犯人考察/右代宮譲治
このページでは右代宮譲治が犯人である可能性について考察します。
他作品の内容を考察の材料にもちこむときは、他作の致命的なネタバレになるような記述については伏字を使うことを推奨します。
[編集]右代宮 譲治 (うしろみや じょうじ)
[編集]プロフィール
- 性別:男
- 年齢:戦人によると、「俺より5つ上だから、今年で多分23のはず」。
- 右代宮家での立場:絵羽の息子。序列7位。
- 詳細情報は登場人物解説/譲治を参照
[編集]不審な点
[編集]全話共通の不審点
- 一人っ子の割には、真里亞の宥め方が上手かったりと、他人の心理操作に長けている。
- ep4までの時点で、耕した、あるいは高威力の銃器によると見られる「ぐちゃぐちゃ」になった死体が一度も出てきていない
- これは戦人と、特殊な殺害方法しかない真里亞以外では譲治ただ一人に見られる特徴である
- アニメの譲治は原作と似ても似つかない顔になっている。犯人が富竹顔だと絵的にまずいという大人の事情?(メインキャラだからイケメンにしてもらっただけでは?)
[編集]エピソード1での不審点
- 紗音について、「郷田の仕事を手伝った」と語っているが、果たして誰から聞いたのか?本来なら譲治には知りえない情報である。
- ベアトリーチェの利子回収=使用人を含む親族の命を奪うという見立てを主張して、周りを動揺させている。
- 絵羽と秀吉を二人きりにするきっかけを作ったのは譲治。絵羽と秀吉は譲治も一緒に部屋に戻ることを提案していたが譲治はそれを断って夫婦二人きりにしてしまった。そのおかげで、第二の晩の「寄り添う二人を引き裂け」の見立てが成立している。
- 真里亞のいる客間に行くことを提案したのは譲治。
[編集]エピソード2での不審点
- 夏妃の部屋に侵入して調度品を漁った本当の理由は?本編中では「霊鏡を探すため」となっていたが…。
- 第一の晩で使用された睡眠薬及びお菓子類の出所の手がかりを探していた?
- 夏妃は睡眠薬を常用。また、性格上ジャンクなお菓子を自分から買い与えそうになく、金銭管理を使用人に任せきりにしないで、自分で帳簿を確認していた可能性が高そうな点から。
- 第一の晩で使用された睡眠薬及びお菓子類の出所の手がかりを探していた?
[編集]エピソード3での不審点
- 親族の誰にも言わずにゲストハウスを抜け出した本当の理由は?本編中では「紗音に一目会うため」となっていたが…。
[編集]エピソード4での不審点
- 傷は額の1箇所しかない筈なのに、服が血塗れになっていた。東屋の前で射殺されてすぐ倒れたのなら、血は服に染み込まないのではないか?
- 射殺される前に誰かを殺して返り血が付いた?
- 或いは殺害場所が食堂等、別の場所だったため現場の血が付いた?
