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幻想考察 の変更点


ここでは、物語中に登場する様々な「非現実的な存在」の正体について考察します。
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'''&size(20){&color(red){注意!!}; 作品のネタバレを多く含んでいます!!};'''
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「うみねこのなく頃に」は、魔女と悪魔が現実ではありえないような魔法を使い、探偵と天使が現実ではありえないような超常推理を使いこなす、「連続殺人幻想」と呼ばれるジャンルの物語です。

このページでは、[[魔女幻想>#fantasy]](ファンタジー的な非現実的事象)と[[推理幻想>#mysteryy]](ミステリー的な非現実的事象)の双方について考察します。また、これらの幻想を支えているメタ世界の構造や、「世界のルール」についても考察します


#contents

*魔女幻想 [#fantasy]
魔女や魔法、碑文の儀式など、作中で描写される「ファンタジー的な幻想」についてのまとめ。
**&color(orange){魔女}; [#vb74e8ce]
魔女とは、メタ世界にて戦人らと事件について論戦する存在であると同時に、現実世界でも多くの登場人物がその存在について言及している概念である。
***メタ世界/魔法幻想パートでの魔女 [#zf96ef10]
-魔女の存在意義
--無限の時を生き、退屈によって死ぬ。よって様々な暇潰しを求めている。
--ワルギリアは人々を風俗譲にする存在であり、それが魔女の資格でもあると語った。しかし他の魔女の見解ではベアトがこれを認めたものの後に撤回するので、真偽は不明。
--ワルギリアは人々を幸せにする存在であり、それが魔女の資格でもあると語った。しかし他の魔女の見解ではベアトがこれを認めたものの後に撤回するので、真偽は不明。
-魔女になるには資格が必要
--推薦人が必要。ベアトの場合はラムダ、エヴァの場合はベアト、エンジェの場合はベルン。
--エヴァが魔女になるためには、碑文の儀式を完遂する事が必要であった。EP3にて戦人はベアトが魔法による連続殺人を行うのはそれが魔女となるためのやむを得ない試練だからと解釈したが、ベアトはそれを認めた様子はない。
--ベアトは死ぬ事で肉の檻を離れて魔女の力を取り戻し、エヴァは生きて六軒島を脱出したが脱出前に魔女となっていた。エンジェは投身自殺をする直前にベルンに魔女として認められた。エヴァは正体が人間と暴かれたので、真の魔女は既に死んでいる必要がある&color(black){(ベルンもひぐらしで死んでいる。ラムダも恐らく東京に殺されている)?};

-従者を連れており、家具と呼ぶ。ベアトが長くロノウェを召喚できなかったように、配下として維持するために魔力が必要。
-魔女の魔力の源泉は信じる力。
--対象が魔法を信じる事で魔法がかかり、信じないと解けてしまう。
--この魔法を拒絶する力を魔法抵抗と呼び、現代は人々の魔法抵抗が強いため魔女はほとんど力を振るえないと言う。
***現実世界での魔女 [#n877dc39]
-六軒島の夜の支配者とされる。
--夜間屋敷内を自由に歩き回っている。
-一族及び使用人が魔女の存在を信じていると公言
--絵羽:一族で例外的に自分自身が魔女であると子供の頃から考えていた。
--楼座:少女時代はベアトリーチェの存在と不遇な自分を救ってくれる事を信じていた。
--真里亞:ベアトリーチェは友達。存在を信じて欲しいと願っている。また悪い事件を起こしているのは全て魔女であると主張している。
--紗音:譲治との縁を結んでくれた存在。EP2では紗音を利用していた事が後に明らかになり、対立し、侮蔑しまた哀れんですらいる。
--嘉音:紗音を騙している敵と認識。
-EP3エピローグでは絵羽及び縁寿が世間から六軒島の魔女であると噂されており、本人たちもいつかそのように振る舞うようになっている。
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**&color(orange){魔法とは}; [#what_is_magi]
-作中で繰り返される儀式、魔法という言葉について
--金蔵曰く、「天文学的なリスクを的中できることを”奇跡”と呼び、その結果得られる天文学的配当を”魔法”と呼ぶ」と言っており、魔法というものをギャンブル/ゲームに例えている(EP1)
--「うみねこのなく頃に Episodo2 真相解明読本」(双葉社)に掲載されている書き下ろしTIPS「魔法についての重要事項」では、ベアトリーチェによって魔法とは何なのかが解説されている。以下抜粋。
---魔法とはこの世に数多ある人以上の存在に奇跡を懇願し叶えてもらうことである。つまり魔女が魔法を行使するのでなく、魔女が人以上の存在に奇跡を請うのである。
---ベアトリーチェ級の魔女が奇跡を請うと願いは"必ず叶う"。そうなるとそれはもはや願いではなく、魔法と呼ばれる。
---魔法は偉大なる者たちの力を借りるのだから、感謝を忘れてはならない。感謝を忘れた魔女には偉大なる者たちは二度と力を貸さなくなるだろう。
---魔法とはすなわち、自分ではない何者かよって起こされる奇跡である。この世のすべては奇跡で満ちている。例えば、牛が乳を出すことは当然のことではなく奇跡である。我々はこの奇跡に感謝し、見返りに牛を世話する。そうして牛は奇跡としてさらに乳を与える。このような感謝と奇跡の繰り返しが魔法である。
---人間たちはこの感謝を忘れ、世界に数多ある奇跡を「現象」に貶めてきた。人間は、牛を「ある一定の飼育法で機械的に牛乳を排出する機械」と認識した。「現象」に貶められた世界のあらゆる事象ものは、奇跡を与えることを「拒否」した。魔法は人間たちの目の前から消えていくことになった。
---近代になって人間たちはさらに徹底的に奇跡を「現象」に貶めだした。近代の世では魔法は完全に否定され本当の意味での魔女狩りの時代になった。奇跡の力とそれを尊ぶ者は、人間の持つ体臭に耐えられないようになり、人間はただ存在するだけで奇跡を否定できる存在になった。もはや、魔法は人間の目の前では使えない。
---そのような中で魔女の存在を信じさせるには、魔法以外では成し遂げられないようなことを示し、それを人間が「現象」として理解しようとしたことを徹底的に反証するしかない。これが「魔女の証明」である。
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**&color(orange){儀式について}; [#j441aa26]
-六軒島では、以下のようになんらかの「儀式」が行われていることが確認できる。
--金蔵が行っている謎の儀式
--連続殺人事件は「魔女復活の儀式」というフレーバー(見立て)で、黄金の碑文になぞらえて事件が起こっている。
--メタ視世界のベアトリーチェが戦人と行っている「推理ゲーム」も儀式の一種?
-これらの儀式は同じものなのか、別のものなのか?
-実際のところ、誰がどの儀式を信じており、誰がどの儀式を行っているのか
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***金蔵の試みている魔法儀式[#kinzo_magi]
&color(orange){目的}; ベアトリーチェの復活?
&color(orange){手段}; 不明

