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考察投稿抜粋/嘉音幻想+戦人と嘉音入れ替わりによる説明 の変更点


[[考察投稿抜粋/嘉音幻想+戦人と嘉音入れ替わりによる説明]]
-投稿時の発売済み作品:EP1/EP2/EP3/EP4/EP5/EP6
~
*&color(orange){嘉音幻想+戦人と嘉音入れ替わりによる説明}; [#w5232499]

-ベアト(作者)のミスリードに騙されている可能性もありますが、確かに、「9人目の犠牲者」=「時系列で9番目の犠牲者」と解釈すると、この考察は破綻しますね。 --  &new{2010-02-15 (月) 20:43:47};
-〜人目と言うのは明らかに死亡した順番を指している。例えば、連続殺人事件が起こり18人が死んだとする。その時、1番目に殺された人物を9番目の犠牲者とは言わないだろう。 --  &new{2010-02-15 (月) 01:49:22};
-Ep4の赤字は「嘉音は死亡している。霧江たち5人の中で、一番最初に死亡した。つまりは、9人目の犠牲者というわけだ。」だよ。 「~人目」というのは「順番」を示していないと考えれば矛盾しない。あと重複した投稿は[編集]で削除できるよ。 --  &new{2010-02-14 (日) 23:19:29};
-EP4の赤字で「9番目の被害者だ」と言われている。たとえ幻想描写の中であろうと赤字は有効のはず。よって、少なくともゲーム開始時には何らかの形で嘉音は存在していた。これでチェックメイトだ --  &new{2010-02-14 (日) 22:10:15};
-ep5はラムダが勝手に作ったゲームだから関係ないとして、ep6ではヱリカと嘉音は一度も会っていないと思う。多分。 --  &new{2010-02-14 (日) 18:41:10};
-エリカがその演技に付き合う理由がないけどな --  &new{2010-02-14 (日) 17:22:18};
-嘉音幻想は金蔵幻想と似たような状況。金蔵の場合は、その幻想を共有していたのが長男夫妻と使用人(郷田を除く)、南條に限定されていたが、嘉音の場合は、登場人物のほぼ全員がそれぞれの立場でその幻想を共有している。夏妃等が金蔵を「見間違っていない」のと同じく、誰も嘉音を「見間違っていない」。登場人物間で幻想を共有するのは、それが双方の利益になるため --  &new{2010-02-14 (日) 14:41:19};
-都合が悪いことは全部幻想ってのはどうかと思う。探偵の主観や、誰も嘉音を見間違わないって言うのはどうなるんだ? --  &new{2010-02-14 (日) 14:00:40};
-朱志香の喘息は嘉音が生きていた昔の症状なのかも。 --  &new{2010-02-14 (日) 07:22:05};
-あと、EP2における赤字「マスターキーの本数は5本」だが、あれは事件当時誰かが嘉音の分を余分に持っていたことになるのだろうか、紗音とか。 --  &new{2010-02-13 (土) 19:50:49};
-嘉音が事件前に死んでいるんじゃないか、というのは最近になって俺も考えた。でもその補強がどうしてもできなかったので、この考察は非常に良かった。 --  &new{2010-02-13 (土) 19:48:10};
**うみねこの超難解な解答を真面目に考察する 18 [#ea993b04]
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583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/08(月) 00:13:27 ID:B4OYyo28
 ep6の密室脱出を戦人と嘉音の入れ替わり説で考えてみた
 まとめWikiにも同じような説があるがそれとは少し違ってると思う

 まず以下を仮定する
 ・嘉音は物語すでに開始時には殺されている 嘉音が死んだ場所については、ep2で「嘉音はこの部屋で殺された」という赤字があるから、朱志香の部屋ってことで確定だろう
 ・現在の嘉音は朱志香と紗音と源次(と金蔵)が生み出した幻想
 ・他の親族や使用人達は、その幻想を壊さないために嘉音が存在するかのように演技している

 あと戦人と嘉音の入れ替わりがまぎらわしいので以下のように呼ぶこととする
 ・現戦人(真嘉音) → ガタイのいい方、母は明日夢
 ・現嘉音(真戦人) → 華奢な方、母は霧江

