犯人考察/右代宮蔵臼
このページでは右代宮蔵臼が犯人である可能性について考察します。
他作品の内容を考察の材料にもちこむときは、他作の致命的なネタバレになるような記述については伏字を使うことを推奨します。
[編集]右代宮 蔵臼 (うしろみや くらうす)
[編集]プロフィール
- 性別:男
- 年齢:不詳。絵羽より2歳、夏妃より5歳年上。
- 右代宮家での立場:当主金蔵の長男。現在は当主代行。序列2位。
- 詳細情報は登場人物解説/蔵臼を参照
[編集]不審な点
[編集]全話共通の不審点
- 彼の元ネタの人物(ラ○ュタのム○カ大佐)より、実は蔵臼は分家筋の人間の可能性もある?
- 蔵臼の「金蔵の財産使い込み」疑惑が、全EPで他の兄弟から囁かれている。
- ep4の赤字金蔵は全epでゲーム開始前に死亡しているより、金蔵の死を隠蔽しているのはほぼ確実である。
- 各話第一の晩について
- ep4まで、第一の晩で彼が死亡する時は、必ず霧江が同時に死亡し、源次が生き残る。
- 同様に彼が生き残る場合は必ず霧江が生き残り、源次が死亡している。
- この二人が共犯で、源次と対立していることを示している?
- ep5では源次は死亡、蔵臼は行方不明(後に死亡確定)となり霧江は生き残る。
[編集]エピソード1での不審点
- 死亡後のTIPSに追加された文章に「まずは、全てのはじまり。」とある。
- これは蔵臼が犯人という事?第一の晩の実行者は蔵臼?
- 「惨劇の原因を作ったのは蔵臼」という解釈も可。
- 金蔵の死を隠蔽し、その財産を事業の穴埋めに流用していた。
- また、EP7お茶会によると、自分主導で黄金を分配しようとし、銃を持った絵羽と対立。割って入った夏妃が銃の暴発で死亡し、激高して絵羽に銃を向けたところ秀吉と揉み合いになり、銃の暴発で非業の死を遂げる。親族が二人の死に動揺している間に、留弗夫・霧江が一族皆殺しを決意するため、そういう意味でも彼は「全ての始まり」とも言える。
- 或いは真里亞の薔薇を抜いた犯人か?
- 彼は父親の金蔵と似ているらしい。
- 金蔵を擬装用の死体に出来る人物?
- 金蔵に変装できる人物?
[編集]エピソード2での不審点
- 一族が島に来る直前に蔵臼が夏妃に頼んだ「親父殿の件」(金蔵死亡説)
- 金蔵の手先として対立していたはずの源次、そして南條が「私たちの味方」だと夏妃は語っている。これはどういうことか?
- EP1では蔵臼は夏妃を信頼せず、親族会議についても重要な事を相談しなかったとしている。しかしEP2では内容不明ながら重要事項が夏妃に委任され、蔵臼が夏妃に愚痴をこぼして慰められる描写すらある。これはどういうことか?
- 夏妃に委任された重要事項の目的らしいのは「絶対に絵羽たちをお父様に会わせませんわ」という発言。何故金蔵に会わせない事が重要なのか?