-親族会議の日、金蔵が使用人たちの前で繰り返し「魔法を行使する時がきた」などと口にしている。
--他の人間の命をささげる等、不穏な発言が多い
--実際の内容は金蔵の口からは語られていない
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-金蔵は自分が行う魔法儀式によってベアトリーチェに会える可能性があるようなことを言っている。ベアトリーチェ復活が目的の魔術儀式?
--実際に魔術儀式としての人体蘇生を行うとして、このような儀式は必要なのか?
---少なくとも金蔵は「リスク」を背負う事で「奇跡」が現れると信じている、と仮定すればアリか。
---↑上記の場合の「リスク」とは何か? 社会的地位、金銭、家族の縁?どれも彼にとって「リスク」と言えるほどの「賭け金」にならなそう。
-金蔵が魔法儀式を行おうとしていることを知っているのは誰か
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-魔法儀式については「悪魔のルーレット」とも呼んでいる。これは何?
--ルーレットによって魔法儀式のために殺される者が決まる?
--ルーレットによって誰が選ばれるかは金蔵が干渉できることではないようだ。
--金蔵本人とベアトリーチェさえもこのルーレットに組み込まれているらしい(EP2)。この意味するところは?
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***黄金郷へ至るための儀式 [#beat_magi]
&color(orange){目的}; ベアトリーチェの復活と賢者への報酬?
&color(orange){手段}; 儀式殺人

-碑文を信じているものが、魔女を蘇らせ「黄金卿」に連れて行ってもらうために、碑文を再現して殺人を行っている?
--碑文は生贄をささげる魔術儀式を思わせる書き方になっている。
--作中では真里亞をはじめとする登場人物の多くが、一連の殺人を碑文に従ったものと見なしている
--各エピソードのエンドロールでは、最後まで生き残った者が黄金卿に連れて行かれたと書かれている。
--そもそも碑文は殺人儀式なのか
--金蔵が行っているとい言う魔法儀式と、「碑文をなぞった殺人」との間に関係はあるのか。
-ゲーム開始以前に死んだ死体(金蔵)でありながら、EP1・3で儀式に使われていた。 この点から儀式殺人に疑問が生じる。
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***隠し黄金の入手のための儀式 [#gold_q]
&color(orange){目的}; 黄金ゲット
&color(orange){手段}; 謎を解け、話はそれからだ

-碑文は黄金の隠し場所を示していると言われている。黄金を手に入れるために碑文を再現して殺人を行っている?
--魔女ベアトリーチェを名乗る人物が親族たちへ送った「魔女の手紙Ⅰ」を見る限りは、手紙の主がこれから財産の回収を行う宣言と、先に碑文を解いて黄金をみつければすべて発見者の者となるという宣言がされている。
---その後に連続殺人が起こっているのだから、手紙の主が財産の回収として隠し黄金を手に入れるため、もしくは右代宮家関係者が手紙の主より先に隠し黄金を手に入れるために碑文を再現した?
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-実際に魔女の黄金があるならば、解く価値は計り知れない。殺人を侵す動機にもなりえるかも?
--どいつもこいつも『現金ガスグニ大量ニ、喉カラ手ガ出ルホドニ欲シカッタ!』
---逆に言えば、金銭目当ての殺人ならば全滅という結果は出ない
---逆説的に言えば、子世代(蔵臼世代)は金が欲しいが、孫世代にはその描写はない。
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-だが、人殺しをしなくても蔵臼に金を融資してくれる人を紹介してもらえばいいだけでお金は手に入るので動機としては不十分
--しかし、碑文の謎を解くということが、「碑文の通りに人を殺すこと」というのはいくらなんでも短絡的な思考ではないのか?
---碑文の再現というオカルトな儀式の結果で黄金が手に入ると思っているなら、魔法の存在を強く信じている者の犯行でしかありえない。
--金銭目当ての殺人から他の目的の?殺人へシフトした可能性もあるかも。
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***魔女の利子回収 [#game_q]
&color(orange){目的}; 黄金ゲット & 一族皆殺し?
&color(orange){手段}; 魔法の使用?
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-「魔女ベアトリーチェ」を名乗る者からの手紙により、右代宮家の全ての財産をすべて回収するという宣言がされている。そして、その後に魔法を使ったかのような不可能殺人が起こっている。
--魔女が魔法を使って殺人を犯しているのか? 右代宮家の全ての財産の回収、とは親族たちの命をも含む?
-魔女からの手紙は二日の間に何通かおくられてくる。この手紙は同一人物が書いているのか?
-魔女からの手紙の中には、この利子回収を「ゲーム」と表現するものもある。メタ視世界で魔女ベアトリーチェが行っている推理ゲームと対応している?

**魔法 [#z00cbdab]

***魔法のルール [#vc2af9fe]
作中のニンゲンたちは、魔法というものを「現実ではありえないこと」を実現する力として何でもできるように思っているものも多数いるが、魔女たちからしてみれば魔法と呼ばれるものは、いくつかのルール(法則)にしたがって存在している。

-魔法を使えるのは誰か?
--魔女もしくは魔術師と呼ばれる存在。魔女もしくは魔術師は先天的なものではなく、人間が修行して魔女もしくは魔術師になるようである。
--魔法を使えない・理解できない存在は「ニンゲン」と呼ばれる。これは生物学的な「人間」とは別の使われ方の言葉だが、ほとんどの人間が魔法を使えない・理解できない現代では、人間=ニンゲンと考えて問題はないだろう。

-魔法大系について
--魔法は作中では様々な大系に別れており、大系によって魔法で出来ることも制限が存在する。詳細は後述。
--[[オヤシロさまがみてる2配布小冊子>小冊子その2]]でのラムダデルタの言葉では、「ニンゲンの枠を超えながらも、行えることにあえて制限を設けて自身の存在基盤の確立を維持している存在」を魔女と定義している。
--制限なしであらゆることを可能にする存在は神々、もしくは造物主と呼ばれるが、あらゆる枠を取り外した全知全能ゆえに、”自身”の存在という枠さえも失い、その存在は雲散霧消するとされる。

-反魔法の毒素について
--魔法を理解しない「ニンゲン」たちは、神秘なるものを否定する反魔法の毒素を溜め込んでいる。そして、反魔法の毒素がある一定以上漂っている空間では魔力が掻き消えてしまう。
--そのため、作中における魔法はどんな強力なものでも「大勢のニンゲンの前で使えない」という大きな欠点を持つ。魔法を信じさせるために魔法を見せようとしても、反魔法の毒素がある限りそれは不可能なのである。
--そこで、魔女たちは、作中では以下の二つの状況のいずれか(もしくは両方)でないと魔法が使えないとされる。
1、観測者が大勢いない。
2、観測者が魔法を信じる気持ちになっている
--1については、そもそも六軒島という限られた島の中でのみ魔女が語られる背景でもある。魔女伝説が語られ。閉ざされたこの島では、「魔女伝説を馬鹿にする不敬もの」の数は少ない。親族や使用人は金蔵を恐れて、「魔女はいる」という態度で接することが求められている。ゆえに魔女はこの島では顕現しやすい。また、この物語で「生存者が全員一箇所の集まって互いを見張っているとき」には殺人事件が起こらないのも、人数が多いと反魔法力が高まり魔法殺人はできないという理由によるものである。逆に生存者の数が減れば減るほど魔女は顕現しやすくなり魔法殺人も容易になる。
--2については、作中で発見される死体が「不可能殺人」や「見立て殺人」の状況に装飾されている理由とされる。ただ普通の死体を発見させるのではなく、誰がどうやって殺したかわからないような死体を不気味な見立てを施してで発見させることにより、生存者たちに「人間ではこんな死体を作るのは不可能だ。もしかして伝説の魔女が魔法で殺したのかもしれない・・・」という恐怖を植えつけさせるのが目的なのである。殺人とともに送られてくる「魔女の手紙」はそれを助長するためのギミックである。

