ファンタジー(第二話) の変更点
第二話における、魔女や魔法の関与が疑われるファンタジー描写の抜粋です。このページはで基本的にファンタジーを肯定する立場からの考察を行います。
アンチファンタジーの視点でのこれらのシーンの考察については「[[謎と考察(第二話)]]」のページで扱うとします。
&color(red){★};がついているものはファンタジー描写とともに黄金の蝶が出てくるシーンとなります。
第三話以降や、姉妹作(ひぐらし)等のネタバレになるものは、&color(black,black){伏字};推奨。
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*黄金の魔女の出現 &color(red){★}; [#m4720cff]
&color(orange){シーンの概要}; 恋に悩む紗音の前に肖像画の魔女ベアトリーチェが現れ、彼女に恋が成就する魔法を授ける。(「家具」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--紗音の前にベアトリーチェが実体化して現れる。初めて現れたときは肖像画の前で、はじめは声だけ響いてそれから黄金の蝶とともに何もない場所からいきなり現れた。まさにその様子は魔法であるとしかいえない。
--魔女の姿は嘉音も目撃する。嘉音は魔女を「紗音をたぶらかしてる」と警戒する。魔女は嘉音に何かしようとするが、紗音の謝罪を受け入れ、二人の左手の掌に「蝶の痣」のようなものを刻み込み。その場から掻き消える。痣を刻み込んだのも、その場から掻き消えたのも一瞬での出来事であり、まさにその様子は魔法であるとしかいえない。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--紗音と嘉音はこの非現実的な状況に驚愕し、特に嘉音は、この女性が「魔法を使う魔女」であることにどこか半信半疑な部分があるようだった。
--エピソード1では使用人たちは「六軒島の夜の主人ベアトリーチェ」の存在を信じているように描かれていたのからすると、若干不自然な対応といえるかもしれない。
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*鎮守の祠 [#f0c78853]
&color(orange){シーンの概要}; 紗音はベアトリーチェの復活を手伝った礼として、に悩む紗音の前に肖像画の魔女ベアトリーチェが現れる。(「オープニング」)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--ベアトリーチェが紗音の前に出現したとき、ベアトリーチェは
「鎮守の祠に祀られている鏡が自分の魔力を邪魔している。これを割ってくれれば自分は紗音の恋の悩みに力を貸す」
と言っていた。
紗音はこれを承諾し、断崖にある鎮守の祠まで行き祀られてた鏡を割る。
この後、ベアトリーチェは頻繁に紗音の前に現れるようになる。
--本当にこの鏡は魔女の魔力を減衰させる不思議な力を持っていたということだろうか?
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-&color(orange){登場人物の反応};
--紗音は自分がやったことに多少の罪悪感を感じている様子であった。
--この件のせいで譲治様に相応の人との恋愛を阻む事になるのですから当然ですね。
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*黄金蝶のブローチ [#m2b14318]
「黄金蝶のブローチ」については、これに関係するシーンが複数存在しています。ここではそれぞれのシーンについて抜粋します。
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**紗音と譲治の恋 &color(red){★}; [#r9643ae2]
&color(orange){シーンの概要}; 紗音と譲治の沖縄でのデート(「オープニング」)。そしてデート結界をベアトリーチェに報告する紗音。(「素晴らしき理想の世界」)
&color(orange){シーンの概要}; 紗音と譲治の沖縄でのデート(「オープニング」)。そしてデート結果をベアトリーチェに報告する紗音。(「素晴らしき理想の世界」)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--砂浜にて紗音とベアトリーチェのささやかなお茶会。紗音は譲治との沖縄旅行の思い出を語る。ベアトリーチェは紗音と譲治との恋が上手く行っているのは、自分が紗音に授けた黄金のブローチの成果だと言う。
--事実、二人の恋は急速に進展している。これは恋の魔法の効果?
