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雛見沢村民集会3頒布小冊子

追加TIPS

2010年6月27日に開催された、うみねこのなく頃に及びひぐらしのなく頃にオンリー「雛見沢村民集会3」で頒布された小冊子の抜粋です。
改行・誤字・頁など原文なるべくそのままにしました。


うみねこのなく頃に
朱志香と恋のおまじない⌒☆


さく・え
 07th Expansion


「僕たちは寛大だからね!」
「召喚の魔法陣がまた多少、違ってたって、そんなのは気にしないわ!」

「「だって、愛の力は偉大だもの!」」

「う、う…。またお世話になるとは思ってなかったぜ…。」


 またしても朱志香は、金蔵の魔導書で、あの2人の悪魔を呼び出してしまいました。


「ケンカしてしまった友人と、仲直りをする魔法?」
「その友人は男の子? 女の子?」
「……女の子だけど?」
「「あぁ、素晴らしいね、素敵だわ! 女同士の禁じられた恋!!」」
「正しい恋の姿ではないけれど、」
「愛し合う2人が正しいと信じるならば!」
「「私たちは応援しないわけにはいかないわ!!」」
「いやいやいやいや。そんなんじゃないから、違うから…!」


「あら、ただのお友達なの? 友情なの?」
「それはつまらないね。ちょっと専門外かな?」
「でも、彼女の恋の成就のためには、味方をひとりでも増やすのは大切だわ!」
「それもそうだね! 彼女の恋は使用人、嘉音くんとの禁じられた恋! 味方を一人で
も増やすことは、大いなる恋の第一歩!」
「……い、いや、サクと嘉音くんは全然関係ないんだけど……。」
 やっぱり、あの怪しげな悪魔たちにもう一度頼るのはまずかったかな。
 朱志香はぽりぽりと頭を掻きますが、悪魔達は勝手に乗り気です。

 仕方がない。
 朱志香は覚悟を決めて、悪魔たちに相談してみることにしました。


 朱志香は先日、新島の学校で、些細なことから友人のサクと口喧嘩をしてしまいました。
 それは本当に下らない、お互いがちょっと譲り合えば笑って済ませられた程度の、些細な
すれ違いからの口喧嘩。
なのに、謝るタイミングを逃してしまい、気まずい空気のまま、一週間も経ってしまいました。

 朱志香もサクも、お互い、自分は悪くないと思っているので、自分からは謝れません。
 しかし、相手が謝ってきたら許してやろうとお互いが思っています。
 これでは、いつまで経っても仲直りできるわけはありません。

 何とか仲直りのきっかけが得られないかと頭を悩ませていたところ、書庫にあった、金蔵の
不気味な魔導書のことを思い出したのです。
 あの魔導書で呼び出せた、不思議な悪魔の二人組みなら、何か良い魔法を授けてはくれな
いかな。あの、母の日のプレゼントみたいに。


「もちろん、お安い御用だわ。嘉音くんとの恋を成就させるための第一歩!」
「恋の大戦略の第一歩は繊細にして大胆に! サクと仲直りできた上に、君の恋を
大応援してくれる頼もしい味方になるように、究極の仲直り魔法を伝授するよ!」

二人の悪魔は勝手に盛り上がりながら、次々に魔法の四次元ポケットから、怪しげな、
見るだけで呪われてしまいそうな、物騒なアイテムを次々に取り出しては並べて
いきます。

「いやその! そういうのじゃなくて…。とにかく普通に仲直りできればいいんです。
大戦略とか、どーでもいーから!」
「そうは行かないね!! だって僕たちは72柱の大悪魔!」
「呼ばれて、ただお友達と仲直りってだけじゃ、つまらないもの!!」
「……やっぱ、悪魔に頼ろうとした私が馬鹿だったぜ。この召喚、ナシナシ。……二人
ともお疲れさん。私が自分で解決するから、もう帰っていいぜ…。」
「「えええぇーーー!! そういうわけには行かないよ!!」」
「このゼパルとフルフルが呼び出されて!」
「願いも叶えられずに追い返されたでは、済まされないわ!」
「僕たちを呼び出した以上、絶対に願いを叶えなくちゃ!」
「……気持ちは嬉しいけどよー。余計、話がおかしくなっちゃいそうだし。」


