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第五話『End of the golden witch』/TIPS

第五話のゲームクリア後に閲覧できるようになるTIPSの抜粋です。
そのため、第五話をクリアしてない方にはネタバレとなる記述がありますのでご注意下さい。


[編集]アイゼルネ・ユングフラウ

天界大法院直属の内赦執行機関のひとつ。第七管区を担当する。
一等大司教ドラノールを主席とした7人の異端審問官と、多数の補佐官が在籍する。
異端審問と、処刑執行、もしくは名誉回復を任務とする。
ただし、天界大法院で派遣を検討される段階で、異端審問と有罪判決の仮決定を終えていることがほとんどで、実質的には処刑執行機関と変わらない。

華々しい実績が多く、全執行機関の中でも非常に知名度が高い。
他に知名度が高い執行機関では、第八管区の"SSVD"が有名。
主席で二十の楔の異名を持つ"魔術師狩りのライト"は、ドラノール以上の実力を持つと噂されている。

[編集]赤鍵(セキケン)

アイゼルネ・ユングフラウに所属する正規異端審問官の非常武装。ドラノールにとっては主武装。
物理破壊を目的とする一般武器とは異なり、存在否定を目的とした、概念武装と呼ばれる特別な武器である。

標的は、物理・精神・概念を一切選ばず、物理防御、精神隔離、概念継承などの、全防御概念で防御不可能。
概念否定のため、攻撃を耐えるという概念も存在ぜず、耐久力にかかわらず対象は存続不可能。
同様に、転移・時間逆行・再発生・継承、などの全ての超自然的存続も不可能。また概念否定は大法院の評決方式を取るため、未来に、これを超法規する概念が登場しても、直ちに追加否定される。
さらに、完全結界下における赤鍵には、回避概念も一切通用しない。
防御不可能・回避不可能・存続不可能。3つの不可能を具現した究極の概念武装である。

使用には天界大法院の厳重審査が必要。
よって、これを武装したドラノールの派遣自体が、もはや死刑宣告を意味する。

本世界では、元老院議員ラムダデルタにより、使用と能力に制限が与えられている。

[編集]青鍵(セイケン)

アイゼルネ・ユングフラウに所属する正規異端審問官の主武装。
赤鍵同様に概念武装だが、存在を否定するのではなく、自らに疑わせ、自己否定させることを目的とする。
その為、「断罪」の赤鍵に対し、「自省」の青鍵と呼ばれている。

赤鍵と異なり、回避も防御も可能。ただし、使用制限の多い赤鍵と違い非常に扱いやすく、あらゆる局面で自在に扱える。

なお、概念武装は、その形状もまだ概念的であるため、審問官によって個性的な外見を持っている。
ドラノールの場合は、太刀や小太刀だが、槍や銃の形状で使う者もいれば、魔法や奇跡などの現象の形状で使う者もいる。
ガートルードたちが使う赤と青の護符もまた、その形状のひとつである。

[編集]ノックス十戒

ノックス十戒

ドラノール・A・ノックスの父が生み出した異端審問の戒律。

ノックス第1条。 犯人は物語当初の登場人物以外を禁ず。
ノックス第2条。 探偵方法に超自然能力の使用を禁ず。
ノックス第3条。 秘密の通路の存在を禁ず。
ノックス第4条。 未知の薬物、及び、難解な科学装置の使用を禁ず。
ノックス第5条。 (欠番)
ノックス第6条。 探偵方法に偶然と第六感の使用を禁ず。
ノックス第7条。 探偵が犯人であることを禁ず。
ノックス第8条。 提示されない手掛かりでの解決を禁ず。
ノックス第9条。 観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される。
ノックス第10条。手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ず。

その解釈は今なお議論が続いており、無数のアンフェア論争の火種となっている。
この戒律に背けば全て異端とする原理主義者がいる一方、これに抵触しつつも、列聖された偉人が存在したことを挙げる修正主義者もいる。

[編集]Characters

  • 各キャラクターのTIPSは、Executeと書かれたボタンをクリックすることで死亡後のキャラクターの状況を解説する文章に変化します。また、キャラクターグラフィックには死体の損壊部が赤で示されます。