--ベアトリーチェは自分の魔法がなければ譲治はもっと「右代宮譲治に釣りあう相手」と見合いをし結婚をすることになると語るが・・・ 見合いについては実際に譲治は行っている。
--この後、紗音は自分のブローチを嘉音に譲る。動機は「自分を家具だとさげすんでいる嘉音にも、人間としての恋を知って欲しいから」ということ。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--紗音はベアトリーチェに感謝し、恋はブローチのおかげであるということを信じている様子
--嘉音は半信半疑。ブローチに関しては紗音から受け取るが自分が恋をするとはこの時点では思っていない。
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**嘉音と朱志香の恋 &color(red){★}; [#p7b442ee]
&color(orange){シーンの概要}; 嘉音が朱志香を守るため戦い、愛の告白をする(「朱志香と嘉音」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--後述する「第二の晩」での出来事。ベアトリーチェの魔法から朱志香を守るため嘉音は謎の光の剣で魔女の眷属たちに立ち向かう。このとき、嘉音は朱志香が自分にとって大切な存在であることを気づいたといっており、恋が芽生えたことを自覚している。
--しかし、それ以前のシーンでは朱志香は嘉音に懸想していたものの、嘉音はそれを知りつつも朱志香に対して冷たい反応をとっており、ここで恋を自覚するのはあまりに唐突である。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--ベアトリーチェは二人に対して必要以上に見下した態度をとる。その様子はそれまでの高貴な雰囲気とは全く異なるもの。
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*お菓子の修復 &color(red){★}; [#mdc69988]
&color(orange){シーンの概要}; ベアトリーチェが19人目の客として親族会議の日に右代宮家を来訪。薔薇庭園で出会った真里亞の砕けたお菓子(飴)を魔法で修復した(「賓客」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--ベアトリーチェは雷鳴とともに魔法のように突然現れた。
--飴の修復は、ベアトリーチェが飴を空中に放り投げるだけで行われた。これでは摩り替える暇もない。手品やトリックであるとは思えない。
--ここで出現する「19人目の客」であるこのベアトリーチェそっくりの女性は、後のシーンで紗音や嘉音と会話している。このときに浜辺などでのシーンのことを知ってて会話している。つまり、このベアトリーチェは嘉音や紗音が出会った神出鬼没の魔女と同一の存在であると言える。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--真里亞はベアトリーチェとは毎年あってるらしく、再会を喜ぶ
--楼座はこの謎の女性が飴を治すのを見て呆然とする。
--ベアトリーチェは真里亞と楼座にそれぞれ封筒を渡す。
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*肖像画の変化 [#bbf39be5]
&color(orange){シーンの概要}; 19人目の客として親族会議にやってきたベアトリーチェはスーツ姿だった。彼女が客として玄関にやってくると、そこに飾られている肖像画がドレス姿からスーツ姿に変化した(「賓客」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--肖像画が変化したのは、客間から出てきた霧江とベアトリーチェの目が合った瞬間。
--不思議なことに肖像画の変化について霧江が強く疑問に思う様子もなく、他の人物もそれを指摘することはなかった。
---この状況について、「本当は肖像画は変化してない」ということを示す証拠という見方もできるが、そうではなく、ニンゲン全員に認識変換の魔法がかけられたとも見れる。つまり、肖像画を目にしたものは、スーツ姿であることに疑問をもたなくなるということだ。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--霧江はこの後に頭痛を起こした。
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*書斎の結界 [#z876f1b8]
&color(orange){シーンの概要}; ベアトリーチェが書斎のドアノブに触れると、彼女の手が焼ける(何故かすぐに癒え始める)(「賓客」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--EP1で、書斎には強固な魔よけが施されてると真里亞が説明している。つまり、これはその魔よけが魔術的効果を発揮したということなのか?
