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第四話『Alliance of the golden witch』あらすじ(その2)

ここは、第四話『Alliance of the golden witch』の10月5日以降のあらすじのページです。第四話の冒頭〜10月4日夕方までの出来事についてはこちら

注意:時系列というよりは、本編記述順に近い(本編中で時刻が明示される箇所は限られており、前後することもある)。
順番等が間違っている可能性あり。考察の参考程度に!
は劇中赤文字、スカイブルーは劇中青文字、ピンクは重要と思われる事項の強調、コーンフラワーブルーはその他不確定事項などの強調、ライムグリーンは魔法?の存在が疑われる事項の強調として使っています。また、「黄金の蝶」の画像が表示されるシーンは背景を紫にしています。

()で記した死亡/行方不明扱いは、システムメニューで死亡/行方不明とされるタイミングを指します。

[編集]時系列

時を進める魔法参照(EP1~3とは異なり、すべて日付、時刻表記無し)

(後半には、これらのほかにTea Party????がある)


[編集]右代宮金蔵

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
以降、10月4日(土)22時の出来事。
薔薇庭園→ゲストハウス1986年10月4日21:48~戦人 朱志香 譲治 真里亞 紗音
紗音が、いとこ4人組をゲストハウスまで送っている。
譲治や戦人の会話から、親から追い出されるようにして出てきたらしい事、今夜の親族会議の雰囲気が今までと違うらしい事が伺われる。
道中、紗音の「お金では買えない欲しいもの」について話が盛り上がる。
メタ視世界戦人 ベアトリーチェ グレーテル
金蔵の登場という魔女の反撃の一手により、緒戦から推理を否定される戦人。
しかし、グレーテルは金蔵の生死が赤字で語られていない事を指摘する。不敵に笑うベアトリーチェ。
食堂22:00~親族たち 南條 使用人
南條と親世代一同が食堂に集結している。
蔵臼夫妻から離れた席で、楼座が「真里亞が『金蔵から傘をもらった』と言っている」と兄姉夫婦に話す。
金蔵が健在らしい事にショックを隠せない絵羽夫妻と留弗夫。
霧江は、姿を見せない事で息子たちの本音を聞く事が金蔵の目論見だったと推測する。そして、本当は真里亞は金蔵に会っていないのではないかと楼座に問い質すが、楼座は「真里亞は『お祖父さまから(傘を)直接受け取った』と言った」と否定する。
霧江は、金蔵がこの場に現れれば傘の件など問題にならない、と考えを改める。
時刻はもうすぐ22時。留弗夫が兄夫婦に催促を考えている頃、蔵臼は夏妃に「源次さんに任せよう」と言う。
ここで、見回りを終えた郷田と熊沢が食堂に入ってくる。地の文で、「(金蔵が)使用人たちに立会人として親族会議に出席するように命じた」という説明が入る。
郷田が、会議が長引いた時に備えて軽食を用意してあると言うと、夏妃は他の親族にコーヒーのお代わりを勧めるように命令する。このやり取りの後、紗音が食堂に入ってくる。
時刻は22時過ぎ。絵羽が蔵臼に催促するが、留弗夫の提案で後30分だけ待つ事にする。
すると、大きなノックの音が響き渡り、源次が金蔵の到着を告げる。そして、源次が内側から右の扉を、一緒に金蔵を迎えに行っていた嘉音が外側から左側の扉を開けると、金蔵が入場してくる。
金蔵は源次の勧めた席には座らずに、絵羽を嘲笑した後、最初に碑文の解読者が現れなかった事への失望を口にし、碑文の謎解きでの後継者選びの中止を宣言する。
金蔵は更に息子たちへの失望を口にし、自分の代で右代宮家を終わらせると宣言するが、南條のとりなしと息子たちの孫たちへの評価を聞き、孫たちに次期当主の資格があるかどうかを試すことにする。
そして金蔵は息子たちに対し、ベアトリーチェ復活のための生贄になる事を命じる。
食堂22:00~親族たち 南條 使用人 金蔵 ペンドラゴンの記念兵(シエスタ姉妹) ガァプ ロノウェ ワルギリア
金蔵が呼びかけると、金蔵の背後にシエスタ45、410、00が現れる。
金蔵が射殺を命じると、まず410が夏妃を射殺する。
余りの事に一同が呆然としている中、00により留弗夫が殺害され、パニックに陥った後、45により秀吉が射殺される。
蔵臼が金蔵を制止しようとするが、00に絞め上げられ身動きが取れない。
南條の一言により、郷田と熊沢が食堂から逃げ出そうとするが、410に行く手を阻まれる。
霧江が椅子で410に殴りかかるが、410は軽々と椅子を受け止め、破壊する。
いやに冷静な残りの使用人たちの態度を見て、霧江が彼らを敵側ではないかと疑ったとき、源次が45により射殺される。
410は次の犠牲者として一瞬霧江を見たが、絵羽を射殺する。
楼座は、椅子を振り上げて金蔵を制止しようとするが、00により射殺される。
金蔵はロノウェ、ワルギリアを召喚し、生存者に紹介すると、更にガァプまでも召喚してみせる。金蔵がガァプに残りの生存者を捕らえるように命じると、食堂の床に落とし穴が開き、蔵臼、霧江、南條、紗音、嘉音を次々飲み込んでゆく。
しかし、郷田と熊沢は命からがら食堂から脱出する。
メタ視世界戦人 ベアトリーチェ グレーテル ガァプ
ガラスの割れるような音と共にいきなりメタ視世界に戻り、ベアトリーチェが第一の晩の開幕を宣言する。
グレーテルは、頭部半壊という殺害方法が、魔女側にとって理想的な手段である事を指摘する。訝しがる戦人の前にガァプが現れ、「一番最初のゲームを思い出せ」と告げる。
ep1の第一の晩、顔面を粉砕された死体と側面を破壊された死体が園芸倉庫にあった。顔面粉砕された死体は偽装死を疑わせたが、逆に側面粉砕の場合、死体の身元を明らかにしつつも確実な死を保証していた。
そこでベアトは、被害者の確実な死を赤字なしで証明するために、ガァプの助言を得て今回頭部半壊死体を用意したのだと言う。
グレーテルの助言により、6人の死や魔法虐殺を疑う戦人。
アイキャッチ(時刻表示なし)
  • BGM:誘いPraise金色の嘲笑stupefactionサソリのハラワタ金色の嘲笑オルガン小曲 第6億番 ハ短調月うさぎの舞踏goldenslaughtererhappiness_of_marionetteHappy_Maria!(Instrumental)goldenslaughterer


[編集]甘美なる魔女の世界

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
メタ視世界(喫煙室?~喫煙室前廊下)楼座 さくたろう 真里亞(マリア) ベアトリーチェ
暗闇の中で意識を取り戻す楼座。
そこにさくたろうが近付き、何か話しかけようと「うりゅ」と言った瞬間、楼座の顔の左半分に痛みが走る。
さくたろうは、「ここにいてはいけない」と楼座を連れ出そうとするが、さくたろうが「うりゅ」「ごめんなさい」と言うたびに楼座に痛みが走るので、楼座はその存在を気味悪く思い始める。
更に、「ボクを作ってくれたはママ」という言葉に不安を覚え、楼座は真里亞を探そうとする。
さくたろうは、「今の真里亞は真里亞じゃない」とし、逃げるように勧めるが、楼座はなおも真里亞の名を呼び続け、さくたろうに彼が何者なのかを問いかける。
さくたろうが自分の正体を告げると、さくたろうの手を掴んでいた方の楼座の手のひらに穴が開く。
ますます不気味さを感じた楼座がさくたろうを退けようとすると、さくたろうの首が裂け、綿を噴き出し、後にはぬいぐるみの残骸が残る。
そこに聞こえてくる、鋭く長く、大きな金切り声。
ここで場面が84~85年晩秋の真里亞の家に切り替わる。
さくたろうを引き裂かれ、泣き叫ぶ真里亞。そんな娘を見て、楼座は後悔しすぐ謝罪したが、真里亞は楼座を拒絶し、押しのける。
楼座の中で「いつまでも人間の友達を作らない、言う事を素直に聞かない真里亞が悪い」という感情が高ぶり、楼座は真里亞の頭を両手で叩く。すると、楼座の両手が陶器にでもなったかのように、手首から先が割れ落ちてしまう。
それを認識した楼座の悲鳴と共に、元のメタ視世界(喫煙室)に戻る。
真里亞がドレス姿のマリアになり、背後にはベアトリーチェが立っている。
マリアは、これまでの仕打ちへの恨みつらみとさくたろうを引き裂いた事への怒りを楼座にぶちまける。
あくまで仕事を言い訳にする楼座を許せるかとベアトが問うと、マリアは許せないと叫び、楼座をまず魔法でさくたろうと同じ目に遭わせる。
引き裂かれた楼座の中身がコールタール状のものであった事に驚愕するベアト。
マリアがまだ母を許せていない事を確かめると、ベアトは魔法で楼座を復活させ、罪を思い出すように楼座に呼びかける。
薄暗い室内?楼座 真里亞(電話の向こう)
恐らく楼座の回想。今日も仕事で帰れないと真里亞に電話する楼座。楼座は土産にケーキを買って帰る事を真里亞に約束するが、真里亞はそれよりも一刻も早く母に帰ってきて欲しいと懇願する。その言葉を受け、早く帰って一緒に遊ぶ事を約束する楼座。
メタ視世界(喫煙室?)楼座 真里亞(マリア) ベアトリーチェ
何が問題なのかを問うベアトリーチェ。約束は守ったと主張する楼座。
それに対し、その日の夕方、着払いの荷物が来たが十分な持ち合わせがなかったため、処置を相談するために会社に電話したら、休みだと告げられたと語るマリア。
更に、楼座が仕事とは別の理由で不在がちなのをマリアは知っていたが、さくたろうの言葉に従い、母を信じようとしたと続ける。
薄暗い室内楼座 純白のガウンをまとった細身の中年男性
ホテルの一室で真里亞への電話を済ませる楼座。
同室にいた男性は、楼座が娘に旅行のことを話していないことを知って驚く。自分のせいで楼座の親子関係に不自由を強いている事を申し訳なく思っているらしい男性に対し、娘の事は言うなと言う楼座。
男性が、真里亞と、そして楼座のためにもと互いの都合の良い日程のみでの逢引を提案するが、楼座には自分を疎ましく感じ始めたとしか聞こえていなかった。そして、子連れと分かると歴代の恋人に捨てられた苦い過去をぶちまける。
メタ視世界楼座 マリア ベアトリーチェ
一転メタ視世界に戻り、「あんたなんて邪魔だったのよ」と語る楼座。
真里亞さえいなければ再婚できていた。
一時は夫と娘との幸せな生活を夢見ていたが、夫は出産直前に蒸発した。
男はその後好き勝手できただろうが、自分には真里亞がいるため新しい恋も自分だけの人生も望めない。
同世代の女が自由に恋愛するのを横目で見ながら、いい母親であろうと頑張ったが、誰もそれを労ってはくれない。
男たちは恋をしたいと必死な自分を嘲るばかり。
そして男に振られた翌日が真里亞の授業参観日で、的外れな発言をしてクラス中から失笑される真里亞を見ている自分の気持ちは誰にも分からないと言い、楼座は真里亞への憎悪を一気に吐き出す。
余りの暴言に言葉を失うマリア。
ベアトは、今こそ醜い母親との決別の時とし、自分の手で打ち砕くようマリアに勧める。
楼座を打ち砕くマリアと、打ち砕かれながらも真里亞の存在を否定し続ける楼座。粉砕のたびにベアトが楼座を復活させるため、惨劇は幾度となく続く。
そのうち、マリアは楼座への拷問を楽しむようになる。
しかし、さくたろうがやはり蘇生できない事を認識すると、同じく母に認められていない真里亞も二度と直らない事を察知し、一瞬暗い表情になる。
が、すぐにその感情をどこかへ押しやると、マリアは再び人の生死を自由にできる楽しさに溺れる。
そのような境地に立てたマリアを祝福するベアトリーチェ。
ゲストハウス1986年10月4日22:30~32戦人 朱志香 譲治 真里亞 郷田 熊沢
付近への落雷に盛り上がる戦人と譲治。朱志香が、真里亞を起こしてしまったとたしなめると、戦人は軽く詫びを入れる。
が、何かぼんやりしている様子の真里亞に対し、「寝ぼけている」と戦人が茶々を入れると、途端に真里亞が癇癪を起こす。譲治が宥めると、真里亞は「きひひひひ」と不可解な笑い声をあげ、戦人を許すと言う。
と、そこに慌しい足音が廊下から聞こえ、郷田と熊沢が激しくドアをノックし、室内に駆け込んでくる。二人は全身びしょぬれで、郷田が事の次第を話そうとするが、尋常ではない様子が明らかに見て取れる。
アイキャッチ(22:32)
  • BGM:Requiemmiragecoordinator月うさぎの舞踏


