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第三話『Banquet of the golden witch』/TIPS

第三話のゲームクリア後に閲覧できるようになるTIPSの抜粋です。そのため、第三話をクリアしてない方にはネタバレとなる記述がありますのでご注意下さい。


[編集]肖像画の碑文

 懐かしき、故郷を貫く鮎の川。
 黄金郷を目指す者よ、これを下りて鍵を探せ。

 川を下れば、やがて里あり。
 その里にて二人が口にし岸を探れ。
 そこに黄金郷への鍵が眠る。

 鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。

 第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。
 第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。
 第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。
 第四の晩に、頭を抉りて殺せ。
 第五の晩に、胸を抉りて殺せ。
 第六の晩に、腹を抉りて殺せ。
 第七の晩に、膝を抉りて殺せ。
 第八の晩に、足を抉りて殺せ。
 第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。
 第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。

 魔女は賢者を讃え、四つの宝を授けるだろう。
 一つは、黄金郷の全ての黄金。
 一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。
 一つは、失った愛すらも蘇らせる。
 一つは、魔女を永遠に眠りにつかせよう。

 安らかに眠れ、我が最愛の魔女ベアトリーチェ。

[編集]魔女の手紙

誤解なきように。

私が求めるゲームは、皆さんが碑文の謎を解けるかどうかであって、私を捕まえることではありません。

碑文の謎を解かなければ、哀れな生贄はさらに倍に増えるでしょう。時間は、私の姿を探すより、
碑文の謎解きに割いた方が賢明です。
碑文の謎が誰にも解けないのならば、誰も生き残れない。

見事、碑文の謎を解けた人間が現れたなら、黄金郷の全ての黄金を与え、右代宮家の家督と、
我が力の全てを与えるでしょう。
金蔵さまより右代宮家の家督を引き継いだのは。私。そして、私より右代宮家の家督を引き継ぐのは
誰かなのか、楽しみにしています。
――黄金のベアトリーチェ

[編集]魔女の棋譜

右代宮 金蔵
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

使用人 源次
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

使用人 紗音
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

使用人 嘉音
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

使用人 郷田
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

使用人 熊沢
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

右代宮 楼座
 第二の晩に、死亡。
 新しき魔女のための生贄に捧げられました。

右代宮 真里亞
 第二の晩に、死亡。
 新しき魔女のための生贄に捧げられました。

右代宮 留弗夫
 第四の晩に、死亡。
 額を“アスモデウスの杭”にて抉られました。

右代宮 秀吉
 第五の晩に、死亡。
 胸を“ベルゼブブの杭”にて抉られました。

右代宮 霧江
 第六の晩に、死亡。
 腹を“マモンの杭”にて抉られました。

右代宮 蔵臼
 第七の晩に、死亡。
 腿を“ルシファーの杭”にて抉られました。

右代宮 夏妃
 第八の晩に、死亡。
 足を“サタンの杭”にて抉られました。

魔女 ベアトリーチェ
 第九の晩に、復活。
 今こそ、彼女は真の黄金の魔女として覚醒します。

右代宮 譲治
 第九の晩に、死亡。
 新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。

主治医 南條
 第九の晩に、死亡。
 新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。

右代宮 戦人
 第九の晩に、死亡。
 新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。

右代宮 朱志香
 第十の晩に、行方不明。
 魔女は、存在を認めて平伏した彼女を黄金郷へ招かれました。

右代宮 絵羽
 碑文の謎を解く。六軒島より生還。
 魔女は勝利を讃え、全ての黄金と魔法を与えました。

[編集]シエスタ姉妹近衛隊

竜王ペンドラゴンが赤き竜の飛来を記念して結成した、姉妹だけで構成した近衛隊。
本来は竜王の配下だが、歴代ベアトリーチェとの永年の親交から、近衛兵2人の貸し出しを許されている。

