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第ニ話『Turn of the golden witch』/TIPS

第二話のゲームクリア後に閲覧できるようになるTIPSの抜粋です。そのため、第二話をクリアしてない方にはネタバレとなる記述がありますのでご注意下さい。


[編集]肖像画の碑文

 懐かしき、故郷を貫く鮎の川。
 黄金郷を目指す者よ、これを下りて鍵を探せ。

 川を下れば、やがて里あり。
 その里にて二人が口にし岸を探れ。
 そこに黄金郷への鍵が眠る。

 鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。

 第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。
 第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。
 第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。
 第四の晩に、頭を抉りて殺せ。
 第五の晩に、胸を抉りて殺せ。
 第六の晩に、腹を抉りて殺せ。
 第七の晩に、膝を抉りて殺せ。
 第八の晩に、足を抉りて殺せ。
 第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。
 第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。

 魔女は賢者を讃え、四つの宝を授けるだろう。
 一つは、黄金郷の全ての黄金。
 一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。
 一つは、失った愛すらも蘇らせる。
 一つは、魔女を永遠に眠りにつかせよう。

 安らかに眠れ、我が最愛の魔女ベアトリーチェ。

[編集]魔女の手紙

六軒島へようこそ、右代宮家の皆様方。
私は、金蔵さまにお仕えしております、当家顧問錬金術師のベアトリーチェと申します。
長年に亘りご契約に従いお仕えしてまいりましたが、本日、金蔵さまより、その契約の終了を宣告されました。よって、本日を持ちまして、当家顧問錬金術師のお役目を終了させていただきますことを、どうかご了承くださいませ。

さて、ここで皆様に契約の一部をご説明しなければなりません。
私、ベアトリーチェは金蔵さまにある条件と共に莫大な黄金の貸与をいたしました。
その条件とは、契約終了時に黄金の全てを返還すること。そして利息として、右代宮家の全てを頂戴できるというものです。

これだけをお聞きならば、皆様は金蔵さまのことを何と無慈悲なのかとお嘆きにもなられるでしょう。
しかし金蔵さまは、皆様に富と名誉を残す機会を設けるため、特別な条項を追加されました。その条項が満たされた時に限り、私は黄金と利子を回収する権利を永遠に失います。

<特別条項>
契約終了時に、ベアトリーチェは黄金と利子を回収する権利を持つ。
ただし、隠された契約の黄金を暴いた者が現れた時、ベアトリーチェはこの権利を全て永遠に放棄しなければならない。

利子の回収はこれより行いますが、もし皆様の内の誰か一人でも特別条項を満たせたなら、すでに回収した分も含めて全てお返しいたします。
なお、回収の手始めとしてすでに、右代宮本家の家督を受け継いだことを示す”右代宮家当主の指輪”をお預かりさせていただきました。封印の蝋燭にてそれを、どうかご確認くださいませ。

黄金の隠し場所については、すでに金蔵さまが私の肖像画の下に碑文にて公示されております。
条件は碑文を読むことができる者すべてに公平に。
黄金を暴けたなら、私は全てをお返しするでしょう。
それではどうか今宵を、金蔵さまとの知恵比べにて存分にお楽しみくださいませ。今宵が知的かつ優雅な夜になるよう、心よりお祈りいたしております。

――黄金のベアトリーチェ

[編集]魔女の手紙Ⅱ

私がぬくぬくとここで、貴方が飛び込んでくるのを待ち呆けるとでも?
知的な夜に、粗暴なる貴方は似合わない。
こんな間抜けに育てた親はどんな顔?うん、見たよ、本当にそっくりな間抜け顔。
今はお菓子の国でお腹いっぱい!