--ベアトリーチェを案内していた源次は自分が書斎のドアを開けようかと申し出る。つまり、源次ならばドアは開けれるということである。やはり、書斎のドアは魔女だけを選んで拒否する何かが施されているのは確かなようだ。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--ベアトリーチェは源次の申し出を拒否し、金蔵と会うのを辞めた。
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*金蔵の子供達と魔女の会話 [#b7eacbc7]
&color(orange){シーンの概要}; 礼拝堂の中で、ベアトリーチェは蔵臼 夏妃 絵羽 秀吉 留弗夫 霧江 楼座(以後、「親世代」と表記)に自分が「魔女」であることを認めさせる(「結婚指輪」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--ベアトリーチェが実際に何をしたのかは全く不明。しかし、親世代全員が魔女であることを認めるくらいなのだから、本当に魔法を見せたと考えるのが自然。
--留弗夫はベアトリーチェに「悪魔を証明した」と言っている。この言葉からしても、実際に魔法を使ってみせたと考えるべきだろう。
--翌朝には礼拝堂で、親世代6人の死体とともに黄金のインゴットが三つ発見された。ベアトリーチェは親世代の前で黄金を作り出したのだろうか?
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-&color(orange){登場人物の反応};
--親世代7人は全員が魔女の存在を認める
--しかし、楼座だけは翌朝以降の不可能殺人に魔法の関与の可能性を全く考えないという不可解な態度をとる。
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*礼拝堂の密室 [#v4c4ab80]
&color(orange){シーンの概要}; 礼拝堂の中で、蔵臼 夏妃 絵羽 秀吉 留弗夫 霧江の6人が凄惨な死体になっているのが発見される。死体は碑文の「第一の晩」に見立てられていた。(「ハロウィン」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--死体はハロウィンパーティーを模して装飾されており、お菓子の山の中、死体の腹は切り裂かれ、そこからお菓子がはみだしていた。
--礼拝堂は完全密室。メタ視世界でのベアトリーチェと戦人との推理合戦でもこの謎の結論は完全には解けなかった。ニンゲンで証明できない限りは、この密室は魔法でも使わないと構成できないことになる・・・!
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-&color(orange){登場人物の反応};
--この時点では多くの人間が「19人目」であるベアトリーチェがなんらかのトリックを使って密室を作ったと怪しんでいる。
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*嘉音と朱志香の殺害 [#u1cef456]
「嘉音と朱志香の殺害」については、これに関係するシーンが複数存在しています。ここではそれぞれのシーンについて抜粋します。
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**嘉音の魔法戦闘 &color(red){★}; [#r245cd6b]
&color(orange){シーンの概要}; 朱志香の自室にて、嘉音と朱志香を殺すために魔女ベアトリーチェは眷属を召還する。眷属たちの攻撃に対抗して嘉音も不思議な力を使う。(「容疑者」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--このシーンでは、以下のような「現実ではありえない状況」がCGとテキストで明確に描写された。この事件はファンタジーでなくてミステリーだというならば、これらの現象をどうやって説明するのか?
---無数の黄金の蝶が朱志香を襲う。喘息もちの朱志香の鼻や口を塞ぎ、朱志香を苦しませる。
---密室となった部屋を魔女と眷属がすり抜ける。
---眷属である「山羊の家具」が手から光の剣を発生させる。
---それに対抗して嘉音もが手から光の剣を発生させて、激しく打ち合う
---嘉音が光の剣でベアトリーチェを斬るが、ベアトリーチェは無数の黄金蝶に変じてそれをかわしてしまう。
---煉獄の七杭の化身である、煉獄七姉妹アスモデウスが人型の存在として出現。朱志香の背中を刺して殺害する。
---煉獄の七杭の化身である、煉獄七姉妹次女サタンが人型の存在として出現。嘉音を殺害する。
---嘉音の死体をベアトリーチェが消失させる。
--嘉音と朱志香がこのシーンで恋の魔法の効果で(?)両想いであることが判明したため、二人の殺害は碑文の「第二の晩」にある「寄り添う二人を切り裂け」に見立てられたとも考えられる。黄金卿へたどり着くための魔術儀式と関係ある?