 ○ここからは俺の妄想
 現戦人(真嘉音)が12歳のとき、現嘉音(真戦人)は朱志香の部屋で殺された
 その頃、現戦人(真嘉音)の母である明日夢も亡くなった
 留弗夫夫妻は、母を失った現戦人(真嘉音)を養子として受け入れた
 そう、留弗夫の正妻は最初から霧江であり、明日夢の方が愛人だったのだ
 だが、当時12歳だった現戦人(真嘉音)は自分の母が愛人であることを受け入れられなかった
 留弗夫も霧江も現戦人(真嘉音)に気を使い、彼の願望が真実であるかのように振舞ったが、戦人は彼らと同居することを拒んだ
 一方、朱志香、紗音、金蔵(と彼らを気遣う源次)は現嘉音(真戦人)の死を受け入れられず、嘉音が生きており使用人として働いているという幻想を生み出した

 つまり「明日夢の息子でない」と明言されている上位戦人の正体は、今は亡き現嘉音(真戦人)であることが分かる
 上位世界では、自身の願望により自由に姿を変えられるのだろう
 ロジックエラーで密室に閉じ込められた時、上位戦人の口調が途中で変わったのは元の人格の部分が出たからだと推測できる

 以上を踏まえることにより、客室からは以下の手順で脱出できる
 ・[客室]『現戦人(真嘉音)が、客室から脱出する』 → 『戦人が客室から出たことになる』(チェーンは外れたまま)
 ・[ゲスト]留弗夫が現戦人(真嘉音)の出生の秘密を皆に明かし、現戦人=真嘉音であることが共通認識となる
 ・[客室]『現戦人(真嘉音)が、客室に入ってチェーンをかける』 → 『嘉音がチェーンを掛けて密室を再構築したことになる』
 ・[ゲスト]朱志香と紗音と源次が現嘉音(真戦人)はすでに死亡していることを認め幻想と決別する
     これにより真嘉音が戦人であることが共通認識となる
 ・[客室]『現戦人(真嘉音)の名が「嘉音」から「戦人」に変わる』 → 『嘉音が魔法で消え失せたことになる』

 赤字の&color(red){【客室を出入りしたのは3体】};ってのがネックだが、名前が異なるのは別人だと考えれば納得できないこともない
 また、上記の状況は偶然と不自然さが伴うが、そもそもこれはベアトが考えた屁理屈なので特に問題ないと考える

 もちろん客室からの脱出は嘉音紗音同一説等でも説明可能ではある
 この推理を採用した理由は以下に示すような「趣味の問題」である
 ・金蔵が幻想 → さらに嘉音も幻想 という落とし方が良い
 ・「愛がなければ視えない」というテーマに合っている
 ・二重人格とかなんかヤダ
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 585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/08(月) 00:54:15 ID:mmTji4Vj
 >>583
 俺には二重人格説並にこじつけに見えるんだが
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 587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/08(月) 08:35:05 ID:qkPJY/ZV
 >583
 それだと出入りした体の数は2体しかない
 別人と考えても同じ体なら2体であって3体にはならない
 体の数をなんとかして3体にするか、定義確認の赤を回避しないと
 その推理は成立しない

 定義確認。この3人の定義は体の数に等しいと考えていい?
 3体が出入りをしたってことですよね?
 &color(red){【無論だ。3人、即ち3体が出入りした。】};(赤)
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 809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 19:35:16 ID:J9jrG8eE
 うみねこのEp1~6全体に関わるルールについて考察してみた

 まず、以下を仮定する
 ・ベアトには(上位世界の)戦人に伝えたいことがある それは作中で「ベアトの心臓」と呼ばれているものである
 ・その「ベアトの心臓」は、言葉ではうまく説明できるか分からないし、また、説明される側も理解できないかもしれない
  だから、一連の六軒島の事件を構築し、そこに「ベアトの心臓」を理解させるための道筋・ヒントを散りばめ、それを戦人に示した
 ・凄惨な殺人劇や難解な密室殺人を演出したのは、戦人を挑発し、考えさせるため
 ・各Epでは必ず1つ以上の「ベアトの心臓に関係する魔女説による事件」が示されている
  なぜなら、もしひとつのEpにおける全てのトリックが「人間説」で説明されベアトが敗北してしまうと、そこでゲームが終了してしまい、戦人に「ベアトの心臓」を理解させることができないため