[編集]右代宮 金蔵(きんぞう)

 右代宮家(うしろみやけ)の老当主。
 余命わずかと宣告されながらも、意気軒昴。
 莫大な財産を築いたが、相続について何も明かしておらず、息子兄弟たちをやきもきさせている。

 西洋かぶれにして、大のオカルトマニア。書斎は怪しげな魔術書で溢れかえっている。

[編集]右代宮 蔵臼(くらうす)

 金蔵の第1子。
 息子4兄弟の長男として、親族会議をリードする立場にある。
 しかし、他の兄弟たちには、財産を独り占めしようとしていると思われており、兄弟との対立は激化している。

 不動産投資家で、リゾート開発に莫大な投資をしている。だがその成果は酷評されている。

[Execute1]

 屋敷2階寝室より失踪した。
 ベッドにはおびただしい出血があり、他の犠牲者たちの状況と酷似する。
 第一の晩の犠牲者の中で、唯一、遺体が一度も確認されていない。

[Execute2]

 早朝に、夏妃に生存を教える電話に出させられた後、殺害された。
 死体は発見されていないが、ベルンカステルにより、赤き真実で死亡が保証されている。

[編集]右代宮 夏妃(なつひ)

 蔵臼の妻。
 家庭を顧みない夫に代わり、右代宮本家を切り盛りしている。
 今回の親族会議の準備や手配も全て、彼女が取り仕切っている。

 責任感が強くプライドが高い。
 しかし、夫にもその兄弟たちにも理解されず、境遇はあまり良いとは言えない。

[編集]右代宮 朱志香(じぇしか)

 蔵臼と夏妃の娘。
 順当に行けば、やがては右代宮家の跡継ぎ(厳密にはその夫)になると考えられている。ただし本人は関心がないようである。

 生まれつき気管支が弱く、突発的に喘息発作を起こすことがある。

[Execute]

 ゲストハウス2階いとこ部屋にて、死体が発見された。

 直接の死因は不明だが、首を鋭利な刃物で切り開かれている。
 その傷口はあまりに深く、誰でも容易に絶対の死を確認できる。

[編集]主治医 南條(なんじょう)

 金蔵の主治医であり、長年の友人。
 新島の開業医だったが、息子に病院を譲り、穏やかな老後を過ごしている。

 猜疑心に凝り固まった金蔵が心を許す数少ない人物のひとり。
 非常に大らかな性格で、すぐに激昂する金蔵にも動じず、長く交流している。

[編集]右代宮 絵羽(えば)

 金蔵の第2子。
 兄の蔵臼を敵視しており、財産問題から当主跡継ぎ問題まで、あらゆる面で対立する立場を取っている。

 本来は結婚時に右代宮家の籍を失うところを、入り婿を認めさせることによって強引に留まった経緯がある。

[編集]右代宮 秀吉(ひでよし)

 絵羽の夫。
 絵羽の婿養子として右代宮家に迎えられた。その為、右代宮家の陰湿な遺伝子を持たず、その朗らかな笑顔は親族会議においてとても貴重である。

 裸一貫から起業し、今では中堅外食チェーン運営会社の社長を務めている。
 業績は右肩上がりで極めて好調とか。

[Execute]

 屋敷1階客室にて、死体が発見された。

 背中より、悪魔の杭で貫かれている。
 その先端は肺にまで達していた。

 ベッドにうつ伏せの状態であったため、自殺とは考えられない。

[編集]右代宮 譲治(じょうじ)

 絵羽と秀吉の息子。
 人当たりのいい好青年で、親類の誰からも好かれている。
 父の会社で見習いをしており、やがては独立する夢を持っているらしい。

 いとこ4人組の最年長として、彼らのまとめ役もしている。

[Execute]

 ゲストハウス2階いとこ部屋にて、死体が発見された。

 直接の死因は不明だが、首を鋭利な刃物で切り開かれている。
 その傷口はあまりに深く、誰でも容易に絶対の死を確認できる。

[編集]古戸 ヱリカ(ふるど えりか)

