのスタンスと偽書の執筆動機の考察結果は整合していますか?
マスコミの報道と絵羽の日記って、絵羽の日記は絵羽の死後に手に入れていて、
以前言っていた偽書の執筆動機から考えるとそれから縁寿が失踪するまでの間にEP4の偽書がたのですよね?

そもそも、この部分文意がとりにくいです。
「絵羽が真実を隠して、結果的に縁寿を守った」が魔法ということでよいですか? 
それとも、もっと積極的に「縁寿が真実に辿りつけないように隠していた」と主張していて、
その事が魔法ということでしょうか?
638551>絵羽の日記を見た上で偽書で不仲と書いている
絵羽の日記を見て縁寿へのメッセージとして偽書を書くって、
そこまで絵羽のプライバシーに踏み込めるなら、
縁寿に会いに行って伝えるのだってできるように思います。
正直、偽書なんて書いてないで直接伝えろよって思うんですよね。
639名無しさん637訂正です。推敲時に編集ミスで文字の抜けがありました。
>縁寿が失踪するまでの間にEP4の偽書がたのですよね?
正しくは「縁寿が失踪するまでの間にEP4の偽書が書かれたのですよね?」でした。
訂正してお詫びします。
640ネム551さん 637、638

635で書き忘れてました、すみません。すべての偽書が書かれたのは縁寿失踪後と考えてます。なのでEP4が書かれたのは縁寿失踪後です。
絵羽は真実を話したら縁寿が傷付くと思って隠していたので「縁寿が真実に辿りつけないように隠していた」の方です。

641ケーナくうなすさん >>629 

懐かしい名前が… 

創作なら別に 
書かれている内容が真実である必要はなく 
“情報の欠如”を考慮する必要もないかと 
642ケーナネムさん >>632 >>633 

>EP6時点ではEP6までの偽書しか書いていないので
>EP7、8が出てこなくても不思議はないと思うのですが。

“彼女の最新の偽書、「End」は、その作中で少なくとも親族たちを7人は殺している。いやいや、彼女のこれまでの偽書、「Alliance」や「Banquet」も含めれば、どれだけの親族を、何度、惨たらしい方法で殺しているやら…。”

“彼女は鍵の掛かった引き出しから、分厚い何かの入った大きな茶封筒を出していた。中にはぎっしり、印字されたプリンター用紙が詰まっているようだった。……彼女の原稿を印刷したものだろうか。そして茶封筒には万年筆の達筆な字で、……「Dawn」と記されていた。”

EP3~6の分は 
こうして偽書が存在することが
作品中で明記されています 
ところがEP7と8に関しては 
EP8の最後までまったく語られません 

>confessionはマスコミ対策

“Confession”はあくまで 
“竜騎士07さんによるコミック読者に真実を伝える為のギミック”であり 
原作中の現実世界にはそもそも存在しなかったでしょう 

>幾子はそういう性格と取るべきなのか…

取るべきでしょう 
実際 EP6で語られる人物像と合致します

>十八=戦人と知らなければ不自然な行動

普通に考えれば 
幾子は十八が戦人だと解っていたはずなんですよね 
世捨て人でもなければ六軒島爆発事故は 
まず耳に入ってくるはずですし 
そんな時期に記憶喪失になったお坊ちゃんを拾ったら 
両者を関連付けないほうが不思議です 

だからこそ 
医者を口止めしたと考えられます
 
では 何の目的で幾子は医者を口止めしたのか? 
これは2つ考えられます 

1つ 戦人を騒動の渦中に放り出すのはあまりに気の毒だと思った 
2つ 孤独で退屈な毎日から逃れたかった 

>数十年後の場面から作家八城十八=幾子と世間ではなっています。
>十八の存在は隠されてました。なので偽書に十八のシーンなどはないと考えられます。

これはファンタジー説である僕が“偽書≠EP”を主張する根拠でもあるのですが 
創作説で説明するならば 
EP8偽書が発表されたのが1998年なら 
数十年後の場面は当然 創作になりますし 

発表されたのが数十年後以降なら 
騒ぎになるのは発表以降です 

>うみねこの現実と偽書の分け方について以前議論しあったと思うのですが…。

僕は“作品中に根拠を求める”というスタイルですから 
ネムさんの主張は理解しているものの
納得はしていません

竜騎士07さんが「解るように書いた」と言う以上 
作品中に根拠がなければ駄目だと思うのです 
643ケーナotomaさん 

>>636 

取りあえず 
《赤:ベルンカステルは消滅していない》

黄金の真実は 
“認めない人”がいても発動している場合があり 
それをどう解釈するかは結構難しいところです 
でも そんなに深い意味もないと思うんですよね
644くうなす>>641
私の場合、ノンフィクションというには装飾が多すぎ、かといって妄想ではないというものを語る適切な言葉がないので
「創作」という語を使っていただけでした。
身内びいきな面もありますが、真実がどうでもよいという主張をして「創作説」と使っている人はあまりいなかったと思っています。
どちらかというと、「真実がどうでもよいという主張」であると受け取っている人が一方的に否定論を主張していただけというか……
645ネムケーナさん 642

数十年後のシーンで"兄からのメッセージを受け取れた"と言っています。これはEP8まで見ないと言えないセリフです。明記はされてませんがEP7、8の存在を仄めかしていると思います。

confessionをボトルメッセージにした理由は何でしょうね。潜水艦基地でヤスが戦人に聞かせたという風にしても良かったと思うんですよね。

幾子をヤスの1人格とした場合、性格の設定上interludeの冒頭のやり取りでも不自然ではないと思います。

幾子が十八=戦人と気づいていたなら尚更警察を呼ばないのはおかしいと思うのですが。

偽書≠EPで考えた場合、お茶会までが偽書に書かれた事で???は偽書に書かれていないと考えられます。EP6で縁寿はEP5を読んでいたのに戦人がゲームマスターになった事を知りませんでした。
では???は誰が書いているのかとなりますが作品中の作家八城十八、フェザリーヌよりも上の存在、うみねこの作者竜騎士さんになります。
これだと数十年後のシーン等の問題もクリア出来ますが、EP3の???が偽書にないとなるとうみねこの現実世界の人たち、縁寿がEP4、8の縁寿がどうやってベルンに会ったかよくわからない事になります。小此木が縁寿がビルから飛び降りたなど言ってますが、EP4でいきなり屋上のシーンが出てきて「?」となる訳です。


646くうなす>幾子が十八=戦人と気づいていたなら尚更警察を呼ばないのはおかしいと思うのですが。
警察を呼ぶようなら、そもそも十八としての人騒がせな行動をしていないでしょう。

>偽書≠EPで考えた場合、お茶会までが偽書に書かれた事で???は偽書に書かれていないと考えられます。
そうなのですか? 
私はそうだとは考えられません。

>??は誰が書いているのかとなりますが作品中の作家八城十八、フェザリーヌよりも上の存在、うみねこの作者竜騎士さんになります。
作中世界の外の「うみねこの作者」を持ち出した時点でファンタジー説ですよ。

>縁寿がEP4、8の縁寿がどうやってベルンに会ったかよくわからない事になります。
そもそもの話として、なんで偽書にベルンカステルが出てくるんでしょうか?
ベルンカステルなんて意味不明な存在が出てくる偽書というのがありえないので本編=ゲーム盤≠偽書と考えられます。
647ネムくうなすさん

EP6で縁寿は戦人がゲームマスターになった事を知りませんでした。EP5で戦人がゲームマスターと認められたのは???です。つまり縁寿の読んでいた八城十八の偽書には???が無いという事になります。

八城十八創作説の一つだと思いますよ。創作説で十八よりも上の存在は度々話題に上がっていたように思います。

EP6で幾子が「赤インク以外で書いた文字は全て読むに値しないとまで言い切る御仁も多いというのに。光栄なるかな人の子よ。黒い文字も読んでくれて」と言っています。赤字が出てくるのはメタ世界です。偽書にメタ世界があるという事でしょう。
648ケーナくうなすさん >>644

EP3における楼座と九羽鳥庵のベアトリーチェの邂逅 
EP7における金蔵の過去の話 

実はこれ 
いずれも楼座自身 金蔵自身すら 
知りえない情報が含まれています 

創作者を仮定するなら 
そういう部分はその人による創作 
もしくは推測となるでしょう

ファンタジー説の僕は 
ああいう部分は魔女が“現実に起こった出来事”を 
カケラから見つけてきて 
見せているのだと考えています
649ケーナネムさん >>645

>数十年後のシーンで"兄からのメッセージを受け取れた"と言っています

これはEP3~6の偽書のことではないでしょうか? 
八城十八の偽書は大量の共犯者と狂言を示唆する内容となっていますから 
これはEP8の戦人が意図するように 
真実から目を背けさせることを目的としていると考えられます

>confessionをボトルメッセージにした理由

竜騎士07さんの目的は2つあると考えています 

1つ 十八の協力がなくても幾子1人で偽書を書けるようにする為
2つ 幾子が紗音でなくても偽書を書けるようにする為 

>幾子をヤスの1人格とした場合 

紗音の“人格”は多重人格とはまた違って 
“人格ごっこ”的なものですから 
ああいうのはおかしいとは思うのですが 
EP7では紗音の知っていることを 
ベアトが知らなかったりしたので
何とも言えない… 
 
>EP6で縁寿はEP5を読んでいたのに戦人がゲームマスターになった事を知りませんでした

これはつまり縁寿が読んだ偽書“End”と
“EP5 「End of the golden witch」”は 
別のものということなのではないでしょうか? 

偽書≠EPの考え方だと 
そもそも偽書には魔女も赤字も出てきませんから
650ネムケーナさん

根本的な事なのですがEPは???まで含めてEPで良いのでしょうか。
偽書=EPの場合???まで偽書に書かれている、EP≠偽書の場合は人によって違いがあるでOKですか?
651くうなす>>648:
関係ないように見える話を先に少しします。

「黄金の真実」に関しては、口裏を合わせて「作りあげた真実」という見解が多いようですが、
私は「黄金の真実」というのは口裏を合わせて「隠ぺいしたほうの真実」だと解釈しています。

私のこの考えだと、EP3における楼座と九羽鳥庵のベアトリーチェの邂逅や
EP7における金蔵の過去の話は
「表に出さないだけで親族はみんな知っていること」だと解釈できます。
逆に、こう考えない場合には、神の視点から六軒島を見ないと真実かどうかわからない部分があることは承知しています。

652チャッコ>>534(518氏)
御回答ありがとうございます。

>古手梨花が聖ルチーア学園に通うには
それ以前に縁寿がルチーアに通っていた保障がありません。作者本人に
ルチーアを知る機会があれば書けることで、且つ、作品中で朱志香に
つきあって、嘉音が現地に行ったと思わしき描写がありますから、
ノックス8条の根拠は満たせます。また、ルチーアに初等部があるなら、
真里亞が通っていた可能性があるわけで、彼女の日記を黄金の真実の基点
とすることもできます。これも、縁寿がルチーアに通っていた保障よりも、
通っていなかった反証材料になります。


>風景として見ると、非常に幸せな世界に見えませんか?

赤字「作品中で『戦人は霧絵の実子だ』と言われているが、
実際は一度も『縁寿は霧絵の実子だ』とは言われていない」

では何故、戦人が明日夢の子供のように扱われていたのか? 
戦人が留弗夫に反発する程明日夢に懐いた。「その最初の根拠」はどこにあるのか?
作品内「縁寿」が霧絵と留弗夫ではなく、「戦人にばかり執着」していた理由は?

見えなくとも、背中で語る愛はあると思いますよ。
「家族」ですからね。


>答案1
概ね仰る内容でも構いません。問題は縁寿=寿ゆかりではなく、寿ゆかり=縁寿、
「ゆかりの方が事情から縁寿と名乗る必要があった可能性」の提示が解答です。
「チェス盤思考」ということ。縁寿の孤独な境遇、使用人2人の恋、遺産と黄金、
それらしいものに囚われる余り、チェス盤の外が見えないのはよくあることなので。

>答案2
>「黄金の真実」は口裏合わせ
自分も何度も間違えた箇所なので、高説できる立場じゃないですが、誤りだと思われます。
頻繁に目にする表現が「狂言」ですが、この「狂言」は、「殺人事件の犯人に適用される
ものではありません」。作者の「魔女殺人を描いた行為そのもの」が狂言です。
だから、協力者と口裏合わせして殺した、騙したは、要素としては正解になり得ますが、
回答としては不十分なのです。

「黄金の真実」は口裏合わせの相手がいない場合でも成立します。

漫画版のヱリカはミスリード役なので、彼女の発言だけを、真に受け無い方がよろしいです。
それこそ「ヱリカ自身が、死後なので死人に口無し」状態であれば、なんとでも思い込みを
言えるのですし。

例としてep5の食堂の一件。
それこそ、漫画中でヱリカが口裏合わせと推理しましたが、

『この企ての首謀者がヱリカ自身であるならば、
推理などする必要も無く、いくらでも内実を明かせます』

そして、「彼女自身も事件の犠牲者であるならば、その企てこそが、
彼女にとっての全てですから、後のことなど知るはずもない」んですよ。

口裏合わせでは大雑把過ぎるということです。

ep5での十八の分析や、「我らの告白」でもフラウロス召喚時にネタばれされて
いますが、「黄金の真実」は1%の赤き真実に99%の悪魔の証明を紐付ける
ことで、言動100%そのものは確実に嘘であると言わせない、それを根拠に
真実だと言い張るだけの叙述トリックです。

逆に言うと、原理さえ理解できれば、この作品はヒントだらけということ。
「魔法」があることは、そこに紐付けた1%の真実も存在することになりますから。
だから竜騎士氏はep4「作者と読者は愛ある関係」とか言い出したんでしょうね。
自分はこんなにも優しく出題しているんだと。苦笑するしかない。
653チャッコ>>570
>天使71説氏
愉快過ぎるw が、真面目レスです、一応。

>これは他の縁寿の精神状態とはまるで違う。実際には二人共すでに相当BBAであろう
これ、実際ep7を精読すると、ちゃんと根拠らしきものが書いてあったんですわ。
縁寿である「そいつは最初からそういう趣味があった」のかもしれないと。

>1998年前後にだされた(もう少し真面目な内容だった)八城夫妻作のものとは違う
当初は自分も八城夫妻作だと思っていましたが、それが「我らの告白」のことなら、
この2人の合作だと思います。「魔法のレシピ」が公開される理由など、
そんなものが「必要なくなったから」以外の動機が思い当たりませんから。

ep7/8はこの2人が作者であり、幻想描写を紐解くと、お互いの深層にあるもっとも
触れたくない、けれど知りたかった部分を晒しあっているという内容でした。

即ち、皆殺し犯が最後にどういう経緯でどういう結末を辿ったか。
及び、戦人殺害犯は本当は誰なのか?(こちらには異説も有ります)
結果、2人はお互いを許しあい、家族のような関係になれたということです。

ep8漫画版「今一度物語を紡ごう。安らかに眠るあの人のためではなく、
もう一人の大切なあなたのために」

幾子による「もう一人の大切なあなた」=縁寿を名乗った寿ゆかりこと、
もう一人のベアトリーチェに対する「もう、私達は許されてもいい」という
意味のメッセージなのでしょうね。事件の生還者は「2人」いたんですよ。

>偽書=オリジナル
書かれたのは3篇のみです。幾子の書いた2篇、及び縁寿に成り済ました
彼女が書き、ep7の母体になった"confession"の1篇。以外は愉快犯。
うみねこ全epはこの3篇の偽書から構築されたものです。
全て同一事件を、異なる見立ての「黄金の真実」で描いただけのもの。

>相当遺族に悪意があるのではないか
「天使17歳」が「縁寿のことではない」としたら?

例えば、
「実は幾子大先生は、ちょっとアレな趣味の少女『ヤス』(当時17歳)だったんだよ!』

とかいう、もう1人によるMMRネタだったとかね。
そりゃ、朱志香の恋も実らん。

>我々が見てる偽書は第3ver説
そうですね。それが同人版「うみねこのなく頃にep1-8」です。
当時各々が書いたep=第2verに追記と、お茶会等の補足を、
各々でつけたもの。当時はビジュアルノベルなんて媒体が
マイナーでした。だからこそ、ep3に縁寿が登場することもできた。
幾子は彼女を、幻想描写で犯人絵羽として描いていたから、
別人の思惑が無いと、ep3に縁寿が登場すること自体があり得無い。
この第2verのep3リリース直後に、十八の記憶が戻ったということ
なのでしょうね。また、ベルンカステルら概念存在の外見根拠
だって、本来当時には無かったはずです。

「黄金の魔女」なら、数百年後でもそれができてしまいます。
半分ファンタジーになってしまうから、竜騎士氏はここを猫箱に
したようですけれどね。「ひぐらし」もあながち無関係ではない。
654チャッコ>>524
>理御が男性として描かれている。
彼の正体が嘉音=嘉哉というネタバレ。紗音=紗代
の身代わりにさせられていたということです。


>>536
>EP6の戦人は有能だったのか無能だったのか結局どっちなんだろう?
GM戦人は超有能かと。十八による、このepが幾子の心を解放した
からこそ、ベアトと戦人の物語は完結しました。
ep7/8は「彼女達の清算」のための別の物語ですから。

>戦人はEP5の時点で紗音嘉音が同一人物とわかったとみていいのか?
紗音嘉音という「使用人名を知らなかっただけ」でしょうね。
最初から2人のことは知っています。それこそ、子供の時分から。


>>587
>ep6最大の謎として用意されてるのは十八=戦人であって、

ep6最大の謎=シナリオ全体を利用して発動するGM戦人=十八
による「無限の魔法」という、古戸ヱリカのための「奇跡」

「恋の試練の6人殺し」「ラムダデルタに届けられた家紋の封蝋
付きの請願書。内容は新規黄金の魔女の後見依頼と推定」「最後
に用意されたベアトとヱリカの決闘」等が、なんのための描写
なのか考察されましたか? GM戦人=十八も前置きです。
全ては、怒りに染まった幾子の心を救うためのものなのですから。

ep5の黄金の真実提示から、ep5のGMも戦人であると気付ければ、
必然ヱリカはおろか、ベルンカステルすら、彼の協力者であると
気付けるはず。漫画版でもそれは変わりません。

>入れ替わりトリックですら釣餌
これはその通りかと。ep5の裁判時点で、一族自身も家具になれること
が既に明かされています。今更2人が1人でどうだというのか。

赤字「我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!」
赤字「…………申し訳ないが、そなたを迎えても、17人だ」

「同一人物 紗音=嘉音」が鼠罠のチーズなのですよ。

ヱリカは謎を提示しているのではありません。命と引き換えにしてでも、
戦人に尽くしたかった、本来なら忘却の深淵に沈んでしまった自分の想い、
私が誰なのか気付いてくれましたか? と呼び掛けているだけです。

GM戦人はそれを受け取ったからこそ、
『ヱリカが誰であるか当然気付いているよ』と返答したに過ぎない。
655チャッコ閲覧者様
機会自体が少ないための、大量レスを御容赦ください。

>>636
>otoma氏
>黄金の真実とはルールYの事だと思います
その通りです。

ルールX:
「黄金郷」という欠片世界郡単位で記憶継承できること

ルールY:
「黄金の真実」という無限に虚構を真実に創り換え続けるトリック

ルールZ:
「黄金色の呪い」黄金の魔女は、無限の魔術師が定めた「里」
から離れることを許されない。破った者には罰が与えられる。
この罰が「雛見沢大災害」「六間島皆殺し事件」になる。


>真実を隠すための口裏合わせの金字は赤字に劣ります。
>真実を受け入れた上で場の全員が認めて共有した総意の金字は赤字に勝ります。

ep8のパーティーで譲治が言及済みです。真実とは多くの者が
真実だと言い張ることで、信頼性を得た虚構のことだと。

「場の全員が認めて共有した総意」だから、真実なのではなく、
それによって「場の誰も反論できない」から真実なのですよ。

ならば、最初から反論できない虚構を意図的に創ってしまえばいい。
それが「魔法」つまりは「黄金の真実」の原理です。


>認める事が出来ないベルンカステルは消滅した

それはep4から縁寿である彼女が一縷の望みを託した「戦人生存」の
可能性=「奇跡」をGM戦人自体が否定したということです。

『右代宮戦人は皆殺し事件でとっくに殺害されています』
656くうなすついでに全く関係ない話なのですが、「戦争中」の金蔵と蔵臼の年齢を考えると、
「EP7における金蔵の過去の話」に出てくる金蔵が実は「蔵臼」のほうが適切なのではないか? というあまり触れられない話があります。

関東大震災直後、当主継承時に妻と政略結婚しているので当時の民法に従えば「婚姻の成立要件は、 男は満17年」
その直後に蔵臼が生まれたとして、1924年末~1925年から終戦の1945年までがおよそ20年。
金蔵が37歳以上な一方、蔵臼が19歳前後で、ちょうど学徒出陣で出征するタイミングになるんです。
そして六軒島基地の性格上、特攻兵候補が多く、彼らの年齢も20歳前後。
40近くのおっさんよりも19歳前後の蔵臼のほうがより六軒島基地へ配属されそうだとは思いませんか?

以上、多分竜騎士先生の意図には沿っていませんが、いわゆる「金蔵襲名説」を言い張るには有力な状況証拠だと思いますのでご参考まで。
657518チャッコさん
すみませんが、「文意が取れない」ため忖度しつつの回答をした結果に対して、
答え合わせも文意が取れない状況です。助けてください。
658518チャッコさん
>ep5での十八の分析や、「我らの告白」でもフラウロス召喚時にネタばれされていますが、
すみません。
どこにネタばれがあったのかわからないのでもう少し詳しくお願いします。
>「黄金の真実」は1%の赤き真実に99%の悪魔の証明を紐付ける
>ことで、言動100%そのものは確実に嘘であると言わせない、それを根拠に
>真実だと言い張るだけの叙述トリックです。
659518>縁寿がルチーアに通っていた保障がありません。
そこを疑う理由が解りません。
1998年までの縁寿にかんする対案を出してください。
660518658に関連して、「我らの告白」を読み返しました。
「フラウロス」って「六軒島爆発事故」の擬人化じゃないですかね……。
661名無しさん漫画EP8でバトラが「俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ…ッ」を黄金の真実で言ったのは何故だろう。黄金の真実は共有された嘘と思ってるけど事件と事件以外では違うのか。それとも戦人以外は死人だから黄金の真実でないと言えないのか。
662名無しさん661で書き間違い。「黄金の真実は共有された嘘」ではなく「共有された事実」です。
663ケーナネムさん >>650 

>EPは???まで含めてEPで良い

話の繋がりを考えれば 
当然 そうなるでしょう 

>偽書=EPの場合???まで偽書に書かれている

これも同じくです 

>EP≠偽書の場合は人によって違いがある

そもそもこの主張をする人をあまり見たことがないので 
自分以外の人がどのように考えているのかは解らない部分もありますが 
その可能性が高いでしょう 

中には「『うみねこ』は画も音楽もあるゲーム(DVDディスク)なんだから、文章だけなんてありえない。故にEP≠偽書である」 
という人もいますし 

ただ 作品中の記述を基に考えれば 
メッセージボトルと同じく 
ノート片数枚に収まる程度の内容 
と考えるのが自然かと
664ケーナくうなすさん >>651 

>EP3における楼座と九羽鳥庵のベアトリーチェの邂逅や
>EP7における金蔵の過去の話は
>「表に出さないだけで親族はみんな知っていること」だと解釈できます

これはないのではないでしょうか? 
楼座があんな話を他人にするとは思えませんし 
源次が口外するとも思えません
金蔵の件も同じくです 

だからこそ人外の存在 
魔女が関わらなければこの物語は成立しない 
故に『うみねこ』はファンタジーである 
というのが僕の主張です
665ネム ケーナさん 649 663

EP6まででは縁寿はベアトに悪印象しかなく魔法も理解出来ないと思います。EP8の数十年後の縁寿は魔法を理解し、福音の家にベアトリーチェの肖像まで飾ってます。

confessionのメッセージボトルは原作にないものなので考察に含めて良いものか悩みますがケーナさんはどうされてますか?confessionにはEP4までのトリックと幻想描写について書かれていますがあれは十八と幾子が元のconfessionにトリックを説明する為に付け足したと思っていいのですかね。

人格は設定に忠実に行動してますのでありえると思いますがconfessionの所為で余計に人格について分からなくなりました。ごっこ遊びのイマジナリーフレンドが人格に昇華された感じでしょうか。

偽書に赤字は書かれていると思います。EP6で幾子が「赤インク以外で書いた文字は全て読むに値しないとまで言い切る御仁も多いというのに。光栄なるかな人の子よ。黒い文字も読んでくれて」と言っています。赤字が出てくるのはメタ世界です。偽書にメタ世界があると推察出来ます。EPは???まで、偽書はお茶会までと分ける事が出来ると思います。
私たちプレイヤーと同じ階層の人(竜騎士さん)がうみねこを解くヒント???を書いているという感じです。なのでベルンやラムダがプレイヤーに話しかけるような感じだったんだと思います。
うみねこの現実世界の人たちは十八=戦人と知りませんが私たちは十八=戦人と???によりわかり、八城十八が縁寿から見て真実に近いと思える偽書が書けた理由、偽書が書かれた動機、偽書に書かれていない箇所が考察する事が出来るのだと思います。
666くうなす>>664
ケーナさん
>魔女が関わらなければこの物語は成立しない 
その魔女を不要とする必要十分・最小限度の仮定こそが「私の求める答え」となります。

>EP3における楼座と九羽鳥庵のベアトリーチェの邂逅や
>EP7における金蔵の過去の話は
>「表に出さないだけで親族はみんな知っていること」だと解釈できます
あえて解かりにくく書きますが、下記3点を仮定すればそれほどおかしくない世界を構築できます。
・九羽鳥庵に住むナーディア=カスティリオーニ
・【間違いなく死んでいる】ナーディアの実子・理御
・現実の六軒島では「金蔵」は襲名されており、ビーチェと親交があったのは蔵臼(>>656
667くうなすお、悪魔の数字666をゲットしていました。
666の書き込みはわかりにくいとはいえ、
結局のところ私の考える「魔法」の修飾は昨今あふれる
厨二病キャラの言い回しとあまり変わらないものなので、解読しようと思えばわかるんじゃないかと思います。
「くうなす」なんて駄コテ相手にそんな気になれないという最大の問題がありますが。

あと、666の補足として、やはりわかりにくい現実世界のネタを。

因みの注意書きですが、私の意図では悪意はないですが、
冗談としても少し不快に思う方が出るかもしれないネタになるので、
多神教でない方は、この書き込みは見ないようお願いします。

日本国内の神社ではない(とはいえ、日本国内にもありますが)のですが、天之御中主神をまつる神社がありまして、
その中で特に有名で立派な神社の一つに聖岩大社という物があります。
皆さんご存じありませんか?
668名無しさんEP3における楼座と九羽鳥庵のベアトリーチェの邂逅
楼座が告白する前から知っていたって事はないでしょう。
EP7における金蔵の過去はヤス、源治、熊沢、南條が知っていただけで親族は知らなかったのでしょう。

ベアトリーチェの存在を親族が知っていたらヤスが手紙を出して存在、魔女のアピールをする理由がわかりません。
669ケーナネムさん >>665

>EP6まででは縁寿はベアトに悪印象しかなく魔法も理解出来ない

現実世界の八城幾子に出来たこと 
それは偽書を執筆して世論を
「六軒島の真実は魔女による連続殺人事件ではなく単なる事故だった」と誘導することと 
日記公開イベントによって 
「六軒島のことを興味本位で追求するのは不謹慎だ」という空気を生み出すこと 
これだけです 

その為 八城幾子の努力もむなしく 
現実世界の縁寿はビルから飛び降り
そのまま死ぬか 
奇跡的に助かっても 
六軒島へ旅をし 
そこで天草に殺される運命でした 

“風が頬をくすぐる。私は、閉じていた目を、ゆっくりと開く。……ずいぶん長い間、目を閉じていたのかもしれない。その眼下の煌きさえ、とても眩しく感じた。………そこは、星の海が眼下に広がる、不思議な世界。風が冷たい。……でも、私が現実に帰ってきたことも教えてくれた。私は、眼下の星の海に、………一歩を踏み出した、片足の状態でいた。いつから、私はここにいたのだろう。……多分、ベルンカステルに誘われて、一歩を踏み出そうというところで、……ずっと私の時間は止まっていたのだ。
「………………………………。」
その足を、………ゆっくりと、戻す。そして、フェンスに寄り掛かって、座り込んだ。” 

ところがこの縁寿は 
飛び降りる前に踏みとどまることが出来ました 
何故かというと EP8での戦人のゲームを体験しているからです 
この縁寿にとって EP4(正確にはEP3のラスト)から始まる自分とベアトのゲームの関わりは 
一瞬の白昼夢のようなものだったのでしょう 

それが単なる白昼夢だったら 
壮大な夢オチですし 
異世界の魔女が見せたものなら 
ファンタジーです

>confessionのメッセージボトルは原作にないものなので考察に含めて良いものか悩みます

竜騎士07さんが言うように 
僕にとって“Confession”は自分の考察の答え合わせでした 
ツッコみどころや疑問もあるのですが 
取りあえず僕の考察と大きく外れる部分はありません 

>confessionにはEP4までのトリックと幻想描写について書かれていますが
>あれは十八と幾子が元のconfessionにトリックを説明する為に付け足したと思っていい

僕は“書いてあることは全部信じる”というスタンスですから 
それはそのまま“Confession”にも適用します 
幾子が拾った“赤い紙のメッセージボトル”に 
あのような描写があった と 

ただ 視点が変更されていることから 
我々が見た“Confession”と八城幾子が見た“Confession”は 
正確には同じものではないでしょう 
故にラムダデルタが出てくるくだりは 
八城幾子が見た“Confession”には書かれていないと思います 

>confessionの所為で余計に人格について分からなくなりました

僕も正直 判断しかねる部分ですが 
“安田紗代”という人物による 
ごっこ遊びが“紗音”であり“嘉音”であり“ベアト” 
但し“紗音”は基本的に“安田紗代”本人 
という感じでしょうか 

>光栄なるかな人の子

他人を“人の子”と呼ぶのは 
フェザリーヌであって幾子ではないんですね 
もっともフェザリーヌと幾子の関係を 
矛盾なく説明出来る解釈は存在せず 
「何で八城幾子は現実世界で赤字を使えるんだ!」と聞かれても 
僕にも解りません 

>私たちプレイヤーと同じ階層の人(竜騎士さん)がうみねこを解くヒント???を書いているという感じです

これはファンタジー説ですが 
僕のファンタジー説は 
ここから竜騎士07さんを消したものですね
670ケーナくうなすさん >>666 <<667 

>現実の六軒島では「金蔵」は襲名されており、ビーチェと親交があったのは蔵臼

金蔵と蔵臼を置き換えると 
解釈上 どのような違い(メリット)が生まれるのでしょうか? 

>日本国内の神社ではない

神社って日本以外にもあるんですか? 
西洋に置き換えたら“神殿”?
671くうなす厨二病キャラの言い回しを解説させるケーナさん。

ナーディアというのは、ぐぐって当て字を考えただけで、
ナーディア=カスティリオーニはEP1から登場する人物です。

解釈上 どのような違い(メリット)が生まれるのでしょうか? 
金蔵と蔵臼を置き換えると、EP5の金蔵が**の***にいることと**が**であることの
2つの真実が両立するのです。

667についてですが、
天之御中主神はキリスト教の三位一体における「父」をさしていて、
聖岩大社=ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro in Vaticano)です。
キリスト教で、キリストの一番弟子ペテロは元々シモンという名前だったのですが、
キリストに弟子入りしたときに「岩」を意味するペテロの名を与えられたのだそうです。
ピエトロはペテロに相当するイタリア語です。
英語だとピーターで、Basilica di San Pietroを英語ではSt. Peter’s Basilicaになってしまうので
日本式に書いてしまえば「聖岩大社」になるんじゃないかと思った次第です。
672ネムケーナさん 669

>飛び降りなかった縁寿

私は縁寿が姿を消した後に偽書が書かれたと考えているので、EP8の飛び降りなかった縁寿も偽書に書かれていると思ってます。
現実の作家になった縁寿がどう事件を乗り越えたか考えるとEP8までインターネットに発表していると思います。

>フェザリーヌと幾子の関係

作家八城十八を偽書に魔女として登場させた姿がフェザリーヌではないですかね。
EP6で幾子が縁寿の「あんたがフェザリーヌなの?フェザリーヌがあんたなの?」の答えをはぐらかしたのは作家八城十八は幾子と十八の2人組の作家で幾子だけではフェザリーヌの必要要素を満たせないので、はぐらかしたんだと思います。

>幾子の赤字

EP8の記者会見で幾子が赤字を使っているのはあの場面が偽書に書かれた作中現実だからだと思います。現実で行なった記者会見を元に偽書の記者会見の場面を書いたのでしょう。

>ファンタジー説

私は一応創作説の一つと思ってます(^_^;)うみねこ自体が創作物ですから作者のヒントがゲーム内にあっても良いんじゃないですかね。
私たちの現実世界にある"うみねこのなく頃に"という創作物の中の現実で八城十八が偽書を書き、偽書に作中現実、メタ世界、ゲーム盤があるという階層構造です。
673otoma名無しさん >>661
もしも、>>636>>257 を読んでこの様な疑問が出たのなら、自分の説明不足だと思いましたので、さらに説明を追加します。

>ルールY:場の全員が了承した嘘は現実として描かれる。密室空間であればなお好ましい。
最初、ルールYは口裏合わせによる偽りの赤字が存在している事を指しているのだと思っていました。
でも最近、ルールYは金字の事を指しているのだと思い直したので、
>黄金の真実とはルールYの事だと思います。
と書き込んだので誤解を与えてしまったように思います。
ルールYに色を付けたのが黄金の真実ではありません。
口裏合わせした嘘は現実として幻想修飾する事が出来る。がルールYです。
口裏合わせは黄金の真実を説明する一部分でありますが、全てではありません。

<金:黄金の真実とは自分、又は自分達だけの真実です。>(by自説)

だから黄金の真実には口裏合わせ以外にも使い方があります。
EP5みたいに「現時点では証拠は示せませんが、<金:これは本物だと私が保障します。>」の様な使い方が出来ます。
EP6みたいに「<金:これは魔法です。>」「<金:見事な魔法であったぞ。>」とお互いに優しい嘘を付くことが出来ます。
EP7みたいに「黄金の真実が紡ぎ出す物語は幻に帰る。」と口裏合わせを黄金の真実に例える使い方が出来ます。
EP8みたいに「そんな公式解なんか認めない。<金:これが私の真実よ!>」と公式解の後で自説を主張するのにも使えます。
自説を黄金の真実で主張する場合は辻褄の合う根拠も示した方が総意も得られやすいでしょう。(それでも得られにくいけど)

>漫画EP8でバトラが「俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ…ッ」を黄金の真実で言ったのは何故だろう。
あの時の戦人は黒山羊の群れを一掃するのが目的です。黄金の真実を放つ前に戦人はこう言ってます。
>「ベアトのゲームに挑む姿勢は大いに歓迎するぜ。会ったのがここでなきゃあお前らと論戦するのもオツだったかもしれねぇな。
そしてそういうお前らがこの第8のゲームをありえないと否定するのも理解する。だがな。
どんなに否定されようと今の俺は折れるわけにはいかねぇんだよ。このゲームはもうベアトのためのゲームですらない。
<金:俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ…ッ>」
これとEP5でドラノールが、EP8でベルンカステルがなぜ、黄金の真実でダメージを受けたのか考えてみると良いでしょう。
それとEP6でなぜ、妹ベアトが黄金の真実でダメージを受けなかったのかも合わせて考えると推理考察出来るのですが…。
うーん。自分の頭の中では理解出来てるけど理解出来ない人は>>257を読んでも理解出来ないのかなぁ。

黄金の真実は利害の一致している者同士で共有出来る総意なのですが、どうしても認める事が出来ない人も存在します。
認めたくない黄金の真実を無理矢理認めさせるには物理的にどうすれば良いのか?
それは暴力によるダメージを一方的に与え続けて無理矢理認めさせるのです。
普通、相手も抵抗するからその方法は無理なのですが、心理的に抵抗出来ない状態を作れば認めさせる事は可能です。
そしてそれはゲームマスターの立場なら簡単に、精神的なダメージを与え続けてかっこよく行う事が出来るのです。
多分、ゲームマスターの立場上、黄金の真実を認めない人達には認めるまで等しく自動的にダメージを与え続けてしまうと思います。
だから「黄金の真実はこの世界の領主…いえ、ゲームマスターにしか使えないッ!!」とラムダデルタは言っているのです。
ドラノールはHPが0になる前に認めたから助かりましたが、黄金の真実を理解出来ない黒山羊達はそのまま消滅したのだと思います。
手加減出来る攻撃ではないのでベルンカステルも思いの強い黄金の真実を喰らったら最後、訳解らんまま消滅したと思ったのですが…。
ベルンカステルが完全に消滅すると都合の悪い事もあるからやっぱり生きてるんだろうなぁ。
674名無しさん「うみねこのなく頃に」が竜騎士07氏の創作であることは間違いない。
だが、嘘を書きたいのであれば、それは作中世界の人物による嘘じゃなくちゃいけない。
「神の視点を持つ竜騎士07氏の創作」として嘘を書いたら何でもありになってしまう。
675ケーナくうなすさん >>671 

なるほど 
676ケーナネムさん >>672

>作家八城十八を偽書に魔女として登場させた姿がフェザリーヌ

ここは創作説なら簡単に説明出来て 
ファンタジー説では説明出来ない部分ですね 
まあ フェザリーヌは神様みたいな存在ですから 
何でもありなのでしょうが 

>EP8の記者会見で幾子が赤字を使っているのはあの場面が偽書に書かれた作中現実だから

ここも同じくです 

>私たちの現実世界にある"うみねこのなく頃に"という創作物の中の現実で八城十八が偽書を書き
>偽書に作中現実、メタ世界、ゲーム盤があるという階層構造

おそらく このあたりが一番一般的な作品解釈でしょう 
でも この解釈は 
目先の整合性に囚われて 
一番大事なものを見失っていると思います 

ただ これを崩すのが難しい 
竜騎士07さんがコミックEP8で四苦八苦しているのが 
伝わってきてはいますが 
正直 僕にもどうすればこれを崩せるのか解りません 

「実は嘉音は紗音が化けていました」では済みませんから

とりあえず間違いなく言えるのは 
コミックEP8のハロウィンパーティで 
縁寿が戦人から貰ったプレゼントは 
屋上の縁寿が持っているだろう 
ということです

でも 創作説なら 
「これは創作だから」で終わり 
そうじゃないんだけどなー
677ネムケーナさん 675

ケーナさんのいう一番大事なものってなんですか?
confessionを見るかぎり、嘉音は紗音の変装となっています。"探偵"のヱリカですら見破れなかったと書かれているのでそのまま紗音=嘉音と受け取っていいのではないでしょうか。

678名無しさんネムさん
>>677

>そのまま紗音=嘉音と受け取っていい
という理由の説明がよくわかりません。

>"探偵"のヱリカですら見破れなかった
漫画版は見てないので、"探偵"のヱリカの"探偵"がどんな定義なのかわからないのですが、
"探偵"のヱリカは実際の六軒島にいて「探偵」じゃなかった(コマにできないことはできないルール)ということでしょうか?

原作読者としてそのまま受け取ると、実際には変装じゃないってことであるように見えるのですが。
679ケーナネムさん >>677

>ケーナさんのいう一番大事なものってなんですか?