「どうやら、我らが召喚主は、本当にささやかな魔法がお望みのようだ。」
「始めからそのつもりだぜ……。とにかく、ささやかでいいんだ。何なら、魔法の
おまじないを教えてくれるだけでもいいから。」
「私たちの強すぎる魔力では、ささやかとはならないわ。」
「なら、僕たちは教えるだけにしてあげよう。……おまじないの魔導書を貸して
あげるとかどうかな?」
「おまじないの魔導書…?」
「魔法初心者向けの、簡単な魔法が色々載ってる、素敵な魔導書さ!」
「ささやかな効果だけれど、その代わり、簡単に誰でも使えるの!」
「それには、友達との仲直りの魔法も載ってる…?」
「もちろん! 他にも、友達の足の小指をタンスにぶつける魔法とか、友達が居眠り
をした時、先生に必ず怒られる魔法とか、色々載ってるよ!」
「……仲直りの魔法だけで結構です。」
「友達との仲直りの魔法は、このページだわ。」


「お、……確かにこれなら私にも出来そう。本当に、少女雑誌に載ってそうなおまじない
って感じだぜ。」
「当然だよ。だって、少女雑誌のおまじないは、僕たち悪魔の魔導書をパクって書いて
あるんだからね。」
「そ、そうなのか、知らなかった…。……雑誌のおまじないも馬鹿に出来ないんだな…。
今度から真面目に読んでみよう…。でも、魔法の心得なんかない私にも、おまじないって
使えるのかな。」
「問題ないわ。魔法は信じることが大切だから!」
「信じる力には魔力が宿る。この魔導書は、魔法の世界へ第一歩を踏み出す初心者への
入門書だからね。真面目にやれば、誰でも効果が出るよ!」
「へ、……へぇ……。……わ、わかったよ。試してみるよ。ありがとう……。」
「じゃあね、頑張ってね!」
「見事、仲直りが出来ることを祈っているよ!」

 悪魔たちは姿を消し、手元には、魔導書が一冊。
 ……眉唾ではありますが、試す価値はあるかもしれません。

「えっと…。友達と仲直りが出来るおまじない……。何々……? 靴下を、……え? 何だ
こりゃ。」


  <友達と仲直り出来るおまじない>
    まずは、仲直りしたい人のことを強く思い描きながら、靴下を裏表、逆に履いてね!

 それから、仲直りしたい人に、自分がいつも食べているキャンディーをこっそりプレゼントするの!
 これは誰にも知られてはダメ! 二人だけの秘密にしてね。

 すると魔法の力が、二人を再び引き付け合って。ほころんだ二人の仲を直してくれるわ!

