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第八話『Twilight of the golden witch』/TIPS

第八話メニュー
第八話のゲームクリア後に閲覧できるようになるTIPSの抜粋です。
そのため、第七話をクリアしてない方にはネタバレとなる記述がありますのでご注意下さい。


[編集]Characters

  • Executeによる金蔵以外の説明文の変化はありません。

[編集]右代宮 金蔵(きんぞう)

 右代宮家(うしろみやけ)の老当主。
 余命わずかと宣告されながらも、意気軒昴。
 莫大な財産を築いたが、相続について何も明かしておらず、息子兄弟たちをやきもきさせている。

 西洋かぶれにして、大のオカルトマニア。書斎は怪しげな魔術書で溢れかえっている。

[Execute]

 やがて、右代宮家の最後の当主となる男。
 傀儡として生き、無気力に人生の半分を過ごした。
 その為、若いままで精神年齢が止まってしまっている。
 少年時代からの西洋かぶれにより、堪能な英語力を持つ。


[編集]右代宮 蔵臼(くらうす)

 金蔵の第1子。
 息子4兄弟の長男として、親族会議をリードする立場にある。
 しかし、他の兄弟たちには、財産を独り占めしようとしていると思われており、兄弟との対立は激化している。

 不動産投資家で、リゾート開発に莫大な投資をしている。だがその成果は酷評されている。
ボクシングがうまい


[編集]右代宮 夏妃(なつひ)

 蔵臼の妻。
 家庭を顧みない夫に代わり、右代宮本家を切り盛りしている。
 今回の親族会議の準備や手配も全て、彼女が取り仕切っている。

 責任感が強くプライドが高い。
 しかし、夫にもその兄弟たちにも理解されず、境遇はあまり良いとは言えない。

[編集]右代宮 朱志香(じぇしか)

 蔵臼と夏妃の第二子。

 理御が次期当主に決まっているので、家を押し付けて都会へ出ることを夢見ている。

 一人っ子でないという大きな環境変化があっても、性格に変わりはないようである。

[編集]主治医 南條(なんじょう)

 金蔵の主治医であり、長年の友人。
 新島の開業医だったが、息子に病院を譲り、穏やかな老後を過ごしている。

 猜疑心に凝り固まった金蔵が心を許す数少ない人物のひとり。
 非常に大らかな性格で、すぐに激昂する金蔵にも動じず、長く交流している。

[編集]右代宮 絵羽(えば)

 金蔵の第2子。
 兄の蔵臼を敵視しており、財産問題から当主跡継ぎ問題まで、あらゆる面で対立する立場を取っている。

 本来は結婚時に右代宮家の籍を失うところを、入り婿を認めさせることによって強引に留まった経緯がある。

[編集]右代宮 秀吉(ひでよし)

 絵羽の夫。
 絵羽の婿養子として右代宮家に迎えられた。その為、右代宮家の陰湿な遺伝子を持たず、その朗らかな笑顔は親族会議においてとても貴重である。

 裸一貫から起業し、今では中堅外食チェーン運営会社の社長を務めている。
 業績は右肩上がりで極めて好調とか。

[編集]右代宮 譲治(じょうじ)

 絵羽と秀吉の息子。
 人当たりのいい好青年で、親類の誰からも好かれている。
 父の会社で見習いをしており、やがては独立する夢を持っているらしい。

 いとこ4人組の最年長として、彼らのまとめ役もしている。

[編集]ベアトリーチェ

 千年を生きた黄金の魔女。
 すでにニンゲンの領域を逸脱しており、悪魔たち同様に、ニンゲンの召還に応じて現れては、対価と引き換えに力を貸し与えているという。

 彼女の祖母が右代宮家に貸した莫大な黄金を返還する儀式に彼女は呼ばれた。

 もうかつてのような惨劇も罵り合いも、六軒島には必要ない。

 

[編集]右代宮 留弗夫(るどるふ)

 金蔵の第3子。
 姉の絵羽共々、長兄の蔵臼が父の財産を独占することがないよう、親族会議での追求を強めている。

 前妻の明日夢(あすむ)を6年前に失い、その後、すぐに後妻の霧江を籍に入れた。

[編集]右代宮 霧江(きりえ)

