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ファンタジー(第一話) の変更点


第一話における、魔女や魔法の関与が疑われるファンタジー描写の抜粋です。このページでは基本的にファンタジーを肯定する立場からの考察を行います。

アンチファンタジーの視点でのこれらのシーンの考察については第一話の「[[謎と考察]]」のページで扱うとします。

&color(red){★};がついているものはファンタジー描写とともに黄金の蝶が出てくるシーンとなります。

第二話以降や、姉妹作(ひぐらし)等のネタバレになるものは、&color(black,black){伏字};推奨。
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*魔女の手紙 [#gbf916ba]
&color(orange){シーンの概要}; 真里亞がベアトリーチェから受け取った手紙を親族たちの前で朗読する。(「手紙と傘」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--真里亞はこの手紙を庭園で「ベアトリーチェ」から傘とともに受け取ったと主張している。
--そして、この場にいる親族たち17人は全員が手紙と傘を真里亞に渡していないと主張している。これが嘘でないならば、手紙と傘を渡したのは金蔵か「ベアトリーチェ」かのどちらかになる。
--真里亞が金蔵を「ベアトリーチェ」と呼ぶのはあきらかに不自然。ならば「ベアトリーチェ」は実在するのではないか?
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--「手紙を渡した主」が魔女ではなく島にやってきている謎の19人目の人物だと予測する。
--霧江だけは「クローズドサークルと化しているこの島で19人目が自分たちに知られないように島外からやってきたというのは不自然」と指摘。手紙を渡した人物の正体は、魔女でも19人目の人間でもなく、18人の誰かで、真里亞は何らかの理由でその正体を指摘できなくなっていると推理した。
--真里亞は、自分が魔女ベアトリーチェと出合ったことを誰も信じてくれなかったため、悲しみのあまり玄関ホールの肖像画の前で泣き伏せた
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*黄金の蝶の出現 &color(red){★}; [#j9073ef8]
&color(orange){シーンの概要}; 屋敷で見回りをしていた紗音が、不可思議な存在である「黄金の蝶」らしきものが舞っているのを目撃する(「嵐の夜」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--屋敷の使用人たちの証言によると、夜の屋敷の中で輝く黄金の光を目にしたと言う者が何人かいるらしい(EP1「砂浜」の章での紗音の発言より)
--それらは、屋敷の使用人たちの間では「魔女ベアトリーチェ様がいらっしゃった」と解釈されている。
--ーつまり、謎の黄金の蝶の目撃証言は過去にも複数あり、紗音が見た黄金の蝶は「気のせい」ではなかったと推測できるのではないか。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--紗音がこの怪現象を目撃したことによる反応はゲーム中は描かれずにそのままシーンが切り替わった。そして次に紗音が出てくるときは死体になって発見されたときである。
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*第一の晩 [#le30f094]
&color(orange){シーンの概要}; 鍵のかかった庭園の管理倉庫の中で、蔵臼・留弗夫・霧江・楼座・郷田の死体を発見。死体は碑文の「第一の晩」に見立てられていた。(「鍵の選びし6人」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--殺人自体は人間でも可能だが、倉庫の鍵は安置されている使用人室から動かされた形跡はなかった。つまり、鍵は使われていないと解釈できる。そうなるとこれはニンゲンには不可能な「密室殺人」である。
--倉庫のシャッターに「太陽の7の魔法陣」が描かれていたことから、後に真里亞が魔女が密室をすり抜けたと解釈する。
---「太陽の7の魔法陣」は「いかなる牢獄であろうとも束縛から逃れ、自由を得られる力を授けられる」というもの。
---真里亞「…………うー。犯人は人間じゃない。…鍵が選んだ生贄なだけ」
--魔法陣について真里亞に聞いた所。幼い外見に合わない、まるで誰かが彼女に憑いたかの様に豹変する。「魔女のメッセンジャー」である事から魔女が彼女に憑いてもおかしくは無い。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--そもそも真里亞以外の登場人物はこのシーンの出来事を非現実的なものとみていない。犯人が鍵を使った後に使用人室に戻したという解釈で統一されている。
--真里亞の豹変については、登場人物は様々な物言いをするが、いずれも現実的な話で魔女に憑かれたなどの非現実的な事は考えてはいない。
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*レシートの密室 [#f3bb2197]
&color(orange){シーンの概要}; 書斎から金蔵がいつのまにか消えていたことが確認される(「惨劇の開幕」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--絵羽は、書斎にレシートを仕掛けていたことから、「最後に夏妃が書斎の扉を閉めてから、書斎の扉は開いていない」と指摘する。ここから、金蔵は扉を開けずに中から消えたという不可解な状況が判明する。
--真里亞は金蔵は魔女により魔法で密室から引きずり出されたと解釈した。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--そもそも真里亞以外の登場人物はこのシーンの出来事を非現実的なものとみていない。
--絵羽は、書斎に最後に入った夏妃が、書斎に入ってから金蔵を窓から突き落とし殺して、何気ない顔をして書斎から出て行き扉を閉めたのだと推理
--戦人は隠し通路の存在と、実はついさっきまで書斎に金蔵が隠れていて、失踪騒ぎの間に本当に出て行ったと推理
---しかし、この推理は、金蔵が「ドアにレシートが挟まっている」ことを知っている必要があり、不自然。
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*月の1の魔法陣 [#pfe49c15]