[編集]魔女の手紙Ⅲ

右代宮家の皆様。黄金の碑文の謎解きはいよいよ佳境に入りましたでしょうか。
皆さんに私を止めることができる唯一の方法が、碑文の謎を解くことなのです。
それ以外の如何なる方法を持ってしても、私と儀式を止めることはできません。
くれぐれも皆さんの目的をお間違いなきよう、よろしくお願い申し上げます。
私を探そうとも、無駄。私から逃れようとも、無駄。
私を否定しようとも、無駄なのです。

――黄金のベアトリーチェ

追伸。
二人の遺体を儀式にお借りします。
後ほどご返却いたしますので、ご容赦をお願い致します。
あと、この鍵は皆様の物ですのでご返却いたします。

[編集]魔女の手紙Ⅳ

碑文の謎解きは進んでおりますか?
もうじきあっさり時間切れ。
第九の晩は、もうじき始まります。

[編集]魔女の棋譜

右代宮 蔵臼
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

右代宮 夏妃
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

右代宮 絵羽
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

右代宮 秀吉
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

右代宮 留弗夫
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

右代宮 霧江
 第一の晩に、死亡。
 黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。

右代宮 朱志香
 第二の晩に、死亡。
 背中を“アスモデウスの杭”にて貫かれました。

使用人 嘉音
 第二の晩に、死亡。
 胸を“サタンの杭”にて抉られました。

使用人 紗音
 第四の晩に、死亡。
 眉間を“マモンの杭”にて抉られました。

使用人 郷田
 第五の晩に、死亡。
 胸を“ベルゼブブの杭”にて貫かれました。

右代宮 譲治
 第六の晩に、死亡。
 腹を“ルシファーの杭”にて抉られました。

主治医 南條
 第七の晩に、死亡。
 膝を“ベルフェゴールの杭”にて抉られました。

使用人 熊沢
 第八の晩に、死亡。
 足を“レヴィアタンの杭”にて抉られました。

魔女 ベアトリーチェ
 第九の晩に、復活。
 彼女はついに黄金郷の扉を開きます。

右代宮 金蔵
 第十の晩に、行方不明。
 魔女は、存在を認めて平伏した彼を黄金郷へ招かれました。

右代宮 楼座
 第十の晩に、行方不明。
 魔女は、存在を認めず否定する彼女を黄金郷へ招きませんでした。

右代宮 真里亞
 第十の晩に、行方不明。
 魔女は、存在を認めて平伏した彼女を黄金郷へ招かれました。

使用人 源次
 第十の晩に、行方不明。
 魔女は、存在を認めて平伏した彼を黄金郷へ招かれました。

右代宮 戦人
 第十の晩に、行方不明。
 彼は、魔女の存在を認めて黄金郷へ招かれるでしょうか。

[編集]黄金蝶のブローチ

異性との仲を取り持つため、あらゆる運命数を好意的に編纂し、その仲を取り
持つ。
あくまでも好意的な編纂に過ぎない為、その効果には大きな個人差が生じる。

その為、このアイテムを与える魔女は予め、与える対象がこのアイテムを有効
に利用できるかどうか慎重に量っておかないと、嘘吐き呼ばわりされることに
なりかねない。起動コストは莫大で、多くの人間にとってはただのブローチ以上
の役には立たない。

しかし盲目の恋は莫大なコストを容易に支払う。さらに相手側にも好意がある
ならば、効果はさらと劇的になる。
皮肉なのは、劇的であればあるほど、元々こんなブローチが必要ない点だ。

[編集]Characters

  • 各キャラクターのTIPSは、Executeと書かれたボタンをクリックすることで死亡後のキャラクターの状況を解説する文章に変化します。また、キャラクターグラフィックには死体の損壊部が赤で示されます。
  • Executeの内容が、複数種類が存在しているキャラクターもいます。
  • 譲治、紗音、嘉音は右下の「change」で私服姿を確認できます。

[編集]右代宮 金蔵(きんぞう)

 右代宮家(うしろみやけ)の老当主。
 余命わずかと宣告されながらも、意気軒昴。
 莫大な財産を築いたが、相続について何も明かしておらず、息子兄弟たちをやきもきさせている。

 西洋かぶれにして、大のオカルトマニア。書斎は怪しげな魔術書で溢れかえっている。

[Execute]

 行方不明。

 ついに悲願の黄金郷に辿り着く。
 またしても馬鹿が認めなかった為、魔法は再び台無しに。

 それでも彼は幸せだったろう。
 黄金の魔女と束の間の再会を得られたのだから。

 後は悪魔どもにばりばりかじられて、地獄行き。

[編集]右代宮 蔵臼(くらうす)

 金蔵の第1子。
 息子4兄弟の長男として、親族会議をリードする立場にある。
 しかし、他の兄弟たちには、財産を独り占めしようとしていると思われており、兄弟との対立は激化している。