 留弗夫の妻。後妻。
 仕事のパートナーとして長い付き合いがあり、前妻の逝去により、晴れて正妻の座を射止めた。

 留弗夫が手掛ける胡散臭い仕事の数々で右腕を務め、成功に導いてきた。
 頭の回転が速く、留弗夫の信頼も厚い。

[編集]右代宮 戦人(ばとら)

 留弗夫と前妻、明日夢の息子。
 6年前、母の死別と同時に後妻の籍を入れた父に反発。母方の祖父母宅に身を寄せていた。
 だが、祖父母が相次いで死去し、6年ぶりに右代宮の家に戻ってきた。

 今回の親族会議では、いとこたちとの6年ぶりの旧交を温めあう。

[編集]使用人 源次(げんじ)

 右代宮家に仕える使用人を束ねる使用人頭。
 金蔵にもっとも長く仕えており、最大の信頼を得ている。

 金蔵直属の使用人であるため、蔵臼夫婦には、金蔵のスパイのように思われている。

[編集]右代宮 楼座(ろーざ)

 金蔵の第4子。
 息子4兄弟の末っ子で、他の兄弟たちと大きく歳が離れている。その為、親族会議では発言力がだいぶ劣るようである。

 デザイン会社を運営しているが、道楽の域を出てはおらず、それほど芳しい経営状況ではないようである。

[編集]右代宮 真里亞(まりあ)

 楼座の娘。父親は知らない。
 幼児言葉が抜けず、よく怒られている。

 勉強にも友人にもまったく興味がないが、オカルトや黒魔術などには強い関心を示し、逸脱した数々の知識を天才的暗記力で記憶している。

[編集]右代宮 縁寿(えんじぇ)

 留弗夫と霧江の娘。戦人の腹違いの妹に当たる。

 体調を崩しやすい彼女だが、本親族会議には晴れて出席することとなる。

 今年は大好きな家族や親族に囲まれて、とっても幸せ。

[編集]使用人 紗音(しゃのん)

 若いが年季のある使用人。
 普段は落ち着いていて仕事をそつなくこなすが、焦るとミスが多くなる。

 なお、紗音はあくまでも勤務時間中の仮の名で本名ではない。

[編集]使用人 嘉音(かのん)

 若い使用人。
 寡黙に仕事をこなすが、愛想が悪く評価は高くない。

 音の仮名を持つ使用人は他にも数人いる。たまたまこの日は、彼と紗音が当番だった。

[編集]使用人 郷田(ごうだ)

 料理人として雇われた使用人。
 年季は短いが、前職で培われた接客術は洗練されており、評価は高い。

 蔵臼夫妻が雇用した使用人であるため金蔵のスパイと思われている古参の使用人たちより、信頼されているらしい。

[編集]使用人 熊沢(くまさわ)

 途中で何度か退職しているが、総じれば長い年季を持つパートタイマーの老女である。

 要領がよく、使用人としての技量は決して低くないのだが、噂好きでおしゃべりなため、良い評価を受けていない。

[編集]Characters (next)

  • CharactersのTIPSは、nextと書かれたボタンをクリックすることで別のページに移行します。そこには、ファンタジー的視点から見たキャラクター解説が書かれています。
  • 「煉獄の七姉妹」はTIPS上でアイコンが一つしかなく、クリックするたびに七姉妹のうち誰かがランダムで選ばれます。
  • 「シエスタ姉妹近衛兵」も同様にアイコンが一つしかなく、クリックするたびにシエスタ45とシエスタ410とシエスタ00とシエスタ556のうちランダムで表示されます。
  • 「72柱の大悪魔」も同様にアイコンが一つしかなく、クリックするたびにでゼパルとフルフルのうちランダムで表示されます。
  • 「ベアトリーチェの家具」も同様にアイコンが一つしかなく、クリックするたびにでワルギリアとロノウェアとガァプのうちランダムで表示されます。
  • 「アイゼルネ・ユングフラウ補佐官」も同様にアイコンが一つしかなく、クリックするたびにでガートルードとコーネリアのうちランダムで表示されます。
  • ドラノールは、ランダムで眼鏡Verが表示されます。