 六軒島近海を航行中のプレジャーボート「エターナルメイドⅡ」より転落。

 1986年10月4日、六軒島に漂着。
 右代宮家に客人として迎えられる。

 ライフジャケット着用を始め、数々の奇跡に恵まれ、無傷で漂着した。

[編集]右代宮 留弗夫(るどるふ)

 金蔵の第3子。
 姉の絵羽共々、長兄の蔵臼が父の財産を独占することがないよう、親族会議での追求を強めている。

 前妻の明日夢(あすむ)を6年前に失い、その後、すぐに後妻の霧江を籍に入れた。

[編集]右代宮 霧江(きりえ)

 留弗夫の妻。後妻。
 仕事のパートナーとして長い付き合いがあり、前妻の逝去により、晴れて正妻の座を射止めた。

 留弗夫が手掛ける胡散臭い仕事の数々で右腕を務め、成功に導いてきた。
 頭の回転が速く、留弗夫の信頼も厚い。

[編集]右代宮 戦人(ばとら)

 留弗夫と前妻、明日夢の息子。
 6年前、母の死別と同時に後妻の籍を入れた父に反発。母方の祖父母宅に身を寄せていた。
 だが、祖父母が相次いで死去し、6年ぶりに右代宮の家に戻ってきた。

 今回の親族会議では、いとこたちとの6年ぶりの旧交を温めあう。

[編集]使用人 源次(げんじ)

 右代宮家に仕える使用人を束ねる使用人頭。
 金蔵にもっとも長く仕えており、最大の信頼を得ている。

 金蔵直属の使用人であるため、蔵臼夫婦には、金蔵のスパイのように思われている。

[Execute]

 屋敷1階使用人控え室にて、死体が発見された。
 直接の死因は不明だが、首を鋭利な刃物で切り開かれている。
 その傷口はあまりに深く、誰でも容易に絶対の死を確認できる。

[編集]右代宮 楼座(ろーざ)

 金蔵の第4子。
 息子4兄弟の末っ子で、他の兄弟たちと大きく歳が離れている。その為、親族会議では発言力がだいぶ劣るようである。

 デザイン会社を運営しているが、道楽の域を出てはおらず、それほど芳しい経営状況ではないようである。

[Execute]

 ゲストハウス2階いとこ部屋にて、死体が発見された。

 直接の死因は不明だが、首を鋭利な刃物で切り開かれている。
 その傷口はあまりに深く、誰でも容易に絶対の死を確認できる。

[編集]右代宮 真里亞(まりあ)

 楼座の娘。父親は知らない。
 幼児言葉が抜けず、よく怒られている。

 勉強にも友人にもまったく興味がないが、オカルトや黒魔術などには強い関心を示し、逸脱した数々の知識を天才的暗記力で記憶している。

[Execute]

 ゲストハウス2階いとこ部屋にて、死体が発見された。

 直接の死因は不明だが、首を鋭利な刃物で切り開かれている。
 その傷口はあまりに深く、誰でも容易に絶対の死を確認できる。

[編集]使用人 紗音(しゃのん)

 若いが年季のある使用人。
 普段は落ち着いていて仕事をそつなくこなすが、焦るとミスが多くなる。

 なお、紗音はあくまでも勤務時間中の仮の名で本名ではない。

[編集]使用人 嘉音(かのん)

 若い使用人。
 寡黙に仕事をこなすが、愛想が悪く評価は高くない。

 音の仮名を持つ使用人は他にも数人いる。たまたまこの日は、彼と紗音が当番だった。

[編集]使用人 郷田(ごうだ)

 料理人として雇われた使用人。
 年季は短いが、前職で培われた接客術は洗練されており、評価は高い。

 蔵臼夫妻が雇用した使用人であるため金蔵のスパイと思われている古参の使用人たちより、信頼されているらしい。

[編集]使用人 熊沢(くまさわ)

 途中で何度か退職しているが、総じれば長い年季を持つパートタイマーの老女である。

 要領がよく、使用人としての技量は決して低くないのだが、噂好きでおしゃべりなため、良い評価を受けていない。

[編集]Characters (next)