 不動産投資家で、リゾート開発に莫大な投資をしている。だがその成果は酷評されている。

[Execute]

 礼拝堂の中で死体が発見された。
 直接の死因は不明だが、死後に腹部を切開されて内臓を引き摺り出された物と思われる。
 また、腹の中にはお菓子が詰め込まれていた。
 ようこそ真里亞。ハッピーハロウィン。

[編集]右代宮 夏妃(なつひ)

 蔵臼の妻。
 家庭を顧みない夫に代わり、右代宮本家を切り盛りしている。
 今回の親族会議の準備や手配も全て、彼女が取り仕切っている。

 責任感が強くプライドが高い。
 しかし、夫にもその兄弟たちにも理解されず、境遇はあまり良いとは言えない。

[Execute]

 礼拝堂の中で死体が発見された。
 直接の死因は不明だが、死後に腹部を切開されて内臓を引き摺り出された物と思われる。
 また、腹の中にはお菓子が詰め込まれていた。

 言ったでしょ?お腹の中にお菓子が詰まってるって。

[編集]右代宮 朱志香(じぇしか)

 蔵臼と夏妃の娘。
 順当に行けば、やがては右代宮家の跡継ぎ(厳密にはその夫)になると考えられている。ただし本人は関心がないようである。

 生まれつき気管支が弱く、突発的に喘息発作を起こすことがある。

[Execute]

 屋敷内の自分の部屋で、背中に杭状の凶器を突き立てられてた状態で発見された。

 大好きな人と、最期だけは一緒だった。きっと幸せ。

[編集]主治医 南條(なんじょう)

 金蔵の主治医であり、長年の友人。
 新島の開業医だったが、息子に病院を譲り、穏やかな老後を過ごしている。

 猜疑心に凝り固まった金蔵が心を許す数少ない人物のひとり。
 非常に大らかな性格で、すぐに激昂する金蔵にも動じず、長く交流している。

[Execute1]

 使用人室内にて、鋭い刃物か何かで喉を切断されて死亡した。

 でも、これだけじゃ足りない。

[Execute2]

 行方不明になっていた遺体はその後、中庭で発見された。
 この時、杭状の凶器が膝に突き立てられた状態だった。

 これで第七の晩が出来上がり。

[編集]右代宮 絵羽(えば)

 金蔵の第2子。
 兄の蔵臼を敵視しており、財産問題から当主跡継ぎ問題まで、あらゆる面で対立する立場を取っている。

 本来は結婚時に右代宮家の籍を失うところを、入り婿を認めさせることによって強引に留まった経緯がある。

[Execute]

 礼拝堂の中で死体が発見された。
 直接の死因は不明だが、死後に腹部を切開されて内臓を引き摺り出された物と思われる。
 また、腹の中にはお菓子が詰め込まれていた。

 誰のお腹の中も、甘い夢でいっぱいなの。

[編集]右代宮 秀吉(ひでよし)

 絵羽の夫。
 絵羽の婿養子として右代宮家に迎えられた。その為、右代宮家の陰湿な遺伝子を持たず、その朗らかな笑顔は親族会議においてとても貴重である。

 裸一貫から起業し、今では中堅外食チェーン運営会社の社長を務めている。
 業績は右肩上がりで極めて好調とか。

[Execute]

 礼拝堂の中で死体が発見された。
 直接の死因は不明だが、死後に腹部を切開されて内臓を引き摺り出された物と思われる。
 また、腹の中にはお菓子が詰め込まれていた。

 お腹の中に、汚らわしいものなんて詰まってるわけがない。

[編集]右代宮 譲治(じょうじ)

 絵羽と秀吉の息子。
 人当たりのいい好青年で、親類の誰からも好かれている。
 父の会社で見習いをしており、やがては独立する夢を持っているらしい。

 いとこ4人組の最年長として、彼らのまとめ役もしている。

[Execute]

 夏妃の部屋にて、腹を杭状の凶器で貫かれて死亡した。

 第六の晩に、腹をえぐりて殺せ。

 ひょっとしたら、彼らが第二の晩だったかもしれない。

[編集]ベアトリーチェ

 千年を生きた黄金の魔女。
 すでにニンゲンの領域を逸脱しており、悪魔たち同様に、ニンゲンの召還に応じて現れては、対価と引き換えに力を貸し与えているという。

 好きなものは紅茶とアイスクリーム。
 嫌いなものは退屈と、自分を否定する者。

[Execute1]