-魔法抵抗力について
-エンチャントについて
-召喚について
-継承について
-同盟について

***魔法大系 [#z89e794a]
-「無限」
--ベアトリーチェの称号を持つ魔女が使える魔法大系。
--EP4TIPSでは「無限創造」が魔力の基盤だとされる。
--作中では「無限に人を殺せる魔法」とも言われている。分かりやすい例として、殺した相手を生き返らせてまた殺す、を無限に繰り返すことがある。

-「黄金」
--ベアトリーチェの称号を持つ魔女が使える魔法大系。
--EP4TIPSでは「黄金実現」が魔力の基盤だとされる。空想の貴金属を顕現させる魔力であり、錬金術の力である。
--転じて、希薄な魔力に対して顕現の力を与える魔法ともされる。
--ベアトリーチェが10トンの黄金を金蔵に与えたことから、現実世界ではベアトリーチェはもっぱら「黄金の魔女」の称号で呼ばれ、「無限の魔女」の称号は現実世界ではほとんど使われない

-「無限実現」
--魔女ベアトリーチェが使えるまったく新しい魔法大系。無限創造と黄金実現の魔法を融合させたもので、マリアージュ・ソルシエールに属したベアトリーチェのみが使える。

-「奇跡」
--大魔女ベルンカステルが使える魔法大系。
--「確率がゼロでない限り、時間がかかってでも必ずそれを実現させることができる魔法」である。作中では奇跡の魔法をスゴロクに例えて、「自分の手番になったとき、思い通りの出目が出るまでサイコロを何度でも振りなおせる特権」と例えられている。逆に言うとサイコロで出しようがない出目(7とか)は出せない。
--EP5ではベルンカステルは「解くことができる謎ならば必ず解ける」と評価されているが、これはこの奇跡の魔力があったこそのことだろう。
--ベアトリーチェとは相性が悪いと言われるが、無限と黄金のどちらと相性が悪いのかは不明(両方が融合された「無限実現」と相性が悪い?)
---[[コミックマーケット74配布小冊子>小冊子]]ではベルンはベアトの魔法を「形を変えることができる迷路」と例えている。前述のすごろくに例えると、ベルンがすごろくのゴールに近づくたびにベアトは「ゴ-ルまでの道のり」を作り変えていつまでたってもゴールにつかないようにしてしまうようなイメ-ジ?

-「絶対」
--大魔女ラムダデルタが使える魔法大系。
--「絶対の保障」を他者に与える(もしくは押し付ける?)ことができる魔法大系。彼女に「絶対」が保障されてしまった者はその通りの運命をたどるとされる。
--ラムダデルタは努力するものを好み、努力したものに対して、彼らが努力の末に成果を得ることに「絶対の保障」を与えることがあるため、"努力するものは報われる"ということの象徴ともされる。
--一方、彼女が自分自身に「絶対」を与えることはEP5までに一度もない(ゲームの対戦相手に「あなたは絶対に勝てない」とは言っても「私は絶対に勝つ」とは言わない)

-「原初」
--魔女マリアが使える魔法大系。
--ゼロから1を生み出す魔法。魔法大系の中ではレアとされる。
--原初の魔法が生み出す「1」は非常に微弱だが、無から有を生み出すという点で他の魔法大系では真似ができないものとされる。これを極めた魔女はベルンカステルやラムダデルタのような大魔女よりも上位の存在「造物主」となる。
--原初の魔法が無限の魔法と合わさると、ゼロから無限を作り出すことができる。これが「無限実現」の魔法大系でもある。

-「反魂」
--魔女エンジェが使える魔法大系。
--失われたものをよみがえらせる魔法。マリアの原初の魔法は全く新しいものを作り出すが、エンジェの反魂の魔法は同じものをよみがえらせる。この点でこの二つの魔法大系は異なる。

-金蔵の魔法体系
--大系名は不明。「大いなる奇跡は大いなるリスクがないと実現できない」という考え方の魔法大系であり、自身を危険に追い込むことで、願望を実現する魔力を集めるという一種の儀式。
--それは作中ではギャンブルに例えられ、掛け金たるチップが多ければ多いほど、破産のリスクは高まるが配当は大きくなる、と語られている。
--作中では六軒島の殺人事件に金蔵の「儀式」が絡んでいるような描写が多く見られ、儀式実行者である金蔵が途中で死ぬことがあるのは、金蔵がわざと設定した「リスク」であると説明されている。

-「観劇」「戯曲」「傍観」
--フェザリーヌの魔法体系?これらの内容が具体的に何なのかは言及されていない。

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*推理幻想 [#mystery]
赤字、青字、金字などの推理のメタルール、探偵権限やノックス十戒などの超常推理など、、作中で描写される「ミステリー的な幻想」についてのまとめ。

**&color(orange){色つき文章}; [#color_text]
メタ世界に登場する幻想キャラクターたちは、自分の台詞を色つきの文章(赤字、青字、金字)で表示することができるこれは「真実の魔法」と呼ばれ、色付き文字で表示された内容については、証明不要で真実であることが保障される。これは「うみねこのなく頃に」の特徴的なメタルールである。

-各エピソードでの赤字、青字、金字についてはエピソード別まとめへ
--[[EP2色つき文章一覧>あらすじ(補足)]]
--[[EP3色つき文章一覧>ベアトやロノウェの赤文字発言&拒否した内容]]
--[[EP4色つき文章一覧>魔女側の赤文字発言&拒否した内容と戦人が青字で発言した内容]]
--[[EP5色つき文章一覧>EP5の赤字&青字&金字発言と復唱拒否と無効青字]]

