用語解説と雑学/ま行 の変更点
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[[用語解説と雑学]]
[[数字>用語解説と雑学/数字]] / [[アルファベット>用語解説と雑学/アルファベット]] / [[あ行>用語解説と雑学/あ行]] / [[か行>用語解説と雑学/か行]] / [[さ行>用語解説と雑学/さ行]] / [[た行>用語解説と雑学/た行]] / [[な行>用語解説と雑学/な行]] / [[は行>用語解説と雑学/は行]] / [[ま行>用語解説と雑学/ま行]] / [[や行>用語解説と雑学/や行]] / [[ら行>用語解説と雑学/ら行]] / [[わ行>用語解説と雑学/わ行]]
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ま行目次:[[ま>#ma]] / [[み>#mi]] / [[む>#mu]] / [[め>#me]] / [[も>#mo]]
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**ま [#ma]
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&aname(machiavelli);
-''マキャヴェッリ(Machiavelli)''[人名](EP7)
--ルネサンス期にフィレンツェ共和国の外交官をつとめた政治理論家ニッコロ・マキャヴェッリ(1469-1527)。
--ルネサンス期に主流だった理想主義的な考え方に対して、現実主義的な政治理論を展開した。主著書「君主論」は現代に至るまで有名である。
&aname(make-flag);
-''負けフラグ(まけ-)''(EP4)
--バトルや格闘技系の創作物でよく使われる言葉。[[フラグ>用語解説と雑学/は行#flag]]の一種で、キャラクターが最後には敗北する要素が強いと(表面上一見そうは見えないが、目の肥えた読者からは)感じられる場合、「負けフラグが立つ」と俗称される。
--具体的には、「口数が多い」「自慢をする」「勝ちを確信する」「優勢のように見えるがペース配分を間違えてる」「相手を舐めている」「戦う資格があるかどうか説教される」「『これに勝ったら(帰ったら)○○する』等宣言する」などがある。
&aname(magical-gohda);
-''マジカル☆郷田シェフ''(-ごうだ-)[俗語](-)
--作中BGMの一つ「Happy Maria!」(ラック眼力作)における空耳。英語での歌唱付きの曲なのだが、演奏開始から20秒あたりのフレーズが「マジカルゴーダッ、シェフ!」と聞こえる。
--歌詞は非公開なため、本当は何と言っているかには様々な説がある。[[Happy Maria!の歌詞>MusicBox(出題編)/Happy Maria!の歌詞]]も参照。
--EP4の[[真相解明読本>用語解説と雑学/さ行#shinsou-kaimei-dokuhon]]によるとこの空耳は[[竜騎士07>用語解説と雑学/ら行#ryuukishi07]]公認らしい。なお、竜騎士07がラック眼力氏に本当は何と言っているか尋ねたところ「企業秘密」と返されたとか。
&aname(witch); &aname(majo);
-''魔女(まじょ)''[宗教・魔術用語](EP1)
--西洋において「キリスト教の教えに反するような[[魔法>用語解説と雑学/ま行#magic]]を使う者」のこと。英語ではWitch。元来は男女の区別なくWitchと呼ばれていたが、次第に女性を表すようになっていった。しかし現在でもアフリカや南米の呪術医のことを「Witch doctor」と呼称したり、性別を超えた使われ方をすることもある。現代英語では男性の魔女を表す場合はWarlockと表記されることもある。
--「キリスト教の教えに反するような魔法使いたち」とは、具体的には[[悪魔>用語解説と雑学/あ行#devil]]や悪霊といったキリスト教の世界観の中で悪徳とされる存在の力を借りる魔法使いのことである。しばしば[[サバト>用語解説と雑学/さ行#sabbath]]とも関連付けされている。ヨーロッパでは中世末期から近世にかけて魔女に対するヒステリックな反発が社会的に高まり、「[[魔女狩り>用語解説と雑学/ま行#majogari]]」と呼ばれる処刑運動が各地で行われた。
--欧米圏では「魔女(Witch)」というものはいわゆる「魔術師(Wizard)」とは違うニュアンスで使われている。詳細な言葉の定義があるわけではないが、Wizardは基本的には賢者の意味で使われることが多く「知識的」「善」というイメ-ジを持つ。対してWitchは(絶対ではないが)どちらかというと「呪術的」「悪」というイメージがもたれやすい。が、真里亞もまたそうだが、日本語で魔女と訳すと、魔女っ子アニメの影響で善の主人公イメージがむしろやや強くなる。本作「うみねこのなく頃に」では、魔女は戦人たちに仇なす者という悪のイメージと手助けをする存在という善のイメージを両立させている。