[編集]バトラ卿夫妻

 
 ゲーム盤の領主であるバトラとその妻ベアトリーチェ。
 二人は第6のゲームの婚姻を経て、めでたく夫婦となった。

 かつて、バトラはベアトとの長きに渡るゲームの末に勝利し、全ての真相、真実に至る。

 そして二人は最後のゲームにバトラの妹である縁寿を招待した。

 彼はベアトと共にどんな物語を紡ぐのだろう……。

[編集]エンジェ・ベアトリーチェ

 1998年の未来を司る魔女。

 猫箱の完全な外側に立っており、他のあらゆる魔女たちと大きく異なる存在である。

 彼女はこの最後のゲームで、何を見つけるのだろうか……。

[編集]ラムダデルタ

 領主夫妻より、最後のゲームの客人として招待される。

 かつてはベルンカステルとともに、ゲーム盤に干渉することもあったが、現在では中立を保ち、純粋な観劇者の立場を取っている。

 各界に著名な友人が多いことでも知られる彼女だが、その中にベルンカステルが含まれることは、驚愕をもって記されるべきだろう。 

[編集]ベルンカステル

 奇跡を司る魔女だが、奇跡が起こらぬことを知る魔女とも呼ばれる。

 魔女幻想を打ち砕くことに執着し、ベアトのゲーム盤がその役目を終えた現在となっても、それを打ち砕こうと執着している。

 大アウローラ卿の巫女として知られる彼女は、その後ろ盾により、元老院において絶大な力を持っていると噂される。

[編集]ワルギリア

 隠居した無限の魔女にして、ベアトリーチェの師匠。
 無限の魔法を正しく使い、生涯を人々の笑顔と幸せのために尽くした。

 ベアトリーチェに無限の魔法を教え、彼女もまた人々に尽くしてくれると信じ、隠居した。

 師匠であると同時にベアトリーチェの生家の顧問魔術師でもあった。
 その為、ワルギリアは彼女に、使用人の分を弁えながら接していた。
 それが災いして、ベアトリーチェの増長と暴走を招いたと言われている。

[編集]ロノウェ

 72柱の大悪魔の1人。様々な対価と引き換えに主に仕える。
 現在はベアトリーチェに執事(家具頭)として契約している。

 ハウスキーピングに長けた眷属を多数従えており、その執事能力は極めて高い。

 魔女の社交界では、彼を雇用することが一種のステータスにさえなっている。
 また、彼の焼くクッキーは絶品で、それを求め魔女が列を成すこともしばしば。

 絶大な魔力を持つはずだが、常に主を立てて下がるため、戦闘能力は未知数である。

[編集]ガァプ

 72柱の大悪魔の1人。ベアトリーチェの友人でもある。
 召喚者に求めに応じ、瞬間移動の力を与える。

 その素晴らしい力を、彼女はいたずらばかりに使っている。
 朝の忙しい時に、鍵やカバンを隠したりするのは十八番。

 しかしその力は、密室ミステリーにとってはトドメを刺しかねない最終兵器。
 彼女の女王蜂の如き一撃は、全ての名探偵を貫き、屈服させるだろう。

[編集]古戸 ヱリカ

 忘却の深遠より復活を遂げた、真実の魔女。
 探偵にしてニンゲンにして魔女という、稀有な存在。

 主ベルンカステルに再び使え、暗躍する。

[編集]煉獄の七姉妹(れんごくのななしまい)