[編集]犯行動機
[編集]全話共通で考えられる犯行動機
- 祖母のための敵討ち。
- EP3の楼座の発言により、20年ほど前に金蔵の妻は生存していた、ということがわかっている。一方、譲治は23才である。晩年の金蔵の妻は、金蔵がベアトリーチェと付き合っているのではないか、と疑心暗鬼状態であった。そして、人間ベアトリーチェの死体など、金蔵がベアトリーチェとつきあっていたという証拠が出てしまったら、金蔵の妻はとても激怒すると考えられる。そして子供の譲治に対して、徹底的なまでの反ベアトリーチェ精神と金蔵に対する恨みの精神を植えつけると思われる。ファンタジー的な解釈で言えば、儀式を行わせて甦らせたベアトリーチェを、六軒島の悪霊と化した金蔵の妻が倒す、というのが金蔵の妻の狙い。紗音による鏡の破壊は譲治が命じたもので、悪霊である金蔵の妻の行動を自由にするため。現実的に言えば、金蔵の妻による右代宮家への復讐こそが、譲治に事件を起こさせた原因である。
- ただし、「金蔵の妻の恨みを晴らす」という考え方は譲治以外の誰にでも適用できるため、譲治のみを疑う動機とはなりにくい。
- EP2の序盤に出てきた見合い相手と共謀している。
- ベアトリーチェは見合い相手を知っている、と証言している。そしてその見合い相手は、世界で一番譲治に相応しいらしい。だから紗音が鏡を割るのが遅かったら、譲治と見合い相手は相思相愛になってしまうだろう。そこで見合い相手に譲治が説得されれば、事件を起こすこともありうる。そして譲治は紗音を利用して、犯行をする。ベアト「妾は確かに言ったよなー? 譲治の想い人は譲治自らが決めるって」紗音「そんな……」ベアト「鏡を割るのが遅かったせいで、譲治は見合い相手を想い人に決めちゃいました。残念でした☆」
[編集]エピソード1で考えられる犯行動機
- なんらかの理由で、第一の晩で紗音を殺害したのが両親だと思い込んだ?(絵羽、秀吉殺しのみの動機)
- 紗音を殺すのだけは不自然と思われがちだが、たとえば紗音に譲治と違う「男」がいたとしたらどうだろうか? 彼が紗音に渡した指輪と違う指輪が薬指に嵌められていたため、嫉妬に狂った可能性も・・・
[編集]エピソード2で考えられる犯行動機
- 紗音との結婚の障害になる親族を全て殺害して、高飛びを考えていた?
[編集]エピソード3で考えられる犯行動機
- 黄金発見の報を聞き、母に協力して黄金を守ろうとした?
[編集]犯行手段
[編集]全話共通で可能な犯行手段
- 紗音に渡した婚約指輪が「当主の指輪」だった説
- まず、金蔵に絶対的な忠誠を誓う片翼の鷲の使用人は、金蔵個人ではなく「右代宮家当主」に忠誠を誓っていると考える。すると「当主の指輪」を新たに手に入れた者は片翼の鷲の使用人を好きに動かせる。つまり、殺人の実行犯として動かすことができる。
- しかし、ベアトリーチェの手紙の封蝋から、「当主の指輪」を持つもの=ベアトリーチェの手紙の送り主と思われているのだから、指輪を持つことがバレると自分が黒幕というのがすぐバレてしまう。そこで疑いのリスクを小さくするために、自分の信用できる部下に指輪をわたし、その人物を裏から操るという手段が考えられる。
- そう考えると、紗音が毎回、指輪を譲治から受け取っているのは疑わしい。譲治は恋に恋する紗音を利用して、彼女を片翼の鷲の使用人を自由に動かせる「当主」にしたてあげ、さらにその「当主紗音」を裏から操っているのではないだろうか?
- まず、10月4日の夜に、紗音に金蔵当主の指環を渡す。紗音に手紙を出させるなどのサポートもさせつつ、臨機応変に六軒島の17人を殺害していく予定だった。しかし各話において様々なイレギュラーが入り、状況の混乱(紗音や譲治の途中での死亡など)が起こってるのでは。
- つまり、紗音に指環を与えることが、うみねこの〝時報〟だと考えられる。
- 留弗夫はEP2で譲治が指環を渡す練習をしているあたりに居合わせている。告白が嘘なら、これがもとで譲治の計画に勘付き、EP1の「俺は今夜、殺されるだろうな」に繋がる?
- 最初の手紙が出現するのは密会より前の午後、紗音はEP1及びEP3とも密会の直後に死んでいる。つまりこの密会で当主の指輪を紗音に渡して手紙の工作をさせるという推理は不可能ではないかと。
- 譲治と紗音については境遇的に出会える機会が少なく、ちょうどこの時期に譲治は婚約を決意した描写がある。つまり指輪を渡すのがこの夜である事は不自然どころか必然。殺人事件に関連させる必要はない。
- 「当主の指輪」説は婚約指輪を毎話で渡していること(EP3時点)からの推理だが、EP4以降で指輪を紗音が得られない描写があれば破綻する説ではある。
- また、毎回紗音に婚約指環を渡すというのが幻想描写で、毎回事件を起こしている可能性は否定できない。
- 必ず指輪を渡すイベントが発生するとした場合、それが惨劇のフラグだと考えるのが「当主の指輪」説の骨子だが、単純に「強い意志を伴った行動は高い確率で起こる」→譲治が紗音に婚約を申し込む意志が強いというだけの話なのかも?