 次に各Epのどの場面が「ベアトの心臓」に関係しているのかについて考えてみる
 
 Ep5では、GMがラムダであり、またロノウェが「愛の無いゲーム」と評していることから、そこには「ベアトの心臓」は関係していないと考えるのが自然であろう
 またEp6では、ロジックエラー後の戦人の密室脱出トリックには「ベアトの心臓」が”あからさまに”関係する、ことが示唆されている
 Ep1、Ep2及びEp4に関しては「ベアトの心臓」が関係する場面を特定することはできなかった
 Ep3に関しては少し特殊で、ベアトは途中で、黄金の魔女の称号をエヴァ・ベアトリーチェに継承させている
 これはつまり、ベアトは既に第一の晩において「ベアトの心臓」に関係する事件を構築していたため、それ以降はエヴァ・ベアトリーチェの好きにさせても問題なかった、と考えることができるのではないか?
 また、Ep3では、ベアトが朱志香と嘉音の逢瀬を守るためにシエスタ姉妹兵の攻撃を受ける場面で「ベアトの心臓」が晒される描写があることから、この朱志香と嘉音の場面が「ベアトの心臓」に関係していると考えることができるかもしれない

 以上の考察が正しいとすると、
 「Ep6の脱出トリックのネタ」によって、「Ep3の第一の晩の連鎖密室のトリック」及び「Ep1、Ep2及びEp4内の1つ以上の事件のトリック」が説明できる、という結論が導かれる
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 816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 22:44:46 ID:J9jrG8eE
 うみねこの「赤字」と「幻想描写」について考察してみた

 うみねこの考察では以下のようなことが問題となる
 ・「赤字」の信憑性や解釈
 ・どの部分を「幻想描写」とするかの判断

 これについて本考察では、「赤字」や「幻想描写」に制限は無い、という仮説を提示する
 制限が無いなら「赤字」はまったく信用はならないのか?
 うみねこの話のほとんどが嘘っぱちの「幻想描写」ということもあり得るのか?
 それは違う、ちゃんと制限はある
 それは以下のワルギリアが述べた「赤字」によって分かる
 「ベアトは、あなたに解いて欲しいと願って、解けるようにこのゲームを、……この物語の謎を生み出しました」

 つまりベアトは>>809で述べた「ベアトの心臓」という真実に至るための道しるべとして赤字を利用しているため
 ”結果として”赤字は、真実を表していることが多い という解釈だ
 ベアトにとって赤字はヒントであるため、赤字の解釈についても誤解を生じさせるような表現はしない
 仮に誤解を生じさせるような箇所があっても、それはベアトがそう意図したことであり結果的には真実に至る手助けとなる

 これと同じように「幻想描写」も
 「この部分に何が起こっているか想像することによって、真実に至りますよ」という道しるべだと考える
 (もちろん幻想描写は、人物の心理を考える上でのヒントになると考えることができるし、読者をひきつけるためのエンターテインメント的要素でもある)

 ただし、例外はある
 GMベアトとGM戦人以外は、ただ相手を叩きのめすためのゲームのルールとしてのみ「赤字」を使っている可能性がある
 つまりこの使い方だと、むしろ相手を混乱させるためにアンフェアギリギリの使い方をしている可能性がある
 (ラムダ等が「赤字は真実を表す」というルールで有効かどうかをジャッジしているため、まったくのでたらめは言えない)

 幻想描写の方はGMの特権であるため、ベアトもラムダも戦人もフェアなゲームを望んでいることから、
 あまり意地悪な幻想描写は無いと予想できる(だたEp7でベルンがGMになった場合はとんでもないことになる恐れはある)

 以上をまとめると、
 「赤字」で嘘をついたり、話の大部分を「幻想描写」にして、煙にまくことは可能ではあるが、ベアトは戦人(と読者)に真実に至って欲しいと願っているため、そんなことはしないということ
 GM戦人の場合も、ベアトを理解したことを証明するために、それに準じていると考える
 ただ、エヴァ、ラムダ、ヱリカ、Ep6でヱリカと決闘するときのベアト等については、相手を叩き潰すために、かなりえげつないアンフェアな赤字の使い方をしている可能性があるので、推理する我々としてはあまり真に受けないほうがよいということになる
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 849 :1/3:2010/02/12(金) 21:23:40 ID:1G5nAVCc
 不完全だが物語全体に関する自分なりの考察を行ってみた
 納得してもらえるか分からないが、とりあえず書いてみる