「……やりゃ出来るが、……なんだこりゃ。」

 しかしまぁ、おまじないなんてそんなもの。
 胡散臭いと思ったらそれまで。
 信じる力が魔力になると、ついさっき、悪魔たちに教えられたばかりです。

「これでサクと仲直りできるなら、楽なもんだぜ……。明日、さっそく試してみるか…。」


 翌日。学校にて。

「サクー…。その、ちょっといいかな。」
「何ー?」

 キャンディーは、誰にも知られないように、こっそり渡さなければなりません。
 廊下の隅に呼び出し、誰にも知られないように、こっそりと……。

「何これ?」
「ん、……あ、……飴だよ。あげるよ。……まぁその、深く考えないで取っといて。」
「そ、そう……? ありがとう。」

 靴下もちゃんと、裏表逆に履いています。
 キャンディーもこっそり渡しました。
 さぁ、おまじないの効き目は……。

「そ、そうだ、ジェシー。この前はごめんね。ちょっと言い過ぎたよ…。」
「サ、サク…! そ……そんなことないぜ! 私こそケンカ腰になっちゃってごめん…!」


 何という効果覿面…!
 サクの方から仲直りを申し出てくれたのです。
 あとは簡単。
 仲直りがしたいと思っていた同士。すぐに友情を取り戻すことが出来ました……。

「キャンディーもありがとう! これ、おいしそうだね!」
「う、うん! 沢山持ってきたからわけっこしようぜ!」
「やったねー!! …あれっ? よく見たらジェシー靴下、裏返しじゃない?」
「あっ…あはは…、慌てて出てきたから、気が付かなかったぜ…。」
「やだジェシーったらぁ~! キャッハハッ!」

 何もかもがトントン拍子。
 やはり、あの悪魔に借りた魔導書は本物のようです。

 ……そういえば、他にもたくさん、おまじないが載ってたな。
 どんなおまじないがあるんだろう。
 他にも試してみたくなっちゃったぜ……。


「へぇ~…。いろんな魔法が載ってるんだなー…。」

 夜。ベッドでうつ伏せになりながら、魔導書をパラパラめくると、興味深いおまじないが
いくつも見つかります。
 するとその中に、朱志香が指を止めてしまうページが……。

「ん……? 好きな人の夢を見る魔法……?」

 それは、女の子なら誰もが気になるおまじないでした。
 朱志香も年頃の女の子。この魔法に興味を示さないはずがありません。
 自分の見る夢を自由に出来たら、どれだけ素敵でしょうか。
 しかもそれが、大好きな人の夢なら、本当に素晴らしいことです。

「こ、こんな簡単なおまじないで、夢に嘉音君が出てくるのかー…。……ま、まぁいいや。
だ、騙されたと思って、やってみるかなー! えっと、何々…?」

 薔薇の花びらを数枚、いつも使っているハンカチに包み、月の光に当ててから枕の下に
置き……。

「あとは、これを枕の下に入れて、嘉音くんの事を思いながらベッドに入るのか。」

 一見、馬鹿馬鹿しいと思えます。
 でも、そのおまじないのお陰で、見事にサクとも仲直り出来たのです。
 もしあれが偶然でなく、おまじないの力だというなら、……今度だってきっと……。

 両手をぐっと握り締め、いざ、嘉音くん! 夢の中に来たれ! と決意を口にしてから消灯。
 さて、朱志香の夢には嘉音は登場したでしょうか……?


 チュンチュン。
 すずめのさえずりに、朱志香は目を覚まします。

「ふぇ……? ゆ、……夢……?」

 朱志香は枕を抱き締めたまま、しばらくの間、これが現実であると認識できない
ほど、呆然としていました。

「す、……すごいおまじないだったぜ。………ひゃーーーーっ!!」

 朱志香は真っ赤になって照れながら毛布に頭を突っ込みます。
 それくらいに、幸せな夢が見られたのです。

 それは、
目覚めたことを後悔するくらいに、素敵で幸せな夢でした。

 紗音が入れてくれた紅茶と、熊沢さんの焼いてくれたクッキーを、嘉音くんと二人
で食べながら、好きな音楽や、学校生活の話をする…。

 ただそれだけの夢なのですが、……本当に本当に幸せで、嬉しい夢だったのです。
 朱志香はいつまでも毛布に顔を埋めながら、幸せな夢を思い出し、ニヤニヤして
いるのでした。

「それにしてもあの魔導書の力はすげーぜ…!」
「当たり前じゃないか。僕たちが渡した魔導書だもの!」
「恋する心には魔力が宿る。あなたはもう、立派な恋の魔女だわ。」
「って、うわぁあ?! いつの間に?!」