- 譲治の指示で紗音が両親を殺してる?
- EP3までの時点では、「紗音が生き残ると絵羽と秀吉が死に、絵羽と秀吉が生き残ると紗音が死ぬ。」という法則がある。そして両者に共通するのは譲治である。EP2では、譲治が紗音を利用して親たちを殺害したのではないだろうか。EP3ではその直後に嘉音、源次に会っているが、これもどちらも死んでいるので確かだとは言えない?
- それでは「絵羽と秀吉が生き残ると紗音が死ぬ」説明が出来ない。譲治黒幕説は絵羽、秀吉、紗音他多くの協力者を必要とする説(逆にそれらの協力者を仮定しないと譲治を黒幕に出来ない)なので、最初から利害が対立していては推理が破綻してしまう。
- EP3までの時点では、「紗音が生き残ると絵羽と秀吉が死に、絵羽と秀吉が生き残ると紗音が死ぬ。」という法則がある。そして両者に共通するのは譲治である。EP2では、譲治が紗音を利用して親たちを殺害したのではないだろうか。EP3ではその直後に嘉音、源次に会っているが、これもどちらも死んでいるので確かだとは言えない?
[編集]エピソード1で可能な犯行手段
- 全話共通の犯行手段の節で解説した「当主の指輪説」におけるEP1についての流れは以下の通り。
- 「渡した指輪が、実は婚約指環などではなく、当主の指輪であった」と仮定すると、それを紗音に渡してしまうとEP1ではそのまま倉庫に封印される。ゆえにこの推理では、以後手紙を出せなくなり、黒幕になれない。つまり、この当主の指輪説を前提にした場合、EP1では計画がいきなり失敗していたことが推測できる。
- 譲治の作戦失敗の経緯を推理してみる。金蔵当主の指環を紗音が受け取った後、紗音は本館にて郷田と出会っている。これが幻想描写ではなく事実だとする場合、ここで郷田に指環を発見されて指輪を巡って紗音と争うが、実は郷田は外見同様にとても強く返り討ちにあって死んでしまう。郷田が崇拝している夏妃の部屋に指環を届けに行くが、そこで精神的ストレスが飽和状態であり魔女状態となった夏妃のパニックによって殺害されてしまう。ノブの血はその時のもの。そして指環は夏妃のもとに。
- この場合、後に夏妃が金蔵の部屋に立てこもったときに手紙を見たが、これは夏妃の自作自演としても説明可能である。
- 夏妃が正常でなくなるほどの精神的ストレスの理由には「金蔵が既に死亡していたが、それを蔵臼と使用人が隠蔽しつづけていた」ことが考えられる。蔵臼にとっては金蔵の死により金蔵の財産チェックが行われると横領の証拠が出る可能性がるのだ。このことに夏妃は大激怒し、それを隠蔽していた蔵臼にも激怒、食堂に行き金蔵の遺産を食い荒らそうとする蔵臼・楼座・留弗夫・霧江を殺害する。後処理については熊沢さんがやってくれた(熊沢は夏妃の境遇を数十年前から知っているため同情的なことはEP1で描かれている)。顔が損壊されたのは、一部の死人の顔が損壊されたために全てを同じにするため。
- 朝。秀吉が「紗音ちゃんはダイヤの指輪をしている。愛されていた証拠だ」と言っているが、ダイヤの指輪=当主の指輪ではないという符号ともいえる。
譲治「紗音は金蔵の当主指環をもってないかな?」秀吉「持ってないぞ」、という意味の暗号的会話だったと考えれば、譲治と秀吉がこの段階でグルになったことを示せる。
(秀吉は一族とは血がつながってないので、右代宮家を第二の家族と感じるという愛情発言が大嘘で、金蔵の妻の協力者として右代宮殲滅計画に結婚前から加担してた可能性も考えられる)
- 第二の晩は、秀吉による絵羽殺害、そしてシャワーによる体温の偽装と、南條による故意の誤診を利用した密室である。
- 嘉音を殺害したのは熊沢である。ボイラーを止めて金蔵の死体が死後相当経過していることを暴くことでルーレットを止めようとした嘉音を熊沢が阻止した。そもそもボイラーが稼動していたというのが幻想で、熊沢が死体を暴こうとした嘉音を追いかけて殺し、その後はじめてボイラーをつけたとも取れる。こうして第四、第五の晩の出来あがり。