---しかし実際には嘉音は犯人と疑われており、その死体が発見されない(つまり死んだと思われていない)ので、この事件を「寄り添う二人を引き裂け」の見立てと視るニンゲンはいなかったようである。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--魔法的描写の目撃者は死亡した朱志香と嘉音以外にいない。
--メタ視世界の戦人もこのシーンについては観測してないようである。
---正確にいうと、「このシーンについてメタ戦人が指摘してるテキストが一つもない」だけであって、実はメタ戦人がこのシーンを観測していた可能性はある
--嘉音の死体が発見されないため、生き残った者たち(特に楼座は)は、「嘉音は行方をくらました。ならば彼が犯人ではないか」と推測する(マスターキーを持っていたのが嘉音なため)。ただし戦人はそれを否定する推理を展開する。
--ベアトリーチェは朱志香と嘉音に対して必要以上に見下した態度をとる。その様子はそれまでの高貴な雰囲気とは全く異なるもの。
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**死者たちの会話 [#h9470a52]
&color(orange){シーンの概要}; 犯人は嘉音ではないかと疑う楼座たちに対して、嘉音と朱志香の亡霊のようなものが嘆き悲しむ(「容疑者」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--この部屋で嘆き悲しむ嘉音と朱志香は一体なにもの? やはり亡霊なのか?
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-&color(orange){登場人物の反応};
--この亡霊のような朱志香と嘉音は誰も認識できていない。
--メタ視世界の戦人さえもこの亡霊のような二人については観測してないようである。
---正確にいうと、「この現象についてメタ戦人が指摘してるテキストが一つもない」だけであって、実はメタ戦人がこの現象を観測していた可能性はある。
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*偽嘉音? &color(red){★}; [#p07113d3]
&color(orange){シーンの概要}; 嘉音の姿をしたバケモノが南條と熊沢を殺す。(「狼と羊のパズル」の章)。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--このシーンでは、以下のような「現実ではありえない状況」がCGとテキストで明確に描写された。この事件はファンタジーでなくてミステリーだというならば、これらの現象をどうやって説明するのか?
---郷田、源次、紗音、熊沢、南條がいる厨房に血まみれの嘉音?がやってくる。そして嘉音?は、楼座が朱志香殺害犯だと訴える。使用人たちは驚いて彼を治療するために使用人室につれていくが、彼は「大した傷ではない」といって、自分の指でその傷をグロテスクに広げる。彼が痛がる様子はなく医者である南條は驚愕する。そもそも南條が見る限り、嘉音?は生きてるのが不思議なくらいの重傷なのだ
---紗音はその様子を見て「何か」を取りにボイラー室にまで行く。そして「何か」をつつんだハンカチを嘉音?に見せると、嘉音?はそのハンカチに恐怖を感じたように信じられない速度で跳躍しハンカチを逃れる。そして嘉音?は手をすばやく動かすとそこから紫色の光の軌跡が発生し、その軌跡に触れた南條と熊沢の首が斬られる(二人は死亡)
---嘉音?は郷田をも襲おうとするが、源次がナイフを投げて彼の動きを阻み、その隙に紗音のハンカチが押し付けられる。すると嘉音の身体は焼けた後に無数の黄金蝶となって爆ぜ散り、虚空に消えてしまう。
--後のシーン(「儚き抵抗」の章)で、紗音はとってきた「何か」は蜘蛛の巣であったと説明。六軒島に古来から伝わる「悪霊伝説」によると悪霊は蜘蛛の巣が苦手だと言う。この嘉音?は悪霊だったのか? (なお、この紗音の説明があるシーンでも黄金蝶が舞う描写が存在する)
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-&color(orange){登場人物の反応};
--この騒ぎの後、楼座が何があったかを使用人たちに問い詰めるが、郷田、紗音、源次は何があったかを上手く言葉で説明することがなぜかできない。
--そのため、楼座は使用人たちが何かを隠してると疑うようになる。
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*死体消失 [#uf865052]
&color(orange){シーンの概要}; 使用人室に安置していた熊沢と南條の死体が、使用人たちがわずかの間に部屋を離れている間に消えてしまう。使用人室は密室だった。(「悪魔の証明」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--上記の偽嘉音襲撃のシーンの直後に起こった怪現象。楼座に状況を説明するために使用人たちが客間へいった数分の間に、使用人室に安置していた熊沢と南條の死体が消えてしまう。この部屋は使用人たちが出るときに鍵をかけていたので密室だった。
--この部屋の鍵を開けられるのは、「使用人室の鍵」と「使用人たちが持つ5本のマスターキー」の二つしかない。その両方ともが使用人たち以外に使うことはできない。
--もし使用人たちを疑わないならば、この密室は魔法でも使わないと構成できないことになる・・・!