 まず、当推理は、>>809と>>816のルールを前提とする
 また、Ep6の密室脱出トリックは>>583の嘉音幻想説、嘉音=戦人入れ替わり説を採用している
 つまり、現嘉音(もともとは戦人という名前)はすでに過去に朱志香の部屋で殺されており、現戦人(もともとは嘉音=嘉哉という名前)は、彼から“戦人”という名を引き継いだと考える
 上位戦人の正体は今は亡き現嘉音の亡霊のようなものであると考える
 また、絵羽がEp2で譲治のことを「お父様の血を引く唯一の男孫」と言ったのは「愛人の息子」である現戦人は、絵羽に言わせれば金蔵の孫とは認められない、ということを表していると考えられる

 嘉音幻想を認めると、各登場人物の立ち位置は以下のとおりとなる(カッコ内は該当すると予想される人物)
 ① 嘉音の死を受け入れられず、その幻想を生み出しているもの(朱志香、紗音、源次、金蔵)
 ② ①のもののために、嘉音が存在しているように振る舞う善意の者(郷田 等)
 ③ 嘉音幻想をとおして嘉音殺害犯人への精神的圧迫を加えそれを特定しようとするもの(霧江、①で挙げた人物の何人か)
 ④ 嘉音を殺害した犯人(??)
 ⑤ 金蔵のときのように嘉音殺害を隠ぺいしようと工作したもの(大人組?)
 ⑥ ①~⑤以外(真里亞)

 これらを踏まえた上で、物語の核だと考えられる「戦人の罪」と「ベアトの心臓」について考察する
 まず、「戦人の罪」についてであるが、これはおそらく現戦人が嘉音殺害に関連して何らかの罪もしくはそれとみなされるものを犯しているのだろう
 「ベアトの心臓」とは、現嘉音(つまり上位戦人本人)が誰に殺害されたのか思い出し、彼の死を受け入れられずに幻想の世界をさまよっているものを解放して欲しい、というベアトの上位戦人への願いなのではないか
 (ベアト=六軒島の存在する人々の意思と考える 誰の意思なのかはその時々によって変わる)
 つまり六件島を呪縛しているのは、魔女幻想ではなく嘉音幻想であり、その真の領主は上位戦人(現嘉音)であることになる
 以上の考察により、嘉音幻想が「ベアトの心臓」を理解するための重要な要素であることが分かる
 次に、>>809のルールに則り、Ep6の戦人脱出及びEp1~Ep4における謎を、嘉音幻想により説明してみる
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 850 :2/3:2010/02/12(金) 21:28:20 ID:1G5nAVCc
 ○Ep6のバトラ脱出は>>583に書いてある方法を採用する 
 理由は、この方法が、“隣部屋の窓が封印されている場合でも有効なため”である
 ヱリカは遡り手によって隣部屋の窓が封印する権利がある
 つまり、ベアトが、隣部屋の誰かが窓から脱出することを前提としたトリックを構築しロジックエラーを回避しようとしても、ヱリカが赤で窓の封印を宣言すればそれは無意味なものになる
 たとえ、“隣部屋の窓が封印できないなんらかの理由”がヱリカ側にあったとしても、ベアトがそれを確信することは難しいはずである
 そう考えると、ベアトは、隣部屋の窓から脱出することを前提と“しない”なんらかのトリックを用意していたと考えるのが自然ではないか
 また、隣部屋の窓の封印しない理由は「作者の意向」である可能性がある
 もし、窓の封印を行うと、読者の推理が大幅に限定されてしまうため、これを避けるために、作者=竜騎士07による「出し惜しみ」「ミスリード」がなされた、という解釈である