[編集]地下牢

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
地下牢1986年10月4日22:40頃~霧江 蔵臼 紗音 嘉音 南條
地下牢らしき場所で意識を取り戻す霧江たち。
全員が食堂の落とし穴や地下牢の存在に混乱していると、蔵臼が今後どうするか考えようと提案する。そして熊沢と郷田の不在に気づくが、霧江と嘉音は無事に逃げ延びたかどうか楽観はできないと判断する。
取り敢えず手分けして脱出方法や道具を探すことにする一同。
その最中、霧江は南條に、人間を即座に昏倒する毒の存在について聞き、自分たちは毒で昏倒させられここへ運ばれた可能性を示唆する。(ここで紗音、嘉音、蔵臼が時計を確認する。)
蔵臼が鉄格子が壊せそうもない事を確認していると、紗音が電話を発見する。試しに紗音が受話器を挙げると、電話がつながってる事が確認される。
早速霧江が110番通報しようとするが、何故かつながらない。そこで蔵臼が代わりに通報しようとするが、やはり上手くいかない。
霧江が、自分たちの体験した出来事について何とか理解しようと色々思い返していると、蔵臼が声を上げる。
地下牢 ゲストハウス蔵臼 郷田 朱志香 霧江 戦人 紗音 嘉音 譲治
ゲストハウスの朱志香たちの部屋に内線がつながる。最初に郷田が内線に出て、次に朱志香が母の安否を蔵臼に尋ねる。蔵臼は無事を祈るとだけ告げると、自分たちの置かれた状況について説明し、子供たちにゲストハウスでの篭城を勧める。その後、互いの安否を確認した後一旦電話を切る。
ゲストハウス戦人 朱志香 譲治 真里亞 郷田 熊沢
戦人たち男性陣は戸締り等をして、篭城の準備を進める。
朱志香たち女性陣は二階に待機し、その間に朱志香は熊沢から夏妃の死が確実であるらしい事を確認する。(郷田が、相手が魔女や悪魔である事以外全て子供たちに話してしまったとのこと。)
そこに戦人たちが、道具や食料を持って帰ってくる。明かりは消さなかったがテレビを切り、バリケードで封鎖して着々と準備を進める中、戦人は真里亞の危機感のなさに違和感を覚える。
九羽鳥庵の地下牢霧江 蔵臼 紗音 嘉音 南條 金蔵 ロノウェ ガァプ ワルギリア
万策尽きたが、それでも今後の対処方法を考え続ける蔵臼・霧江・南條。
外の様子を窺う嘉音に紗音が近付き、今回のイレギュラーさについて語るが、嘉音は全て魔女の余興と切り捨てる。
そして、黄金郷について否定的な見解を述べると、紗音が「黄金郷は素晴らしいところだよ」と語り出す。
紗音曰く、「そこは何も願わなくていい場所」だが、あくまでマイナスのない世界なので、好きな人と一緒に行けたらもっと幸せになるような世界、とのこと。嘉音が余り期待しないような発言をすると、紗音は嘉音から離れる。
と、嘉音が大勢の足音を感知する。霧江が紗音に電話の隠蔽を命じた直後、金蔵、ロノウェ、ワルギリア、ガァプが彼らの前に現れる。
「ゴールドスミス」と紹介された金蔵に南條が現在地を尋ねると、金蔵は南條がここを通り、蔵臼がここを探した事があると指摘。
その言葉より、南條はここが九羽鳥庵の地下であると推測し、ロノウェがそれを肯定する。金蔵は孫たちを試すテストを開始すると言い、紗音が隠していた電話もそのために用意していたと話す。
そして蔵臼に、ゲストハウスの子供たちにテストの始まりを宣言するように命令する。
アイキャッチ(時刻表示なし)
  • BGM:煉沙回廊rhythm-changerstupefactionrhythm-changermindVoicelessdead anglehope絵画の魔女ロウソクたちが踊る


[編集]私の使命

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
新島の診療所1998年10月5~31日縁寿 南條の息子(雅行)
冷淡に「話す事は何もない」と言い放つ南條の息子(雅行)。そして、当時の興味本位の報道でどれだけ迷惑をかけられたか怒りの真情を吐露する。
それに対し縁寿は、「気持ちは分かるが、同じ当事者だからこそ、あの事件が何だったのかを知りたい」と強硬な態度で返答する。
その気迫に気圧された雅行は、他言無用と言う前提で知っている事を語り出す。
父・輝正が金蔵と相当親しかった事、金蔵のカルテが事故当日持参したせいか現存してない事、事故の数日後、自宅に礼文島行きの宛名・輝正、差出人・雅行の出した覚えのない封筒が送り返されてきた事。
中身は何だったのかと縁寿が問うと、雅行は他言無用を念押しした後、本棚の奥から大判の茶封筒を取り出し、封印を切って例の封筒を取り出す。(ここで南條の遺体が発見されず、危難失踪で死亡と判定された事が説明される。)
余り真面目に考えたとは思われない礼文島の住所に、10月3日の新島の消印。
縁寿が中身を改めると、「A112」というナンバープレート付の小さな鍵、黒地に金文字の磁気カード、「07151129」と日本の某巨大銀行本店の名前が書かれた小さな手紙が入っていた。
雅行曰く、それらは特別な顧客用の貸金庫の鍵、カードと暗証番号であり、実際にそれらを使って金庫を確かめたら、中に多額の現金入りのジュラルミンケースが入っていたという。そして危険な金だと直感し、元の場所に戻した後、カード等を封印し、一切手を付けていないと付け加えた。
魔導書に書いてあったベアトリーチェの筆跡と、封筒の筆跡を比べる縁寿。筆跡は一致。それでも僅かに引っ掛かりを覚える縁寿。
熊沢家縁寿 熊沢の息子(鯖吉) さくたろう マモン
場面は変わり、熊沢の息子(鯖吉)の自宅。同じような郵便物が鯖吉の元にも届いていた事を知る縁寿。
鯖吉の妻が持ってきた封筒を見ると、与那国島行きで宛名・チヨ、差出人・鯖吉となっている。中身は雅行に届いたものと同じく、「A113」というナンバープレート付の鍵、磁気カード、暗証番号と銀行名が書かれた手紙。
鯖吉は届いてから封筒をそのまま放置していたといい、縁寿のところにも同じ物が送られたのか尋ねる。何故か固まる縁寿。
ここでメタ視世界に場面が切り替わる。
縁寿の異変に、何があったのか問い質すマモンとさくたろう。
縁寿は、同じ封筒が自分のところにも送られてきた事を思い出したと告げる。
12年前あの事件があった後、塞ぎ込んでいた縁寿の元に宛名・留弗夫、差出人・自分の出した覚えのない手紙が届いたのだ。
その後のゴタゴタで紛失してしまったが、中身は恐らく同じカードと鍵(手紙は入っていたと推測しているのみで、見ていなかった様子)。
12年前からベアトリーチェとつながりがあったことに驚くと同時に、死者を愚弄する意図があってのことかと怒る縁寿。マモンとさくたろうの言葉により冷静さを取り戻した縁寿は、この封筒が事件の計画性を裏付けるものと推測するが、一方で何故こんな不確実な送付方法を選んだのかを疑問に思う。
これに対し、さくたろうが、ベアトが不確実な方法を好む傾向にあったと解説する。真里亞の日記にも同様の記述があったことを思い出す縁寿。
再び鯖吉の自宅。ふと、壁の写真の一枚に目をやると、そこには(縁寿たちは知らなかったようだが)礼拝堂のレリーフの英文が写っていた。
鯖吉曰く、母が碑文の謎解きに挑戦したような写真やノートが沢山残されていたが、形見分けで散逸してしまったという。(熊沢の預金口座には、黄金を発見したような大金は残っていなかったらしい。)
マルフク寝具店縁寿 天草 川畑船長 さくたろう マモン
最後に、息子夫婦と同居している川畑・元船長を訪ねる縁寿。川畑は幼い縁寿や最後の右代宮家親族会議出席者の様子などを鮮明に覚えていた。縁寿が、明日船を六軒島に出してもらえるかどうか訪ねると、川畑は快諾する。
場面はメタ視世界に切り替わり、六軒島に行ける事を喜ぶさくたろう。
マモンが、船長も12年前のことを気にしていると指摘する。
船は昼過ぎに川畑のところに戻るので、六軒島到着は夕方の予定。今は電気も灯りもない島なので長居はできないが、それでも満足かと縁寿に問う川畑。
それに対し、船を出してもらえるだけでも有難いと答える縁寿。
そこに、天草が縁寿を迎えに来る。縁寿は、船代にと札束を川畑に渡そうとしたが、川畑はこれは天から与えられた最後のチャンスとし、金を受け取らなかった。
ふと、寝具売り場を通り過ぎようとした縁寿の足が止まる。そして、震える指で店内の薄暗がりを指差す。
メタ視世界。同様に驚くマモンとさくたろう。縁寿は「これが私の使命だった」と自覚する。
場面は再びマルフク寝具店寝具売り場。縁寿が何を見て驚いているのか分からず困惑する川畑。縁寿は「全て運命であり、これが六軒島に行く目的で、使命である」とだけ説明する。側にいた天草は「陳列棚しか見えないし、他に誰もいない」と言う。
アイキャッチ(23:00)
  • BGM:透百合誘いstupefactionplayサソリのハラワタmind旋律(シラベ)inst.ver透百合Noveletteworldend(bp)F Style