&aname(majogari);&aname(majyogari);
-''魔女狩り(まじょがり)''[歴史][宗教・魔術用語](EP4)
--中世末期から近代のヨーロッパで起こった社会現象。人間社会に潜む「[[魔女>用語解説と雑学/ま行#witch]]」を見つけ出し断罪しようというもので、数万人(数十万人、数百万人という説もある)の男女が魔女のレッテルを貼られて処刑されたと言われる。一種の社会的ヒステリーだと言われることもある。
--魔女狩りで処刑された者の中には悪魔崇拝者ではないものもたくさんいたと言われている。良く言われる説では、魔女と呼ばれたものの多くは、キリスト教普及以前のヨーロッパ土着の宗教の秘儀をつかさどるものたちだったというものがある。彼女ら(彼ら)は悪徳とは無縁な者たちも多かったのだが「異教の神=悪魔」という中世キリスト教神学の置き換えの論理にまきこまれ、多くの古代宗教の担い手たちが中世から近世にかけて「悪い魔女」のレッテルを貼られたと言われている。その他にも、民間療法の担い手であった女性たち(今で言う「無免許医」のようなものたち)が魔女とされたという説も良く知られている。当時のアカデミズムから外れた彼女らの医療技術があたかも「悪魔の力を借りている」ように見えたというわけである。
--魔女狩りというと暗黒時代と呼ばれた中世ヨーロッパの出来事という印象を持つ人も多いようだが、実際に社会現象として魔女狩りが活発に行われたのは16世紀~17世紀という近世の時代である(教会による異端審問自体は12世紀から存在はする)。なぜこの時代に魔女狩りが社会現象になったのかは諸説あり現在でも結論が出てるとは言いがたい。自然科学や哲学の分野で近代的な発展がなされたこの時代に魔女狩りというヒステリックな社会現象が発生したのは、本作のベアトリーチェの言葉を借りるならば、科学と理性を盲信しだしたニンゲンが[[反魔法>用語解説と雑学/は行#hanmahou]]の力で魔女たちを文字通り焼き尽くしたということだろうか。
&aname(master-key);
-''マスターキー (Master key)''(EP1)
--ホテルやアパートなどで管理人側が所有している「複数の扉をあけることができる[[鍵>用語解説と雑学/か行#kagi]]」のこと。日本語では「親鍵」と呼ぶこともある。当然だが盗まれたりすると大変なことになる。
--マスターキーは別にあらゆる扉を開けれる魔法の鍵などではない。マスターキーがなぜ複数の扉を開けれるかというと、一番初めにマスターキーを作って、その後にそのマスターキーで開けられるような扉を後から設置しているだけである。
--鍵の錠前の機構には[[シリンダー錠>用語解説と雑学/さ行#cylinder-lock]]、レバータンブラー錠、ウォード錠など、いくつかの種類があるが、錠前の機構が違うと鍵そのもの形状も根本から異なってしまう。そのため、複数の機構の錠前を同時にあけることができるマスターキーは存在しない(と思われる)。EP4で右代宮邸の居間がシリンダー錠となっているが、この鍵がマスターキーで開けられるならば他の客室もシリンダー錠の可能性は高いだろう。
&aname(macarthur);
-''マッカーサー(D. MacArthur)''[人名][歴史](EP1)
--ダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur、 1880-1964)。米軍の元帥。第二次世界大戦終結後に日本を統治した「[[GHQ>用語解説と雑学/アルファベット#ghq]]」(GHQ/SCAP)の最高司令官にもなった。
--占領下の日本ではマッカーサーの命令は絶対であった。
&aname(mattya); &aname(maccya);
-''抹茶''[料理・飲料](EP4)
--緑茶の一種。茶道で用いられるお茶として知られている。
--茶葉は発酵を強めると[[紅茶>用語解説と雑学/か行#black-tea]]となり、発酵を避けると緑茶となる。抹茶も緑茶の一種なため、酸化を防ぐため加熱処理を加えられた茶葉を用いて作られる。煎茶とは異なり、抹茶には茶葉を揉む工程が存在しない。代わりに臼で茶葉を挽いて粉末状にするのが特徴。この粉末を溶くことによって抹茶はできあがる。つまり、抹茶を飲むということは''茶葉そのものを食している''ことに等しい。
--このため、抹茶は食べ物に直接混ぜられることもある。有名なところでは「抹茶アイス」などがある。