- EP4にて全ての生存者にアリバイがある! さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!と宣告されているので熊沢が嘉音を殺害することは不可能である。
- あとは夏妃が手紙をおいて部屋から皆を追い出す。部屋を出た四人を秀吉が急襲し殺害、手紙を残す。それを読んだ夏妃が秀吉と決闘して敗北する。最後は秀吉によって朱志香、真里亞、戦人が殺害され、最後に譲治が秀吉を殺害すれば譲治の一人勝ちで物語は幕を下ろす。
- 既存の「犯行容疑への弁護」に対する回答。
- (愛していた紗音は殺さないのでは? という疑問について)愛してなどいない可能性がある。譲治と紗音がつきあっていた、譲治が紗音を愛している、というのは全て譲治の演技であるか、風評をもとにした幻想描写である。また、紗音は譲治に騙されている。
- (少なくとも紗音殺しだけは実行者ではない? という疑問について)上記より、紗音殺しを行うことも十分ありうる。何とも思っていないのだから。ケースバイケースである。
- (両親、恋人とも健在で人間関係に怨恨が認められない。金銭面でも両親はともかく彼自身が金に困っていた様子もない。黒幕としては動機が薄い。)黒幕である可能性はある。動機に関しては未知の動機Xを否定できない。快楽殺人者かもしれない。後始末に関しても小此木と親交があることから、いくらでも可能。
- 他はともかく味付け的なセルフパロディと思われるネタ(小此木)を理由とするのはどうか?
- (従兄弟達と行動する場合が多い。実行犯は無理?)との疑問について、的確に場の流れを読み、最後に生き残りを皆殺しにすればよい。
[編集]エピソード2で可能な犯行手段
- 魔女の赤字〝嘉音はこの部屋で殺された。〟の回避方法と譲治の暗躍について
- もちろん嘉音はその部屋で殺されただろう。しかし、いつ殺されたかについては言及されていない。EP3のエヴァ・ベアトリーチェの赤字ラッシュの〝●●は死亡している。〟とあるのが「現時点で殺されている」といっているのに対して、EP2の〝この部屋で殺された〟は単に殺されたという事実をあらわし、いつ殺されたのかは確定できない。
- 余談だが、赤字ラッシュについては南條死亡からある程度時間が経過しているという点ではトリックではあるかも知れない。
- 礼拝堂で嘉音を皆が目撃している以上、実際の死亡推定時刻より前に殺害されたと考えるよりは、実際の死亡推定時刻よりずっと後に殺害されたと考えればよい。つまり、嘉音はこの部屋で殺されたが、楼座や戦人が「嘉音くんが犯人なんじゃ?」などと議論していたときには当然まだ生きていたのだろう。死んだのはもっとずっと後である。
- これを見て譲治は、嘉音が朱志香を殺害したと直感する。なぜならばこの方法こそ、譲治がやろうとしていたことであったからだ。紗音が殺害され譲治が行方不明になる。この方法にて譲治は自由に動けるし、そのために譲治は紗音と恋人関係を作っていたのだ。
- 嘉音が朱志香を殺害したことについては、嘉音にとって朱志香などなんでもない存在であり、嘉音が朱志香を好きな描写は全部幻想であるということで説明がつく。
- これでは嘉音が朱志香を殺せないということを否定しただけで、嘉音が朱志香を殺す動機の説明にはなっていない
- ちなみに嘉音が朱志香を殺害していたとき、源次と紗音がなにをしていたかは不明。EP2は金蔵によるものと思われる遺書に記された、儀式の進行状況補足をもとに作り出された幻想と考えられるので、当然、紗音が筆耕をたのまれているシーンも幻想である可能性が高い(金蔵はとっくに死んでいる説による)。
- 恐らくそこで源次・紗音ラインでの友好関係がもたれている。南條と熊沢を殺害したのは嘉音(ただし、殺害したのは外)、嘉音を殺したのは源次(ただし朱志香の部屋で)である。