 親族会議に現れた、謎の19人目の客人。金蔵に黄金を与えた黄金の魔女と同じ名を語る。

 訪れた理由も目的も不明。

 誰にも使用を許されなかった貴賓室へ通されている。

[Execute2]

 人の身で妾を殺そうなど無駄な夢。
 鉛弾を射掛けようとも鏡の如く己が身に跳ね返されるだけよ。

 だが、妾を殺す方法はひとつだけある。
 その方法はお前の手に握られている。
 お前如き凡夫には無理であろうがな?

 きひひひひひひひひひひひ!
 くっくっくっくっくっくっ!

[編集]右代宮 留弗夫(るどるふ)

 金蔵の第3子。
 姉の絵羽共々、長兄の蔵臼が父の財産を独占することがないよう、親族会議での追求を強めている。

 前妻の明日夢(あすむ)を6年前に失い、その後、すぐに後妻の霧江を籍に入れた。

[Execute]

 礼拝堂の中で死体が発見された。
 直接の死因は不明だが、死後に腹部を切開されて内臓を引き摺り出された物と思われる。
 また、腹の中にはお菓子が詰め込まれていた。

 だから私たちはお菓子のように甘く、素朴でありたい。

[編集]右代宮 霧江(きりえ)

 留弗夫の妻。後妻。
 仕事のパートナーとして長い付き合いがあり、前妻の逝去により、晴れて正妻の座を射止めた。

 留弗夫が手掛ける胡散臭い仕事の数々で右腕を務め、成功に導いてきた。
 頭の回転が速く、留弗夫の信頼も厚い。

[Execute]

 礼拝堂の中で死体が発見された。
 直接の死因は不明だが、死後に腹部を切開されて内臓を引き摺り出された物と思われる。
 また、腹の中にはお菓子が詰め込まれていた。

 だから夢の国をあなたに。ハッピーハロウィン。

[編集]右代宮 戦人(ばとら)

 留弗夫と前妻、明日夢の息子。
 6年前、母の死別と同時に後妻の籍を入れた父に反発。母方の祖父母宅に身を寄せていた。
 だが、祖父母が相次いで死去し、6年ぶりに右代宮の家に戻ってきた。

 今回の親族会議では、いとこたちとの6年ぶりの旧交を温めあう。

[Execute]

 行方不明。

 一度は、魔女に屈服するが、気力を取り戻し再び戦う決意をする。

 なるほど、魔女にとって戦人は壊し甲斐のある玩具なのか。
 ならば適度に壊し、直してからまた壊すのも納得。

 拷問も、殺してしまっては意味がない。
 痛めつけるのと休むのが交互でなくてはね。

[編集]使用人 源次(げんじ)

 右代宮家に仕える使用人を束ねる使用人頭。
 金蔵にもっとも長く仕えており、最大の信頼を得ている。

 金蔵直属の使用人であるため、蔵臼夫婦には、金蔵のスパイのように思われている。

[Execute]

 行方不明。

 無欲なる家具は、黄金郷で安息しか求めない。
 しかし、馬鹿が頑なに黄金郷を拒むため、彼の安息は当分訪れそうにない。

 後は悪魔どもにばりばりかじられて、地獄行き。

[編集]右代宮 楼座(ろーざ)

 金蔵の第4子。
 息子4兄弟の末っ子で、他の兄弟たちと大きく歳が離れている。その為、親族会議では発言力がだいぶ劣るようである。

 デザイン会社を運営しているが、道楽の域を出てはおらず、それほど芳しい経営状況ではないようである。

[Execute]

 行方不明。

 黄金郷で、ようやく黄金より大切な自分の宝物を見つける。
 しかしそれは束の間のこと。
 馬鹿のせいで、彼女はせっかく見つけたそれを再び見失わなければならない。

 後は悪魔どもにばりばりかじられて、地獄行き。

[編集]右代宮 真里亞(まりあ)