作者である竜騎士07さんがプレイヤーに見せたかった 
あるいは理解して欲しい『うみねこのなく頃に』ですね

>そのまま紗音=嘉音と受け取っていいのではないでしょうか

これは誤解を与える書き方をしてしまいました 

「実は嘉音は紗音が化けていました」と書いてしまえば 
それはもはや疑いようのない事実です 
しかし「『うみねこ』はファンタジーである」というのは 
どう書けばそれが読者に伝わるでしょう 

虚無の海にあるベアトの領地で行われた 
戦人のゲームで縁寿が戦人から貰ったプレゼントを 
現実世界の縁寿が持っている 

普通なら「あれは夢ではなくて現実にあったことなんだ」
となるところですが 

『うみねこ』の場合はそうはなりません 
ファンタジーであることを伝えようと 
ファンタジー描写を描けば描くほど 
むしろ「こんなことが現実にありうるわけがない、だからこれは創作なんだ」
となってしまいます 

おそらく作品中の説明によって 
これをひっくり返すのは不可能で 
竜騎士07さんがインタビューなり対談なりで 
「『うみねこ』の世界観はこうなっていて、ファンタジーです」と 
説明するしかないでしょう 

恐ろしいことに“Confession”ですら 
「一人二役なんて現実的に出来るわけがないから、あれはゲーム盤の話なんだ」と
主張する人さえいます

こういう人はおそらく 
一生『うみねこ』を理解出来ません
680ケーナもし仮に 
紗音が戦人に説得されて 
戦人と共に六軒島を脱出していたなら 

その時は 
安田紗代として 
自分の罪と向き合って生きていったでしょう 

ですから八城幾子が紗音であるというのは 
この方向性から考えてもありえないのです
681ネム678さん

マンガのEP8でヱリカはEP5、人格トリックについて言及しているのですが、そこで「Xと嘉音が居合わせるところに立ち会ったことがありません」「この私が、探偵が二度もゲームに立ち会いながら見抜くことすら出来なかった」「ただ化粧を変え、衣服を変え、声を立ち振る舞いを変えただけの人間を」と言っています。ヱリカが探偵じゃなかった訳ではなく、ヤスの変装は"探偵"ですら欺けるほど巧妙だったということです。人格トリックを見破る為には見た目や声以外からしか分からないようになっているという事だと思います。
682名無しさん竜騎士07さんが真相を誤解している人が多いと言って漫画のEP8にいろいろ追加したのは戦人が犯人と思った人が多かったからで、創作説かファンタジー説かハッキリさせるためではないと思う。
683ネムケーナさん

680はどう言う意味でしょうか?幾子の人格にならず安田紗代の人格のままと言うことでしょうか。

ヤス=幾子かどうかは個人の好きな方で良いでしょうね。どちらとも取れるようにしてあると思います。
684くうなす679
ケーナさん
>こういう人はおそらく一生『うみねこ』を理解出来ません
私としては、そういう話なら一生『うみねこ』を理解出来なくていいやという感じです。

ファンタジーというなら、竜騎士先生は六軒島連続殺人という架空の事件を描くことで何をやりたかったのか?
という話になるわけで、ファンタジーだから何でもありなのだという話なら、
ファンタジーをなめるなと感じます。
685くうなす反応忘れていました。
ネムさん(>>647
原作のEP6では確か八城十八の原稿は途中までで、そのあとの部分は「すべて縁寿が創作したもの」だったと思いますが、記憶違いだったでしょうか。
それとも、原作と漫画版では設定が違うのでしょうか?
686ケーナ>>682

これはもっと全般的な話です 

作品理解の要である 
「現実の六軒島でも紗音は嘉音として生活していた」ということすら 
ほとんどの考察者は理解していなかったのですから 

おそらく現時点でさえ 
『うみねこ』を正しく理解している人間は 
まずいないでしょう 

「この内容は作中の誰かが書いたものである」
「この内容は事実である」
では作品の見え方がまったく変わってきます

「何故、戦人を犯人と考える(た)人間が多いのか?」
この部分をきちんと追究する必要があると思います
(これも紗音嘉音問題も根っこは一緒)

ちなみに僕も2周くらいした時点では 
創作説でした 

3周目の際 
“気になる部分は全部メモを取る”スタイルで 
徹底的に読み込んだ結果 
ファンタジー説に転向しました
687ケーナネムさん >>683

まず紗音にとって 
“ベアト”や“嘉音”はどういう存在だったのか 
考えてみて下さい 

孤独な自分 あるいはそうありたい姿でいられない自分 
そういった自分から逃げるため 
目を背けるために生み出した存在 
それが“ベアト”であり“嘉音”です 

そしてEP8で以下のやりとりがあります 
“「お前に罪があるなら。それを犯させた俺にも罪がある。……だから、お前の十字架は、俺たち二人で背負おう。」
「………戦人…………。」
「生涯。……お前の十字架を支えるから。………出よう。黄金郷を。俺と二人で。」”

幾子になっちゃったら 
この罪 背負ってないですよね 

>ヤス=幾子かどうかは個人の好きな方で良い

だからこういう訳にはいかないのです

>どちらとも取れるようにしてある

訳でもありませんし
688ケーナくうなすさん >>684 

竜騎士07さんの発言にこんなのがあります 
“『ひぐらし』の頃から感じているのですが、多くのプレイヤーは真実を求めているふりをしているけれど、実は彼らの中で「描かれてほしい真実」として期待している方向が大体決まっている。その期待した方向の真実が語られてほしいだけなんですよ。”

僕はこの認識
誤っていると思うんですよね 

本当はこれなんです

>私としては、そういう話なら一生『うみねこ』を理解出来なくていいやという感じです。

「自分が間違っているのを認めたくない(認めるくらいなら理解出来なくても良い)」

だって どこの誰が 
戦人が犯人で今もどこかでのうのうと生きているとか 
紗音が新たな人格を作り出して 
嘘の人生を送っているなんて物語を読みたがるのでしょう?

こんなのが“描かれてほしい真実”な訳がないのです

>>686でも書きましたが 
僕はある程度やりこんでから 
創作説からファンタジー説に転向しました 
これはどういうことかというと 
それまでの自分の考察を全て投げ捨てるということです
自分の全否定です 

何故 そんなことが出来たのかと言いますと 
僕にとって一番大切なのは 
竜騎士07さんの書いた内容を正しく読み取ること 
だったからです

読解に自分がどう思うかとか
一般論はどうだとかそういうものは必要ありません 
むしろそういうものが入り込むと正しく読解出来ません

こういうのって
そんなに難しいことなのかなーというのが 
何年も前からずっと思っていることです 
689ネムケーナさん 687

罪と向き合っているからこそ縁寿のために偽書を書いたと思います。
双子ではなく四つ子の塔とありましたが、ヤス=紗音=嘉音=ベアトだと思ってましたがconffesionを見るとヤスは紗音の人格です。幾子=紗音=嘉音=ベアトと考る事が出来ます。また、ヤス本来の人格が幾子とも考えられます。

一なる真実では紗音と譲治の恋が成立してました。しかし、譲治は死亡してしまい、さりとて戦人との恋はルール上成立させる事が出来ません。罪と向き合って生きていくのと、ルールを守ることを両立させるにはベアト人格を殺すしかなかったのではないでしょうか。
偽書が書かれた理由の一つはベアトリーチェへの謝罪ですが、あの脱出シーンではヤスは恋が不成立となり、爆弾によって黄金郷で想い人と結ばれる事が出来ない状態でした。入水シーンを入れることでベアトリーチェと戦人の恋を偽書内で成立させたんだと思います。

恋が成立した場合、人格の統合が起きますが戦人と潜水艦基地まで逃げたのがベアト人格なのか紗音人格なのかはわからないです。そもそも戦人との恋が成立した場合、ベアト人格で統合するのか、EP7で言っていたように紗音に恋の芽を返して紗音人格で統合するのかわかりません。

690ネムくうなすさん 685

EP6で縁寿はメタ世界では朗読者、作中現実では八城十八の書いた偽書を読んでいました。縁寿の創作部分はないと思います。
691682ケーナさん >>686

よくケーナさんは"書いてある事はすべて信じる"と言ってますが創作説の人も書いてある事は信じてますよ。赤字とかね。

>なぜ戦人を犯人と思ったか

赤字の適用範囲が現実世界までなのかわからなかったからでしょう。これはファンタジー、創作説関係ないと思います。

>>669
ファンタジー説でフェザリーヌ、幾子が現実で赤字を使えた理由が説明出来ないのはダメでしょう。説明出来ないというのは考察出来てないという事です。
僕は最初ファンタジー説で考察してましたが縁寿のいる1998年世界の説明が出来ないので偽書説になりました。ファンタジー説で考察してるならファンタジーで説明出来る世界構造を教えてください。

692くうなすケーナさん
私は、EP8読了後に「すべての物語はすべての真相を知っている寿ゆかりによるファンタジー小説」と理解しました。

そのうえで、ファンタジー小説の性質について
「ノンフィクションというには装飾が多すぎ、かといって妄想ではない」
を仮定して考察していますが、
これはEP4で縁寿は「0から1を生み出せた」偉大な魔女とマリアを評価しているところと、
自分の趣味からなので、別に絶対とは思っていません。

ただ、竜騎士先生が何も考えずに「残念!ファンタジーでした」
として出してきたのなら、ファンタジーなめるなと思うという話ですね。
693くうなす>>690
ネムさん
偽書の内容は途中までで、
途中で終わってることに抗議した縁寿に「そなたが続きを考えよ」
と言っていたと思います。

「偽書内の創作だから無意味」ですか?
694ネムくうなすさん 693

すみません、EP6のどの辺りでしょうか?
695くうなす694
ロジックエラーで戦人が閉じ込められた後ですね。
その後、ヱリカとラムダデルタが「ロジックエラーに閉じ込められた魔女」
についての話をするところですが、
読み返しっところ、続きの原稿の入った茶封筒を出しているので、それを読んだ可能性もありますね。
696ネムくうなすさん 695

マンガだとわかりやすいのですが、縁寿は続きの原稿を持ってます。
後のドラノールが窓を封印したときの反応などから縁寿なりの回答を用意して原稿を貰ったんだと思います。
697ケーナネムさん >>689 

>幾子=紗音=嘉音=ベアトと考る事が出来ます
>また、ヤス本来の人格が幾子とも考えられます。

僕は「書いてあることは全部信じる」代わりに 
「書いていないことを根拠にした考察はしない」ので…

>戦人との恋はルール上成立させる事が出来ません

碑文の謎が3人以外に解かれた時点で 
もう“運命のルーレット”は終わっています 

入水の理由を求めるなら 
以下の竜騎士07さんの発言にでしょう 

“「ベアトリーチェと戦人が添い遂げられてしまう」というのは「紗音と譲治、朱志香と嘉音が添い遂げられない」ということを確定させることでもあるんですよね。三組の恋がそれぞれ成就されるためには、実は誰も成就してはいけないんですよね。”
698ケーナ>>691

>創作説の人も書いてある事は信じてますよ。赤字とかね。

創作説の場合は 
赤字すら創作者が定義したものですから 
極端なことを言えば赤字で嘘をつけますし 
創作者がそう思っているだけで 
本当は事実ではないかもしれません 
故に創作説の場合
赤字は信用出来ません

例えば《赤:戦人は霧江の子どもである》 
その根拠は病院の関係者の発言であり 
作品中の留弗夫の発言です 
でも その発言は本当に信じられるのでしょうか?

絶対の真実を保証する 
赤字という存在自体がファンタジーですから 
赤字を信じるということは 
『うみねこ』はファンタジーであると認めるに等しいのです 

>>なぜ戦人を犯人と思ったか
>赤字の適用範囲が現実世界までなのかわからなかったから

という問題ではなく 
これは世界構造解釈の問題です 
正しく世界観を理解していないから 
こういう誤解が生まれます 

>ファンタジー説で考察してるならファンタジーで説明出来る世界構造を教えてください

この答えは非常にシンプルになります 
フェザリーヌは“戯曲の魔女”ですから 
世界そのものを書き換えることが出来ます 
だから現実世界の幾子の発言を書き換えて赤字にした 
フェザリーヌが絡むと何でもありになりますから 
もはや説明する必要もないのです 

ただ これを「考察だ」と言って 
納得する人もいないでしょうから 
「解らない」ということにしています
699ケーナくうなすさん >>692

>すべての真相を知っている寿ゆかりによるファンタジー小説

創作なら 
別に全ての真相を知っている必要もありませんし 
また 真相を書く必要もありません 
ただ 僕も“縁寿創作説”で二次創作を書きましたから 
“縁寿創作説”で全てを説明出来るのは確認しています

何故 あのような物語を書いたのか?
これは“八城十八創作説”では説明出来ませんから

でもファンタジー説と縁寿創作説 
どちらがより幸せな物語かというと 
断然 前者ですので 
僕はこちらを取ります

>ただ、竜騎士先生が何も考えずに「残念!ファンタジーでした」
>として出してきたのなら、ファンタジーなめるなと思うという話ですね。

そういうつもりではないと思います 
「挑めばミステリー、屈せばファンタジー」これは 
解けると思う人にはミステリーであり 
解けないと思う人にはファンタジーである 
ということですから 

世界構造がファンタジーであることと 
中身がミステリーであることは両立出来ます
(ノックスでもヴァンダインでも禁じられていませんし)
ですからむしろ「残念!ミステリーでした」でしょう
700691ケーナさん >>698

うみねこはいかに作者を信じられるかが重要だと思ってます。
ベアトリーチェのゲームが解けるように出来ていると信じろと何度も言われてました。

>戦人犯人説

世界構造の解釈がおそらくファンタジーと創作説で違うのでここは何とも言えません。

>ファンタジー説の世界構造

フェザリーヌが頂点にいるのはわかりましたがその他の世界構造を詳しく教えてください。

>>699

八城十八創作説で偽書が作成された理由が説明出来ないとはどういう事ですか?縁寿創作説の場合、偽書作成の理由は何ですか?
701ネムケーナさん 697

そういえばヤス自身の死亡宣告ってされてないですよね?戦人はされているのに。
ルーレットの出目が出たからヤスのルール上戦人との恋は成立させる事が出来ないと書いたつもりだったのですが…。
黄金郷で結ばれるには想い人が死んでいて、尚且つ3人の恋が不成立でないといけないんですよね。そう思うとEP6の決闘で紗音の恋が成立したのに黄金郷について話しているのは面白いですね。

ファンタジー説の場合、EP8、???の黄金郷にいた縁寿はどういう扱いになるのですか?ファンタジー説の場合、1998年の旅する縁寿=作家になった縁寿ですよね?
702くうなすケーナさん。
699
>創作なら 別に全ての真相を知っている必要もありませんし 
必要ないから「私の趣味でそう考えている」と言っています。

>でもファンタジー説と縁寿創作説 
>どちらがより幸せな物語かというと 
>断然 前者ですので 
私には、なぜそうなるのかわからないので、
両者の比較についてまとめて、資料として提示願えないでしょうか。
>>すべての真相を知っている寿ゆかりによるファンタジー小説
で問題ないのなら、ファンタジー説をよりすぐれた正解とするのは泥水の入ったワイン樽から注がれたものを
ワインだと喜んでいるようにしか見えません。

>ですからむしろ「残念!ミステリーでした」でしょう
各EPのミステリ的回答はEP7で済んでるので残念に思うはずもありません。
私はどう残念だと思えばよいのでしょうか。

もしかすると、煽りのパターンとして「言われて悔しい言葉をオウム返し」
というものがありますが、それだとすれば私には意味が通じない妄言にしか読めなかったので煽りとして的外れですね。
703gu>>700
横から失礼しますね。
各EPを縁寿が書いたとする理由がよくわからないのは私もそう思いますが、八城が書いたとする理由も疑問点があることはまちがいないですよ。

まず、「誰のため?」という疑問には縁寿のためという返答になるんでしょうね。ならばEP7を書いた理由がわかりません。

それから戦人とベアトの恋愛を描く意味もわかりません。縁寿にとってそんなことどうでもいいことだからです。むしろブラコン縁寿にとってある意味ベアトは敵ですから、EP6のように結婚式まで挙げる描写は逆効果にこそなれ、「縁寿のため」の意味がわかりません。EP4で縁寿は、ベアトにお兄ちゃんは譲れんとか言ってますでしょ。

そもそも縁寿のために
→じゃあ偽書を書こう
となる理由がわかりません。
→じゃあ手紙を書こう
でいいじゃないですか。

思いつくだけでこういう疑問がありますが、細かくいえばもっとあると思いますよ。誰か教えてください。
704ネムguさん 703

八城十八創作説の場合の偽書作成の理由は
1、ヤス(ベアトリーチェ)への贖罪
2、縁寿のため
3、六軒島の騒ぎを沈静化させるため
が主な理由です。十八の記憶の整理も人によっては含まれます。ベアトとの結婚はベアトリーチェのためです。また、ベアトとの恋愛はヤスの動機に深く関わるものだと思います。

手紙で無いのは3の理由のためです。また、偽書を書いた頃には戦人は十八になっていますので戦人の名前で手紙を出さないでしょう。そうなると縁寿が手紙を読んでくれる保障はありません。

EP7はお茶会以外はヤス、トリックについてなので問題はないですね。
お茶会を書いた理由は愛のある見方、物を多角的に見て貰う為だと思います。
EP7のお茶会が愛のない見方、EP8の戦人のゲームが愛のある見方です。縁寿は自分にとって都合のいい真実を求めてます。EP7のお茶会は縁寿にとって都合の悪い真実です。それを見せることで本当に真実を知る事が自分にとって良いことなのか考えて貰うために書いたのだと思います。
705くうなす>>704
ネムさん横から失礼します。
>縁寿は自分にとって都合のいい真実を求めてます。
八城十八には、それを知覚できません。
正気で言ってるならケーナさんに土下座してファンタジー説に転向すべきです。

>EP7のお茶会は縁寿にとって都合の悪い真実
赤字の「これはすべて真実」を受けてのことだと思いますがEP8でベルンカステルが言った通り
「~とは限らない」に続くと見るのが私には自然に見えます。
これはあの赤字だけ「唯一バックログに残らない」という特殊性を持っているため、それを重視しての主張になります。 
706gu>>704
縁寿は自分にとって都合のいい真実を求めている、となぜ八城は決めつけられるのですか?そうじゃないかもしれないじゃないですか。もし縁寿が、過去は過去として納得してない部分に折り合いをつけながら生きていこうとしていたとしたら、EP7の偽書で伝えたいメッセージは余計なお世話になります。

手紙を読んでくれる保証がないから、が偽書作成の理由なら、同じ理屈が偽書にもいえます。

六軒島の騒ぎを沈静化させるため、はなるほどです。
ヤス(ベアトリーチェ)への贖罪、は積極的な偽書作成の理由ではありえません。自らに置き換えてください。自分が最も謝りたい相手の秘密を公表しますか?たとえそれが真実だろうとなんだろうとです。
ヤスの動機に深く関わるからなぜ公表なのでしょう。世間の評価を気にしているのですか?縁寿には世間の評価なんて気にするなという主張をEP8でやっておいてですか?普通は墓前に報告すれば事足ります。
707名無しさん賑わってるね〜。
ヤスについて書いてないとうみねこの話が成立しないからじゃね?ゲームとして成り立たない。うみねこはゲームで購入者に解いて貰うんだから書いてないとノックスやらに引っかかる。
って言うかguの考察はどんなのなの?十八創作説でもなければ縁寿創作説でもない。ファンタジー説?
708ケーナ>>700

>フェザリーヌが頂点にいるのはわかりましたがその他の世界構造

これは作品中に書かれている通りです 
“虚無の海”と呼ばれる異世界があり 
そこに“天界大法院”“図書の都”“元老院”
“ベアトの領地”“現実世界のカケラ”などが浮かんでいます
(以下参照http://keena。web。fc2。com/sekaikouzouzu。jpg) 

ちなみにフェザリーヌは頂点にいるわけではなく 
“世界そのものを書き換える”ことが出来る為 
何でも出来るだけです

>八城十八創作説で偽書が作成された理由が説明出来ないとはどういう事

僕が縁寿創作説を採る場合 
EP1~8の記述は全て 
その創作に書かれているという前提ですが(偽書ではない)

八城十八創作説の場合 
それすら解釈しかねますし 
何より誰に向けて何の為に書いたのか?
が解らなくなります

>縁寿創作説の場合、偽書作成の理由は何ですか?

これは『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』の最後に書いているので 
そのまま引用します(ちなみに偽書ではない)
 
“まず第1に“絵羽の名誉回復の為”です。夫と息子を含む親族全員を皆殺しにして、右代宮家の財産を独り占めにしたことになっている絵羽。しかし、実際は被害者的側面が強く、真相を打ち明けられなかったのは縁寿の為、という事情がありました。自分の為に絵羽が悪者として認識されていることは、縁寿にとって耐え難く辛いことだったに違いありません。ですから真相を明らかにすることで、絵羽の名誉を回復したかったのです。
第2に“紗音の願いを叶える為”です。絶望のあまり、自分の差し出せるものを全て差し出して“儀式”に臨んだ紗音でしたが、儀式を始めることさえ出来ず、惨劇のきっかけを作っただけ、となってしまいました。そんな紗音がしたかったこと、そして望んだ奇跡を叶えてあげたかったのです。第3に“六軒島爆発事故の被害者の為”です。一夜にして人生の幕を下ろされた15人。彼らの為に、たとえ物語の中とは言え、彼らが幸せに生きる世界を描きたかったのです。第4に“マリアージュ・ソルシエールの魔女として魔法の素晴らしさを広める為”です。その為にゆかり先生は作家になったのですから、これはある意味、当然の話です。そして最後、第5に“自分自身の為”です。自分の想いに気づいてくれない天草に振り返って欲しかった(これはEP5・6限定)。そして、いつかきっと戦人と再会出来る、という希望を持ちたかったのです。”
709ケーナネムさん >>701

>そういえばヤス自身の死亡宣告ってされてないですよね?戦人はされているのに

別に《赤:紗音も嘉音もベアトも安田紗代も1986年に死亡している》でも問題ないと思いますけどね 
八城幾子として生きているのなら

>黄金郷で結ばれるには想い人が死んでいて、尚且つ3人の恋が不成立でないといけない

そういうことですね 
コミックEP8でヱリカは黄金郷を“死者の国”と表現しましたが 
あながち間違いでもないでしょう

>ファンタジー説の場合、EP8、???の黄金郷にいた縁寿はどういう扱い

魔女は“虚無の海”では絶大な力を持っていても 
現実世界に影響を及ぼす力はほぼないと考えられます(フェザリーヌ除く) 
ですから縁寿が魔女の駒として体験したことを 
現実世界の縁寿の記憶に流し込む 
これが精一杯だったのでしょう 
縁寿がそれを「こんなの妄想、白昼夢だ」と思ってしまえば 
それで終わりになってしまう程度です

ですからEP3の最後で 
ベルンカステルが縁寿の前に姿を表すことが出来たのは 
ベルンカステルが高位の魔女だからでしょう
710ケーナくうなすさん >>792 

>ファンタジー説と縁寿創作説 
>どちらがより幸せな物語かというと 
>断然 前者

“現実がそうではない”から創作するわけです 
ならばEP8の幸福な結末も
“実際にはそうではない”ことになります 
711ケーナguさん >>703

>>708を参照して頂けたら…
712ネムケーナさん 709

すみません書き方が悪かったですね。EP8の裏お茶会で数十年後のシーンで黄金郷が出てきますが、その黄金郷に縁寿がいます。その縁寿の扱いはどうなっているのですか?ファンタジー説の場合、作家になった縁寿と旅する縁寿は同一ですよね?
713ネムguさん

十八の縁寿に対する認識については以前やり取りしていた下記を参照してください。

>>567>>572

十八は6歳の縁寿とマスコミの報道等から現実の縁寿について情報を得たり、真実を知りたがっていると推測したと思います。留弗夫一家犯人説などもあって縁寿が留弗夫たちの無実を証明するために真実を追うだろうと考えたと思います。
EP8の数十年後の場面で"八城十八に会いに行ったが断られた事がある"、"兄からのメッセージを受け取れたはず"、"また事件に縛り付けられてしまう"など縁寿が言っているので十八の推測は当たっていたと思います。
縁寿が作家八城十八に会いに来たので推測が確信に変わったのだと思います。
714くうなす>>710
>“現実がそうではない”から創作するわけ
「ノンフィクションというには装飾が多すぎ、かといって妄想ではない」
創作は実在しますが、ご存じないのでしょうか?

715gu>>711
「偽書ではない」の意味がわからないので的外れになるかもしれませんが

1は、EP3で真逆のことをしていることをどう考えているのか、追加で説明してくれると助かります。

2は、考え方そのものの話ですけど、「紗音の願いが叶ったという話を書くこと」が「紗音の願いが叶った」ことと同義になるのでしょうか。追加で説明してくれると助かります。

3は、ちょっと意味が…。EP8のことでしょうか。追加で説明してくれると助かります。

4は、よくわかりました。

全体として、書くことによるメリットが0ではないということは理解できました。なので最後に、デメリットとの比較についての考えを教えてください。
絵羽の汚名は晴れるかもしれませんが、かわりに自分の家族に汚名がかかる可能性。
心ない山羊を増やし、自分に実害がでる可能性。
親族のプライベートを公開することの罪悪感。

まだあると思いますが、これらのデメリットを受けてでも書く価値があるものなのか、他の方法はなかったのか、どう考えていますか?
716くうなすEP8:???を見返しますと、
寿ゆかりは、八城十八を評して
「私から見てさえ」限りなく近い真実に至っていると言い、
二人組で男性の作家もいると聞いた瞬間に
「ある一つの奇跡の予感」を抱いたわけで、
戦人の影響によらず縁寿は真実に至っているように見えます。

また、八城十八に会いに行ったときには、
「寿ゆかり」ではなく「右代宮縁寿」と名乗って会いに行っていたともあります。
そのうえで、十八(戦人)が面会を断ったとありますので、

1998年前後の出来事の出来事としては、
伊藤幾九郎の偽書発表
→八城十八のミステリ作家デビュー
→右代宮縁寿として八城十八に面会を求める
→寿ゆかりに改名(「縁寿の”転落死”」)
という流れであるように思えます。
717gu>>713
なるほど。理屈はよくわかりました。あとは感情論なので一応教えていただけるとうれしいのですが、デメリットとの比較です。

EP7を見せることで縁寿に重大な心のキズを負わせてしまうかもしれない可能性。
EP7を公開することで世間の目が縁寿を苦しませる可能性。

自らに置き換えてください。残酷な真実を見せることで、真実なんてくだらないとわからせようとすることがいくら理屈で正しかったとしても、大事な相手にそれをできますか?普通はEP8で十分と考えるんじゃないでしょうか。それでわからなかったとしても(わかったかわかってないかは八城に知ることはできないわけですが)、しょうがないというような気もします。EP7を書くことは、一歩譲っても最終手段じゃないんでしょうか。どう考えていますか?

あと、EP7,8はわかりましたがEP6はまだわかりません。
718くうなす716の追記として、私の妄想では、
1998年前後の縁寿は、偽書作家への怒りから、もっともらしいミステリ仕立ての偽書をもとに
幻想存在が暴れまわる荒唐無稽な「ゲーム盤」を作成して偽書をおちょくった事になっています。
(なお、EP3のエヴァ・ベアトリーチェを絵羽本人と考えれば、
このゲーム盤は犯人役を甘受した絵羽の気を紛らわせる目的も考えられます)
絵羽の死後、縁寿のしがらみを捨てて寿ゆかりに改名してからは「ゲーム盤」の作成もやめて、
そのころに八城十八の騒動で事件が語られなくなって数十年後に至る事となります。
719くうなす横から失礼します。
>>717
>EP7を見せることで縁寿に重大な心のキズを負わせてしまうかもしれない可能性。
>EP7を公開することで世間の目が縁寿を苦しませる可能性。
この二つを考えると、
戦人が霧江の実子だと知らなかった十八が、
霧江への恨みから留弗夫一家犯人説を主導するためにEP7偽書を書いた、
とするほうがしっくり来る気がします。
この場合、戦人本人も、(執筆時点では)縁寿に対していい感情は抱いていなかったことになりますが。
720gu>>719
なるほどー。理屈は通りますねー。

あとは十八がそういう人だったと認めるか認めないかの、個人の消化の仕方だけですね。
721ネムguさん 706

>偽書を流した理由

3の理由のため偽書をインターネットで発表したと思ってます。縁寿だけでなく縁寿以外の人にも読んでもらうのが目的です。多くの人に読んでもらい、心ない噂などで傷つく人がいることと魔法について理解して貰う狙いがあったと思います。

>ヤスについて

1の理由があるからです。ヤスの魔法設定ではメタ世界など幻想世界が存在し、魔女が書いた物語は実在できるとなっています。偽書に書くことで魔法思想を知ってもらい、ベアトリーチェという魔女をEP6のベアトにとっての幸せな世界を実在させたかったのだと思います。ヤスについて書かなければベアトリーチェ、魔法について理解してもらえないと思います。爆発事件にはヤスの魔法思想が大きく関わっています。
世間では作家八城十八は幾子であり、右代宮家とは全く関係ない人物となっています。ヤスについて書いてもそれが真実と信用出来る根拠は偽書を読んでいる人たちにはありません。しかし右代宮家である縁寿には偽書に書かれている右代宮家の描写が自分から見て真実に近いものである為簡単には無視出来ません。
722ネムguさん 717

EP7ですが721で書いた作家八城十八は世間では幾子であると同じ理由です。

>719、720

戦人が留弗夫、霧江を明日夢のことについてまだ許しくないと言ってたのでありえるとは思いますね。縁寿については罪はないと思っていたのも確かで、どうでもいいと思ってたけど自分が縁寿と本当に血が繋がっていたと知って傷ついて欲しくないと思い始めたのかなと。私は戦人が善人なただの被害者とは思ってないので結構悪く疑った見方になりますが。
723gu>>721 >>722
とてもよくわかりました。
偽書は、縁寿だけでなく縁寿のような境遇の方すべてに向けて発しているのですね。これは手紙では達成できない目標ですからね。

「右代宮家である縁寿には偽書に書かれている右代宮家の描写が自分から見て真実に近いものである為簡単には無視出来ない」が故に、EP7を見せることで縁寿に重大な心のキズを負わせてしまうかもしれない可能性についても、できれば考えをきかせてください。

あと、もはやイチャモンで私の価値観を押し付けるカンジになるのですが、世間にとって信用できる根拠なんて必要なく邪推するものです。なので、EP7で世間の目が縁寿を苦しませる可能性や、故人や大事な人のプライベートを晒すことで起きうる縁寿への誹謗中傷が過熱する可能性を高めることは、否定できなくないですか?
どうなんでしょう。


724くうなす719を書いておいてちゃぶ台返しすると、EP7は別に発表された偽書と明言されているわけじゃないんですけどね。

ネムさん
八城十八の場合、どれだけ記憶が回復しているか、
絵羽の生死・縁寿の「生死」等の状況変化で感情が揺れ動く物と思われます。
あるいは、それらによっても変わらないものもあるかもしれません。
そのあたりを整理できていないんじゃないでしょうか?

>>704の理由3について、当初、伊藤幾九郎としては六軒島の騒ぎを盛り上げる働きをしていて、
その後に、十八が「絵羽の日記はありまぁす詐欺」を行った結果、六軒島の騒ぎが沈静化した

私には時間経過・事件の発生によって心境が変わったように見えますが、
ネムさんは、そういった部分の考慮をしているのかわかりづらい主張になっています。
725ケーナネムさん >>709

EP8における数十年後の黄金郷に出てくる縁寿の解釈については 
僕が竜騎士07さんに聞きたいところですが 
(1)縁寿の駒がゲーム盤に残っている為(プレイヤーだけ現実世界に帰った)
(2)ベアトのゲームの記憶が十八の中に蘇った為 
(3)単純に大団円の為 
こんなところでしょうか
726ケーナくうなすさん >>714

そういう創作があるかどうかという問題ではなく 
縁寿が『うみねこのなく頃に』という物語を 
世間に発表する際 
書いてあることが全部本当ならば 
そんなものを発表してもしかたありません

それこそ絵羽の日記を公開すれば良いだけの話です
727ケーナguさん >>715 

『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』をご覧頂くのが 
一番手っ取り早いと思いますが 
非常に長いので概略だけ説明しておきます 

『うみねこのなく頃に』のシナリオを書いたのは表向き 
竜騎士07さんということになっていますが 
本当は寿ゆかり先生が書いていました 
というのが『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』の設定です 

つまり作中の現実世界に 
『うみねこのなく頃に』というゲームが実際にあるわけです 

>1は、EP3で真逆のことをしていることをどう考えているのか

『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』の作中設定では 
EP3のゲーム盤のシナリオには 
八城十八が書いた偽書を採用しています 
ですから“絵羽が生き残る”という物語を書いたのは 
ゆかり先生ではなく八城十八です 

>2は「紗音の願いが叶ったという話を書くこと」が「紗音の願いが叶った」ことと同義になるのでしょうか

まず 現実世界では紗音の願いは叶いませんでした 
叶わないどころか親族が速攻で碑文の謎を解いてしまった為 
ミステリーを仕掛けることすら出来ませんでした 

もちろん「紗音の願いが叶ったという話を書くこと」で 
起きてしまった結果を覆すことはできませんが 
「せめて物語の中でだけでも紗音に幸せになって欲しい」 
ということです

>3は、ちょっと意味が…

これも>2について書いたのと同じことです

>絵羽の汚名は晴れるかもしれませんが、かわりに自分の家族に汚名がかかる可能性。
>心ない山羊を増やし、自分に実害がでる可能性。
>親族のプライベートを公開することの罪悪感。

この説明には『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』の一場面を引用します(ネタバレになっちゃいますけど)

“■2006年 10月6日 未来庵 
「ねぇ、天草。今日であの事故から、ちょうど20年ね」
「もう、そんなになるんですね。俺もお嬢も老けるわけだ」
「あんたはともかく、私は老けてないわよ! 今こそ、大輪の花の如く咲き誇っているんじゃない」
「そうですかい、俺には青い蕾の如く可憐だった……ってお嬢にそんな時代はありませんでしたね」
「余計なお世話よ! 悪かったわね、荒んでて」
「いえ、むしろよくぞここまで更生しましたね。俺の苦労の甲斐もあったというものです」
「そうね、あんたには迷惑を掛けっぱなしだった気がするわ…じゃなくて! もう、話が全然前に進まないじゃない」
「へいへい、真面目に拝聴いたしますぜ」
「……そろそろ、あの事故の真相を世間に公表しても、良いんじゃないかと思うの」
「…………」
「もう、興味本位であの事故を追いかける者はいない、今日のワイドショーでだって取り上げられていなかった。あの事故はこのまま忘れ去られていくわ、絵羽伯母さんの陰謀ということでね…」
「…………」
「私は絵羽伯母さんの名誉を回復したい、あの人の苦しみと絶望を理解して欲しい。だって、その原因の一端は私にもあるんだから」
「……俺は会長の日記を読んでいませんから、あの事故の真相は知りません。小此木社長は読んでいたかもしれませんが、もうお亡くなりになってしまったから、知っているのはこの世でお嬢1人だけだ。そのお嬢が会長の名誉を回復する為に真相を明らかにするってんなら、大体の内容は想像出来ます。ってことは、そんなことをしたら、今度はお嬢が傷つくことになるんじゃないですか?」
「あんたが絵羽伯母さんの日記を渡してくれてから、もう8年よ。今更、傷ついたりしない。でも、おそらく日記を公表したところで、誰もそれを信じないわ。だって、証拠なんて何一つないんだから。日記を渡してくれた時、あんたは私に言ったわよね“ビルから飛び降りたばかりの私に、あの日記を見せたところで意味がなかっただろう”って。それと同じことなのよ」”
728ネムguさん 723

>EP7について

ここについては幾子が全く事件とは関係ない人物なのでEP7お茶会は信憑性がないとしか言いようがありません。そのギリギリ信用するには根拠が無いからこそ爆発が起きるまで親族は仲良く過ごしていたという解釈をする事が出来るのかなと思います。

>六軒島事件の沈静化

くうなすさんが724で書かれてますが絵羽の日記公開のドタキャンがあります。
八城十八は偽書作家の中でもカリスマ的存在でした。偽書で魔法と縁寿が噂によって苦しんでいる事を伝え、絵羽の日記公開のドタキャンで六軒島事件を有る事無い事騒ぎ立てるのは不謹慎だとして騒ぎを沈静化させました。
六軒島の事件の沈静化は偽書と絵羽の日記公開のドタキャンの二つで行ったと考えてます。どちらか一方だけではあまり効果はなかったのではと思います。
729ネムくうなすさん 724

すみません。どの辺りの事なのかよくわからないので詳しくお願いします。
722の戦人についてでしょうか?
730くうなす>>726
ケーナさん
>書いてあることが全部本当なら
私はそのような創作があると言ったつもりはありません。
「本当のことを知った上で書いている」ことと
「書いてあることが全部本当」であることの違いが
解らないのでしょうか?

「本当のことを知った上で書いている」というこちらの主張を捻じ曲げ、
ケーナさん特製の藁人形相手に論破したいというなら勝手にすればよいですが、
それは、決して私の書き込みに対する発言ではありません。

「本当のことを知った上で書いている」根拠としては、716を引いて
>「私から見てさえ」限りなく近い真実に至っている
「私」こと寿ゆかりが真実に至っていて、それと比較して「(偽書が)限りなく近い真実に至っている」と断言している点を挙げておきます。

対照する真実がないと近いか遠いかわかるはずがありません。

ネムさん
>>729
>どの辺りの事なのかよくわからない
私が見たところ、八城十八の執筆動機が「執筆時点で予測不可能と思われる結果」から逆算したものにみえます。
それなら、八城十八は魔法を使って世界を改ざんできるというファンタジーのほうが解りやすいです。

もし、偽書ではないEPとしての執筆が縁寿の死亡後(1998年頃)で、
寿ゆかりは八城十八の想像上の人物であり、実在しない存在であるという主張なのであれば、
それはそれで一つの回答だと思います。
その場合、八城十八は偽書で追い込んで縁寿を殺しておいて、
「失踪しただけで将来再会できるのだ」と現実逃避していることになって
私はおぞましさしか感じませんが。
731ネムくうなすさん 730

まず私は縁寿は死んでいないと思っています。そして私は1998年の絵羽が亡くなった後に書かれていると考えています。十八は現在の縁寿の行動を基に偽書の縁寿を書いています。時系列は2つ考えています。


絵羽が亡くなる、縁寿飛び降りようとする→EP1、2、3、4、5発表される→縁寿八城十八に会いに行くが断られる→EP6発表→縁寿小此木に会社を譲り姿を消す→EP7発表→絵羽の日記公開のドタキャン、EP8発表→数十年後の再会

EP7に関しては縁寿が姿を消す前もありえます。

こちらは縁寿が姿を消した後に偽書が書かれた場合です。



絵羽が亡くなる、縁寿飛び降り未遂をする、小此木に会社を譲り姿を消す→EP12345発表→八城十八に会いに行くが断られる→EP67発表→絵羽の日記公開ドタキャン、EP8→数十年後の再会

縁寿がマンガEP8で1998年に必ず死ぬと赤字で言われているので偽書は1998年以降に書かれており、縁寿はEP8までには姿を消していると思います。

②が考えられる理由はEP8の魔法ENDの縁寿が作家になると書かれていることです。縁寿は数十年後のシーンで会いに行ったがまだ無名で会えなかったと言っているので、八城十八に会いに行ったときに十八たちは縁寿が作家になったと知ったと考えられます。ただ寿ゆかりまではわからなくて数十年経ってしまった。

縁寿が1998年に必ず死ぬとは縁寿が世間から姿を消したことだと思います。
732gu>>727
なるほど。偽書じゃないってそういう意味でしたか。確かにゲームであれば、EP3が最終結論ではないことは読者に明らかですし、最初のほうでむちゃくちゃやっても”つづきもの”であることが読者はわかってますから、伝えたいことを後の方に持ってくることが不自然じゃないということですか。この構造は偽書では不可能な論理ですからね。納得です。

一点だけ。絵羽の名誉を回復させることと自分の家族が疑われることは、ある意味トレードオフ関係にあります。なのに、一方は信じてもらえると思っていて一方は誰も信じるわけはないと思っているというのは、完全に矛盾していますよ?
733gu>>728
感覚としては、私が示したデメリットについて、考慮した上で公表したというよりも、そんなデメリットはないと考えて公表したというカンジなのですね。八城が書いた理由は大体わかりました。ありがとうございます。

私が思うことは、ロジックとして八城が偽書を書いた理由を完全に説明することが可能なんだなということです。あとは感情論です。これは個人個人捉え方がちがいますから、ネムさんの考えはなんとなくわかりましたし、私はやっぱり偽書作成のデメリットがあると思ってますし、それを覚悟してまで書く意味は無いと考えてしまっていますので、この差は多分埋められないんでしょうね。
ただ、理屈はよくわかりました。
734名無しさん>>732

EP8を除いた各EPの終わり方を見てもらうと分かるのですが偽書は続きものであるような書き方がされてますよ。
735くうなすネムさん
細かいことですが……(すみませんが、もし原作未読で漫画版だけ追っていたのならネタばれになるかもしれません)

>縁寿は数十年後のシーンで会いに行ったがまだ無名で会えなかったと言っている
これは「編集者相手の発言」で、そのあとの話で「右代宮縁寿」の名で面会を求めたと書かれています。
いち編集者に対して、正直に「八城十八が兄の戦人かもしれないと思って面会を求めました」
と、わざわざ「寿ゆかり=右代宮縁寿」を明かす必要性も価値もないので、
「まだ無名で会えなかった」という言い方をしただけと思われます。
「右代宮縁寿」のときと「寿ゆかり」のときで2度面会を求めた可能性もありますが、
それが成立するタイミングについていろいろ仮定するよりは、単なる誤魔化しと読んだほうがシンプルな考察だと思います。

ちょうど、原作EP8「???」を見なおして>>716に引いたことでもあるのでこちらも御覧ください。
736ネムくうなすさん 735

ゲーム、マンガの両方ですので大丈夫です。お気遣いありがとうございます。
くうなすさんの言うとおり縁寿が誤魔化している事も考えられます。姿を消しているのに縁寿と名乗ると騒がれますしね。②はこんな考えも出来るかなというものですので…。
縁寿が作家になったのは数十年後に言っていた自分が受けた教えを伝えたいからと考えれば偽書を読んだ影響でしょうね。偽書内で縁寿を作家にしたのは造物主=作家の伏線ですかね。
作家にしたのと縁寿を海辺の町に向かわせたのは自分に重ねたのもあるかもしれません。
737ケーナくうなすさん >>730

元々この話は 
「何故、ファンタジー説の方が創作説よりも幸せなのか?」という 
くうなすさんの疑問への僕の回答から始まっています 

縁寿がこのような物語を発表するからには 
何らかの意図があるわけで 
「本当のことを知った上で書いている」のなら 
どれだけ本当のことを書いているのでしょう?