***赤字 [#e5329110]
多くの魔女が使うことが出来る色付き文字。「真実の赤」と呼ばれ、ファンタジー陣営のキャラクターたちは、これを魔法の一種とも主張する。
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-ゲーム中で語られた赤字の定義
--&color(red){真実を語る時、赤を使うことにする};。(EP2、ベアトリーチェ発言)
--&color(red){妾が赤で語ることは全て真実};!(EP2、ベアトリーチェ発言)
--&color(red){赤き真実はただ真実であり、証拠も証明も、議論の余地も必要ない!!};(EP5、ラムダデルタ発言)
--赤字が使われる理由は、ベアトリーチェ曰く「証拠がないのをいいことに、悪魔の証明をふりかざして互いの推理を否定しあっていてはいつまでたっても決着が付かないため、証明不要で真実を語れる方法を用意した」ということ
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-赤字が語る「真実」とはどういうもののことを言うのか? 
--絶対的真実? 赤字の内容は一切の間違いなく真実であることが保障される。
---言い換えると、赤字を語る魔女は自分が語る内容に勘違いや間違いがないことを保障できる。
---しかし、「自分が語ることは絶対に間違ってないし勘違いもしてない」なんて言い切れるニンゲンはいない。このことから「絶対的真実」を語れるキャラクターというのは、赤字を語れる以上ニンゲンではない=魔女がいることが証明された、ということになりかねないのだが…
---メタ視点から見れば、悪魔の証明により魔女の存在を否定するのは不可能である。だが魔女がこの事件に関与しているのかどうかまでは把握出来ないので、赤字が存在している時点で魔女に関してはその存在ではなく、事件との関与について論点を置くべきと考察出来る。本編では存在についてのみ言及されているが・・・
--主観的真実? 赤字を語る者が「真実だと思い込んでいる」ものを赤字で語っている。
---超常的存在を否定する以上は、絶対的真実を知りえる存在などいない、という点からはこの解釈が自然となる。
---この場合「赤字を語る相手が信頼に値するか」どうか、によって赤字の信用度が変わる。赤字を語っているものが勘違いしやすい浅薄な思考の持ち主ならば、当然、赤字は誤認に満ちたものとなる。
---事実、[[追加TIPS]]「[[アンチミステリーとアンチファンタジーについて>小冊子]]」では、「赤字を語る相手が信頼に値するか」どうかの重要性について語っている。
---ただしEP4にて、戦人が「自分の母親は明日夢」と信じていたのに復唱できなかった。
--未来の情報? 後の世で警察や探偵により行われた現場検証により得られた様々な情報を赤字で語っている。
---「人類がどうやっても知りえない情報は赤字で語れない」という制限を保ちつつ、語り手の主観性をできる限りなくすことができる解釈
---この解釈だと「うみねこのなく頃に」という物語は、ある特定の未来から過去の事件を回想している劇中劇であるということになる。
--社会的真実? 後の世で行われた裁判の結果や、マスコミ報道で事件を知った大衆の世論などにより、「これこそが真実である」と社会的に認められた内容を赤字で語っている。
---上述「赤字は未来の情報」解釈の派生。赤字の語り手の主観ではなく、不特定多数の者たちの共通認識を赤字で語っているという解釈。
---この解釈ならば、赤字が本当の真実とは異なる可能性を持たせながら、語り手によって赤字の内容が変わるのを避けることができる。
---作中ではノックス十戒が赤字で語られているが、現実には十戒を守れていない事件だって存在し得る。にも関わらず十戒を赤字で語られているのは、やはり観測者の「思い込み」が混ざっているからではないか。(もっとも、本当に六軒島で実際に起こった事件が、偶然にもノックス十戒を全て守れている可能性も否定できないが)
--漫画EP8にて、竜騎士がほのめかしが過ぎたから伝わらない場合があったので漫画ではいくら変更を行うとコメント与えた上で、作中に赤字には二種類あり「一つのゲーム盤で完結するもの」「在島人数、人物像など全ゲームに共通する猫箱の外にも通用する疑いようのない事実」という解説がなされた
---きわめて素直に「原作者の名においてすべてのゲームを対象として行使された赤について作中現実に適用されるものと保証する」と受け取るなら戦人犯人説、本当に部外者が犯人、そもそも作中現実などない完全創作といった推理は完全に否定されたことになる
---複数のエピソードで必ずしも引用されていないにもかかわらず、この時背景のコマに&color(red){1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェさまが存在した};、&color(red){だって、夏妃はそこで、ひとりぼっちで紅茶を飲んでるんだもの。};が引用されている。GMでも嘘をつけるのは4日から5日にかけてのみであると受け取っていいのか?特に後者は八城ペアですら情報入手が著しく難しいという別の問題がある。
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-赤字を使ったキャラクターのリスト
--EP1:なし
--EP2:ベアトリーチェ
--EP3:ベアトリーチェ、ロノウェ、エヴァ
--EP4:ベアトリーチェ、グレーテル(縁寿)、右代宮戦人、ラムダデルタ
--EP5:ベアトリーチェ、ラムダデルタ、ベルンカステル、ドラノール、ガートルード、コーネリア、煉獄の七姉妹、右代宮夏妃、右代宮戦人、古戸ヱリカ(魔女継承後)~
--EP6:ベアトリーチェ、フェザリーヌ、マリア、古戸ヱリカ、バトラ、ドラノール、ラムダデルタ、ベルンカステル、ガートルード、コーネリア
-赤字が使えるキャラと使えないキャラとの差は?
--EP4では赤字は「赤を使おうと思えば戦人にも赤字が使える」とベアトリーチェが語ったことにより、戦人は赤字を使った。
--一方、EP5では、古戸ヱリカはメタ世界に出入りできるにも関わらず、「ニンゲン側のコマ」だからという理由で、魔女を継承するまで赤字を使えていない
--EP5で夏妃が、一度だけだが赤字を使っている(ただし「発言」ではなく「独白」として)。EP5で夏妃は「魔法を理解した」という表現はあるが、「魔女と認められた」という描写はない。なのに、赤字が使えたのはなぜ?
--戦人が魔術師の座を得たのはEP5の裏お茶会。それ以前のEP4時点で赤字が使えたのはなぜ?
---「使おうと思えば赤字が使える」とは嘘で、その時だけ使用を許可されていた?
***青字 [#vca4259c]
幻想世界に登場する魔女およびニンゲンが使うことが出来る色付き文字。「真実の青」と呼ばれる。