 ベアトリーチェの手による上級家具。

  • ルシファーは、長女であり即ちリーダーでもある。

その為、 彼女は姉妹で最も強いと自称しているが、実は自分が姉妹で最も劣っていることを自覚している。

しかし、それを悟られまいと、彼女は今日も傲慢に振舞っている。

バレたら、どれだけ妹たちに蔑まれるかに怯えながら。

  • レヴィアタンは、長女ルシファーに妹代表として意見する立場にある。

本来は嫉妬深く残忍な性格で、弱みを見つけることに長けている。

しかし、嫉妬深いというより泣き虫でわがまま。

なぜか要領が悪く、いつも姉妹の順番ではいつもビリになり、いつも貧乏くじを引いている。

  • サタンは、いつも怒っている姉妹の委員長格。

矢継ぎ早に叱り声が飛び出すので、姉妹たちには怖がられている。

その為、誰も自分には言い返してくれず、実はいつも寂しがっている。

時に、わざと怒られるようなことをするのだが、姉妹たちは叱り返してくれず、寂しい。

  • ベルフェゴールは、寡黙で真面目でもっとも家具として信頼されている。

しかしそれは、主を怠惰な豚にするという悪魔的な欲求のためでもある。

その意味では、姉妹の中で、もっとも模範的な悪魔と言えるだろう。

真面目すぎるのが欠点。逆に、自分が親切にされるのに慣れていない。

  • マモンは、非常に手が早く、他の姉妹にも遠慮がない。

強欲で独り占めがモットー。その為、姉妹のトラブルの先陣や火種は大抵彼女となる。

しかし自分の感情に最も素直であり、姉妹で一番異性に尽くすタイプでもある。

強欲だが努力家で、その寵愛を永遠に独り占めにするために、労を惜しまない。

  • ベルゼブブは、美食家と大食家で知られる姉妹のグルメである。

マモンと性分は似ていて、互いに早い物勝ちをよく競い合っている。

また、いつも食べ物の話ばかりしているので、姉妹の和ませ役でもある。

しかし、美少年をさらいワインやチーズの変わりに監禁したいという物騒な嗜好も…。

  • アスモデウスは、姉妹の末の妹として、誰からも可愛がられている。

その為か、ちょっぴりHな話題になると彼女だけ敬遠されてしまっている。

姉たちに一人前だと認めてもらう為に、ずっとボーイフレンドを探している。

しかし高望みが過ぎている為、決して現れぬ王子様に妄想の中で尽くす毎日だ。

[編集]エヴァ・ベアトリーチェ

 「魔女伝説連続殺人事件」より生還し、ベアトリーチェの名を引き継いだ魔女。

 猫箱に存在する諸説を「絵羽犯人説」によって否定し、同時に「絵羽犯人説」によって自らを犯人とした惨劇を無限に生み出すことも出来る。

 猫箱の内と外を隔てる、蓋とも言えるかもしれない。
 無論、彼女は猫箱の中身を知っている。

[編集]シエスタ45(ヨンジューゴ)

 ベアトリーチェと契約する武具。

 45は、非常に几帳面かつ臆病な性格で、やや被害妄想が強い。
 その為、大雑把な性格の410の弱点をペアとしてよく補っている。

 沈黙に耐えられないため、常に誰かに命令されていないと情緒不安定を起こすことも。

 45は索敵能力、指揮決定能力に優れる。そのサポートにより姉妹の戦闘力は倍化する。

[編集]シエスタ410(ヨンイチマル)

 ベアトリーチェと契約する武具。

 410は、独特の人を食った喋り方をする個性的な子。

 真面目な人や、余裕のない人をからかうのが趣味で、45やルシファーをその意味で気に入っている。

 口は悪いが、人懐っこく寂しがり屋。
 常に誰かに構ってないと落ち込んでしまう。

 410は特に射撃管制能力に優れ、近接戦闘においても無類の戦闘力を発揮する。

[編集]シエスタ00(ダブルオー)

 ペントラゴンに仕える姉妹騎士団の武具。

 00は、冷静沈着な彼女らのリーダー役。
 しかし、それは求められた役割であって、本来の彼女はもっと打たれ弱い。

 00は前衛能力、偵察能力に優れ、遭遇戦では絶大な制圧力を持つ。

 ただし、その過剰すぎる戦闘力は非人道的と非難されており、戦場で投降した際には、私刑や虐待を受けることも少なくない。

 彼女の隻眼が、それを無言で物語っている。

[編集]シエスタ556(ゴーゴーロク)

 ペントラゴンに仕える姉妹騎士団の武具。

 556は、おっとりとしたいじられキャラだったが、誰からも愛されていた。
 しかしいつも運が悪く、黒き魔女との戦いにおいて無惨な戦死を遂げた。

 彼女は最新式武具で、儀仗的な色合いの強い姉妹騎士団では異色の存在だった。

 556は分隊火力支援担当。殺すためでなく、味方を守るために放つ。

[Resurrect]

 おっとりしてて、いっつもみんなにおちょくられてる女の子。
 でも、それはみんなにとっても愛されているから。

 彼女はトランペットが得意。
 元気な音色でみんなのスキップも弾むよ。

[編集]ドラノール・A・ノックス

 天界大法院、第七管区内赦執行機関
 "アイゼルネ・ユングフラウ"所属。主席異端審問官。階級は一等大司教。
 通り名は、"十の楔のドラノール"あるいは、"死刑宣告のドラノール"。