そもそもくうなすさんは 
八城十八という存在をどのように考えていますか 
実際にこのような人物が作中の現実世界に存在するのでしょうか? 
そして数十年後の再会の場面は一体何なのでしょうか? 

“縁寿創作説”を僕以外に主張する人を見たことがなかったので 
どういう解釈なのか気になります
738ケーナguさん >>732

僕は八城十八の4つの偽書 
「Alliance」「Banquet」「End」「Dawn」は続き物だと考えています 
「Alliance」の犯人が絵羽なのは 
世間の注目を集める為で 
本命はそれ以降なのだと

そもそも八城十八が偽書を書く理由は 
絵羽や縁寿を救う為のはずですから 
「Alliance」単独では 
明らかにおかしいです

『我らの告白』の最後に以下の内容があります 
“遺言に従い、大ベアトリーチェ卿の死後に、この未完成原稿を公開する。この原稿を読んで、私は晩年の彼女の悲しみを思い浮かべ、涙が浮かぶのを禁じえなかった。同時に、彼女が哀れでもあった。彼女は愛ある者を求めながらも、彼女の心は皮肉的に批判的に、愛なき者への怒りでいっぱいであったからだ。彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。しかしそれは違った。彼女は1000人の中に、1人でも多く届くことを願ったのだ。それを彼女に問えば笑いながら否定するだろう。しかし間違いなく、それが彼女の本心だったのだ。”

縁寿の心境はこれに近く 
「絵羽の真実を理解してもらいたい。しかし、絵羽の日記を公開してさえ、その真実が理解されるとは思えない。それでも、自分がこの物語を書くことで、1000人に1人くらいは理解してくれる人がいるかもしれない」といったところでしょうか 

絵羽は縁寿の為に自らを犠牲にして
霧江と留弗夫の罪を背おってくれた訳で 
絵羽の名誉を回復するというのは 
それを元に戻すだけです
739ネムguさん 733

私も絵羽を犯人としたEP3や留弗夫一家が犯人であるEP7のお茶会を何故十八が書いたのかわかりませんでした。EP3は偽書が続きものなので絵羽が縁寿に真実を隠していたと後のEPを読めばわかりますがEP7は次のEP8で終わりですから。しかし書いてある以上意味があるはずと考えた結果下記の考えになり、納得しました。

八城十八は世間的に幾子であり信憑性がない。

EP7が書かれた頃には留弗夫一家犯人説が疑惑の頂点になっていたとEP8で言われています。EP7裏お茶会で縁寿は戦人に周りに留弗夫達が犯人だと言われたと泣きながら話しています。それに戦人は皆有る事無い事好き勝手に言ってるんだねと返しています。EP7お茶会は留弗夫一家犯人説が縁寿を苦しめていると伝えていると考える事も出来ます。

EP7裏お茶会で縁寿があの日何があったのか戦人に聞くと、戦人は教えると言い、辛い話でも悲しい話でもないと言っています。そして縁寿に"聞いた縁寿が自分で決めるといい"と言っています。
十八はEP7お茶会のような愛のない解釈とEP8の戦人のゲームのような愛のある解釈、両方見せる事で真実を追うことが縁寿にとって良い事なのか、真実は縁寿にとって価値がある物なのか考え選ばせたいのだと思います。一なる真実を読んだ縁寿に戦人が"真実なんてたいしたものじゃなかっただろ"と言っている事からも伺えます。
縁寿が自分で考え選ぶことに意味があるので愛のない解釈、愛のある解釈の両方が必要だったのでしょう。

EP3と同じで単体で見るのではなく後のEP、各EPと繋がっていると考えればEP7お茶会は書く理由があったと今は思ってます。

分かりにくい説明ですみませんでした。guさんが納得出来る真実を見つける一助にでもなれたら良いのですが。
740gu>>738
つまり、本気で絵羽の名誉が回復できるとは思ってないわけですね。あるいは、奇跡的にできたとして家族に疑いがかかることになっても、それはある意味正当な非難だから甘んじるだけだと。霧江や留弗夫を飛び越えて戦人にまで飛び火する可能性を含むわけですが、別に構わないと。
741guそれから、ちょっと待ってくださいね。つづきものについての認識がちがいすぎて、順番に説明させてください。

まず勘違いしてほしくないのは、別に私は偽書はつづきものではないと言ったつもりはありません。偽書=EPという前提では、偽書がつづきものであることはわかっています。なので私は偽書=EPという前提のほうがまちがっていると思っていますが、それでは論の土俵が変わってしまうのでちょっと横に置いといてください。

言いたかったのは、偽書ではつづきものであるという「読者の認識」に齟齬や時差が生まれてしまうことが問題だけど、ゲームであればそういう問題はないですねということです。

①EP6の偽書の説明から、EP3~6は同時期に出されたものじゃない。
②”最新作”という表現からは、それが○部作の第○巻という扱いではないらしい。
読者にとってその作品が何部作なのかは、内容の位置づけを把握する上でもある種の覚悟がちがってきます。自分が今読んでる本の内容は、序盤なのか中盤なのか終盤なのかによって受け取り方もちがってきます。
③そもそも偽書には「個人が拾った公表されてないメッセージボトル」だという建前がある。
メッセージボトルの内容も偽書と同質のものですから、メッセージボトルもつづきものであることになります。EP1,2もつづきものでしたね。であっても、他の本物のメッセージボトルは発見されず海の底ですから、メッセージボトルや偽書の終わりがまるで続きがあるかのような描写で終わっていたとしても、その続きが発表される保証なんてどこにもありません。
④作者の個人的都合で続きを書かないこともありえる。
ですから、作者が最初から「私はメッセージボトルを○個拾っています」ということを公言しないかぎり、その最新作とやらがまだつづくのか最終巻なのかは判断できません。

ということを考慮してEP3を見てみます。たしかに続くかのような文末です。しかし「私が拾ったメッセージボトルはこれだけです」となる可能性は十分ありえます。そうじゃなかったと読者が気づくのはEP4が公表されてからになります。そのタイムラグの間、世間を煽ることや縁寿にダメージを与えることうけあいです。なんせ、「私が伝えたいメッセージはもう少しあとの偽書で出てきますから、これが本当に伝えたいことではないんですよ」ということは読者には伝わりません。
ケーナさんがいみじくもおっしゃった、「『Alliance』単独では 明らかにおかしい」という考えは、単独では読者が誤認しかねないことを示していますね。読者が、『Alliance』が単独でないことを知る術はないと思いますよ。


あと、メッセージボトルの性質を考えるとそれがつづきものであるという考えには違和感しかありません。それぞれが独立していると考えたほうがスッキリすると思います。
つづきものであった場合、もし正式に発見されたメッセージボトルが10部作のうちの2,4,6,8だったらどうなるんでしょうね。
また、つづきものであった場合、EP4で言及されている「どちらも六軒島の惨劇を記しているがどちらが本物かわからない」というメッセージボトルの評価は変わってくると思いますよ。「物語が続いている。つまりこれをすべて集めたときに真実がわかるはずだ」となるんじゃないですか。

疲れました。
742gu>>739
ですから、EP7~8が続いていると考えるのはまちがいとは絶対いえませんが、同時に出していない限りEP7のあとに続きが出ることを縁寿は知りえないと思いますよ。そのタイムラグの間に縁寿に与えるダメージはどうなんでしょうね。
変な例えですが、EP7で縁寿にやっていることって、「火は熱いから気をつけろ」ということをわからせるために「ヤケドさせてから『ね、熱いでしょ』とわからせた」ようなカンジにしか私には映らないんです。

ただ、価値観の話なのでネムさんの考えを否定できるものではありません。
わかりやすい説明ありがとうございました。
743ネムEP3も7も単体で見た場合、世間に対する批判だと思うのですよね。
EP3は絵羽が犯人ですが、絵羽の人柄について詳しく書かれています。本来は優しく家族想いな家庭的な人。それが裏お茶会で書かれているように犯人と疑われ、何をやっても悪く言われ追い詰められて変わっていった。絵羽の台詞にそれが出ています。
EP7の裏お茶会は留弗夫一家犯人説で縁寿が傷ついていると書かれています。

世間の身勝手な犯人説、噂のせいで絵羽はこんなにも追い詰められ、縁寿は苦しいんでいるんだぞという痛烈な批判だと思うのです。
744くうなすケーナさん>>737

>縁寿がこのような物語を発表するからには 
>何らかの意図があるわけで 
8エピソードの形式で語られたもの(「うみねこのなく頃に」と呼ぶべきか悩むところです)
の執筆動機は複数あるものと思いますが、
六軒島爆発事故の真相について語りたいのではなく、寿ゆかりこと右代宮縁寿の自伝として、
六軒島爆発事故とそれ以後の騒動が重要な位置を占めていると考えるのがわかりやすいように思います。

>「本当のことを知った上で書いている」のなら 
>どれだけ本当のことを書いているのでしょう?
基本的に、各EPで描いている話は「このような内容の偽書/ヤス本人の創作が書かれた」
ということがベースで、
それに縁寿がいくつか書き加えたものであり、
「実際に六軒島で起こったこと」はあまり書かれていないと考えています。
>>727でケーナさんが似たことを書いているので、細かく説明する必要はないと思います。)

「実際に六軒島で起こったこと」のすべてを知るというのは神ならぬ身の縁寿ではできません。
「縁寿が実際に体験した、あるいは調査の結果として事実と判断したこと」の精度が、
部外者に比べると非常に高いという意味で理解してください。

>八城十八という存在をどのように考えていますか 
作家としての八城十八が二人組のミステリ作家であることや、偽書作家でもあったのは疑う必要は感じませんので、事実でしょう。
八城十八が戦人本人であるのも疑う必要は感じません。
戦人は当事者といってもただの人間なので、やはり「実際に六軒島で起こったこと」のすべてを知ることはできませんが。

>実際にこのような人物が作中の現実世界に存在するのでしょうか? 
EP6で起こったことは、「事実ではない」と書かれているので、
もし、(縁寿との面会を拒絶した戦人には会わないで)幾子と縁寿とで
会っていたとすればという仮定の下で想像されたものでしょう。

フェザリーヌなる幻想存在は実在しませんが、ほかの幻想存在同様に、寿ゆかりが趣味で出しているものだと考えています。

>そして数十年後の再会の場面は一体何なのでしょうか? 
基本的には事実と考えています。
十八や幾子の発言に全く嘘がないとは断言できませんが、
意味もなく嘘をつくほど不誠実でもないでしょう。

福音の家のハロウィンパーティの場面は、基本的に第三者視点で書いてありますが、
戦人(十八とは別人格)を一人称にしてかかれているので、その心情はフィクションです。
書いているのは縁寿なので戦人の心情も十八の心情も推測までしかできません。

余談ですが、「本当のこと」と一概に言っても下記4つはどれも
解釈次第で「本当のこと」だといえそうです。
考え方次第で本当のことの範囲は変わってきます。
1・縁寿が実際に体験した、あるいは調査の結果事実と判断したこと
2・実際に六軒島で起こったが縁寿の調査から漏れたもの
3・縁寿の裏付け調査の結果、六軒島で起こった事実ではないが、実際に偽書に書かれたこと
4・児童向け作家としてのテーマ、伝えたいもの

逆に、縁寿が知っていて書かなかった部分もたくさんあるでしょう。
これを「隠した」と考えれば本当のことを書いている度合いは下がります。

どれだけ本当のことを書いているのかは定量的には判定できません。
745ケーナguさん >>740 >>741 

>本気で絵羽の名誉が回復できるとは思ってない

この部分は僕とguさんで食い違いがあるように思います 
「1000人に1人にしか届かないだろう」とは思っているでしょうが 
同時に「1人でも多くに届いて欲しい」という思いがあるはずです 

本気で絵羽の名誉を回復出来ると思っていますし 
するつもりですが 
同時にそれが非常に困難であることも理解しているのです

>霧江や留弗夫を飛び越えて戦人にまで飛び火する

事故からずいぶん時間が経っていますから 
○○犯人説は一通り出尽くしているはずです 
その中には当然「戦人も犯人の1人」「戦人が犯人」もあるわけで 
世間の認識にたいした影響はないでしょう

僕の認識は 
偽書≠EPですが 

八城十八の偽書が“つづきもの”であることに関して 
やはり食い違いがあるように思います 
八城十八の偽書は内容的にはそれぞれ独立しています 
しかし 発表した順番には意味があり 
順番に読むことで読者を誘導する仕組みになっていると考えられます

偽書がメッセージボトルと同じく 
ワインボトルに収まる程度(ノート片9枚)の内容であるとして 
そこにはゲーム盤の連続殺人の部分だけが 
簡潔に記されていると考えられます 

EP5と6に関してはもはや 
連続殺人がまともに遂行されさえしませんが 
EP中の人物の発言から 
どういう内容であったか推測出来ます 

八城十八の意図が「偽書を執筆することによって絵羽と縁寿を救うこと」であるならば 

“「Banquet of the golden witch」は、九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て描いており、これこそ六軒島の真実ではないかとさえ囁かれ、ワイドショーでまで取り上げられたことがある…。” 
(>>738で間違ったことを書きました)

これは完全に八城十八の意図と矛盾します 
しかし これを書いた目的が“自分の偽書に注目を集めさせること”であったなら 
話は変わってきます 

「Banquet」は単なる“撒き餌”であり 
本命はそれ以降の偽書なのです 

「Alliance」は戦人以外全員共犯 
「End」は戦人も含めて全員共犯(夏妃除く)
「Dawn」は全員共犯で殺人も狂言 

この流れは明らかに読者を誘導していますし 
EP8の戦人が縁寿に向けたメッセージとも符合します 

これを指して 

“ ……しかし、私は兄からのメッセージを、ちゃんと受け取れていたはずだ。それは、伊藤幾九郎のこと。私は、真実に至ったと自称する偽書作家、伊藤幾九郎の正体が八城十八だと気付いた。そして、なぜ彼女が真実に至ったと自称できるのか問い質そうと、出版社を通じて面会を要求したのだ。”

という内容があるのでしょう 

ちなみにメッセージボトルに関しては 
コミックEP8で8本流していました 

そのうちの2本が拾われたことで
 
“メッセージボトル偽書作家とは、その名の通り、六軒島の事件を記した謎のメッセージボトルの、文章を捏造して発表する者たちのことである。彼らは、新しいメッセージボトルが発見されたと称し、よく似た贋作、もしくは、真相を自分なりに解釈した新説を、右代宮真里亞の文書を騙って発表するのだ。彼らは堂々と「右代宮真里亞」を名乗り、さも自分は当事者で真相を知っているかの如く、新しい奇怪な物語を描き、それを、ニンゲンが新しく手に入れた海、インターネットの大海に、第三、第四のメッセージボトルとして放っているのだ…。”

という状況になったことから 
それぞれが完全に独立し 
完結していることが解ります 
746ケーナくうなすさん >>744

概ね 僕の解釈と近いようですが 

八城十八に関しては 
認識が違うようです 

>八城十八が戦人本人であるのも疑う必要は感じません

この解釈の一番の問題点は 
「こんな物語を発表してしまったら、八城十八周辺が大騒ぎになってしまう」ことです 

>>そして数十年後の再会の場面は一体何なのでしょうか? 
>基本的には事実と考えています。

ということはこの物語は一体
いつ書かれた作品なのでしょうか?
747ネムguさん 741、742

私の考えなんですがEP1と2はヤスのメッセージボトルを基に幾子が書いた物だと思います。メッセージボトルは真里亞の手記風、真里亞視点ですから十八の偽書とは主観が違い、全員死亡で終わるが内容は違う事から続き物ではないと思います。ヤス本来のメッセージボトルはEP1を真里亞視点にして、お茶会以降を除いたような物だと思います。メタ世界、赤字などは十八達の付け足した設定です。各EPでメタ世界は続いてますがゲーム盤が続いてないのはゲーム盤部分がヤスのメッセージボトルにあたる部分でヤスのメッセージボトルが続き物ではないからだと考えられます。
十八達の偽書が戦人視点なのはヤスが誰に解いて欲しくて作ったゲームなのかわかっているからです。真実に至ったとはそう言う意味もあるのでしょう。
EP1、2がヤス作なのはヤスのメッセージボトルが原案だからでEP3〜は十八が原案だから作家八城十八の作と偽書で言ってるんだと思います。

guさんが原作だけだと申し訳ないのですが、
マンガ版で 例えばEP3だとTo be continued on Episode4 Alliance〜と書かれてます。十八の偽書にも書いてあると考えられます。

748gu>>743
それはヒニクというやり方をやったということですね。もちろん否定なんてできません。あとは価値観だけなんです。私はそんなヒニクは読者にはわからんと思う、と思っているだけです。それをするなら、EP8の学園山羊にイジメられる縁寿を描写すれば十分と思っているだけです。

>>747
いろんな考えがありますね。つまり偽書の位置づけは、偽メッセージボトルではなくメッセージボトル解体新書というカンジなのですね?その考えは整合性はとれているなあと感じますが、EP6の偽書に関しての説明で細かく嘘をついていることに違和感を覚えます。

>EP1、2がヤス作なのはヤスのメッセージボトルが原案だからでEP3〜は十八が原案だから作家八城十八の作と偽書で言ってる
↑↑
なるほどと思う一方、世間の八城十八の評価を無視してるなあと感じます。世間の認識している八城十八という作家は一人ですから、1,2が別であることを「世間は」認識できませんからね。偽書の説明は縁寿視点か神視点のどちらかで書かれてますけど、どちらにしろ世間視点ですからね。その文章でそういうことをしてもいいものなのかなとは思ってしまいます。

あと、第三第四のメッセージボトルとしての存在が偽書だという説明もですか。解体新書では、メッセージボトルの贋作や新書としての位置づけとして正しいのかは甚だ疑問です。

別にEP6の文章自体偽書なのですから、嘘であっても矛盾はないわけですが、私自身はそれってどうなのと思ってしまうかな。どう思いますか?


あと、マンガは見たことないです。ネムさんの中で、偽書とメッセージボトルは別物なのですから、偽書がつづきものであることをもはや否定なんてできませんし、しませんよ。私は偽書≒メッセージボトルのつもりで解釈していましたから。
749gu>>745
私は、絵羽への疑惑と家族への疑惑はある意味トレードオフ関係だと言いました。世間が、「今まで絵羽が怪しいと思ってたけど、絵羽って実はいいやつじゃん。コイツ犯人じゃねえよ」と思うことと、「てことは犯人は霧江と留弗夫(人によっては+戦人)だな」と思うことは”ほぼ”セットだと思うんです。

本気で絵羽の名誉を回復出来ると思っている一方で、世間の認識にたいした影響はないと思っているというのが矛盾だといいたいのです。
750gu>>745
あと、偽書≠EPでメッセージボトルがつづきものじゃないという考えであるなら、私と同じ意見ですから問題ありません。

また、“自分の偽書に注目を集めさせること”という目的のために、完全に八城十八の意図と矛盾する話を書くことが不自然じゃないと思われているのなら、それはそれでスジが通ってますしね。
751ネムguさん 748

解体新書、言われてみれば確かにそんな感じですね。

>EP6での説明

EP6の偽書の説明での細かい嘘とはどの辺りでしょうか?

>EP1、2について

1、2が別と言うのは、EP1、2がヤスのメッセージボトルを原案にしていることを読んでいる人はわからないという事ですか?
ヤスのメッセージボトルの内容は世間の人は知っていたと思います。なのでEP1、2がメッセージボトルを基にしてあることはわかったでしょう。偽書内で一応説明もしてますし。

>贋作や新書としての位置づけ

真実に至った八城十八だからあのような偽書になったいう所でしょうか。他の偽書作家とは書き方が違いますが、だからこそカリスマとして注目を集められたとも思います。
真実に至った八城十八がメッセージボトルを解釈した新説にあたるのではと思います。
メッセージボトルを作成した動機、事件を起こそうと思った動機、ベアトリーチェが生まれた理由、魔法や黄金郷について伝えるにはどうすればいいのか考えた結果、メッセージボトルにあたるゲーム盤以外の世界が付けたされたのだと思います。

マンガ良いですよ〜。ベアトが可愛くて。
752gu>>751
嘘っていうのは示した2コのやつです。EP1,2については、読んでいる人が八城十八の作品ではない(伊藤幾九郎だったかも)とわからないという意味です。世間が八城十八の作品じゃないと評価しているからこそ、最初の作品がEP3だという文章になると考えるのが普通じゃないですか。でも、書いたのがヤスなら八城十八の名で出しているわけでしょう(伊藤幾九郎だったかも)?なのに最初の作品がEP3だとなるのが変だと言っているんです。
別名で出すのも変です。EP2~3がつづきものだからです。八城十八はEP3が何に続いているのかを世間に明言しないと、おかしな作品になってしまいます。

だから、文章で嘘をついていると考えるのが一番自然だと思ったんです。


新書としての位置づけの考えは、とてもよくわかりました。
マンガは、お金が…
753くうなす>>746
>この物語は一体いつ書かれた作品なのでしょうか?
ネタ元となる事実は、大半が1998年頃の絵羽の日記騒動までに起こったことですが、
作品として描かれたのはEP8「???」より後と考えています。
EP8「???」で、編集者相手に言っている「まだ語り足りない話」が「この物語」で、
十八との面会で最後のピースが填まったために執筆できたと理解しています。

>「こんな物語を発表してしまったら、八城十八周辺が大騒ぎになってしまう」ことです 
その発想はありませんでした。が、
・六軒島騒動が鎮静化して相当の年月がたっていること
・世間的には八城十八が人騒がせな事件を起こす作家であること
の2点からいまさら大騒ぎにはならないし、万一大騒ぎになっても八城十八は別に困らないと考えます。

仮に、戦人犯人説が出てもすでに時効のことなので、
却って完全犯罪を達成したかもしれないミステリ作家という箔がつくと考えるかもしれません。
754くうなす見落としてるだけかもしれませんが、EP2がヤスのメッセージボトルだという明言ってありましたっけ?
EP1はヤスが書いていて、EP3~6は伊藤何某こと八城十八の偽書ということで、
EP2もヤスのメッセージボトルだろうという推測がなされていただけだったような気がしていたのですが……。

ネムさん、
>>747にかんして横からですが、
>ヤス本来のメッセージボトルはEP1を真里亞視点にして
というのは、戦人と真里亞が一緒にいないシーンはほぼすべて八城十八による創作と理解してよいですか? 
第一の晩の後、戦人と真里亞が一緒にいシーンは少なかった印象があるのですが。
755ネムguさん 752

書いたのがヤスなら八城十八(伊藤幾九郎)の名で出しているの部分がちょっとわからないのですが、EP1、2はヤスのメッセージボトルが元なのに伊藤幾九郎の名前で出しているとEP3から八城の作品になるのはおかしいという事ですか?

EP1から伊藤幾九郎の名で発表してると思ってます。ですがヤスのメッセージボトルを基にしているのは読んだ人はわかったと思います。
EP6で八城十八の作がEP3からと書いたのは正式な意味で八城の作であるのがEP3からだと強調する為だと思います。嘘と言うより説明ですかね。

EP8だけでも買うのをオススメします。ヤスと一なる真実についてなどの竜騎士さんからの回答が描かれていますので。

くうなすさん 754

EP2についてはEP4で言及されてたと思います。EP1が式根島で拾われた物で、EP2は警察が拾っていた物です。

メッセージボトルに一番近いのはベルンの出題だと思います。
EP1を真里亞視点にしてベルンの出題のように事件に関わる部分だけの描写にしたのがヤスのメッセージボトルと考えています。プロットのような感じだと思いますね。真里亞の薔薇などは八城の加筆と思っています。真里亞の薔薇は実際の事件が起きた親族会議での事でしょうから。



756ケーナguさん >>749

>世間が、「今まで絵羽が怪しいと思ってたけど、絵羽って実はいいやつじゃん。コイツ犯人じゃねえよ」と思うことと
>「てことは犯人は霧江と留弗夫(人によっては+戦人)だな」と思うことは”ほぼ”セット

>>727で引用した部分にそれは書いていると思います 

“「……俺は会長の日記を読んでいませんから、あの事故の真相は知りません。小此木社長は読んでいたかもしれませんが、もうお亡くなりになってしまったから、知っているのはこの世でお嬢1人だけだ。そのお嬢が会長の名誉を回復する為に真相を明らかにするってんなら、大体の内容は想像出来ます。ってことは、そんなことをしたら、今度はお嬢が傷つくことになるんじゃないですか?」
「あんたが絵羽伯母さんの日記を渡してくれてから、もう8年よ。今更、傷ついたりしない。”

他にも書いたと思いますが 
忘れた…
757ケーナくうなすさん >>753 >>754

>作品として描かれたのはEP8「???」より後

そうくるだろうと思っていました 

僕が書いた『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』は 
『うみねこのなく頃に』の発売日に合わせてしまったので 
これに縛られてしまうのですが 
寿ゆかりが晩年に自分の“魔法”の集大成として 
書いたというのもなかなか良い解釈なのではないかと思います
(八城十八は既に二人とも鬼籍に入っている)

ただ これだと八城十八にも書けてしまうのが難点でしょうか
むしろ最後の黄金郷のくだりを考えると 
八城十八作のほうがしっくり来るかも

>EP2がヤスのメッセージボトルだという明言ってありましたっけ?
>EP1はヤスが書いていて、EP3~6は伊藤何某こと八城十八の偽書ということで、
>EP2もヤスのメッセージボトルだろうという推測がなされていただけだったような気がしていた

これはご指摘の通りですね
ただ EP1の最後のほうに以下の内容があるわけですが

“それから数年後。近隣の島の埠頭にて波間を漂う不思議なワインボトルが、漁師によって引き上げられました。その中にはびっしりと細かい文字で書かれ、細く丸めたノート片が詰め込まれておりました。それこそが、…………この、物語。謎に包まれた1986年10月4日からの謎と怪異に満ちた二日間の正体を、人々はこのノート片によって初めて知ることになります。”

EP4でメッセージボトルに関しては 
以下のように説明されています

“2つのワインボトルの中には、ノート片が何枚もぎっしり詰められていた。それは、右代宮真里亞を名乗る本人以外の何者かによる、事故前日から当日を日記風に記した膨大な手記だった。”

EP1は戦人の一人称で展開されますから 
この説明と矛盾しますし 
ワインボトルに収まる文章量でもありません 
ですから“この、物語”は“この(ような)、物語”なのだと考えられます

そして伊藤幾九郎〇五七六の偽書も 

“ 彼女の最新の偽書、「End」は、その作中で少なくとも親族たちを7人は殺している。いやいや、彼女のこれまでの偽書、「Alliance」や「Banquet」も含めれば、どれだけの親族を、何度、惨たらしい方法で殺しているやら…。私が嫌味の一つも言いたくなっても、これは当然のことだ。しかしこれらの作品群は、その規模、完成度において、限りなく、「右代宮真里亞」本人が記してきたそれまでの物語に近いと評価されていた。”

“EP”はついていませんし 
メッセージボトルに“限りなく近い”のなら 
やはり文章量は同様と考えられます

ちなみに真里亞がいない場面の描写はどうなるか…ですが 
僕が以前に書いた“偽書『Land of the golden witch』”は 
途中で真里亞が死んでいますが 
それでも真里亞の一人称で話が進みます
758ネムケーナさん

ざっと見ただけなので間違っていたらすみません。縁寿創作説の場合、縁寿が八城の偽書を読み真相に気づき、後にEPのような幻想描写を付けたということですか?
759ケーナネムさん >>758

>縁寿創作説の場合、縁寿が八城の偽書を読み真相に気づき、後にEPのような幻想描写を付けたということですか?

僕が縁寿創作説を“二次創作”として発表した一番の理由は 
「これがもはや考察ではないから」なのですが 
僕はEP4における縁寿の“真実を求める旅”が本当にあったことで 
「最後の場面(天草に射殺される)だけが縁寿の創作である」ということにしました 

そして六軒島で縁寿は天草から2つの日記を渡されます 
1つは絵羽が残した“絵羽の日記” 
もう1つは安田紗代が残した“ベアトリーチェの日記”

『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』を発表したのは 
“Confessin”の発表前ですが 
“ベアトリーチェの日記”の趣旨は“Confessin”と同じです 
これがあれば年齢から考えれば部外者に等しい寿ゆかり先生や
部外者である八城幾子にもいろいろ書けてしまいます

1998年“真実を求める旅”の果てに 
真実を得た寿ゆかり先生(当時はまだ“右代宮縁寿”ですが)は 
EP8のラストのように天草と共に旅立ち 
やがて作家となり 
事故発生から20年後の2006年10月6日 
絵羽の日記を物語という形で発表することを決意します

そして絵羽の日記を託すにふさわしいと考えた人物 
竜騎士07さんに接触し 
その結果生まれたのが『うみねこのなく頃に』である 
というのが『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』の設定です

ちなみに六軒島の部分は 
オリスクにしてニコニコ動画に投稿していますので 
良かった視て下さい
760gu>>755
それもまた違和感がある解釈だと感じます。その解釈でいけば、メタ世界の描写は八城十八の作品だと世間は認めていないことになりますよ。EP2のメッセージボトルを模した作品”Turn”は、オリジナルから視点変更に加えメタ世界の描写もプラスしています。それが八城十八の作品でないと世間が感じるのは変です。

あとたしか「To be continued on Episode4 Alliance〜」と偽書に書いてあるんでしたっけ。1,2が自分の作品だという意味以外には受けとれないですよ。
761gu>>756
その説明のあとに、「でも、おそらく日記を公表したところで、誰もそれを信じないわ」と続けるからよくわからないと言いたいんです。縁寿の真意がどっちにあるのかをききたかったんです。

非常に困難だが名誉回復はできると思うことと、誰もそれを信じないと思うことは相反しています。誰も信じないわというセリフがなければ、1000人に1人しか信じないかもしれないが名誉回復できることを信じているし、その際自分の家族への疑惑が増加しても甘んじて受け入れるよ、でよく理解できます。でもそのセリフが入っちゃってるので、絵羽の名誉が回復できることもホンネではどうせ信じないと思っているのかなと思ったんです。

このセリフは、縁寿の強がりぐらいに思っておけばいいですか?
762くうなすケーナさん
>>757
>八城十八作のほうがしっくり来るかも
その通りで、八城十八と寿ゆかりどちらが書いたのかは好みの問題と思っていますが、
八城十八は一貫してミステリ作家で、寿ゆかりがファンタジー作家(本人曰く児童向け冒険作家ですが)
という点で、寿ゆかりの作とするのが私の好みにあうというだけですね。

>>EP2もヤスのメッセージボトルだろうという推測がなされていただけだったような気がしていた

>これはご指摘の通りですね

ケーナさん、補足ありがとうございます。私の認識と一致しています。
>“2つのワインボトルの中には、ノート片が何枚もぎっしり詰められていた。それは、右代宮真里亞を名乗る本人以外の何者かによる、事故前日から当日を日記風に記した膨大な手記だった。”

EP1は確実にワインボトルの手記ですが、
もう一つの手記に関しては、八城十八の偽書の下敷きになった可能性もあるため、
>推測がなされていただけだった
と表現しました。

例えば「Banquet」の元ネタとして「Land」という手記があったと考える余地もあります。
この場合、EP8「???」で寿ゆかりが
「最初のころは、六軒島ミステリーを踏み台にした彼女の売名行為ではないかとも思った」
理由が、「Land」を読めば「Banquet」をかけるからであり、
それ以降の偽書を読んだことにより「限りなく近い真実に至っている」と判断したというロジックになるかと思います。
763ネムguさん 760

ヤスのメッセージボトルの内容は世間で知られています。でないとメッセージボトルを真似れません。なのでヤスのメッセージボトルにメタ世界が存在しない事を世間の人はわかっていると考えてます。
EP1、2は八城がヤスのメッセージボトルを基に書いているとわかったと思います。

メタ世界はEP1のお茶会からですがEP1の事件部分の終わりにメッセージボトルの説明があります。これは、本来のメッセージボトルにメタ世界が無く八城の加筆だと言うことを示唆していると思います。
764gu>>763
EP1,2がヤスのメッセージボトルを基に書いているかどうかが、八城十八が最初に書いた偽書かどうかの定義とするのは変だと思うんです。視点変更まで加えてEP1,2と表題までつけているのですから、「八城十八の最初の偽書は何?」という質問に読者は「EP1」と答えるはずでしょ、と思うという話です。

にもかかわらず、EP6の説明では八城十八の書いた最初の偽書はEP3だという記述があったと思います(伊藤幾九郎だったかも)。変です。
765くうなす>ヤスのメッセージボトルの内容は世間で知られています
EP1については周知の内容と思われますが、
事件現場にあった、もう一本のメッセージボトルの内容が世間で知られているかは「不明」です。

明言がないので、どちらともいえませんが、
もし、六軒島のメッセージボトルの内容が世間で知られている場合、
警察がそれを公開した(する必要があると考えた)か、
捜査資料がメディアに流出していたかのいずれかとなります。
いずれにしても裏付ける材料があったか検討せずに、
公開されていると信じ込むのは早計だと思います。

これは754・762に書いた事と重なりますので、こちらも確認ください。
766ネムケーナさん 759

絵羽の日記はわかりますがベアトリーチェの日記を天草は何処から入手したのですか?絵羽から託されたとしても絵羽は どうやってその日記を手に入れたのでしょうか?
767ケーナguさん >>761

>このセリフ(日記を公開しても誰も信じない)は、縁寿の強がりぐらいに思っておけばいいですか?

奇しくも 
今月の『ガンガンJOKER』『コミックEP8』で
同様の台詞が出てきました 

“絵羽の日記の公開”で
全てが解決出来る訳ではないのです

“強がり”というよりは 
状況を正しく把握しているからこその希望的観測の排除であり 
同時に「何があっても傷つくことはない」という 
自分を心配してくれる天草への宣言でもあります
768ケーナネムさん >>763 guさん>>764 くうなすさん>>765

僕は以下のように解釈しています 

まず現実世界の1998年には
紗音が書いた2つのメッセージボトル 
そして八城幾子が書いた4つの偽書がある 

これらは全て ワインボトルに収まる程度の文章量で 
真里亞の一人称で書かれており 
メタ世界の描写はない 赤字もない 

ここまでは考察ですが 
以下は創作説による解釈です 

六軒島爆発事故から数十年後(1998年より後) 
寿ゆかり もしくは 八城十八が
『うみねこのなく頃に』という作品を発表する 

各EP中のゲーム盤部分のシナリオには 
紗音が書いた2つのメッセージボトル 
八城幾子が書いた4つの偽書
これらが採用されている

これは我々がプレイしている
『うみねこのなく頃に』とまったく同じものである
769ケーナネムさん >>766

>ベアトリーチェの日記を天草は何処から入手したのですか?
>絵羽から託されたとしても絵羽は どうやってその日記を手に入れたのでしょうか?

このツッコミは当然予想していましたので 
『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』にも書いておきました 

“縁寿創作説の場合、ヤス=幾子説と違い、ヤスしか知り得なかった情報をどうして手に入れることが出来たのか、を考えなければなりません(別に縁寿が勝手に創作したことにしても良いのですが…)。そこで絵羽が1986年に、ヤスが記した日記を手に入れたことにしました。EP7のお茶会が真実だったとして、その場で激怒した親族に殺される可能性もあったわけで、その場合、真実を誰にも伝えられなくなる為、ヤスは日記に記しておいた、と。そして、六軒島でそれを手に入れていた絵羽は、死の間際に自分が書いた日記と共に小此木に託した、と。”

絵羽のベッドの下にあった日記の設定もちゃんと考えてあります

“※ちなみにこの“絵羽のもう1冊の日記”の設定を考えてはあるのですが、この物語中では出てこない為、ここで書いておきます。絵羽は2冊の日記を用意していました。1冊は小此木に託した“六軒島の真実”を記した日記。縁寿が六軒島で天草から受け取った方です。もう1冊は“世間向けの六軒島の真実”を記した日記。これは普段から持ち歩くことで、その存在をアピールしておきました。内容は絵羽一家が1986年に親族を皆殺しにして黄金を独占しようとしたが、親族の反撃により、秀吉と譲治は死亡し、絵羽1人が生き残った、というものです。絵羽の目論見では、自分の死後、病室のベッドの下からこの日記が発見され、公開されることで“絵羽一家陰謀説”が事故の真相として認識され“六軒島魔女伝説”は収束するはずでした。ところが、何故かその日記が公開されることはなかったという…。”
770ネムくうなすさん 765

EP4の縁寿と大月の会話で、
"メッセージボトルの内容については、週刊誌などが繰り返し報道している様ですが〜"、"2つのボトルの中身は、どちらも事故前日から当日までを記した手記です。しかし、その内容は、ともに前日から当日を記した内容であり、にもかかわらず、内容はまったく異なったのです"、"発見された2つの物語は、どちらも絵羽伯母さんが犠牲者の中に含まれているからだ"
とメッセージボトルの内容が世間で知られているような発言があります。

2つのメッセージボトルの内容は公表されていると考えられます。
771ネムケーナさん 769

成る程です。
ヤスが日記を置いていたのは地下貴賓室ですか?

縁寿創作説だと八城十八と幾子の扱いはどうなるのでしょう?
772gu>>767
なんとなあくわかったようなカンジです。ありがとうございました。
773ケーナネムさん >>771 

>ヤスが日記を置いていたのは地下貴賓室ですか?