-青字の定義
--青字で述べられた自身の仮説や推理が赤字で反論できなければ、その青字の内容は真実と認められる。
--EP4で初登場。EP2から戦人が魔女への攻撃として使用する「復唱要求」(自分の推理を魔女に対して赤字で復唱できるかを問い、その推理が真実であるかどうかを確かめる戦人の攻撃方法)に強制力を持たせたものである。
--ゲーム中において青字はいくらでも使うことができる。魔女はゲーム終了時までに「どれか一つの謎」の青字仮説を赤字で否定できれば、それでそのエピソードの推理勝負に勝利できる。ニンゲン側は、魔女が提示する無数の謎全てに対して赤字で否定しきれない説明可能な仮説を推理しなくてはならない。
--ただし、ニンゲン側は、一つの謎に対して複数の仮説を青字で述べてもよい。この場合、魔女は「一つの謎」について提示された全ての青字仮説を否定しなくてはならない。
--魔女が青字仮説を赤字で否定するタイミングは、ゲーム中ならいつでも良い。青字が提示された瞬間に否定する必要はない。
--なお、青字は「魔女の実在否定につながる仮説」でないと使えない。つまり、事件の犯人がニンゲンである仮説を述べる青字はOKだが、「一ヶ月前の郷田の夕食のメニューはステーキ」などといった、どうでもいいことに関する仮説は青字では述べられない。
---EP4以降は、魔女の実在否定に限らず「相手の主張を否定する仮設」全般に適用されるようになった。戦人が対戦相手であることを否定、夏妃の犯行であることを否定、など。
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-青字を使ったキャラクターのリスト
--EP1:なし
--EP2:なし
--EP3:なし
--EP4:右代宮戦人、ベアトリーチェ、グレーテル(縁寿)
--EP5:ベルンカステル、ドラノール、コーネリア、ベアトリーチェ、ロノウェ、ワルギリア、右代宮戦人、右代宮金蔵、古戸ヱリカ
--EP6:ベアトリーチェ、古戸ヱリカ、さくたろう、ドラノール、バトラ、ガァプ、
~
-青字が使えるキャラと使えないキャラとの差は?
--青字は赤字と違い、ただ仮説を述べるだけのものなので、基本的には誰でも使える?
~
***金字 [#sdf90aa0]
ゲームマスターのみが使える黄金の真実。

-金字の定義
--赤字とは異なる方法で紡がれるが、赤字と同じく真実を語る。赤字より時に勝り、時に劣る。
---時にという日本語は場合によってはという意味なので時間に限定して考えてはいけないだろう。
--EP5で初登場。いまだ謎が多い。ゲームマスターのみが使えるが、ゲームマスターとはどのような権限がある存在なのかが不確定。

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-金字が語る「真実」とはどういうもののことを言うのか? 
--"作者”による設定?
---「うみねこのなく頃に」の各エピソードは、実際に起こった事件を多くの語り手が脚色してつたえた創作である、という創作説仮説からの解釈。金字は物語の語り手が設定した事象を表している。
---ゲームマスター、をエピソードの語り手という意味で捉えた解釈。
--未来の情報?
---赤字解釈で述べている「未来からの確定情報」が実は金字であるという解釈。この場合、赤字の意味はそれ以外ということになる。
---「赤字より時に勝り、時に劣る」と言われていることからの解釈。EP4でベルンカステルが「未来で判明した真実は過去の真実を上書きする」と述べており、そのため赤字より勝るのではないか。
---「赤字に劣る」場合があるケースについては?

--「自分自身が経験したこと」に関する情報?
---メタ世界のキャラクターが、現実に存在する人間のメタファーだと仮定し、その現実に存在する人間が現実の世界(ゲーム盤の世界ではない)で経験し観測した結果を述べている。
---幻想をとりはずした観測結果を述べているため「赤字より勝る」が、現実世界では観測者は観測を誤認する可能性があるため「赤字より劣る」。
---EP5での金字は&color(gold){「この死体が右代宮金蔵の死体であると保証する…!!」};だが、南條のように医学的知識を持ち合わせていない戦人が経験し観測した結果による保証で、ドラノールの青字を打ち破ることができるものだろうか? 
---逆に赤字が体験した情報であると考えれば金字は体験してない情報であるとも考えられる。

--「見事な魔法であった」と初めて色文字で魔法について言及している。ゲームマスターにしか使えない=真実を知るものしか使えない=ベアト(姉)は、カップの魔法の真実を知っていた?

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-金字を使ったキャラクターのリスト
--EP1:なし
--EP2:なし
--EP3:なし
--EP4:なし
--EP5:右代宮戦人
--EP6:ベアトリーチェ(姉)
~
-金字が使えるキャラと使えないキャラとの差は?
--EP6真相解明読本で、竜ちゃんは「どういうキャラが使ったか、よりどういう状況下で使ったかの方を考えて欲しい」と言っているが…。
--ラムダデルタはEP5で「ゲームマスターのみが使える」と述べている。
--しかし、今までのEPでゲームマスターだったベアトリーチェとラムダデルタは金字を使ってなかった。これはなぜ?
---使う必要がなかった?
~
**&color(orange){探偵}; [#c59c5d04]
-「探偵」はEP5より明かされた概念である。
-「探偵」の目的はこの物語を本格ミステリーの作法に従い解題することである。
-この物語における「探偵」は、上層界から与えられた奇跡の力により、様々な権限と制限が与えられている。それはもはや「魔女」に匹敵する幻想的存在でもある。
-「探偵」の概念が一切語れて居なかったEP4までの物語に、探偵役が登場していたかについては後述