- 全話共通の犯行手段の節で解説した「当主の指輪説」におけるEP2の考察
- EP1での考察と同じく、指輪の奪い合いが使用人間で起こったのではないか? EP2の郷田・紗音・譲治の密室を見てもわかるように、楼座が全ての鍵を所持している以上、郷田・紗音・譲治の間で殺しあったと考えるのが妥当。そこで郷田が紗音と戦って勝利したが、譲治によって殺され、譲治も郷田にとって深手を負って死亡、という流れだったのでは。死んだ順番が紗音→譲治→郷田なことは、紗音第四の晩、郷田第五の晩、譲治第六の晩というエンドロールの順番からも見て取れる。つまり、譲治の計画が郷田によってここで終えたということである。
- 金蔵が既に死亡していることなどからエンドロールの順番に死んだとは確定できない。
- 戦人が紗音の死体に近づいたのは、紗音の死体から「当主の指環」を含め、最後の手紙を回収するため?(戦人が漁夫の利を得たという説)
それ以前の手紙は紗音が出すことは十分可能である。(貴賓室の手紙は、配膳時に貴賓室に入室した紗音ならば置ける。)
- 魔女の手紙に書かれていた<こんな間抜けに育てた親はどんな顔?>が譲治によるものである可能性。
- この文章は、戦人、譲治、朱志香の誰が部屋に飛び込んできても成立する。つまり、誰も飛び込まなかった場合には譲治自らが貴賓室に飛び込めば文章が成立する。(逆にいうと、これは譲治に限らず、従兄弟組ならば誰でも手紙の仕掛け人になれるというわけだが)
- 既存の「犯行容疑への弁護」に対する回答。
- (ひとつしかない礼拝堂の鍵が、ベアトから真里亞に、封筒に入れて渡されてから楼座によって開封されるまで当主の封蝋で封じられており、楼座が開封するまで譲治には入手できない。よって紗音に両親を殺させる事は出来ない。)について。
- できる。一つしかない礼拝堂の鍵は当主の封蝋によって封じられてはいたが、譲治は真里亞の手提げかばんから封筒を取り上げることが可能だった。そして譲治が紗音に渡した金蔵当主の指環があれば、封蝋もごく自然につけることが可能である。
- EP4より真里亞の鍵は、真里亞受領後から翌日の楼座開封の瞬間まで、誰の手にも渡っていない!!とされているのでこの方法は不可能
- 礼拝堂の鍵は最初から開いていた。中では、親たち7人が真里亞をよろこばせるためにハロウィンのお菓子のかざりつけをしていた。そこで楼座はふと碑文の謎がとけてしまい、黄金郷へと旅立つ。残ったのは6人、そこに紗音が登場して黄金を見せ、譲治との結婚を宣言する。しかし猛反対され、譲治に命令されたとおりに全員殺害して密室を作り上げる。
- 両親が殺されたのを見て怒った朱志香は、貴賓室で手紙を発見するが、これはあらかじめ紗音が仕掛けておいたものである。もし朱志香が貴賓室にいかなかったら、譲治が行って手紙を発見する予定だった。
- そして嘉音は朱志香を殺害して逃走する。鍵は熊沢さんが閉めて、その時に魔法陣も描いておくことが可能なはず。
- 楼座は南條に、熊沢を連れて部屋を脱出するように命令する。ここでの嘉音の関与はない。しかし南條と熊沢は外で嘉音に殺害される。この時間はTIPSを信じるなら、譲治たちの密室が完成された後、すなわち熊沢によって譲治の部屋に魔方陣が書かれた後ということになる。
- 嘉音の登場で使用人一同が楼座を疑うのは、嘉音がいなくても一同は楼座を疑っていたということで幻想である。
- 紗音はボイラー室にいって金蔵の死体を燃やすタイマーを仕掛けてきた。手紙は南條たちが出て行くときに預かった鍵と、紗音の持つ指環があれば可能である。
- そして譲治は紗音のもとに合流する。夏妃の部屋にむかうことになったのは夏妃派の郷田による復讐である。