 ただ、>>587の指摘にあるように、当推理では、「出入りした体の数」に関する赤字がネックになる
 これを回避するために>>816の論法を用いる
 つまり、この場面でのベアトはヱリカに勝つためにアンフェアぎりぎりで赤文字を使っているという考え方である
 ベアトは同じ体が出て入った場合でも、「部屋を出たのが1体、部屋に入ったのが1体で計2体」という理屈を通そうとした
 ヱリカは、1つの名前を2人(体)で共有または2つの名前を1人(体)で共有したのではないかと疑っており、その可能性を潰すために復唱要求をしたと考えられることから、ベアトの赤文字はヱリカに誤解を与えていない以上、それは有効にするしかないとラムダが判断したのかもしれない
 現に、この時ベアトは赤字で&color(red){【そなたと嘉音は入ったのみ、戦人は出たのみ。全ての名は本人以外に名乗れないと赤き真実ですでに語っている。よって、ヱリカ、戦人、嘉音の名はいずれも、本人にしか名乗れぬのだ。】};と付け足しているが、これは赤字の範囲を限定するための小細工ともとれる
 ヱリカは、決闘の最後に真実が一つではないことに気づくが、この時点では、人間の意思によって二人の名前が入れ替わるなんてことは考えもしなかったのだろう
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 851 :3/3:2010/02/12(金) 21:32:01 ID:1G5nAVCc
 ○Ep1ではボイラー室での嘉音殺しを嘉音幻想で説明できる
 赤字&color(red){【島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!】};は嘉音幻想説をとれば「当たり前のこと」である

 ○Ep2では朱志香死亡後の嘉音消失の謎を嘉音幻想で説明できる
 嘉音が朱志香部屋で殺されたのは過去のことである
 ただし、このEp2では「嘉音が幻想だと分かっているのに、嘉音が犯人だ、いやそうじゃないと言い争っている」という大きな謎がある
 このときの各登場人物の心情を把握することは今後の課題である

 ○Ep3では、第一の晩の連鎖密室を嘉音幻想で説明する
 嘉音はすでに死んでおり、礼拝堂で嘉音が殺されたというのは幻想描写と考える
 Ep3での赤字は大したことはない ひっかかりそうなのはEp4での&color(red){【マスターキー5本は全て、5人の使用人の懐よりそれぞれ発見された 個別の鍵は死体の傍らの封筒の中に つまり、連鎖密室にかかわる全ての鍵が、連鎖密室内に閉じ込められていた】};という赤字だ
 だが、嘉音のマスターキーが連鎖密室内に閉じ込められていたのは「過去の話」と考えればこの状況は密室ではなくなる
 赤字の使い方がアンフェアではないかという意見があるかもしれない
 確かに>>816にあるように基本的にベアトは赤字を戦人へのヒントとして使っているが、この謎は「ベアトの心臓」に関係するものなので、戦人が嘉音=幻想だと見破らない限り「絶対に」解けないようにするために「ハードルを上げた」のだと解釈できる

 ○Ep4は単純で、ベアトの「戦人の罪を思い出せ」という上位戦人への問いかけは、嘉音=幻想を理解していないと絶対に答えられないものである
 この問いは戦人が解明すべき「魔女幻想」とは異なるが、戦人への強制力は十分にあるので、それに代わるものと考えて良いだろう
 また、Ep4で嘉音が行方不明になる描写は、嘉音幻想を生み出す源である紗音、朱志香、源次が全て死んでしまったことによる幻想の崩壊を表していると考えられる
 
 最後の謎&color(red){【右代宮戦人。今から私が、あなたを殺します。】};(赤字)は「罪」を思い出したことによる戦人の自殺と考える
 つまり現戦人は本当は自分が嘉音だということを思い出した、その嘉音が現戦人の肉体を殺したということ
 赤字がアンフェアなのは「ベアトの心臓」に関係するから

 以上が、嘉音幻想説及び嘉音=戦人入れ替わり説に立脚した推理である
 戦人の罪の詳細や他の殺人トリックについては分からないが、一応物語全体を通して首尾一貫した説明を与えているつもりである
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 810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 19:40:59 ID:2qnfH8AG
 >>809
 >また、Ep3では、ベアトが朱志香と嘉音の逢瀬を守るためにシエスタ姉妹兵の攻撃を受ける場面で「ベアトの心臓」が晒される描写が
 >あることから、この朱志香と嘉音の場面が「ベアトの心臓」に関係していると考えることができるかもしれない

 これ面白いな。
 確かにEP3終盤も、嘉音が誰かを助けてるし、描写が違うがやってることはEP6終盤と一緒なんだな。
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 813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/11(木) 21:35:16 ID:dBW3mdXy
 >>809

 少なくともこのスレではEP3の連鎖密室・朱志香の救出の際の心臓に関する考察は無かった。
 WiKiもざっと見た限り無いと思う。公式はどうだろう、あそこ見にくくって全部読んでないから・・。