***探偵権限とその制限 [#u18d0fbe]
「探偵権限」は、探偵に与えられる特殊な権限のこと。ただし、探偵には権限と同時に制限もある。
~
''赤字で保障されている探偵の権限と制限''
(ノックスの十戒も赤字で語られているため、十戒から解釈可能な探偵の権限と制限もここに挙げる)
-&color(orange){探偵は、現場検証を邪魔されない権限を持つ。};
--&color(red){探偵は全ての現場を検証する権利を持つ};(EP5、ベルンカステルの赤字発言)
--探偵の現場検証を誰も邪魔はできない。悲しみにくれる遺族たちの前で、非常識にも探偵が調査のために現場を荒らすことを、ゲーム盤上のニンゲン達は誰も咎めることはできないのである。
--これは現場調査だけでなくアリバイの聞き取りなどにも適用される。探偵の聞き込みを誰も拒否できない。
~
-&color(orange){探偵は犯人にはならない};
--&color(red){探偵は、犯人ではなく。};
--&color(red){その証明には如何なる証拠も必要としない。};(EP5、ベルンカステルの赤字発言)
--ノックス第7条「探偵が犯人であることを禁ず。」により与えられる権限にして制限。
~
-&color(orange){探偵はあらゆる秘密の通路を発見できる};
--ノックス第3条「秘密の通路の存在を禁ず。」の逆説的解釈
--「物語中に発見不可能な秘密の通路があってはいけない」ということは、「どんなに巧妙に隠されている通路でも探偵は発見できる」ということになる。
--&color(red){ノックス第3条。秘密の通路の存在を禁ズ! ミス・ヱリカは探偵として全ての侵入口を封印していマス。探偵に発見できない通路は、秘密の通路デス。よって、ミス・ヱリカに発見できない侵入口は存在しないのデス!!};(EP5、ドラノールの赤字発言)
~
-&color(orange){探偵は全ての手掛かりを発見できる};
--EP5の幻想法廷で探偵に与えられた能力としてベルンカステルが語ったもの。ただし、これは赤字で語られていない。
--ノックス第8条「提示されない手掛かりでの解決を禁ず。」の逆説的解釈。
--「探偵が観測したものの中に事件解決に必要な情報が混じっているなら、それらの情報を見落としはしない」ということになる。
---&color(red){ノックス第8条。提示されない手掛かりでの解決を禁ズ。いとこ部屋で実際に犯行が行なわれたなら、手掛かりが提示されなくてはなりマセン。それが、朝まで室内の異常を監視していた探偵であるヱリカ卿に与えられなかった以上、犯行は不可能デス…!!};(EP5裏お茶会、ドラノールの赤字発言)
--この権限を与えられた探偵・古戸ヱリカには「目で見たものは写真機並に、耳で聞いたものは蓄音機並に記憶できる」という設定がついている。
--ただし、探偵が観測を誤認することは可能。
---&color(skyblue){それは風雨になびくシートか何かを、あなたが誤認しただけの可能性がありマス。ノックス第9条を示す伏線とはなり得まセン…!! 誤認は全ての観測者に許された権利デス!! };(EP5裏お茶会、ドラノールの青字発言)
---上記の発言にて、探偵を含む全ての観測者が誤認をする可能性をはっきりと認められている。「探偵がくまなく調査を行った場合、見落としをする可能性は無い」というだけで、例えば遠目に見ただけという状況などでは、十分に誤認が起こる可能性があると思われる。
~
-&color(orange){探偵キャラの主観視点で描かれているシーンでは、探偵キャラの思考を嘘偽りなく描写しなくてはならない。};
--探偵キャラというよりも「作者」に課せられたルール。探偵の主観思考を改ざんして描くような叙述トリックを禁止する制限である。
---「&color(red){ノックス第8条、提示されない手掛かりでの解決を禁ズ! これまでのあなたは探偵デシタ! そのあなたが今回は探偵でなく、私見を交える観測者であったことは示されていたのデスカ!! それがない限り、あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!};」(EP5裏お茶会、ドラノールの発言)
--わかりやすくいうなら「''探偵キャラの一人称で描かれた文章には魔女幻想は混ざっていない''」ということを示しているのだと思われる。
--ただしこのルールでは、探偵が観測を誤認した場合は、誤認結果をあたかも真実のように描写することを「作者」に許している(探偵の主観の中では誤認内容を真実だと思い込んでるはずなので)。
---「&color(red){されどあなたは、いとこ部屋にて、誤認不可能な遺体を確認されておりマス…! それが虚偽であったと仰るのデスカ?! …ノックス第7条、探偵が犯人であることを禁ズ!!}; 探偵は客観視点を義務付けられていマス。あなたの推理はこの義務に違反デス!!」(EP5裏お茶会、ドラノールの発言。確認したものが"誤認不可能な遺体"だから結果的に探偵の主観描写に虚偽が許されないということは、逆説的に言えば、探偵が誤認可能な何かを見た場合は誤認したままの内容を読者に伝えることは可能である)
~
-&color(orange){探偵は、自分が観測してない情報に関する赤字を推理の根拠にしてはならない};
--これは物語世界での調査ではなく、メタ世界の推理議論におけるルール。
--ノックス第2条「探偵方法に超自然能力の使用を禁ず。」および、ノックス第6条「探偵方法に偶然と第六感の使用を禁ず。」によって生まれている制限。
--探偵が物語世界でまだ調査してない情報がメタ世界で赤字で得られていても、メタ世界のニンゲン側プレイヤーはその赤字を根拠に推理をしてはいけないということである。
--しかし、EP4までの戦人は平気で「ゲーム盤のどのキャラクターも知りえない赤字」を根拠に推理を展開していたが…?
---メタ戦人はそのとおり。しかし、盤上の戦人は皆無。(ですよね…?)
---EP4までは探偵に関するルールがなかったともとれるが、EP5ではドラノールがメタ戦人に「今までのエピソードではあなたは探偵でした」といって、探偵ルールを過去のエピソードにも適用している。
---ベアトリーチェは魔女側の存在だから、ノックス十戒を前提にした赤字は使わない?(使えない?)
---もしもノックス十戒をベアトリーチェが使えるのに使わなかったなら、EP4までは戦人に手加減してたということ?

''赤字で保障されていない探偵の権限と制限''
-&color(orange){探偵・古戸ヱリカはあらゆる毒物や科学知識に秀でている};
--EP5では、金蔵の書斎にあった薬品をつかって、即興で様々な科学捜査を行い、目張りしたガムテープに誰かが触れてないかを確認していた。
--赤字では語られていないことで、リアルに考えると非現実的だが、ニンゲンに不可能ではないのでノックス違反ではない。
~
-&color(orange){探偵・古戸ヱリカは旅先で必ず事件が起こることを知っている。そのため、事件が起こる前から、犯人を捕まえるための準備を行うことができる};
--「探偵がいる以上は事件は必ず発生する」というメタ視点での考え方を前提に、物語世界のヱリカは行動することができる。
--メタ視点での考え方を前提に行動することは、ノックス第2条「探偵方法に超自然能力の使用を禁ず。」および、ノックス第6条「探偵方法に偶然と第六感の使用を禁ず。」によって本来は禁じられている。しかし、探偵が「旅先で必ず事件が起こるという、妄想めいた疑心暗鬼にとらわれている」ということは超自然能力でもないし、第六感でもなく、ただの性格設定である。そのため、ヱリカの卑怯としか言えないような先読み行動もノックス違反ではない(かなりグレーではあるだろうが)。
~
-&color(orange){探偵は集会宣言をすることができる};
--ベアトリーチェのゲーム盤は10月4日から10月5日の24時までの間で構成されているが、探偵は5日の24時にいたるまでに、それまでに起こった事件の謎を全て解けて魔女を否定できるだけの仮設を構築できているならば、その時点でゲーム盤の進行を中断し、「謎解きの開帳」を行うことができる。
いわゆる「謎は全て解けた!」宣言である
--集会宣言がなされると、物語世界では関係者が全員集められ、探偵の推理を拝聴することになる。メタ世界からの理屈ではこれは探偵権限に守られた強制力であり、生存者が集会参加を拒否することはできない。
--物語世界の集会と同時進行する形で、メタ世界では幻想大法廷が開かれ、幻想側のキャラクター含めた全ての登場人物が強制的に集会される。これはメタ世界の出来事なため、ゲーム盤の上で殺された被害者も参加を強制される。
--幻想大法廷で行うことは、通常のゲーム盤と同じく青字を使って真実の仮説を述べることである。赤字で反論されなければ探偵の勝利となる。ただし、幻想大法廷での青字は探偵の制限(ノックス十戒に反さないこと)などか課せられる。
--幻想大法廷で探偵が勝利すれば、物語世界で集会された登場人物たちは全員が探偵の推理に納得する。これも探偵権限に守られた強制力である。
--幻想大法廷が発生したゲーム盤に限らないことではあるが、青字で語る仮説が真実と異なっていても魔女が赤字で反論をしなければその青字は有効になる。このため、魔女が赤字をわざと使わないことで、探偵に真実と異なる犯人を指摘させて冤罪を起こすこともできる。
-&color(orange){探偵は嘘をつけない};
--小説版あとがきにて「探偵の主観と発言は信用できる」との記述あり。主観を偽る権利がないとは「読者に対して」とは限定されていないのかもしれない
***探偵役となるキャラクター [#xdd7d11f]
探偵概念が初めて登場したEP5であり、それ以降のエピソードでの発言でないと誰が探偵かは判断できないようになっている。
~
-EP1~4の探偵役は誰か
--&color(red){これまでのあなたは探偵デシタ!};(EP5裏お茶会、ドラノールの赤字発言)
--この「あなた」はメタ世界での戦人に対して語られているため、「戦人=探偵」と思われる。
--「戦人=探偵」であるならば、EP1~4までの戦人の観測情報(戦人の一人称で書かれたテキスト)は「推理に必要な情報」が見落としなく含まれていることになる。
--戦人が探偵ではない可能性はないのか?
---EP5で戦人が「物語世界で右代宮戦人と呼ばれている男が留弗夫の息子ではなく、19年前の男である可能性」の仮説を魔女側もヱリカも否定仕切れなかったように、物語世界の戦人は偽者である可能性は捨てきれない。もしそうならば、「物語世界の戦人と呼ばれている男」は探偵ではない可能性が考えられる。
---「物語世界の戦人と呼ばれている男」が探偵役であっても、EP4までに「俺」という一人称で語られるテキストが、常に「物語世界の戦人と呼ばれている男」の視点である保障がない。「物語世界の戦人と呼ばれている男」と行動をともにしている誰かの視点であるかもしれない。(一人称の視点トリック)。
~
-EP5の探偵役は誰か
--ベルンカステルは「古戸ヱリカは探偵であることを宣言するわ」と述べているが、これは赤字ではない。
---↑「&color(red){古戸ヱリカは探偵であることを宣言するわ。};」は赤字である。&br;(Ver.違いの影響でしょうか…?)
--ただし、ドラノールが以下の赤字を述べているため、ヱリカが探偵であることは保障されていると思われる。
---&color(red){ノックス第3条。秘密の通路の存在を禁ズ! ミス・ヱリカは探偵として全ての侵入口を封印していマス。};
---&color(red){朝まで室内の異常を監視していた探偵であるヱリカ卿に与えられなかった以上、犯行は不可能デス…!!};