- 郷田と紗音の戦闘途中に、嘉音が飛び込んできて譲治と郷田を殺害し紗音と逃げようとするが、覚醒している郷田に部屋の外に追い出され鍵をかけられた嘉音は、部屋にばんばんとぶつかり大量の手のあとがのこるが鍵をもっておらず、また犯人扱いということで楼座のところにもいけない。
- 郷田は紗音を殺害するも譲治と相打ちになる。源次は嘉音を朱志香の部屋でナイフで殺害する(蝶を殺害=南條熊沢のところで嘉音=クモが天敵=蝶とされたことにより、嘉音を殺害したことの象徴である)。
- 戦人は紗音の死体から手紙を抜き取り、戦人・真里亞・楼座の手紙の密室が完成する。源次は戦人を金蔵の部屋につれていき、既に金蔵が死んでいること、そして全ての因縁を説明する。楼座と真里亞は金塊のあるとされる黄金郷にいって〝不幸な事故〟を逃れたのかもしれない。
[編集]エピソード3で可能な犯行手段
- 譲治が黒幕とした場合のEP3の一連の流れについて
- 第一の晩で六密室を作り上げたのは譲治の操り人形であった紗音。彼女は最後に偽装死する予定だったが、騙されて死んでしまった。
- 例えば、「出血死しない程度の傷」を負って仮死状態になるために、杭に麻痺毒を塗って自分で自分の体に杭を指したが、その杭には実は致死毒が塗られていた、とか。
- EP4よりさらに赤を重ねようぞ! 金蔵を除く5人の殺人の際、殺人者は必ず同室していた!とされているのでこの方法は赤に抵触する。
- 「自殺する意図は無いにも関わらず、騙されて死んだ」ので他殺に該当する。赤文字”6人は誰も自殺していない!”には抵触しない。
- という主張が納得いかないのならば、事故死でもいい。ただベアトリーチェが事故死はないと言いかけた以上、事故死ではなかったのだと考えるのが妥当。
- ロノウェが止めたのは、事故死を消去すると、金蔵の死因について分かりやすくなってしまうから。譲治は紗音が本当に死んでしまったことは分かったが、指環の回収が難しくなったという問題が出てきた。
- 以降、熊沢が死んでいるので新たな魔法陣が出てこない。指環が使えないのでボイラー室以降、手紙も出てこない。
- 今回は伏線として、従兄妹四人で信じあうということが引っ掛けにされており、この策略に戦人や朱志香や真里亞はまんまとはまる。
- 秀吉は絵羽をちゃんと看病していて、部屋から一歩も出なかった。不自然に真里亞によっておびきだされた楼座は、そこで譲治に殺害される。真里亞も譲治に殺害される。
- 譲治は南條の手を借りて二階から脱出するが、戦人と朱志香は誓いによって譲治のことを疑うことが出来ない。従兄妹四人で信じあう以上、紗音と嘉音を殺害したのは、親たち七人の誰か、で決まりである。
- 南條には動機的にも体力的にも無理に見える。そして親達は銃を取り出し始めたので、それを使えばできるだろうと思われる。
- 朱志香は親達を疑うので精一杯、戦人は明日夢問題がからんでいて親達のことが嫌い。そして真里亞を使って楼座をおびき寄せ、第一の晩の真相を聞くことにした。もちろんこれも譲治による誘導である。
- 問い詰めに行った譲治による、「既に殺されていた、他の親達がやったのだろう」という発言を信じざるを得ない。そしてトリックによって留弗夫、霧江、秀吉をおびき寄せる。
- 譲治と戦人が部屋を抜け出し、譲治は留弗夫を殺害する。しかし霧江は明日夢との過去の話を戦人に話し、10月4日の霧江も信じあう仲間ということで、戦人の手によって偽装死する。譲治は秀吉を殺したフリをして、南條に意図的に誤診をさせ、秀吉の偽装死を行なう。
- 譲治は普通に一階に下りていき、秀吉と協力して、そこにいた蔵臼と夏妃を殺害して運ぶ。二人分の絞殺は二人でやったと考えるのが妥当。そして紗音の部屋に行って指環を回収するも、生きていた霧江にやられる。ここで霧江はダメージを受ける。