おそらくそうなるでしょう 
あんまり変な場所に置いていると 
発見されませんから

>縁寿創作説だと八城十八と幾子の扱いはどうなるのでしょう?

実は『寿ゆかり先生のアンニュイな日常』を書いた僕自身 
本当に八城十八が戦人なのか 
決めませんでした 

「もし戦人が生きていて、自分の前に現れないのなら、こういう事情があるに違いない」と 
ゆかり先生が想像して書いたのがEP8の???ということになります

ゆかり先生が2人との再会を数十年後にした理由は以下の事情です 

“「数十年後の未来…、ですか。これはお嬢にとって“これだけの期間があれば、心の整理がつく”って、そんな想いの現れですか?」
「そうかもしれないわね。こういうことにしておけば、あと数十年は戦人お兄ちゃんを待ち続けられる。あと、私から八城十八に送るメッセージでもあるわ。“ずっと待っています”ってね」”
774ケーナguさん >>772

これは現実世界の事件に置き換えて考えてみると 
解りやすいかもしれません 

“三億円事件”の数年後 
1人の男(以下Aとする)が自殺した 
Aの父親が遺品を整理していると 
Aの日記が見つかり 
日記に記された隠し場所から 
強奪された三億円の一部が発見された

Aの父親は現役の警察官であった為 
この事実が発覚するととんでもないことになる為 
発見した金を処分し隠蔽した 

Aの父親は晩年 
自分の死期が近いことを悟ると 
Aの日記の公開を考えたが 
もはや証拠となる金は存在しない 

となると公開しても
Aの日記が事実であることを証明することは出来ない 
そこでAの父親は有名な作家に 
Aの日記を託し 
フィクションとして発表した
775ネムguさん 764

八城十八(伊藤幾九郎)が最初に発表した偽書は勿論EP1ですが、EP6で八城が「Banquet〜」を自分の最初の偽書と書いたのは、メッセージボトル部分にあたるゲーム盤からすべて自分で構成したのがEP3からだからと考えてます。
EP3からが自分のオリジナルの偽書と強調してるのです。

八城が最初に発表した偽書はEP1、八城が最初に発表したオリジナルの偽書はEP3となります。

何故EP6でそんな強調をしたのかと言うと、EP6でベアトの為のゲームは終わりだからです。八城が縁寿に縁寿なりの答えを考えないと続きの原稿を渡さないと言っている事から自分なりの答えを用意して欲しいのだと思います。
EP3からはヤスの目的、ヤスのベアト人格についてなど書かれています。真実に至った自分のオリジナルの偽書はEP3からで、真実に至るための描写があると注意を促しているのだと思います。
776gu>>774
よけいわかりませんw
というか、わかるんですけど納得できないというか、うまく消化できないというだけです。ケーナさん自身も、理屈で説明できても心から納得していないからこそ、うみねこはそういう話じゃないと思っているのでしょう?

私の納得できない根底にあるものは、暴露本を出す芸能人の神経をどうかしているとしか思えないところにあります。個人の飲み込み方の話です。出すなら、最大級のメリットを想定し、それ以外にそのメリットを獲得する方法が浮かばないから最終手段でとしてやった、ということ以外に納得できないんですね。

「証明」というのは、「証す」ということで、これは「誰に」という受け手が必ず存在する単語です。その受け手が「世間」となる説明には、どうやったって私には理解できないんです。私の中で彼らの価値観は、世間がどう思おうとも自分(たち)が納得していればそれでいい、と考えるであろう人間であると思っているからです。世間の認識なんて気にしないと考えているはずだと、私は思っているからなんです。
777gu>>775
一応、その考えについての私なりに思うことは
>>748 >>752
で示したつもりではいます。ネムさんが言っているのは八城十八目線の解説であって、世間(あるいは縁寿)目線の解説ではありませんよね。この文に前後する説明文はすべて「初登場となる八城十八や偽書とはいかなるものか」ということを、世間(もしくは縁寿)目線からなされています。にもかかわらず、この一文だけ作者目線の説明文にするのはアンフェアに感じるということです。

というのも、世間の認識とズレるこの一文を入れることにより影響がでるのが、我々うみねこを読んでいる人たちだけであって、現実世界の読者は「誤植か?」としか思えない文になってしまっているからです。ネムさんが主張したいことを伝えたいのなら、そっくりそのままストレートにそう書けばなんの問題もありません。八城十八は私たち(私やネムさん)の存在を想定して書いていると考えないと、不自然な文だと思うのです。

個人的には、「全EPを八城十八が書いた」ということを最終結論にしたいから、細かなところが歪んだ解釈になってしまっていると感じます。でもネムさんが、先述した私の考えを踏まえてなお>>775のような考えをお持ちなら、それはそれで理屈が通っているのかもしれませんが。
778くうなす>>770
根拠があるなら最初に出してくれませんかねえ?

あと、縁寿と大月の発言はきちんと区別してください。
縁寿は警察から遺留品を返してもらえば見る事ができます。
八城十八の創作した会話なんだから、1998年描写は事実とは無関係でよいというのであれば別ですが。


警察が発表したのは、
「2つのボトルの中身は、どちらも事故前日から当日までを記した手記です。しかし、その内容は、ともに前日から当日を記した内容であり、にもかかわらず、内容はまったく異なったのです」
だけかもしれません。
また、
「発見された2つの物語は、どちらも絵羽伯母さんが犠牲者の中に含まれているからだ」
これもEP3で絵羽伯母さんの生死だけ偽書とヤス原本とで違っているだけかもしれません。
779くうなすネムさんはヤス=八城幾子説だったと思いますが
(違っていたらすみません)、そうであれば、
公的にはEP3以降が「伊藤幾九郎」偽書だというだけで、
どれもヤスが書いたものでしょう。
八城十八がEP1・2を発表する意義が解りません
780ケーナguさん >>776

>ケーナさん自身も、理屈で説明できても心から納得していないからこそ、
>うみねこはそういう話じゃないと思っているのでしょう?

確かに僕の考察者として立場はファンタジー説であり
創作説そのものを否定しています 

ですから僕が書いていることは 
「もし、誰かが書いたのなら…」 
という“if”の物語です

「創作説なんて有り得ないけど、どうしても主張するなら、こうだろ!」 
くらいの感じでしょうか 

>受け手が「世間」となる説明には、
>どうやったって私には理解できない

縁寿の立場から考えれば 
「自分のことを世間が何と言おうとかまわないし、どう思われても良い。でも、絵羽という自分の恩人が、誤解されたままでいることには耐えられない」 
ということになると思います

絵羽だって 
「自分がどんな人間だと思われても、縁寿を守りたい」
という想いがありました 

自分の為には出来なく(しなく)ても 
自分の大切な人の為には出来る(する)こと 
そういうものがあるのではないでしょうか
781ネムguさん 777

偽書内でのやり取りは縁寿目線ですが八城が書いているので作者である八城の考えが含まれていると考えてます。

偽書内と現実の世間とのズレの影響はうみねこの現実でも私達プレイヤーと同じ影響があると私は思うのですが…。
EP3からが八城の偽書と書かれて読者はどうしてEP3からなんだ?と当然なります。EP3からとわざと書く理由は何かと。
私達プレイヤーはEP1、2は八城の偽書でなく(人によって意見が違いますが)ヤスのメッセージボトルだとわかり、EP3からが八城の偽書とわかります。

どちらでもEP3からが八城のオリジナルの偽書ならばメタ世界だけでなくゲーム盤から真実に至った八城の考えが含まれるという考えに行きつくと思います。認識のズレをわざと書く事で読者に考えてもらいたいのだと思います。

八城はわかる人にはわかるように偽書を書いているので回りくどく書いていると思います。

EP6の雛ベアトが夏妃を殺すシーンの後に幾子と縁寿が出てくるのですが、「思えばベアトが始めて登場した頃から愛に関する描写は頻出する。紗音とベアトが出会ったときに愛が語られたり、黄金蝶の恋のブローチの事〜。でもそれは真里亞お姉ちゃんの主張じゃない。八城十八、あなたの主張だわ」 

という会話があります。これはEP2の話です。EP3からが最初の偽書と言っていたのに縁寿はEP2も八城の偽書だという認識で話してます。

この事から、EP1から伊藤幾九郎の名で出していて、EP3からが八城の最初の偽書と書いたのは強調と考えるのが自然かなと思ってます。

まぁ、あくまでも私個人の考えですので。こんな考えもあるんだな〜くらいに見といてください。人それぞれの真実がありますから。
782gu>>780
たしかに故人のためならばありえるのかもしれませんね。
783gu>>781
そうですね。わかりました。
マンガは、機会があればブックオフで見てみますw
784名無しさん>>781
>、「思えばベアトが始めて登場した頃から愛に関する描写は頻出する。紗音とベアトが出会ったときに愛が語られたり、黄金蝶の恋のブローチの事〜。でもそれは真里亞お姉ちゃんの主張じゃない。八城十八、あなたの主張だわ」 
これは漫画版の記述ですか?
もし、原作からの引用なら、自分の解釈で勝手に編集しちゃだめですよ。
785ネムくうなすさん 778 779

幾子=ヤスだと思ってます。EP3からは十八(戦人)が原案を書いてそれを幾子が書き起こしています。ヤスではなく作家八城十八である事が重要なのだと思います。

これは私の考えですが、EP1、2は元は戦人の記憶を戻す為に幾子がメッセージボトルを書き起こした物だと思っています。それを後にインターネットで流した。流した理由はEP1、2はメタ世界、赤字の説明にちょうど良いのと世間でよく知られているから。またEP3などを書く為の時間稼ぎもあるかも知れません。

大月の様子と話の内容からEP2も世間に出ていると判断しました。
EP2がメッセージボトルでないとすると八城の偽書となりますが、EP2がオリジナルの偽書ならばEP6でEP2からが八城の偽書と言うはずです。EP2もメッセージボトルで世間で内容が知られていると考えた方が自然だと思います。
786ネム784さん

原作からですが簡潔に書いてます。分かり難かったらすみません。そこの記述はEP6での事とする人もいると思いますが、内容からEP2について言っていると考えています。
787ケーナguさん >>783 

僕もコミックEP8だけは 
抑えておいたほうが良いと思います 
原作とは別物であると同時に 
原作の解答編になっています 

あと数回の連載で終わるでしょうが 
今ここで議論していることの解答が 
示されることになるでしょう
788くうなす別件でググっていたら下記の記述を見つけました。
>伊藤幾九郎の最初の偽書、「Banquet of the golden witch」は、九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て描いており
上記の話が正しいなら、EP3には、「偽書」にかかれているはずの「九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまで」は書かれていません。

ヤス原本≠EP1・2=八城十八の偽書もいいですが、
八城十八は「オリジナルの偽書Banquet」とは別に「EP3のBanquet」を書いたということになるでしょうか。

なお、別件というのは伊藤幾九郎=八城十八は縁寿だけが気づいたのか、
それとも、ウィッチハンター界隈では周知されていたのか、どっちだろう? というものでした。
こちらもご存知の方がいらっしゃればご教示願います。
789ケーナくうなすさん >>788

>伊藤幾九郎=八城十八は縁寿だけが気づいたのか

一応以下の内容があります 

“「でも。……私はあなたのような、頭のいい人は嫌いではない。」
「……だから、会ってくれたんですか?」
「えぇ。伊藤幾九郎〇五七六が、私、八城十八の別のペンネームだと見破ったのはあなただけ。実に見事なるかな…。」”

そして記者会見の様子が以下 

“六軒島ミステリーは、かつては社会現象とまでなった一大ムーブメントだ。近年では多少下火になったとはいえ、未だにネット上では激論が交わされている。その真相が記された、右代宮絵羽の日記が発見され、公開されるというのだから、騒ぎにならないわけもない。さらにそれに加え、謎の偽書作家、伊藤幾九郎が初めて姿を現す。しかも、その正体は新進気鋭の推理小説作家、八城十八なのだ。そして八城十八も、公式に姿を現すのはこれが初めてになる。男性作家だと思われていたのに、その正体はミステリアスな女性作家なのだから、それだけでも話題性は充分だった。日記の披露パーティーを前に、ホテル内の一室では記者会見が行われていた。
「……如何にも。私が八城十八です。」
「先生は過去のサイン会においても、影武者を立ててまで姿を現すことを拒まれてきたわけですが、それが今回、こうして姿を現されたのはどういうご心境の変化からでしょう…!」
「六軒島の魔女伝説は、無限の物語を生み出してきました。……それが終焉することの意味を考えれば、物書きの端くれとしては、姿を現す形で敬意を表するべきであると感じたからです。」
「偽書作家としての先生は、ネット上で真実に至ったと公言されておりました! それはつまり、もう先生は日記の中身をご覧になっているということなのですか!」
「………そして、それはもうじき、皆さんにも公開されることとなるでしょう。」”

特に言及されていませんが 
おそらく一般的にはこの時 
伊藤幾九郎=八城十八だと認知されたのでしょう
790ネムくうなすさん 788

EP3は私たちの知っているEPだけだと思います。
EP6の縁寿はEP5を読んでいたのに戦人がゲームマスターになった事も知りませんでした。この事から作中現実の偽書はメタ世界の無いゲーム盤だけだと思われます。作中現実とメタ世界は同階層にあるので作中現実の偽書には書けないのだと思います。
EP3は戦人が死んだ時点で戦人は黄金郷に行っているので絵羽のその後の行動は書かれていませんが作中の偽書はメタ世界が無いので戦人が黄金郷にいる間の絵羽の行動が書かれている事になっているのだと考えられます。
791くうなす>>789
ケーナさん、早速の情報ありがとうございます。
ふと、EP8「???」後に縁寿が編纂したものとして、
愛を重視することで「八城十八は世間を騒がせたかっただけじゃなく、
縁寿のために伝えたいことがあったのだ」
という弁明も、その動機となるんじゃないかと思った次第です。
マリアージュソルシエールじゃないですが、
八城十八の愛を縁寿が証明することで、縁寿をダシにした八城十八批判を真実でないと証明することになる。

なお、私の考える、「縁寿による8つのEP」二間して、創作が混ざっているので編纂ともいいがたいんですが、
創作というと全くのでたらめと解釈されがちなので
今後は「編纂」という言い方にしてみようかと思っています。
792くうなすネムさん。
失礼な話ですが、もう少し詳しい話をしてもらえないと、ちょっと理解できません。

788でいった事実(裏取りしてないので事実とも言い切れないですが)は
「偽書に書かれているはずのもの」が「EPには書かれていない」らしい、
ということだったのですが、790では、この事実を無視して解釈を提示しているように見受けられます。

根拠となる事実に疑義を提示するか、根拠となる事実に沿った別の解釈であれば、理解できるのですが……。
793ケーナくうなすさん >>791

>創作というと全くのでたらめと解釈されがち

確かに表現が難しい… 
「誰かが実際にあった出来事を文章に記したもの」
「誰かが裏付けなく自分が推理した事実を文章に記したもの」
いずれも創作と言えますから
794ケーナ僕はファンタジー説の立場から 
EP≠偽書と考えていますが 
『Episode3「Banquet of the golden witch」』と 
『偽書「Banquet of the golden witch」』の関係性については 
偽書「Banquet」をシナリオにしたテーブルトークRPGのリプレイが 
EP3と解釈しています

ですから偽書「Banquet」に書かれているはずの
“九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまで”がEP3には出てこない

これはEP5とEP6も同様で 
『偽書「End of the golden witch」』と
『偽書「Dawn of the golden witch」』には 
第一の晩から第十の晩まで描かれているのでしょうが 
あくまでそれをシナリオにしたテーブルトークRPGですから 
プレイヤーである戦人とヱリカが「ここまでで良い」と判断したなら 
それ以上シナリオは進まなくなります 

例えるならばEP6は 
囲碁で勝負をしていて 
途中でいきなり「あの陣地を取ったほうの勝ち」と 
両者で決めてしまったようなものです
795ネムくうなすさん 792

すみません。わかりにくいですね(>_<)

EP6のBanquetの件はうみねこの階層構造の問題から発生したもので、八城がEP3を二つ書いたのではなく、うみねこの現実の偽書(EP)と偽書内の作中現実の偽書の内容が違うという事だと思います。

うみねこの現実の偽書(EP)=メタ世界も含めた私たちの読んでいる偽書
偽書内の作中現実で縁寿が読んでいた偽書=メタ世界の無いゲーム盤だけの偽書

EP6の縁寿は戦人がゲームマスターになった事を知りませんでした。それと"Banquet"の内容が違う事から縁寿の読んでいた偽書にはメタ世界が書かれていないのだと考えられます。

EP4で縁寿やベルンが行き来していた事からメタ世界と作中現実は同階層にあります。作中現実の偽書に同階層のメタ世界を書くとメタ世界が一つ下の階層、ゲーム盤と同じ階層になってしまうので作中現実の偽書にメタ世界は書けないのだと思います。

EP3は戦人が死んだ時点でゲーム盤から黄金郷に場所が移っています。黄金郷でやり取りしてる間にゲーム盤では絵羽が九羽鳥庵に行っていたのでしょう。作中現実での偽書は戦人が黄金郷に行っていた間のゲーム盤が書かれている事になっているのだと思われます。
796otomaEP6を再読している途中で、EP6とEP7で姉ベアトの中身が違う事に気づきました。
EP6の姉ベアトと妹ベアトの正体は何か?が疑問になったので、妄想を書き込んでみます。

EP6の姉ベアトの正体は2代目ベアトの肉体から解放された初代ベアトの魂と悪食島の悪霊が合体した幽霊体です。
初代ベアト人格が魔女化した幽霊体で、初代と2代目ベアトの記憶を持ち、悪食島の悪霊と同じ弱点を持ちます。
ヤスベアトとは別人であり、戦人を何とも思っていません。
金蔵の目の前に復活するのが姉ベアトの目的でした。
最初、ヤス視点から見ると姉ベアトはガァプに見えました。
姉ベアトはガァプとしてヤスの目の前に現れて、姿を消してベアトとしてヤスに語り掛けて、ヤスを操り、夜の六軒島を支配しています。
ヤスのイメージではベアトは白いクレルであり、ヤスは白いベアト(クレル)に成りきって夜中に窓を開けるイタズラをしています。
ヤスが中1の時に姉ベアトは戦人の恋の芽を受け取って、ヤスのイメージでも姉ベアトになります。
この時、姉ベアトは悪食島の悪霊から嘉音人格を創って、ヤスの傷心も癒してあげました。
姉ベアトは姿を消してヤスに語り掛けて、ヤスを操り、真里亞の前に姿を現して、マリアージュソルシエールを結成します。
ロノウェとワルギリアは初代ベアトの記憶の中の源次と熊沢がモデルになっていると思います。
この頃にはガァプもマリアージュソルシエールの幻想登場人物達の一員になったので姉ベアトはガァプを演じる必要がなくなりました。
この時期のヤスの中には紗音人格とイタズラ好きで姉ベアトに協力するヤス人格しか存在しなかったと思います。
ヤスが中2の時に碑文の謎を解いてヤス自身が人間のベアトリーチェになりました。
しかし、源次、熊沢、南条から事情を知らされたヤス人格はあっという間に魔女化して千年を経たヤスベアトに成ります。
ヤスベアトは姉ベアトと嘉音人格を取り込んで戦人の恋の芽と朱志香の恋の芽で紗音人格を苦しめます。
追い詰められた紗音人格は1986年10月6日に六軒島爆発事件を起こしました。
その後もループしたカケラ世界のヤスの内面世界のゲーム盤の中で繰り返し碑文殺人が行われます。
カケラ世界は六軒島爆発事件で壊れますが、2日前を思い出させる事で2日前に時間が戻り、壊れる→戻るを繰り返してループします。
ゲーム盤の中のヤスの肉体は姉ベアト(ブレザーベアト)と紗音と嘉音の一人三役をこなしながら碑文殺人を行います。
ブレザーベアトが時々、ヤスの知るはずのない30年以上昔の事を語るのは姉ベアトが初代ベアトの記憶を持っているからだと思います。
その上位世界でヤスベアトがゲームマスターとしてメタ戦人と対戦しています。
ヤスベアトはメタ空間に存在しており、そこからループしているカケラ世界に干渉出来ます。
つまり、記憶を持ち越したままヤスベアトは紗音人格を追い詰めて何度も六軒島爆発事件を起こさせます。
ボトルメールに縁寿が登場しないのと台風を見越した碑文殺人計画が記されているのはヤスベアトの干渉を受けているからだと思います。
戦人の恋の芽は姉ベアトとヤスベアトの間で自由に受け渡しが出来ます。
EP4の最後でヤスベアトはゲームマスターと戦人の恋の芽を姉ベアトに押しつけてゲーム盤から降りました。
姉ベアトはメタ戦人との戦いに負けて、廃人ベアトになり、ゲームマスターをラムダデルタに継承してEP5で消滅しました。
EP6でゲームマスターになった戦人はヤスベアトを復活させようとして妹ベアトを創りました。
妹ベアトは姉ベアト(初代ベアトの魂)の娘だから2代目ベアト人格です。
だからEP6の姉ベアトと妹ベアトは親子の関係でもあります。
妹ベアトの肉体はヤスベアトで構成されているので悪食島の悪霊の弱点はありませんが、鏡は苦手です。


取りあえず以上です。
EP7で死亡したクレルが姉ベアトで、EP8のベアトが立ち直って復活したヤスベアトだと思っています。
797くうなす>>795
え??????
>うみねこの現実の偽書(EP)=メタ世界も含めた私たちの読んでいる偽書
>偽書内の作中現実で縁寿が読んでいた偽書=メタ世界の無いゲーム盤だけの偽書
いや、それって、普通、偽書≠EPってことにならないのですか?
798gu>>794
ゲーム盤がミステリーではないという結論でいいならば、その考えは非常に整合性がとれていると思います。要するに、ミステリー本とその本を基にしたゲームは別物だといいたいんですよね。

なら、各EPはミステリーではないのですね?EP6は例えば陣取りゲームであるだけで、ミステリーである必要はないと。私はそのような考えに非常に違和感を覚えます。
799くうなす>>798
下記の部分は私の考えでもあるので、横から失礼します。
>ミステリー本とその本を基にしたゲーム
このゲームに元ネタのミステリー部分を破綻させないという(暗黙の)ルールがあって、
それを破っちるのがEP6だったんじゃないかと。

蛇足ながら、私の考えだと、元ネタのミステリー部分を破綻させないという
(暗黙の)ルールがあったのはEP4までになります。(たぶんケーナさんの説では違うと思います)
800ネムくうなすさん 797

八城の書いている偽書=EPで
八城の書いている偽書の中で登場人物としての縁寿が読んでいる偽書が私たちの読んでいる偽書と違うと考えてるので、偽書≠EPとはちょっと違うと思います。
うみねこの現実世界の縁寿は私たちと同じ偽書(EP)を読んでいます。

うみねこの現実世界
↓八城の偽書(EP)に書かれている
1998年世界⇄メタ世界
↓偽書(EP)に出てきた偽書に書かれている
ゲーム盤
801ケーナguさん >>798

>ゲーム盤がミステリーではない

僕はメッセージボトル及び偽書の内容を 
駒がなぞっているのがゲーム盤だと考えています 
そしてその内容は“魔女ベアトリーチェ(紗音)による連続殺人のミステリー”となっている 

EP1は
ゲーム盤+お茶会+???
という構成になっていますから 
ミステリーであると言えるでしょう 

EP2~6も 
ミステリーとして成立する程度に 
ゲーム盤の内容が出てきますし 
ミステリーであると言えるでしょう

ちなみにEP6は元の偽書では 
殺人事件は起こらなかったはずなのですが 
“死体なき事件であることを禁ず”はあっても 
“殺人なき事件であることを禁ず”はありませんので… 

EP7と8は個別に見れば 
もはやミステリーとは言えないかもしれませんが 
『うみねこのなく頃に』という作品の
1部であることを考えれば 
問題ないかと 

個別のEPの中にゲーム盤というミステリーがあり 
その外側の『うみねこのなく頃に』という作品全体も
ミステリーになっている 

つまり1つの大きなミステリー(『うみねこのなく頃に』)の中に 
劇中劇(ゲーム盤=メッセージボトル及び偽書)という形で
小さなミステリーが入っている
そんな構造なのではないでしょうか? 

ちなみにこの解釈は創作説でも有効で 
「この構造の物語を作中の誰かが書いた」 
ということになります
802gu>>799
くうなすさんにもききますが、じゃあEP6はミステリーじゃないんですね?
元ネタとやらがミステリーだったとしても、それを破綻させたストーリーを描いたのがEP6なのですから、EP6のストーリーはミステリーとはいえないと思います。
803gu>>801
>そしてその内容は“魔女ベアトリーチェ(紗音)による連続殺人のミステリー”となっている
↑↑
その解釈自体がミステリーとはいえないと思います。
魔女ベアトリーチェによる連続殺人という解釈は、ファンタジーの主張です。
紗音による連続殺人という解釈は、動機を説明できないと思います。

>ちなみにEP6は元の偽書では 
>殺人事件は起こらなかったはずなのですが 
↑↑
まさにききたかったのはここです。「EP6の元の偽書」がミステリーだったとしても、それを「”プレイヤーの気まぐれで別ゲームに変更した物語”を描いたEP6」はミステリーとはいえないと思います。

ケーナさんの解釈ではゲーム盤=メッセージボトル及び偽書ですから、そこでちょっと私の認識にまちがいがあったので変な質問になっちゃってましたが、なおします。
ゲーム盤(メッセージボトル及び偽書)がミステリーなのはそうかもしれませんが、エリカがやった行為を含めたストーリー(EP6)はミステリーではありませんよね?
804名無しさんguさん>>803

横から失礼します。

>魔女ベアトリーチェによる連続殺人

魔女ベアトリーチェを名乗る人物が手紙を出し、碑文に沿って殺人を犯すのですから魔女ベアトリーチェによる連続殺人になります。
ベアトリーチェを名乗る人物と共犯者は推理する事で誰かわかるようになっているのでミステリーです。

>ヤスの動機

メッセージボトルは譲治と紗音の恋が成就するとベアト人格と戦人への恋の芽が消されてしまい戦人にベアトの事、事件を起こした動機などが伝わらなくなるのでヤスが流したものです。
ヤスの計画の事件部分は戦人に解いてもらい、約束を思い出してもらうのが目的なので戦人にしか動機がわからないようになっています。メッセージボトルだけで分かるのはwhoとhowだけでwhyは戦人か戦人の罪を知っている人にしかわからないと思います。
805gu>>804
そういう書き込みをするなら名前をつけてください。最低限のルールです。だれに答えた話なのかごっちゃになります。
806804すみません。パッと思いつかなかったので。804でお願いします。
807くうなす>>802
>元ネタとやらがミステリーだったとしても、それを破綻させたストーリーを描いたのがEP6なのですから、EP6のストーリーはミステリーとはいえないと思います。
>>799に関していえば、
たとえば、「語り手が犯人」ネタ作品を元ネタに古畑任三郎を作ったら、
元ネタ作品のミステリ部分は破綻しますが、それでもミステリだと思います。
EP6のストーリーについては、古戸ヱリカが犯人に代わった結果、サイコホラー風味になったとは思いますが、
ミステリに詳しくないので、私としては「これこれはミステリじゃない」などと判断する事はできないです。

余談としては、以前、ノックスのその名も「動機」というミステリをたまたま見つけまして、
それを読んで大笑いした身からすると、
ミステリというジャンルは中々懐が広いんじゃないかと思っています。

808くうなす>>800
よくわからないですが、
EP6の偽書では、八城十八は自分が実際の「Banquet」には書いていない「絵羽がクワドリアンに逃れるまで」
を「Banquet」に書いたから有名になったというせっていにしているという事でいいのでしょうか。
809ネムくうなすさん 808

設定だと思っています。実際に八城の偽書が有名になったを元にはしているでしょうが。絵羽が九羽鳥庵に逃げたという情報を伝える為に入れたのだと思います。
810ケーナguさん >>803

>魔女ベアトリーチェによる連続殺人という解釈は、ファンタジーの主張です。
>紗音による連続殺人という解釈は、動機を説明できないと思います。

>>804 で書くべきことは書かれてしまったので…

>エリカがやった行為を含めたストーリー(EP6)はミステリーではありませんよね?

犯人(エリカ)がいて=フーダニット
殺した方法(混乱の隙を突いて頭部を切断)があって=ハウダニット 
動機(戦人を陥れる為)がある=ホワイダニット 

充分にミステリーなのではないでしょうか?

また もしEP6がミステリーではなかったとしても 
そもそもEP7と8だってミステリーではないわけで… 

『うみねこのなく頃に』というミステリーの中での位置付けとして 
EP1~4までが「ジッチャンの名にかけて! 」「謎はすべて解けた!!」「犯人はこの中にいる!」で 
後のEP5~8は解答・解説編的な扱いですから 
811gu>>804 804さん ケーナさん
そのwhyが説明できないといいたいんです。というかそんなものはないと私は思っています。あるというのなら教えてください。

ちなみに、爆破を起こすことで結果的に殺人犯になることを紗音は自覚していたのはわかります。爆弾を起動させる動機というんでしょうか、それはわかるんです。それが起動するまでの間に殺人を犯す動機がわからないと、そんなものはないといいたいんです。
812gu>>807
サイコホラーというのは、首切りなどの描写のことをいっているのですか?それはEP1から耕した顔面という形で表現されていると思いますけど。
813gu>>810
>動機(戦人を陥れる為)がある=ホワイダニット
↑↑
これには驚きました。これはつまり、ホワイダニットをメタ世界に求めてもいいということですよね?これを言い出したらミステリーが破綻すると思います。なぜなら「なぜ○○したんですか?」という問いに、「メタ世界からの命令だからです」ですべて説明できてしまうからです。その場合追及するべき動機の所在はゲーム盤にはなく、「なぜゲームマスターはそういう命令を出したのか」という極めて個人の主観に左右されやすい結論しか導き出せなくなります。そもそもゲーム盤に動機が存在しない物語は、ゲーム盤のストーリー自体もミステリーとはいえないといっているのです。

そして、「戦人を陥れる為」が動機として成立している物語に疑問を感じるのです。これの前にきいた真意はそういう意味でして、EP6を「ゲーム」として捉えているのか「殺人事件」として捉えているのかをききたかったんです。「戦人を陥れる為」が動機として成立している物語は、それをゲームだからと捉えているからに他なりません。EP6を殺人事件として捉えていれば、「戦人を陥れる為」に殺人を犯すエリカの心はまさにホラーです。殺人を犯しているという感覚ではない、駒を取った、陣地を取っただけという感覚だ、という前提に立ってEP6を捉える限り、どこまで行ってもそれは「殺人事件」ではなく「ゲーム」です。それでいいんですかとききたかったんです。
814804guさん >> 811

私は創作説で考察してますのでそれを前提にお願いします。

ヤスが碑文殺人をするのは恋のルーレットの出目を決めるためです。

碑文が解かれる=譲治との恋が成就する
碑文殺人の謎が解かれて戦人が約束を思い出す=戦人との恋が成就する
どちらも解かれない=爆弾で全員死亡させ黄金郷で3人の恋を成就させる

嘉音は紗音を支える為の人格なので嘉音の恋のルーレットの出目はありません。嘉音が朱志香と結ばれることが出来るのは黄金郷だけです。
815ケーナguさん >>811 >>813

>それが起動するまでの間に殺人を犯す動機がわからない

これは僕も同意です 
そもそも爆発させる必要すらなかったと思います

戦人に約束を思い出してもらう為 
みんなに協力してもらって 
狂言殺人の芝居をするつもりだった

そうしたらその前に 
親族が碑文の謎を解いてしまい 
あのような結果に 

というほうが 
良い作品になったと思いますが 
ここは竜騎士07さんのセンスなので 
仕方がないのかなと思います

ただ あのようにした理由も判らなくはないです 
僕が上に書いたような真相なら 
そのテーマは“運命に翻弄された悲劇”となりますが 

多くの人間を巻き込んだ無理心中を企て 
その過程において自らの手さえも汚す覚悟があった 
この場合のテーマは“愛ゆえの狂気”となります
こっちのほうが重厚です

もっとも これは 
あまり受け入れられないと思うんですよね 
自分の願いを叶える為に他人の命を犠牲にするわけですから
あまりに身勝手です

その“身勝手さ”こそが悲壮感を演出する為のギミックなのですが
その“重さ”にむしろ引かれてしまうでしょう

>ホワイダニットをメタ世界に求めてもいいということですよね?
>これを言い出したらミステリーが破綻すると思います。

『うみねこのなく頃に』という作品全体で見たとき 
そのミステリーの部分は“一なる真実”にあるでしょう

現実世界の六軒島において 
誰がどのような意図で何をしようとしてその結果どうなったのか?

でも その中に別のミステリーが入っていても 
それはそれで構わないのです 
《赤:ミステリーの中にミステリーがあることを禁ず》という赤字はありませんから

一つ誤解があるのではないかと思うのですが 
ゲーム盤の登場人物は確かにシナリオに書かれた行動を取る駒に過ぎません 
しかし 同時に1人の人間です 
その行動にはその人物なりの事情がきちんとあります

そしてヱリカは駒ではありません 
魔女の僕として魔術師バトラと戦っているのです
ゲーム盤で行われているゲームは確かにヱリカや戦人にとって 
単なるゲームに過ぎませんが 
2人はそのゲームに自分の存在をかけて戦っています 

野球は単なるゲームですが 
野球選手はそのゲームに自分の人生がかかっています 
それと同じことです 

野球選手はゲームに負けても死んだりしませんから 
ヤクザの絡んだ“麻雀の代打ち”のほうが近いかも 
816ケーナ804さん >>814

この解釈は“たけぽん”さんの解釈と同じだと思いますが 
これはたけぽんさんの解釈を受け入れたからこうなっているのでしょうか? 
それとも自分で解釈した結果 こうなったのですか?
817804ケーナさん >>816

自分で考察をして、色々な方の考察を見てあの考えになったので両方ですかね

漫画EP8で私の愛する誰かが碑文を解いたらその誰かに人生を捧げるという旨の文があるのですが、EP5のベアトにとって碑文の謎は無価値という部分、嘉音が紗音の人格を支える為に作られた事を考慮して考えると、正確にはこうだと思います。

紗音=譲治若しくは他の親族(朱志香、戦人を除く)が碑文を解く
嘉音=朱志香が碑文を解く(紗音がプロポーズされていない場合)
ベアト=戦人が碑文殺人を解く若しくは碑文殺人と碑文の謎を両方解く

ベアトの目的は戦人に約束を思い出してもらう事なので碑文の謎自体はベアトにとって無価値です。
戦人が碑文を解いても碑文殺人の前だと約束を思い出していないので意味がありません。この場合は譲治との恋が成就すると思われます。

嘉音については全EPを見る限り明確な出目がありません。
ただ、漫画EP8を考慮すると事件が起こる前に紗音がプロポーズされていなければ嘉音の出目はあったのではと思います。プロポーズが関係していると考えた根拠は、もし朱志香との恋の出目が碑文を解かれる事ならばEP1のルーレットの0発言は不自然であり、EP6で紗音が勝ち、嘉音の紗音は勇気があったという発言からです。碑文と碑文殺人に関係なく、紗音と嘉音に関係あるのはプロポーズくらいです。
当日は紗音がプロポーズされたので嘉音の出目が無くなり、朱志香が碑文を解いても譲治との恋が成就することになるのだと思います。
818くうなす812への回答です。
まず、812を見て、私の考えている部分とぜんぜん違うことを指して「EP1からあるのでサイコホラー風味とはいえない」
という私的だったので、guさんはサイコホラー風味な部分に心当たりがなく、話してもピンとこないのでは?
と、どのように回答すると伝わるか少し難しいと思っていました。

下記の部分を指してサイコホラー風味になったと申し上げました。
>EP6を殺人事件として捉えていれば、「戦人を陥れる為」に殺人を犯すエリカの心はまさにホラーです。

実際のところ、813でguさんがおっしゃっている通りですね。
でも、私はそういう(古戸ヱリカのような)犯人のミステリを否定できるほどミステリに詳しくないので、ミステリじゃないと判断する事はできない、ということです。
819くうなすなんとなくの印象ですが、ミステリにおいては、特に大物とされる犯人に殺人をゲームのように捉えている犯人が多いような気もします。

820gu>>814
817もちょっと見ましたが、話がかみ合う自信がないので、もしかしたらトンチンカンな返答になっているかもしれないことを許してください。

ヤスの碑文殺人をする動機ですが、恋のルーレットの出目を決めるためというのは正直意味がわかりません。
その話でいくと、例えば第一の晩が終わったあとに碑文が解かれた場合、「やったあ、譲治さん。碑文が解かれたのであなたと結ばれますよ。うれしい。まああなたの両親はもう殺しちゃいましたけど、ルーレットなので仕方ですよね」となるんですか?
例えば第二の晩が終わったあとに戦人が約束を思い出したら、「やったあ、戦人さん。思い出してくれたならあなたと結ばれますよ。うれしい。まああなたの両親はもう殺しちゃいましたけど、仕方ですよね」となるんですか?