[編集]最後の親族会議

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
九羽鳥庵の地下牢 ゲストハウス1986年10月4日23:00~朱志香 蔵臼
朱志香宛てに蔵臼から再度電話がかかる。そして、孫たちの中から次期当主を選ぶテストを金蔵が行う旨を告げる。そして、金蔵がテストに無関係な郷田・熊沢を園芸倉庫に隔離するよう命じている事も伝える。
九羽鳥庵の地下牢霧江 南條 蔵臼 嘉音 紗音 金蔵 ロノウェ ガァプ ワルギリア シエスタ姉妹
南條は、金蔵を宥めすかしながら何とか地下牢から出してもらおうと図るが、金蔵はその意図を見破り、拒絶する。
金蔵は蔵臼が自分の言うとおりにしたことを知ると、シエスタ姉妹に孫たちの監視を命じる。(ここで00が556の名前を口に出す。)
更に、ガァプとロノウェに試験官を、ワルギリアに蔵臼たちの監視役を命じ、ワルギリアと眷属の山羊たちを残して金蔵たちは退出する。
今まで目撃した事象の数々に、ますます混乱を深める霧江。
薔薇庭園の園芸倉庫戦人 朱志香 譲治 真里亞 郷田 熊沢 シエスタ姉妹
園芸倉庫の鍵を中にいる自分たちに託し、毛布・食料等をできるだけ準備する事で園芸倉庫に入る事にようやく同意した郷田・熊沢。
詫びながら準備を進める譲治・戦人と、子供たちの力になれない事を詫びる郷田。
互いに注意を喚起した後、シャッターを下ろして施錠し、譲治が小窓から倉庫の鍵を郷田に渡す。熊沢に見せた後、鍵を自分のポケットにしまう郷田。
子供たち皆が言う事を聞くしかない無念を口にする中で、真里亞だけは一人他人事のように「すぐに黄金郷で会える」と笑う。
それをゲンコツでたしなめる戦人。
帰り際、朱志香は薔薇庭園に向かって「金蔵をぶち殺すと伝えろ」と叫ぶ。その方向からシエスタ姉妹が現れ、金蔵に報告のため立ち去る。
九羽鳥庵の地下牢?/ゲストハウス2階~外~23:05戦人 朱志香 譲治 真里亞 霧江 紗音 金蔵
ゲストハウスに子供たちが帰ってまもなく、電話が鳴る。譲治が電話を取ると、相手は霧江だった。戦人に代わる譲治。
霧江は、朱志香、譲治、戦人、真里亞の順でテストを行い、呼ばれるまで部屋から出てはならない事、呼ばれたら指定場所に一人で向かう事を告げる。
戦人は、霧江の口調から、「自分達には策がもうない。命は預けた。」というニュアンスを読み取る。
「本気でやっていいか?」と問う戦人に対し、本気でやって見せろと励ます霧江。(ここで初めて戦人が霧江のことを「カーチャン」と呼ぶ。)
その後霧江は、朱志香に屋敷の自室に行くように金蔵の命令を伝える。
ゲストハウスの外。朱志香を送り出す戦人と譲治。
譲治は朱志香の身の安全を最優先にするよう助言し、戦人は、霧江たちが諦めているらしい事を朱志香に伝える。
譲治は更に、何かあったらゲストハウスに戻るよう朱志香に指示し、その時点で金蔵に宣戦布告することを明言する。
ここで初めて、譲治の金蔵に対する怒りがあらわになる中で、3人は「金蔵を一番最初に殴った者が次の当主」という見解で一致団結する。
一方、朱志香が屋敷に行くのをゲストハウス2階から見送る真里亞は、何故彼らがそこまで息巻いているのか理解できない様子。
そこへ、紗音から譲治宛てに電話がかかってくる。
アイキャッチ(23:05→23:11)
  • BGM:dead angle隣死オルガン小曲 第2億番 ハ短調煉沙回廊moonAnswerオルガン小曲 第6億番 ハ短調