姉妹は魔法によって生み出される擬似生命的存在。その為、多種多様な個性を持った姉妹が、
今もなお生み出され増え続けている。

人間界に顕現するには莫大なコストが必要で、絶大な戦闘力を差し引いても召喚は困難。
その為、特別な式典などで儀仗的な役割として召喚されることが多い。

[編集]シエスタの黄金弓

シエスタ姉妹近衛隊の狙撃装備のひとつ。
矢の軌道を自在に操ることができるが、真価を発揮するには特別な才能と特別な訓練が必要。その為、
装備自体が上級狙撃手の名誉となっている。
矢の弾頭に豊富な弾種が選択でき、多様な装甲・結界の貫通能力を実現した、対装甲狙撃弓の傑作である。

なお、劇中で主に使用されているのは、有線誘導型有翼貫通弾である。
有線誘導のため、欺瞞に強く、複雑な地形の屋内戦で遠距離精密狙撃を実現した。

[編集]魔女の継承について

魔女の名門では、一子相伝とすることで秘術の拡散や品質の低下を防ぐところが多い。
無限の魔女についても同じで、最高の秘術は一子相伝であり、継承後は隠居することで
さらに秘術の不拡散に務めている。

継承には、別の門派の推薦が必要なのが慣例。
エヴァの推薦人はラムダデルタ。エンジェの推薦人にはベルンカステル。
ベアトの推薦人は不明。

なお、劇中でベアトリーチェは名前をも継承しているが、この習慣は最近のもの。
先代が本来のベアトリーチェであり、それ以前の無限の魔女は、他の名を持っている。
その後、名前も継承する流れが出来ており、エヴァもそれを習い、エンジェにベアトリーチェの名を継承した。

[編集]Characters

  • 各キャラクターのTIPSは、Executeと書かれたボタンをクリックすることで死亡後のキャラクターの状況を解説する文章に変化します。また、キャラクターグラフィックには死体の損壊部が赤で示されます。

[編集]右代宮 金蔵(きんぞう)

 右代宮家(うしろみやけ)の老当主。
 余命わずかと宣告されながらも、意気軒昴。
 莫大な財産を築いたが、相続について何も明かしておらず、息子兄弟たちをやきもきさせている。

 西洋かぶれにして、大のオカルトマニア。書斎は怪しげな魔術書で溢れかえっている。

[Execute]

 地下ボイラー室にて、焼却炉内より焼死体で発見された。
 焼却炉内で暴れた形跡がないため、殺害後に焼却したと考えるのが妥当だろう。
 今回は残念。最初に真っ先にゲームオーバー。


[編集]右代宮 蔵臼(くらうす)

 金蔵の第1子。
 息子4兄弟の長男として、親族会議をリードする立場にある。
 しかし、他の兄弟たちには、財産を独り占めしようとしていると思われており、兄弟との対立は激化している。

 不動産投資家で、リゾート開発に莫大な投資をしている。だがその成果は酷評されている。

[Execute]

 薔薇庭園の東屋で死体が発見された。
 死因は紐状のものでの絞殺と推測される。
 太股部分に杭状の凶器が突き立てられていた。

 碑文さえなければ、杭なんていらないのにね。面倒臭い。

[編集]右代宮 夏妃(なつひ)

 蔵臼の妻。
 家庭を顧みない夫に代わり、右代宮本家を切り盛りしている。
 今回の親族会議の準備や手配も全て、彼女が取り仕切っている。

 責任感が強くプライドが高い。
 しかし、夫にもその兄弟たちにも理解されず、境遇はあまり良いとは言えない。

[Execute]

 薔薇庭園の東屋で死体が発見された。
 死因は紐状のものでの絞殺と推測される。
 ふくらはぎ部分に杭状の凶器が突き立てられていた。

 そもそも、何で碑文に沿わなきゃならないの?ゲーム?