プチパニックです。
821gu>>818
ああ、そっちでよかったんですね。
EP6についてサイコホラー要素があると自覚している上で、それでもミステリーで問題ないと思っているのであれば、そういう考えもあるのかなと思います。それを踏まえているのなら、あとはミステリーかどうかは評価の話になりますから。

一ついえることは、そのミステリーは戦人がフェアと感じるミステリーではないということです。殺人に至るまでの心を、動機を、推理させてくれる話を本当のミステリーだと戦人は思っているのですから。それに反しているEP6は、それってどうなのということがいいたかっただけです。
822gu>>815
私が受け入れられないといっているのは、>>820でいったことが大きいです。ですから

>自分の願いを叶える為に他人の命を犠牲にする
↑↑
という考え方そのものは理解できる方ですし、その身勝手さが悲壮感を演出する為のギミックであるということも、その重さも理解できます。理解できないのは、他人の命を犠牲にしてもなお自分の願いが叶わないと誰でもわかる計画の方にあるんです。
そして、

>というほうが良い作品になったと思いますが、ここは竜騎士07さんのセンスなので仕方がないのかなと思います
↑↑
という結論になる理由がまったくわかりません。ケーナさん自身も、爆弾が起動するまでの間に殺人を犯すことに懐疑的であるわけじゃないですか。それは至極まっとうな感覚だと思いますよ?ですからそのまま、「だから殺人を犯したのは紗音ではない」という論理展開でなんの問題もないじゃないですか。なぜそこから「それでも各EPは魔女ベアトリーチェ(紗音)による連続殺人のミステリーである」という論旨に無理やりもっていくのか、さらに作者のセンスの問題だという結論にもっていくのか、サッパリわかりません。
823gu>>815
>そしてヱリカは駒ではありません
↑↑
これは私の価値観とまったく相容れないところです。これが示すものはすなわち、EP6でエリカが行った行為は駒としてではない、メタ世界人として行ったんだということですね。
つまりエリカの犯行は、ゲーム盤の人にとっては天上界から来た異人によって天上界の理由から首を刈られたという事態であり、いわば“天災”と同義ですね。“一なる真実”以外にミステリーがあっていいとおっしゃいますが、前記の通り、戦人を陥れるために殺人を犯すストーリーは殺人事件ではなくゲームであり、メタ的動機で殺人を犯すストーリーは殺人事件ではなく天災です。
ゲーム盤の駒が一人の人間であるからこそ、その行動にはその人物なりの事情がきちんとあるという普通の物語を舞台にしているからこそそう思うのです。一人の人間の命が奪われた理由が、その世界の人間の与り知るところではない理由から殺されるというストーリーは、まさにその世界観をぶち壊しにしている結論だと思うのです。

戦人とエリカが命がけで戦っているというのはわかります。ゲームを軽視するなという意見はわかりますが、そのゲームはどこまで行っても殺人事件を踏襲していることにはなりえません。人が人の理由で人殺しをするのが殺人事件であり、ふつうのミステリーです。
質問に直接的な答えは返ってきませんでしたが、EP6のストーリーを命を懸けた駒取りゲームだと捉えていることはわかりました。
824804guさん >>820

碑文殺人の部分は狂言殺人です。
ベアトリーチェの手紙の"すでに回収した分も含めてすべてお返しいたします"という所、EP4〜6で狂言殺人が描かれている事、guさんの言う通り本当に殺人を犯すと恋が成就しない事から推察出来ます。特にすべてを理解した戦人がEP6で狂言殺人を起こし、それがヱリカによって本当の殺人になった所は重要だと思います。
碑文が解かれず、碑文殺人が第九の晩まで行くと爆弾で心中する事になります。
825ケーナ804さん >>817 

>紗音=譲治若しくは他の親族(朱志香、戦人を除く)が碑文を解く
>嘉音=朱志香が碑文を解く(紗音がプロポーズされていない場合)
>ベアト=戦人が碑文殺人を解く若しくは碑文殺人と碑文の謎を両方解く

これだとルーレットとして 
形がいびつなのではないでしょうか 

僕は3人(戦人 譲治 朱志香)のうちの誰かが解いたら 
その人物に“人生を捧げる”つもりだったのだと思います 
3人以外の人物なら“殺人をやめて全ての罪を告白する”だけ

もし戦人が碑文の謎を解かず 
約束だけ思い出したとしても 
立場的には譲治と朱志香に並ぶだけ 

逆に戦人が約束を思い出さず 
碑文の謎を解いたなら 
それでもやはり“人生を捧げる”ことになった
(この場合 片思い)

こんなところではないかと思います
826ケーナguさん >>820 >>822

>ヤスの碑文殺人をする動機ですが、
>恋のルーレットの出目を決めるためというのは正直意味がわかりません

これはちょっと誤解があると思います 
まず大前提として
紗音は誰も碑文の謎が解けず 
最後には爆発で全員が死ぬと考えています 

碑文殺人を実際に行うのも 
これが“無理心中”だからです 

ただ 万が一 
碑文の謎が解かれるという 
“ありえない奇跡”が起こったなら 
その時は自分の計画をやめようと
考えています

「その奇跡が起こったなら、その奇跡を起こした人物に自分の全てを捧げよう」
というのはその人物と結ばれるためのものではなく(実際に殺人をしているわけですから) 
その奇跡に屈服するということです

この物語の哀しいところは 
紗音の願いの中に希望がまったく見出せないところです 
たとえ誰かが碑文の謎を解くという奇跡を起こしても 
既に殺人を犯している紗音に 
その人物と結ばれるという未来はなく 
それを覚悟した上であのような計画を立てたのですから

>「それでも各EPは魔女ベアトリーチェ(紗音)による連続殺人のミステリーである」という論旨に無理やりもっていくのか

『うみねこのなく頃に』の現実世界に存在する 
メッセージボトルがどういう性質のものであるかと言いますと 
それは“紗音による殺人計画書”です 
「○○を共犯者にすれば、こういうやり方が出来る、こんなトリックが出来る」
そういう“可能性”を記したのがメッセージボトルです 

そして八城十八の偽書もそれと同様の内容であると考えられます 

これらのメッセージボトル及び偽書においては 
“犯人は紗音”と決められているのです 

そしてそれ(メッセージボトル及び偽書)を“虚無の海”と呼ばれる異世界にある 
“ベアトの領地”で行われる 
戦人とベアトリーチェの対決に採用したもの 
それがEPなのだと僕は考えています 

ベアトリーチェはメッセージボトル及び偽書の内容を 
魔女ベアトリーチェによる魔法殺人に幻想修飾し 
戦人に提示する 
戦人はそれを見て魔女ベアトリーチェの正体を推理する

>さらに作者のセンスの問題だという結論

別にこれは結論ではなく 
竜騎士07さんにとっては 
あの真相が最も良いと思う真相だった 
というだけのことです

僕はそうは思わないし 
他のプレイヤーもそうではないかと思います
 
>EP6でエリカが行った行為は駒としてではない、メタ世界人として行った

これはテーブルトークRPGで解釈する部分です 
この問題のやっかいなところは 
ゲーム盤に“駒のヱリカと戦人”がいて 
ゲーム盤の外に“プレイヤーのヱリカとバトラ”がいることです 
そしてプレイヤーのヱリカとバトラが 
ゲーム盤のヱリカと戦人を操作しています 

僕が「僕以外の誰もこの作品を理解出来ていない」というのは 
この世界観を理解出来ている人が誰もいないからです 
この作品のメインは“虚無の海”にあり 
現実世界は“虚無の海”で行われているゲームの材料に過ぎないのです
827ケーナ804さん >>824

>碑文殺人の部分は狂言殺人です。

おそらくこれ 
原作の時点ではそうだったと思うんです 
ですが“Confession”においては 
狂言でなくなっています 
より話を重くする為に 
真相を差し替えたものと思われます
828804ケーナさん >>827

碑文殺人を本当にしようと考えていたとは思いますが、最終的に狂言に変えたと思います。

奇跡にすがり、碑文の謎か碑文殺人を解かれたら碑文殺人と心中での殺人をやめ、人生を捧げるつもりだったと思います。
829804ケーナさん

confession単体だとメッセージボトル作成の説明だと思います。
メッセージボトルでは実際にヤスが殺人を起こしています。ヤスがそこまで追い詰められた理由とメッセージボトル作成に至るまでの過程、各EPの回答がconfessionに書かれており、現実でのヤスの計画はconfessionと今までのEPの両方から考察すると狂言殺人だったと考えています。

ヤスは現実で幸せになれる奇跡を起こそうと考えていました。碑文も碑文殺人も奇跡を起こす為のリスクです。そこまでして出した出目を自ら潰すような事はしないでしょう。
830くうなすいまさらネムさんの>>696に。
漫画喫茶にて偶々漫画版EP6を見つけたので、さがしてみたのですが、
八城十八(幾子)が縁寿に続きの原稿を渡した様には見えませんでした。

自分の解釈で勝手にまとめたりせず、原文で、「続きの原稿を渡すための条件」
を見直してみてもらえないでしょうか?
831ネムくうなすさん 830

どんな内容を議論していたか忘れましたが、696で縁寿の反応から縁寿なりの回答を用意し、続きの原稿を貰ったと思っていると書いた通りです。
漫画版で縁寿が隣部屋の窓についてフェザリーヌと議論している時に持っているのが続きの原稿だと思っています。その時の反応から縁寿は紗音と嘉音が同一人物と気づいていないとも思っています。
832ケーナ804さん >>828 >>829

>最終的に狂言に変えた

一瞬「その発想はなかったな」と考えかけましたが 
それはないと思います

“魔女の手紙”も10月4日に書いたわけではなく 
事前に用意していたはずですが 
“Confession”に出てくるカレンダーの日付は10月3日 
(“真里亞さまに暗記してもらった招待状”とある為 10月3日以前に真里亞は招待状を暗記していると考えられる)
この時点の計画では実際に連続殺人をするつもりでした
心変わりをする時間がないでしょう

また あれほどの決心で始めたことを 
途中で変更するとは思えず 
狂言殺人のつもりなら 
“Confession”の時点で
「実際には狂言である」としていたでしょう

絶対にありえないとは言い切れませんが 
十中八九“設定変更”だと思います
(もしくは“私は全てをお返しするでしょう”は別の意味)

>ヤスは現実で幸せになれる奇跡を起こそうと考えていました

“Confession”では
「私への罰」「私を止めてくれますよね……?」「解かれて負ける」とあります 
“現実で幸せになれる奇跡”にしては 
随分マイナス方向の考え方ではないでしょうか?

ただ そう考えたい気持ちも理解出来ます 
これではあまりにも救いがないですから 
僕自身「狂言殺人のつもりであった」と思いたいです

でも 竜騎士07さんの意図を正確に汲み取るとこうなります
833804ケーナさん >>832

>現実のヤスの計画

説明が難しいんですが、confessionは八城十八の偽書に出てきます。そしてメッセージボトルや偽書の中でヤスは本当に殺人を起こしてますよね。そこに至るまでの告白がconfessionだと思うのです。つまり、偽書の中のヤスの告白です。
現実のヤスが起こそうとした計画はconfessionと今までのEPから推測するんだと思います。私の場合は両方から推測して狂言殺人だと思ったわけです。

>私の負け〜

3人の恋を成立させるには心中しかなく、誰かに解かれ1人の恋しか成就しないのはある意味負けだと思うんです。現実で幸せになりたいけど、誰かの恋が破綻するのも辛いという葛藤があっての台詞だと思います。

ヤスの最初の計画は碑文殺人と爆弾で心中する事で、現実で幸せになる事はconfessionを見た感じ考えてなかったぽいです。現実のヤスは途中で現実で幸せになりたいと思い狂言殺人に変えたと思っています。
834ケーナ804さん >>833

>confessionは八城十八の偽書に出てきます

実は“Confession”は読者によって現実世界での位置づけが違います 
どんなパターンがあるかといいますと 

①誰か(ほとんどの考察者が八城幾子を想定)が現実世界で書いた偽書に出てくるもの
②現実世界の八城幾子が拾ったもの 

ここからそれぞれ2つに分かれます 
①-1が八城幾子による完全創作(そんなもの実在しない) 
①-2が“Confession”は実在するが八城幾子によって脚色されている

②-1が本当に安田紗代が書いたもの 
②-2がどこの誰とも知らない誰かの悪戯

804さんは①-2だと考えているようですが
僕は②-1の立場で 
これ以外は間違っていると断言出来ますが 
説明は出来ても証明は出来ないので… 

大切なことは「作者はどんな真実を見せたいか」であって 
「自分はどんな真実を見たいのか」ではないのです
835ケーナツイッター用に書いたのですが 
こちらにも書いておきます 

②-1の前提で 
安田紗代が想定していた10月4日の展開を考えて見ます 

まず夕食が終わった後 
真里亞が“魔女の手紙(招待状)”を読み上げます 
これにより親族はそのまま親族会議に突入 

子ども連中はゲストハウスに戻ります 

第一の晩の犠牲者は大体決まっていて 
霧江 絵羽 蔵臼はヤバいので殺しておきたい 
紗音と嘉音のどちらかも殺しておきたい 
郷田以外の使用人(南條含む)は共犯者なので温存しておきたい 
子ども連中は碑文の謎のこともあるし 
心情的に後回しにしたい 

これらから誰を殺すことになるかは 
大体想像出来ます 

殺人の決行は5日の0時 
この時 子どもたちは旅の疲れで寝ているか 
もしくはまだ トランプなどで遊んでいるでしょう 

紗音が現実世界に踏みとどまれるのは 
この瞬間までです 
6人も殺してしまったらもう 
どうしようもありません 

EP1で子どもたちが親族会議から締め出された時間が 
22時前後ですからこれをそのまま当てはめるとして 
碑文の謎解きに費やせる時間は2時間 
作業の時間を考えれば1時間もありません 

ですから もし碑文の謎が解かれることがあっても 
それは5日の第一の晩 発覚以降 
ということは 
“想い人”である3人の誰かが碑文の謎を解いたとしても 
その時はもう 手遅れです

つまり“Confession”において 
紗音が想定している可能性の中に 
現実世界で誰かと結ばれて幸せになる道は 
そもそも存在しません 

だから“他の恋心を消し去り、その人に人生を捧げよう”なのです
836804ケーナさん >>835

碑文は2年前から提示されており、金蔵の懐かしむ故郷も台湾とわかっていたようなので戦人以外は事件前に解くことは可能だと思います。

confessionはメッセージボトル、ゲーム盤の説明と考えれば別に本当の殺人で当然なんですが、現実の計画も同じと考えると恋の成就が不可能、ベアトリーチェの手紙の特別要項や不確定要素である台風の説明が出来ないんですよね。そう考えると現実世界のヤスの計画と偽書のヤスの計画は別に考える方がいいかと思っています。
まぁconfessionの扱いも人それぞれなので難しい所ですが…。
837ネムヱリカって幾子に似ている気がしますがヱリカの性格のモデルは幾子でしょうかね?実在した人物らしいですがヱリカの存在は結構謎です。
838ケーナ804さん >>836

>碑文は2年前から提示されており、金蔵の懐かしむ故郷も台湾とわかっていたようなので
>戦人以外は事件前に解くことは可能だと思います。

実際に親族が解いちゃったわけですが 
そもそも何故 親族が2年間も解けなかった碑文の謎に
挑もうかと考えたのかと言いますと 
魔女の手紙に刺激を受けたからです 

おそらく 魔女の手紙がなければ 
碑文の謎が解かれることはなかったでしょう 

ですから謎解きの実質的なスタートは 
魔女の手紙以降となり 
「これまで解けなかったものが、そんな短時間で解けるはずがない」 
と紗音は予想していました

>現実の計画も同じと考えると恋の成就が不可能

僕は逆の考え方で 

現実世界の紗音は 
戦人に約束を思い出してもらうどころか 
連続ミステリーの謎かけを 
実行することすら出来ませんでした 

ベアトのゲームとは 
現実世界で出来なかったこと(戦人とのミステリー勝負、3つの恋の成就) 
を成し遂げるためのもの 

このように解釈しています 
839ケーナネムさん >>837 

ヱリカが実在するのは良いのですが 
“古戸ヱリカ=古手梨花”という名前は一体何なのかと…

竜騎士07さんに聞いてみたいところです
840804ケーナさん >>838

>現実世界の紗音は〜

この意見は私も同じです。
事件発生前に碑文が解かれ譲治との恋が成立したので、戦人は碑文殺人の部分を提示されてないです。ベアトのゲームはヤスが現実世界でやりたかった事を3人の恋が成就するという一番理想的な形で十八が書いたものと思っています。

偽書の世界のヤスが殺人を犯しているのはメッセージボトルでの碑文殺人の部分が本当の殺人だったからと考えています。
841ネムケーナさん 839

古手梨花のモデルが古戸ヱリカかもしれませんね。
十八と幾子の作品の一つにひぐらしがあり、ヱリカをモデルにしたとか。
小此木や聖ルチーアがひぐらしに出てますし、うみねこにひぐらしの話が出てくるのでありえそうですけどね。
842guケーナさん >>826 など
なるほど、無理心中ですか。誤解でした。それはたしかに重いですね。
理解しようとすればするほど、深いところまで引っぱられるカンジがします。
ですが、それも矛盾というか、文脈に合わないところがあります。

>自分の願いを叶える為に他人の命を犠牲にするわけですから
↑↑
とケーナさんはいいましたが、無理心中の場合の“自分の願い”とは一体何ですか?何を目指すのでしょう?

例えば狂言殺人の場合は“誰某と結ばれるため”という獲得目標が、まあ理解しやすいところです。それを得るためのあくまで手段として狂言殺人があるわけで、
「誰某と結ばれるため」→「狂言殺人を演出した」
というこの二つに因果関係が成立します。

一方無理心中の場合、その後のケーナさんの書き込みにもあるように絶望しかありませんし、万が一の奇跡にさえ屈服という表現を使って、別にその奇跡を望んでこんなことをしたわけではないという扱いになるのでしょう(そりゃそうです)。パッと思いつくだけで
「誰某と結ばれるため」→「無理心中を起こした」
の二つはリンクするどころか真逆です。
いっそ獲得目標はないといわれたほうがスッキリしますし、「自分の願いを叶える為に」という部分を撤回していただけるのであれば、
「一言でいえない絶望感から」→「無理心中を起こした」
という形でリンクさせるしかないのではと思いますが、どう思いますか?

まあでも、無理心中という考えが成立するのであれば、各EPが紗音による連続殺人のミステリーという解釈はたしかにスジが通ってます。理解し難いですが、もし飲み込めてしまったときには、うみねこの価値観がガラッと変わるくらいの重たさですね。それが恐くもあり、快感でもありますw



EP6
>これはテーブルトークRPGで解釈する部分です 
>この問題のやっかいなところは 
>ゲーム盤に“駒のヱリカと戦人”がいて 
>ゲーム盤の外に“プレイヤーのヱリカとバトラ”がいることです 
>そしてプレイヤーのヱリカとバトラが 
>ゲーム盤のヱリカと戦人を操作しています 
>僕が「僕以外の誰もこの作品を理解出来ていない」というのは 
>この世界観を理解出来ている人が誰もいないからです 
↑↑
これは手厳しい。別にやっかいでもなんでもないと思いますが、上はともかく、
>現実世界は“虚無の海”で行われているゲームの材料に過ぎないのです
↑↑
これに与することは永久にないです。
843gu804さん >>824 など
狂言殺人でしたか。では、その後の書き込みと矛盾しているところをどう考えているのか教えてください。

>碑文殺人の部分は狂言殺人です。

>偽書の世界のヤスが殺人を犯しているのはメッセージボトルでの碑文殺人の部分が本当の殺人だったからと考えています。
↑↑
この二つの矛盾です。狂言殺人をするつもりなのなら、各EPの解釈は“魔女ベアトリーチェ(紗音)による連続殺人のミステリー”ではなく紗音による狂言殺人のミステリー”にならなければ一貫性がありません。どう思いますか?
844ケーナネムさん >>841 

一応 考えられる仮説があって 
“(ベルン)「……あんた(ヱリカ)のプライドなんて知ったことじゃないわ。いつまでその無様な姿を晒す気なの。……私と同じ青い髪を許された分身が、……いつまでそこで磔になっているつもり……? 私自らがやはり降臨しなきゃ駄目なのかしら……。」”

この発言からすると 
ヱリカの本来の髪は青ではなかったと思われます 
(そもそも現実的に考えて青い髪の人間なんていないのですが…) 
つまりヱリカの姿も名前も 
本来のニンゲンとしてのものではなく 
ベルンカステルに魔女の僕として与えられたものではないか? 
と考えることが出来ます

「あんたの名前は何? 山田花子? ゲロカスなあんたにピッタリな名前ね。でも、私の駒がそんなダサい名前だなんて耐えられない。今、この瞬間からあんたの名前は古戸ヱリカよ。どう、素敵な名前でしょう?」
845ケーナguさん >>842

>無理心中の場合の“自分の願い”とは一体何ですか?何を目指すのでしょう?

一般的に無理心中とは 
現世で結ばれない人とあの世で結ばれる為に一方的に(相手の意向を無視して)行うものです

紗音にとって 
理想的な状態とは 
自分に3つの身体があり(それぞれ女性として男性として、きちんと機能する)
戦人とも譲治とも朱志香とも結ばれる 
というものです

ですから“紗音の願い”とは 
これが実現することです

ところがそんなことは現実的に不可能なので
自分の願いを叶える為には無理心中するしかないわけです

>>現実世界は“虚無の海”で行われているゲームの材料に過ぎないのです
>↑↑
>これに与することは永久にないです。

これも誤解があるのではないかと思いますが 

“虚無の海”の中に現実世界は厳然として存在します 
ただ 唯一無二の世界の中心ではなく 
無数に漂う“世界の1つ”“可能性の1つ”に過ぎないのです 

ベアトリーチェは自分が行うゲームの為に 
現実世界からその素材(シナリオ=メッセージボトル及び偽書 駒=現実世界の人物)を持ってきているのです 

何故か「“創作説”ならば“虚無の海”や魔女の存在など解釈しなくて良い」という風潮があるように思われますが 
むしろ“誰かが書いた創作”だからこそ 
何の為にあの世界観を生み出したのか? 
あの世界観はどうなっているのか?
ベアトのゲームとは一体何なのか? 
あのような異世界における魔女の戦いを描くことに何の意味があるのか?
きちんと解釈する必要があるのではないでしょうか? 
846gu>>845
やはりおかしいと感じます。
その考えでいくと、紗音にとって無理心中は手段ではなく限りなく目的と同化しています。仰る通り、彼女の願いは無理心中でしか実現できないからです。
であるならば、無理心中を完遂することこそが彼女の願いであり、それが中断される事態をふつうは“奇跡”とはいわず“ハプニング”とよびます。そのハプニングが起きてしまわないように計画するのが犯行計画というものであり、ハプニングが起こる余地をわざわざつくる意義を説明できません。

端的にいうと、連続殺人なんかせずにただ密かに爆弾を起動させるだけで“彼女の願い”は叶うのに、それが叶わないかもしれない余地をわざわざつくっていることが矛盾しているということです。どう思いますか?


EP6
別に誤解などしていません。
虚無の海とやらがどうだとか、そこを批判しているわけではなく、「現実世界はゲームの材料に過ぎない」の部分を絶対に共感できないといっているだけです。原材料さえ現実世界であるならば、それをプレイによって加工されたストーリーは現実世界の出来事として受け取る必要はないという考え、まったく考えられない価値観です。
847くうなす>>821
一応、「出題ベアトの死」後は、
十八の考える本当のミステリー像を守る必要はない(愛のないゲーム盤として示されている)と考えています。

また、私の(若干単純化した)解釈だと、EP6は、十八の原稿の途中までの部分+縁寿の完全創作部分なので、
(十八の原稿ではあそこから本当のミステリーになるとしても、)
EPでは十八の考えるミステリ像とずれるということになります。
848ケーナguさん >>846

>無理心中を完遂することこそが彼女の願い

『コミックEP8』6巻収録の“Confession”を読めば解りやすいと思うのですが 
自分の家族同然の人々を全員殺してしまおうという計画ですから 
「誰かに止めて欲しい」という思いもあるのです 

これは原作にも書いてあります 

“「私は、……委ねる、決断をしました。」
「………委ねる……。」
「先代当主より全てを受け継いだ儀式の時のように。……私もまた、奇跡という名の運命に身を委ねることを選びました。」
ルーレットに、身を委ねたといった方が、正しいかもしれない。私は、私たちは、……自分たちの運命さえ決められなくて。全てを運命に託したのです。誰かが、報われるかもしれない。あるいは全員が結ばれて、解放されるかもしれない。さもなくば誰かがこの愚行を、止めてくれるかもしれない。
「……どの運命をルーレットが指し示そうとも。私はそれに従うことにしました。私は、運命に、抗わない。……抗ったって、……いつだって運命は私に、非情だったんですから………。」
クレルは俯き、涙の雫を一滴、零す…。人の可能性は無限だと、ニンゲンたちは軽々しく口にする。しかし、無限の魔女は、……本当は有限であることを、知ってしまった。だから彼女は、その有限の運命の中に、無限を見出そうとした。自分の運命を、神に委ねることで、無限を見出そうとした。しかしそれは、自分の運命の放棄ではない。なぜなら、運命のルーレットに、絶対の意思で臨んだから。誰も碑文の謎を解けないなら、誰も絶対に逃れられない、絶対の、運命。それで島を閉ざした。自分ごと。1986年10月4日から5日は、絶対の意志で封じられ、………その狭い時間と島の中で選ばれるいずれかの運命に、……彼女は身を任す。”

>原材料さえ現実世界であるならば、それをプレイによって加工されたストーリーは
>現実世界の出来事として受け取る必要はないという考え

ベアトのゲームの解釈はこれ以外考えられません 
受け入れられないというのなら 
代わりにどんな解釈を示してくれますか? 

ちなみにファンタジー説の場合 
各EPで語られるメタ世界(上位世界)がメインの世界(=現実世界?)となりますが 
同時に各EP内で語られる“1986年10月4日と5日以外の出来事”もまた 
現実世界での実際の出来事になります
(魔女が“観劇”の力によって現実世界において過去に実際に起きた出来事を見せている)
だから作品中で語られる様々な過去の出来事を無条件で信じられるのです
849804guさん >>843

EPはメッセージボトルの世界設定に基づいていて、ヤスの現実での計画はEPを読んで推測してわかるようになっていると思っています。なので、碑文殺人の部分に違いが出てくるのです。
ヤスの現実世界での計画が狂言殺人だろうと考えた根拠はベアトの手紙の特別要項、EP456で狂言殺人が描かれている事、恋の成就からです。

>一貫性

どうしてメッセージボトルでの碑文殺人が本当の殺人になっているかというと
EP内のゲーム盤もそうなのですが、メッセージボトルは六軒島を舞台にした推理小説だからです。メッセージボトルはヤスが戦人にベアトと恋心、約束に気付いてくれたらと思い海に流した物と思っています。EP6の結婚式でそのような旨の話しをしています。戦人に解いて欲しくて書いた物語ですから戦人が興味を持つような内容にしているのです。

このメッセージボトルの世界設定でEPは書かれているので碑文殺人が本当の殺人になっているのです。
850gu>>848
これまた中途半端だなと感じます。
無理心中を完遂することも、またそれを阻止されることも、等しく望んでいることならば、阻止されることを望んだ行動としては半端です。その考えでいくと、10人前後殺した後に止められたとして、止めてくれてありがとうとなるわけですか?半端かそうでないかは主観のちがいもあるのかもわかりませんが、第二の晩に朱志香を葬っておいてその後止められたら、私なら最後まで完遂させてくれと思ってしまいます。朱志香があまりに不憫だからです。第六の晩に譲治を葬っておいてその後止められたら、私なら戦人も殺させてくれと思ってしまいます。何のためにここまでやってきたんだってカンジだからです。

要するに、
①完遂して「あの世で幸せになりましょう」
②阻止されて「愚行を止めてくれてありがとう」
このどちらの願いも果たされない可能性を含んだ計画になっているんじゃないのかなと感じるのです。百歩譲って殺人後に止められることも「愚行を止めてくれてありがとう」となることを理解できたとしても、子供たちを殺したあとに止められる事態を「愚行を止めてくれてありがとう」にはならないんじゃないでしょうか。①と②のスキマ、これをどう思いますか?

ちなみに、このスキマは狂言殺人なら埋まります。


>ベアトのゲームの解釈はこれ以外考えられません 
>受け入れられないというのなら 
>代わりにどんな解釈を示してくれますか?
↑↑
私は、メタ世界の影響によって変質し、歪められたストーリーもまた現実世界だと捉えているだけです。なぜならそのストーリーを、メタ世界からのあらゆる干渉を一切考慮することなく説明することが、ミステリーで解く、人間で説明する、ということだと思うからです。
誤解なくきいてもらいたいですが、メタ世界が存在しないといっているわけではありません。メタ世界、ファンタジー世界はあると思います。ですが、現実世界の人はそれを認識してはいけない。現実世界のストーリーはそれと関わりがあってはいけない。当たり前です。その当たり前が、EP6ではあっさり無視されています。

ゲーム盤には、「あの日の六軒島では実はこんなことが起きていたんだよ」という建前があるはずです。その内容を巡って、魔女側の「あの日は、妾がめちゃくちゃやってやったんだよ」と、人間側の「あの日は、人間の犯人がやったことで説明可能だ」を、主張しあうのがこのゲームなはず。EP6における人間側の結論、「あの日は、エリカという人間の犯人がやったことで説明可能だ」は、あの日の六軒島にメタ世界を認識する人(天界人)がいたことを認めることになり、それは「ゲーム上」では人間で説明していることにはなっても、「あの日に何があったのか」を人間で説明していることにはならないと思うのです。

ケーナさんは「あの日に何があったのか」はゲーム盤に(偽書及びメッセージボトルに)表現されていると思っていて、私は「あの日に何があったのか」はゲーム盤に(プレイ内容に)表現されていると思っている、決定的にちがいます。
851gu>>849
つまり、メッセージボトルでは紗音の筆先三寸で自分が犯人のミステリー小説を描き、偽書(EP)では八城がメッセージボトルの世界観を引き継ぎ、それを基に現実に紗音がどうしたかを推理できるように書き起こした。そういうカンジですか?ちがってたらスイマセン。

もしそうなら、偽書(EP)では紗音は犯人ではないですよ?あくまでメッセージボトルの小説の犯人が紗音なのであって、その小説の内容は私たちには示されていません。ヤスの現実の犯行計画を推理できるように書き起こされた偽書(EP)では、もはや彼女は狂言殺人をするつもりだということが推理できるよう描かれているわけですから、殺人犯ではありません。

やはり各EPは、紗音による連続殺人のミステリーではありませんね、これでは。
各EPの基のメッセージボトルが、紗音による連続殺人のミステリーなだけであって。
852804guさん >>851

すみません。"その小説の内容は私たちには示されていないの"部分がよく分からないのですが。

各EPからヤスの狂言殺人が推測出来るようになっているのと、偽書のゲーム盤でヤスが殺人の犯人であるのは別だと思うのですが…。
853ケーナguさん >>850

>①完遂して「あの世で幸せになりましょう」
>②阻止されて「愚行を止めてくれてありがとう」

>①と②のスキマ、これをどう思いますか?
>ちなみに、このスキマは狂言殺人なら埋まります。

これは僕も同意見ですが 
竜騎士07さんが「真相を明かす決意をした」 
コミックEP8で描かれてしまった以上 
受け入れざるを得ません 

>10人前後殺した後に止められたとして、止めてくれてありがとうとなるわけですか?

それ以上殺さずに済むことで救われる部分はあるでしょう
「これだけ殺せば1人2人、人数が変わったところで…」 
というものではなく
紗音にとっては1人1人が家族です 
1人殺すたびに自分を殺すような苦しみを味わうと思います 

ちなみに一家無理心中で本人が死に切れないことがあるのですが 
これは別に「命が惜しくなるから」ではなく 
人を殺すというのは非常に気力を使うことで 
自分の番までに気力が尽きてしまうからなのだそうです

>メタ世界、ファンタジー世界はあると思います。
>ですが、現実世界の人はそれを認識してはいけない。

僕もEP6のラストのくだり 
縁寿がフェザリーヌや“別の自分”に言及したのは 
失敗だったと思います 
(あとEP8での現実世界での赤字の使用も)
でも 作者がミスをしても 
受け手のほうでそれを修正して受け入れるのが
正しい読み方ではないでしょうか? 

でも それと以下は 
まったく話が違うと思います

>ゲーム盤には、「あの日の六軒島では実はこんなことが起きていたんだよ」という建前があるはずです。
>その内容を巡って、魔女側の「あの日は、妾がめちゃくちゃやってやったんだよ」と
>人間側の「あの日は、人間の犯人がやったことで説明可能だ」を、主張しあうのがこのゲームなはず

この解釈に問題はありません 
ただ これが通用するのはEP4まで 
EP5以降は同じゲーム盤を使った別のゲームになっています

>EP6における人間側の結論、「あの日は、エリカという人間の犯人がやったことで説明可能だ」は
>あの日の六軒島にメタ世界を認識する人(天界人)がいたことを認めることになり
>それは「ゲーム上」では人間で説明していることにはなっても
>「あの日に何があったのか」を人間で説明していることにはならないと思うのです。

そもそも 元のゲーム盤には存在しなかった 
ヱリカなんて駒を追加した時点で 
もはや無茶苦茶です 
だからこそこれはテーブルトークRPGなのです

>私は「あの日に何があったのか」はゲーム盤に(プレイ内容に)表現されていると思っている

そもそもベースが事故前に書かれた紗音のメッセージボトル及び
事故後に霍乱目的で書かれた八城十八の偽書であるならば 
「あの日に何があったのか」がゲーム盤に表現されているわけがありません
854gu>>852
ん、あれそうでしたっけ?なんかいろんな方の考えがごっちゃになってしまって。つまり、その小説は真里亞の日記風に書かれたもののことで、それって作中に出てきませんよね、ってことなんですが、ちがうみたいですね。すいません。

ゲーム盤でも殺人を犯しているというのなら、読者はどうやって彼女が本当は殺すつもりなどないと知れるのでしょう?

紗音は本当は連続殺人をするつもりなどないという伏線はたくさんあるし、するつもりなどないが、それを全無視して、この物語は紗音が人殺しをするストーリーである。

これが各EPの結論なのですから、紗音という犯人を特定する推理の仕方は、紗音の心のありようを考慮していませんよね。それを考慮せずに、各EPの犯人が紗音であると特定なんてできるんですか?不可能だと思いますが。
855gu>>853
煮詰まったんじゃないですか。
紗音が譲治とかを殺したあとであっても、止められることをありがたいと感じる。望む。
これに納得できるなら無理心中が通るし、納得できなければ通らない。私は今のところ納得できそうもありません。「それ以上殺さずに済むことで救われる部分」ではなく、「完遂しないことで残る無意味な死体の山」に納得できませんので。
ただおそらくケーナさんはこういうんでしょうね。
納得云々ではない。これは自分の考えではなく作者の答えだ。受け入れるより他ない。

ありがとうございました。




>ただ これが通用するのはEP4まで 
>EP5以降は同じゲーム盤を使った別のゲームになっています
↑↑
と、ケーナさんが捉えているだけです。私はそうは思わない。それだけです。なぜなら、

>そもそも 元のゲーム盤には存在しなかった 
>ヱリカなんて駒を追加した時点で 
>もはや無茶苦茶です 
>だからこそこれはテーブルトークRPGなのです
↑↑
のような3行目から4行目に移る論理展開を私はしなかったからです。私は4行目に「だからこれにはファンタジー住人の主張を表現した幻想描写が、多分に含まれているのだと思います」を入れます。そして「人間で説明するとは、そういう主張に一切干渉されることなく説明をつけることだと思う」に続くんです。

>そもそもベースが事故前に書かれた紗音のメッセージボトル及び
>事故後に霍乱目的で書かれた八城十八の偽書であるならば 
>「あの日に何があったのか」がゲーム盤に表現されているわけがありません
↑↑
だからむしろ私は、プレイ内容の世界は事故後の編集なのだと思っています。そして事故後の編集であることを認めている偽書に関して、撹乱目的であるとは私は思っていません。だから両方とも、「あの日に何があったのか」がプレイ内容に表現されているわけがない、にはならない。そんなカンジです。
856804guさん >>854

紗音の心のありようというのはヤスが本当の殺人をするつもりは無かった事ですか?違っていたらすみません。

メタ世界で戦人はベアトのゲーム盤を通してベアトリーチェの正体と約束、恋心に気付きました。このストーリーこそがヤスの望んでいた事です。
ヤスは戦人に動機を推理して欲しかったのであって狂言殺人だった事などは伝えるつもりはないのです。
これはメッセージボトルを戦人が読める状況を考えるとわかるのですが、戦人がメッセージボトルを読めるのは碑文が解かれるか、戦人が狂言殺人を解いた場合です。つまり、戦人はヤスの計画を知った後にメッセージボトルを読む事になります。
EPは戦人がベアトリーチェのゲームを通して真実に至ったという事がメインストーリーなので、ヤスの本当の計画はサブストーリーのような物なのです。
857ケーナguさん >>855

僕にはguさんが「自分がどう感じるか、思うか」に囚われているように思えます 
読解とは登場人物がどう感じたか どう思っているのか(もしくは作者の意図)  
を読み解くものであり
読み手である“自分”と切り離して考える必要があります 

そうでないと『うみねこのなく頃に』のように 
“普通でない考え方をする登場人物”が出てくる物語を
読み解くことは出来ません

また 紗音の置かれた状況は我々の日常生活とはまったくかけ離れたものであり 
そんな中で導き出された思考や結論に 
日常生活にどっぷり漬かりこんだ我々が共感出来なくても
無理はないのです

僕が>>848で引用した部分に
理解する為に必要なことは全て書いてあります 
何故 答がそこにあるのに理解出来ないのか? 
それはそこに“自分”を当てはめようとしているからです 

僕だって理解はしていますが 
納得はしてません 
でも それが読解です

国語の試験に「あなたはどう思うか答えなさい」という問題はありません 
そんなもの 人によって違うからです 
なのにguさんは解答欄に自分がどう思うかを書いているのです

>>EP5以降は同じゲーム盤を使った別のゲームになっています
>↑↑
>と、ケーナさんが捉えているだけです

基本的に僕の考察は読解ですから 
作中の内容及び作者の発言から導き出したものです 
これも作中に書いてあります 

“「あの魔女どもに、ベアトのゲームは理解できるのか。」
「…同じゲーム盤を使う以上、この子に出来ないことは出来ません。……しかし、この子がやらないことはやれます。」
「…………………。…やらないこととは何だ。」
「チェスの道具はチェスで遊ぶために存在します。それを使ってトランプをすることは“出来ない”。しかし、チェスの駒を相手に投げ付けてぶつけたり、チェス盤に落書きしてみたり。そういう行為をすることも不可能ではありません。しかしそれは、チェスに対する冒涜だから、誰も“やらない”。」”

何故 竜騎士07さんは 
EP5と6をあのようなものにしてきたのか? 
どんなに無茶苦茶にしても 
ゲーム盤のルールが普遍だからです 
むしろ無茶苦茶にすることで 
そのルールが浮かび上がってくるのです

>「あの日に何があったのか」がプレイ内容に表現されているわけがない、にはならない

ゲーム盤が存在しないEP7 
そこに「あの日に何があったのか」が書かれている意味 
それをよく考えてみると良いと思います 
858ケーナ『コミックEP8』である程度踏み込んだところまで描かれるはずですから 
こうして議論していることが無意味になってしまうかもしれませんが 
答が明かされていない現時点で 
自分なりの解答を示しておくことが大切だと思います
竜騎士07さんがコミックEP81巻に寄せたコメントを 
引用しておきます 

“今だけが、最後の答え合わせを楽しめる唯一の機会なのです” 

ということで 
これもあと数ヶ月の話だと思います 
みなさんもこの際 
徹底的に自分の考察を語りつくしてみてはどうでしょう?