&color(orange){シーンの概要}; キーチェーンで施錠された絵羽と秀吉の部屋に入るために、チェーンロックを強引に切ろうとするシーン。 使用人たちがチェ-ンカッターを取りに部屋の前を離れたわずか数分の間に、部屋のドアと廊下側に面した壁一面に複雑な魔法陣が描きこまれていた。(「寄り添う二人」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--これだけの広範囲に複雑な紋様を数分で誰にも見られずに描くのは、人間業ではほぼ不可能。魔法という不確かな力が使われたと考えてもおかしくない。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--怪現象に対する論理的な説明をできるものがいなかった。
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*第二の晩 [#x4b71ffc]
&color(orange){シーンの概要}; 絵羽と秀吉が密室状態の客室でアイスピック状の凶器(煉獄の七杭)により刺殺されているのが確認される。死体は碑文の「第二の晩」に見立てられていた。(「寄り添う二人」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--現場はチェーンロックにより内側から密室がなされていた。人間業での犯行は不可能。
--凶器に使われた「煉獄の七杭」をチェーンロックの隙間から殺害に使うのは極めて困難。
--死体発見直前にドアに描かれていた魔法陣は「月の1の魔法陣」。これは「如何なる方法によって閉ざされた扉でも開くことができる。開かぬ扉を八方塞の事態に見立て、扉を開く。」というもの。
--お茶会では、ベアトリーチェ自身が「杭が自動的に飛んでいって二人を刺し殺した」ということを魔法で再現している。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--隠し通路の存在や機械的な杭の打ち出し機の存在など、何らかの大掛かりな「仕掛け」が館にあると戦人などが疑う。一方で使用人たちはベアトリーチェの影を疑う描写も見られる。
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*第五の晩 &color(red){★}; [#uf564455]
&color(orange){シーンの概要}; 嘉音とベアトリーチェ(?)との対決。そして嘉音の死亡。死体は碑文の「第五の晩」に見立てられていた。(「ボイラー室」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--不可思議な存在である黄金の蝶が嘉音の前に現れた描写がされている。
--嘉音が相対する相手(ベアトリーチェ?)の姿は立ち絵では描写されず、台詞もテキストでは表示されない。
--嘉音は近くにあった鉈を持って、ベアトリーチェ(?)に戦いを挑むが、相手に近づく前に煉獄の七杭により胸部の肺を貫くほど刺される上、自分で杭を抜き死亡。どうやって杭が刺されたのか、何故杭を抜いたのかはわからない。まるで魔法によって操られたかのように・・・!
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--嘉音とベアトリーチェ(?)との対決シーンは目撃者が一人もいない。そのため、嘉音が魔法的な手段で殺されたという疑惑自体が発生していない。
--ある者は、一緒に行動していた熊沢が犯行可能と言うが、本人はボイラー室の異変を嘉音がいち早く気付き、自分が来たときには、すでに遅かったという。
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*第四の晩 [#jef821b1]
&color(orange){シーンの概要}; 金蔵の焼死体の発見。これは碑文の「第四の晩」に見立てられていた。(「ボイラー室」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--特になし。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--このシーンで魔法の関与を信じているのは真里亞のみ。この殺人を魔女の儀式によるものだとして喜んでいる描写がある。
--このシーンについては魔法的なことを疑われる描写は特にないため、魔女の関与を信じているのは真里亞の妄信に近い。
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*魔女の手紙 [#f7a3c470]
&color(orange){シーンの概要}; 密室状態の書斎の中で、突然テーブルの上に魔女からの手紙が出現する(「篭城」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--この場所に登場するニンゲンに全員が、手紙を置いたことを否定している。誰も嘘をついていのならば手紙は魔法のように突然現れたことになる。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--夏妃は自分と共に肖像画の傍にいなかった(つまり机の側に近づくことが出来た)、源次・南條・熊沢・真里亞を容疑者とし銃を向けた。4人は手紙を置いたことを否定するが、結局は書斎から追い出された。
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*第六の晩/第七の晩/第八の晩 [#q17703e5]
&color(orange){シーンの概要}; 客室にて源二・南條・熊沢が顔を損壊されて殺害されているのを発見。死体はそれぞれ碑文の「第六の晩」「第七の晩」「第八の晩」に見立てられていた。(「黄金の魔女」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--殺害の唯一の目撃者である真里亞が、ベアトリーチェに直接あったと証言している。ただし、それが真実かどうかはわからない。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--真里亞の「ベアトリーチェがやった」の話は基本的に信じておらず、魔女の名を騙った人間の犯人がやったという解釈
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*夏妃と魔女の決闘 &color(red){★}; [#z87ec52c]
&color(orange){シーンの概要}; 夏妃とベアトリーチェ(?)の決闘(「黄金の魔女」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--このシーンの直前に手紙で呼び出された夏妃自身が、相対しているベアトリーチェ(?)を「超常的な存在」と認める台詞を吐いている。