 本来は、異端審問官が対象を審査して、処刑の可否を問うが、主席である彼女の派遣は、その段階から厳重に大法院で審査されており、派遣決定自体がもはや死刑宣告と同じ意味を持つため、"死刑宣告"の異名がある。

 父は伝説的な異端審問官であったが、規則を破り処刑されている。
 尋問し処刑したのは、娘である彼女自身である。
 それ以来、彼女の成長は止まり、永遠に身も心も乙女のままを留めている。
 心もその時に死んだと囁かれているが、本人にそのつもりはない。

 主武装は概念武装「赤鍵」と「青鍵」。
 太刀と小太刀の形状を持つ。

[編集]ガートルード

 天界大法院、第七管区内赦執行機関
 "アイゼルネ・ユングフラウ"所属。上級補佐官。階級は一等司祭。

 異端審問官の補佐として、審問を補助することを任務とする。

 処刑が主任務であることの多い現実においては、結界で標的の退路を絶つことを主な役割とする。

 任務においては冷静沈着、完全無欠、無表情無感動だが、本来はとても慈悲深く、大勢の後輩に慕われている。

 すでに審問官試験に合格しており、他管区の空席に着任を求められたが拒否。
 大恩あるドラノールの下での着任を待ち、片腕として補佐官を続けている。
 よって、補佐官ではあるが、審問官(三等大司教)待遇を得ている。

[編集]コーネリア

 天界大法院、第七管区内赦執行機関
 "アイゼルネ・ユングフラウ"所属。補佐官。階級は三等司祭。
 机上演習で優秀な成績を持つが、出勤はこれが初めて。
 正義感が強く、ドラノールのような異端審問官となるべく試験勉強中。現在はベテラン補佐官のガートルードを目標にしている。

 本来は熱血的性格。しかし、ガートルードを真似て無感情を装っている。

 異端審問にかかわる者としては純粋過ぎ、まだ汚れ仕事や暗部について、何も知らない。

 元老院内の陰謀が臭うこの任務に、ガートルードはわざと彼女を選んだ。
 自らに、この仕事の適正があるかどうか、問わせるために。

[編集]フェザリーヌ・アウグストゥス・アウローラ

 尊厳なる観劇と戯曲と傍観の魔女。
 千年を生き飽き、生き死にを繰り返している。

 かつては伝説の魔女として、数々の名ゲームのマスターを務めたが、その伝説も栄光も記憶も、すでに過去へ消え去り、忘却されている。
 胸の厳かな勲章だけが、その記憶を留めている…。

 頭部に浮いている馬蹄状物体は、記憶補助具。名前、容姿、性格など、彼女のパーソナリティーを記録している。

 これがなければ、もはや自らの人格さえ維持できないほどに、老いている。

[編集]山羊の皆さん

 ベアトリーチェの世話をする下級家具。

 大勢いるが個性はなく、無口。主の命令に忠実に従う。

 人より動物に感性が近く、案外お馬鹿でたまに命令を勘違いする。
 本来はミノタウロスのような巨体で、凄まじい怪力を持っている。

 家具としては下級だが、無尽蔵に呼び出せるので非常に便利。

[編集]ウィラード・H・ライト  右代宮 理御(りおん)

 異端審問官としてベルンの依頼を受け、ウィラードは理御と出会った。

 物語の終盤で、奇跡の魔女に提示された惨劇を拒否。
 ハッピーエンドを探すため、二人は命懸けでカケラの海を彷徨っていた。

 今はラムダデルタ卿により保護されている。

[編集]ゼパル

 72柱の大悪魔の1人。恋愛を司り、試練を課して試す。

 ゼパルは契約者に対し、不死身の絶大な防御力を与える。これにより契約者に、恋の如何なる傷にも怯えぬ勇気を与える。

 草食男子を好んで捕食する恋の狩猟者でもある。

 フルフルとは性別が異なる。

[編集]フルフル

 72柱の大悪魔の1人。恋愛を司り、試練を課して試す。

 フルフルは契約者に対し、無限無尽蔵の攻撃力を与える。これにより契約者に、恋の如何なる壁にも恐れぬ勇気を与える。

 草食男子に肉の味を教える恋の調教者でもある。

 ゼパルとは性別が異なる。