- 「金蔵は既に死亡しており、蔵臼夫妻はそれを隠している、源次と南條はその共犯者である」という推理をすると、これらが全て説明できる。これが金蔵死亡説である。
- 蔵臼は金蔵の個人資産を使い込み、他の兄弟に遺産相続を分配する余裕がないのではないか?だから金蔵の死を隠し「金蔵が書斎から出てこなくなった」という虚構をでっちあげた。「金蔵に会っている」という南條・源次・紗音・嘉音は全てこの芝居における共犯と考えるべきであろう。
- ep5ではこれらの推理を裏付けるようなシーンが前半に盛り込まれている。
- 蔵臼は実際には夏妃を信頼して重要な仕事を任せ、使用人達を指揮している。つまり彼ら全員は蔵臼の意志の元に動いている可能性が高い。
[編集]エピソード3での不審点
- 第一の晩の後、金蔵に会いに行ったが「何の反応もない」と答えている。金蔵は既にいないので、”第一の晩に金蔵が死ぬ”という設定を知っていないと、この回答は出来ないはず。
[編集]エピソード4での不審点
- 全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!という宣言にも拘らず、金蔵が生きていて暗躍しているかのように、子供たちに偽証する。
- その偽証が脅迫によるものか、自分の意志によるものなのかはep4時点では不明。
- ゲストハウスの朱志香たちの部屋の内線に最初にかけている。
- 通常使用人しか使わなさそう(急ぎでなければ使いをやって人を呼ぶのが一般的)で、しかも近くに内線番号一覧表があったとは描写されていないのに、番号をどうして覚えていたのかが不明。
- 近くに内線番号一覧表があった部屋からかけたか、描写がないだけで紗音か嘉音が覚えていた?
[編集]犯行動機
[編集]全話共通で考えられる犯行動機
- 金目当ての殺人。蔵臼は事業の為に金が必要だった。
- 碑文に刻まれた隠し黄金目当ての殺人? 碑文に挑めるチャンスを持つ他の登場人物を全員殺して黄金を独り占め
- 親族を皆殺しにして遺産を独り占めしようとした?
- 煩わしい兄弟たちを消そうとした?
[編集]エピソード1で考えられる犯行動機
[編集]エピソード2で考えられる犯行動機
[編集]エピソード3で考えられる犯行動機
[編集]犯行手段
[編集]全話共通で可能な犯行手段
[編集]エピソード1で可能な犯行手段
- 第一の晩の6人殺しで死んだことにされているが、別人の死体を蔵臼と思い込ませる偽装トリックを使い彼が生きていたならば、誰にも疑われないままその後の殺人を犯すことができる
[編集]エピソード2で可能な犯行手段
[編集]エピソード3で可能な犯行手段
[編集]犯人ではない可能性
[編集]全話に共通する犯行容疑への弁護
- 島でいつかホテルをオープンさせようとしている蔵臼にとって、島で殺人を行うメリットがない。(凄惨な殺人事件が起こった島なんていうことになるとリゾート地としては致命的なダメージ)
[編集]エピソード1での犯行容疑への弁護
- 他の幾人かの被害者と異なり、蔵臼は「顔の識別」が可能な範囲で殺されている。死体入れ替えトリックによる死亡の偽証は不可能では?
- そして、第一の晩で死んでしまっている以上、何故その後の犯行を行えるのか?トリックは?
[編集]エピソード2での犯行容疑への弁護
- 金蔵死亡説が成立するならば、逆に蔵臼夫妻は動機が薄くなる。
- なるほど、蔵臼は遺産分配問題で苦慮していた。しかし、もし兄弟全員を殺すという強硬策で遺産問題を解決したとすると、警察からの疑いを一身に浴びる事になる。これはEP3で楼座と密約をかわした絵羽も言っていた通り。
- 蔵臼の場合も時間を稼いで即金を欲している兄弟を追いつめ、格安の条件で遺産問題を決着させた方がずっと有効であろう。
- 金蔵死亡説の元となっている蔵臼夫妻の会話が創作ではないか。
- EP2がEP1のワインボトル文書同様に全体として何者かが記述した物語だとすれば、このような夫婦の秘密の会話を知る術はない。想像で記述したと考えた方が自然である。
- 医者が既に余命は尽きているという金蔵の病状、使用人にしか会わない金蔵、蔵臼の経済状況を考えれば金蔵死亡説というのは容易に思いつく想像である。EP2の蔵臼夫妻の会話はそのような邪推を根拠に創作されたのかもしれない。
- 第1の晩で死んでいるため、以後の殺人は不可能。
[編集]エピソード3での犯行容疑への弁護
- 薔薇庭園の東屋で死体が発見されて以降の、少なくとも南條(朱志香も?)殺害だけは不可能。
[編集]各話での死亡状況の考察
[編集]エピソード1での死亡状況の考察
- 10月5日の朝、薔薇庭園の管理倉庫内で留弗夫・霧江・楼座・郷田・紗音とともに殺されているのを発見された。顔が"耕されて"おり、惨殺といって良い状況。
- 死因や頭を砕いた凶器はEP4現在、判明も発見もされていない。
- 6人の死体は連続殺人事件として一番はじめに発見されており、碑文の「第一の晩」に見立てていると思われる。
- 食堂が血まみれになっており、ここで6人の顔を耕したと考えられる。
- 死体偽装トリックの可能性について
- 6人は顔を耕されていることから個人の判別がつきにくい。別人の死体に自分の衣服を着せることで、自分が死んだように偽装させることもできるとも考えられているが…
- ただし、蔵臼は左側頭部を砕かれ顔面を半壊している。偽装は難しいと思われる。
- なぜ、蔵臼は半壊なのか?