[編集]右代宮 朱志香(じぇしか)

 蔵臼と夏妃の娘。
 順当に行けば、やがては右代宮家の跡継ぎ(厳密にはその夫)になると考えられている。ただし本人は関心がないようである。

 生まれつき気管支が弱く、突発的に喘息発作を起こすことがある。

[Execute]

 行方不明。

 彼女は確かに、黄金郷で嘉音と結ばれた。
 互いの臆病を謝り合い、本当の素直な気持ちを伝え合った。
 そして最後の瞬間まで、抱き合っていた。

 後は悪魔どもに食い千切られて、地獄行き。
 大丈夫。嘉音も一緒だよ。


[編集]主治医 南條(なんじょう)

 金蔵の主治医であり、長年の友人。
 新島の開業医だったが、息子に病院を譲り、穏やかな老後を過ごしている。

 猜疑心に凝り固まった金蔵が心を許す数少ない人物のひとり。
 非常に大らかな性格で、すぐに激昂する金蔵にも動じず、長く交流している。

[Execute]

 屋敷の使用人室前廊下で、死体が発見された。
 凶器は、銃か槍状のものと推定。

 あと一息で、多分、彼も生還できたのだ。
 しかし、最後の最後で、魔女は彼のそれを許さなかった。

[編集]右代宮 絵羽(えば)

 金蔵の第2子。
 兄の蔵臼を敵視しており、財産問題から当主跡継ぎ問題まで、あらゆる面で対立する立場を取っている。

 本来は結婚時に右代宮家の籍を失うところを、入り婿を認めさせることによって強引に留まった経緯がある。


[編集]右代宮 秀吉(ひでよし)

 絵羽の夫。
 絵羽の婿養子として右代宮家に迎えられた。その為、右代宮家の陰湿な遺伝子を持たず、その朗らかな笑顔は親族会議においてとても貴重である。

 裸一貫から起業し、今では中堅外食チェーン運営会社の社長を務めている。
 業績は右肩上がりで極めて好調とか。

[Execute]

 屋敷のホールで、胸を杭状の凶器で貫かれて死亡した。

 油断した。まだ生きていたなんて……。

[編集]右代宮 譲治(じょうじ)

 絵羽と秀吉の息子。
 人当たりのいい好青年で、親類の誰からも好かれている。
 父の会社で見習いをしており、やがては独立する夢を持っているらしい。

 いとこ4人組の最年長として、彼らのまとめ役もしている。

[Execute]

 屋敷の客間で死体が発見された。凶器は銃か、槍状のものと推定。

 彼の魂と引き換えに、魔女は8桁の数字を与える。

 07151129。
 唱えれば、小さな黄金郷が、開かれる。

[編集]ベアトリーチェ

 千年を生きた黄金の魔女。
 すでにニンゲンの領域を逸脱しており、悪魔たち同様に、ニンゲンの召還に応じて現れては、対価と引き換えに力を貸し与えているという。

 好きなものは紅茶とアイスクリーム。
 嫌いなものは退屈と、自分を否定する者。

[Execute]

 人の身で妾を殺そうなど無駄な夢。
 鉛弾を射掛けようとも鏡の如く己が身に跳ね返されるだけよ。

 だが、妾を殺す方法はひとつだけある。
 その方法はお前の手に握られている。
 お前如き凡夫には無理であろうがな?

 きひひひひひひひひひひひ!
 くっくっくっくっくっくっ!

[編集]右代宮 留弗夫(るどるふ)

 金蔵の第3子。
 姉の絵羽共々、長兄の蔵臼が父の財産を独占することがないよう、親族会議での追求を強めている。

 前妻の明日夢(あすむ)を6年前に失い、その後、すぐに後妻の霧江を籍に入れた。

[Execute]

 屋敷のホールで、額を杭状の凶器で貫かれて死亡した。
 
 ここからは杭でトドメが必要とのこと。悪趣味。

[編集]右代宮 霧江(きりえ)

 留弗夫の妻。後妻。
 仕事のパートナーとして長い付き合いがあり、前妻の逝去により、晴れて正妻の座を射止めた。

 留弗夫が手掛ける胡散臭い仕事の数々で右腕を務め、成功に導いてきた。
 頭の回転が速く、留弗夫の信頼も厚い。

[Execute]

 屋敷のホールで、腹を杭状の凶器で貫かれて死亡した。
 
 腹と言うのは、何とも致死性に欠ける。他の方法で無難に殺し、死体に杭を刺してもOKなのでは?