--不可思議な存在である黄金の蝶が夏妃の前に現れた描写がされている。
--夏妃と相対した相手の姿は立ち絵では描写されず、台詞もテキストでは表示されない。
--戦いの結果は不明だが、戦いの直後にかけつけた子供たちが、夏妃が額に一粒の血の珠を流し事切れているを見つける。死因は銃による自殺? 夏妃が突然自殺するようなことはありえない。これは魔法により無理やり自殺されたのか。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--この非現実的な状況を子供たちは理解できなかった。
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*第九の晩 &color(red){★}; [#p63d85a2]
&color(orange){シーンの概要}; ベアトリーチェの復活。その様子は碑文の「第九の晩」の再現と言えるものであった。(「黄金の魔女」の章)
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--12時の鐘と同時に、肖像画と同じ姿をした女性が現れたことがテキストで描写される。
--ただし、登場した相手の姿は立ち絵では描写されず、台詞もテキストでは表示されない。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--真里亞は魔女の復活を喜ぶ
--譲治と朱志香は魔女の存在を認める。
--戦人はこの状況においても魔女の存在を認めず、夏妃が撃った薬莢を排出し、魔女に向ける。
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*エピローグ [#p63d85a2]
&color(orange){シーンの概要}; その後の出来事
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--実際、警察が駆けつけて来たときに子供達は見つける事が出来なかったが、身体の一部などが見つかり、生存者がいるのは絶望的だとされている。お茶会クリア後のTIPSが真実ならば、子供達は悪魔たちに食い散らかされたという悪魔の出現というファンタジーな出来事が起こったことになる。
--数年後に「右代宮真里亞」の筆名で、事件の顛末を全て書いたノート片がボトルメールとして発見された。真里亞については顎の一部の骨が警察により見つかっており、子供たちの中で生存が最も絶望視されている。死んだはずの真里亞が自分が殺されるまでの内容を手紙に書けるはずがない。大体、本編の描写ではそんな長い手紙を真里亞が書いている描写もない。「死者が書いた手紙」。これは十分にファンタジーに属する事柄である。
--ーエンドロールでは、「魔女が事件の一部を世の中に伝えることを許した」とある。「魔女は命を奪うことも殺すことも自由」という真里亞の言葉(EP1「砂浜」)どおりに、ベアトリーチェが手紙を書かせるために真里亞を蘇らせたのであろうか?
--ーそれとも、彼らは現世では死んだように見えるが、碑文の通りに黄金郷で再び蘇ったのだろうか?→手紙は黄金郷から流された?
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--生存者は誰も見つからない為、当事者の彼らの反応は、その後の事に関係なかった。・・・唯一、出来たのは島の外の部外者にしかできない事である。
--行方不明の子供達は生死に関する身体の一部は見つけられていないが、真里亞のみ顎部の一部が発見されており、同じく遺体が見つからない他の子供たちとは違い、生存はほぼ無いと思われている。
--数年後に真里亞が事件の事を全て書かれた手紙により、事件の全貌はわかったが、真相は書いてなかった。・・・あるいは書いた人物も真実を知りたいのかもしれない。
--世の好事家たちは、この事件の真相に様々な独自の解釈を加えて語り継いでいった。オカルトを好むものは、島を閉ざしての背徳的な儀式の成れの果てであると主張しており、謎に満ちた二日間を各々の解釈で残虐に修飾しては広めていった。
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*お茶会 [#i224ad1d]
&color(orange){シーンの概要}; ベアトリーチェによる登場人物たちを招いたお茶会
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--どことも知れない謎の客間で、ベアトリーチェが実体を持って登場している。
--「魔女は命を奪うことも殺すことも自由」という真里亞の言葉(EP1「砂浜」)どおりに、ベアトリーチェは警察発表では生存が絶望的とされている譲治・朱志香・真里亞の3人を生き返らせた後に再び殺した。
--実際に魔法を使って第二の晩の事件(絵羽・秀吉殺し)を再現した。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--譲治・朱志香・真里亞の3人は魔女の実在を認めており、戦人にも魔女の怒りを買う前に認めろと迫る。ただし朱志香だけは魔女に再殺される寸前に、戦人に「魔女を否定しろ」と言い残す。
--戦人はこの状況においても魔女の実在を認めず、「ミステリー小説的なトリック」で事件の謎を解くと宣言する。
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*裏お茶会 [#i224ad1d]
&color(orange){シーンの概要}; ベルンカステル卿の来訪
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-&color(orange){ファンタジー解釈};
--どことも知れない謎の部屋で、ベアトリーチェが実体を持って登場している。更に二人目の魔女であるベルンカステルが実体を持って登場。
--ベルンカステルが&color(black){「ひぐらしのなく頃に」に出てきたカケラの魔女フレデリカ・ベルンカステルと同じ存在};だとすると、ベルンカステルは本物の魔女となる。
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-&color(orange){登場人物たちの反応};
--このシーンで、ベルンカステルは「誰か」に話かけているが、その「誰か」の反応は描写されない。
---ベルンカステルが話し掛けている相手は、このゲームをプレイしているプレイヤーたちの可能性もある
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