 これで終わったら不親切?なので自分なりの答えを置いていきます。参考になるか分からないけど。
 EP6の脱出トリックは
 ・従兄部屋を嘉音が 所在確認→ガムテ封印 の時間差トリック(誤認)で脱出する
 ・戦人の客室から脱出させてチェーンを掛けた後、本名嘉哉あるいはベアトリーチェを名乗る、複数の名前を所持する事での赤字抜けトリック
 の2つとする。
 ベアトの心臓とは「嘉音を名乗る使用人は肖像画そっくりの女・ベアトリーチェが男の子に変装して使用人をやっている」事。

 EP3の連鎖密室は、中の使用人が殺されたのは密室が解放された後だった。で解決する。
 自分は密室解放後に死んだ振りをしていた使用人を殺したのが紗音だと思ってるけど、これだと死因として
 ・源次・郷田・熊沢→紗音による他殺
 ・金蔵→病死
 ・紗音→実際は生きているけど、複数の名前を持つ事で「紗音」は死んだと赤字を抜けている。
 ・嘉音→紗音による他殺、あるいは複数の名前を持つ事での赤字抜け。
 となるので赤字の「全員他殺とは言えない」「しかし自殺者がいない、事故死も(おそらく)いない」が成立する。

 朱志香と嘉音の場面はそのまま答えなんじゃないかと思う。
 ベアトリーチェは目の見えない朱志香だからこそ使える魔法がある、と言って朱志香に嘉音が生きてる魔法をかけた。
 嘉音の正体が男装したベアトリーチェならこの魔法は可能だと思う。だってベアトが嘉音の時に出してる声を朱志香に聞かせればいいんだから。

 こんな感じでどうだろう。
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 852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/12(金) 22:43:59 ID:LrDQ773m
 >>849-851
 やっぱ赤字を>>816でクリアしようとするのが引っかかるよなあ。
 >>816って要は赤字は都合の悪いときは信頼しない、都合のいいときだけ信頼する、っていう免罪符みたいなもん。

 でもまあ同一説よりずっといいよ
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 855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/12(金) 23:37:14 ID:2Na1fVHi
 >>849-851

 嘉音と戦人の名前トリックかあ、EP4の頃はよく見たけど最近あまり見なかったから久しぶりの説だね。

 こういうメタ的推理の考察を見ると聞いてみたくなるんだけど
 戦人の罪=嘉音殺し 上位世界の目的=罪を認識させる事、だとするとゲーム盤の上で毎回起きる

 ・必ず殺人事件が起きるけど死ぬ人間や順番はバラバラ
 ・しかし碑文に沿った形の連続殺人、の形は共通していて
 ・密室・魔方陣・金蔵の特注封筒に封蝋等の共通アイテムも出てくる
 ・そして戦人は毎回最後まで殺されない

 この同一人物の意図を強く感じさせるのに、それだけでは説明の付かない事が起きる。
 これがうみねこの基本の謎だと思うんだけど、ここはどうやって説明するんだろう。と不思議なんだけど、その辺はどう思ってる??
 戦人に嘉音を殺した罪を認めさせたい誰かがやってる事、と考えればいいんだろうか。
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 856 :849:2010/02/13(土) 00:00:07 ID:fXBQvst4
 >>855
 詳しくは分からないけど、例えば
 ・事件の舞台設定=チェスにおける駒の初期配置
 ・登場人物の感情=チェスにおける駒の動き
 として
 ・事件開始時の舞台設定と劇中における登場人物の思惑、人格や行動様式は各Epで共通
 ・Epごとに犯人は入れ替わっている
 という2つの事実を認めると、必然的に
 ・事件当初に明確な殺意もっている人はいない
 ということになりそうなので、その場合
 ・少なくとも最初の事件は事故もしくは限りなくそれ近い殺人であり、それ以降の殺人はそれに連鎖して起こったもの
 ということになり、「うみねこ」の事件はかなり偶発的なものと考えることができるかもしれない
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 620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/09(火) 00:14:28 ID:0h4POfPS
 真里亞って、一度も「嘉音」の名前を呼んだことないよね?