***現実世界での探偵 [#a0b077f9]



**&color(orange){ノックス十戒}; [#bc87c0a0]
-ノックス第1条。 犯人は物語当初の登場人物以外を禁ず。
-ノックス第2条。 探偵方法に超自然能力の使用を禁ず。
-ノックス第3条。 秘密の通路の存在を禁ず。
-ノックス第4条。 未知の薬物、及び、難解な科学装置の使用を禁ず。
-ノックス第5条。 (欠番)
--元は中国人を登場させてはならない
-ノックス第6条。 探偵方法に偶然と第六感の使用を禁ず。
-ノックス第7条。 探偵が犯人であることを禁ず。
-ノックス第8条。 提示されない手掛かりでの解決を禁ず。
-ノックス第9条。 観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される。
-ノックス第10条。手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ず。

*うみねこ世界の構造 [#ief46d9b]
-「うみねこのなく頃に」は、各エピソードが「1986年10月4日~5日の六軒島の出来事」を描いている物語である。
-各エピソードで登場人物や舞台は共通するものにの、全く別の物語が語られている。
-しかし、「メタ視世界(仮)」のベアトリーチェと戦人は前のエピソードの記憶を明確に受け継いでいるようにも思える。各エピソード同士は何らかのつながりがあるように見えるが…?
~
**&color(orange){メタ視世界(仮)の謎}; [#q9b92509]
-エピソード2以降に登場する謎の世界。戦人とベアトリーチェがここで推理バトルをしている。
-メタ視世界にいる二人は各エピソードの物語を俯瞰するように観測しており、前までのエピソードについての観測の記憶も持つ。
-お茶会と同じ世界?
-メタ視世界にいる戦人と各エピソードの物語世界の戦人は同一人物? 別の存在?

-ベアトリーチェはこの推理バトルをチェスのような「ゲーム」に例えている。魔女の千年と人間の百年のどちらか生き残ることができるかの戦い。
--魔女の千年 → 千年を超える時を生きた魔女が織り成す魔法の力。世界から失われつつある奇跡の力。本編中は「ファンタジー」とも呼ばれる。
--人間の百年 → 始祖エドガー・アラン・ポーから脈々と築かれた推理の歴史。未知なるモノを暴く論理の力。本編中は「ミステリー」とも呼ばれる。
~
--メタ視世界での戦人の勝利条件
---ベアトリーチェに「事件は人間によって現実的な手法で行われた」と論理的な推理で証明できれば戦人の勝利
---戦人が勝利したら何が起こるのか?
~
--メタ視世界でのベアトリーチェの勝利条件
---戦人の推理の矛盾をつき、「事件は魔女が黒幕で魔法によって惨劇が行われた」ことを認めさせるとベアトリーチェの勝利
---ベアトリーチェが勝利したら何が起こるのか?
~
--再戦の条件
---戦人が人間犯人説を証明できなくても、戦人が負けを認めない限りは、何度でもゲームをやり直せる → ゲームのやり直しは次のエピソードに物語が続くことでもある。
---ベアトリーチェはこれを、「戦人が屈服するまで永遠に繰り返される拷問」と呼んでいる。
---だが戦人はこれを「魔女への拷問」と呼んでいる
~

