犯人考察/南條輝正
このページでは南條輝正が犯人である可能性について考察します。
他作品の内容を考察の材料にもちこむときは、他作の致命的なネタバレになるような記述については伏字を使うことを推奨します。
[編集]南條 輝正 (なんじょう てるまさ)
[編集]プロフィール
- 性別:男
- 年齢:不詳。しかし相当な老齢と思われる。
- 右代宮家での立場:金蔵の主治医。金蔵が「友」と認める数少ない人物の一人。
- 詳細情報は登場人物解説/南條を参照
[編集]不審な点
[編集]全話共通の不審点
- 親族会議の日に六軒島に滞在している親族、使用人以外のただ一人の人物。(EP5ではヱリカが客人として滞在することになる)
- ep4の赤字ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいるにより、金蔵の死亡隠蔽にかかわっているのは確実となった。
- 本編中ではほとんどの死体の検死は南條が行っている。彼が別の人物と共犯関係ならば死体偽装トリックが使えるようになる。
- 殺人事件が起きても金蔵がすでに死んでいることをあかさない南條の検死は、赤での補足があるもの以外は信用できない。
- ただし、金蔵以外の殺人事件については悪意ある共犯者ではなく、犯人に騙されて共犯になっている可能性も有る?
- 直接は手を下しておらず、金蔵の旧友として遺言(例えば、金蔵の代わりに儀式遂行を見守る・サポートする・死を隠し通す)を守っている可能性もある。
- 当然、殺人など直接的な犯行に手を染めていたり、犯人グループの主犯格の可能性もある。善人風の言動は全て他者の主観からのものばかりで、これまで南條の心中が独白として自ら明かされたことは一度もない。信用を得るための演技をしている可能性は十分ある。そもそも目の前で殺人事件が進行しているのに金蔵の死を明かさないのは、犯人グループや犯行に密接に関わっている証拠である。
- EP7で金蔵の遺命により裏当主紗音に忠誠を誓っていることが判明した。よって検死、証言は全く信用できない。
- 金蔵の主治医。彼に薬を出しているようだ。恐らく朱志香や夏妃にも薬を出している?
- 薬をすり替えて金蔵を殺害する事も可能?
- EP4にて、息子の証言から親族会議に金蔵のカルテを持って行ったことが判明。死亡隠蔽工作の一環である可能性が高いが、死までの経過が正しく書かれたカルテをネタに蔵臼らを恐喝しようとしていたとも考えられる。
- 出題編のどの話においても毎回後半まで生き延びている。また、どの事件に関してもアリバイの弱い人物の一人でもある。
- EP5において、第一の晩に朱志香・譲治・真里亞が選ばれたことより、島にいる18人の中で第一の晩に一度も選ばれていないのは戦人・南條の2人のみとなった。
- EP6では第一の晩に戦人が選ばれたことにより、18人の中で一度も第一の晩に選ばれていないのは南條のみとなった。
- このことから、南條を始めのうちに殺してしまうと犯人にとっては何か不都合なことがある?(いとこ組の4人までもが一度は第一の晩に選ばれているのに、南條一人だけずっと第一の晩を回避できているのは明らかに不自然)
- 真犯人は、犯人を魔女にしたいから、恐怖感を煽るため死亡解剖のできるただ一人の南條を残しておきたかったから?
[編集]エピソード1での不審点
- 家具使用人たち以外には扉を開けない金蔵だが、南條が言えば扉を開く可能性あり(二人は親友同士)。源次の手を借りずに書斎の扉をあけてもらえるなら、金蔵消失トリックに関わっていたのかも?
- 夕食の後真里亞が魔女の手紙を朗読しているときに「この形や複雑な意匠は…、間違いなく金蔵さんの封蝋だ…。」「チェスの時、金蔵さんの指に何か足りんような違和感は感じとりました………。」という魔女の手紙を肯定している発言をしている。
[編集]エピソード2での不審点
- 朱志香の背中に刺さった杭を抜いた描写がないのに、傷が肺まで達していると推測。
- 肺が傷ついて喀血したと推測したにしろ、傷の大きさから大きな血だまりには至らないことも同時に推測できた筈。
- 刺さっていない状態の杭を事件発生以前に見たことがある?(EP1から嘉音死亡時のループ記憶を保持しているのでなければ)
- EP5で杭が金蔵の所有物であると判明。書斎に出入りしていた南條が杭を知っている可能性は高い。
- 楼座に居間を追い出され厨房(後に使用人室)に移ったと描写されているが、実際に死体が発見されたのは中庭。
幻想描写の中にも死体の消失があり、死亡場所や時間を保証する赤字も無い。
[編集]エピソード3での不審点
- 第一の晩の使用人たちの死因を槍か銃と言っているが、槍による刺創と銃による銃創は傷口の特徴が異なり、医者の経験が長い南條が混同するのは考えにくく検死は嘘を言っている可能性が高い。
- 命乞いで病気の孫がいるから死ねないとの発言をしていた。治療費欲しさに買収されて嘘の検死、偽証をしていた可能性あり。
- 南條が共犯なので殺された、なら第9の晩になる。Ep1でも共犯なら可能な殺害が見られた。南條は共犯であるというルールか、誰が犯人でも共犯という位置づけなのか?