 ep2で楼座に菓子を踏み潰された時も会話(らしきもの)をしているけど名前は呼んでいなかった

 ep6で嘉音が第一の晩で楼座を殺したとき(実際は狂言殺人だが)も、真里亞とさくたろうは途中で助けに来た紗音の名前は
 呼んでいるが、嘉音の名前は一度も呼んでいない 直前まで一緒にトランプで遊んでいたにもかかわらず

 これが嘉音幻想説を補強する証拠になるような気がする
 普段はどうも信用ならない真里亞の主観が、実は物語の真相重大なヒントになっている、というのが面白いかも
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 624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/09(火) 01:21:37 ID:Q1JXxmDS
 >>620
 名前って定義が厄介だけど、使用人としての「嘉音」という名前の事なら
 残念だけど、EP1で名前で呼んでいたよ。それも探偵役の戦人の目の前で
 『うー! 真里亞もよく言われる! 愛想悪いって言われるー! 嘉音と一緒! うー!』
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 679 :620:2010/02/09(火) 23:59:44 ID:H8rvZSJa
 >>624

 「嘉音」って名前を呼んでいた箇所があったのか、これは見逃していた
 ただ、「嘉音の名前を呼ぶ」というのは、「嘉音の目の前で彼を認識して会話をする」という意味だと解釈して欲しい

 指摘してくれた問題のシーンは、年長組がよく分からない話をしているときに、
 知っている単語が出てきたのでとっさに食いついた、という感じがする
 「無愛想」という意味も良く分かって無いようだし

 つまり金蔵に関しては長男夫妻と使用人数名が作り出した幻想であるが
 嘉音に関しては島にいるほぼ全員で作り出した幻想であるということ
 (そんなことをする理由については、いろいろ考えられるが、多分、朱志香と紗音のため)
 これらの幻想に「無垢な真里亞」だけは関与していないんじゃないか、ということを言いたかった
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 698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/10(水) 08:48:34 ID:6d6LOUkH
 >>679
 同じくEP1で戦人が嘉音の胸倉を掴んでるわけだが、これはどう説明する?
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 747 :620=679:2010/02/10(水) 20:08:26 ID:pfn/tpRH
 >>698

 >同じくEP1で戦人が嘉音の胸倉を掴んでるわけだが、これはどう説明する?
 これは幻想描写と解釈する

 ここでの嘉音幻想説は、例えば>>583に書いてあるような状況であると考えてよい
 つまり、
 ・嘉音は物語開始時に殺されている(場所は朱志香の部屋)
 ・朱志香、紗音、金蔵、源次は嘉音の死を受け入れられず、嘉音が生きており使用人として働いているという幻想を生み出した
 ・他の親族や使用人達は、その幻想を壊さないために嘉音が存在するかのように演技している

 問題のシーンで嘉音が出てくるのは、源次の幻想を壊さないように、戦人(と他の使用人)が演技したからだと解釈できる
 戦人は事前に留弗夫あたりから「朱志香たちの前では、嘉音が生きているように演技しろ」と言われていたのだろう

 また、戦人が「嘉音の胸倉を掴んでる」のは、戦人の心情を表した描写だと考えられる
 例えば、Ep4で金蔵が蔵臼を叩きのめしている幻想描写があるが、あれは蔵臼のことをふがいなく思う
 夏妃の心情を表していると解釈できる(もちろん実際に彼女が叩きのめしているわけではない)
 これと同様に、問題のシーンは、隠し事をしている使用人達への、戦人のイラツキを表した幻想描写であると解釈する

 そもそも、いくら殺人事件があってイライラしているからって、あの戦人が嘉音の胸倉をつかんで凄む、というのは違和感があるのではないか
 そう考えるとあのシーンは、戦人というキャラへの愛がないと視えない「飾られた虚実」であると解釈できるかもしれない
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IP:222.158.64.237 TIME:"2010-02-18 (木) 03:07:49" REFERER:"http://umineco.info/?cmd=revert&page=%E8%80%83%E5%AF%9F%E6%8A%95%E7%A8%BF%E6%8A%9C%E7%B2%8B%2F%E5%98%89%E9%9F%B3%E5%B9%BB%E6%83%B3%EF%BC%8B%E6%88%A6%E4%BA%BA%E3%81%A8%E5%98%89%E9%9F%B3%E5%85%A5%E3%82%8C%E6%9B%BF%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%AA%AC%E6%98%8E&age=2" USER_AGENT:""