- 魔女の棋譜では「第一の晩に、死亡。黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。」とある。
[編集]エピソード2での死亡状況の考察
- 10月5日の朝、礼拝堂内で夏妃、絵羽、秀吉、留弗夫、霧江とともに殺されているのを発見された。腹は割かれて内臓が引きずり出され、代わりにお菓子がつめこまれており、惨殺といって良い状況。
- 死因や腹を割いた凶器はEP4現在、判明も発見もされていない。
- 6人の死体は連続殺人事件として一番はじめに発見されており、碑文の「第一の晩」に見立てていると思われる。
- 魔女の棋譜では「第一の晩に、死亡。黄金郷の鍵によって選ばれ、生贄に捧げられました。」とある。
[編集]エピソード3での死亡状況の考察
- 10月5日の夜6時過ぎ、薔薇庭園の東屋で夏妃とともに殺されているのを発見された。死因は絞殺であり、太股に「悪魔の杭」が突き立てられていた。
- TIPSより、凶器は組み紐ではない「紐状の物」と思われるが、EP4現在判明も発見もされていない。
- 魔女の棋譜では「第七の晩に、死亡。腿を“ルシファーの杭”にて抉られました。」とある。
[編集]エピソード4での死亡状況の考察
- 10月5日の朝6時以降、屋敷の裏口扉付近で殺されているのを戦人に発見された。遺体の右側頭部が半壊していることから銃殺と推定され、傷口には悪魔の杭(名称不明)がねじ込まれていた。
- 凶器の銃も血糊の付いた犯人らしき足跡も、現場付近で発見されてはいない。
- 本編テキストによると、10月4日の夜10時頃、金蔵・シエスタ姉妹による第一の晩(6人殺し)実行を目撃した直後に、「落とし穴」で霧江・南條・嘉音・紗音と共に九羽鳥庵地下牢まで運ばれ幽閉。内線でゲストハウスの子供たちと連絡を取り、ワルギリアや山羊の家具と格闘の末、古井戸から脱出に成功するが、直後にシエスタ姉妹により殺害されたことになっている。410が号令をかけているが、単独狙撃かどうかは不明。描写を信じるなら12番目の犠牲者。
- 夜10時45分頃、最初にゲストハウスに連絡。「お互いが電話口に出た」とのこと。
- 夜11時頃、子供たちに試験が行われる旨を知らせに電話をかける。
- 殺害シーンの描写は「後ろ手にドアを閉めようとしたら、後頭部から額を貫かれ、砕かれる」というもの。TIPSの蔵臼の銃創の位置(右上側頭部)からずれている?
- また、家族会議前に金蔵に指一本で持ち上げられ投げ飛ばされるシーンも出てくる。
- 蔵臼は実際何を見ていたのか?
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