  • CharactersのTIPSは、nextと書かれたボタンをクリックすることで別のページに移行します。そこには、ファンタジー的視点から見たキャラクター解説が書かれています。
  • 「煉獄の七姉妹」はTIPS上でアイコンが一つしかなく、クリックするたびに七姉妹のうち誰かがランダムで選ばれます。
  • 「シエスタ姉妹近衛兵」も同様にアイコンが一つしかなく、クリックするたびにシエスタ45とシエスタ410とシエスタ00とシエスタ556のうちランダムで表示されます。
  • 「アイゼルネ・ユングフラウ補佐官」も同様にアイコンが一つしかなく、クリックするたびにガートルードとコーネリアのうちランダムで表示されます。
  • ドラノールは、ランダムで眼鏡Verが表示されます。
  • またEP5には何故か山羊の皆さんがいません。

[編集]ベアトリーチェ

 黄金の魔女にして無限の魔女。
 魔女幻想を代表する、ベアトの駒である。

 六軒島での事件全てを、魔女幻想であると主張する。
 それを否定するベルンカステルと、第5のゲームでは激突する。

 彼女自身は駒に過ぎず、上層界の当人はゲームマスターを退いているため、第5のゲームの真相を知り得る立場にない。
 そのため、これまでのゲームとは異なる立ち位置にいる。

[Resurrect]

 この世界を生み出した、最上層のベアトリーチェ。
 第4のゲームにて全てを戦人に託し、ゲームマスターの座を降りた。
 戦う意思はおろか、意思表示さえ失っており、今は人形のようになってしまっている…。

 ゲーム盤の世界において、戦わぬ存在に意義はない。
 彼女の存在は、緩やかに無価値化し、遠からぬうちに霧散して消滅するだろう…。

[編集]ベルンカステル

 奇跡の魔女。
 奇跡が起こらぬことを知る魔女とも呼ばれる。

 第5のゲームにて、ベアトの敵対プレイヤーとして参加する。
 しかし当初から彼女の目的は、魔女幻想の否定。
 ベアトとその世界を、退屈しのぎに破壊することだけを目的としている…。

 魔女幻想を否定する立場だが、戦人とは同盟関係に無い。

[編集]右代宮 戦人(ばとら)

 第4のゲームまで、ベアトに対戦相手に指名されてきた男。
 第5のゲームでは、ゲームマスターがラムダデルタに代わったことを不快に思い、プレイヤーとして参加していない。

[編集]ラムダデルタ

 第4のゲームにてゲームマスターを降りたベアトに代わり、第5のゲームにてゲームマスターを務める。
 そのため、よく似つつも、第5のゲームの物語は、これまでとは違うものとなると予想されている…。

 ベルンカステル同様退屈を愛さず、状況に応じて、ベアトの敵にも味方にも、ベルンの敵にも味方にもなりえる。

[編集]ワルギリア

 隠居した無限の魔女にして、ベアトリーチェの師匠。
 無限の魔法を正しく使い、生涯を人々の笑顔と幸せのために尽くした。

 ベアトリーチェに無限の魔法を教え、彼女もまた人々に尽くしてくれると信じ、隠居した。

 師匠であると同時にベアトリーチェの生家の顧問魔術師でもあった。
 その為、ワルギリアは彼女に、使用人の分を弁えながら接していた。
 それが災いして、ベアトリーチェの増長と暴走を招いたと言われている。

[編集]古戸 ヱリカ

 ベルンカステルの分身にして使者。そしてニンゲン界に顕現した駒である。

 ニンゲンであるため、魔法などを使うことは出来ない。
 しかし、上位世界のベルンカステルと通じており、上位世界の奇跡や権限の行使を求められるため、ニンゲンでありながら、魔女の力を持つと言っても過言ではないだろう。