- 本を読んでいた、などと何度もアリバイが薄い発言をしている
- 戦人が内部犯説、絵羽や朱志香が犯人を探し出そうと憤っているところでひっきりなしに「魔女の仕業」「考えてはいけません」などいわゆる人間説から目を背けさせようとしている。
- 窓から譲治が失踪したとする場合、窓に施錠できる唯一の人物。
[編集]エピソード4での不審点
- 10月4日親族会議当日に金蔵のカルテを持っていった可能性が高い。4日朝までは実際に金蔵が生きていたのか、もっと前に死んだのをカルテごと隠蔽したのかは不明。
- 九羽鳥庵の存在や地下道に精通していることが発覚。道を覚えているということは、最近になっても地下道から九羽鳥庵に行き来していることがあった?
[編集]エピソード5での不審点
[編集]犯行動機
[編集]全話共通で考えられる犯行動機
- 「金蔵と何度も喧嘩し、絶縁を突きつけられても、その度に金蔵側から謝り」とある。絶縁の繰り返しで金蔵に対して憎悪がわき、それにより、金蔵が支配する右代宮家を全て壊してやろうと思った?
- 過去に、碑文の謎に挑戦したことが確認されている人物。
- 実は碑文の謎を解いていた?黄金郷へ到るために多くの人を殺害した?
- 南條の妻か息子が関係している?
[編集]エピソード1で考えられる犯行動機
[編集]エピソード2で考えられる犯行動機
[編集]エピソード3で考えられる犯行動機
- 病気の孫の治療費欲しさに主犯に協力した?
[編集]エピソード4で考えられる犯行動機
[編集]エピソード5で考えられる犯行動機
[編集]犯行手段
[編集]全話共通で可能な犯行手段
- 彼が直接の下手人である必要は無い?協力者(源次)等とチェスをするなどしてアリバイ作りをしている?
- 本編で検死をしているのは南條。誰かと共謀すれば、死体の偽装トリックを行うことも可能。本編で南條に「死亡した」と言われていた者は実は生きていて、そいつが皆の容疑の目から離れたところで殺人を犯しているのかも
- 最初の6人毒殺説をとる場合、毒を他の家人よりは入手しやすい立場である。
―それらの手法で犯行を実行をした後、南城なら偽りの検死結果を報告することが可能。
[編集]エピソード1で可能な犯行手段
[編集]エピソード2で可能な犯行手段
- 偽嘉音登場シーンが幻想なら、譲治・紗音・郷田も殺害可能。
[編集]エピソード3で可能な犯行手段
[編集]エピソード4で可能な犯行手段
[編集]エピソード5で可能な犯行手段
[編集]犯人ではない可能性
[編集]全話に共通する犯行容疑への弁護
- 10月5日の深夜まで生き残ったことがない。
- 女性や子供と一緒にされることが多い→一部犯行に関しては十分な腕力がない?