「い、いやそのこれは…! お、面白そうなおまじないがあったんで、……つ、つい…!」
「別に咎めるつもりはないよ!」
「「だって、恋する少女が素敵な夢を見られたんだからね!」」
「私たちは恋を司る悪魔! 友情の修復じゃ退屈だけれど、恋人の夢を見たいなんて
甘酸っぱい望みならば大歓迎だもの!」
「そ、そりゃどうも……、ははは……。……ありがとう、この魔導書。お陰様ですっごい
助かったぜ。サクとも仲直り出来たし、……へへ、今朝は素敵な夢が見られたし。」
「あれ、もういいのかい? もうおまじないは充分かい?」
「ん、んん…。それを言われると、…じ、実は最後にもう一度だけ使いたいかなって。」
「くすくす。それはどんなおまじない?!」
「大好きな片思いの男の子を自分の夢に招待した女の子が、次に望むことって
何だろうね…!」
「うふふふ、決まってるわ! わかってるわよ、朱志香ちゃん☆」


 どうやら、悪魔たちはすっかりお見通しのようです。

「もうしばらく、その魔導書を君に預けるよ。」
「私たちも魔導書も、恋する女の子に使ってもらえれば、その分だけ魔力が増すん
だもの。」
「「今度は朱志香ちゃんの大好きな人に、素敵な夢が見てもらえると
いいね…!」」
「あ、あははははははは………。」

 やっぱり、すっかりお見通しでした。
 朱志香が見つけた、最後に試したおまじない。……それは。


「あ、……あったぜ……。……これだ。相手に、自分の夢を見せるおまじない…。」

 そう。それは昨夜のおまじないとは、まったく正反対のおまじない。
 自分の夢に相手を出すのではなく、相手の夢に、自分を出すのです。

「いくら朴念仁の嘉音くんでも、私の夢を見ちゃったりしたら、意識しないわけにはい
かないよね…。……ひょっとして、これは恋?!って……。うひーーー……!」

 こういう使い道なら、ゼパルとフルフルも本望でしょう。
 ではさっそく実践!

「何々……? えーと……。」


  <相手に自分の夢をみせるおまじない>
   額に水を3滴つけて”呪文”を唱えたら、その場で3回ジャンプしてね!

   すると彼はあなたの夢を見るようになるはずよ!
   片思いの彼も、貴方を意識するようになるわ☆


「意外に簡単そうだぜ。……これで嘉音くんは私を夢を……。ふ、ふひへへへへ~。」

 朱志香はだらしなく笑うのでした。
 きっと効果があるに違いありません。
 明日さっそく、嘉音に話を聞いてみましょう……。


「お、おはよう!嘉音くん!」
「おはようございます。お嬢様。今朝はずいぶん早起きですね。」
「ま、まぁね、たまにはね! あはははは……。そ、それよりさ、嘉音くん。…ゆ、昨夜は、
どんな夢を見たのかな……。」

 嘉音くんのことだから、素直に、私の夢を見ましたとは言わねーだろうけど。
 ちょっと赤面してから、そっぽを向いて、「べ、別に……。」とか言ってくれたら、嬉しい
なぁ! えへへ。

「僕は特に夢は見ませんので。」
「え? 見ない? そんなことはないよ。きっと何か見たはずだよ。ほら、思い出して
思い出して…!」

「強いて言えば、……灰色でしょうか。テレビの砂嵐のような光景です。……そんな
夢しか見ませんが、……何か?」

「あれぇええぇぇ…?! お、おかしいなぁ……。」
「??」


 おまじないの手順を、愚直にしっかり守ったはずなのに、……どうして?
 これまでのおまじないも全て叶ったのに、どうしてこれだけ。
 こういうおまじないこそ、ビシッと効果を発揮してほしかっただけに、とても残念
です。

「どうかなさいましたか?お嬢様。」
「い、いやっ!な、なんでもないぜ! あ、あははははは…!」

 私の信じる心が足りないってのかー?!
 そんなはずはないよ、私の心は嘉音くんでいっぱいだもん!
 信じる力は魔力に通じるんじゃなかったっけ…?
 こういう魔法がうまく行かなくて、何が恋の魔法だよ。
 くっそー、悔しいぜ。あの悪魔たちに文句を言ってやる…!