[編集]右代宮 戦人(ばとら)

 留弗夫と前妻、明日夢の息子。
 6年前、母の死別と同時に後妻の籍を入れた父に反発。母方の祖父母宅に身を寄せていた。
 だが、祖父母が相次いで死去し、6年ぶりに右代宮の家に戻ってきた。

 今回の親族会議では、いとこたちとの6年ぶりの旧交を温めあう。

[Execute]

 屋敷内にて、右代宮絵羽に射殺された。
 凶器は、金蔵コレクションのウィンチェスター銃。

 朱志香は失明。戦人と二人。狼と羊のパズル。

[編集]使用人 源次(げんじ)

 右代宮家に仕える使用人を束ねる使用人頭。
 金蔵にもっとも長く仕えており、最大の信頼を得ている。

 金蔵直属の使用人であるため、蔵臼夫婦には、金蔵のスパイのように思われている。

[Execute]

 2階貴賓室で、死体が発見された。
 凶器は、銃か槍状のものと推定。

 源次には、永年の労を労い、貴賓室にて眠ることを許そう。

[編集]右代宮 楼座(ろーざ)

 金蔵の第4子。
 息子4兄弟の末っ子で、他の兄弟たちと大きく歳が離れている。その為、親族会議では発言力がだいぶ劣るようである。

 デザイン会社を運営しているが、道楽の域を出てはおらず、それほど芳しい経営状況ではないようである。

[Execute]

 薔薇庭園にて、柵の槍状部分に延髄を貫かれて死亡した。真里亞が他殺体でなければ、事故死の可能性も疑えたかもしれない。

 彼女こそが、新しい魔女誕生のための生贄…。

[編集]右代宮 真里亞(まりあ)

 楼座の娘。父親は知らない。
 幼児言葉が抜けず、よく怒られている。

 勉強にも友人にもまったく興味がないが、オカルトや黒魔術などには強い関心を示し、逸脱した数々の知識を天才的暗記力で記憶している。

[Execute]

 薔薇庭園にて、死体が発見された。
 死因は絞殺によるもの。恐らく素手で。
 状況的に考え、楼座の次に殺されたと考えるのが妥当だろう。

 そして彼女の血は、魔女宣誓書への赤きインク。

[編集]右代宮 縁寿(えんじぇ)

 留弗夫と霧江の娘。戦人の腹違いの妹。戦人との縁は多くないが、非常に仲が良く尊敬していた。

 親族会議の時、体調を崩し欠席した為、常に孤独に生き残ることとなる。

 幸薄く、心も荒んでいる。
 常に莫大な現金を持ち歩いていて、露払いにバラ撒く悪癖がある。

[編集]使用人 紗音(しゃのん)

 若いが年季のある使用人。
 普段は落ち着いていて仕事をそつなくこなすが、焦るとミスが多くなる。

 なお、紗音はあくまでも勤務時間中の仮の名で本名ではない。

[Execute]

 1階客間で、死体が発見された。
 凶器は、銃か槍状のものと推定。

 紗音には、晴れた日には薔薇庭園の眺望が素晴らしかった客間を。

[編集]使用人 嘉音(かのん)

 若い使用人。
 寡黙に仕事をこなすが、愛想が悪く評価は高くない。

 音の仮名を持つ使用人は他にも数人いる。たまたまこの日は、彼と紗音が当番だった。

[Execute]

 礼拝堂で、死体が発見された。
 凶器は、銃か槍状のものと推定。

 嘉音には礼拝堂を。死してなお、主の大切な場所を守り続けるがいい。

[編集]使用人 郷田(ごうだ)

 料理人として雇われた使用人。
 年季は短いが、前職で培われた接客術は洗練されており、評価は高い。

 蔵臼夫妻が雇用した使用人であるため金蔵のスパイと思われている古参の使用人たちより、信頼されているらしい。

[Execute]

 3階控え室で、死体が発見された。
 凶器は、銃か槍状のものと推定。

 金蔵に気に入られたがっていた彼には、書斎の隣の部屋が相応しい。

[編集]使用人 熊沢(くまさわ)

 途中で何度か退職しているが、総じれば長い年季を持つパートタイマーの老女である。

 要領がよく、使用人としての技量は決して低くないのだが、噂好きでおしゃべりなため、良い評価を受けていない。

[Execute]