[編集]エピソード1での犯行容疑への弁護
- 真里亞に傘と手紙を渡すためベアトリーチェに変装するのは無理がある。南條が殺人犯であったとしても、少なくとも「魔女の手紙」を出した人物ではないだろう。
- 手紙を作成した人物と真里亞に渡した人物が同一であるとの赤はない。
金蔵を生きているように見せかけるために金蔵の部屋に一人でいるときに特注の便箋を手に入れてたのかもしれない。
- 手紙を作成した人物と真里亞に渡した人物が同一であるとの赤はない。
- 第七の晩で南條が客間で2人を殺し、1人で自殺を装ったとしても、真里亞を殺さない理由がない。
- EP4の赤字で殺人者ではないとの補足あり。
[編集]エピソード2での犯行容疑への弁護
- 5日午前までは戦人たちと同行していたため、少なくとも嘉音・朱志香殺しは不可能。
[編集]エピソード3での犯行容疑への弁護
- 後半まで生き残るが、少なくとも朱志香と戦人が死亡する前に死んでいる。
[編集]エピソード4での犯行容疑への弁護
[編集]エピソード5での犯行容疑への弁護
- 午前1時から3時まで、エリカと共にゲストハウス1階にいたと赤字で宣言されている。
[編集]各話での死亡状況の考察
[編集]エピソード1での死亡状況の考察
10月5日の夜、客間で源次・熊沢とともに殺されているのを発見された。
- 死体は顔が"耕されて"おり、惨殺といって良い状況。膝に凶器が刺さっていた。
- 死体偽装トリックの可能性について
- 3人は顔を耕されていることから個人の判別がつきにくい。別人の死体に自分の衣服を着せることで、自分が死んだように偽装させることもできるとも考えられている。
- 魔女の棋譜では「第七の晩に、死亡。膝を“ベルフェゴールの杭”にて抉られました。」とある。
[編集]エピソード2での死亡状況の考察
- 10月5日の午後、厨房で「嘉音に似た怪物によって南條と熊沢の二人が喉をかききられて死亡する」という魔法的なシーンを紗音、源次、郷田の三人が目撃する。魔法描写の詳細は第二話あらすじ(その2)およびファンタジー(第二話)を参照。
- 南條と熊沢の死体はその後、使用人室に安置され、紗音、源次、郷田は状況を楼座に報告にいく。しかし使用人室に戻ると二人の死体は消えていた。使用人室は密室になっていた。密室の考察については謎と考察(第二話)も参照。
- 10月5日の夜、中庭で熊沢とともに殺されているのを発見された。
- 死体は喉を切られており、膝に杭状の凶器が突き立てられていた。
- 魔女の棋譜では「第七の晩に、死亡。膝を“ベルフェゴールの杭”にて抉られました。」とある。
[編集]エピソード3での死亡状況の考察
- 10月5日の午後、朱志香が目を負傷したので看病する。一段落ついたので使用人室を出ると犯人?と遭遇。そのまま使用人室前廊下で後日遺体が発見される。銃か槍状の凶器で殺害されたとTIPSでは推測している。
- エヴァの南條殺害に関する赤字宣言は以下の通り。
- トラップではなく、直接的な殺害方法により他殺。
- 犯人は南條の目の前に堂々と現れ、そして互いに顔を見合わせながら、殺害した。
- 南條を殺したのは、確かに人間である。足に地のついた人間が、凶器をかざし、それにて眼前にて殺した。
- 戦人、朱志香、絵羽には犯行が不可能とある。時間差トリックにて秀吉?霧江?留弗夫?が南條を殺したか?
- 魔女の棋譜では「第九の晩に、死亡。新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。」とある。
- TIPSの「あと一息で、多分、彼も生還できたのだ。」は、彼が共犯者だったことを示している?
- 碑文の謎を解いた絵羽が「生還」した事実を鑑みると、彼は碑文の謎にあと一息という所まで迫っていたのかもしれない。
- 「本を読んでいた」といった発言から、碑文の謎に挑戦していた可能性がある。
- 「病気の孫がいるから、ここでは死ねない」と言ったのは、黄金の在処を確信したためで、それを嫌った犯人に殺された?
- 碑文の謎を解いた絵羽が「生還」した事実を鑑みると、彼は碑文の謎にあと一息という所まで迫っていたのかもしれない。
[編集]エピソード4での死亡状況の考察
- 10月5日の朝6時以降、紗音と共に屋敷の裏手にある古井戸周辺で殺されているのを発見された。遺体の右側頭部が半壊していることから銃殺と推定され、付近には悪魔の杭(名称不明)が置いてあった。 (TIPSでは「落ちていた」)
- 本編テキストによると、10月4日の夜10時頃、金蔵・シエスタ姉妹による第一の宴(6人殺し)実行を目撃した直後に、「落とし穴」で蔵臼・霧江・紗音・嘉音と共に九羽鳥庵地下牢まで運ばれ幽閉。内線でゲストハウスの子供たちと連絡を取り、ワルギリアや山羊の家具と格闘の末、古井戸から脱出に成功するが、直後にシエスタ姉妹により殺害されたことになっている。410が号令をかけているが、単独狙撃かどうかは不明。描写を信じるなら11番目の犠牲者。
- 夜10時45分頃、ゲストハウスに最初の連絡。「お互いが全員代わる代わる電話に出た」らしいので、殺害はこれ以降?
- 殺害シーンの描写は、黄金の曲線が「額から後頭部にかけてを貫き、縫った」とある。紗音の死に動転しているところを狙撃されたとのこと。
- TIPSの南條の銃創の位置(右上側頭部)と狙撃位置の描写がずれている?
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