「やぁ、朱志香! どうだい、嘉音くんの夢にはお邪魔できたかい?」
「あなたの恋の力はとても強いもの。きっと素敵な夢を嘉音くんに届けることが出来
たはずよ。」
「ところがよー。そーは行かなかったみてーなんだよー。この魔導書、欠陥品じゃねー
のー? うぜーぜ、ぶーぶー。」

「「効果がなかった? そんな馬鹿な!!」」

二人の悪魔は大仰に驚きます。
そこまで驚かれては、朱志香も何だか悔しいです。

「あぁ、そうだよ、効果がなかったよ。嘉音くんは私のことなんか夢に見ないし、テレビ
の砂嵐みたいなのしか見なかったって言ってたぜ。」
「そんなことがあるだろうか?!」
「あるわけないわ! おまじないの手順を間違えたとしか思えないもの。」
「間違えるわけねーだろ。しっかり、ここに描いてある、イラストの手順通りにおまじな
いをしたぜ。額に水を3滴つけて”呪文”を唱えたら、その場で3回ジャンプする。んで、
呪文はここでイラストの魔女が唱えてるヤツだろ。ウロシト、ウロシトって。」


「「トシロウって、誰?」」

「はぁ? 唐突に何だよ。私が聞きたいぜ。トシロウって誰だ?! ………うぅん?
どこかで聞いたことがあるような。」
「あぁ、間違いの理由がわかったわ…!」
「朱志香、君はあまり説明書とかをちゃんと読まない性分のようだね。」
「私は字とか読むの、得意じゃねーからなぁ。……何? 私、何か間違えた…?」
「あのね。このイラストの魔女が唱えてる呪文は、一例よ?」
「ここにちゃんと書いてあるよ。好きな人の名前を逆さに唱えましょう、って!」
「え?! 好きな人の名前を逆さに?! ウロシト、ウロシトって唱えるんじゃない
の?!」
「だから、ウロシトは、好きな人がトシロウさんの場合の一例だってば。」
「あ、あーーーッ、そうだったのかー!! 騙されたー!!」
「「騙してない騙してない。」」


朱志香はがっかり。

 もう一度、試してみる? と二人に聞かれましたが、首を横に振りました。
 おまじないに頼らず、自分の力で、嘉音くんの夢に登場してみせると。

「夢がきっかけで私を好きになってくれるより。私を好きになってくれて、夢に見て
くれることの方が嬉しいもんな。……恋にインチキなしだぜ! がんばる!」
「さらりと僕たちの存在意義を否定してくれたけど、」
「素敵な意気込みだわ。応援してるわね、朱志香…!」


  こうして、二人の悪魔は去っていきました。


  がんばれ、朱志香。


  早く嘉音くんのハートを射止めて、彼の夢に自分が出るようになるといいですね…!









<おしま…い?>

その頃、厨房にて。
郷田“トシロウ”は悩んでいました……。

「昨夜の夢は、……一体何だったのでしょうか……。」

お嬢様が私に甘えてくる夢を見るなんて……。
二人でラヴラヴしちゃって、南の島に二人きりでバケーションに行っちゃう夢なんて…!

郷田さんのこと……、これからは、トシロウさんって呼んでもいい……?
そ、そんな、いけません、お嬢様…! 私は使用人の身分…! そんな関係はあまりに
甘酸っぱくてそのあの、あぁぁ腕を取らないで下さい、お嬢様のふくよかなお胸がまるで
極上メロンのように、あ、あひぃいいいいいいい!!!

郷田も独り者。
険しい料理の道に身を捧げているとは言え、色香に迷う日もあるかも……。
家人と使用人の禁じられた恋に悶絶しながらも、彼は今日も料理の道に邁進するのでした…。

その晩、デザートがメロンになり、朱志香は喜びました。
でもまさかそれが、彼女のおまじないの効果だとは、想像もつかないでしょうね…。





<おしまい>


  朱志香と恋のおまじない⌒☆

    2010年6月27日
雛見沢村民集会3 頒布小冊子