 2階客室で、死体が発見された。
 凶器は、銃か槍状のものと推定。

 2階の滅多に使われない客室が、彼女の秘密の昼寝部屋だった。

[編集]Characters (next)

  • CharactersのTIPSは、nextと書かれたボタンをクリックすることで別のページに移行します。そこには、ファンタジー的視点から見たキャラクター解説が書かれています。
  • 「煉獄の七姉妹」はTIPS上でアイコンが一つしかなく、クリックするたびに七姉妹のうち誰かがランダムで選ばれます。
  • 「シエスタ姉妹近衛兵」も同様にアイコンが一つしかなく、クリックするたびにシエスタ45とシエスタ410のどちらかがランダムで表示されます。
  • エヴァは右下の「change」で制服姿を確認できます。

[編集]ワルギリア

 隠居した無限の魔女にして、ベアトリーチェの師匠。
 無限の魔法を正しく使い、生涯を人々の笑顔と幸せのために尽くした。

 ベアトリーチェに無限の魔法を教え、彼女もまた人々に尽くしてくれると信じ、隠居した。

 師匠であると同時にベアトリーチェの生家の顧問魔術師でもあった。
 その為、ワルギリアは彼女に、使用人の分を弁えながら接していた。
 それが災いして、ベアトリーチェの増長と暴走を招いたと言われている。

[編集]ベアトリーチェ

 千年を生きた無限の魔女。
 魔女たちの中でも一番残忍であることが知られている。

 弱い者虐めが大好きで、どのような運命を与える事がもっとも過酷かを、無限に試行錯誤できる。
 そしてその累積でもさらに弄ぶ。

 非常に強力な力を持つ魔女だが、ある種の様式美に拘るため、時に手段が目的になってしまうことがあるらしい。

[編集]エヴァ・ベアトリーチェ

 魔女の碑文の謎を解き、新しい無限の魔女に迎えられた。
 魔法に天性の才能があり、相当の大魔女に成長するものと予想される。

 天才魔女は若き日に、己の力に溺れることが少なくない。
 それこそが天才のみに許される試練であり、打ち勝ったなら、無限の魔女の歴史に名を残すことになるだろう。

 先代が屈した試練を、彼女は乗り越えられるのか。

[編集]シエスタ45(ヨンジューゴ)

 ベアトリーチェと契約する武具。

 45は、非常に几帳面かつ臆病な性格で、やや被害妄想が強い。
 その為、大雑把な性格の410の弱点をペアとしてよく補っている。

 沈黙に耐えられないため、常に誰かに命令されていないと情緒不安定を起こすことも。

 45は索敵能力、指揮決定能力に優れる。そのサポートにより姉妹の戦闘力は倍化する。

[編集]シエスタ410(ヨンイチマル)

 ベアトリーチェと契約する武具。

 410は、独特の人を食った喋り方をする個性的な子。

 真面目な人や、余裕のない人をからかうのが趣味で、45やルシファーをその意味で気に入っている。

 口は悪いが、人懐っこく寂しがり屋。
 常に誰かに構ってないと落ち込んでしまう。

 410は特に射撃管制能力に優れ、近接戦闘においても無類の戦闘力を発揮する。

[編集]ロノウェ

 72柱の大悪魔の1人。様々な対価と引き換えに主に仕える。
 現在はベアトリーチェに執事(家具頭)として契約している。

 ハウスキーピングに長けた眷属を多数従えており、その執事能力は極めて高い。

 魔女の社交界では、彼を雇用することが一種のステータスにさえなっている。
 また、彼の焼くクッキーは絶品で、それを求め魔女が列を成すこともしばしば。

 絶大な魔力を持つはずだが、常に主を立てて下がるため、戦闘能力は未知数である。

[編集]煉獄の七姉妹(れんごくのななしまい)

