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考察投稿抜粋/創作説考察;「藪の中」説

  • 投稿時の発売済み作品:EP1/EP2

  • 引用者註
    • 「藪の中」は芥川龍之介の小説。メタミステリーとしての評価もある。これを黒澤明が映画化したのが「羅生門」。
    • 内容は、平安時代に一人の男が死体で発見され、その死について調べていくと、複数の人間の証言が矛盾をもちながら出てきて、しかしそのどれもが反証もしきれないものであるために、男の死の真相がどんどん幻想の彼方へとおいやられてしまうというもの。芥川龍之介は事件の真相については語らず、多くの好事家たちがこの事件の真相について今に至るまで推理を続けている。

[編集]創作説考察;「藪の中」説

588 :「藪の中」説によるメタ推理1/3:2008/02/11(月) 19:01:25 ID:uLGzdPTu
うみねこの特異性は警察の捜査情報がほとんどなく、
テキストを書いた人物=ワインボトル文書の作者が情報源となることである。
ここが「藪の中」トリックでいう語り手に都合の良いような真相を作り出すことを可能にする。

唯一課せられた制約は、警察の捜査情報と矛盾する記述は出来ないこと、
つまり、例えば、警察によって顔のある死体が発見された人物は、
遺体の発見場所と遺体の状態を警察の捜査記録通りに記述するしかないと言うことである。


589 :「藪の中」説によるメタ推理2/3:2008/02/11(月) 19:02:11 ID:uLGzdPTu
EP2の文書の語り手は真理亞である。
紗音から聞いた魔女に依頼されて鏡を割ったという話を元ネタに、
まずは母親による虐待を悪い魔女に取り憑かれたのだと説明して母親を免罪する。
次に事件に繰り返し介入して魔法によってニンゲンを殺害する魔女というモチーフを置く。
実際に起こった密室事件を記述しつつ魔女による犯行と記述することで関係者全員を免罪する。
言うまでもなくこれは真理亞の嗜好に従った記述スタイルである。

ただし、戦人と魔女の推理合戦というモチーフを置くことで、犯人が明らかになる仕組みを残している。
赤文字は警察の捜査で明らかになった資料を意味するのであろう。
すなわち、全ての謎に答えたものが出たときに免罪を解除し、真犯人が糾弾される仕組み
である。
つまりこれは真犯人を糾弾すべきかどうかに関する真理亞の葛藤を示している。


591 :「藪の中」説によるメタ推理3/3:2008/02/11(月) 19:02:47 ID:uLGzdPTu
同様にEP1は戦人が書いてワインボトル文書として公開した可能性が高い。
EP2ではワインボトル文書として公開されたという記述がないが、作者が戦人ではなく真理亞なのだから当然である。
真理亞の好む何らかの方法によって公開されたのであろう。
戦人がEP1の作者である理由は、三つある。
一つは、彼自身が最後まで生き残った点。二つ目は戦人の独白が多い点。最後は、EP1全体として魔法描写が少ない点。
一見魔法のような嘉音の死にも直後に裏口の扉を開いて犯人が逃走するという人間犯人を明らかにする描写がある。
最後の魔女との対決も夏妃は蝶が集う瞬間を見ているが、戦人が直後に見た魔女は普通の人間同様に登場する。
これは戦人の嗜好に従った記述スタイルである。魔法は人間犯人を暴露する前座としての演出の域を出ない。

戦人の記述は、全ての謎に答えたものが出たときに、真犯人が糾弾される仕組みである。
これもまた、真犯人を糾弾すべきかどうかに関する戦人の葛藤を示している。


592 :「藪の中」説によるメタ推理(いいわけ):2008/02/11(月) 19:04:56 ID:uLGzdPTu
既出推理を色々使わせて貰って申し訳ない。
犯人は誰かと言った推理ではなく、
うみねこのテキストは誰が書いたのかという点に絞ったへぼいメタ推理と言うことで一つ。


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