[編集]次期当主

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
朱志香の部屋1986年10月4日23:11~朱志香 ロノウェ
自室に入り、後ろ手で施錠する朱志香。
部屋に人がいないのを確認し、時刻を確かめる。
食堂に母の死に顔を見に行きたいという誘惑に耐え、施錠した事で人質に不利になるのではないかと思い直し鍵を外そうとした瞬間、拍手が聞こえ朱志香は仰天する。
現れたロノウェが自己紹介すると、朱志香は源次との関係について訊く。
ロノウェは「弟のような存在」「この世界における、私の正しい姿」とだけ説明すると、テストの開始を宣言する。
黄金蝶の群れの中から封筒が現れ、朱志香が中身を確かめるが、その内容に絶句する。
薔薇庭園の東屋譲治 ガァプ
譲治に手紙を読む事を勧めるガァプ。譲治はテーブルの上から封筒を取り上げ、中身を確かめると、朱志香同様絶句する。
内容は、「以下の三つのうち、二つを得るため、一つを生贄に捧げよ。一.自分の命 二.紗音の命 三.それ以外の全員の命 何れも選ばねば、上記の全てを失う。」
ガァプは、朱志香宛には二番目の選択肢に嘉音の名があること、そして選択には結果が伴う事を強調する。
朱志香の部屋朱志香 ロノウェ
手紙を丸め床に叩きつける朱志香。怒りと迷いで混乱する朱志香に対し、ロノウェは思いのままに選ぶ事を勧める。
金蔵の部屋?金蔵 シエスタ姉妹
孫二人の様子を水晶玉で覗き見て大笑いする金蔵。
後ろに控えていたシエスタ姉妹は、正しい答えが何か判るかと金蔵に訊かれ、3者3様の答えを返す。が、各人が金蔵に罵倒される結果に終わる。
シエスタ姉妹をワルギリアの補佐に向かわせた後、金蔵は問わず語りに、このテストは理由と意思が重要であると述べ、かつて自分が同じ選択肢を突き付けられた時、何を選んだかは言うまでもないと言い、笑い転げる。
朱志香の部屋朱志香 ロノウェ
選択を迫るロノウェに対し、朱志香は「自分を殺せ」と告げる。
ロノウェがその考えに至った過程を訊ねると、2番と3番を否定したら結果的に1番しか残らなかった、と答える。
ロノウェにとっては期待外れの回答だったらしく、60点(落第点)と評価するが、朱志香は、それぞれの選択肢を選んだ自分の未来を想定してみた結果だという。
朱志香曰く、かつて嘉音に自分の人生を思い切り生きろと説教した事があるため、自分が手本を見せなければならないとの事。
その選択は嘉音を傷つけないかとロノウェが問うと、朱志香は嘉音への伝言として、「本当の嘉音くんの人生を思い切り生きて」という言葉をロノウェに託す。
九羽鳥庵の地下牢、朱志香の部屋蔵臼 霧江 (紗音) 嘉音(南條) ワルギリア シエスタ姉妹 山羊の皆さん
その言葉を、地下牢で聞く嘉音と蔵臼。ワルギリアが気を利かせ、彼女の三面鏡に朱志香と譲治の様子を映し、幽閉された5人に見せていたのだ。
朱志香の深い思いに打たれ、自分の命を代わりに取って欲しいと懇願する嘉音。
朱志香の選択だからそれは無理と答えるワルギリアの元に、シエスタ姉妹が現れ、金蔵の件で泣きついてくる。
その経緯を知らないワルギリアは、とにかく彼女たちに紅茶を振る舞おうとし、山羊の眷属たちに見張りを任せ、姉妹たちと共に退出する。
脱出のチャンス到来を察知する霧江。
朱志香の部屋朱志香 ロノウェ
両手をポケットに入れ、観念したように目を閉じ、自分の殺害を促す朱志香。その言葉を受け、ロノウェが朱志香に近付く。
九羽鳥庵の地下牢蔵臼 (霧江) 紗音 嘉音 (南條) ワルギリア シエスタ姉妹 山羊のみなさん
蔵臼は娘の危機を知り、鉄格子を破ろうと体当たりを繰り返す。その傍らでぐっと何かを堪える嘉音。と、紗音が譲治の異変に気づく。
薔薇庭園の東屋、九羽鳥庵の地下牢譲治 ガァプ (蔵臼) (嘉音) 霧江 紗音 南條
答えを促すガァプ。
朱志香の回答を聞いても、自分の答えは揺るがないという譲治。
その答えは、3番(自分と紗音以外の全員の命)だった。
予想外の回答に興味を覚え、その考えに至った経緯を聞くガァプ。
譲治は、今夜ここで紗音に婚約指輪を渡すつもりだった事を話し、その時点で親族はおろか、彼女以外の世界の全てを敵に回す覚悟があったからだと語る。
その言葉を三面鏡越しに聞き、涙をこぼす紗音。
当主宣言をし、自分の手で紗音以外の右代宮家の人々を殺せると言ってのける譲治。
そこに金蔵と同じ凄みを感じたガァプは、六軒島の新しい魔王の誕生を祝福する。
殺害の順番を選ぶ権利は自分にあることを確認した譲治は、最初にガァプを血祭りにあげることを宣言する。
親族6人殺しの代償を、彼は最初から払わせるつもりだったのだ。
朱志香の部屋朱志香 ロノウェ
朱志香の鉄拳が決まり、鼻血を出すロノウェ。
朱志香は、次期当主としての回答として、全員を守ると力強く宣言する。蔵臼の背中を見てその重圧と強さを知り、自分の命くらい簡単に賭けられると言い切る朱志香は、再び左ストレート(メリケンサック装着済み)をロノウェの顔面に打ち込む。
その言葉と左ストレートに感銘し、先ほどの点数に20点追加するロノウェ。(ここでぬぐった顔の血が、薔薇の花びらに変わる。)不敵に笑うと、朱志香の覚悟を試すと宣言する。
薔薇庭園の東屋譲治 ガァプ
落とし穴と蹴りのコンボで、譲治を追い詰めるガァプ。ガァプは、今の譲治には「暴力」という力がない事を指摘し、容赦ない攻撃を繰り返す。
朱志香の部屋朱志香 ロノウェ
のらりくらりと朱志香の鉄拳をかわすロノウェ。
朱志香は、足をも使ってロノウェを部屋の隅に追い詰めようとする。(ここで「ヒゲのセットに1時間」「キャラが崩れます」発言が出てくる。)
朱志香はロノウェに鉄拳を打ち込み続けるが、ガラスのようなシールドに阻まれる。それでもシールドごとぶち抜く事を宣言した朱志香に対し、ロノウェはもうしばらく付き合う事を宣言する。
薔薇庭園 九羽鳥庵の地下牢譲治 ガァプ 紗音 霧江 南條 (嘉音) (蔵臼) 山羊の皆さん
水溜りに倒れている譲治。命乞いをすれば許すというガァプに対し、立ち上がった譲治は返事をしない。
地下牢で譲治を気遣い、「私を忘れて下さい」と叫ぶ紗音。
それに応えるかのように、屈服を拒絶する譲治。
何故紗音のために「全てを敵に回す」とまで言えるのかと問うガァプ。
それに対し譲治は、「愛を知ったから自分は強くなれた」と答える。
そして地下牢にいる筈の紗音に届くと信じ、紗音への愛の言葉を投げかける。
その言葉に赤面する紗音と、くどきなら夫以上と茶化す霧江(南條も側にいる)。
愛が強さというなら、何故譲治はやられてばかりなのかと嘲笑うガァプ。そして譲治の両親をも含めて何から何までひ弱と嘲笑い、両親から何をもらったのかと譲治に訊く。
譲治は、寸止めでガァプの顔に足技を食らわせた後、母親から蹴り、父親から忍耐力を受け継いだとして反撃を開始する。
寸止めとはいえ次々と足技を食らい、動揺するガァプ。ワルギリアの山羊の眷属を戦いに引き込み、何とか優位を保とうとする。譲治が抗戦を宣言すると、ガァプは譲治の周囲に反撃特化の防御結界が発生しているのを目撃し、更に動揺する。
朱志香の部屋朱志香 ロノウェ
片手のシールドで鉄拳を受け止めているが、徐々にロノウェ本体に痛みが伝わってくる。それを朱志香に気取られないように必死で平静を装うロノウェ。
朱志香は、言葉がやがて心に浸透するのなら、拳だって同じ筈だから諦めないと宣言し、シールドに鉄拳を打ち込み続ける。
ロノウェは朱志香の両手に、浸透付与の魔力が宿っているのを目撃する。
朱志香は、改めてロノウェを倒し皆を救う事を決意する。
九羽鳥庵の地下牢 地下道嘉音 蔵臼 紗音 霧江 南條 ワルギリア シエスタ姉妹 山羊の皆さん
山羊が消えた絶好のチャンスを生かし、何とか鉄格子に人が通れる隙間を作ろうと奮闘する蔵臼。
霧江が嘉音に手伝うように声をかけると、嘉音は鉄格子を一瞬で切り倒す(ここではブレードの描写がない)。
南條に道を聞いて脱出しようとする嘉音・紗音に対し、正体を問う霧江。
紗音は「自分たちはニンゲンである」とだけ回答する。
一方、九羽鳥庵の一室では、シエスタ45が地下牢から家人が脱走した事に気づく。ワルギリアが射殺許可を出すと、00らは追撃準備、ワルギリアは逃亡阻止結界の準備にかかる。
地下道で再び鉄格子に突き当たる一同。
嘉音はブレードを顕現させ、鉄格子を再度切り裂こうとするが、ワルギリアが強化付与しているため、なかなか切断できない。
ここで紗音が追っ手に捕捉されてる事に気付く。
遠方から収束誘導弾で狙撃してくるシエスタ姉妹。