 ベアトリーチェの手による上級家具。

  • ルシファーは、長女であり即ちリーダーでもある。

その為、 彼女は姉妹で最も強いと自称しているが、実は自分が姉妹で最も劣っていることを自覚している。

しかし、それを悟られまいと、彼女は今日も傲慢に振舞っている。

バレたら、どれだけ妹たちに蔑まれるかに怯えながら。

  • レヴィアタンは、長女ルシファーに妹代表として意見する立場にある。

本来は嫉妬深く残忍な性格で、弱みを見つけることに長けている。

しかし、嫉妬深いというより泣き虫でわがまま。

なぜか要領が悪く、いつも姉妹の順番ではいつもビリになり、いつも貧乏くじを引いている。

  • サタンは、いつも怒っている姉妹の委員長格。

矢継ぎ早に叱り声が飛び出すので、姉妹たちには怖がられている。

その為、誰も自分には言い返してくれず、実はいつも寂しがっている。

時に、わざと怒られるようなことをするのだが、姉妹たちは叱り返してくれず、寂しい。

  • ベルフェゴールは、寡黙で真面目でもっとも家具として信頼されている。

しかしそれは、主を怠惰な豚にするという悪魔的な欲求のためでもある。

その意味では、姉妹の中で、もっとも模範的な悪魔と言えるだろう。

真面目すぎるのが欠点。逆に、自分が親切にされるのに慣れていない。

  • マモンは、非常に手が早く、他の姉妹にも遠慮がない。

強欲で独り占めがモットー。その為、姉妹のトラブルの先陣や火種は大抵彼女となる。

しかし自分の感情に最も素直であり、姉妹で一番異性に尽くすタイプでもある。

強欲だが努力家で、その寵愛を永遠に独り占めにするために、労を惜しまない。

  • ベルゼブブは、美食家と大食家で知られる姉妹のグルメである。

マモンと性分は似ていて、互いに早い物勝ちをよく競い合っている。

また、いつも食べ物の話ばかりしているので、姉妹の和ませ役でもある。

しかし、美少年をさらいワインやチーズの変わりに監禁したいという物騒な嗜好も…。

  • アスモデウスは、姉妹の末の妹として、誰からも可愛がられている。

その為か、ちょっぴりHな話題になると彼女だけ敬遠されてしまっている。

姉たちに一人前だと認めてもらう為に、ずっとボーイフレンドを探している。

しかし高望みが過ぎている為、決して現れぬ王子様に妄想の中で尽くす毎日だ。

[編集]山羊の皆さん

 ベアトリーチェの世話をする下級家具。

 大勢いるが個性はなく、無口。主の命令に忠実に従う。

 人より動物に感性が近く、案外お馬鹿でたまに命令を勘違いする。
 本来はミノタウロスのような巨体で、凄まじい怪力を持っている。

 家具としては下級だが、無尽蔵に呼び出せるので非常に便利。

[編集]エンジェ・ベアトリーチェ

 1998年に生まれた最後の魔女。
 エヴァより後継者に指名され、ベルンカステルが後見人となり、認められた。

 魔女としてはゼロからの出発だが、12年後の未来にその身を置くため、ベアトリーチェのあらゆる魔法は彼女を対象にできないという、究極的な魔法抵抗力を有する。

 また、兄の魔法抵抗力とは逆に、魔法属性への攻撃に天性の才能を持つ。
 攻守共にポテンシャルは最高。ただし距離が遠い。12年はあまりに。

[編集]ベルンカステル

 千年を生きた奇跡の魔女。
 絶大な力であらゆる奇跡を生み出せるが、その代償として心が少し割れてしまった。

 かつてニンゲンだった頃、ラムダデルタの手による過酷な運命に囚われ弄ばれた経験を持つ。その為、同じ境遇の運命を捨て置けないらしい。

 理論上、最強の力を持つ魔女だが、それはメモ用紙を百回畳めば月に届く、というようなもので少々現実的ではない。

 そして彼女は百回畳んだ。

[編集]ラムダデルタ

 千年を生きた絶対の魔女。
 "努力する者は報われる"を具現する魔女で、人間たちからも大変崇められている。

 魔女と言えど人間の概念からは逃れていない。その為、人間に崇められる存在である彼女の力は計り知れない。

 しかし、誰の努力を報うかは気まぐれで、多くの場合、彼女をより喜ばせることのできる者が微笑まれることになる。

 絶大にて速攻の凄まじき力は如何なる魔女をも瞬時に屈服させる。

 しかし猪突猛進らしく、それをベルンカステルに読みきられた。