--熊沢と南條の死体は後のシーン(「屈服」の章)で中庭にて発見される。このとき、二人の死体は碑文の第七の晩と第八の晩に見立てられて杭が穿たれていた。テキストでは「源次が死体の首の傷を確認した」と表記されている。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--楼座はそもそも南條と熊沢が死亡したということ自体に疑いを持つ。死体が消失したために彼女は二人の死体を見てるわけではない。南條と熊沢が実はどこかに隠れている可能性もある。もちろん、その場合、使用人たちと共謀してるだろうから使用人たちも怪しい
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*紗音、譲治、郷田の殺害 [#u1cef456]
「紗音、譲治、郷田の殺害」については、これに関係するシーンが複数存在しています。ここではそれぞれのシーンについて抜粋します。
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**厨房での怪現象 &color(red){★}; [#l73815f3]
&color(orange){シーンの概要}; 紗音が「この事件に本当にオカルトが絡んでいるなら、夏妃がもっている魔よけの霊鏡が何か役に立つかもしれない」と提案。譲治、紗音、郷田は夏妃の霊鏡を回収しにいこうと厨房を去る。厨房に残された源次の前に、黄金蝶が出現した(「儚き抵抗」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--配膳台の上に置かれたアイスペールの中から不可思議な存在である黄金の蝶が突如出現。蝶は部屋から去った3人の後を追うように飛ぼうとした。
--源次がナイフを投げて黄金蝶を壁につきさすと、黄金蝶は細かな黄金の粉と煙になって消えてしまう。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--源次はこの怪現象に対して驚くでもなく冷静に対応していた
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**礼拝堂での怪現象 &color(red){★}; [#ga806080]
&color(orange){シーンの概要}; 霊鏡は夏妃の部屋にある。しかしこの部屋の鍵は礼拝堂に安置された夏妃の死体がもっていた。まずは鍵を手に入れようと譲治、紗音、郷田は礼拝堂に入るが、そこでベアトリーチェが出現。3人を攻撃する。
(「儚き抵抗」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--紗音が鍵を手に入れた瞬間、礼拝堂のテーブルの周りから無数の黄金蝶が湧き上がり、紗音を飲み込むように動き出す。
--黄金蝶とともにテーブル上に現れるベアトリーチェ。蝶をけしかけ3人を襲う。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--郷田は「肖像画そっくりの魔女」を認識して驚愕する。
--紗音と譲治は危険を感じて逃げ出す
--ベアチリーチェはこの時点では本気で3人をどうこうしようとおもってなかったのか笑いながら「逃げなくていいのか?」と煽るなど、遊んでいる様子
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**紗音の魔法戦闘 &color(red){★}; [#cea6dad1]