 ベルンカステルによってゲーム盤での探偵権限が与えられている。

 その為、右代宮家の部外者であるにもかかわらず、全員強制傾注の発言権や議事進行権、警察到着以前の現場捜査など、数々の特別な能力が与えられている。

 謎を暴く過程に悦楽を感じており、それを解くことで出題者を見下すことを何よりの悦びとする。

[編集]ロノウェ

 72柱の大悪魔の1人。様々な対価と引き換えに主に仕える。
 現在はベアトリーチェに執事(家具頭)として契約している。

 ハウスキーピングに長けた眷属を多数従えており、その執事能力は極めて高い。

 魔女の社交界では、彼を雇用することが一種のステータスにさえなっている。
 また、彼の焼くクッキーは絶品で、それを求め魔女が列を成すこともしばしば。

 絶大な魔力を持つはずだが、常に主を立てて下がるため、戦闘能力は未知数である。

[編集]ドラノール・A・ノックス

 天界大法院、第七管区内赦執行機関
 "アイゼルネ・ユングフラウ"所属。主席異端審問官。階級は一等大司教。
 通り名は、"十の楔のドラノール"あるいは、"死刑宣告のドラノール"。

 本来は、異端審問官が対象を審査して、処刑の可否を問うが、主席である彼女の派遣は、その段階から厳重に大法院で審査されており、派遣決定自体がもはや死刑宣告と同じ意味を持つため、"死刑宣告"の異名がある。

 父は伝説的な異端審問官であったが、規則を破り処刑されている。
 審問し処刑したのは、娘である彼女自身である。
 それ以来、彼女の成長は止まり、永遠に身も心も乙女のままを留めている。
 心もその時に死んだと囁かれているが、本人にそのつもりはない。

 主武装は概念武装「赤鍵」と「青鍵」。
 太刀と小太刀の形状を持つ。

[編集]ガートルード

 天界大法院、第七管区内赦執行機関
 "アイゼルネ・ユングフラウ"所属。上級補佐官。階級は一等司祭。

 異端審問官の補佐として、審問を補助することを任務とする。

 処刑が主任務であることの多い現実においては、結界で標的の退路を絶つことを主な役割とする。

 任務においては冷静沈着、完全無欠、無表情無感動だが、本来はとても慈悲深く、大勢の後輩に慕われている。

 すでに審問官試験に合格しており、他管区の空席に着任を求められたが拒否。
 大恩あるドラノールの下での着任を待ち、片腕として補佐官を続けている。
 よって、補佐官ではあるが、審問官(三等大司教)待遇を得ている。

[編集]コーネリア

 天界大法院、第七管区内赦執行機関
 "アイゼルネ・ユングフラウ"所属。補佐官。階級は三等司祭。
 机上演習で優秀な成績を持つが、出勤はこれが初めて。
 正義感が強く、ドラノールのような異端審問官となるべく試験勉強中。現在はベテラン補佐官のガートルードを目標にしている。

 本来は熱血的性格。しかし、ガートルードを真似て無感情を装っている。

 異端審問にかかわる者としては純粋過ぎ、まだ汚れ仕事や暗部について、何も知らない。

 元老院内の陰謀が臭うこの任務に、ガートルードはわざと彼女を選んだ。
 自らに、この仕事の適正があるかどうか、問わせるために。

[編集]ガァプ

 72柱の大悪魔の1人。ベアトリーチェの友人でもある。
 召喚者に求めに応じ、瞬間移動の力を与える。

 その素晴らしい力を、彼女はいたずらばかりに使っている。
 朝の忙しい時に、鍵やカバンを隠したりするのは十八番。

 しかしその力は、密室ミステリーにとってはトドメを刺しかねない最終兵器。
 彼女の女王蜂の如き一撃は、全ての名探偵を貫き、屈服させるだろう。

[編集]煉獄の七姉妹(れんごくのななしまい)