--「抹茶」の二文字は[[2ちゃんねる>用語解説と雑学/数字#number-2ch]]のうみねこスレでは須磨寺霞の愛称としても用いられている。
&aname(mahou);&aname(magic);
-''魔法''[宗教・魔術用語][作中用語](EP1)
--超自然的な力全般を現す用語。本作における最重要テーマであり「魔法は存在するのか。存在するとすればその正体は何か」ということが、本作でプレイヤーが挑むべき謎の中核である。
--EP2の[[真相解明読本>用語解説と雑学/さ行#shinsou-kaimei-dokuhon]]の追加TIPSでベアトリーチェが語るところによれば、魔法というものを一言で言うと「偉大なるものに願いことをし、それが叶ったときに感謝をすること」ということである。もちろんこれは本作におけるベアトリーチェ独自の定義であり、また作中には「魔法」をそれとは異なる定義をしている者も多数存在する。
--「魔法」という用語は明治時代に英語Magicの和訳として当てられた言葉で、日本で伝統的に使われていた言葉ではない。日本において超自然的な力を汎用的に現す言葉としては「妖術」の方が歴史が古い。そのため、現在でも「魔法」というと西洋的なイメージをもって使われることがほとんどである。
&aname(mahoujin);
-''魔法陣(まほうじん)''[宗教・魔術用語](EP1)
--魔力を得たりコントロールするために、あるいは魔力の結果として、床などに描かれる図形(円・星・四角など、あるいはそれらの組み合わせと護符の言葉)。
---本作で真里亞が解説したり戦人が情報を見つけたりした「太陽の七」(脱出)「月の一」(扉を開く)「火星の三」(敵の不和)「火星の五」(悪霊からの守護)といった魔法陣は、いずれも[[グリモワール>用語解説と雑学/か行#grimoire]]「ソロモンの大いなる鍵」で紹介されているものである(→画像が見られる参考サイト「[[銀30枚:http://www.silver-w.com/major.html]]」)。
--喚起魔術を行なう際、身を守るために魔術師がその中に入る魔法円を魔法陣と呼ぶこともある。
--数学パズルや数秘術で使われる[[魔''方''陣>用語解説と雑学/ま行#mahoujin-number]]とは別物。
&aname(mahoujin-number);
-''魔方陣(まほうじん)''[学術用語](EP3)
--正方形の方陣にそれぞれ一つの数値を配置し、縦・横・斜め(対角線上)のすべての列について、その列上の数値の合計が等しくなるもの。普通は、その中でもとくに(正方形のサイズを'''n''' × '''n''' とすると) 1から'''n''' × '''n'''までの自然数の列を重複も欠けもなく入れたものを指す。
--'''n''' ≧ 3 ならば必ず魔方陣はできる。3×3魔方陣の例をあげれば以下のようになる:
|8|1|6|
|3|5|7|
|4|9|2|
---上の魔方陣は縦・横・斜めの合計がいずれも15になる。3×3の魔方陣は対称を除けばこの一種類しかない。
--西洋数秘術でもいくつかの魔方陣が出てくる。たとえば、「土星魔方陣」は上の魔方陣を左右逆にしたものである。
&aname(mahoutaikei);
-''魔法大系''[作中用語](EP4TIPS)
--ゲーム中に出てくる「[[魔法>用語解説と雑学/ま行#mahou]]」はその性質や能力によりいくつかの系列分けがされている。例えばベアトリーチェは「無限」と「黄金」の系統の魔法を使い、マリアは「原初」の魔法を使える。これらを魔法大系と呼ぶ。
--[[幻想考察]]のページに魔法大系毎の詳細な解説がある。
&aname(ginzuisyou);
-''幻の銀水晶とムーンスティック''(EP5)
--1992年に放映されたTVアニメ『美少女戦士セーラームーン』に登場したアイテム。「ムーンスティック」は魔法少女もの定番の魔法のステッキで、「幻の銀水晶」はあらゆるものを浄化する力を持つ宝石である。
--幻の銀水晶とムーンスティックはバンダイから玩具も出ていた。うみねこ作中でのラムダデルタが指しているのはこの玩具の方のことであろう。ラムダが「くっつけて遊べる」といっていたように、ムーンスティックの先端に幻の銀水晶を差し込めるギミックが搭載されていた。なお、幻の銀水晶はムーンスティックとは別売りの商品「まぼろしの銀水晶」の付属品である(銀水晶の指輪とそれを収納するコンパクトがセットになった玩具)。つまり、くっつけて遊ぶにはセットで購入しなくてはならない。
--この「まぼろしの銀水晶」は現在ではインターネットオークションなどではかなりのレア品になっている。なお、後に再販されたムーンスティックには銀水晶がはじめからセットされているが取り外しができないため、ムーンスティックで「くっつけて遊ぶ」のは玩具コレクターのステータスの一つである。