とことんまで付き合いますよ
859otomaひぐらし粋をプレイする前にカケラ世界の考察をひぐらしでやりたいと思ったのでここに書き込みます。
後半うみねこのカケラ考察になるのでここに書き込む事をお許し下さい。

カケラ世界とは動画ファイルの様な物だと思っています。
アニメひぐらしで例えると1話から4話を連続再生したのが鬼隠し編のカケラです。
ニコニコ動画にアップされてるひぐらし動画がカケラ紡ぎとかカケラ遊びと呼ばれる物だと思っています。

地球上の全ての動物には小さなカケラが宿っていると思います。
小さなカケラの集合体が現実世界の巨大なカケラ世界だと思っています。
小さなカケラの形状は縦に細長いクリスタルみたいな物だと思っています。
寿命の長さがカケラの長さです。
ニンゲンの小さなカケラだけで考えるとカケラは人口密度の高い処に集中して強い光を放ちます。
世界の人口分布図がそのまま上から見た現実世界の巨大なカケラ世界です。
巨大なカケラ世界を裏から見ると表面がデコボコしています。
リアルタイムで小さなカケラは下に向かって長くなり、寿命が尽きると現実世界のカケラから抜け落ちます。
抜け落ちたニンゲンの小さなカケラには色々な動画ファイル(情報や物語のカケラ)がフォルダ別に入っています。
例えば圭一がレナと魅音を撲殺した後で喉を掻き毟って自殺したとします。
抜け落ちた圭一のカケラを魔女が観劇して部分選択→コピー→カケラの海に貼り付けると鬼隠し編のカケラが出来上がります。

ひぐらしの現実世界のカケラの中には雛見沢村が存在します。
終末作戦で雛見沢村が滅びると雛見沢の住人2千個の小さなカケラが一遍に抜け落ちます。
それらを集めて魔女が「さぁさ、思い出して御覧なさい~」の呪文を掛けると滅びる前の雛見沢のカケラが出来上がります。
雛見沢のカケラは終末作戦で壊れる→修復して過去に戻るのループを梨花が諦めるまで繰り返されます。
雛見沢のカケラと現実世界のカケラは違う時空間に存在していてループしている間、現実世界のカケラの時間軸は停止しています。
惨劇を乗り越えて現実世界のカケラの時間軸に雛見沢のカケラが追い着いたら、現実世界のカケラと結合して現実世界は動き出します。
この方法でひぐらしはハッピーエンドを迎える事が出来ました。

でもこの理論だと罪滅ぼし編後の終末作戦を生き残った大人のレナが存在するカケラ世界の説明が出来ません。
なぜあの世界のカケラは存在するのか?ひぐらしの物語からそれを考察する事は情報不足により出来ません。
でもあの世界によく似たうみねこの1998年のカケラ世界の存在理由を推理考察する事は可能です。

EP3の最後で戦人がベアトリーチェを魔女と認める書面にサインしたので六軒島のカケラはループを終了し、
絵羽だけが生き残った状態で現実世界のカケラは1998年まで進みました。
現実世界の縁寿は1998年に飛降り自殺をして魔女になってEP3のメタ世界に介入したので六軒島のカケラはループを再会します。
この時、現実世界のカケラの時間軸は1986年に戻った状態で停止しています。
ただ、縁寿のカケラだけが上に伸びて1998年にまで達している状態です。
つまり、縁寿一人だけが1998年のカケラ世界に存在していてそれ以外の小さなカケラは1986年まで下に縮んだ状態です。
六軒島のカケラが惨劇を回避するのに失敗してループが終了すると現実世界のカケラは1998年まで浮上して、
縁寿のカケラの時間軸を追い越したら縁寿は自殺して縁寿のカケラは現実世界のカケラから抜け落ちます。
でも六軒島のカケラが惨劇を回避するのに成功すると現実世界のカケラと結合した状態で1998年に向かって浮上します。
この時、縁寿のいた1998年のカケラ世界は現実世界のカケラから切り離されて縁寿だけのIFのカケラ世界になります。
EP5とEP6を経て六軒島のカケラは惨劇を回避して右代宮一族は全員生存した状態で1998年を迎えたのだと思います。
でもそこでIFのカケラ世界に気付いた戦人とヤスはその世界の縁寿を救うためにEP8のゲーム盤を始めたのだと思います。

絵羽の日記はIFのカケラの一なる真実だと思います。
つまり、IFのカケラ世界を1998年から1986年までさかのぼってベルンカステルが干渉して創った真実です。

あとIFのカケラ世界の幾子関係の場面ですが、
・EP6の縁寿・天草と幾子が対談している場面
・六軒島から戦人とベアトがボートで脱出する場面から続く、記憶を失った戦人が幾子と同居している場面
・幾子が絵羽の日記を入手・公開予告・ドタキャンする場面
・数十年後に縁寿が十八・幾子と対談している場面
これらはフェザリーヌが縁寿のために追記したカケラだと思っています。


以上です。
ひぐらし粋をプレイする前にひぐらしのカケラ考察をして良かったです。
ひぐらしはカケラ世界のみで構成されているから、うみねこよりも簡単にカケラ考察が出来たからです。
これは自分だけの黄金の真実ですから認めたくない人は認めなくても良いです。
僕の説が誰からも認められないのなら、ある意味、うみねこは僕の一人勝ちだと思っています。
うみねこをファンタジーだと信じてここまで辿り着けたからもう満足です。
ひぐらしはまだアニメしか見てないから本当のひぐらしがどんな内容なのか今から楽しみです。
860gu>>856
その考えだと、戦人は紗音が犯人であることを判った上でメッセージボトルを読むことになります。つまり犯人が判った上で読めば動機がわかると。なので、我々読者が推理できる必要はないということですね?

読者は絶対にわかりませんよ?だって我々は、誰がなぜ彼らを殺さなければならなかったのかを推理するのであって、その犯人は実際は殺すつもりはないのに殺していくストーリーなのですから、推理するだけムダです。サイコホラーですから。

さらに、これを言い出したら、EP3の絵羽の犯行や譲治は誰がなぜ殺したのかなど、考える必要はありませんね。だって、なぜ殺したのかを推理するだけムダで、その犯人は殺すつもりはないのに殺していくストーリーなのですから、誰が犯人でも説明できます。

EP6も同じですね。エリカはなぜ殺したのか考える必要はありません。だって、なぜ殺したのかを推理するだけムダで、その犯人は殺すつもりはなくても殺していくことがOKなストーリーなのですから。

我々読者は推理できなくても、犯人が判っている人が読めば動機がわかる。ゲーム盤のストーリーはそんな話だということですか?
861gu>>857
>僕が>>848で引用した部分に
>理解する為に必要なことは全て書いてあります 
>何故 答がそこにあるのに理解出来ないのか? 
>それはそこに“自分”を当てはめようとしているからです 
>僕だって理解はしていますが 
>納得はしてません 
>でも それが読解です
↑↑
その通りかもしれません。「完遂しないことで残る無意味な死体の山」については、主観が入っています。ただこれは、一般化できない「それは人それぞれでしょ」というような価値観ではないとも思っています。単純にいえば、「ふつうはそうだよね」といえるような指摘になっているんじゃないのかなということです。しかしそれが、

>紗音の置かれた状況は我々の日常生活とはまったくかけ離れたものであり 
>そんな中で導き出された思考や結論に 
>日常生活にどっぷり漬かりこんだ我々が共感出来なくても
>無理はないのです
↑↑
という理由でおかしいといわれてしまうと、ちょっと困ってしまうカンジです。正直、これをいったらお終いです。
というか、私は無理心中という考えがまちがってるといったつもりはありませんよ。対立点を明確にしただけです。なぜなら前記した望み①②は、狂言殺人でも叶うからです。そして狂言殺人では「完遂しないことで残る無意味な死体の山」という問題は起こりません。それでもあえて無理心中を遂行しようと考える“心情”についてはわからなくもないので、“心情”を優先して瑣末な問題を軽視するのか、それとも瑣末な問題を瑣末とは捉えないのかの、まさに価値観のちがいによって結論が変わりうることを示しただけです。

さらに解答の出し方にまで言及してくるのならいわせてもらいますが、私が自分はどう思うかに囚われすぎならば、ケーナさんは自分の考えに唯一性を持ちすぎです(持つなとはいってません)。うみねこの読解は一文の解釈にしたって多種多様ですから、そこからの論理展開に至ってはさらに分岐しています。それに対する理解が、少し足らないんじゃないでしょうか。
「納得しなくても理解することが正しい」というケーナさんの考え方は、“それが唯一解だから”という前提に立たなければなりません。“それ以外はありえない”という状況なら、そういう読解の仕方もいいと思います。でも“それ以外にも解答はありうる”という状況の場合、ほかの納得できる解答を探すのもまたアリなのではないですか?にもかかわらずそれを否定し、納得よりも理解を示さないのはおかしいというのは、“無理心中という結論が絶対に正しいからだ”という考えに固執し、唯一性を持ちすぎだからです。

>基本的に僕の考察は読解ですから 
>作中の内容及び作者の発言から導き出したものです 
>これも作中に書いてあります
↑↑
これも同じです。その引用された部分を“ケーナさんの解釈”に基いた結果、EP5以降は同じゲーム盤を使った別のゲームになっているという結論に導いただけで、あくまでケーナさんの解答にすぎず、唯一解ではありません。なぜなら、その引用部分についてもやはり私はちがう論理展開をしているからです。これも途中までは一緒です。

>どんなに無茶苦茶にしても 
>ゲーム盤のルールが普遍だからです 
>むしろ無茶苦茶にすることで 
>そのルールが浮かび上がってくるのです
↑↑
これはその通りだと思います。そしてあくまでケーナさんの中で“やれないこと”と“やらないこと”を仕分けた結果、「やらないこと⊇エリカというメタ世界認識キャラが六軒島を無茶苦茶にすること」としただけです。
私はこれを“やらないこと”ではなく“やれないこと”に分類しているのです。やれているように見かけ上見えるのはまちがいありません。しかしこれはあくまで見かけ上だけであって、実質はそうではなく、エリカはちゃんと人間として現実世界の行動規制に縛られると思うのです。それまでのベアトのゲーム盤と何ら変わらずに、です。

では“やらないこと”とは何かといえば、私は戦人の人物設定だと思っています。戦人が夏妃に復讐心をもって六軒島を訪れたとする設定は、ルール上全然可能です。それは、それまでのゲーム盤で無能な戦人という駒を置いたことで証明済みです。しかしベアトはこれを絶対に“やらない”。愛がないし、義理が通らないから。それが、チェスに対する冒涜と例えられたことであり、ゲームの主旨、ゲームの目的を変えてしまうデタラメな設定変更の正体だと私は解釈しているのです。

そしてそれでも、その設定変更をしただけでは「あの日に何があったのか」を表現していることに変わりはないといいたいんです。

>ゲーム盤が存在しないEP7
↑↑
これも同じです。こうケーナさんが解釈しているだけで、唯一解ではありません。
862804guさん >>860

何か大きな誤解があるようですが、違います。
ヤスのメッセージボトルは戦人以外が読んでも犯人と方法はわかっても動機がわからないように作られています。何故ならヤスの動機に戦人との約束が大きく関わっているからです。これは戦人とヤスしか知りません。

偽書はその動機部分をメタ世界での戦人とベアトリーチェの戦いを加える事でわかるように書いてあります。

一つ一つのゲーム盤はヤスのメッセージボトルと同じで本当の殺人です。
その中にヤスの現実での計画のヒントがあり、全EPを通してわかるようになっていると考えています。

863gu>>862
犯人とトリックはゲーム盤に、動機は偽書に、それぞれ分けて載っているとのことですが、偽書に書かれている動機とは「なぜ殺したのか」ではなく「現実世界でなぜ狂言殺人なんかやったのか」です。ですから、ゲーム盤、偽書、EP、すべての文章で、「なぜ殺したのか」を説明しているところはありません。だって殺すつもりなんてないんですから。
つまり、ゲーム盤のストーリーには、

犯人  →誰が殺したのか
トリック→どうやって殺したのか
動機  →なぜ殺したのか

の「なぜ殺したのか」は存在しないのです。ここまでOKですか?

ということは、ゲーム盤のストーリーは動機が存在しない物語といえます。「現実世界でなぜ狂言殺人なんかやったのか」が動機といえるのなら、それに合わせたWhoとHowはこうなります。

犯人  →現実世界で狂言殺人をやったのは誰か
トリック→どうやったら、狂言殺人ができるのか
動機  →現実世界でなぜ狂言殺人なんかやったのか

これでワンセットです。この三つは、ゲーム盤のストーリーの命題ではありません。だってゲーム盤では狂言殺人をするつもりなんてないんですから。

ゲーム盤で連続殺人をするストーリー、それは「なぜ殺したのか」という命題がスッポリ抜けたストーリーであることを自覚していますか?
864804guさん >>863

メッセージボトル(ゲーム盤)でのベアトリーチェ人格は戦人に約束を思い出して貰うために碑文殺人を起こしていると思います。
碑文殺人の目的は現実でもメッセージボトルでも戦人に気づいて貰うためというのは変わりません。
865gu>>864
戦人に思い出してほしいから、人を殺す。
これをふつうはサイコホラーとよびます。それが動機でいいんですね?戦人は思い出した瞬間、「思い出させてくれてありがとう。そのために人殺しをしてくれたんだね」となるのですね。

ならないと仰ったはずですよ。上記は動機にはなりえません。
866804guさん >>865

メッセージボトルは推理小説ですから物語内での殺人に重みはありません。
ゲーム盤もそうです。EP8で戦人たちがベルンの出題をやっていますが、楽しんでましたよね。そういう物なのです。
867804guさん

guさんが納得出来ないのは偽書でヤスのベアトリーチェ人格が実際に殺人を犯している事で、現実での計画には問題はないと考えていると言う事でいいですか?
868gu>>866
推理小説だから、殺人に重みはない。
そういうことですよね。つまり、本当の殺人として捉える必要がない、だから「なぜ殺したのか」なんて重く考える必要はない。

繰り返しますが、その考えではEP3で誰がなぜ殺したのかなど、深く考える必要がないことになります。殺人に重みはないのですから、絵羽が譲治を殺すはずがない、などは通用しません。絵羽が「この狂気に溢れた六軒島から譲治を脱出させてあげたいと考えて」殺したという動機も成立します。こんなの一例です。
そんなんでいいんですね。

この小説の何が問題かというと、犯人が動機から絞れないことです。殺人に重みはないのですから、この犯人は○○を殺すはずがない、だからこの人は犯人ではない、が通用しませんから、消去法で犯人を特定することはできません。それでもいいんですね。

ベルンの出題を例に出されましたが、あれは動機は一切無視していいとベルンからお墨付きを貰っている物語です。それと同じだと考えているということ、それすなわちゲーム盤のストーリーは「なぜ殺したのか」を考える必要がない物語であることを認めるということです。よくわかりました。

>>867
いえ。
紗音が殺人を犯すはずがない。
だから紗音は殺人を犯していない。
というごく当たり前の論理展開をしています。
869ケーナguさん >>861

>一般化できない「それは人それぞれでしょ」というような価値観ではない

竜騎士07さんが以下のような発言をしているわけですが

“『うみねこ』は恋人を作ったことがない人には読めない作品なんですよ。恋愛経験のない人が理解するのはつらい作品です。「恋愛が人の生き死にを司るほどの動機になり得る」ということを、恋愛経験がない人に説明することはできないですよ。きっと「よくある動機」程度にしか思われないので。でも恋を経験して恋愛に苦しんだことがある人なら、恋愛によって世界が引っくり返るくらい変化することが分かるはずです。「また会いに来るぜ」と言われたのに六年も来てくれなかったら頭がおかしくなりますし、少しでも恋に苦しんだことがある人なら「六年はきついね」と言ってくれると思います。”

“ベアトリーチェという奇特な考え方をする人の考えがどれだけ四年間の連載の過程で理解できたかが、最後の(入水)シーンで泣けたか泣けないかの差になってくるのではと思います。”

ようは「解らん人間には解らん」ということです 

>前記した望み①②は、狂言殺人でも叶う

魔女の手紙の“私は全てをお返しするでしょう”と矛盾するわけで 
それでも竜騎士07さんがこの解答にした理由 
そこを考えるべきです 

おそらく原作の時点ではきちんと形を成していなかった 
“Confession”を実際に書いてみたら 
狂言殺人では紗音の心情と重ならず 
そこを埋める為にあのような内容になったのだと思われます

>うみねこの読解は一文の解釈にしたって多種多様

こういうことを言い出す時点で 
既に『うみねこ』の理解から離れています 

“(KEIYA)一つの真実を言い当ててほしいというよりは、ある程度の範囲内でいくつかの説があってもいいという感じですか。
それはもちろんですよ。ある程度のゆとりは残しているつもりなので。「ベルンの出題」のように、明確な一つの答えにするつもりは毛頭ないですよ。でも、突き詰めればほぼ間違いない答えが出てくるようにはできています。”

これは翻訳すると「一なる真実が解るように書いたけど、それ以外を否定するつもりもない」ということです 
いくつも解釈出来る時点でそれは既に一なる真実ではありません

僕にとって“現実世界の六軒島で紗音は嘉音としても生活していた”というのは 
何年も前から“解って当然、当たり前”の話でした 
ところが“Confession”の前にこれを理解していた人間が僕以外にいたのか? 
少なくとも僕がこの場で議論してきた相手 
ネットで見つけた考察 
これらの中にそんな人はいませんでした 
この結果が全てでしょう

>エリカはちゃんと人間として現実世界の行動規制に縛られる

そもそもゲーム盤自体が 
既に“現実世界の行動規制に縛られ”ていません 

ちょっと引用してみましょう 

“「……退いて下さい。現場検証、出来ません。」
「もしそれが必要なら俺たちがするし、警察がする! お前に、みんなの亡骸をさらに辱しめる権利なんか、あるわけがねぇええ!!」
「《赤:探偵権限。……探偵は全ての現場を検証する権利を持つ。そこを退きなさい、右代宮戦人。これはニンゲン側に認められた、ゲームの正当な権利よ。》」
その、一見、暴言とも思える言葉は、……彼らより遥かに上層の世界よりの、力ある言葉。戦人は目に見えぬ何かの力に弾き飛ばされ、尻餅をつく。静かな迫力に絶句し、……誰もそれ以上、ヱリカの入室を拒めない、不思議な空気で窒息させられた…。
「………ご安心を。死者の尊厳を冒すことが目的ではありませんので。別に喉の切り口なんておぞましいモノ、覗きたくありませんし。……私が知りたいのはもっと別のことです。」
「つまり、この殺人を誰が行なったかです。………南條先生。それから皆さん。……特に第一発見者の戦人さん。………色々とお尋ねしたいことがありますので、ご協力をお願いします。」
「だ、……だから何の権限があってだよ…ッ!」
「《赤:私が、探偵だからよ。》」
そのわけのわからない暴言に、戦人は言い返せない。……いや、言い返すことが、許されていなかった。それが、駒の、制約。”

以上はEP5の内容ですが 
ヱリカは“探偵”という役割を与えられた駒ですので
超常的な能力を持っています
これは何かと言いますと 
いわゆる“裏ルール”です 

ゲーム盤にもともと設定されてはいたけれども 
ベアトが言及しなかった為 
戦人は気がつきませんでした 

こうやって“裏ルール”を明かすのも 
“やらないこと”の1つですね

>“やらないこと”とは何かといえば、私は戦人の人物設定だと思っています

これはコミックEP8で解答済みで 
実際その通りです 
ですが“裏ルール”のように 
それ以外にもあるのです

>設定変更をしただけでは「あの日に何があったのか」を表現していることに変わりはない

ゲーム盤と「あの日に何があったのか」は別の話です 
ベアトのゲームにおいて「あの日に何があったのか」はまったく意味を持ちません

>>ゲーム盤が存在しないEP7
>↑↑
>これも同じです。こうケーナさんが解釈しているだけで、唯一解ではありません。

実際ないですよね 
EP7にゲーム盤なんて 
まあ お茶会に出てくる“六軒島の真実”は 
おそらくゲーム盤なのですが 
シナリオがあるわけではなく 
プレイヤーもいないので 
ゲーム盤とは言えないでしょう
870gu>>869
>それでも竜騎士07さんがこの解答にした理由 
>そこを考えるべきです
↑↑
繰り返しますが、「この解答」とケーナさんが捉えているだけです。作者が「これが答えだ」といっているんだとケーナさんが信じているだけです。唯一解ではありません。ご自身の解釈が間に入っていることを自覚してください。無理心中についてのケーナさんの考えはわかりましたし、否定していません。


>そもそもゲーム盤自体が 
>既に“現実世界の行動規制に縛られ”ていません
↑↑
例に挙げられたシーンが、まさに私が前記した「やれているように見かけ上見える」シーンです。どういうことかというと、「エリカが探偵権限という超能力を用いて戦人を退かせて現場検証した」という見方はメタ世界の一方的な見方であって、ゲーム盤から説明できる視点もちゃんとあるということです。「エリカが戦人を尻もちつかせる勢いで論破して無理やり入室した」という見方ができるのです。
駒のエリカが赤字を使える時点で、私はこれをメタ世界のセリフだと判断します。駒のエリカはこのセリフを言ってもいないし、戦人は聞いてもいない。聞いているように表現されるのは幻想描写だから。そう判断しているのです。

EP5における幻想描写の例があります。エリカの前に紗音と嘉音が同時にいたのが許されるシーンです。そのシーンは戦人目線の文章であるため、犯人側に与している戦人の主観により事実をねじ曲げて表現することが許される、というものでした。引用された部分も、まさに戦人目線の文章の文末で出たセリフです。ですから、そのセリフは実際はその場で発せられていない、この解釈でなんの問題もありません。

メタ世界からの視点がまちがっているということではありません。メタ世界にとっては、探偵権限によってエリカが現場検証したというのは真実です。しかしゲーム盤のストーリーは、そういったメタ世界の干渉を一切考慮することなく説明できるのです。

例えばなんですが、EP3で楼座が九羽鳥庵についての告白をするとき、ベアトが楼座に告白させるかのようなやりとりがあったかと思います。それはメタ世界側にとっては真実です。ベアトが楼座の駒に告白させたという見方でまちがいありません。でもゲーム盤側にとっては、そういう干渉を一切考慮することなく、単純に楼座が告白しようと思い至っただけという説明ができる。そういうカンジです。

話がずれないように戻しますが、つまり、EP5は現実世界の出来事としての制約になんら反していませんから、現実世界の出来事を表現していると捉えることに問題はないのです。裏ルールでもなんでもありません。今までのルールの中で十分説明可能です。でもケーナさんは、反しているからこれは今までのゲームとは根本がちがってゲーム要素が強いと捉えている。そのちがいです。

>ゲーム盤と「あの日に何があったのか」は別の話です 
>ベアトのゲームにおいて「あの日に何があったのか」はまったく意味を持ちません
↑↑
話がずれています。まず一なる真実と切り離して考えてください。メッセージボトルの建前が「あの日に何があったのか」を表現していることはケーナさんも認めているところなはずです。それが事実か否かは問題ではありません。ここまでOKですね?
そして私は、それを魔女が「妾が無茶苦茶やってやった」という関与を混ぜ込んだゲーム盤でもそれは同じだと考えている。なぜなら、そこから魔女の関与を一切排除して残ったものが「あの日に何があったのか」を人間で説明したものになるからだと思うからです。

でもケーナさんは、「ゲーム盤は現実世界のルールからはみだしたことも結構やってるから、ゲーム盤が現実世界を表現しているなんてありえない」と反論してきました。なので私はルールからはみだしてないことを再反論している。今そのステージです。


EP7は、ケーナさんの言葉足らずだっただけのようなので、別にそれで結構です。
871804guさん >>868

殺人に重みがないから動機が重要ではないとはならないと思うのですが…。
個人的な感覚の差でしょうか。

分かり難かったようですみません。ベルンの出題はゲーム盤での殺人の重みについての説明であって動機についてでは無いです。

メッセージボトルとゲーム盤での犯人はベアトリーチェ(正確に言うとヤスのベアトリーチェ人格)です。ベアトリーチェの目的は戦人に約束を思い出して貰う事です。EP4で駒ベアトがバルコニーで戦人に約束について問いただしてましたよね。

ゲーム盤に居るのはヤスではなく、紗音・嘉音・ベアトリーチェです。紗音は犯人ではありません。犯人はベアトリーチェです。

ゲーム盤の駒ベアトの役割は碑文殺人を起こしプレイヤーであるメタ世界の戦人に推理させ、約束を思い出して貰う事です。そして駒ベアトを動かしているのはゲームマスターであり、ゲーム盤のシナリオを作ったメタ世界のベアトリーチェです。
EP6で戦人がゲーム盤を作成し、駒戦人を動かして狂言殺人を起こしていました。

ゲーム盤は駒の指し手であるプレイヤー目線で考えないといけないのではないでしょうか?
プレイヤーであるベアトリーチェの目的がゲーム盤の犯人の目的なのです。
872ケーナguさん >>870

>作者が「これが答えだ」といっているんだと
>ケーナさんが信じているだけです

これは“Confession”に書いてあることです 
そのまま受け入れれば「紗音は狂言ではなく本当に殺すつもりだった」となります 
曲解すればいくらでも別の解答を出せますが 
そんなの単に「自分が望む答を見たいだけ」の解答です
この期に及んで 
わざわざ読者を混乱させるような真似はしないでしょう
(コミックEP7は何やら逆によく解らなくなりましたが…)

もし僕が竜騎士07さんで 
「爆発までは誰も殺すつもりがない」という設定なら 
それを“Confession”で説明します

>駒のエリカはこのセリフを言ってもいないし、戦人は聞いてもいない

この解釈はおかしいです

“「《赤:されどあなたは、いとこ部屋にて、誤認不可能な遺体を確認されておりマス…! それが虚偽であったと仰るのデスカ?! …ノックス第7条、探偵が犯人であることを禁ズ!!》 探偵は客観視点を義務付けられていマス。あなたの推理はこの義務に違反デス!!」
「《赤:探偵は古戸ヱリカだぜ、今回の俺は探偵じゃない!! そしてノックス第9条、観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される…!!》」
「《赤:ノックス第8条、提示されない手掛かりでの解決を禁ズ! これまでのあなたは探偵デシタ! そのあなたが今回は探偵でなく、私見を交える観測者であったことは示されていたのデスカ!! それがない限り、あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》」”

確かにこれまでのEPにおいて 
様々な幻想描写が描かれてきましたが 
それらは全て 探偵である戦人が 
観測していない場面においてです
 
そしてEP5の探偵はヱリカ 
ヱリカのいる場面でヱリカ自身が発言した内容が 
“実際にはなかった”というのなら 
EP5における描写は何一つ信用出来ないことになります

>ベアトが楼座の駒に告白させたという見方

この解釈も間違っていると思います

“「よかろう。…………妾がどうして初手にて赤で語るのを拒否したのか、今よりわからせてやろうぞ。」
「……何ぃ…? 上等じゃねぇかよ。お手並み拝見と行くぜ。」
「くっくっく…。やはり、見逃すには惜しい大駒よ。……拙速かも知れぬが、動かせてもらおう。赤は使わぬが、今よりそれを妾に代わって楼座が説明する。聞くが良い。」”

ゲーム盤のシナリオがあらかじめ決まっているのなら 
この場面で楼座が告白することはシナリオの展開通りです 
それをそうでないようにベアトが見せかけているのが 
上記会話なのだと考えられます

>EP5は現実世界の出来事としての制約になんら反していません

ゲーム盤は謂わば“ミステリー空間”です 
だからノックスとヴァン・ダインがきちんと守られていますし 
ミステリーのお約束が裏ルールとして仕込まれています 
“現実世界の制約”ではなく“ミステリーの制約”で構成されているのです 
それを表に出すと>>869で引用したようなことになってしまいます

>私は、それを魔女が「妾が無茶苦茶やってやった」という関与を混ぜ込んだゲーム盤でもそれは同じだと考えている。
>なぜなら、そこから魔女の関与を一切排除して残ったものが
>「あの日に何があったのか」を人間で説明したものになるからだと思うからです。

これを“一なる真実”と切り離すのなら 
ゲーム盤から幻想描写を取り除いた“あの日に何があったのか”には 
何の意味があるのでしょう? 
それこそ フーダニットとハウダニットしかない 
単なるミステリーでしかありません

この部分の解釈は僕も804さんと同じで 
魔女ベアトリーチェは戦人に約束を思い出してもらう為に 
ゲーム盤を作り このゲームをしているわけで 
大切なのは“何故、このような事件を起こすのか?”です
873gu>>871
確かに、追加の解釈についても個人的な感覚の差がありすぎて、もはや何から何をいえばいいのかわからなくなってきました。すいません。

>殺人に重みがないから動機が重要ではないとはならないと思うのですが…。
↑↑
なるんです。「動機」とまとめるからややこしくなるんです。
「なぜ殺したのか」と「なぜベアトはその駒を取ったのか」を分けてください。もし分けないとどうなるかというと、ベアトがその駒を取った理由は、大まかにいえば「そういう物語を描くことで一定のメッセージを伝えたかったから」に集約されると思います。

例えばですが、コナンくんの話で犯人Aが被害者Bを殺す「AB殺人事件(仮)」をイメージしてください。これをうみねこのゲーム盤に置き換えてみます。すると804さんの解釈はこうなります。
この事件はミステリーだ。ただ犯人AがなぜBを殺したのかは、作者の青山さんがなぜ犯人Aに殺人を犯させたのかとリンクしている。知りたければ青山さんに、なぜこんな話をマンガ化したのかを聞いてくれ。青山さん曰く、それはこの話を書くことで、サンデーを読んでくれる小学生に重要なメッセージを送りたかったからだ。

この「AB殺人事件(仮)」では、犯人Aに、被害者Bを殺すだけの、物語上の動機は存在しません。その動機は青山さんが握っています。となるとコナンくんは、少なくとも動機からは絶対に犯人Aに辿り着くことはできません。犯人がわかっても、犯人Aの動機を理解する術はありません。
804さんはうみねこのゲーム盤を、この「AB殺人事件(仮)」と同じような扱いをしているのです。「なぜAはBを殺したのか」と「なぜ青山さんはAを犯人にしたのか」を一緒くたにすると、「AB殺人事件(仮)」には「なぜ殺したのか」という動機が存在しなくなってしまうのです。

で、何度もいっていますが、それでいいんですね?うみねこのゲーム盤は、コナンくんが一生解けないミステリーと化していますが、これをミステリーとよべるんですね?
うみねこはこれで問題ないというのなら、個人的な感覚の差ですね、で終わりです。


>ゲーム盤は駒の指し手であるプレイヤー目線で考えないといけないのではないでしょうか?
>プレイヤーであるベアトリーチェの目的がゲーム盤の犯人の目的なのです。
↑↑
「AB殺人事件(仮)」は作者である青山さん目線で考えないといけないのではないでしょうか?
作者である青山さんの目的が「AB殺人事件(仮)」の犯人Aの目的なのです。

804さんは、こういっているのです。
これで問題ないと仰っていただくだけで、議論は終わります。

確か、私はこの議論の一等最初に、「ゲーム盤をミステリーとして捉えていないのであれば、整合性のある解釈をしていらっしゃいますね」と書き込んだと思います。
「ゲーム盤はミステリーではない」「『AB殺人事件(仮)』はミステリーではない」
これを認めるだけで、804さんの解釈は整合性のある解釈になっていると思いますよ。
874804guさん >>873

ゲーム盤の捉え方が違うんだと思います。
ゲーム盤は作者であるゲームマスターと直接戦えます。プレイヤー同士が戦うためにゲームマスターがルールに則って作成する物なのです。
ゲーム盤はノックスなどのミステリーの制約に縛られていて、ミステリーとして解ける様に作られています。偽書で何度もミステリーとして解ける事を信じろと言っていました。ゲームマスターはシナリオを考え駒を動かします。ベアトリーチェだったら戦人に約束を思い出して貰う目的で、戦人は全てを理解した事を証明するためにゲーム盤を作っていました。ちゃんと偽書にその事が書かれています。

ここの認識の違いがある限り話は平行線になってしまいますのでここら辺で失礼します。いつかguさんの考察も聞してくださいね。
875804EP3での譲治殺しですが、あれはベアトリーチェがルール、約束を絶対守る事からわかります。ベアトは碑文に沿って殺人を起こしています。第九の晩に魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。第九の晩がくると魔女ベアトリーチェは蘇り、生き残っている人を全員殺します。
EP3の魔女の棋譜で、
魔女ベアトリーチェ 第九の晩に、復活
今こそ、彼女は真の黄金の魔女として覚醒します

右代宮 譲治 第九の晩に、死亡
新しき魔女は、誰も生き残らせはしません

とあります。譲治は復活したベアトリーチェに碑文のルールに則って殺されたのです。
876gu>>872
>この期に及んで 
>わざわざ読者を混乱させるような真似はしないでしょう
>もし僕が竜騎士07さんで 
>「爆発までは誰も殺すつもりがない」という設定なら 
>それを“Confession”で説明します
↑↑
ありがとうございます。十分にケーナさんの価値判断に基づいた解釈が入っていることを自覚していただいてますので、それでいいです。


>確かにこれまでのEPにおいて 
>様々な幻想描写が描かれてきましたが 
>それらは全て 探偵である戦人が 
>観測していない場面においてです
↑↑
そしてEP5では、探偵であるエリカが観測している場面においてでも、幻想描写が描かれていました。詳細は前記したとおりです。そして、探偵エリカの発言を絶対視する必要もありません。紗音と嘉音とエリカが同時にいるシーンを振り返ってみます。

彼らはそれぞれ発言しています。幻想描写であることはまちがいないわけですが、どういう解釈になるかといえば、「紗音も嘉音も発言したと戦人が認識した」ことを文章化しているということです。この文章は「戦人が認識したこと」を表現しただけですから、その場にいる探偵エリカがその文章をどう受け取っているかは関係ないわけですね。

これを先ほどのシーンに当てはめればいいだけです。「エリカが赤字で発言した」と戦人が認識したことを文章化しただけで、探偵エリカがその文章をどう受け取っているかは関係ないわけです。
ゲーム盤の実情としては、エリカのダンガンロンパを戦人にぶつけたのでしょう。それによりぐうの音も出ないほど言い負かしたという状況を、メタ世界が赤字を使ったんだと主張しただけ、そういうシーンなのです。シーン的には、論破して退かすより赤字で退かす方がカッコイイんじゃないですか?知りませんけど。EP6に確か、口八丁で退かす実力があるからこそその口八丁部分を赤字で修飾できる、みたいな説明があったと思います。それをこれに当てはめればいいだけです。
要は、この描写は“嘘の幻想描写”ではなく“修飾の幻想描写”であるということです。

ただし、

>ヱリカのいる場面でヱリカ自身が発言した内容が 
>“実際にはなかった”というのなら 
>EP5における描写は何一つ信用出来ないことになります
↑↑
といいたくなる気持ちはよくわかります。ですから、幻想描写か否かという切り分けは必須なんでしょうね。その切り分けに根拠があるのかないのかも、重要かもわかりません。しかしとりあえずこのシーンに関しては、理屈が通ると思っています。

さらにいえば、EP5,6に赤字が多い理由はこのことがあるからだと思っております。これまでのゲーム盤のように、探偵がその場にいるだけでは幻想描写を防げないことが明らかですし、EP6に至っては探偵が存在しません。ですから事実認定を行うためには赤字を多用する必要があったのではないかと、そう思っている次第です。

>>ベアトが楼座の駒に告白させたという見方
>この解釈も間違っていると思います
↑↑
うーん、ごめんなさい。何を批判されているのかわかりませんでした。

>これを“一なる真実”と切り離すのなら 
>ゲーム盤から幻想描写を取り除いた“あの日に何があったのか”には 
>何の意味があるのでしょう? 
>それこそ フーダニットとハウダニットしかない 
>単なるミステリーでしかありません
↑↑
それは、紗音がメッセージボトルを書いたことには何の意味があるのか、を聞いているのとほぼ一緒ですよ?厳密にはちがいますけど、意味が無いと断言できる質問ではありません。

>大切なのは“何故、このような事件を起こすのか?”です
↑↑
批判されているのでしょうか。大切じゃないといった覚えはありませんし。804さんにいっているのは、“何故、このような事件を起こすのか?”が二つ存在していて、“何故、狂言殺人を起こそうとしたのか?”と“何故、連続殺人を起こすのか?”の内の後者を、あまりに軽視した解釈をしているのでおかしいんじゃないですかといっているだけです。
ケーナさんは一貫していますから批判なんてしてません。
877ネム霧江の日記は実在するんですかね?偽書内での明日夢と戦人に対する発言は実際に戦人が聞いたものなのか想像なのか気になりますね。
878名無しさんguさんの論点が非常にくだらない。
駒の動機なんて「完全犯罪がやりたかったから」というだけでなんの不足もないでしょう。
879ケーナguさん >>876

>ありがとうございます。十分にケーナさんの価値判断に基づいた解釈が入っていることを自覚していただいてますので、それでいいです。

そもそも紗音が罪の告白として書いた“Confession”で 
「このようにして殺す」と書いているのだから 
それを否定するというのが既におかしいわけで 
僕としては「じゃあ、何で作者がそう書くのか考えてみなさい」と言うしかありません

>“何故、連続殺人を起こすのか?”の内の
>後者を、あまりに軽視した解釈をしているのでおかしい

紗音が現実の六軒島でしようとしたことと 
魔女のベアトリーチェがゲーム盤でしようとしたことは 
基本的に同じことです 

連続殺人のミステリーを戦人に仕掛けることで 
自分との約束を思い出して欲しい 

その為に 
現実世界の紗音が“殺人計画書”として書いたのがメッセージボトルであり 
魔女ベアトリーチェが用意したのがゲーム盤です 

前者においては単なるミステリーとして「こんなやり方がある」「こんなことも出来る」 
と楽しみながら書いている部分があります 
後者においては 
そもそもベアトリーチェはもはや紗音ではないので 
親族や使用人に何の愛着もなく 
単なる駒ですから殺しても簡単に生き返らせることが出来ます

“「前から聞きたかったんだが、あのメッセージボトルは何なんだ?」
「そなたとのゲームを練りながら、その過程で生み出した派生の物語のようなものよ。一つのゲーム盤から、異なる複数の物語を無限に紡ぎ出せることに気付き、面白くなってしまってな…!」
「いつか俺に読ませようと、書き溜めてたわけか。」
「うむ! あまりの力作に、そなたを待つのが惜しくなってな…! アガサ・クリスティーに倣い、妾もそれを瓶に封じて海に投じてみたのだ。ミステリアスであろう?!」”

このような内容があるわけですが 
これはまったくの嘘ではなかったわけです
880ペンウッドうーん この話題には口を出さないつもりだったのですが
とりあえずこんなものを貼っておきます

(2015年1月19日の竜騎士さんのインタビューより)

>紗代のキャラクターの秘密は、「うみねこのなく頃に」という物語の中核を為すものでした。
>なので、その内面や生い立ちは、慎重かつ複雑にデザインしました。
>原作版では、読者に謎解きや想像の余地を残す為、敢えて紗代の秘密を詳しく描かないことを選びました。
>(もちろん、読み取ることは出来ますが、万人にわかるようには描きませんでした)
>漫画版の「うみねこ」は、「うみねこ世界」のピリオドとなる作品になると思っていました。
>なので、漫画家の夏海先生とのお打ち合わせの際に、
>全ての秘密を誰にでもわかる形で描いて欲しいとお願いさせていただきました。
>なので、漫画版のEP8に登場する紗代のエピソードは全て、「うみねこ世界」の正式な回答になります。
>決して、漫画版独自の解釈ではありません。正式な、竜騎士07からの回答です。


まあ私自身、漫画版で描かれているベアトの立てていた計画については思う所はあるのですが
作者自らがこういった発言を複数回しているというのは記憶しておいた方がいいかと。
作品外の情報を当てにするのは美しくはないかもしれませんが。
881ケーナペンウッドさん >>880

何気に一つ可能性があるのは 
“単に描き忘れた” 

魔女の手紙で“私は全てをお返しするでしょう”と書いている以上 
「狂言殺人に決まっているよね」という暗黙の了解があり 
それほど重要視していなかったのかもしれません 

“Confession”の中で 
旧日本軍基地の爆薬について 
“万一の時には島ごと自決するつもりだったのだろう” 
という記述がありましたが 
主語がないため 
“金蔵は”なのか“日本軍は”なのか解りません 

これも
“単に描き忘れた”のだと思われます
 
おそらく前者なのでしょうが 
もし 後者であれば 
時計の仕掛けを作ったのは紗音ということになり 
いろいろ問題が出てきます 

ちなみに以下の内容は 
この作品中の登場人物の誰もが知りえない情報であり 
“書き手”がいないことを示していると思います

“六軒島の秘密基地は、当初こそ潜水艦基地として作られた。しかし、その計画が頓挫した後は、本土防衛のための極秘計画の基地として再定義されていた。九十九里浜に殺到する米軍上陸部隊を、陸軍と海軍が挟撃する机上の大作戦。海軍はその一大反抗作戦の切り札として、莫大な量の弾薬、燃料を極秘裏に備蓄していた。六軒島基地は、その極秘の備蓄基地だったのだ。地下に埋められている爆薬の総量は900t。しかも、米軍に島が見破られ、接収されるかもしれないことを恐れた彼らは、万一の時、その爆薬で島ごと自決できる仕掛けを施した……。それを熟知する金蔵は、この仕掛けを解除するどころか、毎日24時に起爆するという奇妙な時計に繋いだのだ。……金蔵が、莫大な黄金をもとに軍資金を作り、それを元手に、乗るか反るかの大博打を何度も繰り返したことは有名だ。その彼にとって、軍資金の黄金と、……島の地下に眠る900tの爆薬は、どのような意味があったのだろう。今となっては、全ては憶測の域を出ない。恐らく金蔵の狂気の力の、真の源は、……黄金ではなかったのだろう。大博打に負けて全てを失ったら、いつでもこの世から島ごと消え去れる、仕掛け。彼は全ての人生に、黄金と自らの全てを賭けていたに違いない……。金蔵は時にこの時計を見て、……あるいは時に、起爆スイッチを入れ、時の刻みに身を任せただろう。何かの苦難にぶち当たる度にここに篭り、起爆スイッチを入れ……。24時を迎えるまでに妙案が思いつかなければ、全てを吹き飛ばしてやると決めていたのではないか。黄金の山を眺めながら、死を刻む時計の針の音を聞き、思案を巡らす……。右代宮金蔵の本当の書斎は、屋敷の中にあるあの書斎ではなく、ここなのかもしれない……。”
882ケーナ>>466
笑ってもらって結構です
883名無しさん偽書なぞ存在するかどうかすら定かでなく全部縁寿の一瞬の夢で、いいんだろうか
その場合
「ほとんど縁寿の妄想」
「現実の幾子と同等の容姿を想像できたのはマジで魔女だから」
しかなくなる気がしますが
884ケーナ>>883 