紗音(レーダー役)は嘉音(迎撃役)と連携し、48に分裂した矢(弾)を全て撃墜するのに成功する。
00は精密光速狙撃弾への切り替えを指示し、狙撃準備に取り掛からせる。
それを察知した紗音は、霊子戦を展開する事を発案し、嘉音に防備を命じる。
(シエスタ姉妹に向けて電磁パルス(EMP)らしきものを出し、射撃システムや言語ソフト(IME)を破壊していることから、恐らく魔法版電子戦を展開したと思われる。なお、シエスタ00は霊波妨害と言っているが、電波妨害の場合は通常、通信系の不通のみで、中のソフトには影響が出ないことから、紗音の攻撃は過電流を通信機器経由で発生させ、機器自体を損傷させる戦法だったと推測される。)
作戦は成功し、再起動のためしばらく動けないシエスタ姉妹。
ワルギリアが再度山羊を呼び出すと、新手の巨漢の山羊が次々召喚されてくる。5人の捕獲を命じるワルギリア。
漸く鉄格子の切断を終えた嘉音。しかし、その先に新たな鉄格子を発見。
体力を消耗しているが、再度鉄格子切断に取り掛かる嘉音。
再び紗音が追っ手を感知する。鉄格子を魔法で封印しようとしたその時、ワルギリアが自分の霊子妨害を中和し始めたことに気付く。
嘉音は紗音に妨害に集中するよう進言する。
霧江は鉄格子の断片を手に取り、蔵臼と二人で追っ手を防ぐ決意をする。
鉄格子の隙間を広げようとする山羊に対し、鉄棒を突き立てる霧江。その鉄棒に蔵臼が渾身の蹴りを入れ、更に突き立てて山羊を倒す。(ここで留弗夫の霧江に関する愚痴の件が蔵臼から語られる。)
薔薇庭園の東屋 朱志香の部屋譲治 ガァプ 山羊の皆さん 朱志香 ロノウェ
薔薇庭園での戦闘。山羊たちを見事な足技で次々に打ち倒す譲治。ガァプは、それが反撃特化結界のお陰であると指摘する。
譲治に動きの全てを見切られているため、危機感を覚えるガァプ。
場面は朱志香の部屋に切り替わる。ついに両手でシールドを張り出すロノウェ。朱志香の拳は浸透付与以外もプラスされ、より強力な鉄拳となっているのだ。
ロノウェの疲労を指摘する朱志香に対し、朱志香の能力が飛躍的に上がっていると否定するロノウェ。ついに全力で壁並みのシールドを張り、朱志香を押し戻そうとする。
シールドには攻撃反応装甲が付与されており、殴り続ける朱志香に飛び散ったガラスの破片が全身に当たるような痛みを与える。
それでもシールドを殴り続ける朱志香。
九羽鳥庵の地下牢 地下道嘉音 蔵臼 紗音 霧江 南條 ワルギリア シエスタ姉妹 山羊の皆さん
山羊たちが鉄格子の隙間を広げるのとほぼ同じ頃、やっと嘉音が最後の鉄格子の切断に成功する。
ここで、ワルギリアが完全に霊子妨害を中和するのに成功する。ワルギリアは即座にシエスタ姉妹に出陣を命じるが、全員ソフトのバージョンが違うシエスタ姉妹は再起動すらままならない。
仕方なく、自分で出陣するワルギリア。ご褒美目当てに邪魔をしあう山羊の頭の悪さにつくづく呆れていると、別の一頭がワルギリアをどこかに案内する。
地下道を駆け抜ける蔵臼たち。その行く手に、近道をしてきた山羊とワルギリアが立ち塞がる。
蔵臼は自分が山羊と戦う事を決意し、山羊の前に立ちはだかる。
ワルギリアは蔵臼が山羊に勝てない理由を次々述べ立てるが、その間にピンポン音が何度も鳴り響き、画面右下のカウンターの数字が増加する。山羊に左腕一本のみで戦うハンデを与え、いざ戦闘に入った後も音と数字は増える一方である。
それが負けフラグの立ったサインであることに気付き、パンチの回避を命令するワルギリア。霧江は、そんな彼女の判断を浅はかだと切り捨てる。
蔵臼は、クロスカウンターを決め、その威力を加算して山羊を上回る戦闘力のパンチをたたき出すことに成功する。南條の労いの言葉を受け、ワルギリアの上に倒れこむ山羊。再び地下道を走る5人。
薔薇庭園の東屋 朱志香の部屋譲治 ガァプ 山羊の皆さん 朱志香 ロノウェ
朱志香の自室。ロノウェのシールドにより、壁際に追い詰められる朱志香。ロノウェは停戦を朱志香に勧めるが、聞く耳を持たない。
朱志香は最後の渾身の一撃をロノウェに向かって放つ。
薔薇庭園。互いに次の一撃で勝負を決めようとする譲治とガァプ。
ガァプは二段構えの落とし穴で譲治を倒そうとするが、譲治はその手を事前に察知し、最初から高高度からの蹴りを決める体勢をとり、ガァプに襲い掛かる。
譲治がガァプの負けを宣言したとき、地下道と同じピンポン音が鳴り響く。
一方、朱志香の体は、シールドに突如開いた大穴に飲み込まれる。
薔薇庭園の東屋。朱志香の鉄拳が譲治の腹部に命中し、譲治の踵落としが朱志香の頭部に命中している。ガァプが落とし穴を利用し、二人を相打ちにさせたのだ。互いの攻撃により、明らかに致命傷を負う二人。
メタ視世界?ベアトリーチェ ガァプ メタ戦人
ガァプはベアトリーチェと成功を祝い、ハイタッチを決める。悔しがるメタ戦人。
薔薇庭園の東屋 朱志香の部屋譲治 ガァプ 朱志香 ロノウェ
場面は再び東屋に戻る。
朱志香の死体を自室に送り返すガァプ。その後、譲治の遺体や東屋周辺を綺麗に修復すると、譲治の額にピンヒールの刻印を刻み付ける。
一方ロノウェは、3分間だけ朱志香を蘇生させる。その短い時間で心の整理をつけるよう言い残すと、ロノウェは姿を消す。朱志香はふらふらとした足取りで内線電話に近付く。
ゲストハウス 朱志香の部屋朱志香 戦人
電話を取る戦人。相手は朱志香だが、何やら様子がおかしい。「もう死んでいる」とか、「戦人が来る頃には自分は頭を半分ぶちまけた死体になっている」とか「譲治兄さんも駄目だった(即死だった)」など次々に信じられない事を語り出す。
最後に相手はニンゲンを超越した存在であると警告し、儀式の進展とベアトリーチェの復活を予見した上で、戦人にエールを送り、朱志香は電話を切る。受話器の向こうで戦人が必死に呼びかける中、朱志香は、自分が言ったとおりの死体に戻っていた。
地下道 井戸 屋敷の裏手 奥の客室嘉音 蔵臼 紗音 霧江 南條 シエスタ姉妹
屋敷の裏手の古井戸から顔を出す蔵臼・霧江。(ここで南條が別の出入り口があることを示唆する。)
南條、紗音も外に出て、あと登ってくるのは嘉音だけというその時、シエスタ姉妹の矢が嘉音の胸に命中し、嘉音は古井戸に落下する。
次に、逃げろと叫ぶ紗音の頭を黄金の矢が容赦なく打ち抜く。
更に腰を抜かしてしまった南條の額を、続けざまに打ち抜く。
屋敷の裏口に逃げ込む霧江・蔵臼。と、後ろ手でドアを閉めようとした蔵臼を後ろからシエスタ姉妹が射殺する。
蔵臼の死を目撃した霧江は、どこかの部屋(恐らく一階の客室)に逃げ込み、施錠する。その時、霧江の目に内線電話が飛び込んでくる。
奥の客室 ゲストハウス~23:47霧江 シエスタ姉妹 戦人
朱志香の電話を受けた直後の戦人。次の瞬間、霧江から電話がかかってくる。
地下牢脱出を報告した直後、霧江めがけて黄金の糸が飛んできて、足元に命中する。
死を覚悟した霧江は見たままを包み隠さず戦人に語る。
既に3度攻撃を受けていると語る霧江に、戦人は逃げる事を勧めるが、「どこに逃げるのよ」と静かに反論される。
霧江は譲治と朱志香の安否を問うが、駄目そうだった事を知ると、儀式の進行を察知する。そして、ベアトリーチェが復活したらこの島はどうなるのか、自分にはもう訳が分からないとすっかり観念した様子で話す。
霧江は戦人に、悪魔やら魔女やらが目の前に現れても、からくりを疑うのではなく、とにかくそういうものだと理解する事を助言する。
霧江の言葉に耳を疑う戦人。それでも重ねて「信じる」事を助言する霧江。
4度目の狙撃を受け、死が間もない事を悟ると、戦人に謝辞とさよならと冷たくした日があった事への謝罪を述べる。
「今は霧江さんが俺にとっての母親だろうが」と叫ぶ戦人。
その直後、受話器の向こうで凄い音、受話器を落とすような音がし、霧江からの返事は二度と返って来なかった。
アイキャッチ(23:47)
  • BGM:play胡散の香りロウソクたちが踊るmoon薔薇happiness_of_marionette(short)AnswerHIBUTAdeath(from_stupefaction)mortal_stampede生まれてきてくれてありがとうVictima_propiciatoriaF StyleRevoltmortal_stampede煉獄凶狂葬曲death(from_stupefaction)Dread of the grave踊る煙管Happy_Maria!(Instrumental)Requiemmiragecoordinator久遠