 楼座の娘。父親は知らない。
 幼児言葉が抜けず、よく怒られている。

 勉強にも友人にもまったく興味がないが、オカルトや黒魔術などには強い関心を示し、逸脱した数々の知識を天才的暗記力で記憶している。

[Execute]

 行方不明。

 黄金郷で、ママがまだ愛してくれていることを知れた。

 とりあえずは満足。

[編集]使用人 紗音(しゃのん)

 若いが年季のある使用人。
 普段は落ち着いていて仕事をそつなくこなすが、焦るとミスが多くなる。

 なお、紗音はあくまでも勤務時間中の仮の名で本名ではない。

[Execute]

 夏妃の部屋にて、額を杭状の凶器で貫かれて死亡した。

 第四の晩に、頭をえぐりて殺せ。

 最期は、愛しい人と一緒だった。

[編集]使用人 嘉音(かのん)

 若い使用人。
 寡黙に仕事をこなすが、愛想が悪く評価は高くない。

 音の仮名を持つ使用人は他にも数人いる。たまたまこの日は、彼と紗音が当番だった。

[Execute1]

 行方不明。

 魔女が戯れに死体を消した。それだけで彼らは大騒ぎ。

 あるものが人の世なら、ないものはまさに幻想。

 幻想は彼らが恐れるものを映し出す。

[Execute2]

 死体はない。でも死んだ。

 魔女がそうだと赤で宣言した。だから死体がなくても死亡は確定。

[編集]使用人 郷田(ごうだ)

 料理人として雇われた使用人。
 年季は短いが、前職で培われた接客術は洗練されており、評価は高い。

 蔵臼夫妻が雇用した使用人であるため金蔵のスパイと思われている古参の使用人たちより、信頼されているらしい。

[Execute]

 夏妃の部屋にて、胸を杭状の凶器で貫かれて死亡した。

 第五の晩に、胸をえぐりて殺せ。

 料理人が料理されてる。きひひひひ。

[編集]使用人 熊沢(くまさわ)

 途中で何度か退職しているが、総じれば長い年季を持つパートタイマーの老女である。

 要領がよく、使用人としての技量は決して低くないのだが、噂好きでおしゃべりなため、良い評価を受けていない。

[Execute1]

 使用人室内にて、鋭い刃物か何かで喉を切断されて死亡した。

 仕上げが残ってる。

[Execute2]

 行方不明になっていた遺体はその後、中庭で発見された。
 この時、杭状の凶器が足首に突き立てられた状態だった。

 これで第八の晩が出来上がり。

[編集]Characters (next)

  • CharactersのTIPSは、nextと書かれたボタンをクリックすることで別のページに移行します。そこには、ファンタジー的視点から見たキャラクター解説が書かれています。
  • 「煉獄の七姉妹」のTIPSは表示させるたびに、七姉妹のうちの誰かがランダムで選ばれます。

[編集]ベアトリーチェ

 千年を生きた無限の魔女。
 魔女たちの中でも一番残忍であることが知られている。

 弱い者虐めが大好きで、どのような運命を与える事がもっとも過酷かを、無限に試行錯誤できる。
 そしてその累積でもさらに弄ぶ。

 非常に強力な力を持つ魔女だが、ある種の様式美に拘るため、時に手段が目的になってしまうことがあるらしい。

[編集]ベルンカステル

 千年を生きた奇跡の魔女。
 絶大な力であらゆる奇跡を生み出せるが、その代償として心が少し割れてしまった。

 かつてニンゲンだった頃、ラムダデルタの手による過酷な運命に囚われ弄ばれた経験を持つ。その為、同じ境遇の運命を捨て置けないらしい。

 理論上、最強の力を持つ魔女だが、それはメモ用紙を百回畳めば月に届く、というようなもので少々現実的ではない。

 そして彼女は百回畳んだ。

[編集]ラムダデルタ

 千年を生きた絶対の魔女。
 "努力する者は報われる"を具現する魔女で、人間たちからも大変崇められている。

 魔女と言えど人間の概念からは逃れていない。その為、人間に崇められる存在である彼女の力は計り知れない。

 しかし、誰の努力を報うかは気まぐれで、多くの場合、彼女をより喜ばせることのできる者が微笑まれることになる。

 絶大にて速攻の凄まじき力は如何なる魔女をも瞬時に屈服させる。

 しかし猪突猛進らしく、それをベルンカステルに読みきられた。

[編集]煉獄の七姉妹(れんごくのななしまい)