だから現実世界を“カケラ”として内包する異世界 
“虚無の海”があってですね 
縁寿は駒としてその世界でいろいろ体験したわけです 
その駒の記憶が現実世界の縁寿にダウンロードされた 
というのが今回の『うみねこコミックEP8』の内容です 
885ネム"現実の幾子と同等の容姿を想像出来た"の縁寿はどの段階の縁寿でしょうか?
886804ケーナさん >>884

単行本派なので教えて欲しいのですが、ケーナさんの"今回のうみねこの内容"は魔法endの縁寿の事だと思うのですがどういった変更点・追加描写があったのですか?手品endは書かれなかったんですか?
887ケーナ804さん >>886 

僕は「手品エンドはカット」と予想していたのですが 
原作通りの内容で出てきてしまいました 
「魔法エンド」も基本的には原作通りなのですが 
縁寿が意識を取り戻したのは飛び降りた後でした
888804ケーナさん >>887

ありがとうございます。手品end書いてあるんですね。私もカットすると思ってたんで以外でした。
飛び降りた後というのはネットに引っかかって助かって、病院などで意識が戻ったという感じですか?縁寿が実際に飛び降り自殺を図ったのを強調したんですかね?
889名無しさん原作魔法EDでは縁寿は飛び降り自体思いとどまっています
漫画ではこれが確定で飛び降りて、助かった、というシーンの後
「お兄ちゃんが語りかけてくれなかったらこうなっていたかも」
という形で手品EDの内容を想像します
その後小此木に対して株を譲ったところまでが今月です

つまり全体として(少なくともep5からさきの内容は)
魔法の力であの世の兄が語りかけてくれたと縁寿は解釈した、と明白な内容になっています

後これは細かい記憶が無いですけど、ベアト含むバトラのコマたちに対して
フェザリーヌがお前らもういいぞと言って片付けるシーンも追加かな?
890804889さん

詳しくありがとうございます。
私は1998年のシーンも偽書内と思っているので気になってました。
891名無しさん889・890

創作説だと1998年の縁寿が偽書に書かれている事を強調したってなるね。
創作説でも魔法endは偽書に書いてある・ないで意見分かれてたから書いてあると決まった。
892804891さん

数十年後の描写だけが現実世界の事と明確に線引き出来るかは最後の黄金郷の扱いでまだ意見が分かれそうですけどね。ただ、1998年に縁寿は必ず死ぬとベルンが赤字で言ってるので今回の描写も含めて1998年は偽書の内容とみていいでしょうね。
戦人のゲームに関しては以前から言ってた人も居ましたが茶番だったっぽいですね。
893ケーナ804さん >>892

縁寿はベルンカステルの赤字を思い浮かべながら言います 
「右代宮縁寿はさっきここから落ちて死んだわ。ここにいる私は魔女のエンジェ。…生きるわ、白き魔女として」
894804ケーナさん >>893

赤字逃れの方法もはっきり書いたんですね。
それについての描写があるだろうとは思ってましたが、お茶会の旅立ちシーンに出てくるかと予想してたんですけどね。
現実の縁寿と十八達の再会のシーン早く見たいですね。数十年後の縁寿がどんな姿なのか気になります。
895889むしろそこは改変されてBBA縁寿は省略される気がしますね
だって原作では曖昧に出来ましたけど現状はっきり記憶持ってるわけでしょう?
ベルンカステルの赤字を思い出して魔女エンジェを自称できて幾子は知らない、という記憶の状態はちょっと想像しがたい
数十年間会おうとしなかったってのは相当無理があると思います
896804889さん >>895

私は数十年後のシーン以外はすべて偽書に書かれている事と思ってますので魔法エンドの縁寿が幻想世界とゲーム盤の記憶を持っているのは1998年の縁寿が偽書に書かれた事の強調と思っています。

数十年後間会えなかったのは確かにちょっと無理がある気はしますね。縁寿が寿ゆかりと分かる方法があると思いますからね。
897名無しさん895・896

元々原作でも魔法endで私はエンジェ・ベアトリーチェ〜とか言ったり、小此木に長い旅をしたとも言ってたから幻想世界の記憶は持ってただろうね。だから絵羽を憎んでない。

804さんも多分僕と同じでEP8は現実の縁寿が小此木に会社譲って姿消した後・絵羽の日記騒動の後に発表されたと思ってるんだと思うよ。だから偽書にその事が書かれてる。そういう現実の事を元に十八達は偽書を書いてる。
898889それじゃあ現実のエンジェの心変わりが説明できないと思うし
何よりここまで来てじゃあいままでの内容を担保するものは何もありませんというふりだしに戻りますよね
正直、ミステリーなのは六軒島事件そのものだけで他は完全にファンジターに振り切ったんだと思いますが
899897898

すみません、内容を担保の意味がわからないのですが。
現実の縁寿については数十年後のシーンでわかります。縁寿は作家になって魔法を子供達に伝えてますし、。"ちゃんと兄からのメッセージを受け取れていたはずだ。それは伊藤幾九郎の事"と言っていた。十八の偽書を読み六件島の事件を乗り越えたんだろうね。
マンガでの追加描写は897で書いた通り原作でも記憶を持っているように書かれていたのを分かりやすくしただけだと思ってる。
900gu>>874 >>875 804さん

わかりました。ありがとうございました。
901gu>>879 ケーナさん

>紗音が現実の六軒島でしようとしたことと 
>魔女のベアトリーチェがゲーム盤でしようとしたことは 
>基本的に同じことです 
↑↑
この大前提がある限り、考え方の方向性が私とケーナさんとで真逆であっても、それを否定することはできません。その考えは、「駒は本人にできることしかできない」という設定に忠実だからです。

あとの、メタ世界からゲーム盤をどう捉えているかや、執筆者から作品をどう捉えているかについての、制作者目線の感想みたいなのは後記していることでいいと思っていますよ。
902ケーナ804さん >>894

>お茶会の旅立ちシーンに出てくるかと予想してた

確かに… 
正直「こういうやり方があったか!」と感心しました

>現実の縁寿と十八達の再会のシーン早く見たいですね

まったくです 
僕は幾子が絵羽の日記を持ってくるんじゃないかと思っています 
でも縁寿はそれを受け取らない 
「私には必要がないから」と 

>数十年後の縁寿がどんな姿なのか気になります。

限りなく絵羽に近いんじゃないかなー
903ケーナ>>895

>幾子は知らない、という記憶の状態

という訳ではないでしょう
縁寿が会った幾子はフェザリーヌですから
904804ケーナさん >>902

縁寿は日記騒動の報道で幾子の顔は知ってはいたと思ってるんですが実際に会うのは始めてだから数十年後のシーンであんな反応だったんですかね。
ファンタジー説の場合はどう考えてますか?
905名無しさんなんでウィルは"魔女"じゃなくて"魔術師"狩りのライト卿なんだろう?
あと髪の毛の一部が赤いのは理御がベアトリーチェと裏表なように、戦人と何かしら関わりがあるのを示してるのだろうか?
906ケーナ804さん >>904

ファンタジー説で困るのは 
フェザリーヌと幾子が 
同じ顔をしている点を説明出来ないことです 

現実世界に生きていた紗音が 
虚無の海で黄金の魔女ベアトリーチェになったように 
幾子もフェザリーヌになったのかもしれません 

>縁寿は日記騒動の報道で幾子の顔は知ってはいた

EP6で縁寿が八城幾子を訪ねた時の描写は以下の通りです 

“ノックの後、扉が開き、……恐らく、私が会う目的だったに違いない相手が、お手伝いさんを伴って姿を現す。……参った。…顔を見てもなお、彼女が何者なのか、思い出せない。
「お待たせいたしました。八城十八先生でございます。」
助かる。お手伝いさんが先に向こうを紹介してくれた。…そして、ようやく彼女が何者かを思い出す…。“彼女”? てっきり、“彼”だと思っていた……。
「失礼ながら、……先生で?」
「えぇ。……私が八城十八(はちじょうとおや)です。」
「週刊誌に先生のサイン会の件が載ってましたぜ。サングラスにマスクでがっちりガードした謎の男性作家…、って触れ込みだったはず。まさか、女の先生だったとは、……こりゃどういうわけで?」
「……あれは、編集部の方に手配していただいた身代わりです。あのサイン会の時、後ろに待機していた介添えが私でした。」”

縁寿にとって実際に会うまで八城十八は覆面男性作家でした
そしてEP8の縁寿は八城十八に面会を求めたが会えなかった縁寿 
会えなかった時点でもう八城十八への興味は失ったはずで 

その後 日記の騒動があっても 
その時はもう寿ゆかりとして過去に決着をつけていますから 
関心を持たなかったかもしれません 

また それから数十年経っているわけで 
(テレビか週刊誌で)一度見たきりの顔を良く覚えていなくても 
おかしくはないでしょう
907804ケーナさん >>906

フェザリーヌの見た目はまんま幾子ですからね。
数十年たっても若々しい幾子の謎は解けないですね。
908ネムケーナさん

フェザリーヌと羽入の関係がはっきりと示されましたが、EP8で記憶装置に傷がついて人格変容を起こしたとありました。
十八+幾子=フェザリーヌだと記憶装置のバグについて言い方があれですが十八部分の事と説明が出来ますが、幾子=フェザリーヌの場合はどうなるんですか?
909ケーナネムさん >>908

>フェザリーヌと羽入の関係

どうもフェザリーヌの前身は羽入のようで 
となるとベルンカステル(梨花)との関係も説明が付きます 

“フェザリーヌが頭に浮かべる、あの馬蹄状の記憶装置。あいつはあれがないと、自分の存在が保てない。破壊は不可能だが、……もしわずかでも衝撃を与えることが出来れば、……記憶装置をバグらせることが出来るかもしれない。過去に、フェザリーヌが記憶装置にダメージを受けて、人格変容を来たした事例があるのだ。”

羽入と梨花の関係が 
フェザリーヌとベルンカステルでは変わってしまっているわけですが 
その原因が上記内容ではないかなーと推測出来ます 

一方で現実世界のカケラの中に 
幾子が十八と出会えず 
孤独に死んでいったカケラがあり 
その無念が虚無の海で魔女となった存在 
それがフェザリーヌである 

以上のように 
羽入とフェザリーヌ 
幾子とフェザリーヌ 
それぞれ別々だと 
説明が付きます

ところがこの両者を結びつけるのが非常に難しい 
なんで羽入は現実世界でニンゲンをやっているのだと 
それとも幾子が先でその後羽入になり 
やがてフェザリーヌになったのかと 
なんでベルンカステルは猫になって幾子に飼われているのだと

どうも竜騎士07さんもこのあたりを説明する気はまったくないようで 
そもそも整合性のある解釈がありうるのか疑問です
910名無しさん>一方で現実世界のカケラの中に 
>幾子が十八と出会えず 
>孤独に死んでいったカケラがあり 
>その無念が虚無の海で魔女となった存在 
>それがフェザリーヌである 
どこから出てきた話なんです?
911ネムケーナさん >>909

幾子→フェザリーヌ→羽入→フェザリーヌの順番じゃないですかね。
"人格変容を来たした事例がある"という説明なら今は治っていることになりますからバグを起こした姿が羽入で本来の人格がフェザリーヌだと思います。

ベルンは元は猫かなと思います。ベルンが使い魔の猫に"戦人達を一番早く発見したら人の姿と魔女の位を与える"というような事をEP8で言って気がします。
幾子が飼い猫のベルンを人間にしたのが梨花で魔女の位にしたのがベルン。
人間の姿のモデルが古戸ヱリカかなと。

ファンタジー説でもフェザリーヌ=十八+幾子でいけると思うのですが。
912ネムケーナさん >>909

幾子→フェザリーヌ→羽入→フェザリーヌの順番じゃないですかね。
"人格変容を来たした事例がある"という説明なら今は治っていることになりますからバグを起こした姿が羽入で本来の人格がフェザリーヌだと思います。

ベルンは元は猫かなと思います。ベルンが使い魔の猫に"戦人達を一番早く発見したら人の姿と魔女の位を与える"というような事をEP8で言って気がします。
幾子が飼い猫のベルンを人間にしたのが梨花で魔女の位にしたのがベルン。
人間の姿のモデルが古戸ヱリカかなと。

ファンタジー説でもフェザリーヌ=十八+幾子でいけると思うのですが。
913名無しさん >>905

ベアトの裏側が理御なように、ウィルは戦人の裏側というか代わりだと思います。EP8でバトラとベアトリーチェがセットで紹介されたように、理御とウィルもセットで紹介されてましたし。
理御がいる世界にベアトリーチェが存在しないように、ウィルがいると私達の知っているベアトリーチェと戦い魔術師になった戦人は存在出来ないのだと思います。
理御のいた世界はベアトリーチェがいないので当然ベアトと戦人の戦いもありません。その世界にウィルが行かされたのは戦人がそこに行けないからで代わりです。同時に同じ場所に存在出来ないんだと思います。
"魔術師"狩りなのもそのせいかと。ウィルが行く世界に"魔術師"バトラは存在出来ませんから。

914ケーナ>>910

作中の内容から適当に考えてみましたが 
コミックEP8で 
紗音がベアトリーチェになった場面から考えるに 
現実世界において 
独自の魔法体系を生み出した人間に対し 
異世界から魔女のスカウトが来るようですね 
915ケーナネムさん >>911

>ファンタジー説でもフェザリーヌ=十八+幾子でいけると思うのですが。

十八の姿はどこに行ってしまったのかという 
ごくシンプルな疑問が… 
馬蹄状記憶装置になってしまっているのなら 
哀れすぎです
916ネムケーナさん >>915

フェザリーヌ=十八+幾子=作家八城十八だとすると、作家八城十八は表向きは幾子となっています。だから姿や話し方などは幾子の姿をしています。十八はひと眼に触れない部分を担っているんだと思います。
EP8でラムダを殺したとき、フェザリーヌがどういう最後にするか考えてましたが、あの場面でプロットを考えて、倒してました。原案を担当しているのは十八なので能力部分に十八がいます。また、記憶についてなどの経歴も十八がいます。
917名無しさん>十八の姿はどこに行ってしまったのかという 
ミステリーというより文学的解釈ですが
フェザリーヌ+戦人=幾子+十八が最もシンプルな答えだと思う

今の目でep6を見れば
*ともに最上の存在と語られること
*「一人では世界を作れない(と自らの作品で強調する)」はずなのに幾子は独力で書いて名を売ってると主張するとよく読めば矛盾すること
(編集に対して平気で侮辱する=彼がサポ-ト要員ではない)

で彼らが「ペア」だというのは強く暗示されています

思い出すべきは相当初期のtipsでフェザリーヌの存在は暗示されていたことです
この段階ではフェザリーヌ→ベルンカステル→バトラという協力関係に齟齬はなく、
ベルンカステルは完全に自分はバトラの味方でフェザリーヌは自分の保護者という前提で語っています

”フェザリーヌ=作者(現在の自分達)”は”戦人=主人公(かつての自分)”に感情移入し、表に出る必要はなかったわけです

しかしep4終盤にてある程度ヤスの事情を理解した結果、
ヤスに対して愛情を抱くバトラ人格と、それを自分のこと(象徴的には作品内で仲間)と思えなくなった現在(フェザリーヌ、ベルン)に齟齬が出てきたと、そういうことではないかなと
918917もっと言えばep4終盤の
「金髪のボインが好きなんだろ」
「黒髪長髪のロリ貧乳がいい」
も結構伏線だと思う
ロリはどうかと思うし漫画版でずいぶんはっきりお胸も膨らみましたが
919ネム917さん 917 918

EP8でバトラとベアトがバトラ卿夫妻とペアで説明されているのも伏線の一つですね。

917さんの説だと幾子=フェザリーヌと言うことですか?
920ケーナネムさん >>916

>作家八城十八は表向きは幾子
>だから姿や話し方などは幾子の姿
>十八はひと眼に触れない部分を担っている

このあたりの認識の差は 
ファンタジー説と創作説の差なのだと思います 

八城十八創作説においてフェザリーヌは 
八城十八の存在を魔女として具現化したものですから 
上記のような解釈で問題ないと思うのですが 
ファンタジー説の場合は 
人間が魔女になる訳で… 

ただ魔女化のルールがきちんと説明されているわけではありませんので 
八城幾子と十八が2人で生み出した1つの魔法体系に対し 
1つの“魔女化の権利”が来たことで 
2人の存在が合わさった“魔女フェザリーヌ”が生まれたという 
解釈もありかなと思います(ベアトリーチェも人間本体とは姿が変わってしまいましたし) 

つまり関わった人間の数に関係なく 
1つの魔法体系に対し1人の魔女が生まれる 
ということですね
921ケーナ>>918

「そんな内容あったかなー」と思いましたが 
確かにありますね 

“「悪ぃな。俺に特定の女はいねぇぜ。仮に居たって、誰がお前なんぞに話すもんか。」
「そういうことでは、このテストはそなたに成立せぬ。ふぅむ、残念残念。そなたの想い人がどのような女か、好みくらいは気になったのだがな! くっくくく!」
「………俺が黒髪長髪のロリ貧乳がいいって言ったら、どうするよ。お前とはひとつも一致しねぇぜ?」”

でも ベアトリーチェは髪を結っているだけで長髪ですから!

ちなみに紗音は黒髪でロリ貧乳ですが 
嘉音に変身する為もありカツラをかぶる為もあり 
短髪だという
922ネムケーナさん 920

二人で一人の魔女ですね。
フェザリーヌの十八部分が欠けたのが羽入かなと思います。原案がなくなってしまいゴールが分からなくなってしまった。
幾子は単体でも魔女には成れるでしょうが造物主にまでは至れないのだと思います。十八は十八でプロットを物語にまで昇華する力がありませんので魔術師には成れても造物主には単体で至れないのでしょう。
923804フェザリーヌ=十八+幾子で、メタ戦人は十八が用意した自分の代わり(駒)だと考えてます。戦人が魔術師になって最上位になったのは十八=戦人の伏線だと。
ベアトリーチェがゲーム盤に自分を登場させたのと同じで物語そのもの(カケラ)に自分の駒を置いた(ひぐらしの羽入と同じですね)。幾子は十八の置いた戦人の駒がどう動くか、どういうストーリーなのかプロットを読み、そのプロットを物語(戯曲)にまで昇華させる。プロット部分に干渉出来ないから観劇なんだと思ってます。

917さんと近い考えですね。
924ネム804さん 923

十八が作り出した分身(駒)がバトラというのは同意見です。ベアトリーチェの為でしょうね。"プロットに干渉出来ない'の部分は観劇より傍観の方が近い気がします。
EP6のゲームマスターのバトラは最上位バトラの駒という考察もありますが、もしそうだとすると、メタ戦人が十八の駒である事の示唆のように感じます。
EP8のゲームマスターのバトラも駒でしたが、そうなると最上位のバトラは何処に居るのかという疑問が残ります。これは個人的な考えですが、十八=戦人ですから最上位バトラはフェザリーヌと同化してるのだと思ってます。十八だけ分離すると無限の魔術師バトラになって、幾子だけだと羽入。
メタ戦人は十八がヤスの真実に至るまでの過程を辿ってますから最終的には作家八城十八=フェザリーヌの片割れになるのかなと。
925804ネムさん >>924

確かに観劇より傍観の方がしっくりきますね。
戯曲はお互いに作家なのでわかりますが観劇は何だろうかと思います。読書家だからでしょうか?
926804EP8で戦人がポーカーで"最後に勝つために負けを布石する男、右代宮戦人"と言ってましたがやっぱりEP6と何か関係があるんでしょうか。EPでポーカーの話が出てきたのはEP6だけですし、戦人はわざとロジックエラーを起こしたって事ですかね。
927オプス>>918
>もっと言えばep4終盤の
>「金髪のボインが好きなんだろ」
>「黒髪長髪のロリ貧乳がいい」
>も結構伏線だと思う

EP5でまさに黒髪長髪のロリ貧乳な古戸ヱリカが、これまでのEPのベアト及びブレザーベアトポジションで出てることについてはどう思ってます?
ついでに、こいつが登場すると親族一同にベアトサイドからの接触が一切無くなる点も含めて聞きたいですね。
928オレンジ戦人が霧江の実子と世間に発表されたのはいつのことなんでしょう?
EP8では絵羽の死後のように感じますが…。
929ケーナオレンジさん >>928 

作品中で明確には示されていませんが 
1986年以降 
1998年以前だと思われます 

絵羽の死後 
それほど時間が経たないうちに 
縁寿はビルの屋上に行ったわけですが 
その縁寿が知っていたことから 
絵羽の死後はあり得ないと思われます
930オレンジケーナさん >>929

1986年というのはどこから来たのでしょうか?
縁寿が知ってたのですから絵羽が死ぬ前に分かってないと確かに変ですね
931ケーナオレンジさん >>930

>1986年というのはどこから来たのでしょうか?

六軒島爆発事故が起きたのが1986年 

ワイドショーなどが精力的に取材をした時期は 
当然事故直後でしょうから 
一番可能性が高いのがこの時期です 

次に可能性が高いのが 
事故から数年後 
式根島の漁師がメッセージボトルを発見した時です 
この時以降 
六軒島爆発事故がブームとなりますので 
この時かもしれません 

これ以後は 
新しい情報が出る可能性は低く 
まず考えられないでしょう 
932オレンジケーナさん >>931

ありがとうございました。

六件島事件がそれだけ取り上げられていたのに十八の記憶が10年近くも戻らなかったのが不思議です。
幾子がパソコンを使っていたことから記憶が戻ったのが1995年以降だと思いますが、作家八城十八がデビューしたのが1997年となっています。十八が戦人の記憶について悩んでいたとは思えません。十八の自殺未遂など1996年以降の年表ははっきりしない部分が多いですね。
933ケーナオレンジさん >>932 

>六件島事件がそれだけ取り上げられていたのに
>十八の記憶が10年近くも戻らなかったのが不思議です。 

幾子はどう考えても 
十八が戦人だと知っていたはずで 
意図的に情報を遮断していたと考えられます 
六軒島爆発事故を話題にしたときの 
幾子のドキドキを想像すると… 

>十八の自殺未遂など1996年以降の年表ははっきりしない部分が多いですね

確かに… 
コミックEP8でフォローしてくれるのを期待しています 
934名無しさん幾子はヤスで戦人が記憶喪失になったのは1986年ではなく、自分が霧江の実子と知って自殺未遂したときじゃないかと思ってるんですよね

根拠は、
記憶が戻ったのは1995年以降だが、幾らでも六件島事件について知る機会があったのに10年近くも記憶が戻らなかったのは不自然
十八が拾われてから10年近くも一緒に居るようには原作・マンガどちらでも感じない、精々1〜3年位に見える
EP4で「明日夢から生まれた」と言えなくて自分が分からなくなり消えた事
(マンガで1998年では霧江の実子と周知の事実だと言われてるが、だとするとEP4で戦人が誰から生まれたかやり取りする理由がわからない)
フェザリーヌが"過去に記憶装置に傷がつき、人格変容を起こした事がある"と書かれているが、この書き方だと今は人格変容が治っていることになる
(フェザリーヌ=推理作家八城十八=幾子+十八)
マンガで十八が拾われたときのカレンダーに西暦何年か描かれておらず10月としかないのはその為


935オレンジ名無しさん >>934

確かにEP4の明日夢の子かどうかのやり取りは、1998年で知れ渡っていることならEP5で戦人を犯人とする推理の為だとしても浮いてる感じがします。戦人を犯人にする方法は他にもあると思います。
偽書で始めて書かれたなら納得は出来るのですが…。
936934あとEP1で戦人は霧江が難しいと言っていた銃のリロードを簡単にしている。駒は本人に出来ることしか出来ない。つまり戦人は銃が使えたという事になる。EP3で留弗夫から使い方を教わっていたことから事件当日に礼拝堂で留弗夫に説得され銃の扱いを教わったと考えてます。
戦人は犯人じゃないけれど善人な被害者でもないと思います。
937オレンジヤスは結局元の性別は女なのか男なのか両性だったのかどれなんでしょう?
理御は男だと思うけど紗音は女の子だし。

新刊で戦人犯人説が明確に否定されてましたね。フェザリーヌが戦人たちの様子を見ている描写は原作にありましたっけ?
938オレンジ934さん >>936

"戦人は犯人じゃないけど善人な被害者でもない"は同感です。
記憶喪失でも不自然な点がありますから。
939ケーナなんかフォントが変わってる… 

オレンジさん >>937

>ヤスは結局元の性別は女なのか男なのか両性だったのかどれなんでしょう?

僕は確定的に男だったと思っています 

以下は“Confession”の発表前に書いた考察ですが 
原作だけでもこれだけの証拠があります 

■ヤスは男?
推理すれば、譲治が描く結婚後の未来像が彼女を苦しめていた、という考えには十分至れるかと思います。(中略)「将来は多くの孫に囲まれて過ごしたい」と、譲治はやた
らと子どもがいる未来にこだわるんですよね。子沢山が彼の憧れなんですかね。それが彼女にとって非常にプレッシャーとなったことは、推測可能だと思います。(最考散)
(KEIYA)ヤスはEP7で「恋をすることも出来ない体」と言っていましたね。
その発言を踏まえれば、恐らくは性的に何か不全な要素があるのだろう。ということが推測できると思います。
戦人が本当に紗音のおっぱいを揉んでいたら、胸が偽物だということに気づいたかもしれない。紗音は常に「バレるならバレろ」という気持ちだったんでしょうね。(最考
散)
※以上の内容で、紗音は妊娠できないこと、そして胸がないことがわかります。
私(夏妃)はお父様から赤子を預けられ、三日も経ない内に、……殺してしまったのです…!(EP5)
※夏妃は数日間、赤子と過ごしています。その夏妃が“19年前の男”に違和感を覚えなかったことから、赤子は男であったことがわかります。
「でも、その赤ん坊は生きていたのね?」(フルフル)(EP7)
「左様です。……無論、大怪我でしたとも。あれだけの怪我をして、生き永らえたのは奇跡でした」(南條)
※如何に大怪我をしたとはいえ、それは赤ん坊時代のことです。将来、胸が発達しないほどのダメージと、体内に二つある卵巣が二つとも機能不全になるようなダメージ、
そんなダメージを負った赤ん坊が生き永らえるものでしょうか? ここは男が体外に露出している生殖器を失い、女として生きざるを得なかったと考えた方が自然です。ま
た、理御は当然、ヤスと性別が同じはずですが、以下のように理御はどう考えても男です。
「朱志香。もう少し妹らしい言葉遣いは出来ないのかい? ついでに言うと、もう少し年頃の女性らしい言葉遣いにも気を付けてみるべきだね」(理御)(EP7)
※理御は自分は男としての言葉遣いをしていて、朱志香に女らしい言葉遣いを求めています。これが女であるとは考えられません。
あの頑固なお父様が、女でも当主を継げるようにして、しかも兄を飛ばして私(絵羽)を当主に選んでくれるなんて、……いくらなんでも考えられない。(EP3)
「………理御はどこか…! 肩を貸せ」(金蔵)(EP7)
「当主様…! ただいま」(理御)
※男尊女卑の金蔵が女に肩を借りるでしょうか? そもそも女を当主にしようとするでしょうか?
お勤めのない日は新島の寮に帰り、自分に与えられた部屋で自由に過ごすことが出来る。一応、大人の寮母がいて食事や消灯の時間を厳しく管理していたが、福音の家でそ
ういう生活に離れているので、苦にはならなかった。部屋は、少し大きめのものでそれぞれが3人部屋になっていた。しかし、人数の関係か幸運なのか、我は3人部屋には
ならなかった。(EP7)
「ねぇ、ガラシさん~。何でヤスだけは3人部屋じゃないわけですかー」(レヴィアタン使用人)(EP7)
「知らないわよ、部屋の割り振りは源次様が決めてんだもの。私だって納得いかないわよ」(ルシファー使用人)
※源次はヤスが金蔵の子どもだから特別扱いしたわけではなく、男だから他の使用人とは同じ部屋に出来なかったと考えられます。
「……同じ過ちが、……繰り返されるのではないか。……私はそう、思いました」(源次)(EP7)
※つまり源次はヤスが金蔵にカマを掘られるのではないかと心配したわけです。あるいは整形手術で女としての形は整えられていたのかもしれません。「いくら金蔵でもそん
なことは…」と考える人もいるかもしれませんが、金蔵のことをよく知る人たちなら以下のように答えてくれるでしょう。
「いや、金蔵さんならありえますな」(南條)(EP5)
「親父ならやりかねねぇ」(留弗夫)
「お父様だものねぇ……」(絵羽)
「武勇伝の多いお人や。それくらいじゃ驚きもせんで」(秀吉) 

ついでに言うならEP7の以下の場面 

“「俺も、相棒として一つ聞きたい。」
「何です?」
「お前、…………。………男か。女か。」
「………………唐突なことを聞きますね。」
「男と思えば、線の細い男にも見える。しかし、女と思えば、気丈に振舞う女にも見える。……ベルンカステルも、わかってて誤魔化してる。朱志香にはお前を、兄とも姉とも呼ばせず、次期当主サマと抽象的な呼び方をさせ続けていた。」
「……くすくす。本当に勘のいい男。」
「よく性別を聞かれます。だから悔しくて、こう言い返してます。
……どっちに見えますか?って。」
「………第5のゲームでは、お前は男ということになっている。しかし数多のゲームでは、女だと考えられてる。
……右代宮戦人がマスターを務めた第6のゲームでは、性別を違えつつも確定しない二人組の悪魔が登場し、それを暗示した。……いや、厳密には、一番最初のゲームからだな。………お前の性別は、ゲームの外側の、隠れた謎の一つだ。」” 

ベアトリーチェが女で 
理御も女なら 
理御の性別を隠す必要はありません 

そして“Confession”によって 
紗音には第二次性徴がなく 
嘉音としても 
六軒島で生活していたことが明らかになりました 
つまり化粧を落とし 胸パッドを取った紗音は 
男である嘉音として違和感なく通用するわけです
940オレンジケーナさん >>939

嘉音として違和感なく、理御がもし女で男に間違われるのが嫌ならスカート履けば良いだけですもんね。

戦人が銃を使えることについてケーナさんはどう考えますか?
EP1でリロードを普通にしてましたが、戦人がクレー射撃をしてたなどの情報もありませんし、EP3の様に留弗夫に説得されて教えてもらったというのはありえると思うのですが…
941ケーナオレンジさん >>940

>戦人が銃を使えることについて

絵羽がリロードに手間取ったのは 
銃に触れる機会も興味もなかった為でしょうが 
戦人の場合 ああいうのが好きそうですし 
両親が趣味にしていたわけですから 
実際に扱う機会があったのかもしれません 

ポイントなのは 
戦人が銃を扱えることではなく 
絵羽が銃を扱えないことだと考えています 
942オレンジケーナさん >>941

手掛かりが出されていませんから難しいですね。はっきりと出されていたら良いんですが。明日夢、明日夢の祖父母についてもそうですが戦人本人と周りにについては結構情報が少ない様に感じます。
943ケーナ942: 名前: オレンジさん >>942 

>戦人本人と周りにについては結構情報が少ない様に感じます 

実は作品中で 
現実世界の戦人がどのような人物であったのか 
説明する内容はほとんどありません 
そして実際に出てくるのは 
事故から数十年後の十八としてだけです 

おそらくこれは意図的に 
このように描いていると思われます 
ベアトリーチェは「戦人は約束を忘れた」と主張していますが 
本当にそうなのか? という… 

このあたりはもしかすると 
コミックEP8でも説明されないかもしれません 
(紗音の本来の性別のように)
944オレンジケーナさん >>943

事件当日の詳しい行動は書いて欲しいですね。あと明日夢の人柄も。

約束はEP7のお茶会で島に着いてすぐに思い出してますから、譲治と付き合ってなければ戦人はヤスに何かしら話したと思いますね。譲治と恋仲だったから身を引いた感じがしますし、空気を読んだのでしょう。EP3でも"初恋の人が〜"と言ってますしね。
945名無しさん我々が見ているような「バトラ」は、子供の頃は別とすれば存在せず
常に彼は人格的に「十八」であった、ことは結構はっきり書かれていると思いますけどね

*「遺品=物証」にミステリの山があったこと
*ep5のベルンカステルがバトラを操作したシーンで「ヱリカより更に上くらいの知能」と描写されたこと

本人ができないことはできない、ルールに従えば実際のバトラが極めて知能が高かったこと
そしてベルンカステル(魔法として解釈するにせよ、十八の家の猫の象徴、と捉えるにせよ)が
それを認知してるということはおおよそ「18歳時点でどの程度ミステリの記憶があったか」まで
ほぼ完璧な記憶がすでにあったことを示します

”フェザリーヌ”はかつて記憶に混乱があったのであって、今は完全に回復しています
つまり十八も記憶や人格の支障などないのです

「バトラとぜんぜん違う兄」が出てきてしまったら縁寿の黄金郷は崩壊してしまいます
それで一芝居うっただけかと
946934>>945

フェザリーヌの記憶と人格が回復している事は同意です。
フェザリーヌは"過去に記憶装置に傷がつき、人格変容を起こした事がある"と書かれていますが、この書き方だと今は人格変容が治っている事になります。

子供の頃を除けばというのは18歳時点では十八の性格だったという事でしょうか?
947ケーナオレンジさん >>944 

>事件当日の詳しい行動は書いて欲しいですね。あと明日夢の人柄も。 

今月のコミックEP8は 
原作通りなら1986年10月6日の 
島からの脱出シーンになるはずでしたが 
そこをすっ飛ばして 
縁寿の旅立ちの場面になりました 

これはおそらく 
縁寿と再会した十八に 
1986年10月5日と6日の出来事を 
語らせるためだと考えられます 

でも 明日夢はどうかなー 
なにせ登場人物が多いですから 
本筋に関わらない人は 
扱いが悪いです 

まあ少なくとも 
霧江が考えていた 
「自分よりも狡猾な女」という認識は誤りでしょう 
ごく普通のおっとりした女性だったと思われます 

>約束はEP7のお茶会で島に着いてすぐに思い出してます

“……そっかー。紗音ちゃん、譲治の兄貴と付き合ってるのかー。…………………………。何だよ、俺。ひょっとして、妬いてる? 今さら気付くけど、……当時の俺と紗音ちゃんのあれってやっぱ、俺の初恋だったんだろうなー。ま、再会するまで、ケロリと忘れてた俺には、妬く資格なんてありゃしねぇな。”

これは戦人の心の声ですから 
この戦人は本当に紗音との約束を忘れています 

僕は“戦人は約束を覚えていた”と考えていましたので 
これの解釈には非常に苦しみました 

しかし現実世界の戦人はミステリーのコレクターであったのに 
ゲーム盤の戦人はノックスやヴァン・ダインすら知らないという矛盾が 
全てを解決してくれました 

“「……あんたも、そして理御も。二人とも勘違いをしているわ。私は、ゲームマスターなんかじゃない。この物語も、私が紡いだものなんかじゃない。」
「じゃあ、そこのドレスの女がゲームマスター?!」
「いいえ、違います…! そんなはずはないんです! ならゲームマスターは誰です?! 誰がこの悪趣味な物語を紡いでいるんですか!!」”

作品中で示されたのは 
“これは現実世界の出来事”という可能性ですが 
実はもう1つの可能性があって 
それは“これは現実の六軒島での出来事ではなく、ゲーム盤におけるゲームマスターによる干渉のないゲーム”という可能性です 

その根拠は上映の前に現れた 
クレルの姿です 

“そこには、白い人影が立っていた。………その白いドレス姿は、紛れもなく、クレルだった。縁寿は当然、面識はない。一体、誰かと訝しがっている。しかし、私も違和感を覚えた。……彼女はつい先ほどの葬儀で、未練を全て絶って、その魂を現世から送り出されたのではなかったか…? 舞台の中央にぽつんと立ち、鋭い明かりに照らし出される彼女の表情に、生気はなかった。”

これが現実世界の出来事なら 
何故 クレルが再び出てくるのでしょう? 
そして何故 クレルの表情に生気がないのでしょう? 