[編集]惨劇の原因

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
ゲストハウス 金蔵の部屋?1986年10月4日23:47~戦人 真里亞 真里亞の電話の相手(ベアトリーチェ?) ベアトリーチェ 金蔵
戦人の怒りが理解できず、ベアトリーチェ復活を喜んでるようにすら見える真里亞。どうやら真里亞は本気で、黄金郷に行けば「優しいママとずっと一緒にいる」という願いが叶うと信じているらしい。
そんな真里亞の態度を理解できない戦人に対し、真里亞は「霧江に魔女を信じろと言われたはずだよ」と言い返す。
とにかく、人質も全員死んでしまったので、片っ端から調べに行くと飛び出す戦人。それを冷ややかに見送る真里亞の元に、内線電話がかかってくる。
戦人が慌てていとこ部屋に戻ってくると、真里亞が電話の向こうの誰かと楽しげに談笑していた。そして真里亞は受話器を戦人に渡すと、「テストの場所へ行く」と言い残し、部屋を出て行く。
戦人が恐る恐る電話に出ると、やけにテンションの高い見知らぬ女の声が拙い英語で話しかけてくる。(相手は戦人が英語が得意だったと認識している様子。)
お前は誰だと訊く戦人に対し、相手は「当ててみろ」と戦人を茶化す。(この時点でブレザーベアトの立ち絵が登場する。)
話からして、どうやら相手は金蔵と会話しながらこちらに電話しているらしい。ベアトリーチェかと訊ねると、相手はそれを肯定する。
ベアトは、戦人の試験官を自分がやると言い出し、金蔵に真里亞の試験官をするように命じる。そしてその旨を戦人にも伝え、屋敷の正面玄関まで来るように言い渡す。
戦人は相手が武装していると思い、帽子掛けから作った槍を携えて外に出る。
薔薇庭園の園芸倉庫、東屋~23:59戦人 郷田 熊沢 譲治
戦人は先に、郷田と熊沢に助力を請おうと園芸倉庫に向かう。
格子窓から二人に呼びかけるが、そこで戦人が見たものは首を吊っている二人の姿だった。余り中の様子は良く見えなかったが、声をかけても無反応、ロープに全体重がかかっているという点から、戦人は彼らの生存を絶望視する。
これで生きている人間で味方が誰一人いなくなり、呆然とする戦人。
しかし、泣くだけ泣いた後、全てにけりをつけるために、再び屋敷に向かう。
戦人は途中、薔薇庭園に立ち寄り、東屋に呼び出されたという譲治の遺体を確認しに行く。そして、東屋の前で雨曝しになっている譲治の遺体を発見する。(ここで譲治が死亡扱いとなる。
「額には銃創らしき傷跡があり、服は血塗れだが顔は血塗れではなく、目は見開いたままだが眠っているようにも見える死に顔」が、戦人の観察した譲治の遺体の状況である。
屋敷の玄関 2階バルコニー24:00頃~戦人 ベアトリーチェ(ブレザー)
戦人が屋敷に辿り着くと、玄関の屋根の下に小箱(小物入れかシガーケースと戦人は推測)を発見する。
戦人が開けるのを躊躇していると、ホールの大時計が24時を知らせる音が聞こえる。
直後に、頭上から聞こえる女の笑い声。
見上げると2階のバルコニーに、(戦人主観で)ホールの肖像画の魔女にそっくりな、若い女(ブレザーベアト)が立っている。
ベアトは、ここには自分の魔法の仲間はいないと前置きをした上で、チェスを引き合いに出し、どうやって戦人の前に顕現できるまでに至ったかを語る。
それに対し戦人は、魔女幻想には屈しない事を比喩的表現で宣言する。
ベアトはテストを始めるべく、戦人に玄関の箱を開けるよう命じるが、戦人はベアトや金蔵やその他実行犯を殴ることしか興味がないと言い、屋敷に上がろうとするが、ベアトは扉も窓も全て施錠済みと言う。(実際玄関は施錠され、窓には鎧戸が下りていた。)
そして、どうしても謁見した勝ったらテストを受けるように戦人に要求する。
開錠の手段がないため、この要求をのむ戦人。
煙草の匂いがする小箱を開けると、中には鷲の紋章入りの洋形封筒。その中には、朱志香・譲治と同じ問題文が入っていたが、唯一違う点は、「最も愛する者の名」が空欄であった事である。
知らなかったため入れようがなかったと言うベアトに対し、空欄にベアトの名を入れれば迷わず生贄に選ぶと言い放つ戦人。
ベアトはしつこく戦人の思い人の名を尋ねるが、結局教えてもらえなかったため、このテストは不成立となる。
そこでベアトは手法を替えることにし、態度を一変させて戦人に質問を投げかける。
ベアトは、戦人がこの6年右代宮の名前を捨てた理由を訊き、父の再婚が理由としても名前を捨てたのは無責任な態度ではなかったかと非難する。
それでも右代宮家に戻ってきた事は喜ばしいので、6年前の罪を思い出し懺悔すればテストに合格させると言い出すベアト。そして戦人が答えを見付けるまで自分も待ち続けると言わんばかりに、差していた傘を捨て、雨に打たれる。
戦人は、名を捨てたのは幼稚だったかもしれないが、では誰が明日夢の無念を晴らすのか?と心情を吐露する。そして、留弗夫と最近正式に和解した経緯を語り出し、これは自分の家庭の問題であり、他人であるベアトに懺悔する事は何もないと言い放つ戦人。
その言葉に対し、「それだけか?」と冷ややかな反応を見せるベアト。そして、六軒島の本宅に相応しい罪が戦人にはあると告げる。そして、思い出せぬ事が罪であり、思い出せれば許すとベアトは語る。
メタ視世界メタ戦人 ベアトリーチェ(ドレス姿)
ドレス姿のベアトが、メタ戦人?に罪を思い出せと呟く。ベアトは戦人が自分に対して6年前に罪を犯したことは赤字も使い否定しているが、戦人にはベアトの目が「詫びろ」と囁いているように見えると言う。
ベアトは、「戦人には罪があり、その罪のせいで人が死ぬ」「戦人の罪で、この島の人間が大勢死ぬ。誰も逃がさぬ、全て死ぬ」と赤字で宣言し、直接の実行犯ではなくてもその罪のせいで6年の間に歯車が狂い、今夜の惨劇の一因となると白字で言い放つ。
この言い草に激高した戦人は、ベアトに「戦人が六軒島に帰ってこなかったら、この虐殺は起こらなかった」と赤字での復唱要求を訴える。
それに何も応えないベアト。
屋敷の玄関 2階バルコニー戦人 ベアトリーチェ(ブレザー)
何も思い出せないのかと訊くブレザーベアトに対し、「言いたい事があるなら堂々と言え」と言い返す戦人。
メタ視世界ベアトリーチェ(ドレス) ベアトリーチェ(ブレザー)
戦人が何も思い出せない事に失望した様子のブレザーベアト。
その彼女に対し、天からの声(メタ世界のドレスベアト?)がもう未練はないか?と問いかける。
未練もゲームも終わりだと応えるブレザーベアトが、自らゲーム盤を降りる事を申し出ると、ドレスベアトが現れ、後の事は自分が引き継ぐからゆっくり休めとブレザーベアトを労わる。
その言葉を受け姿を消すブレザーベアト。
屋敷の玄関 2階バルコニー戦人 ベアトリーチェ(立ち絵なし)
相変わらず、鍵を開けるか下に降りる事をベアトに要求し続ける戦人。ベアトは、戦人に冷たい視線を向け、失望したという仕草を見せただけで、何も言わずに部屋の中に入ってしまう。
金蔵の部屋?金蔵 ベアトリーチェ(以後ドレス姿のみ) ガァプ ロノウェ ワルギリア
ガァプとワルギリアが言い合いをし、ロノウェと金蔵が新しいボトルを開けている。
上機嫌で真里亞は合格点と語る金蔵は、ドレスベアトの様子を無視して、牛の丸焼きを勧めてくるが、ベアトは冷たく「お前が丸焼けになれ」と言い放ち、脇を通り過ぎる。
すると突然、金蔵の体が発火し、後には真っ黒な死体が残る。
書斎に入ってきたときからベアトの不機嫌さを感じていた3人は、なるべく逆鱗に触れないように話しかけていたが、ガァプが迂闊に戦人の話題を口にした途端、七杭と同じようにガラスの彫像に変えられてしまう。
しばらく消えるよう言い放つベアトに対し、ロノウェとワルギリアはガァプと共にあたふたとその場から黄金蝶になって消える。
ベアトは、書斎を魔法で片付けると、メタ世界の戦人に呼びかけ、ゲームの中断を宣言する。
メタ視世界メタ戦人 ベアトリーチェ グレーテル ベルンカステル ラムダデルタ
戦人は、これで六軒島から帰れると喜ぶが、ベアトはそうでないと否定する。
そこにベルンカステルとラムダデルタが現れ、ベアトの言う「ゲームの中断」は、永遠に戦人が六軒島に閉じ込められる事を意味すると解説し、そんなゲーム展開にしたベアトを責め立てる。
自分は元々そんなものだと言い訳するベアトに対し、ラムダ・戦人・グレーテルは白黒はっきり付けろとベアトに食い下がる。
ベアトは、戦人が対戦相手から降りてくれれば、自分もゲーム盤から降りられるから、降りてくれないかと戦人に依頼する。
なおも食い下がるグレーテルに感化され、「逃げるな」と主張する戦人に対し、ベアトはそれなら戦人の対戦相手としての資格の有無を問うと提案する。
何故かそこで青ざめるグレーテル。
ベアトは、今から自分の言う事に赤字で復唱するように戦人に要求する。
グレーテルが続行を拒否しようとすると、ベアトに部屋から弾き飛ばされる。
まずベアトは、「戦人の母は明日夢である。」の赤字復唱要求をし、次に「自分の名は右代宮戦人である。」「戦人は、明日夢から生まれた。」を赤字で復唱要求してくる。難なくこなす戦人。
しかし、「俺は明日夢から生まれた。」という言葉が何故か赤字で復唱できない。
ベアトは青字で、復唱要求拒否をしたため、戦人に対戦者の資格がないと宣言する。動揺する戦人にベアトは、彼は同姓同名の別人であると青字で宣言し、とどめに赤字で「お前は明日夢の息子ではない」と宣言する。
留弗夫が仕立てた替え玉とまで言われ、すっかり意気消沈する戦人。やがて周りが闇に包まれ、戦人は「自分」を喪失する。
戦人が消え去ったのを見届け、ベアト・ベルン・ラムダが次々に退場する。
何もかも闇の世界ベアトリーチェ マリア
ベアトは、魔法の使用をマリアージュ・ソルシエール内に留めて置くべきだったと後悔する。
縁寿のときにそう思ったと同意するマリア(主語は「真里亞」)。当初は二人で始めてとても楽しかったから、誰かを輪に加えて皆で楽しみたかったと語る。
ベアトは、それでも理解者は結局自分たち二人しかいなかったと人に話した事をしきりに後悔する。
マリアが、「ベアトさえいれば他には誰も要らない」というと、ベアトは同様の趣旨の言葉をマリアに送り、涙ぐむ。
ここでで、「皆で魔法で幸せになるための魔女同盟だったのに、どこで歪んでしまったのか?何故始めたのかも覚えてないし、覚えていても何だか忘れてしまいたい気分だ。」という趣旨のベアトらしきモノローグが入る。その言葉を受け、マリアは全て忘れる事を提案し、ベアトはマリアの優しさに泣き崩れる。
アイキャッチ(時刻表示なし)
  • BGM:Voicelessplay(真里亞当主テストへ)/Happy Maria!(ベアト復活、非常に上機嫌な様子、戦人との電話)/痕音(戦人園芸倉庫へ)/dead angle(首吊り郷田、熊沢発見)/Voiceless(譲治死体発見)/ロウソクたちが踊る(制服ベアトとの対峙)/痕音(殴りたい衝動、近寄れぬ距離)/旋律(シラベ)inst.ver(戦人当主テスト 3択)/透百合(戦人当主テスト 罪の告白)/worldend(bp)(テストの答え)/599_million_ruins(戦人の罪)/胡散の香り(惨劇の原因)/soul_of_soul(戦人への失望、2人のベアト)/オルガン小曲 第2億番 ハ短調(ベアト金蔵達にあたる)/witch in gold (cembalo)(不機嫌ベアトに戸惑う戦人)/mother(ベアトゲーム放棄を宣言)/旋律(シラベ)inst.ver(ゲーム継続を求める魔女達)/miragecoordinator(対戦相手の資格、戦人の出自)/Melting_away(2人だけの魔女同盟、ベアト意気消沈)