 ベアトリーチェの手による上級家具。自らの意思でも行動できるが、術者の命令には逆らえない。

 人間の姿でも強力な力を持つが、本来の姿である煉獄の七杭に戻り、高速飛翔して敵に襲い掛かる時にこそ、その恐ろしい真価を発揮する。

  • ルシファーは長女。

高慢で偉そう。

でも屈服に悦を感じている。

  • レヴィアタンは次女。

嫉妬ばかりの泣き虫。

勝ち取るためなら何でもできる。

  • サタンは三女。

とても怒りんぼ。

でも実は自分を怒ってほしい。

  • ベルフェゴールは四女。

気の利くしっかり屋さん。

そのため、主を堕落させる。

  • マモンは五女。

とっても強欲。

欲しいと決めたものの為には全てを捧げる。

  • ベルゼブブは六女。

実は美食家。

それが美食ならば自らの体も材料にできる。

  • アスモデウスは七女。

彼氏が欲しいお年頃。

愛さえあれば命だっていらない。

[編集]右代宮 金蔵(きんぞう)

 独学にて極めた人間の魔術師。知識量と才能は浅い部類に入るが、狂気的とも言える集中力は絶大で、その執念が魔力に繋がったとき、彼は偉大なる魔術師として開眼した。

 少なくとも、ベアトリーチェを召還し、契約できる程の高度な力は持つ。

 強力な力を持ちながらも、非常に偏っている。特にそれは召喚と結界に特化してる為、召喚師と呼んでもいいかもしれない。

[編集]右代宮 戦人(ばとら)

 ベアトリーチェに気に入られた不遇の青年。金蔵から黒い血を受け継いだニンゲン。

 金蔵が生まれ持っていた絶大な対魔力耐性を受け継ぐ。これのせいで金蔵は魔術師としての大成が困難だったのは皮肉だろう。

 絶大な魔法防御力は、対魔女戦で、それだけでもエースたりえる素質となる。

 金蔵のそれは、老いによって失われつつあるが、若き戦人のそれはまだまだ上り坂にある。

 ベアトリーチェが真っ先に叩き潰そうとするのも、頷けるかもしれない。

[編集]右代宮 真里亞(まりあ)

 金蔵から黒い血を受け継いだ小さな魔術師。

 金蔵になかった天賦の才能があり、幼くして魔術師の域に足を踏み入れる。
 とはいえ、まだまだその力は弱く、見習いの域は出ない。

 しかし、道具に魔力を与えるエンチャント能力は天才的で、彼女の手による魔法のアイテムはマイスター級にも匹敵する。

[編集]源次(げんじ)

 金蔵が、自分にだけ忠誠を尽くさせることを目的に最初に作った家具。

 初作品ではあるが、上級悪魔の助けを得て作成しているため、初期スペックにいくつか欠陥が持ちながらも高いポテンシャルを秘めている。

 その後の長い期間をかけて熟成が進み、数々の欠陥を補った結果、ほぼ無欠の、執事として最高の家具となった。

 耐用年数に限界がきているが、瞬間的な魔力は金蔵に及んでいる。

[編集]紗音(しゃのん)

 悪魔の力を借りずに生み出した、純粋な意味での金蔵の手による家具。

 数々の初期スペックに問題を持つが、心という珍しいものが与えられている。金蔵は自身の経験から、心が生み出す力には強力な魔力が宿ると信じているようである。

 その後の短くない期間をかけて熟成が進み、特に結界などの保護・拒絶の力に秀でさせた。

 その為、結界の力においてのみ、魔術師クラスの高度な力を持っている。

[編集]嘉音(かのん)

 現時点では、金蔵が生み出した最後の家具。

 これまでの経験を取り入れ、申し分ないスペックを実現した。
 嘉音にも心が与えられているが、それは紗音に比べ弱いものになっている。

 晩年の金蔵は財産を巡り、自分の身に危険を覚えたのか、嘉音には珍しく戦う力、守る力が与えられている。

 ただし、熟成期間が浅く、自分のパワーやスピードをコントロールできていない。