&aname(mammon);
-''マモン (Mammon) ''[宗教・魔術用語](EP1TIPS)
--キリスト教における[[悪魔>用語解説と雑学/あ行#devil]]の一柱。通俗的な[[グリモワール>用語解説と雑学/か行#grimoire]]では[[七つの大罪>用語解説と雑学/な行#nanatsu]]のうちの「強欲」を司っているとされる。マンモンと呼ばれることもあり、その名はしばしば[[72柱>用語解説と雑学/数字#number-72-devils]]の一柱である魔王アモンと混同される。
--人間に対して金銀財宝を与える代わりに命を奪うとされる。この際、ターゲットになる人間が金に執着するように事前に誘惑しておくことを忘れない。しかもマモンが与えるといわれる金銀財宝は多くの場合は馬糞や灰に化すとされ、ターゲットとなった人間は絶望のうちにただ生命だけとられることになる。マモン自身も強欲なので、本当に人間に金銀財宝を与えることはないのである。
--マモンは中世以降のキリスト教で「教会のお布施を出し渋るような者は強欲の罪をもっている」ということを説教するために教父たちによる作られた悪魔だとされている。七つの大罪の悪魔のうちではもっとも歴史が新しい存在である。
--EP3発表後、ファンの間ではなぜか縁寿との間で[[カップリング>用語解説と雑学/か行#coupling]]([[エンマモ>用語解説と雑学/あ行#enmamo]])がなされていて、一種のネタになっていた([[ネタ/縁寿×マモン]]参照)。それはあくまで一部コアなファンが楽しむネタの範囲にとどまるはずだった。
--…と思っていたら、EP4劇中でも縁寿の一番の親友という設定になってしまった。[[竜ちゃん>用語解説と雑学/ら行#ryuukishi-07]]の勢いは止まる所を知らない。
---もっとも、竜騎士07によれば、EP4でマモンが活躍し始めるのはEP3執筆前の当初構想からあったそうである。[[電撃オンラインのインタビュー記事>http://news.dengeki.com/elem/000/000/144/144722/index-2.html]]参照。
&aname(mariagefreres);
-''マリアージュ・フレール (MARIAGES FRÈRES)''[料理・飲料](追加TIPS:[[ひぐらしのつどい2配布小冊子]])
--17世紀から続くフランスの老舗の[[紅茶>用語解説と雑学/か行#black-tea]]専門店。およびそのブランド。フランスのお茶の歴史の生き証人とも言える。[http://www.mariagefreres.com/ 公式サイト]
--フランス以外の国では、ドイツと日本に店舗を出している。日本では日本法人が独立して存在しており主要都市に専門店をいくつも開いており、ゆえに日本ではマリアージュ・フレールの紅茶は比較的購入しやすい。
--マリアージュ・フレールが販売する独自のブレンドティーとしては、[[マルコポーロ>用語解説と雑学/ま行#marco-polo]]が有名。
&aname(mariana-kaikou); &aname(mariana-trench);
-''マリアナ海溝(Marianaかいこう)''[地名](EP3)
--北西大西洋、マリアナ諸島の北(おおよそ北緯11度21分、東経142度12分.東京のほぼ真南)にある世界でもっとも深い海溝。
--1957年にソ連(当時)が計測した11034mという海底深度は長らく世界一の座を誇ってきたが、現在では計測値に疑いがもたれている。それでも周辺では1995年に10911mが計測される(日本の「かいこう」による)など、海溝全体として世界一の深さをもつことは疑問の余地がない。
--驚くべきことに、この海溝の底付近には人類が到達したことがあるとされている(1960年。バチスカーフを用いてドン・ウォルシュとジャック・ピカール(オーギュスト・ピカールの息子)が到達したと主張)。
&aname(marisa);
-''魔理沙(まりさ)''[人名][パロディ](EP2)
--シューティングゲームなどを中心とする同人作品群「東方Project」(同人サークル「[[上海アリス幻樂団:http://www16.big.or.jp/~zun/]]」)での主要キャラクター「霧雨魔理沙」。人間であるが、魔法が使えるくらいの魔力をもつ「普通の魔法使い」。「弾幕勝負はパワーで押すもの」と主張しており、画面の半分以上を埋め尽くすような極太レーザーを放つ「マスタースパーク」はそんな彼女をあらわす代名詞として有名。
--金髪の少女。外見からは十代中盤のように見える。語尾が男性口調(「…だぜ」等)だが一人称が「私」。となると朱志香と魔理沙の関係が取り沙汰されるのも無理はない…?