[編集]旅の終着点

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
六軒島の船着場1998年10月5~31日縁寿 天草 川畑船長
六軒島の島影が見えてくる。しかし、縁寿はうみねこの鳴き声以外、当時のことを思い出せない。
縁寿は、もう一つの船着場の話を川畑に希望する。
それによると、船着場は表向き一つしかなかったが、実際は島裏にもう一つあった。存在を知っているのは、金蔵、源次、熊沢等高齢の使用人、南條、船の関係者のみ。
川畑は九羽鳥庵という名前は聞かされていたが、実際に行った事はなく、輸送物資の中には、女物の高級品があった。
二十年近く島裏に運搬の仕事をしていたが、ベアトリーチェらしき女性にあったことはなく、昭和43年頃を境に、突然島裏への運搬の仕事が途絶えてしまった。(連絡してきたのは源次)
川畑はその頃ベアトリーチェが死んだと推測。源次は島裏の運搬の件を固く口止めしてきた。
ここで、縁寿は、なぜ「事故」のあった日に、絵羽が一人で屋敷から2kmも離れた九羽鳥庵にいたのかという疑問を口にする。
絵羽は道を教えてもらった様子もなく、陸路は密林、海路は当時台風のため移動が困難だった。これらの事より縁寿は、九羽鳥庵行きの地下通路の存在を推測する。
六軒島縁寿 須磨寺霞 黒服の護衛 さくたろう 煉獄の七姉妹 黒き魔女(エヴァ) 絵羽
川畑と天草を残し上陸する縁寿。ナップザックと花束を持ち、九十九折の階段を上がっていく。(今回の本命は九羽鳥庵とのこと。)
巨岩と蔦だらけの森を通り抜けると、そこには「立ち入り禁止」という東京都の看板と柵。
縁寿は、柵を乗り越え、急斜面を登り丘の上に立つ。
丘の上からは、森と岩場しか見えなかったが、縁寿はその眺望の先に屋敷のあった場所を推測する。丘の反対側の急な下り坂は、岩だらけの斜面で登るのが困難そうな場所だった。
縁寿は、これ以上の前進を諦め、丘の上から「旅の成果」を真里亞に話しかける。そして、元の「白き魔女」に戻すといい、真里亞の顕現を待っていると、不意に足音が聞こえる。
現れたのは霞。それと黒服の合わせて7人。
縁寿は、自分の財産をめぐり、右代宮グループと須磨寺家の間で暗闘が繰り広げられている事を思い起こし、身の危険を察知する。
霞は、縁寿が霧江に似ていると言っては縁寿を罵り、霧江に対する恨みつらみを縁寿にぶちまける。
縁寿が霞の人生を否定する言葉を口にすると、霞は黒服たちに命じ、煙草を吸い終えるまでの間、縁寿を肉体的に痛めつけさせる。
ここで、霧江と霞の生い立ちが挿入される。霧江は、留弗夫の子を身ごもり、右代宮家の経済支援と引き換えの勘当処分で寛大に許された。だが、そのしわ寄せは霞に回り、霞に当主の重責が押し付けられる事となった。霞は、霧江の娘の縁寿に復讐する事で、姉への恨みを晴らそうとしていた。
天草を連れて来なかった事を後悔する縁寿・マモン・さくたろう。
縁寿は、絵羽も霞と同じく、躾と称し自分への鬱憤晴らしを行っていた過去を思い出す。そして、絵羽も楼座も重圧で苦しんでいた中、他人に苦しみを押し付けなかった真里亞の偉大さを思い返す。
縁寿はまた、同情されるべき境遇の絵羽に対し、自分がどういう態度を取ってきたかを思い返し、絵羽の傍らに黒き魔女の姿(エヴァ)を見る。
ここで、白き魔法を知っていた自分だけが、絵羽を救い出せる可能性があった事に気付く縁寿。
目を開けると、霞の背後に黒き魔女(エヴァ)が立っているのが見える。
メタ視世界縁寿 黒き魔女(エヴァ)
縁寿に自分の姿が見えた事に感心するエヴァ。憎しみの連鎖を断つという縁寿をよそに、エヴァは黒服たちに縁寿を更に痛めつけるように命令する。
六軒島1998年10月5~31日縁寿 須磨寺霞 黒服の護衛 さくたろう 煉獄の七姉妹 黒き魔女(エヴァ) 絵羽
霞に、憎しみを縁寿にぶつけるよう唆すエヴァ。その通り行動する霞。
霞は、エヴァの指示で真里亞の魔導書を拾い上げ、内容を読み上げては嘲笑する。そして、読み上げたページを破り取り、丸めて捨ててゆく。
(ここで、真里亞が空から飴玉が降る魔法(おまじない)を実践していたら、その場所に飴玉がばら撒かれており、それを食べて寂しい夜を紛らわせていたエピソードが挿入される。)
霞は更に、煉獄の七杭やさくたろうのページを破り捨て、遂には「大好きなママといつまでも仲良しでいられる魔法」のページも破り捨てる。
(ここで、真里亞の「うーうー」の由来が語られる。)
エヴァや霞は、悔しかったら魔法を見せてみろと縁寿を挑発する。
縁寿は、人前で魔法を使う決心を固め、煉獄の七杭を召喚する。
毒素が多すぎるとたじろぐマモン。そんなマモンに縁寿は、「貴方も魔法を信じて」と助言する。
霞の指示の下、黒服の一人が発砲する。しかし、ルシファーがその弾丸を一刀両断のもと叩き斬る。同時に、発砲した黒服の胸を、レヴィアタンが貫いていた。(「握り拳大の穴」とあるので、杭で貫いた訳ではないようだ。)
動揺するエヴァと、何が起こったのか分からず混乱する霞。
更に別の黒服が発砲しようとしたところ、ルシファーに胸を貫かれる。
パニックを起こした黒服の一人を、今度はベルフェゴールが右目を貫いて始末する。
更に銃を向けてきた4人目の黒服の銃弾を、次はサタンが防ぎ、頭部上半分を叩き割る。
魔法を信じるかと聞く縁寿に対し、頑強に否定する霞とエヴァ。と、残りの黒服2人が人質にするかのように、縁寿の頭に銃を突きつけてくる。
しかし、1人はベルゼブブに腹を刺され、もう一人は縁寿の希望でアスモデウスに頭を貫かれる。
霞は、落ちていた拳銃を拾い、縁寿に突きつける。そして、恋人と別れさせられ、霧江の婚約者と代わりに結婚させられた無念をぶちまけると、縁寿に発砲する。
マモンは、縁寿の命令の下、霞の頭を叩き割る。
(霞が発砲した弾を、縁寿の額に到達する前に、マモンや他の七杭が防いだという記述がない。)
残るはエヴァの姿をした黒き魔女。
と、ここで、エヴァの姿が絵羽に変わり、金蔵のウインチェスター銃を構え、縁寿に銃口を向ける。反魔法毒素の結界を張り、援軍が来られないようにする絵羽。それでも魔法を信じる縁寿。
絵羽が発砲しようとした時、銃が暴発する。マモンが結界を破り、銃を破壊していたのだ。顔に破片や火薬ガスを受け、のた打ち回る絵羽。
縁寿の命令の下、マモンは絵羽のを貫き、絵羽を苦しみから解き放ってやる。
闇に沈む世界。
夜景の空縁寿 ベルンカステル
ビル街に浮かんでいる縁寿。そこへ、ベルンカステルが拍手をしながら現れ、魔法を理解できた事を祝福する。
縁寿は、魔法の源泉を知るため、ベアトに同情する気持ちもあるが、家族を取り戻すため戦う決意を表明する。
縁寿は、一時は今の自分が努力しても、今の自分の元には家族が帰らない訳だから、ベルンに騙されたのではないかと疑ったときもあったという。しかし結局、家族の取り戻し方を教えてくれたので、今は感謝しているという。
それは縁寿の努力によるものだと言うベルン。そして縁寿は、駒としての役割を完全に理解したと言い、心の中でベアトリーチェの世界を破壊しなければならない事について、ベアトリーチェに詫びる。
アイキャッチ
  • BGM:Monochrome Clock(M・ザッキー)/透百合(裏船着場の昔話)/hope(一人で島へ)/薔薇(霞に同情)/Fortitude (黒き魔女)/wingless(自分が白き魔女に・・・)/久遠(真里亞のノート)/生まれてきてくれてありがとう(嘆くさくたろとマモン)/F_Style(魔法は、あるわ)/dive_to_emergency(七姉妹の仕事)/miragecoordinator(黒き魔女との対決)/wingless(すべては終わった)/haze(ベルン)


[編集]右代宮縁寿

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
薔薇庭園(黄金郷?)縁寿 ベアトリーチェ マリア さくたろう
右代宮家の薔薇庭園を模した黄金郷に入る縁寿。そこにマリアとベアトリーチェがいる。
縁寿を見付けて喜ぶマリアとは対照的に、すっかり自分の殻に篭ってしまったベアト。マリアに、自分以外は必要ないと言うように懇願さえする有様だった。
しかし、縁寿はゲームを終わらせるために、黄金郷の破壊を宣言する。
マリアは、ここにいれば何でも望みが叶うと言うが、縁寿はさくたろうを引き合いに出し、その欺瞞を暴こうとする。止めに入るベアトに対し、何故さくたろうを蘇生できないのか問いかける縁寿。依り代の重要性を言い訳にするベアトに対し、縁寿はベアトが本当の魔女ではないからだと断言する。
縁寿は、魔法でさくたろうを復活させる事を宣言する。そして、復活できたら黄金郷から立ち去ることをマリアに約束させようとする。
二人いないとこの黄金郷は壊れると止めるベアト。縁寿は、それこそが本当の魔女ではない証拠とし、本当の魔女なら宇宙は一人で生み出せると断言する。ベアトは遂に、「できるものならやってみろ」と縁寿のさくたろうの復活を後押ししてしまう。
縁寿が呪文を唱えると、その腕にはさくたろうのぬいぐるみ。
さくたろうに駆け寄り、縁寿ごと抱きしめるマリア。久しぶりの再会に大泣きしていると、人間体のさくたろうが現れ、マリアと言葉を交わす。
さくたろうの復活が出来る筈はない、と赤字を交えて否定するベアト。しかし、何故か途中で言葉が詰まり、遂に膝をついて泣き出してしまう。
蘇生を無邪気に喜び、縁寿は凄い魔女と絶賛するマリアに対し、縁寿はここで「反魂の魔女エンジェ」と名乗りを上げる。
すると、さくたろうとマリアの姿が黄金郷から消える。ベアトが、約束どおり二人を黄金郷から追放したのだ。
マリアとの別離に、複雑な表情を浮かべるベアト。と、まるで大地震にでもあったかのように、黄金郷が崩れ去ってゆく。
メタ視世界戦人 ベアトリーチェ グレーテル(縁寿) ベルンカステル ラムダデルタ
ベアトが元いた喫煙室に戻ってくる。ゲームの席に再び着席するが、余り覇気が感じられない。
そんな態度のベアトをグレーテル(縁寿)が叱咤すると、ラムダデルタの魔法でベアトに足枷が嵌められ、ベアトは逃げられなくなってしまう。
ベアトが、今の自分には対戦相手がいないと反論すると、ベルンカステルが魔法で向かいの席に戦人を呼び出す。しかし、戦人の目に生気が感じられない。
必死で戦人を激励し続けるグレーテル。そして、明日夢の子ではなくても、留弗夫の子であるなら資格要件である「金蔵の孫」には抵触しないと青字で宣言する。
更に、血のつながりはなくても明日夢は母で、縁寿は妹ではないのか、と戦人に問いかけ、「縁寿は自分の妹である」を赤字で復唱要求する。
その言葉を赤字で復唱できた戦人。更に戦人を背後から抱きしめ、家族の絆を思い出すよう訴え続けるグレーテル。
だが、戦人からは、ゲーム参加への疑義など、弱気な言葉しか返ってこない。
グレーテルは、何とか根本的な戦いの目的を戦人に思い出させようとするが、それでも「何も信じられない」という泣き言しか返ってこない。
グレーテルは、最後の手段として、戦人の頭を背後から抱きしめ、赤字を使い、自分=縁寿の言葉で戦人に訴えかける。
悲痛な叫びを聞き、グレーテルの正体と、縁寿の孤独を知る戦人。
(この間に「もう自分は悪役に徹する事に決めた」というベアトの表情描写がなされる。)
戦人は戦う目的を取り戻し、縁寿に振り返ろうとするが、凄い力で掴まれていて振り返る事ができない。そのうち、縁寿から出血している事を知り、縁寿を気遣う戦人。
縁寿は、実はここに来る条件として、「自分の正体を戦人に知られてはならない」というルールを守らなければならなかったと明かす。更に、永遠に戦人とこの世界で一緒にいるという選択肢もあったが、やはり6歳の縁寿には家族が必要なので、戦人に戦う目的を与え、勝って家に帰らせる道を選んだと続ける。
そうしている間にも、縁寿の出血は止まらず、腕が透き通っていく。
泣きながら「必ず帰る」と約束する戦人に対し、縁寿は「振り返らないで、ゲームの再開を宣言して」とだけ懇願し、腕を放す。
慌てて振り返る戦人。
しかしそこに縁寿の姿はなく、肉塊と縁寿の衣服が残るのみだった。
ベアトは、「魔法のペンチが縁寿を生きながら少しずつ引き千切って行った」と説明する。
愕然とする戦人。しかし、運命の残酷さを嘆きながらも、約束どおりゲームに勝って家に早く帰ることを決意し、戦人はゲームの再開を宣言する。そして、戦人・ベアト共に決着が付くまで戦い続ける事を誓う。
(但し、内心ベアトは自分の勝機が全くないことを予感している。だが、自分に相応しい散り際を飾るためだけに戦い続ける、というモノローグが挿入される。)
EP4終了。タイトルに戻る。
  • BGM:dir(ベアトの黄金郷は完全ではない?)/soul_of_soul(さくたろう復活)/dir(縁寿が戦人に正体を明かす)/goldenslaughterer(縁寿の最期)/エンドレスナイン(再び宣戦布告)