&color(orange){シーンの概要}; 礼拝堂でのベアトリーチェの攻撃から逃げ、なんとか夏妃の部屋にたどり着く譲治、紗音、郷田。しかし3人を追ってきたベアトリーチェとその眷属たちは魔法攻撃をしかけてくる。紗音は防御魔法(?)で果敢に抵抗。しかし最後は3人は全滅する(「儚き抵抗」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--夏妃の部屋にたどり着いた3人。しかしベアトリーチェと眷属である山羊の従者が廊下から追ってくるのを目撃した郷田は、魔女たちが入れないようにドアを中から鍵を閉めようとする。しかし、魔法の力によって(?)鍵をいくらかけても、また開いてしまうという状況に。
--仕方なく郷田は自分の体重で扉をおさえつけるが、煉獄七姉妹のベルゼブブが扉を開けずに侵入。その後ベルゼブブは杭の姿に変化してものすごいスピードで部屋の中を跳ね回り郷田の胸を抉り殺害する。
--譲治が霊鏡の入った巾着袋をあけた瞬間、袋から黄金蝶が出てきて一斉に彼に襲い掛かってくる。
--譲治を守るため、紗音は結界のようなものを自分と譲治の周りに展開する。黄金蝶たちは砕ける。
--ベアトリーチェによって山羊の従者の一人が嘉音?の姿に変わる。嘉音?は紗音に襲い掛かるが、結界に阻まれる。嘉音?は無数の黄金蝶と化して砕け、更に黄金の飛沫となって消え去る
--ベアトリーチェは紗音を挑発するように暴言を吐くと、目に見えない悪意のようなものが結界を侵食し、削られ始める。
--最終的にどうなったかは不明なままこのシーンは終了する。後のシーン(「屈服」の章)で楼座、 戦人、真里亞、源次が3人の死体を夏妃の部屋で発見する。郷田の死体は胸に、紗音の死体には額に、譲治の死体は杭が腹に穿たれ、碑文の第四の晩、第五の晩、第六の晩に見立てられていた。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--郷田は魔女の魔法に恐れおののきながら死亡する
--紗音はベアトリーチェへの決別宣言。ここで死んでも譲治と真の愛を貫くと決意し、譲治に何かお願いをする(お願いの内容は語られない)
--譲治は紗音のお願いを聞こうとする。
--ベアトリーチェは紗音の愛の感情を否定。愛は肉欲に過ぎないと語る(それ以前に世界を構成する唯一なる元素は愛だと言ったベアトリーチェ自身の言葉からは態度に矛盾が感じられる)、また、このシーンでのベアトリーチェは口調などが乱暴で砂浜で会話してた頃の高貴な魔女のイメージからは程遠い。
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*魔女の宴 &color(red){★}; [#s50d1057]
&color(orange){シーンの概要}; 屈服した戦人の前にベアトリーチェが登場。最後まで生き残った金蔵と源次とともに山羊の貴族たちの宴に参加し、喰われてしまう(「屈服」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--真相への推理をあきらめた戦人は源次につれられて書斎へとつれていかれる。そこでは黄金の蝶が舞い踊る中、ベアトリーチェと金蔵がチェスをしていた
--ベアトリーチェは戦人に事件の真相を語る(プレイヤーには語られない)。それは全てに筋が通り、戦人は全てに納得し、戦人は魔女の存在を認めざるを得なかった。
--ベアトリーチェは戦人を「家具」にし、源二と金蔵をつれて玄関ホールに行く。そこは黄金蝶が舞い踊る中、山羊頭の「貴族」たちが集まっていた
---「貴族」の一人が山羊の仮面を外すとそこにはベルンカステルの顔が見える。彼女は「家具」に対して「哀れね」と言い残し去っていく。
--ベアトリーチェが宴の開始を宣言すると大時計が24時を指す。室内を金箔に染めていた黄金の蝶たちが一斉に飛び交い、黄金の扉が開かれる。
--山羊の貴族たちが金蔵を揉みくちゃにし始め、金蔵は「ワインとなり肉となりパンとなる」。(食べられたことの暗喩?)
--源次も金蔵と同じようになった様子?