--服装は黒系の服に白のエプロンに先のとがった魔女帽。とくればEP2文化祭の「[[つるぺったん>用語解説と雑学/た行#tsurupettan]]」時にあの立ち絵を見せておいて「魔理沙って言うなァアアァぁああぁあぁ!!!」と言う方が無理というものである。
--余談だが、竜騎士07と東方projectの原作者であるZUN氏は新年会で同席する程度の仲らしい(上海アリス幻樂団公式サイトの日記より)
--昔、竜騎士07はZUN氏に「東方の二次創作してもいいですか」と尋ねたところ「あなたは一次で頑張って下さい」と断られたことがあったらしい。初めて東方二次創作を断った出来事でもあるようだ。(萎えラジDNA夏コミ反省会スペシャル より)その結果がつるぺたなのだろうか。
&aname(marco-polo);
-''マルコポーロ(Marco Polo)''[料理・飲料](EP5)
--フランスの超高級[[紅茶>用語解説と雑学/か行#black-tea]]専門店「[[マリアージュ・フレール>用語解説と雑学/ま行#mariagefreres]](Mariage Frères)」で発売しているブレンドティー。フルーツやチベットの花がミックスされており、甘い芳香が特徴的。
&aname(marutai);
-''マル対(まるたい)''[経済・社会用語](EP3裏お茶会)
--捜査・身辺調査・尾行などにおける「対象者」のこと。警察や探偵社などが使う隠語。
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**み [#mi]
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&aname(mii);&aname(mii-nipaa);
-''みー、にぱ~☆''[台詞・口癖][作中用語](EP2裏お茶会)
--『[[ひぐらしのなく頃に>用語解説と雑学/は行#higurashi-no-nakukoroni]]』の登場キャラクター「古手梨花」の口癖。梨花が自己の可愛さをアピールするときに使う。ひぐらし本編では悪魔のごとき効力を発揮し、雛見沢村の老若男女をメロメロにしていた。
--他人を激励するときには「ファイト、おー(なのです)。」という別の殺し文句が出てくる(この台詞自体はなんと竜宮レナも発している(祟殺し編))。
--ベルンカステルがやって効果があるかどうかは定かではない。
&aname(mystery);
-''ミステリー(Mystery)''[ミステリー用語](EP1)
--英語で「謎」を表す言葉だが、今作では推理小説・探偵小説のことを表す。ドラマや漫画などのメディアが発展した現在では、小説に限らず「推理もの・探偵もの」のジャンルの創作物をミステリーと呼ぶのが一般的である。
--ミステリーには[[本格ミステリー>用語解説と雑学/は行#honkaku-mystery]]、[[変格ミステリー>用語解説と雑学/は行#henkaku-mystery]]、[[社会派ミステリー>用語解説と雑学/さ行#shakaiha-mystery]]と様々なサブジャンルがあるが、「作中で謎謎めいた事件が起こり、物語がすすむにつれその謎の真相が読者に対して説明される」という構造は共通している。また、ミステリーと呼ばれるジャンルの作品では、物語中で提示される「謎」は犯罪に絡むものが多い。特に殺人事件が題材としては好まれ、事件の犯人や犯行手段、その動機などを解き明かしていくのがミステリーの王道とされている。(もちろん、このような王道を踏襲していないミステリー作品にも傑作と呼ばれるものは多々ある)
--これらのうち、「本格ミステリー」とは、論理的な思考をもってすれば読者にも謎の真相が推理可能になるものであり、ミステリーのサブジャンルの中でも代表的なものとされている(同項参照)。
--『うみねこになく頃に』は、六軒島連続殺人事件の真相が「ミステリー」か「ファンタジー」かを問う物語である。作中では「人間が知恵を絞って編み出した現実的に再現可能なトリックによって、全ての謎が解明できる」というスタンスでの推理を、「ミステリー」側の立場としている。[[屈服>用語解説と雑学/か行#kuppuku]]および[[アンチミステリーvsアンチファンタジー>用語解説と雑学/あ行#anti-vs-anti]]の項も参照。
&aname(mitatesatsujin);
-''見立て殺人''[ミステリー用語](EP5)