 ベアトリーチェの手による上級家具。

  • ルシファーは、長女であり即ちリーダーでもある。

その為、 彼女は姉妹で最も強いと自称しているが、実は自分が姉妹で最も劣っていることを自覚している。

しかし、それを悟られまいと、彼女は今日も傲慢に振舞っている。

バレたら、どれだけ妹たちに蔑まれるかに怯えながら。

  • レヴィアタンは、長女ルシファーに妹代表として意見する立場にある。

本来は嫉妬深く残忍な性格で、弱みを見つけることに長けている。

しかし、嫉妬深いというより泣き虫でわがまま。

なぜか要領が悪く、いつも姉妹の順番ではいつもビリになり、いつも貧乏くじを引いている。

  • サタンは、いつも怒っている姉妹の委員長格。

矢継ぎ早に叱り声が飛び出すので、姉妹たちには怖がられている。

その為、誰も自分には言い返してくれず、実はいつも寂しがっている。

時に、わざと怒られるようなことをするのだが、姉妹たちは叱り返してくれず、寂しい。

  • ベルフェゴールは、寡黙で真面目でもっとも家具として信頼されている。

しかしそれは、主を怠惰な豚にするという悪魔的な欲求のためでもある。

その意味では、姉妹の中で、もっとも模範的な悪魔と言えるだろう。

真面目すぎるのが欠点。逆に、自分が親切にされるのに慣れていない。

  • マモンは、非常に手が早く、他の姉妹にも遠慮がない。

強欲で独り占めがモットー。その為、姉妹のトラブルの先陣や火種は大抵彼女となる。

しかし自分の感情に最も素直であり、姉妹で一番異性に尽くすタイプでもある。

強欲だが努力家で、その寵愛を永遠に独り占めにするために、労を惜しまない。

  • ベルゼブブは、美食家と大食家で知られる姉妹のグルメである。

マモンと性分は似ていて、互いに早い物勝ちをよく競い合っている。

また、いつも食べ物の話ばかりしているので、姉妹の和ませ役でもある。

しかし、美少年をさらいワインやチーズの変わりに監禁したいという物騒な嗜好も…。

  • アスモデウスは、姉妹の末の妹として、誰からも可愛がられている。

その為か、ちょっぴりHな話題になると彼女だけ敬遠されてしまっている。

姉たちに一人前だと認めてもらう為に、ずっとボーイフレンドを探している。

しかし高望みが過ぎている為、決して現れぬ王子様に妄想の中で尽くす毎日だ。

[編集]シエスタ45(ヨンジューゴ)

 ベアトリーチェと契約する武具。

 45は、非常に几帳面かつ臆病な性格で、やや被害妄想が強い。
 その為、大雑把な性格の410の弱点をペアとしてよく補っている。

 沈黙に耐えられないため、常に誰かに命令されていないと情緒不安定を起こすことも。

 45は索敵能力、指揮決定能力に優れる。そのサポートにより姉妹の戦闘力は倍化する。

[編集]シエスタ410(ヨンイチマル)

 ベアトリーチェと契約する武具。

 410は、独特の人を食った喋り方をする個性的な子。

 真面目な人や、余裕のない人をからかうのが趣味で、45やルシファーをその意味で気に入っている。

 口は悪いが、人懐っこく寂しがり屋。
 常に誰かに構ってないと落ち込んでしまう。

 410は特に射撃管制能力に優れ、近接戦闘においても無類の戦闘力を発揮する。

[編集]シエスタ00(ダブルオー)

 ペントラゴンに仕える姉妹騎士団の武具。

 00は、冷静沈着な彼女らのリーダー役。
 しかし、それは求められた役割であって、本来の彼女はもっと打たれ弱い。

 00は前衛能力、偵察能力に優れ、遭遇戦では絶大な制圧力を持つ。

 ただし、その過剰すぎる戦闘力は非人道的と非難されており、戦場で投降した際には、私刑や虐待を受けることも少なくない。

 彼女の隻眼が、それを無言で物語っている。

[編集]シエスタ556(ゴーゴーロク)

 ペントラゴンに仕える姉妹騎士団の武具。

 556は、おっとりとしたいじられキャラだったが、誰からも愛されていた。
 しかしいつも運が悪く、黒き魔女との戦いにおいて無惨な戦死を遂げた。

 彼女は最新式武具で、儀仗的な色合いの強い姉妹騎士団では異色の存在だった。

 556は分隊火力支援担当。殺すためでなく、味方を守るために放つ。

[Resurrect]

 おっとりしてて、いっつもみんなにおちょくられてる女の子。
 でも、それはみんなにとっても愛されているから。

 彼女はトランペットが得意。
 元気な音色でみんなのスキップも弾むよ。