--続いて、山羊の貴族たちは「家具」を取り囲み、「家具」が悲鳴を上げてシーンが閉じる。
~
-&color(orange){登場人物の反応};
--金蔵は悲願を達成したかのように歓喜する
--源次は冷静なまま、金蔵に従う
--戦人は「家具」になってからは、ただ状況を恐れるだけである
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*楼座と真里亞の最期 &color(red){★}; [#s6472967]
&color(orange){シーンの概要}; 楼座は礼拝堂の中にある黄金のインゴットを回収して真里亞といっしょに島を脱出しようと試みる。しかし、島中に現れた山羊の姿をしたバケモノに襲われてしまう(「屈服」の章)
~
-&color(orange){ファンタジー解釈};
--薔薇庭園には黄金蝶、黄金の妖精、黄金の蜥蜴が乱れ飛に幻想的な光景が広がる。人身山羊頭の異形が楼座と真里亞に襲い掛かる。
--楼座はウィンチェスターで果敢に対応するも、最終的に画面中央に“うみねこのなく頃に、生き残れた者はなし。”の文字が出てエンド。
--改造ウィンチュスターの銃弾は山羊の頭部を狙ったときは相手の延髄をふきとばしたが、胸版を狙ったときは4発をブチ込んでもひるまなかった。
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-&color(orange){登場人物の反応};
--楼座はこのシーンで「この島には魔女や魔法が実在する」ことを始めて認めるような態度を取る。
---一日前の深夜での礼拝堂での兄弟たちとのベアトリーチェとの会話シーンではベアトリーチェが魔女だと認めたような描写をしてたのと矛盾する?
--真里亞はEP1では最後まで死を恐れるような描写はなかったが、この状況では真里亞は恐怖を感じてる様子がある。しかし、黄金卿でまた楼座と会えることは確信していた様子もある。
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*お茶会 &color(red){★}; [#s6472967]
&color(orange){シーンの概要}; ベアトリーチェにより、楼座は兄弟を調理したご馳走を振舞われる。
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--どことも知れない客間で、楼座はベアトリーチェに「褒美」を称され、楼座の兄弟たちをグロテスクに調理したご馳走を強制的に口に入れられる。
--兄弟たちは殺しては生き返らせて、ご馳走の材料にされ続けられた。
--最終的に真里亞が調理されそうになるとき、屈服していたはずの戦人が復活。これにより「18人全員の屈服」はベアトリーチェはなすことができず、物語は次のエピソードへと続く
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-&color(orange){登場人物の反応};
--真里亞は自分が楼座に食べられることが楼座の癒しになるという魔女の言葉を信じ、母のために殺されることに同意する
--楼座はそんな真里亞の態度に半狂乱となり、ベアトリーチェの存在を認め屈服し、真里亞を殺さないように懇願する。
--このシーンでのベアトリーチェの態度は、前半は傲慢ながら高貴な魔女としてのイメージを保っているが、後半になると口調などが乱暴で前半のイメージからすると別人のようになる。
--屈服していた戦人が復活した理由は、この楼座への拷問を見ていたたまれなくなったためと本人から説明される
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*裏お茶会 [#wb44454d]
&color(orange){シーンの概要}; ラムダデルタ卿の来訪
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
-- どことも知れない謎の部屋で、ベアトリーチェとベルンカステルが実体を持って登場している。更に三人目の魔女であるラムダデルタが実体を持って登場。
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-&color(orange){登場人物の反応};
-ベルンカステルはベアトリーチェの「ゲーム」に対して敵に回ることを宣言する。
-ベアトリーチェは、対ベルンカステル用に、ラムダデルタに「ゲーム」の助っ人となることを承諾させる
-ラムダデルタは次回のゲーム以降でベルンカステルの邪魔をする気がまんまんの様子
-このシーンで、ベルンカステルとラムダデルタは、「ゲーム」の敗北の結果で激しくおちこんでいる「誰か」を激励しているが、その「誰か」の反応は描写されない。
--ベルンカステルが話し掛けている相手は、このゲームをプレイしているプレイヤーたちの可能性もある。
--しかし、プレイヤー相手ならば落ち込んでいるという描写が強制的にされるのは不自然? お茶会での戦人の復活劇の背景を考えると、この場にいた「誰か」は家具にされた戦人である可能性もある。
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