--殺人ミステリーものの小説やドラマにおいて、殺人犯が伝説や古典詩・童謡になぞらえて殺害したり死体や発見現場を装飾すること。 著名なものとしては横溝正史の『犬神家の一族』(死体が斧、琴、菊の三つの家宝で装飾される)や、[[アガサ・クリスティ>用語解説と雑学/か行#christie]]の『[[そして誰もいなくなった>用語解説と雑学/さ行#soshite-daremo-inakunatta]]』(マザー・グースの童謡になぞらえた形で殺人事件が起こる)など。
--『[[うみねこのなく頃に>用語解説と雑学/あ行#umineko-no-nakukoroni]]』で碑文になぞらえた形で殺人事件がおこるというののも、「見立て殺人」の一種である。
--ミステリー小説で見立て殺人が好まれる理由には、殺人事件を詩や伝説になぞらえることで物語にオカルト的な不気味な雰囲気を修飾できるということがまずあるが、最も大きいのは「なぜ犯人は見立てを行ったのか」ということが魅力的な謎として読者に提供できるということである。
&aname(misshitsu);
-''密室(みっしつ)''[ミステリー用語](EP1)
--内側から鍵が閉められるなどして、人の自由な出入りが不可能な空間のこと。密室で殺人が行われた場合「犯人はいかにしてこの部屋に侵入し、そして脱出したか」が謎として提出される。ミステリー小説では昔から好まれるテーマである。
&aname(midori-no-yousei);&aname(midori-no-yousei-no-sasayaki);
-''緑の妖精の囁き(みどりのようせいのささやき)''[作中用語](EP1)
--[[アブサン>用語解説と雑学/あ行#absinthe]]を飲んだときに得られる幻覚体験を比喩した表現。
--アブサンは古来から芸術家たちに愛される酒であり、彼らはアブサンを愛すべき可憐な妖精に例えて褒め称えた。そして彼らはアブサンを飲むことによって得られる幻覚体験は緑の妖精の囁きによってもたらされるインスピレーションだとしてこよなく愛した。
--後にアブサンの中毒性が語られるようになると、その危険性が魅力と表裏一体になり更なる人々を魅了するようになった。その結果、アブサンは「緑の[[魔女>用語解説と雑学/ま行#majo]]」とも呼ばれるようになる。
&aname(middle-game);
-''ミドル・ゲーム (middle game)''[チェス用語](アニメ)
--[[チェス>用語解説と雑学/た行#chess]]用語で中盤戦を表す言葉。駒の展開がほぼ完了し、両者が本格的にチェックメイトを目指して動き出す。
--アニメ版第6話(EP2第1話)のサブタイトルとして使われている。
&aname(Mjollnir);
-''ミョルニル(Mjöllnir)''[宗教・魔術用語][武器・武術](-)
--EP3のベアトリーチェとワルギリアの魔法大戦シーンでワルギリアの[[召喚>用語解説と雑学/さ行#shoukan]]物として出てきた「巨人を砕きし天の鉄槌」は北欧神話に出てくるミョルニルをモチーフにしていると思われる。
--[[イヴァルディの息子>用語解説と雑学/あ行#ivaldi]]たちによって鍛えられたといわれる巨大な戦槌で、戦神トールの武器であった。投げれば相手を打った後に再び手元に戻り、掲げることで雷を呼び出すこともでき、大きさも自在に変えることができるとされる。北欧の神々のライバルである霜の巨人族との戦いでは大活躍している。[[霜の巨人の王>用語解説と雑学/さ行#shimo-no-kyojin]]の項目も参照。
--「トールハンマー」と呼ばれることも多い
&aname(Minmeishobou);
-''民明書房(みんめいしょぼう)''[パロディ](EP4)
--宮下あきら先生の往年の名作「魁!!男塾」に出てくる架空の出版社である。
--刊行物の内容は荒唐無稽な大嘘(トンデモ本として楽しめる)なのだが妙に説得力があったので、連載していた当時は本当に信じている読者がいたらしい。
--よくパロディーに使われ、諸説の解説や用語の説明などでギャグとして使われる。トンデモな説を堂々と述べ、最後に「民明書房刊」と付けるオチなどがある。
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**む [#mu]
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&aname(mukibutsu);
-''無機物(むきぶつ)''[学術用語](EP4)
--炭素を含まない化合物,あるいは一部の炭素化合物(ダイヤモンド,二酸化炭素,炭酸塩,青酸類,金属炭化物など)の総称。有機化合物の反対語である。
--地球上で確認されている全ての生物の肉体は有機化合物から構成されているため、「無機物」は無生物を表す比喩としても良く使われる。