- 秀吉は南條を殺害するも、霧江に殺される。霧江は朱志香を誘導して退避させるも力尽きて死亡。そして戦人は譲治と秀吉をあやつっていたのは絵羽だと考え、発見した霧江の死体から煙草を発見し、上位世界同様の推理によって絵羽を追いつめる。絵羽は逃走。戦人と朱志香の生死は不明で終了。
- 絵羽は、事件を起こしたのが譲治と秀吉だという事がわかった。そして、譲治と秀吉を殺害したのが霧江だということも。譲治と秀吉が悪いので文句は何もいえないが、それでも二人を殺害した霧江、そしてその娘の縁寿のことは許せない。真相をあの世に持って行くことにした。ということで裏お茶会の筋も通る。
- 全話共通の犯行手段の節で解説した「当主の指輪説」におけるEP3の考察
- EP3で源次が「裏から入れ、郷田には気づかれるな」と言い、源次・嘉音が気配を消して屋敷に入る描写があるが、これは郷田の実力が、源次が危惧するほどのものであるということを示唆している?それならば、EP2の考察の要であった「郷田による紗音殺害」は十分可能であるのではないか。
- 普通の理由で呼び出された可能性を考えれば、重用される事を希望していた郷田が、差し置かれていることに過剰に反応したり、付いてこようとする事態になることを源次たちが嫌ったから、気付かれぬようにしただけの可能性もある。もっともこのシーン自体が幻想の可能性も大いにあるが。
[編集]犯人ではない可能性
[編集]全話に共通する犯行容疑への弁護
- 愛していた紗音は殺さないのでは?
- 少なくとも紗音殺しだけは実行者ではない?
- 両親、恋人とも健在で人間関係に怨恨が認められない。金銭面でも両親はともかく彼自身が金に困っていた様子もない。黒幕としては動機が薄い。
[編集]エピソード1での犯行容疑への弁護
- 従兄弟達と行動する場合が多い。実行犯は無理?
- 動機の項目で、両親が紗音を殺害したと思い込んで両親を殺した可能性が指摘されているが、両親に対する一定の理解がある譲治はそこまで冷酷になれるのか?同様に紗音の指輪が別人の者だったという推理も譲治自身は指輪を確認していないので成立しない。
[編集]エピソード2での犯行容疑への弁護
- ひとつしかない礼拝堂の鍵がベアトから真里亞に封筒に入れて渡されてから楼座によって開封されるまで当主の封蝋で封じられており、楼座が開封するまで譲治には入手できない。よって紗音に両親を殺させる事は出来ない。
- 礼拝堂に楼座たちといたため、少なくとも朱志香・嘉音殺害だけは不可。
[編集]エピソード3での犯行容疑への弁護
- 使用人達の遺体が発見されてから留弗夫夫妻の遺体が発見された時点までゲストハウスで戦人あるいは朱志香といっしょであり、実行犯になるのは困難。
- 「当主の指輪」説では戦人・朱志香を説得し、彼らに親殺しをさせたということになっているが、いくら「互いを疑い合わない誓い」があっても、これは可能だろうか。特に戦人の場合、親たちを疑うしかない状況になったとしても、上位戦人と同様に泣きながら思考停止してしまうだけが関の山ではないだろうか。また、そういう状態の戦人を無理に親殺しに参加させたところで、かえって足を引っ張ってしまうのでは?
- 客間で遺体が発見されて以降、南條(朱志香も?)殺害は不可能。
[編集]各話での死亡状況の考察
[編集]エピソード1での死亡状況の考察
- 第九の晩まで生き残り、玄関ホールでベアトリーチェらしき人物と邂逅した描写がされて場面が暗転。その後、どうなったかはわからない。
- お茶会では、死亡したかのような描写がある。
- 魔女の棋譜では「第十の晩に、行方不明。魔女は、存在を認めて平伏した彼を黄金郷へ招かれました。」とある。
- TIPS/Charactersの譲治の項目をExecuteすると、死亡ではなく「行方不明」として扱われている。
- エンドロールでは「死亡」なのに、TIPSでは「行方不明」なのは、魔女(真犯人or魔女実在派観客)視点と警察視点(遺体が見つからなかった)の違いからか?