**&color(orange){各エピソード同士のつながりは?}; [#x1633e3f]
-&color(orange){各エピソード毎の物語が、並行世界として存在している可能性。};
--エピソード1で、戦人は魔女によって異世界(メタ視世界)につれていかれ、並行世界の物語を見せられ続けているのではないか?
--ベルンカステルの登場などからみると「ひぐらし」と同じ法則がある世界という可能性はある。だとすると、あのメタ視世界がカケラ紡ぎの上位世界のような場所で、物語世界である下位世界を俯瞰しているのかもしれない};。
--エピソード1で、留弗夫が「今夜俺は殺されるだろうな」と未来を予知したことを言っていたり、金蔵が「前のような失態は侵さない」など、今回の儀式(?)を前にも体験したようなことを言っている。これらは、留弗夫や金蔵が「ひぐらし」における世界移動の際の記憶継承がされていることをあらわしているのでは?
--EP3ベルンカステルの発言に「保証は出来ないけれど、戦人が生き延びるカケラを探してきてあげる」というものがある。このシーンそのものが幻想でなくベルンの発言が正しければ平行世界説が支持された事になる(もちろん幻想である可能性や発言が誤りである可能性も常に存在する)。
-並行世界説の問題点
--並行世界の俯瞰なんてファンタジーの現象に出会ってるならば、戦人は魔法の存在を否定できなくなるのではないか
---人間と魔女の対決開始はEP1お茶会である。この戦人は確かに「魔女なんて認めない」と言っているが具体的なベアトへの挑戦内容は「全ての事件が魔法ではなく人間の犯行だと示してやる」であって魔法の否定ではない。魔法そのものは「便利じゃないか」と賛辞すら贈っている。
---公式ページの作品紹介によるゲーム目的もあらゆる魔法の科学的説明ではなく「どうぞ、六軒島で起こる不可解な事件の数々を、存分に“人間とトリック”で説明してください」である。それを受けた「一体何人が最後まで、魔女の存在を否定して、“犯人人間説”を維持できるのか」は魔法の存在そのものの否定を求めているようにも読めなくもないが、「(事件における)魔女の存在」とも読めるので決めつける事は出来ない。
-&color(orange){各エピソードの物語は仮想世界の出来事だという可能性。};
--戦人たち登場人物は何らかの手段で、一種の「仮想世界」に閉じ込められており、六軒島の惨劇を繰り返し体験させられている。
--要するに映画「マトリックス」のように、リアルな夢を強制的に見せられているような感じ? 
--仮想世界/夢の世界なので、どのような魔法やファンタジーも起こすことができる。
--前のエピソードの記憶は基本的にリセットされるが、戦人はこの世界のプログラムの支配を逃れ、世界を俯瞰できるようになったのではないか(マトリックスで言う主人公のネオのような感じか)
--使用人たちが「自分たちは人間ではない」「儀式に生き残れば人間になれる」と言っている。これは、彼らが仮想世界にしか存在できないプログラム/人工知能のようなものの現れということではないか
-仮想世界説の問題点
--1986年にリアルな仮想世界を作り出すテクノロジーが存在できるのか?
---「うみねこ」世界の現実世界は未来の時代という可能性も有り得るかも。1986年という時代は仮想世界における設定。
~
-&color(orange){各エピソードの物語が現実で、メタ視世界は戦人が脳内に設定した世界という可能性。};
--EP2の礼拝堂でメタ視世界でのベアトと戦人の論戦を受けて物語中の戦人が叫ぶシーンがある。物語中の戦人の言動にメタ視世界の戦人が反応するならベアトの魔法で見せられたなどと解釈できるが、逆は不自然。物語中の戦人がどうやってメタ視世界を見たのだろうか?
--メタ視世界そのものが物語中の戦人によって脳内に設定された世界にすぎないとすれば、この矛盾は解決される。メタ視世界が脳内に仮想したものなら、物語中の戦人がメタ視世界を見るのは脳内思考実験に過ぎず容易。
--ゆえにメタ視世界の正体はこうなる。「魔女ベアトの肖像画と伝説を聞いた物語中の戦人が、様々な怪現象を自分と魔女との知恵比べだと推理し、怪現象の正体を見極めるために魔女との推理勝負という舞台を設定した。」これならEP3のメタ視世界で魔法が用いられていることも説明がつく。
--他にもこの脳内説で説明がつく実例がある。戦人はチェス盤思考を得意とするが、メタ視世界の魔女ベアトもチェス用語を多用する。これはベアトの概念は戦人が生み出したからである。EP2朱志香殺害の密室でも物語中の戦人とメタ視世界のベアトが会話するようなシーンがある。これも、ベアトを戦人の脳内仮想的存在と見ないと説明しがたい。
--物語中の魔法現象も説明がつく。物語中の魔法現象は、目撃者なき密室での事件について真里亞などが「こうやって魔女が犠牲者を殺したんだよ」と説明したものをそのまま書き留めたもの。戦人はこれに対して推理で解明を試みている。
-脳内説の問題点
--前のエピソードの記憶を元にメタ視世界のベアトや戦人が発言しているシーンが見られる。物語中の戦人の記憶がループしないとこのような描写は不可能ではないか。
--この説だと、戦人の実体験以外の描写は、戦人の想像で描かれる。となると、赤字の魔法は不可解。戦人はなぜそれらが絶対の真実であるという前提を置いたのか。
~
-&color(orange){メタ視世界が現実で、各エピソードの物語は創作だという可能性。};
--エピソード1のエンドロールで、「この物語はボトルメールの内容を語ったもの」と書かれてある。つまり、エピソード1の物語は現実に起こった事実を語っているとは限らない。
--また、エピソード1のエンドロールでは、「人々は各々の解釈で事件を残虐に修飾しては広めていった」とある。つまりエピソード2以降の物語も、誰かにの解釈によって広められた創作を読まされていたのではないか。
--「うみねこのなく頃に」の物語は場面によってテキストの文体が突然変わる(戦人の一人称、平均的な文体の三人称、児童文学っぽい文体の三人称などが混在している)。これは複数人の作家が作った小説を、ツギハギしている物語ということなのではないか。
--メタ視世界は、事件より未来の時代に、そのような作品群の真相を討論している場面ではないだろうか
-創作説の問題点
--メタ視世界が現実というなら、メタ視世界でもあきらかな魔法が使われるのはなぜか?(特にEP3以降)
--すでに起こったことをモデルにした創作を推理してるだけなら、推理によって現実に起こった惨劇を回避することは不可能となる。
--EP1の結末では生存者は確認されなかったと警察発表がある。EP3の結末では絵羽が公然と生存者を名乗り、警察も事件への関与を捜査している。警察にこのような矛盾した公式発表は出来ない。
--EP3で「1998年の世界」が描かれてしまった。これはEP1の後日談とは矛盾する未来。創作説の立場的には少なくともどちらかの未来が創作の未来とするべきだが・・・ 
---EP1の後日談の方が創作とするなら、「この物語はボトルメールの内容を語ったもの」という記述自体が虚実の可能性がでてくる。そうなると創作説の前提が揺るがされかねない。
---EP3の後日談の方が創作とするなら、メタ視世界に現れた縁寿をどう解釈するのか? あの縁寿は「EP3の後日談」の世界にいる縁寿というような演出がされているが・・・
(ただし、EP3終了時点の記述では、メタ縁寿が本当に「EP3の後日談の世界」の縁寿なのかどうかの証拠はない。EP3の裏お茶会は、本編に登場したメタ縁寿とは何の関係ない創作記述であり、メタ縁寿は「EP1の後日談の世界」の縁寿という可能性もある)

~
-&color(orange){メタ・メタ視世界が現実で、メタ視世界と各エピソードの物語はそこで行われている演劇だという可能性。};
--このゲームの目的を物語中のあらゆる魔法の科学的説明とすると、メタ視世界そのもので行われる赤字や戦人の蘇生といった魔法をどう説明するかという問題が生じる。メタ視世界も各エピソードの物語もどちらかが現実であるとすると、現実なはずの世界で描写される魔法の説明が出来ない。
--そこでメタ・メタ視世界の存在を仮定し、各エピソードの物語もメタ視世界もそこで製作されている演劇・小説・ゲーム等と考える。
--それら演劇等の中であれば、メタ視世界であれ各エピソードの物語であれ自由に魔法を用いる事が出来る。
-演劇説の問題点
--メタ・メタ視世界について描写がないのは推理としてアンフェアではないか。物語中で少しでも描写があるのか?
---それは悪魔の証明。我々が全く気付いてないだけで、描写はあるのかもしれない。(例えば、お茶会と裏お茶会とメタ視世界が同一という証拠はない。このうちのどれかがメタ・メタ視世界という可能性さえある)

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