---ベアトはさくたろうについて「無機物に魂が宿った」といった内容のことを述べたが、ぬいぐるみは普通綿や化学繊維などの有機化合物から成っているので化学的にはこの表現は誤りである。しかし彼女は比喩的表現として、本来生命の宿らないものをさして無機物と言っているのであろう。
&aname(muken-jigoku);
-''無間地獄(むけんじごく)''[宗教・魔術用語](EP3)
--仏教における「地獄」(奈落)概念のうち、最下層にあるもの。大阿鼻地獄とも言う。地獄にはいろいろな層があるのだが,無間地獄は他のあらゆる層の「地獄」よりも下位に位置し、他の層とその他全ての苦しみを合わせたよりもさらに1000倍の苦が与えられるというほどの重罪人の行き場である。
---仏教思想の一部にあるこうした「地獄」(奈落)の概念や構造は、ダンテ「[[神曲>用語解説と雑学/さ行#shinkyoku]]」におけるキリスト教的「地獄」の描写との類似性が指摘されることがある。
&aname(musuka);&aname(muska);
-''ムスカ大佐''[人名][パロディ](-)
--宮崎駿監督の映画『天空の城ラピュタ』(1986年公開)に出てくる敵役キャラクター。[[右代宮蔵臼>当主夫婦/長男一家#krauss]]の外見や言動には彼をモチーフにしたものが多く、元ネタの一つと思われる。
--インテリ系の特務大佐で、余裕ぶってよく他人を見下すが、実は小物という典型的な悪役キャラ。そのわかりやすい悪役ぶりから、[[2ちゃんねる>用語解説と雑学/数字#number-2channel]]などでは妙な人気がある。
--EP1で蔵臼が夏妃に黄金のインゴットを見せた時の台詞「これが見つからなければ誰も黄金伝説なぞ信じなかった」「怯えることは無い、これはただの金塊だ」(ムスカ大佐がヒロインのシータにロボット兵の残骸を前にラピュタの由来を説明するシーン)、EP4の「[[3分間、待ってやる…!>用語解説と雑学/数字#number-3punkan]]」など、彼の台詞のパロディは枚挙に暇がない。
--ほかにEP3での娘の[[朱志香>当主夫婦/長男一家#jessica]]が眼をやられたシーンでは、ラピュタ作中のクライマックスでムスカ大佐が飛行石の光を直視したために失明し、「ああ 目が 目がぁ…」という叫び声(ムスカ最大の名台詞とも)をあげて自滅するシーンを意識しているものと思われる。
&aname(munou);
-''無能''[俗語](EP2)
--右代宮戦人の2ちゃんスレ内での愛称(蔑称)。EP2でベアトリーチェが戦人に対し「&color(red){そなたは無能だ};!」と真実の赤で語ったことから生まれたもの。
--出題編(EP4まで)の戦人がヘタレですぐ魔女に騙されてしまうため、スレ住人にとっては「俺が戦人の立場にいればもっと上手くやっている」とも思われがちである。そのため「無能」などと呼ばれて笑われてしまうことがしばしばある。
---シリーズものである以上は、戦人が快刀乱麻の推理で魔女を打ち砕いてしまうのはシリーズ後半でないとならないという事情もあるので、そこは理解してあげるべきだろう。
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**め [#me]
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&aname(mekabu);
-''芽かぶ''[食材](EP4)
--ワカメの根の方にある肉厚でひだの多い部分のこと。粘りがありワカメの葉よりもミネラル分が豊富。
&aname(metasekai);
-''メタ世界''[俗語](アニメ)
--EP2以降のゲーム中で、戦人とベアトリーチェが推理合戦をしている謎の空間の俗称。
--ゲーム中ではこのような言葉は使われない。メタ世界という俗称はEP2が出たあたりから2ちゃんねるのスレなどで「[[上位世界>用語解説と雑学/さ行#jyouisekai]]」と並んで良く使われていたが、アニメでは公式サイトで正式にこの言葉が用いられている。なお、EP5ゲーム中ではこの世界のことを「[[上層界>用語解説と雑学/さ行#jyousoukai]]」という言葉で表現している。
--メタ(meta)とは「高次」を表すギリシア語。高みから物語を見下ろしているという意味で、推理合戦をしている世界に「メタ世界」という言葉が付けられた。また、フィクションにおいて作者や読者が作品にキャラクターとして介入するような作風のものを「メタフィクション」と呼ぶ。「メタ世界」という言葉にはこのメタフィクションのイメージも込められている。
&aname(meriken-sack);
-''メリケンサック''[武器・武術](EP2)