[編集]エピソード2での死亡状況の考察
- 10月5日の夜、夏妃の部屋で郷田・紗音とともに殺されているのを発見された。
- 死体はうつ伏せで、腹に杭状の凶器が突き刺さった状態だった。
- 現場は密室だった。密室の考察については謎と考察(第二話)も参照。
- 本編テキストでは死亡直前の様子が描かれている。それによると、譲治・紗音・郷田の3人は魔女とその眷属に夏妃の部屋で襲われ、譲治と紗音はベアトリーチェの魔法攻撃(?)に晒されるという信じがたいものである。詳細は第二話あらすじ(その2)およびファンタジー(第二話)を参照。
- これらの魔法描写では譲治と紗音がベアトリ-チェに追い詰められるところまでしか描かれておらず、死因まではわからない。一体、この部屋の中で本当は何が起こっていたのか?
- 紗音のバリアが破れる際のSEは銃声。よって銃殺の可能性はあるが、EP4現在、死亡時刻や死因は赤字で宣言されていない。
- これらの魔法描写では譲治と紗音がベアトリ-チェに追い詰められるところまでしか描かれておらず、死因まではわからない。一体、この部屋の中で本当は何が起こっていたのか?
- 魔女の棋譜では「第六の晩に、死亡。腹を“ルシファーの杭”にて抉られました。」とある。
[編集]エピソード3での死亡状況の考察
- 留弗夫夫妻及び秀吉の遺体が確認された後、ゲストハウス2階から姿を消す。
- 魔法描写ではベアトの提案で空を飛んで屋敷に戻り紗音を復活させ、再会、直後にエヴァ・ベアトリーチェの命令でシェスタ姉妹に殺害される。
- 蔵臼と夏妃の遺体が見つかった直後、紗音の遺体があった客間にて折り重なるように倒れているのが発見される。胸から多量の出血。南條殺しの推理シーンにてエヴァ・ベアトリーチェの赤字で死亡が確認されている。
- TIPSによると「凶器は銃か、槍状のものと推定」。また、現場には魔法陣の他に、赤い塗料で「07151129」の数字が書き加えられていた。
- 数字を書き加えた人間が、譲治なのか別人なのかは不明。
- 魔女の棋譜では「第九の晩に、死亡。新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。」とある。
[編集]エピソード4での死亡状況の考察
- 10月4日夜11時50分頃、薔薇庭園の東屋の前で殺されているのを戦人に発見された。遺体の額の傷跡から銃殺と推定される。
- 凶器の銃や当主試験の問題用紙は現場から発見されていない。
- 服は血塗れだったが、遺体が雨曝しのため、顔等に血痕は残らず。戦人によると「目は見開いたまま」だが「眠っているようにさえ見える」死に顔とのこと。
- 死に顔が穏やかなことから、顔見知りによる殺害か、遠距離からの狙撃で譲治が犯人の顔を見ていなかった可能性が高い。また、睡眠薬を譲治に盛った可能性も考えられる。
- 本編テキストによると、10月4日の夜11時12分頃、紗音の電話で東屋に呼び出されて、ガァプによる次期当主のテスト(誰かを救うために、自分・愛する人・その2人以外の全員のどの命を犠牲にするか)を受ける。頃合を見計らってガァプに反撃し、一時は追い詰めるも、ガァプの策略(落とし穴による瞬間移動)により朱志香の鉄拳を腹部にまともに喰らい、内臓破裂で死亡。その後遺体はガァプにより修復され、最後にピンヒールで額に烙印を押されたことになっている。描写を信じるなら7番目の犠牲者。
- 殺害シーンの幻想描写は、「何故譲治の服が血塗れで、朱志香が自分の死を予見し、譲治の敗北を知っていたか」を説明するために、魔女側が考え出した主張と捕らえることが可能。
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- 殺害シーンの幻想描写は、「何故譲治の服が血塗れで、朱志香が自分の死を予見し、譲治の敗北を知っていたか」を説明するために、魔女側が考え出した主張と捕らえることが可能。
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