[編集]EP4 Tea Party

イベント・場所時刻登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
厨房1986年10月5日23:51~戦人
厨房でワインを飲みながら食事する戦人。時刻はもうすぐ5日24時。戦人は、昨日ベアトリーチェが部屋に入ってしまった後の出来事を回想する。
屋敷玄関前→礼拝堂→食堂(屋敷全体)1986年10月5日0:00~6:00過ぎ戦人 夏妃 絵羽 秀吉 留弗夫 楼座 源次 真里亞 ベアトリーチェ(ブレザー)
真里亞の行き先を訊ねたら、ベアトは、「礼拝堂に行け」とだけ言い、部屋に引っ込んでしまった。
戦人が礼拝堂に行ってみると、扉の前に鍵束が落ちていたが、礼拝堂の鍵がない。真里亞も近くにいないらしい。ここで、戦人は鍵束がマスターキーである事に気付き、その鍵で屋敷に入る。
異臭のする中、食堂に入り、第一の晩の犠牲者6人の死体を発見する。(ここで、夏妃、絵羽、秀吉、留弗夫、楼座、源次が死亡扱いとなる。)そして楼座の傍らに、真里亞の遺体を発見する。(ここで真里亞が死亡扱いとなる。
戦人はその後、一晩中屋敷内で犯人を探し回り、朝(6時過ぎ)を迎える。
そして再度、遺体の検証に乗り出す。
食堂1986年10月5日6:00~23:50戦人 夏妃 絵羽 秀吉 留弗夫 楼座 源次 真里亞
まずは食堂の遺体。6人の死因は恐らく強力な銃によるもの。
真里亞の死因は、外傷がなく、口から泡を吹いたような後があるので、恐らく毒殺。
また、真里亞だけ両手をお腹の上で組んでいた。
食堂の絨毯には「落とし穴」用の切れ目はない。(但し戦人は床を直接見た訳ではない。)
朱志香の部屋戦人 譲治 朱志香
譲治は昨夜東屋前で発見したとおり。
朱志香の2階の自室は施錠されていた。
受話器は外れ、朱志香の遺体はすぐ脇の壁に寄りかかって頭部を半壊させていた。(ここで朱志香が死亡扱いとなる。
戦人は、電話の時点で朱志香は頭部に重傷を負い、その後犯人に再び頭部を損壊されたと推測する。
一方で、先に出発した朱志香が、どうやって譲治の死亡を知ったのかは推理できなかった。
一階奥客室戦人 霧江
一階奥の客室で霧江の遺体を発見。(ここで霧江が死亡扱いとなる。
受話器は外れ、額に杭(名称不明)が打ち込まれていた。
戦人は、杭は死後ねじ込まれたものだと推測する。
更に、鍵はシリンダー錠なので、「鍵穴から黄金の糸が襲ってきた」という証言に疑念を覚える。
屋敷裏口→屋敷裏手の古井戸戦人 蔵臼 南條 紗音
裏口扉付近では、蔵臼の遺体を発見する。(ここで蔵臼が死亡扱いとなる。)頭部断面にはやはり杭がねじ込まれていた。
裏手の古井戸近くには、南條と紗音の遺体。(ここで南條と紗音が死亡扱いとなる。)杭は頭部のすぐ近くに置いてあった。
戦人は、犯人が地下道から九羽鳥庵に脱出したと疑い、井戸に入ろうとするが、頑丈な鉄格子の蓋があって入れない。そこで、園芸倉庫内の道具を取るために、シャッターを破壊する道具をまず探し回る。
ボイラー室戦人 金蔵
戦人はボイラー室で番線カッターや防火斧を発見したが、ボイラー内で金蔵らしき焼死体を発見する。(ここで金蔵が死亡扱いとなる。)死体の両足の指はそれぞれ6本ずつあった。
園芸倉庫戦人 郷田 熊沢
戦人は発見した道具で、先に園芸倉庫のシャッターを破る。そして再度郷田と熊沢の遺体と対面する。(ここで郷田と熊沢が死亡扱いとなる。
その結果、二人は銃殺が死因であり、ロープの長さ上、首吊りでは死ねない事が判明する。(死後意図的に吊るしたと戦人は推測。)
シャッターの鍵は郷田のズボンのポケットの中に入っていた。(「園芸倉庫の鍵」というプレート付)
屋敷裏手の古井戸戦人 ベアトリーチェ(メタ視世界?)
残るは嘉音。戦人は蓋を破壊しようとしたが、余りにも頑丈なため断念する。
戦人は、遺体が発見できない事から、嘉音が犯人側ではないかと疑う。
(ここでベアトが赤字で「嘉音の死」「霧江たち5人の中で最初に死んだ」「9番目の犠牲者」を宣言する。)
厨房1986年10月5日23:51~24:00戦人
ワインで酔い潰れた戦人は、寝るためにゲストハウスに帰ろうとする。
ロビーを通過する時、時計が24時を知らせる。
大階段の上の踊り場(メタ視世界?)1986年10月6日0:00~戦人 ベアトリーチェ
大階段の踊り場の上に、ベアトリーチェが現れる。ベアトは今回の縁寿の役割について評価するが、縁寿の名を出したことで、戦人の怒りに触れる。
戦人は、ゲームの再開を宣言し、ベアトのリクエストに応えて、赤字で「お前を殺す。」と宣言する。
薔薇庭園1986年10月6日0:00~戦人 ベアトリーチェ もう一人のベアトリーチェ
戦人先手で、EP1からの青字と赤字の推理検証合戦が始まる。
(詳細は「魔女側の赤文字発言&拒否した内容と戦人が青字で発言した内容」を参照。)
まず、戦人が青字で「金蔵死亡説」を打ち出すと、その推理は青い楔となってベアトの右足の甲を貫く。次に「楼座共犯説」「譲治脱出支援者説」がその楔を強固にする。
続いて、EP4の「金蔵」について議論を展開する。戦人に、ベアトを守る金蔵の幻が見えるようになるが、「『金蔵』称号継承者説」により、金蔵を撃退する。そしてとどめに、「金蔵と入れ替わった人物Xが犯人説」でベアトの胸に沢山の青い杭を打ち込む。
心の中で「絶対勝てない」という泣き言や、前回のゲームの楽しさを口にする弱気なベアト。
しかし戦人は、ベアトはこの程度ではない筈と言い、「絶対にうやむやにしない」と勝負の続行を求める。無限に続きそうな勝負に内心疲れ果てるベアト。
が、戦人の「六軒島の支配者らしい貫禄を見せてみろ」という言葉に奮起し、何とか胸の杭を全部消し去る。そして、遂に金蔵が既に死んでいて、本当は18人以上ゲームに参加していない事を白状する。(ここで右足の杭が消える。)
再び赤字と青字の応酬が始まる。
EP1を暴論込みでも論破し(青い杭が胸に刺さる)、EP2の礼拝堂殺人も「小型爆弾説」で論破する戦人。(この時青い杭が左肩に刺さる。)
更に「嘉音襲名説」を展開すると、青い杭が左脇腹に刺さる。杭はすぐに抜けるが、激痛が続くらしい。(後の方でも無意識に脇腹を押さえる描写が出てくる。)
遂に戦人はEP2も論破し、ベアトの胸に2本の青い杭が刺さる。
EP4は論破済みのため、残るはEP3南條殺しの謎。だが戦人は、エヴァの死亡宣言までに犯人が死んだとして、ベアトを完全に論破する。
地中から大きな青い杭が生えて突き刺さり、激痛に苦しむベアト。
ベアトは、自分の心臓を曝すから殺してほしいと戦人に懇願する。戦人が願いを聞くと、ベアトは両手の拳(赤い光が集結している)を天にかざす。右腕は途中で落ちるが、なおも左腕を天にかざし続ける。
すると、体が透けたもう一人のベアトが現れ、赤字で自分の正体を問う謎かけを出す。
戦人を抱き締めるベアト。戦人も、ベアトの頭を抱き締め返す。
そして、「駒としての戦人」は、ゲーム盤を降りる。
  • BGM:Voiceless(丸一日経過)/隣死(戦人前日の回想、7人の死体発見)/絵画の魔女(譲治・朱志香死体発見)/stupefaction(霧江・蔵臼死体発見)/dead angle(南條・紗音死体発見)/煉沙回廊(金蔵らしき死体発見)/誘い(郷田・熊沢死体発見)/Minute darkness(嘉音死体未発見・真実の赤で死亡確定)/dead angle(酔っ払い戦人)/dir(ベアト登場、戦人「お前を殺す。」)/dreamenddischarger(ベアバト戦)/worldend(bp)(投了寸前のベアト)/久遠(真剣勝負を望む戦人「俺は、お前を逃がさない。」)/happiness_of_marionette(ベアト再起、戦人「俺の敵、俺の黄金の魔女」発言。)/エンドレスナイン(再びベアバト戦)/生まれてきてくれてありがとう(ベアト“最後の謎”提示「わたしは、だぁれ」)/discode(エンドロール、繰り返しなし)


[編集]EP4 ????

登場キャラ(オレンジ色)と主な内容
UNKNOWN
カケラ第5610984236153928423602349852639番
ベルンカステル ラムダデルタ
大きなベッドの上でくつろぐベルンカステルとラムダデルタ。
二人で今回のゲームの感想を語り合っている。
ベルンが、縁寿のおかげで戦人が有利になったと話を振ると、ラムダが「戦人の青字は殆ど外れている」と否定し、戦人の推理の間違っている部分を解説し始める。
まず、「偽装死体と入れ替わった犯人による絵羽夫妻殺害説」を白字で否定し、その後も赤字を使いながら、EP1・2の戦人の推理の肝心な部分を否定する。
(詳細は「魔女側の赤文字発言&拒否した内容と戦人が青字で発言した内容」を参照。)
更に、後半の悲壮感は全て演技で、本当のベアトは全く追い詰められていないと推測するラムダ。
ベアトが右の手を下ろしたのは「奥の手」が残っているからだ、ともベルンに解説してみせる。
戦人を焚き付けなきゃ、と言うベルンに対し、徹底的にベアトをサポートすると返すラムダ。
ここで、誰もベアトの勝利を期待していない事に気付く双方。ゲームが予想外の結末に終わっても、ベアトが二人の魔女に勝利を期待されていない以上、ベアトに勝利はないのだ。
ベアトを「生きた玩具、お人形」と呼び、哀れむベルン。それを笑いながら肯定するラムダ。
二人して、「ベアトの勝利はない」「奇跡は絶対に起こらない」と白字で宣言し、洪笑し、邪悪な笑みを浮かべる。
  • BGM:くるり(まるでお疲れさま会のようなベルンとラムダ)/Happy_Maria!(Instrumental)(ベアトの苦しみは演技か)/くるり(ベアトはラムダのお人形)/牢獄STRIP(ベルンの悪笑い(!)、続いてスタッフロール、繰り返しなし)