--拳の打撃力を増大させるための武具。輪の部分を指に通し、全体を手のひらで握り込む形で使う金属状のものなどがある。
--「アメリカでギャングが喧嘩に良く使ってたから」ということでメリケンサックと呼ばれるようになったという説がある。
&aname(merute);
-''メルテ''[作中用語][パロディ?](EP3)
--ベアトリーチェとワルギリアの幻想魔法バトルシーンで、[[召喚>用語解説と雑学/さ行#shoukan]]物の大きさを示すときに使われている単位系。現実の歴史の中にメルテと呼ばれる単位は確認できないため、架空の単位系だと思われる。
--余談だが、宮崎駿のアニメ映画『風の谷のナウシカ』にメルテという単位が登場する。1メルテは95センチメートル。
&aname(merengue);
-''メレンゲ''[食材](EP4)
--卵白(卵の白身)を泡立てた食材のこと。卵白は適度に泡立てると滑らかな食感を持つクリームとなり、砂糖などを入れることで菓子作りの材料などに使われる。簡単に作れる食材で菓子作りには欠かせないものだが、卵白を泡立てすぎるとタンパク質と水分が分離してしまい食材としてダイナシになるため、上質なメレンゲ作りにはそれなりにテクニックがいる。
&aname(mengers-sponge);
-''メンガーのスポンジ(Menger's Sponge)''[学術用語](EP4)
--オーストリア生まれの数学者カール・メンガー(Karl Menger,1902-1985.[[ゲーム理論>用語解説と雑学/か行#game-theory]]でも業績を残している)が考案したフラクタル図形。立方体からある規則に従ってその部分を取り除く操作を無限に行ったときにできる。
---シェルピンスキーのスポンジとも(誤って)呼ばれることがある。メンガーのスポンジは、シェルピンスキーのカーペットというフラクタル図形を高次元化したものである。
--フラクタル次元は約2.73。表面積は無限大だが、体積がゼロである。
--この形をもった物質(もちろん実際の製作時には「穴あけ」は有限回で止めるので、体積はもつ)が電磁波を閉じこめる性質を示したという研究結果が発表されたことがある。
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**も [#mo]
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&aname(mokushiroku);
-''黙示録(もくしろく)''[宗教・魔術用語](EP1)
--一般には、神が預言者に明らかにした秘密(黙示)を記した書。
--単に「黙示録」と言った場合、新約聖書の最後にある「ヨハネの黙示録」を指すことがしばしばある。これは終末予言が書かれた書のひとつ。
--[[ニガヨモギ>用語解説と雑学/な行#nigayomogi]]、[[使徒>用語解説と雑学/さ行#shito]]の項も参照。
&aname(moses);
-''モーゼ (Moses) ''[人名][宗教・魔術用語](EP1)
--紀元前13世紀頃に活躍したとされ、旧約聖書「出エジプト記」他で描かれたイスラエルの民族指導者。モーセとも。
--「出エジプト記」はエジプトによって奴隷として虐げられていたイスラエル人を従えてエジプトから海上脱出するエピソードを描いたもの。このとき「葦の海」と呼ばれる海が割れるという奇跡が起きて無事逃げ出すことができた。
&aname(moratorium);
-''モラトリアム (moratorium) ''[学術用語](EP1)
--若者が大人(ないし社会人)になることを猶予された期間のこと。発達心理学者エリク・ホーンブルガー・エリクソンによって提唱された概念。
--子供が青年になり大人に近づくと、「自分は一体どんな大人になりたいか」について悩む時期が来る。そして、青年は自分自身が納得できるアイデンティティが確立できるまで大人になることを心理的に拒むようになる。このような「理想の大人になりたいがために、大人になる時期を先延ばしにしたがる青年心理」をモラトリアムと呼ぶ。「自分探しの旅」などはモラトリアムな時期の青年の典型的な行動である。
--しかし近年の日本では単純に「子供でいたいがために、大人になるのを拒む青年心理」というネガティブな意味で使われることが多い。
--moratoriumは本来は経済用語であり「支払い猶予」などを指す言葉でもある。
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[[用語解説と雑学]]
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