プレイヤーやゲームマスターの干渉がない時 
駒はその人物が本来取るはずの行動をすると考えられる為 
お茶会の出来事は現実世界での出来事をそのままなぞると推測出来ます 
その為 現実世界で起きたことの再現となりました 
しかし ゲーム盤の戦人は現実世界の戦人とは設定が変えてある為 
紗音との約束を忘れているのです 

我ながら無茶苦茶な考察ですが 
恐ろしいことにおそらくこれは正解です 

というのは竜騎士07さんの以下の発言があるのです 

“彼(戦人)はその罪を全然覚えてないんですよね。
(聞き手)なぜ戦人は覚えていないんですか?
なんででしょうね。戦人が戦人じゃないからですか?
(聞き手)やっぱりそうなんですか。
EP2でもその伏線は出てきているんですよ。「あなたが右代宮戦人だと証明できますか?」って。” 
948ケーナ>>945

>「バトラとぜんぜん違う兄」が出てきてしまったら縁寿の黄金郷は崩壊してしまいます
>それで一芝居うっただけかと 

何故か多くの人が 
考察と言いつつ 
“描かれていないこと”を根拠に 
自分の考察を出してきますが 
そういうのは考察ではありません 

「○○は嘘をついている」は 
どうしても合理的な説明が付かない場合の 
最終手段だと心得ましょう 

“創作説”もそうなんですが 
“結論ありき”で考察を構築するから 
こういうことになってしまうわけで 
“書いてあることをそのまま受け入れる”という 
ごく当たり前のことを出来ない人が多すぎます 

上で書いた明日夢なんかがちょうど良い例だと思いますが 
霧江は明日夢のことを以下のように認識しています 

“「………留弗夫さんと、最初から付き合っていたのは私だったのよ。……明日夢さんが、白々しく間に入り込んできて、…ちゃっかりと懐妊したのよ。……留弗夫さんは悪くないわ。あの女が、体を武器にして誑し込んで、さらに嫌らしく立ち回って、留弗夫さんに婚約せざるを得ないよう追い詰めたのよ」(霧江)(EP3)
「(明日夢は)……留弗夫さんの取り巻きの一人よ。…いえ、取り巻いてさえいなかったわ。ただのファンのひとりだったわ」(霧江)(EP6)
「話したことはあるんですか…」(朱志香)
「もちろん。……私は彼女のことをよく知ってるわ。留弗夫さんが、明日夢さんの名前さえ知らなかった一番最初からね。………あの子も、きっと頭のいい子だったのよ。狡猾だったわ。……私は、頭の良さで目立とうとしたけど、………彼女はまったくその逆で目立とうとしたの」(霧江)
「……頭の、…悪さで……?」(朱志香)
「くす…。………庇護欲の掻き立て方がうまいって意味よ。媚びてイチャついてくる女たちの中で、……彼女の仕草のひとつひとつが、派手な女たちに食傷を起こしていた留弗夫さんには目立って見えたのよ」(霧江)”

一方で留弗夫にとっての明日夢は以下のような人物です 

“留弗夫はいつしか、……霧江の力を認めつつも、静かで温かな包容力に憧れるようになっていた。明日夢は、それを全て満たしていた。難しい話は一切聞かない。話しても、わからないからと首を振る。でも、誰よりも体を気遣ってくれて、静かに毛布を掛けて朝までじっと側にいてくれた…。(EP6)”

相反する2つの明日夢像が出てきますが 
ここで初めて「どちらかが誤った明日夢像である」という 
仮説を立てる必要が出てきます 

僕は「後者が本当の明日夢である」と考えていて 
その根拠は2つ 
(1)霧江は明日夢に悪意を持っている為 
認識が歪んでしまう 
(2)“狡猾ではない明日夢”は“地の文”で書かれている 
一方で“狡猾な明日夢”は霧江の主観で語られている 

“「明日夢さん、………あんなにぼんやりしてそうなのに。…留弗夫さんを咥え込んだら、離しやしない。……“だから何ですか、どうぞお引取下さい”、ですってよ。……バスひとつ乗るにも、怖い怖いと縮こまってた、あの小娘がね。………あの時、悟ったわ。…本当に狡猾だったのは、彼女だったってね。……そうよ、乗り物恐怖症だって、留弗夫さんの気を引くための嘘だったわ。……………」(霧江)(EP6)” 

「これはおそらく顔を合わせずに交わされた会話だろうな」と思っていましたが 
はたしてコミックEP6ではインターホン越しの会話として描かれました 

もし 顔を合わせていたら“狡猾ではない明日夢”には 
これほど毅然とした対応は出来なかったでしょう 

“本当の考察”とはこうやって 
作品中の記述を根拠に構築するものです 

そして明日夢の人物像や紗音の元の性別のように 
確定はしないものの 
「間違いなく正解だろう」という答が出せるように 
『うみねこのなく頃に』という作品は作られていると思います 

僕が何よりも悲しいのは 
コミックEP8であれだけ解答が示されたのに 
それでもまだ“創作説”にしがみつく人が多くいることです 
何故 コミックEP8で原作から内容が変更されたのか? 
その意味をもっと考えて欲しいです
949オレンジケーナさん >>947

脱出シーン飛ばしたんですか!驚きました。どうなるか楽しみですね。

ケーナさんはフェザリーヌの説明の"過去に記憶装置に傷がつき、人格変容を起こした事がある"という書かれ方をどう考えますか?確かにこの説明だと人格変容が治っている事になると思います。記憶喪失に関して不自然だと思う所もありますし、縁寿に会ったときは戦人の人格だったと考えても筋は通ると思います。
950名無しさんコミックで内容が変更されたのは、一なる真実を明確にしたこと・赤字の適用範囲が示されたこと・黄金郷の戦いで黒戦人を出してきたことを考えると戦人犯人説を否定する為だと思う。
あと、明確な答えと一なる真実を知りたい人が多かったのもあると思います。

創作説、ファンタジー説については現段階では創作説の可能性の方が高いでしょう。もちろんファンタジー説も否定できませんが。現段階では竜騎士さんは明言してませんのでどちらかとは断言出来ないと思います。

951ケーナオレンジさん >>949

>フェザリーヌの説明の"過去に記憶装置に傷がつき、人格変容を起こした事がある"という書かれ方

僕はそもそも 
フェザリーヌと八城幾子&十八を結びつけるのはどうか? 
という立場なのですが 

“フェザリーヌが頭に浮かべる、あの馬蹄状の記憶装置。あいつはあれがないと、自分の存在が保てない。破壊は不可能だが、……もしわずかでも衝撃を与えることが出来れば、……記憶装置をバグらせることが出来るかもしれない。過去に、フェザリーヌが記憶装置にダメージを受けて、人格変容を来たした事例があるのだ。” 

この内容をそのまま受け取るならば 
記憶装置にダメージを受けたのは 
魔女としてのフェザリーヌ 
(人間には馬蹄状の記憶装置などない) 
です

仮に八城幾子&十八がフェザリーヌになったのだとしても 
現実世界の十八の記憶喪失と関連付けるのは 
無理があると思います 

“千年を生き飽き、生き死にを繰り返している。かつては伝説の魔女として、数々の名ゲームのマスターを務めたが、その伝説も栄光も記憶も、すでに過去へ消え去り、忘却されている。” 

ということですから 
フェザリーヌは非常に永いこと魔女をしています 
その間に何かあって人格変容を来たしたのでしょう 

非常につまらない答なのですが 
作品中に書かれてない以上 
これは考察しようのない部分です

それなのに記憶装置のダメージの部分が 
十八の記憶喪失と重ねるのが当たり前のように語られる 
何故 こんなことになってしまうのかと言いますと 
「この物語は八城十八による創作である」という 
決めつけを前提として物語を解釈しているからです 

つまり書いてあることをまったく信じないで 
物語を読んでいるわけで 
これではまともな考察など出来るわけがありません 

コミックEP8を読めばお解かりいただけると思いますが 
現実世界については様々な謎解きが為されているのに 
魔女に関してはまんま原作通りです 

竜騎士07さん自身 
きちんと考えていないというのが 
実際のところでしょう 
(特にフェザリーヌに関しては竜騎士07さんすらまともに説明出来ないと思う) 
952ケーナ

>>950

>現段階では創作説の可能性の方が高い

その根拠は何でしょう? 
コミックEP8に 
ファンタジー説を強化する内容変更はあっても 
逆は皆無です 

特に魔女の世界で縁寿が貰ったプレゼントを 
現実世界の縁寿が持っていたこと

魔女の世界における戦人の願い 
“おっぱいプリンを墓に供えてくれ”を 
現実世界の縁寿が叶えたこと 

これは魔女の世界が実在すること 
そしてその世界における体験の記憶を 
現実世界の縁寿が持っていることを意味すると同時に 
このように内容変更したことから 
竜騎士07さんがこの部分を強調したかったことが解ります 

作品中の内容を根拠に語る限り  
この『うみねこのなく頃に』という作品が 
登場人物の誰かによる創作 
という考察は 
どうやっても出てきません
953名無しさん>>952

むしろそれこそが1998年の縁寿が偽書に書かれたことの根拠になると思います。
縁寿がゲーム盤でのプレゼントを持っていたこと、戦人との約束を叶えたことを描くことで1998年の縁寿が偽書の登場人物であることを強調していると考えられます。

951の竜騎士さん自身キチンとフェザリーヌについて考えていないという書き込みもそうですが、竜騎士さんを信じず、書いてあることを信じていないのはケーナさんの方だと感じます。

どちらにせよ現段階では創作説、ファンタジー説どちらも否定出来ないと思いますよ。
954名無しさん>>953
自分が分からないことにぶち当たると作者のせいにするのはケーナさんの十八番なので、そこは責めてもしょうがないのです

困ったら作者を免罪符のように使ってくるからねえ……「作者が一番重視してたのはここなのです」「作者は何も考えていなかったのです」「作者のミスです」……何で「私が作者なのです」って言い出さないのか不思議なレベル
955名無しさんケーナはハッキリ言って好かないが
うみねこの作者が信頼できるかっていうとどうかねえ・・・とは思うけどね
人格的にも能力的にも
956名無しさん955さん

人格はどうかわかりませんが、"うみねこのなく頃に"という作品に関してはベアトリーチェの無限の魔法や世界構造など本当に凄いと思います。ただ、うみねこはレベルが高かった。世界構造を理解するのが難し過ぎて、"竜騎士この野郎!"となってしまった人が多かったと思います。
957ケーナ>>953

>縁寿がゲーム盤でのプレゼントを持っていたこと
>戦人との約束を叶えたことを描くことで
>1998年の縁寿が偽書の登場人物であることを強調していると考えられます

>>679
ここまでピッタリはまると 
笑えてきます 

この発想は「この物語は創作である」という決めつけから出てくるもので 
作中描写を信じていないからこうなります 

>竜騎士さん自身キチンとフェザリーヌについて考えていない

フェザリーヌに関する作品内外の情報(竜騎士07さんの発言含む)を全て集めてみると 
どうやっても整合性の取れる説明が出来ないことが解ります 

>現段階では創作説、ファンタジー説どちらも否定出来ない

だから創作説の根拠が作品中のどこにも描かれてないと何度言ったら… 
創作説そのものがもはや考察と呼べるレベルではなく 
考察者の創作なのです 
958名無しさんこれについてはケーナさんが正しいと思う

作中現実の「現実度」と言うのは作者にしか決められないし、そこについては作者の感覚に合わせるしかありません

創作説の問題は「(いかなる作品でもどこかに矛盾はあるため)この矛盾があるから全部嘘」
と言うのは極一握りのベテラン記者のルポを除けば何にでも適用でき、本質的に何も言っていないことです
おそらくそれですら何がしかの政治的バイアスは指摘できるだろう
959名無しさん今更なんですけど、ケーナさんのいう創作説は、戦人とベアトリーチェの居た魔女の世界・1998年の真実を追う縁寿が偽書に書かれた事で、その偽書を書いたのは十八と幾子であるという考察のことでいいですか?
960ケーナ>>959 

もっとシンプルに言ってしまうと 
『うみねこのなく頃に』EP1~8は全て 
誰かによる創作ということです 

そして創作ではあるけれども 
その中には実際にあったことや事実も書かれている 
 
もっとも一般的な創作説は 
“ヤス=幾子説と八城幾子&十八創作説”の複合だと思われます 

六軒島から脱出したヤスは幾子と名を変えて生きていて 
だから部外者のはずの幾子があれほど内情に詳しい偽書を書けたのだ 
というものですが 
“Confession”を幾子が拾っていたことで 
この根拠は崩れています(もっとも原作には“Confession”など存在しないのですが…) 

ところがこの説の信奉者は 
「“Confession”自体が幾子による創作で“拾った”というのは嘘」と 
主張してきます 
何か問題があればすぐに“嘘”“創作”を出してくるのが
創作説信奉者の手口です

僕は今まで主張された創作説は全て論破してきたつもりですが 
それで納得した考察者は皆無です 
961名無しさんケーナさん >>960

ありがとうございます。
ファンタジー説とは魔女の世界があり、真実を追う縁寿も実際に魔女の世界に行っていたという考察でいいですか?その場合、偽書はどの様な扱いになるのですか?
962ケーナ>>961

>ファンタジー説とは魔女の世界があり
>真実を追う縁寿も実際に魔女の世界に行っていたという考察

大体そんな感じですが 
原作の時点では
縁寿本人が魔女の世界に行っていたわけではなくて 
“駒”として魔女の世界に招かれた縁寿の記憶が 
現実世界の縁寿にダウンロードされたと解釈していました 

しかし コミックEP8では
魔女の世界からお土産を持って帰ってきてしまいましたので 
解釈を変更する必要があるかもしれません 

>偽書はどの様な扱い

これは多分 
コミックEP8で説明されると思うので 
ここで書いてしまって外すとカッコ悪いのですが 
偽書は八城幾子が単独で書いたものだと思います 

戦人としての記憶を不完全ながら取り戻した十八は 
世間からバッシングを受けている絵羽と縁寿を 
何とかしたいと考えるが
同時に戦人の記憶による侵食に苦しめられ 
発作的に自殺を試み失敗した 

その姿を見て幾子は「絵羽と縁寿のことは自分が何とかするから、貴方は戦人の記憶とは向き合うことはやめ、治療に専念しなさい」と 
絵羽と縁寿を救うために偽書を書き始め 
「Banquet」「Alliance」「End」「Dawn」4つの偽書を書いた 
そのどこかのタイミングで絵羽から伊藤幾九郎宛てに日記の鍵が贈られた 

そして絵羽の死後(絵羽が死んだのは「End」の発表前だった可能性も…)
アングラマーケットに出回っていた絵羽の日記が幾子の元に辿り着いた 
それを知った十八は「日記を読ませて欲しい」と幾子に頼み 
日記を読んで記憶を完全に取り戻した 

その後 幾子は日記の公開イベントを行い 
そして1998年の数十年後の場面に至る 
(幾子は寿ゆかりへの手土産として絵羽の日記を持ってくるはず)

普通に考えればこんな流れだと思いますが 
竜騎士07マジックに期待したいところです 
963名無しさんケーナさん >>962

幾子が単独で書いた物だとEP8の縁寿の"兄からのメッセージをちゃんと受け取れていた。それは伊藤幾九郎の事"という部分と矛盾しませんか?

また、うみねこは地の文で嘘がつけるから幻想描写が許されています。創作説だと偽書の執筆者の私見が入っていると説明がつきますが、ファンタジー説の場合この部分はどうなるのですか?
964ケーナ>>963

>幾子が単独で書いた物だと
>EP8の縁寿の"兄からのメッセージをちゃんと受け取れていた
>それは伊藤幾九郎の事"という部分と矛盾しませんか? 

なかなか鋭いツッコミだ 
これはコミックEP8で解釈変更した部分です 
原作の時点では 
十八は戦人の記憶に苦しめられながらも 
絵羽と縁寿の為に 
監修的な役割で関わったと考えていましたが 
(そもそも偽書執筆の発案者は十八)

コミックEP8に 
“Confession”が出てきたことで 
解釈を変更しました 

“Confession”には2つの役割があると考えていて 
1つはメッセージボトルが何の為に書かれたのか明かすこと 
2つは幾子単独でも偽書を書けるようにすること(同時にヤス=幾子説を潰す為でもある) 
だと思っています 

これは元々原作において不可解に思っていた部分で 
縁寿との再会を拒んだ十八が 
偽書の執筆に関われるほど過去の記憶に向き合えるのだろうか? 
そんな十八を幾子は執筆に協力させるだろうか? 
という疑問がありました 

竜騎士07さんもこの部分に引っ掛かりを持っていた為 
原作にはなかった“Confession”を投入するという 
禁じ手を用いたのではないでしょうか 

ちなみに幾子は 
絵羽と縁寿の為ではなく 
十八の為に偽書を書いた訳で 
そういう意味では十八の代弁者ですから 
“兄からのメッセージ”と言えなくもないかもしれません


>ファンタジー説の場合この部分(幻想描写)はどうなるのですか?

魔女の世界については 
異世界ですから魔法(=幻想描写)が出てきても問題ないでしょう 
そしてゲーム盤(1986年10月4日と5日の六軒島での出来事)も 
ベアトリーチェが戦人との勝負の為に魔法で生み出したものですから 
同様です 

問題となるのは 
それ以外の現実世界での出来事ですが 
(ファンタジー説においてはゲーム盤以外の現実世界の出来事は本当にあったことになる)
EP4に出てくる真里亞や縁寿の魔法は 
内面世界の具現化 
つまり空想です 

解釈に困るのは 
EP8における幾子の現実世界での赤字使用 
1998年10月6日のベアトリーチェですが 
これも上記と一緒で良いのかもしれません(後者は黄金の真実?) 

基本的に現実世界に魔法はありませんから 
現実世界における幻想描写は全て 
空想の類と考えて良いと思います

コミックEP8で1998年10月6日が描かれるはずですが 
先に縁寿の旅立ちを持ってきたことから 
おそらく原作通りの描写ではなく 
現実世界での出来事 
つまり戦人と紗音の脱出劇として描かれるでしょう 
965ケーナ>>964 

最後 
1998年10月6日と書いてしまいましたが 
正しくは1986年10月6日
966名無しさんケーナさん >>695

Confessionで幻想描写のルールが明かされました。また、ヤスがメッセージボトルに幻想描写を書いているように描かれていましたが、これは偽書・メッセージボトルに幻想描写が書かれているという事だと思うのですがどうでしょうか?
967名無しさん>>966

間違えました、695ではなく>>964、965です。
968名無しさん>>964
ちょっと自己矛盾があるように思えますね
他人には何度か書いていない解釈を付け加えることは考察ではないとおっしゃっています

何度か言われてるしケーナさんも確か何度か認めていたように
遺品やらから考えて十八歳当時の戦人の人格は我われが見た偽書中のそれとはずいぶん違うはずです
実際の戦人の人格など我々はなにも知らないのです

にも関わらずケーナさんは実際の戦人が偽書を書いたら葛藤するはずだと無条件に仮定してしまっています

「実際の戦人は右代宮家に悪意があった」or「ネットのネタにしてもいいくらいクソどうでも良かった」

というストレートな解釈を何故か無視しているのです
我々が見た十八は推定5~60歳なんですから若気の至りをどう思い直していようと不思議ではありません

モチっと言えばファンタジー的で「ない」方向に解釈した場合
十八か幾子のどっちかに「ベルンカステルの憎悪」に該当するハラワタは存在するはずなのです
そして幾子の方は漫画を読む限り完璧に他人で憎む動機がありません
969ケーナ>>966

>ヤスがメッセージボトルに幻想描写を書いているように描かれていましたが
>これは偽書・メッセージボトルに幻想描写が書かれているという事だと思うのですが

これはもはや鋭いを通り越して 
痛いツッコミですね 

僕の解釈は 
「メッセージボトル及び偽書に魔女も赤字も魔法も出てこない」 
という立場です 

しかしご指摘の通り“Confession”を読む限り 
ルールに幻想描写が含まれています 

これにどう折り合いをつけていくか? 
という話になりますが 

まず前提として 
僕はEP1~2は 
紗音が書いたメッセージボトルを 
EP3~6は 
八城幾子が書いた偽書を 
ゲーム盤のシナリオに採用していると考えています 

EP1で嘉音が魔女に挑み 
敗れる場面がありますが 

あの時 
実際に嘉音がしたのは 
胸を血糊で濡らして服に穴を開け 
同じく血糊をつけた杭を握って死にかけのフリ 
ということなのですが 

メッセージボトルには 
こんな感じで書かれていたことになると思います 
(真里亞の口調で書きますが)
“嘉音は前方の暗がりに魔女の気配を感じたよ。傍らの工具棚から鉈を掴んで飛び掛ろうとした瞬間、嘉音の胸を一本の杭が貫いていた。両膝を突いた嘉音は最後の力を振り絞って胸から杭を引き抜き、倒れた。痛そう…” 

書けなくはないのですが 
これだと1つ問題が発生します 
話が長くなりすぎるのです 

僕は「メッセージボトルのノート片は9枚だ」という仮定で 
偽書を書いたことがありますが 
正直 あんまり余裕がないんですよね 
戦人視点で一通り事件をなぞるだけで手一杯だと思います 

もし僕がノート片9枚に収めるつもりで 
EP1の事件を書いたなら 
“しばらくすると、熊沢さんの絶叫が聞こえた。みんなが駆けつけると嘉音が胸を真っ赤に染めて倒れていたよ”とするでしょう 

こうなってしまう原因は
“おそらく竜騎士07さんは実際にノート片9枚のメッセージボトルを書いたことはない” 
点にあると思われます 

まあ「幻想描写を入れられなくはないけど、ノート片9枚に収めるなら限定的にしか入れられない」というのが 
結論でしょうか

ちなみに「メッセージボトル及び偽書に魔女も赤字も魔法も出てこない」というのは 
これらに魔女の世界(上位世界)は出てこないという意味がメインであって 
幻想描写に関しては「物理的に書けないから書かれてないだろう」というぐらいの 
スタンスです

970ケーナ>>968 

>実際の戦人の人格など我々はなにも知らないのです

確かに情報は少ないですが 
キザで正義感の強い人物であることは伺い知れます 
また ゲーム盤の戦人とまったく違う人物であるのなら 
一体このゲームは何なのでしょう? 

>「実際の戦人は右代宮家に悪意があった」or「ネットのネタにしてもいいくらいクソどうでも良かった」
>というストレートな解釈を何故か無視しているのです 

これはまったくストレートな解釈ではありません 
そんなことどこにも書いていなかったからです 
971名無しさんケーナさん >>969

EP6で八城十八が"赤字も読んで〜"と偽書に赤字を書いている旨の発言をしています。また、縁寿が八城からDawn〜を受け取り読んでいますが上位世界の内容も含まれていました。漫画では分厚い原稿用紙だったこともありメッセージボトルはノート片9枚位でしょうが、偽書はノート片9枚に収まらないのではないでしょうか?

偽書の戦人(エリカも含む探偵)は読者を正解に導くための存在でしょうね。ミステリー通の筈なのにクローズドサークルやノックス十戒を知らなかったのはそのためだと思います。
972ケーナ>>971

>EP6で八城十八が"赤字も読んで?"と偽書に赤字を書いている旨の発言をしています

またまた痛いところを… 
正直EP6は解釈不能な部分があって苦手なのですが 
上記内容は以下の部分ではないかと思います 

“「……おや。……赤インク以外で書いた文字は全て読むに値しないとまで言い切る御仁も多いというのに。……光栄なるかな、人の子よ。黒い文字も読んでくれて。」” 

取りあえずこれは八城幾子ではなく 
フェザリーヌの発言です 

フェザリーヌはメタな存在ですから 
これは現実世界(作中の現実世界ですらなく、我々の現実世界)での 
『うみねこのなく頃に』に関する考察について 
皮肉をこめて言及していると考えられます 
(竜騎士07さんの想いを代弁している)

>縁寿が八城からDawn?を受け取り読んでいますが上位世界の内容も含まれていました 

これに関しては 
以前考察で書いたことがあります 

「さ。……どうぞ、続きを読んで。文字を追うあなたの顔を見るのが、何よりも楽しいの。そして、言葉を交し合うことも…」(幾子)(EP6)
「物書きは感想に飢えてるってのは本当ね。……でも申し訳ないけど、こんな分厚い原稿を、延々と読んでる時間はないの。それより私はあなたに、……………」(縁寿)
「……時間なんて、いくらでもあるでしょうに……」(幾子)
彼女の後ろにある、凝った意匠の飾り時計は、……振り子も秒針も、ずっと動かし続けている。なのに、……全然、さっきから時間が経っていない。この部屋に通されてから、まだ3分くらいしか経っていないのだ…。
「ね? 時間など、気にすることもないでしょう。……あなたが読み終わるまで、全ての時間はあなたを追い立てない…」(幾子)
「お嬢、次のページ、次のページ」(天草)
天草に次のページをせがまれるので、……私は再び、物語の世界へ戻る。
縁寿と八城の物語を巡る議論は、物語を読み終えても、長く続けられていた。それはとても真剣で、……熱のあるものだった。縁寿は、この物語がふざけた創作ではなく、……六軒島より、真実の一つを知らせるために12年前より再び流れ着いた、新しいボトルメッセージだと、認めていた…。そして、………この物語の語ろうとする真実を、彼女なりの見方で、見つけられたようだった。……もちろん、それは、ある一つの真実であって、それをもって、彼女の旅が終わるわけではない。しかし、……こういう解釈もあってもいい。それだけで、彼女の12年の心の空白は埋まらないけれど。……でも今は、……少しだけ余韻を、八城の淹れた苦い珈琲で味わっても良かった。……窮屈なはずの、他所の家のソファーなのに、……すっかり自宅みたいに馴染んでしまっていて、何だか不思議な気持ちだった。でも、時計は、ここで彼女と会ってから、せいぜい2~3時間を回った程度だ。……時間の感覚が、とても不思議だった…。(EP6)

※何故、時間が進んでいなかったかというと、縁寿は3分で読める程度しか、偽書の内容を読んでいなかったのです。というかこの時点ではゲーム盤の場面まで読み進めていないため、そもそもまだ読み始めてもいないでしょう。そして、偽書を読みながら議論をし、読み終わってからも長時間、話をしたのに2~3時間しか経過しませんでした。もしこれが『Episode6 Dawn of the golden witch』を読んだのだとしたら、とてもこんな時間では終わらなかったでしょう。つまり、偽書はその程度の文章量しかないのです。

>漫画では分厚い原稿用紙だったこともあり 

コミックEP6をお持ちなら 
確認して頂きたいのですが 
縁寿が持っている原稿が描かれている場面があります
 
そこにはゼパルとフルフルの絵が描かれています 
ということはこの原稿は漫画なのでしょうか? 

そういうわけではなくて 
原稿の形をしているものの 
実質的にはカケラと同等の存在であると考えられます
 
コミックEP8で縁寿が“Confession”のボトルに触れると 
ボトルがカケラになってしまったのと同じです 

>偽書はノート片9枚に収まらないのではないでしょうか?

“メッセージボトル偽書作家とは、その名の通り、六軒島の事件を記した謎のメッセージボトルの、文章を捏造して発表する者たちのことである。彼らは、新しいメッセージボトルが発見されたと称し、よく似た贋作、もしくは、真相を自分なりに解釈した新説を、右代宮真里亞の文書を騙って発表するのだ。彼らは堂々と「右代宮真里亞」を名乗り、さも自分は当事者で真相を知っているかの如く、新しい奇怪な物語を描き、それを、ニンゲンが新しく手に入れた海、インターネットの大海に、第三、第四のメッセージボトルとして放っているのだ…。伊藤幾九郎は、そんな人間たちの間でもっとも高い評価を受けている偽書作家なのである。”

とありますから 
素人丸出しの偽書ならともかく 
高く評価された八城十八の偽書は 
限りなく本物に近いと考えたほうが自然です 
973名無しさんケーナさん >>972

現実の世界で縁寿はDawn〜と書かれた未発表の分厚い原稿用紙を受け取っていますし、縁寿自身"分厚い原稿用紙"と言っています。また、続きの原稿も結構な厚さがありましたがそこはどう考えていますか?
974ケーナ>>973

正直 この部分は僕も引っかかっています 
幻想修飾されているか? 
もしくは竜騎士07さんがきちんと文章量を検証していないか? 
ただ 僕が市販のノートから算出したメッセージボトルの文章量は 
16000~17000文字 
これなら四百字詰め原稿用紙に40枚以上になるわけで 
そこそこの分厚さになります 
975973ケーナさん >>974

ファンタジー説ですとベアトは本物の魔女で魔法が使える事になると思うのですが、そうなるとEP8で縁寿に扉を選ばせるとき"手品"か"魔法"か選択させる理由はどうなるのでしょう?

976ケーナ>>975

>EP8で縁寿に扉を選ばせるとき"手品"か"魔法"か選択させる理由はどうなるのでしょう?

これはむしろ何が解らないのか解らないのですが 
「魔法が使えるのに何故、手品をして見せたのか?」ということでしょうか? 
それならば理由は簡単です 

あえて違う角度から説明すると 
この場で本当に魔法を見せたとします 
それを見た人(縁寿)が魔法を信じていない人だったら 
それは魔法ではなく手品になります 
「タネは解らないけど、魔法なんてこの世に存在しないから、これは手品だ」と 

つまり魔法を信じない人にいくら魔法を見せても 
その人にとってそれは魔法ではないので 
意味がないのです
977973ケーナさん >>976

すみません。
偽書・創作説なら、手品か魔法を選ばせるのは現実の縁寿に向けてという事になりますが、ファンタジー説だと縁寿は反魂の魔法など魔法を理解しており、ベアトリーチェのことも認めていますので手品か魔法か選ばせる理由がないと思うのですが。
978ケーナ>>977

>ファンタジー説だと縁寿は反魂の魔法など魔法を理解しており
>ベアトリーチェのことも認めていますので
>手品か魔法か選ばせる理由がない

“(聞き手)元々選択肢を登場させたのは、最後の「手品」か「魔法」かの選択肢を出したかったということですが。
最後にユーザーの心の持ちようを聞いて、ユーザーに合わせたエンディングを見せたかったんです。また最後の最後に今一度考えて、悩むことを楽しんで欲しかったんですよね。どちらがトゥルーエンドかは、私からは明言しません。まあエンディングの長さも違いますし、スタッフロールが出るか出ないかの違いですぐ分かるんですけどね(笑)。” 

ということらしいです
979973ケーナさん >>978

ありがとうございます。
ファンタジー説ですと縁寿は実際に魔女の世界に行ったりしたEP8までの記憶があるわけですが、だとすると数十年後に幾子に会ったとき、"初めまして"と言うのはおかしいと思うのですが何故なのでしょうか?
980ケーナ>>979

>ファンタジー説ですと縁寿は実際に魔女の世界に行ったりした
>EP8までの記憶があるわけですが
>だとすると数十年後に幾子に会ったとき
>"初めまして"と言うのはおかしい

実際に“初めまして”です 
EP6で縁寿が面会した“八城幾子”の正体は 
フェザリーヌでした 
もしあれが“八城幾子と面会出来たカケラ”なのだとしても 
こっちの八城幾子とは初対面ですから 
「お久しぶりです」とは話しかけないでしょう 
981ベル食品最近confessionを単行本で読みましたがおもしろかったです。
実際に漫画になって視覚的な情報が増えると(それを鵜呑みにして良いのかはさておき)印象が変わりますね。

私は考察をほとんどしなかった怠惰な山羊だったので、あれを読んではじめて印象が変わった場面が結構あります。
EP1の第六~第八の晩とか。
EP3の最後の南條先生が殺される辺りとか、嘉音が朱志香を魔女から庇うシーンとか…。
ちょっとメモ程度で、流れも無視してEP3のことを書き捨てさせてください。
・絵羽はその時点で生き残ってる戦人・朱志香を九羽鳥庵へ連れて爆発から逃れようとしていた
・戦人には(EP3ラストのように)犯人扱いを受け拒絶され決別
・朱志香は嘉音に隠されて絵羽は見つけることが出来なかった
(ヤスの最終目的がいとこ組の道連れなら、絵羽に九羽鳥庵へ連れて行かれては困る)
(南條先生を殺した人物がいる=紗音及び嘉音は存命)赤の死亡宣告って時刻指定なかったですよね

各EPごとに、「ヤス」がいとこ組のうち誰を選んだか、というのがバラバラになってるように読み取れるのがおもしろいですね。
EP1は真里亞のためだったのかな?と思います。紗音と嘉音を切り捨て魔女として。EP2は譲治を選び朱志香を殺し、最後の瞬間は紗音として。EP3では逆に朱志香を選び譲治を殺し、最後の瞬間は嘉音として。EP4は勿論戦人のために。

これ発表当時にいろいろ考えることができたら本当に楽しかっただろな~と後悔です。
982ケーナベル食品さん 

>>981 

EP3は未だに良く解らないEPですが 
楼座と真里亞 蔵臼と夏妃を殺したのは 
絵羽で間違いありませんから 
戦人と朱志香も絵羽は殺す気だったでしょう 
(戦人は実際に殺されたと思われる) 
朱志香は嘉音によって隠されたため 
見つけることが出来ず 
殺せなかったと思われます
983名無しさんEP3で重要なのはEP3ラストの黄金郷に絵羽がいることだと思う。
984973>>983

確かに絵羽が黄金郷にいますね。絵羽は生き残っている筈ですし、黄金郷の絵羽は絵羽が殺した親族と仲良くしているのは不思議ですね。いくら黄金郷では全てが許され幸せになれるといっても犯人である絵羽についての言及がないのは何故なのでしょう?
985ケーナ>>984 

あれは彼らがゲーム盤の駒に過ぎないからです 
「絵羽は生き残って島から脱出した」というのは 
ゲーム盤におけるシナリオ上の設定に過ぎません 
 
986名無しさん
987名無しさん戦人は半端な説明しかされなかったのでマジで
「ベアトがベース」でシャノンに変装してたんだと思い込み
容姿的にドンピシャだったのでやたら好意的だった

ヤスはそれに有頂天になって譲治の死体のことすら忘れ去って有頂天
→バレる前に死のう

こういう風に見えるんですけど…
たしかにこれならあのシーン幻想なしで全部説明できるけどさあ…
988ケーナ>>987 

最後のキスの場面は 
戦人が約束を憶えていないと成立しないと思うんですけどね 

約束を忘れていたなら 
戦人にとって紗音は6年ぶりに会った 
昔 好意を持っていたような気がする女の子 
に過ぎないわけですし
989名無しさんマンガで脱出シーンはどうなったんですか?
戦人とヤスはどの段階から一緒にいたんでしょうか?
990クックよく戦人は馬鹿だという人がいるけどそうは思えないんですよね。
確かに戦人はヤスとの約束を忘れていたけどヤスは戦人と連絡を取る方法はあったんだから手紙なり書けばよかったし、六軒島に来た時に聞けばよかった。戦人を諦めてヤスは譲治に乗り換えた(その上朱志香にも恋心があった)。
戦人からしてみればヤスは約束をなかった事にしているor忘れているとなるのだからその事で責められても何言ってんだとなります。
ヤスの境遇は可哀想だと思し同情もするけど結局は自分自身で招いた部分もあるわけで、自ら動こうとせず受身でいたヤスにも責任がある。
ベアトが戦人のせいで皆死ぬって言うのは戦人の言っていたように責任を押し付けているだけに感じます。
991ケーナ今月の『ガンガンJOKER』で 
「“ヤス=幾子説”は完全に潰せたな」と思いましたが 
“ヤス=幾子説”はイコール“ヤス=幾子創作説”ですから 
やっぱり駄目なようです 
僕にはもう創作説の信奉者を退転させるのは不可能です
992ケーナこれはツイッターで書いたことですが 
こっちで書いたことにも関連するので 
転載しておきます 

僕は今月の『うみねこコミックEP8』の展開を予想して 
盛大に外してしまいましたが 
これは僕の見込み違いに原因があって 
既に書いてしまった 
これ以降の展開予想にも影響すると思われますので 
その理由を説明しておこうと思います 

『うみねこコミックEP8』では 
魔女の世界の出来事 
(ベルンがラムダの裁縫をしている場面) 
の次に縁寿の旅立ちの場面が来ましたが 
原作ではこの間に1986年10月6日が入ります 
“幻想世界(ベルンとラムダ)”→“半幻想(1986年10月6日)”→“現実世界(縁寿の旅立ち)”
このような構成になっていたわけです 

ところが『うみねこコミックEP8』では 
“幻想世界(ベルンとラムダ)”→“現実世界(縁寿の旅立ち)” 
となったことから 
「これは現実世界の出来事として“1986年10月6日”を描くつもりだな」 
と予想しました 

話は縁寿の旅立ちまで消化していますから 
このまま縁寿の話の続きとして“1998年の数十年後”の場面を描き 
再会した十八に話を聞くというのが流れとしてはもっとも自然なので 
今月号の話は“1998年の数十年後”からと予想したのですが 

実際には流れを無視して 
いきなり“1986年10月6日”からになってしまいました 
何故こんなことになったのかと言いますと 
実は原作中に十八に語らせることが出来ない記述があるのです 

“「そこから、私はモーターボートで脱出しました。……ですがその途中で、……恐らく、転覆してしまったのでしょう。」(十八)
「恐らく、とは…?」(ゆかり先生)
「……申し訳ありません。十八は、記憶障害があるのです。海で溺れた前後の記憶が曖昧なのです。」(幾子)” 

僕はこの記述を知っていましたが 
それでも十八に語らせるつもりなのだと考えていました 

理由は3つです 
1つ目は上でも説明したとおり“話の流れ”です 
2つ目は“Confession”など原作にはなかった内容を入れてきたことから 
「解りやすく説明する為なら竜騎士07さんは原作の内容を変更するつもりだ」と思っていたこと 
3つ目は「“解らんちん”な考察者に理解させるにはそこまでしないと駄目だろう」と 
竜騎士07さんは考えているだろう思っていたこと 

ところがどうも竜騎士07さんは 
“原作になかった内容を入れるor原作にあった内容を削除する”はOKでも 
“原作の内容を改変する”はNGなようです 

こうなってくると“Confession”の登場によって可能となった 
“八城幾子単独偽書執筆”が否定される公算が大きく 
また 今月の内容で戦人の絵羽に関する誤解が発覚した為 
“偽書「Banquet of the golden witch」の執筆理由”も 
変更せざるを得ません
993クック>>991

ヤス=幾子説にはヤスには現実で幸せになって欲しいって人もいるみたいですからそれはそれでEP8の縁寿みたいにその人の真実って事でいいんじゃないですかね。
戦人と一緒に助かっていたってのもあり得るわけですし。

ヤスが自殺を図ったのは恋のルーレットの結果が譲治だったからですかね?本来ヤスと結ばれることになっていたのは紗音・譲治ペアで戦人・ベアトではなかったので。
994仔羊ケーナさん >>992

戦人の絵羽に対する誤解というのは何でしょうか?戦人も絵羽が犯人だと思っていたということですか?
あと、マンガでは幾子の手向けである戦人とベアトリーチェの脱出シーンは無しということですか?
995ケーナ>>990

クックさん 

竜騎士07さん的には 
戦人は紗音との約束を憶えていたはずです 
ただ これが次の最終回で明かされるかどうかは不明ですが 
(紗音の性別も結局明かされなかったし) 

僕としては紗音に 
“戦人はきちんと約束を憶えていた”ことを 
理解して欲しかったのですが 
今月号の結末から考えるに 
それをしてしまうと 
“魔女ベアトリーチェのゲーム”が 
成立してしなくなってしまうのでしょう 

何故 ゲーム盤の戦人は約束を忘れているのか? 
何故 本当の戦人はミステリー通なのにゲーム盤の戦人はミステリーを知らないのか? 

紗音は最後まで戦人が約束を憶えていたことを知らなかったし 
ミステリーを愛し続けていたことも知らなかった 
だから“魔女ベアトリーチェ”が生み出したゲーム盤の戦人は 
約束を忘れているしミステリーも知らないのですから 
996ケーナ>>993 クックさん 

>ヤス=幾子説にはヤスには現実で幸せになって欲しいって人もいるみたいですから
>それはそれでEP8の縁寿みたいにその人の真実って事でいいんじゃないですかね

僕はこれは“ネロが死なない版”の『フランダースの犬』だと思います 
しかも本当の物語を知ったうえで 
“ネロが死なない版”を受け入れるのならともかく 
本当の物語から目を背けてこういう理解をするのはどうかとも思います 

>ヤスが自殺を図ったのは恋のルーレットの結果が譲治だったから

一応これは原作で竜騎士07さんが語っていることですが 

“うーん。答えになってしまうのであまり言いたくないのだけど、「ベアトリーチェと戦人が添い遂げられてしまう」というのは「紗音と譲治、朱志香と嘉音が添い遂げられない」ということを確定させることでもあるんですよね。三組の恋がそれぞれ成就されるためには、実は誰も成就してはいけないんですよね。

ベアトリーチェは戦人が「島を出ようぜ」と連れ出してくれた時点で彼女の戦人に対する想いは、一つ成就を迎えたのですよ。魂の絆を迎えたわけですよ。

でも女性的な立場から言うと「一緒にいようね」という約束をもらえただけで彼女の魂はゴールを迎えたわけですよ。

実際に島から出ていって「添い遂げられました」という事実が確定するとベアトリーチェの中では残り二組の恋愛を否定することにつながってしまう。残り二組も幸せでいるためにはベアトという猫箱は伏せたまま、閉められたままでなければならないんですよ。でもそのまま戦人に島から連れ出されたら猫箱が開いてしまう……うーん、ここはお茶を濁したいな。

戦人が「島から出ようぜ」と船に連れ出してくれた時点で、ベアトの中ではもうゴールしているのですよ。

そこで「ベアトリーチェがどうして海に飛び込んだのか」というのがわかるかわからないかで、あのシーンに感じる印象は全く変わってきます。そういう意味ではあのシーンの意味がわからない方は、きっと『うみねこ』という物語がわからなかったと思います。

男は子孫を残す為に生きるので、女性の身体・肉体がないと困る。だけど女性にとっては肉体は魂の付属物でしかないんで、魂が結ばれれば、究極的には肉体が離れ離れになっても、お互いが結ばれたのだから良いではないか、と思っています。それはただ私が女性を神格化しすぎているのかもしれないけど、あの世界の価値観ではそうなっている。戦人にそれが理解できたかできなかったかはわからない。その結果、戦人は海に飛び込んだ。数年後、海から引き上げられたら彼は記憶を失って八城十八になった。彼の身体は戦人だったけど心は抜けていた、というあたりにいかにベアトリーチェが魂の結びつきを大事にしたか、ということが物語られているのかもしれない。彼が自身のことを戦人と認めないことが、ベアトリーチェに向けた手向けなのかもしれないですし……。”

コミックEP8の解釈とはちょっと違いましたね 

“島を出たら、あなたは私の呪われた体を知るでしょう。それが私は怖いのです” 
“あなたが私を許しても、私が私を許せはしないのです” 
“あの夢のような時間は私には過ぎた幸せでした”
997ケーナ>>994 仔羊さん 

>戦人の絵羽に対する誤解というのは何でしょうか?戦人も絵羽が犯人だと思っていたということですか?

そういうことです 

>あと、マンガでは幾子の手向けである戦人とベアトリーチェの脱出シーンは無しということですか? 

僕はあれはフェザリーヌが現実世界の1986年10月6日の出来事を 
幻想修飾したものと解釈していましたが 

コミックEP8では
とんでもない奇策を用いて 
あれを現実世界の出来事として描いてきました
998ケーナ998
999ケーナ999
1000ケーナ1000